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タイトルそのものからハロウィーンエピですが、いつものBLにしては大人しい仮装パーティでしたね。それよりもインパクトのあった、ダークな幽霊屋敷が怖い…今年のアランとデニーは"Lennon Sisters"という60年代に活躍した4姉妹のコーラスグループのコスチュームらしいです。意外に、James Spaderの化粧が色っぽかったりします。(爆)ジェリーがまた裁判を持ち込みましたが、これはかなりまともで、今回は盛りだくさんの面白い回でした。・ジェリー・エスペンソンの偽証裁判ジェリーが連邦裁判所の死刑に値する裁判で陪審員になることになり、予備質問で死刑に賛成か反対かを問われた。実はジェリーは反対だったのだが、賛成な者だけが陪審員になるのは不公平だと考え、問題提起のためにあえて反対ではない、と答えて引き受けた。ところが、裁判後に雑誌のインタビューで実は反対だと言ったため、偽証したとして逮捕されてしまった。このままだと3年の懲役となり、検事は取引を申し出たがジェリーは断ってしまう。偽証は重罪で、非常に難しいケースだが、弁護を引き受けたアランは最終弁論で、始めから死刑ありきの裁判では「推定無罪」はあり得ず、「推定無罪」の概念こそ、アメリカの司法制度の土台であると訴え、無罪を勝ち取る。・リンカーンの名誉毀損の訴えスコット・リトルの裁判の中で、隣人のリンカーンに対してジェフリー・コーホーが「人殺し」などと言ったことについて、リンカーン本人が代理人となり名誉毀損で訴えるという。ブラッドが弁護に着くことになるが、リンカーンは殺されたフーパー判事の夫を証人にたてて、ジェフリーの発言を批判する。裁判では、法廷内での発言は問われないという原則に、記者会見の時の発言も当てはまるとして無罪となる。不満なリンカーンは判事に恨みを抱き、駐車場で殴り殺してしまう。・ダニエル・ポストの臓器売買デニースの元にダニエルの死を伝えるマリアッチグループがやってきた。悲しみにくれるデニースはお別れをするため、臓器移植した後の遺体の残りと対面するがあったのは別人の足のみで、ダニエルの臓器はそれぞれブラックマーケットを通じて売られてしまったという。そこに世界をまたにかけた臓器売買のディーラーがいることがわかり、デニースはダニエルの「頭」があるというセーラムのお化け屋敷に向かう。しかし、そこでデニースが見たものは果たしてダニエルの頭だったのか?・デニーとベサニーの親子関係ベサニーのお願いで彼女の母親に会ったところ、かつて婚約していたベラであることがわかる。しかも、ベラによるとベサニーはデニーの娘だという。ベラは娘とはもう会わないでくれというが…まず、リンカーンとジェフリーは個人的に話し、リンカーンの心の傷や寂しさを知ったジェフリーが謝ったのですが、裁判長が同じようにリンカーンを扱ったために、恨みの対象となってしまいました。花が好きなリンカーンらしく、スコップで殴った?次週はもしかしてジェフリーが弁護をすることになるのでしょうか?ジェリーの「変な癖」は次第に増えて、「アリー」のジョンのような雰囲気になってきました。彼の前ではアランは良い人になれますね。内臓を見ても彼のような気がしない、というデニースの気持ちはわかります。(爆)死んでから、移植のために切り分けたにせよ、かなりダークな展開でした。本物の人体を使ったお化け屋敷なんて、何のためなのでしょうね。シャーリーの「死に神」の仮装は、デニースにはキツイジョークでした。(笑)デニーとベサニーの関係はもし本当に親子なら犯罪じゃないでしょうが、相当に問題です。これも来週に持ち越しですね。地味にメリッサがジェフリーの秘書に異動してしまいました。これはいなくなるというお膳立てですかね。
February 21, 2009
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ついにスコット・リトル裁判の判決が出る。一方、アランはサリーと関係を取り戻したものの、彼女の「その後」の行動に悩みを深くする。判決は後回しにしても、決定的な証拠はなく、ただセラピストの告白ビデオだけという状況では、むしろ検察側の方が不利だったのかも知れません。「Shark」でも言っていたように、弁護側は陪審員に「合理的疑い」を抱かせればそれで良いのですから、マスコミが煽らなければここまで苦戦しなかったのでは?という印象です。スコットの父親の証言によると、息子は病気で、サイモン医師も精神疾患であると言う。仕事上支配的な判事に、母親との関係を重ね合わせ、母親に対するのと同じように自己嫌悪や憎しみを判事にも感じていた、というのが検察側の意見。ジェフリーは、サイモン医師が嘘をつく人間であることを認めさせて証人として不適格であるなどと訴えるが旗色はいよいよ悪くなって行く。最後の望みをかけて母親のバーバラを証言させるが、ジェフリーは「Bプラン」を実行し、母親こそが犯人ではないかと名指しして、法廷を混乱させる。判決は無罪となったが、実はまさに母親が判事殺しの犯人だった。やはり親子は肉体関係を持っていて、母親は息子のためなら何でもするつもりでいた。ラストの親子キスシーンはかなりグロかったです。(汗)アランはよりを戻したサリーがSEXの後さっさと帰ってしまうことが不満で、鬱憤をつのらせる。セラピストのジョアンナのセッションをサリーと受けてみるが、結局は関係は終了し、サリーはブラッドとよりを戻した。デニーに親密な関係が欲しいのか、と言われて「すでにあなたがいる」と答えていましたが、その上で女性と「心地よい関係」になろうとするのは贅沢な話だなと感じました。(爆)サリーがブラッドとだと、ぐーぐー眠れるのも判るような気がします。ところで、ジェフリーは一瞬デニースに心が動きかけたようですね。登場したときは「変人」ぶりを見せていましたが、最近かなりまともな人に見えてきました。婚約解消して、2人の関係が進むということはあるのでしょうか。来週は、リンカーンが引き続き出演するようですね。何か起こりそう?
