コウノスケ「ゴダイゴダイゴ」36話【感想・32】（2023.1.23）

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2023.01.23

コウノスケ「ゴダイゴダイゴ」36話【感想・32】（2023.1.23）

テーマ：これまでに読んだ漫画コミック(3204)

カテゴリ：コウノスケ/ゴダイゴダイゴ

前回の感想で書いていた
聖典に関する様々な疑問点、

今話で琴花ちゃんが
篤心さんに電話で問いかけてた内容
ほぼそのまんまだったので
思わずちょっと笑ってしまいました。

あのときの私、琴花ちゃん乗り移ってたんでしょうかｗ
あらやだヲタ女的共感作用なのかしらコレ

そしてその電話相手である今回の篤心さん、
以前感じた印象よりも遥かにマトモ……というかフツー
33話で聖嶺さんに叱られて
あの”上から目線”について改心した感

もともと「弐等使徒」という階級のようなので
信仰の深さや貢献度などの度合いにより
さらに上の「壱等」とか下の「参等」とかあるのかとかも
ちょっと気になるところ。

聖嶺さん以外の巨大ヒーローについて
「俗物」と言い切るくらいに
聖嶺さん絶対支持っぽかったけれど、

それでもその聖嶺さんの
心の支柱である「聖典」に対して
「絶対者の救済については重要視してない」、

でも「絶対者の十戒」という形で
「人々に希望を与え、道徳を説くこと」には価値がある、と言い切るあたり
「しっかりリアルを見ている」人っぽさが出てきましたね。

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第36話感想です。 

33話で聖嶺さんが持参した
ダイゴさんへのお土産、
ようやく中身が判明しました

聖嶺さんにとっては
自分の思想に共感して
共に教祖として歩んでゆくための物 であったものが、

人を騙すことになってしまったとはいえ
人の心に希望を与えている
旧友のピンチを救うための物 となりましたが、

このように、
登場人物それぞれの意思や思惑、感情の違いで、

ひとつのアイテムに幾つもの意味をのせる というのは
展開として本当に大好きですー

そして「聖典」については、

元のノートに記されていた
「救済」の部分 である
予言および謎の部分はさておき、

「絶対者の十戒」という決まりごとの部分 は、
「人々に希望を与えるため」に
後から聖嶺さんが作り付け加えたものではないかと
思うのですがいかに。

これ、まだ作中では言及されていませんでしたよね

となると、やはりこの聖嶺教は

父の意志を継ぎ、母の心の救済となるためにという
個人的な感情がその根っこにありながらも、

それでも
怪獣による破壊の恐怖に慄く時代の
人々の心の拠り所となり支えとなるために

しっかりと考えて構築された
善性のものなのだなと思われます。

しかしながら
それでもそこに不穏を感じている
琴花ちゃんの勘？感覚？が気になってしかたないですわこれ……

今回の物語の中で
末世に生きる人々の希望、心のよりどころ、
とか色々と考えていたんですが。

なんだかすごいものを発見してしまいました。

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凡愚の私はとても気になりつつも、
こののぼりの使いどころが皆目わかりませんのよ……

……それにしても、

もしかしてあの聖典の最後の一節、
”「全ての源たる絶対者」が憑依し” が

今回の ”ダイゴさんが聖嶺さんの姿をとる”
ことを指しているとすると、

すべての源たる絶対者って
最初の巨人であるダイゴさん
あるいは
ダイゴさんの心の中にいる謎存在
のことを指していたりするのでしょうか……

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