2022.01.31
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​​​​​​前回はかなりのショッキング回でしたが
今回は落ち着いて過去の記憶を巡り、
『あのときは…』的な感じだったはず…


…じゃなかったな


そういえば今回も
戦闘シーンこそほとんどないものの
ショッキングな場面や衝撃の事実が明かされる
​​特に ジークお兄ちゃんの心情的に ​​ )色々満載の回でしたわ…

原作既読組ですが、

原作コミックの衝撃がよみがえったり、物語の補足ができる
アニメの力ってやっぱり凄いなー、と

かなり心底感心しております。

グリシャとジーク、グリシャとエレン
それぞれが揃ってそっくりな表情してるシーンがあるんですよね今回。







◆第79話(Final Season 20話) 未来の記憶




ジークは「グリシャになされたエレンの洗脳を解く」ため
今回は兄弟二人で父親グリシャの記憶を辿り
父親がどうやってエレンを洗脳してきたかを確認しようとして。

でも実はグリシャがエレンを洗脳していたわけではなく、
エレンはずっとエレンでしかなかった ことを知り、

さらにはグリシャは二人目の息子エレンだけではなく
一人目の息子ジークのことも忘れず愛していたと告白され、

ジークのトラウマがひとつ消え ​まで​ ​はしないけれど薄れて​

​…だが、しかし。

グリシャはこの先に起きる恐ろしい出来事を
未来の記憶で知り、エレンを止めてくれとジークに告げる。​




という回でした。

それにしてもちらっと出たケニーが懐かしいー…




​​​​​​​​​​​​​


実は私、過去に原作のこのあたりで
話自体はとても面白いけれど脱落しかけました(マジ)

というのも、
エレンがどこまで過去の進撃継承者に干渉してたのか
どこまで過去に関わっていたのかが
かなり本気でわからなくなった ため。

過去のアレもあの場面も
エレンが干渉していたら”起きなかった”事じゃん?
エレンが悩んだり迷ったりする必要なかった事じゃん?
過去改変可能ならなんでもありになっちゃうじゃん?

と思っていたから。​



(※以下ちょっとネタバレ含む部分アリなので隠します)

でも諦めず最後まで読んでいるうちに
カルラの死にも関わっていたというシーンで
色々納得できたりしました。
すべてが”物語を終わらせる”ために必要だったという意味で。



今回のシーンの中では特に、

地下室でうたたねしていたグリシャが
「ごめんな…ジーク…」と名を呼び
「そこにいるのか…!?」と飛び起きる場面。

ここで ジークだけではなく
エレンもまた驚いている のですが、

ここは

今エレンが見ている内容が未来の記憶として
グリシャにフィードバックして見えていた

と考えていいんでしょうか。
それとも素直に父親の第六感的なもの?だったり?



そしてグリシャの過去への後悔が垣間見えたここから
主導するのがジークからエレンに代わりますが、



でも、奇しくもジークが言ったセリフ自体は当を得ていたんですよね
「過去の失敗を踏まえて」

ただしそれはジークが考えていたように
”復権派としての失敗” じゃなくて
”父親としての失敗” を踏まえて
今度こそ父親としてちゃんと息子を愛そうという
グリシャの想いがあったという。



そしてジークが考えていた
「父親の望みどおり戦い続けている」というのも
「エレンは自分の自由のために自分の意思で戦っている」
という結論に達して。

父親に愛されたかった息子としてのジークの方こそが、
父親を憎むことで父親に囚われ続けていて。

そこをエレンに指摘されて。哀れな男とまで言われて。

それにしても、そこまで来ても
ジークのエレンへの愛情が 一切揺るがないというのは凄い
ような気もする…


クサヴァーさんのことがあったとはいえ、
世界を救う前にたった一人のお前を救いたい。
はなかなか言えるもんじゃないですよ…?



ところで
少年時代のあの事件のシーンの後で
マフラーを巻いてもらったミカサが
「あったかい…」とつぶやくところ
少年時代のエレン顔赤らめてるんですよね。
そして大人のエレンはそれを見ている。

ダイナ巨人との接触があったあの時とか、
あと(※以下ちょっとネタバレ: 最終回のあのシーンとか

マフラーを巻く=エレンが愛情を示す シーンとなる
その萌芽がここにあったんだなー…




​​​​​​​


そして1巻のあの場面に続く、

「ここで誰も続く人がいなかったら」
「今までに死んだ人の命が無駄になる」

というエレンのセリフ。

これ、少年エレンにとっては調査兵団のことであっても
エレンとグリシャにとってはそれと同時に
”歴代の進撃の巨人継承者”のことを指しているんですよね…

その後、地下室の鍵を見せるときに
グリシャが少年のエレンではなく
今のエレンを見ていたということ。

原作でも見事な伏線だったわけですが
今回アニメで見るとまた感慨深い…



そしてここからハードな展開。

それが報いだと
滅びを受け入れようとするレイス家(フリーダ)
そりゃエレンも激怒しますわな。

そしてレイス家もジークも初めて知る
”進撃の巨人”の能力
「未来の継承者の記憶を覗き見ることができる」
がここでとうとう明かされて

でも、子どもは殺せないとくずおれるグリシャに


「これは」
「父さんがはじめた物語だ」

と、

立って自分のなすべきことをせよ

と、

クルーガーとイェーガー
過去と未来の二人のエレンから告げられた言葉で
グリシャ立ち上がり
そしてフリーダから始祖の巨人を奪う展開に。

その後のグリシャの後悔と狂気のシーンも
アニメ表現ならではの強烈さですが、

「ジーク、エレンを止めてくれ」 という
グリシャのセリフとともに

現在に戻る瞬間見える
怒りと絶望に満ちた、過去のエレンの顔

あれ

服装からしても
ヒストリアの手に触れて
未来(結末)を知ったときの顔でしたね。

今回の話で19:00頃にヒストリアの手に触れるシーンが挟まれ
21:57頃にエレンがこの表情を浮かべるシーンが挟まれています。

エレンがあの一瞬の間に見た”場面”は
​この先に起きる「 地ならし 」の地獄とともに​
こうした過去の様々な苦しみのシーンだったりもするんでしょうか。

そして直後”現在”に戻って
ジークを見下ろすのエレンの表情からも
”止められるものなら止めてみろ”
な意志が感じられてなかなか強烈でした。


(※画像は第79話より)


ここで終わりかー!

今回もめっちゃ短く感じたー!!




次回「二千年前の君から」

予告でフリーダ対グリシャの戦闘シーンや
フリーダとヒストリアのシーンが一瞬映りましたが、
ここはどう入ってくるんだっけ…?
(記憶が曖昧

内容的には一気に過去に巻き戻って
始祖ユミルの時代の物語
巨人誕生の話になりそうですが

ええと
あの三人の娘のあのシーンとか
アニメではどうするんだろう…






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最終更新日  2022.01.31 17:00:06
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