February 13, 2009
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スコット・リトルの裁判がついに開始。今回は、クレイン・シュミット事務所がまともに戦いましたね。証拠やアリバイを追及したり、検察の矛盾を突いたり、ジェフリー、クレア、デニースはちゃんとした弁護士という感じですが、そうなるとパートナーのブラッドの立場がないですね。事務所で何やっているんだろう?(笑)そしてシャーリーに冷酷にも事務所を辞めさせられた(爆)、サリーがゲスト出演です。・マーシャ・フーパー判事殺害事件スコットのセラピストに身分を隠して近づいたクレアは真実を明かし、スコットとフーパー判事のセラピー内容を渡すように迫る。マーシャは精神不安定だと言われるスコットに合い鍵を渡し、殺されるかもしれないという警告を夫から受けてもその日にSEXをしていた。クレアは、証人で夫のブライアン・フーパーに対し、妻の不倫とスコットの「犯行予告ビデオ」を知りながらすぐに帰宅しなかったこと、11時に戻るまでアリバイがない事などを指摘して、妻を殺したのではないかと尋ねる。また、隣人でマーシャのストーカーだったリンカーンについては、犯行現場に残されていた花を持ち込んだのではないか、犯人では?と詰め寄る。ところが検察側はスコットの別れた父親を尋問し、スコットが実の母親と性的な関係を持っていたという証言をさせる。これで一気にスコットの印象が悪くなってしまう。・信仰が理由の解雇を不服としてジェリーを訴えた件自分の事務所を持ったジェリーが雇った弁護士がサイエントロジーの信者で、仕事に差し支えるようになったので解雇したところ(解雇権付き雇用)、「信教の自由」を理由に1万ドルの訴訟を起こした。代理人はなんとかつてクレイン・シュミット事務所にいたサリーだという。アランはサイエントロジーだけでなく、他の宗教の教義を批判し、今の世の中が宗教によって脅威にさらされていることなどを話す。信教の自由は認めるが押しつけはいけないと主張した結果、ジェリーは無罪を勝ち得る。サリーへの未練が蘇ったアランはサリーと寝るが、ジェリーもサリーに好意をもっていた。人間関係ではせっかくの進歩だが、ジェリーは2人の関係を見てショックを受けてしまう。デニーとベサニーは本気になってきたようです。これまで、さまざまな女性を追いかけたデニーも、レポーターとの関係でベサニーにそっぽを向かれると気になるのか、態度が違いますね。彼女の強さ傲慢さが若い日の自分を思い出させるという。あまり良い印象のないデニーですが(爆)、ベサニーとの関係は応援してしまいたくなりますね。スコットの裁判は来週が最終弁論ですね。今回の証言を聞いて、何となく犯人が見えてきたような気がしますが、さて真実はどうでしょう。サリーは努力したのか、さらに美しく強くなっていました。サイエントロジーは「Nip/Tuck」にも出てきましたね。批判的に描かれることが多いですが、他の宗教についてもそれが原因の争いは「もう勘弁してくれ」というスタンスだったのが興味深かったです。確かにそうなんですね。何を信じても良いが、人には押しつけないで欲しい。個人の生活以外ではトラブルを避けるためにも、触れないのが一番です。そして、お人形とは親しくなれるジュリーがサリーにアタックしようと思ったのは進歩だけれど、悪い癖でアランが割り込んでしまい、ジェリーが心を閉ざしてしまわないと良いですね。
February 6, 2009
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マーシャル・フーパー判事殺人事件については、まだまだ続くようですね。それにしても、デニーvs.アランのレスリングはあまり見たくなかったなあ~(-_-;)釣りとかゴルフとか、カードとか、そういうのではだめだったのでしょうか。アランはもうちょっと策を弄するかと思ったのですが、あっけなかったですね。・マーシャ・フーパー判事殺害事件スコット・リトルが保釈される。情報を漏らしたセラピスト・サイモンからさらに情報を得るために、クレアがバーで近づく。サイモンはマーシャから好意を持たれていたと言い、かなりの女性好きだった。デニースは現場写真に写っていた花束を見て、マーシャに付きまとっていた隣人のストーカー(リンカーン)が現場にいたのではないかと考える。ポールは夫のフーパー判事に勝つためにはどんな手も使うと脅す。・ベサニーのクライアントが保険会社を訴えた件妻が心臓手術することになり、保険会社がインドで手術するように指示し、現地で死んでしまった事を訴えた裁判で、デニーがベサニーを励ましたおかげで冒頭陳述で陪審員の心をつかみ、保険会社側は95万ドルの和解金を提示する。デニーは改めて食事をするようベサニーに申し込む。・ホームレス人食事件ホームレスの友人が死に、火葬している途中で空腹から友人を喰ってしまったニコルズを、ギンズバーグ検事が自分の選挙キャンペーンに利用しようとした。アランとシャーリーはニコルズ本人に証言させ、生き残るためにしかたなかったこと、そしてホームレスは死んだら朽ち果てていくしかないという現実を陪審員に印象づけた。