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ゼロイージー

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2005.08.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
現在、ご縁のある何人かの方の訪問リハビリをしています。


その中には痴呆が進み(現在は認知症と言います。)寝たきりになってしまっている方もいます。


現在の医療システムから言えば、こういった方にリハビリをするということはしません。


だって、回復の見込みが無いですから。

(まぁ、お金の無駄遣いと言われるでしょうね。)


厚生労働省もきっと、あんまりいい顔はしないはずです。



それでも私は週に何度かお伺いして、手足の関節を動かし血行が良くなるように施術をしています。


何故でしょうか?



それは、その家族の方が精一杯介護をされている姿を見ているからです。




「この寝たきりの父のためにもっとしてあげられることはないか?」


という思いに、このお父さんとのご縁を結ばさせていただきました。



そして、私もこういう方と接することによって理解できたことがあります。


それは 『リハビリとは症状の回復ではなく、人間としての尊厳の回復を目指すものだ』 ということです。



「意識もしっかりとせず、回復の見込みの無い寝たきりの人の手足を動かして何になるの?」



それが現在の医療界の代表的な意見です。



でも、私は思うんです。


いくら社会的に回復の見込みが無いからと言って、ベッドの中で関節がどんどん縮こまって人間らしくなくなっていくのを放っておいて良いはずがない、と。


以前、老人病院で働いたことがあったのですが、それは悲惨なものでした。


現代の”姥捨て山”だと思いました。







このお父さんも症状だけを見れば絶望的です。


でも、これから人生の終焉のときに向かっているこの方が、少しでも人間としての尊厳を持っていられるようにお手伝いができたらそれで良い、と考えました。


そして、そう気持ちを切り替えたらやるべきことがたくさん見えてくるものです。



リハビリを始めて1年近くが経過しました。


当初は固まっていた膝も、今ではご家族が驚くほど伸びるようになりました。





そして、何よりご本人が気持ち良さそうです。


「先生が動かしていると父も痛くないみたいね。私だと痛そうな顔をして怒るから」


そんなお父さんの姿を見ているからこそ、ご家族も私に委ねてくれるわけです。



これが医療機関の組織に入っていたらここまではできませんでした。


個人でやっているからこそできました。



『症状を診るのではなく、その人の人間としての尊厳を診る』



これは、これからの私の課題でもあります。





花いっぱいの街0802


花としての尊厳、それは精一杯咲くこと。かな。。。





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Last updated  2005.08.02 23:51:45
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