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2025.06.28
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カテゴリ: 野球論





夏を前にすると胸が騒いできます。

もうおそらくお呼びがかかることはないんだろうけど、
今から指導させてもらえるとしたら……

そんな夢物語を思い描きながら、今日も勉強です。





これを読み始めました。

さっそく思うことがあったので、
書き残しておきます。


第一章 第二項
『不調のエースか、好調の控えか ――勝つための起用法』より


落合博満氏が中日ドラゴンズの
アドバイザーを務めていた2016年。

視察に訪れていた都市対抗野球において、
出場32チームがベンチに何人投手をいれているか

8割近くのチームが6〜7人でした。




落合氏いわく、都市対抗を勝ち抜くなら
投手を『9名』入れたほうがいいそうです。

一戦必勝のトーナメントにおいては、
調子の悪いと分かっている投手を引っ張りすぎると
致命傷となります。

投手をどんどんつぎ込む必要がある。
だからこそ投手の頭数が必要なのだと。




僕が高校野球の監督時代、
同じ地区に名将と呼ばれている監督さんがいました。

女子が多く、野球部の部員は慢性的に足りない商業高校。




そのチームと対戦した際、
あまりに大胆な作戦で驚いた思い出があります。

先発投手を初回で諦め、
2番手投手も打者二人で交代し、
3番手投手も1イニングで下ろして……



当然、投手交代のたびに投球練習の時間が挟まります。
こうなると試合も間延びして、
なんとなく戦闘意欲を削がれてしまい……

チーム力も部員の数も、こちらが圧倒的に上回っています。
5回コールドだって視野に入っていたんです。

しかし相手の奇策に押され、
思うように力を発揮できませんでした。
なんとか7対4で勝ったものの、負けたような気分です。



試合後に、相手の監督さんにお話を伺う機会がありました。
なんと、『部員12名のうち、10名に投手経験を積ませた』と言うのです。


「投手が多いと、いろいろ得だよ」


試合中の厳しい表情を解いて、
優しく教えてくれた監督さんの顔が、今でも脳裏に浮かびます。



部員が12人しかいないのだから、投手を代えるのも一苦労のはずです。

守備位置だって大きく入れ替わるし、
いつでも投げられるように肩を作っておかなきゃいけません。


それでも、出てくる投手が大きく乱れることもなく、
守備に綻びが出ることもありませんでした。

キャッチボールからコントロールを意識して。
守備位置ごとの動き方を頭に叩き込んで。
相当な準備があったに違いありません。



名将と呼ばれる人は、
眼の前の一線を勝ち抜くために綿密な計画を立てて、
周到な準備をしているものです。


強いチームとは、
『勝ち方に再現性があるチーム』
だと思っています。

勝ち筋を作り、導くこと。
これが監督の仕事なのでしょうね。





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最終更新日  2025.06.28 10:00:05
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