アランはギンズバーグ検事による不当な起訴であるとし、人食が罪だとは明文化されていなことなどを訴え、無罪を勝ち取った。アランはニコルズにポケットマネーを与える。サイモン医師は患者の事をぺらぺらしゃべる上に、かなり女性好きで危ない感じ。この手の聞き込みは苦手そうなクレアは用心しなければいけませんね。しかも殺されたマーシャが自分に惚れたと言っていましたが、どういう意味があるのでしょう。サイモン医師も浮気相手の一人だった、ということでしょうか。隣のリンカーンも接近禁止命令を破って家の中に入っていた可能性がありますし、夫のブライアンなど、疑わしい人物は増えていくような感じです。ところで、アーミン・シマーマンとレネ・オーバージョノーのお二人が「友達だ」「友達じゃない」と言い合うのは楽しかったですね。役柄の上だけでなく、プライベートでも親しい関係のはずですし。デニーが裁判の時に「デニー・クレイン」と繰り返すのは、自分が誰か、なぜここにいるのか忘れそうになるから。それはBSEだという訳じゃなく、弁護士なら誰でも感じるプレッシャーなのでしょう。健気にがんばるベサニーには、さすがのデニーも好い人に徹しておりました。それでもお耳をぎゅっとつねられるのは新しい刺激のようです。(笑)そして、シャーリーにあこがれるアランは、デニーの許しをもらおうと思ったが、絶対に譲ってもらえない。(爆)シャーリーは別にデニーのものではないはずですが、アランは友情を裏切れない。デニーは絶対にシャーリーを渡さない。5秒で片が付いたと聞いて、がっかりしていましたけど、シャーリーもその気があるのかしら?人食の話を飛行機で遭難した人の話につなげるのはちょっと苦しかったかなあ。要するにホームレスの人たちが死んでも埋葬もされず、放置されるのならそれはボストン市の問題ですよね。2週間も食べられない人をなくすようにギンズバーグ検事はこういうところを変えて行かなくちゃ。遭難したとき「君は僕が死んだら食べますか?」というのは、イエスでもノーでも究極の友情なのでしょうね。
January 30, 2009
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なんだか「アリー」の様なエピソードでしたね。ディナーシーンで流れていたのは、おなじみのVonda Sheppardかと思ったら、Toby Lightmanの"My Sweet Song"という曲だそうです。なかなか良い感じ!そして、ゲストにまたスタートレック出演者が出てきて、まるでコンベンションかというラインナップです。(笑)ブラッドは本当にレギュラーを外れたのかと思いました。(爆)・フーパー判事殺害事件の続き被告のスコット・リトルは相変わらず不利で、ジェフリー・コーホーは夫のフーパー判事に他にも浮気相手がいたのではないかと言って、怒りを買う。検察のワイナント検事補は、コーホーが名声のために弁護を引き受けていると言い、スコットに司法取引を持ちかける。担当のクーパー判事はワイナントの行動に激怒する。コーホーはスコットのセラピスト、Dr.サイモンが患者の秘密を漏らしたと追及するが、実は夫のフーパー判事も患者で、心配してスコットの録画テープを妻が死んだ日に夫に手渡していたという。コーホーは判事が妻の浮気を知り激怒したのではないかと考え、スコットにセラピーのテープを全て弁護側に渡すように頼む。隣人のストーカー男は夫が戻ってきたのを目撃したという。一方、スコットの別れた父親が検察側の証人に立つことになった。両親は今も険悪な雰囲気で、裁判への影響が心配される。・デニーがベサニーに訴えられた件人前でちびっ子と言われて傷ついたとデニーを訴えたが、デニーの代理人となったクレアが、あこがれていたデニーから拒絶されたのが原因だろうと言い当てたため、ベサニーは和解を申し入れる。その条件として担当している保険会社への提示額をつり上げるのを手伝って欲しいというと、デニーはベサニーに反省し、裁判をバックアップすることにする。・シャーリーの元夫アイヴァンがシャーリーを訴えた件新妻ミッシーとの間に結んだ契約があまりにも一方的で無理矢理契約させられたと、アイヴァンがシャーリーを訴える。アランがアイヴァンの弁護につき、判事はシャーリーが証人となるのを認めてしまう。アイヴァンは未だに未練たっぷり。アランはアイヴァンがミッシーと離婚していないと嘘をついて元に戻ろうとしたので復讐する気持ちで契約させたのだろうと言う。裁判ではアイヴァンとシャーリーの夫婦けんかの様相を呈したので、判事は法定侮辱罪にするぞと怒る。シャーリーは一度の食事できっぱりとアイヴァンを拒絶する。スコットの裁判はまた持ち越しですね。そしてスコットの父親役でスタートレック・ヴォイジャーのEthan Phillipsが出てきました。今回はArmin Shimerman(クワーク)とRene Auberjonois(オドー)の2ショットもあったりして、撮影時はさぞ楽しかったでしょうね。(笑)デニーはやはりベサニーにホットになってしまって、デートは続けるようです。シャーリーはアランからも思われて、モテモテですね。うらやましい。それでも、アイヴァンには何度も失望させられたというのですから、同情します。アイヴァンもいい加減諦めてミッシーと暮らしなさい。(爆)モリーさんのブログ
