​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​タイザン５/「タコピーの原罪14話【感想】 ​​​​​​​​​​​ ​<<■>>​ ​​​​​​​​​​​​ タイザン５/「タコピーの原罪」16話【感想】 ​


【考察系はこちら】

​ タイザン５/「タコピーの原罪」【んうえいぬkf考察】 ​
​ タイザン５/「タコピーの原罪」【公式動画＆"掟"考察】 ​
​ タイザン５/「タコピーの原罪」【タイムカメラ考察】 ​

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「ちゃんとおはなし」する決意をしたタコピー

でも東京から帰ってきたしずかちゃんの様子を見る限り
絶望の色しかない瞳をしていて
傷ついていて

そんなしずかちゃんの心に
タコピーの「おはなし」は届くのか。

というところで前回終了でしたね。



あと、今回は

ジャンプルーキー！の編集部ブログで
​ 【第86回】『タコピーの原罪』タイザン5先生インタビュー ​
もありましたので合わせてここに

◆タイザン5
　「タコピーの原罪」15話 (感想)

​内容のネタバレ普通に含みます​。 ​​ 未読の方はご​​ 注意。

タコピーの原罪、第15話感想​-1

今回も書かせてください。

​まさかの。​

まさかのこのような展開になるとは。


タコピー、これはアレですよね。
なんだったんだっけ。何を読んで記憶していたんだっけ。


「誰かが君に謝らなきゃいけない」
「そうじゃなきゃ、君があまりにも可哀想だ」

こういった感じのセリフ。
栗本薫の小説だったような気がするんだけどなー、
「翼あるもの」の透にだったように思うんだけどなー、

その前後の細かいやり取りとかは記憶に残ってなくても、
強烈にインパクトはあったんで、覚えてるんですこれ。

タコピーの原罪、第15話感想​-2

やっと感情を爆発させることができた
しずかちゃん。

世の中の理不尽を一身に受けたように、


ひとりぼっちの子供の力じゃ
何もできなくて、解決策なんてなくて。

お星さまにおねがいすることしかできなくて。


でも

そんなふうにおねがいしていた

いなくならないお父さんも
おいしい給食も
いじわるのない学校も

結局のところしずかちゃんは
それそのものを求めていたわけではなくて、

それらが象徴する
安定した環境だったり安心できる人だったり、
つまりは、

しずかちゃんを見て
寄り添って くれる誰かが
話を聞いて くれる誰かが
どうすればいいのか教えて くれる誰かが

欲しかった んだと。

前回、季節がいくつも変わる中で考えぬいて、
​ タコピーはちゃんと正解にたどりついていた んだわこれ…​



だからこその、

タコピーには難しくて
しずかちゃんの問題を解決するには
どうすればいいかなんてわからないけれど

「ごめんね」
「何もしてあげられなくて」
「何かしようとして」
「きもち全然わかんなかったのに」
「おはなしきかなくてごめんっピ」
「何もわかろうとしなくてごめんっピ」

そして、
きっとこれは
高校生まりなちゃんへのものでもある言葉。

​​​​「一人にしてごめんっピ」​ ​ ​​

わかってても
泣くしかないでしょこんなの



そこからは、

タコピーが一人で考え抜いていたときのように
しずかちゃんの伸びた髪を切るくらい長い時間を

誰にも何にも邪魔されることなく
ずっと二人っきりで過ごして。

しずかちゃんは泣きたいだけ泣いて。
タコピーは何もできなくてもただずっと寄り添って。

…そっか。

しずかちゃんにとっては
タコピーがいまいるその場所が、もとはチャッピーが居たポジションで、
だからこそチャッピーがいなくなってからの狂乱ってのもあったんだよな…

タコピーの原罪、第15話感想​-3

そしてとうとう。

しずかちゃんが何カ月も泣くだけ泣いて
それまで心に溜まっていた
理不尽への怒りも苦しみもすべて出し尽くして
やっと悲しみだけで静かに泣けるようになったところで


タコピーはしずかちゃんといられたことについて
​ ​「幸せ」 ​​ （※「ハッピー」ではないんだ…） と口にして、


壊れたハッピーカメラを
自分のハッピー力を犠牲にして
最後にもう一度だけ使って


あの日あの時にしずかちゃんを戻す 。


それがタコピーが自分の望み
​「きみをものすごい笑顔にしてみせる」
​ を叶えるために

しずかちゃんにしてあげられる
たったひとつの事で。

そして残す言葉と気持ちは

​「幸せだった」​

と

​「ありがとう」​


…って、待ってー

最後の2016年に戻ったしずかちゃん、
何もかも忘れてる状態で
「なんだっけ…」って呟いてるって

でもきっと何か解決の糸口があるんだろうけど
ここまで来てバッドエンドは無しだろうけど
最後の最後までハラハラさせる要素があるってー

タコピーの原罪、第16話への考察と予想

「生まれてきてくれてありがとう」
「いっしょにいてくれてありがとう」
「やさしくしてくれてありがとう」
「きみといっしょにいられて幸せ」

愚考するに、

しずかちゃんはこれまで生きてきた中で、
親子や友人や、他者との関係の中で
どこかで自然になり、
思いやりの心をもつなりしてもらえるはずだった
こうした言葉をもらったことがなくて。

今回タコピーがずっとしずかちゃんに寄り添ってきて
その結果としてこれらの気持ちを伝えたからこそ

2016年に戻ったしずかちゃんは
何かが変わっている。

そのことから
絶望しかなかったはずの
未来を変えることができる
きっかけになっているのではないかと思うのですがいかに。



というわけで次回、
2016年のハッピーエンドに至る道は、

作中でいくつかこれまでに散りばめられてきた
道標としてのポイント

​​​『しずかちゃんから東くんへの何らかのアクション』​ ​​

および、

タコピーがしずかちゃんに言ってくれたように
タコピーがしずかちゃんにしてくれたように

何の解決にもならないけれど
それで何かが変わるわけでもないけれど

まりなちゃんが感じている
パパやママに関する理不尽に対しての

​ ​『しずかちゃんからまりなちゃんへの言葉』 ​​

と、

​ ​『まりなちゃんに寄り添ってゆこうとする姿』 ​

​ なのじゃないかと。

そんなこんなをちょっと予想。
（…いや、外れるんだけどさ私の予想って…）



そして

もしかしたらまだ謎の多い
ハッピー星の最も大切な掟についても、

「一人でここへ来た」 という掟破りの意味は
＝「誰かと 複数でここへ来なければいけない 」

ではなく

「一人でここへ来た」 が掟破りなのは
＝「（タコピーも）誰も ここへ戻って来てはならない 」

つまり、

ハッピー星の最も大切な掟とは、
​「​​​誰かの幸せのためにその身を犠牲にすること​​」
​ ​
​ （タコピーがそのハッピー力を使うことで
　ハッピー星に何かのインパクトが起きたり何かが届いたりしている ）

が重要だったという可能性もあるのでは
と考えてみたりして。​



で、だからこそのタイトルが
​『タコピーの「原罪」』​ で、

タコピーが地球で出会ってきた人たちの
​​罪をすべて背負って贖う、慈愛の物語​​ だったという
解釈になるのではないかな…






あと、ちょっと小ネタ的なとこで、


保健所の人の胃の中 " ​も​ " 調べなきゃ…って…
しずかちゃん、やっぱり妹たちのは調べたのね…

と、

踏まれて石で何回もゴッゴッと殴られて
それでもほぼダメージなさそうなタコピー頑丈すぎ…
​​​​​​​
という感想も…