January 23, 2009
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NYへ行ったマーリーンの代わりに、男女2人の新人がやってきました。これまでのキャストに比べても遜色ない個性の強さ?男性のジェフリー・コーホーは相当の自信家で、人を人とも思わない言動が目立ちます。なにやら、シャーリーと間違いがあった?ということらしいのですが、シャーリーもなかなかやりますね。同年代のブラッドは自分の立場が危うくなったと思ったか、いきなり入ってきたジェフリーをライバル視しますが、全然相手になっていません。デニースはジェフリーがパートナーなのでそれが気になって仕方ない。女性のクレア・シムズはボストンに「気持ち悪い」を連発。歯に衣着せぬ物言いで、見たままを言うので、こちらも始めから目立っています。(爆)・ハーパー判事殺害事件先週登場したハーパー判事(アーミン・シマーマン)の妻がベッドで撲殺された。妻もまた判事で美人で有名で、助手をしているスコット・リトルが遺体を発見した。スコットは判事と不倫をしておりキャリアを棒に振るのを恐れ、警察に届けるべきかどうか相談に来たので、早速ジェフリーが担当することに。判事にはつきまとう隣人がいて、接近禁止命令がでていたという。ところが、スコットが逮捕されてしまう。セラピーで殺したことをほのめかしたビデオを判事が証拠として採用してしまったためで、マスコミも大騒ぎし始め、裁判は大変なことになりそうだ。始めは殺していないと言っていたスコットは、「神が命令した」と口にするようになっていた。ところで、判事役はボストン・パプリックのグーバー教頭役だったAnthony Healdですね。また、ワイナント検事補は、「REAPER」のソックじゃないですか!こんなまじめな役もできるんだ~(笑)そして、ジェフリー・コーホー役のCraig Bierkoは本当にNYの人なのですね。意外なつながりで、シーズン1にローリー役で出ていたモニカ・ポッターのコメディ"I'm with Lucy"に出ていた、というのが発見です。どんな役だったっけ?・クラリスの育児休暇を求める訴え養子をもらって育児休暇を取ろうとしたら、解雇されそうになったというクラリスは、どうみても男性。アランが担当するが、クレアがサポートに入る。彼女の女装癖には雇用主も困っているのだが、女子トイレに入らないと約束するなら解雇は取り下げるという。クレアはクラリスでない自分(クラレンス)をもっと磨くべきよ、と説得し、ボストンでの友人になって欲しいと頼み込む。DEKのドラマでは、こういう女装しているキャラクターが好きですね。日本でもこの手のおじ・おばさんをよく見かけますけど、こんなにファッショナブルじゃないです。(笑)そして、デニーは相変わらず女あさりの日々。この道に「老い」はないですね。終生現役?今度のデート相手はネットで見つけた弁護士で美人。楽しみにデートしてみたら、意外な体型の人だった。このベサニー役の女優さん(Meredith Eaton-Gilden)、よく見かけますね。CSIやHOUSEなど、その身長をダイレクトに話題にするので、大丈夫なのかとびっくりしてしまいます。でも、そう思う方が偏見に捕らわれているのでしょうね。デニーもベサニーを見て、すぐにダメだと言いますが、この先も出演するようなのでなにやらあるのかな?と期待してしまいます。テロを防止する上で、服装の倒錯が脅威なのか?というアランの問いかけは、皮肉が効いていましたね。モリーさんのブログ
January 15, 2009
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シーズンプレミア。久しぶりですので、人間関係などすっかり忘れておりました。デニースについては前回の続きですね。大富豪のダニエルが脳腫瘍の男性から肺移植を受けるという案件は、ずっと前「アリー・マクビール」で似たような話がありました。あの時は会社の社長と雑用係が他人には判らない、本当の友人関係になり、社長が心臓移植が必要となって、2人が適合すると知った雑用係が心臓をもらってくれと申し出た、という話でした。判事はアリー本人に判決を言い渡すように言うと、アリーは結局心臓移植を認めない、という判決を出しました。雑用係は、つまらない自分の人生に何か残すことができないかと考えると、これしかないからとアリーに言い、アリーは「何を残すのか」ではなく、その人本人がどうあるかが大事なのだろうと思う、と諭しました。社長も自分が死んだ後に、君という友人がいたことで子供たちは父親を思い出すだろうと言い、このエピソードは大変感動的なエピソードとなりました。(涙)さて、BLではどういう味付けになるでしょうか…・ジェリーの「お人形事件」人間関係が苦手なジェリーが助手席に「お人形」を乗せて優先レーンを走ったために警察に止められ、人形を奪われた。ジェリーにとって人形は心のよりどころ、友達だ。SEXフレンドではない。彼女が酷い目にあったらと警官ともめたために逮捕されてしまう。アランの力で助かるが、ジェリーの女性不信を直そうとSEXセラピーを紹介したところ、ベッドでセラピーしているところをアランの天敵、ギンスバーグ検事の違法な性的関係取り締まりの標的になって、また逮捕されてしまう。アランはあれはセラピーの一部で、性的関係を改善するための薬はテレビコマーシャルで宣伝されているのに、セラピーが低く評価されていることを主張。判事の(バフィ、スタトレでおなじみArmin Shimerman)は、セラピストのジョアンナが国際的に見識を持ったセラピストであることを認めて、無罪とする。・ダニエルの臓器売買疑惑治療の途中で知り合ったトムが不治の脳腫瘍で、しかもダニエルの肺移植に適合することが判ったので、当人同士で移植することを決めたが、ダニエルがトムの娘の大学費用を出していたことから、臓器を買ったと訴えられた。デニースはダニエルが幅広く寄付やチャリティを行う慈善家であることを強調し、シャーリーはすでに卵子や精子など自分の体を自由に扱う権利が存在しているのに、この国の臓器移植システムが機能していない、自分を救う権利も認められるべきだと主張。デニースの恋人を救いたいという熱烈な抗弁で判決は無罪に。ダニエルはトムとしばらく旅行に行くという。デニースはプロポーズを受け入れたが、何でも金まかせで思い通りにしようとするダニエルに「考える時間が欲しい」と答える。デニースの婚約に烈火のごとく怒った「バズ」ことブラッド。この感じだとまたデニースが戻ってくるかも知れません。デニースはダニエルのことを愛していると言いながら、やはりどこか受け入れられないのですね。SEXセラピスト・ジョアンナはかなりセクシーな方ですが、この先も出演するようですので、アランがお世話になるのでしょう。そのアランは、最近はテレビドラマのキャラクターのように自分をよく見せようとしてきた、と告白。素の自分が出せるマーリーンがNYに転勤になるのが寂しいらしい。ジェリーの事件を担当して、アランは性的な意味でなく「触れあい」が必要だと言い、子供の頃母親がズボンの裾を直してくれた時のタッチを思い出していた。「大切にされていると感じた」デニーはそれを聞いて「もう釣りにはつれていかん。」(爆)「人形(ダッチ・○イフ)」、第1話目からやっぱり下ネタですね。金持ちは「お人形」もカスタムメイドで作るらしく、シャーリー・シュミット人形が登場しました。あれは絶対にいやだー。しかも「使っている」し。もういや、さいてー。今シーズンもデニー・クレインは健在ですね。モリーさんのブログ
January 8, 2009
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シーズンフィナーレの後半。(前半)・アラン&デニーパパラッチを撃ったコートニーは逮捕され、アランたちが弁護することになった。コートニーはそのパパラッチとはもめたいきさつがあり、検察側は復讐の意志があったのではないかと追及する。アランは突然姿を現したので誰だか判らず撃ったということから正当防衛を主張することにするが…コートニーが言っていたセレブリティ・ストーカーサイトというのはCSIマイアミでも見たことがあります。一般人がお目当てのセレブが今どこにいるか、目撃情報をサイトに投稿するものだそうです。ハリウッドは業界人がたくさん住んでいて地元の人は見慣れているのじゃないかと思うのですが、これもやはりインターネットとカメラ付き携帯電話が発達したからでしょうね。ゴシップは売れるから追いかける輩も多い。デニーは弁護士という立場を完全に忘れています。ストーカーと何ら違いはありません。(爆)それは、LA支局のバリーも同じ。LAにブロンド美女は他にもたくさんいるでしょーただ、コートニーは熱弁を振るうアランが気に入ったようです。(これもあり得ないけどなああ)ホットなコートニーに迫られてもアランは「デニーが先だ」とクールにかわす。ジェリさん、相変わらずきれいでしたね。最近では「The O.C.」にゲスト出演していましたが、そちらではちょっとワルな役で、そちらもとてもセクシーでした。・ブラッドハンナと話し合って、有罪を認めるかわりに施設送りを短期にしてもらおうと考えたブラッドは、あのレインズ検事補を尋ねる。以前に、レインズがクレイン・プール・シュミット事務所に移籍したいと言っていい加減な面接をしたために根に持たれてしまい、ブラッドはやむなく言いなりになって屈辱を味わうことに。(爆)しかし、担当した判事は求刑が甘いと、公判に持ち込むという。実は判事の娘が麻薬で死んだという過去があり偏見を持っていると聞かされたブラッドは、判事がシャーリーとかつて関係を持っていたことからシャーリーに説得して(脅して)もらう。シャーリーがだんだん恐ろしくなってきました。「あなたなんか潰すの簡単よ」法律事務所というのは何でもできるのですね。(爆)・デニース&マーリーンマーリーンのクライアントを横取りして良いところを見せようとすると、彼女のPDAを捨てたことがばれてしまい、ついでにブラッドと寝ていることを口走ってシャーリーから遂にパートナーになるのは諦めて、と言われてしまう。「ここはファミリーではなくて、法律事務所」当然と言えば当然なのですが、やはりマーリーンの方が一枚上手。今更勝ち目はないですね。そこに、思いがけなくスイスに去ったはずのダニエルが戻ってくる。ダニエルは「結婚しよう」と口にするが…デニースも寿退社が待っているということでしょうか。この事務所でパートナーになれずに悶々するよりも、ダニエルと結婚して遺産をせしめる方が得かも?戻ってきたアランは早速マーリーンと一戦交え、ハリウッドは議会並に低俗で迎合的とデニーに言う。LAで撮影しているじゃないの、と突っ込みたいところですが、ついでに「来シーズンは曜日が変わらないのか?」と内輪ネタで絞めておりました。シーズン2はシーズン1のエピソードが含まれていたので多かったですね。キャストも入れ替えがあって、変化に富んだシーズンでした。凄腕で倫理的に問題(女性関係で?)のあるアランと、老醜をさらしながらもしぶとく生き残るデニーのコンビは行くところ、敵なし、恐い物なし。この先、どこまで彼らは過激になれるでしょうか…モリーさんのブログJasmineさんのブログ
July 20, 2008
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本国での最終回は2時間スペシャルだったようですね。今シーズンに初出のキャラも再び顔見せして、ドタバタ度も派手で「アリー」ぽい。やっとドラマらしくなったかなという感じですね。ゲストも豪華でした。ジェリ・ライアンはDEKの「ボストン・パブリック」では元弁護士で教師役でしたので、どういう役で出るのかと思っていたら、全く別のキャラクターでしたね。もちろん、スタートレックの男女のイコンが顔合わせした楽しみもありました。レストランのシーンは、お料理大好きなジェリさんがLAで開いたというレストラン(Ortoran)を使ったそうです。(オフィシャルサイト)LAの支局が同じデザインだというのは、セットの節約ですよね。(笑)そういえば「エンジェル」で悪魔の経営する法律事務所が世界中にあって、同じ作りだったのを思い出しました。ロケーションはサンタモニカですか。またまたデニーとアランのお出かけエピ。今回は春になって「さかり」が付いたのでデニーは、LAへ行くというが、重要な用事があるらしい。行く度に問題を起こすので尻ぬぐいをさせられるシャーリーは気が重い。「ボギーと(ローレン・)バコールにはパリがあった。君とはLAで思い出を作ろう。」とはデニーとしてはロマンチックなセリフ。2人にはやはり愛があったということでしょうか。・アラン&デニーデニーの尊厳死の判断をアランに委ねるという遺書を成立させるために、LA支局のシニアパートナー、バリー・ゴールに会いに行く。アランはすんなりとサインしない。そこでクライアントの女優コートニー・リースを見かけてデニーはぞっこん。さっそく「俺の女だ、結婚する」と言っていたところで、パパラッチに襲われたコートニーは銃で撃ってしまう。アランは、マーリーンとの間に高まるSexual Tensionを感じて、LAから戻ってきたら寝ようと声をかける。この西海岸の「デニー・クレイン」はなんとまあ、ロバート・ワーグナーだったのですね。一見、誰だか判りませんでした。すっかりおじいさんになってしまって…役柄としてはあまり必要なかったような気がしましたが。(爆)シャトナーとはお互いベテランですから、よく知った仲でしょうね。コートニーに恋したデニーははっきり言ってストーカー並です。それにしても、元気な70代。(爆)アランのレディキラー癖が復活しましたね~どうしてそんなに魅力があるのか、未だに判りません。・シャーリー&マーリーン例の真面目な?性科学研究者、カボット教授が買春で捕まる。研究のためにインタビューをしていたというが、「そのもの」を撮影したビデオがあり、言い逃れできない。マーリーンはデニースのアイデアを頂戴し、ポルノ作品を撮影していたので表現の自由である、と主張し勝訴。デニースはますますマーリーンに差を開けられて、その腹いせに置き忘れてあったマーリーンのPDAをゴミ箱へ捨ててしまう。これがあとで問題となる。「割り切った関係」と言いながら、デニースとブラッドは仕事の悩みを話す間柄になりつつあります。これも良いのか悪いのか。・ブラッドブラッドの姪ハンナが友人と参加した「ファーム・パーティ(Pharm Party)」で薬を飲んだ少年が死に、ハンナは彼女の薬で死んだと、殺人で逮捕されてしまう。ハンナは鬱病を抱えており、何も話そうとしないので、ブラッドはポールの娘レイチェルの力を借りて、依存症の人たちのことなどを話してもらう。その結果、心を開いたハンナは、鬱病を患っている友人のためによかれと思って薬をあげたのだが、死んでしまったのだという。ブラッドは裁判となると3年の実刑は免れないので検察と取引しようというが、母親(ブラッドの姉)はブラッドの案を受け入れようとしない。今回のブラッドは活躍して良かったですね。「まだやり直せる」というのは、彼らしい。お姉さん役の人はよく見る人でした。この間、CSIマイアミで見たばかり。「ファーム・パーティ」はCSIマイアミとNYのクロスオーバーエピでもありましたね。どうしてそんなのが流行るのか私には判りませんが、アメリカ人は鎮痛剤とか睡眠薬を多用するのでしょうか。レイチェルは順調に回復しているようでしたが、出てきた限りはもうちょっと出番があっても良かったのでは?後半に続く。モリーさんのブログ
July 20, 2008
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タイトルは「イカ女の代償」か?。シャーリーが他事務所から引き抜いたマーリーンは、相当のやり手で人のファイルを盗み見てはクライアントまで奪ってしまうと言う強者。デニースの担当する名誉毀損の和解調停を勝手に進めてしまう。それでなくても、マーリーンは何やらアランの事が気になっているらしい。「ツン」としていますが、鼻持ちならないあの態度をアランがどう扱うか、楽しみです。そして、三度登場の元息子、ドニー・クレイン。普段ははちゃめちゃなデニーもドニーの前では人並みの父親らしい表情を見せるのが良いですね。・アメリカ政府vs.カビータ・ポカレルアメリカ政府の海外援助で金を出していたネパールの病院で、カビータが出産をし設備が整っていなかったために、死産してしまう。この病院では、家族計画について啓蒙するポスターを貼っていたことから、アメリカ政府は援助を打ち切ったという。「デニーの息子」を標榜するドニーは「国境なき弁護師団」の一員として、カビータをアメリカに連れてきて、賠償するように裁判を起こしていた。デニーはアランに助けを求めるが、信条に反するとしてアランは手伝わないという。ドニーはアメリカ国内で中絶が認められているのに、海外には「条件付き」援助を行うのは偽善だと言い、弁償を求める。この件についてはまるで無知なデニーはアランに最終弁論を依頼する。嫌がっていたアランも、アメリカが世界最大の海外援助を行っている事を指摘。国内では貧困問題など問題を抱えているのに、援助するなら条件を付け、約束を守らなかった国の言いなりになるのはおかしいと反論して、無罪を勝ち取る。・最悪デート・コムの被害者デレクvs.元恋人のナンシーデニースの抱えていた和解案件を、「イカ女」マーリーンが勝手に入って、賠償金額をつり上げようとする。デレクはインターネットに中傷を書かれて、商売にも影響が出ていた。デニースはシャーリーに「甘えるな」と注意されて慌てて主導権を取り戻そうとするが、実質マーリーンのおかげで和解金額が跳ね上がった。ドニーとデニーの関係はやはり親子ですよね。ドニーの母親が最近死んだので、ドニーは本当の父親を捜して会ったが、まるで普通の人でデニーとは違っていた。これまでデニーを目標としてがんばってきたドニーに、デニーは「これからも偽物の父親のふりを続けてやるよ。」と声をかける。最後はなかなか良い話でした。ドニーの理想主義であったり、困った人を助けたいという姿勢は目標を失ったとまどいの結果だったのでしょう。それをアランがデニーの友情に免じて闘って勝ったわけですが、本音と建て前の話のようで興味深かったですね。ドニーには金まみれの悪徳弁護士にはなって欲しくないです。デニーも不敗神話にしがみつかないで、いつかはドニーのために力を貸してやって欲しいですね。いきなり出てきた「イカ女」ですが、歩きながら、話ながらずっと携帯端末に打ち込みしているのが本当に嫌な感じ。(爆)そんなに暇がないのか、金が欲しいのか。でも、デニースもそろそろ男漁りだけでなくてまともな仕事をしてもらいたいものです。モリーさんのブログ
July 15, 2008
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パートナーのエドウィン・プールが晴れて退院し、事務所に戻ってきました。前回はペリー・メイスンが枕元に立ったということでいきなり公選弁護人を引き受けたこともあり、シャーリーもポールもこわごわお出迎え。主治医の完治のお墨付きを持っていても、やはりやることは大胆で事務所は振り回される。復帰を飾るために、派手に裁判を起こそうということで、従業員で太っているフィルのために、お菓子の会社を訴えることに。でも、タバコ訴訟の次に、アメリカ人の健康を害するお菓子を訴えようというのは面白かったです。Bプロットは「ハンド」ことジュリーが担当した事件で、彼の発言で不利になった依頼者をアランが逃亡させた後日談で、逃亡者のムケバさんが捕まり、アランも逃亡幇助の容疑で逮捕されてしまう。下手をすると弁護士資格を失うこともあり、アランは最大の危機を迎えました。・アランの裁判ムケバさんはニモ・ベイ(カナダ)で捕まった。アランが訴えられた裁判で証言に立ったムケバさんは、言葉を選んでアランが明白に逃亡を薦めたとは言わない。今回の検察はまたクーパー検事だったので、アランは自分に対する私憤で偏見を持っていると抗弁し、クーパー本人を証人席に座らせる。弁護士として逃亡を薦めたかどうかで激しいやりとりが続いたが、最終弁論を頼んだデニーがだめ押しの「パフォーマンス」で逮捕は報復であると主張し、無罪に。・エドウィンとシャーリーの裁判フィルが糖尿病になったのは、リリアン社のお菓子を食べ依存症になってしまったからだと派手に記者会見を開いたところ、逆に会社側から名誉毀損で事務所が訴えられてしまう。始め、シャーリーは相手の訴えを取り下げさせようとするが、相手側の弁護士の態度があまりに失礼なので腹を立て、裁判をすることになった。シャーリーはお菓子に含まれる成分で、高果糖コーンシロップがお菓子の依存症を引き起こしていると指摘し、名誉毀損の訴えを下げさせる。・おまけデニースとブラッドは関係をどうするかでもめる。結婚相手には考えられないというくせに、ブラッドのセクシーな?身体を見ると、気もそぞろなデニース。アランの裁判では、またまた「ジバジャバ」の判事でした。茶番は許さんと言いながら、いつも話はアランたちの裁判ショーになってしまいます。(笑)「先週は君が弁護していたのでは?」と言われて、"We're flamingos."確かに「法廷をバカにしている」と言われてもしかたありませんね。アランは自分でも弁護できると言いながら、最終弁論はデニーに頼みたいという。この間からの弱気がまた出てきたらしい。名前だけ言ってだめを押す程度で良いのだが、その気になったデニーがフライングをしてそれをアランが制止するのが、まるで「猛獣使い」のようで面白かったです。(爆)それにしても、徐々にアランの弁護士としてのプライオリティががデニーの『金がすべて』にシフトしていっていますね。「ザ・プラクティス」でのアラン像は金を儲けて何が悪い、というスタンスだったのを思い出すと興味深いです。彼を助けようとする弁護士がデニー以外誰もいないのが笑ってしまう。まあ、ムケバさんが信頼して守ろうとしてくれたのが良かったです。それにしても、あのデカパンは見たくなかったなあ~「生」はもっと見たくなかったですが。問題の多いプール氏とあのデニーの名を冠したこの事務所、全てはシャーリーの舵取りで動いていると言って良いですね。さすがにデータをきっちりと調べて、いけすかない相手代理人にズバズバ言うシャーリーは痛快でした。デニースによるとブラッドは「バズライトイヤー」だという。彼女も男性のことばかりで人のことを言える状況じゃないですよね。モリーさんのブログ
July 14, 2008
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ゲストがKelley作品ではお馴染み、「アリー」のジョン・ケージ役のPeter MacNicolでしたね~(懐)「シカゴ・ホープ」に出ていたときも弁護士でしたが、今回はデニーのセラピスト役で随分イメージが変わって見えました。デニーの鼻持ちならない物言いにすっかりキレちゃって、しかも2回も撃たれてしまって気の毒です。さすがに今回だけは、デニーには全く共感も同情もせず。あんな身勝手な言い分が通って無罪になるなら、彼には天罰が下って欲しいと思います。人命を救ったと言っても、法廷に銃を持ち込んじゃだめでしょう。無罪になると言うのが信じられない。一方、アランは2つの裁判を掛け持ちで大忙し。シーズン1の最終話で登場したチェリーナが再登場で、良いところを見せました。気になるのはチェリーナを敵視するメリッサなのですが、アランが拒み続けているとまさかこのままストーカーになってしまうのでしょうか。案件A.デニーのセラピスト、Dr.フィールドはデニーの自慢ばかりのセラピーに飽き飽きしていて、銃の話になったときに、自分を撃ってみればどうかと挑発する。まさかと思ったデニーも、「撃たなければ自分が撃つ」と銃を向けられたので、フィールドを撃ってしまい逮捕される。これまで何度も発砲して騒ぎを起こしているため、事務所ではパートナーたちが今度こそ有罪になればデニーを追放すると言う。勝ち目はないと思われたが、アランはDr.フィールドに証言を依頼したところ、証言の途中で興奮したフィールドが隠し持った銃を取り出したため、デニーも持ち込んだ銃でフィールドを撃ってしまう。判事は、人命を助けたことを理由にデニーに無罪を言い渡す。案件B.黒人男性のデニス・プライアが白人の多い住宅地で職務質問され、警官に従わず暴れたとして逮捕される。プライアは人種差別されたと主張、公選弁護人が忙しいためにアランが弁護を買って出る。公務執行妨害を覆すことは難しいと思われたが、アランはチェリーナに声をかけて、「人の良心に響く」最終弁論を依頼し、陪審員は無罪の評決を出す。アランがチェリーナに「番組の曜日が変わって、君は映画に」と、また内輪のギャグを言っていましたね。(笑)チェリーナが出てくると、シリアスで扱いが違います。テロリスト捜しを引き合いに出し、「市民的不服従こそアメリカ的」だという、キング牧師の話が今回一番言いたかったことでしょうね。ブラッドはキスが下手、という事でデニースに相談しますが、もう展開は見え見え。(爆)男選びの下手なデニースもブラッドにどうしてそこまで世話を焼かないとだめなのでしょう。それにしても、この2人、もうちょっとまともなストーリーはできないものか。そのブラッドはモテモテだけど、友人がいない。アランに「僕もバルコニーに入れてくれ」と頼んでみますが、やんわり断られる。きっと勝手に入ったらデニーに撃ち殺されるでしょう。(笑)Dr.フィールドが本当の悩みはアランに打ち明けるのだろう、というのは図星でしたね。さすがです。高いお金をもらっても、その人の助けにはならないというのは彼にとっては辛いことだったのでしょうね。「変人がもてはやされ、真面目な人間がコケにされる」時代、というのは私も嫌だなと思います。次回からは9時から2話連続だそうで、ボストン・リーガルは一気にシーズン2を終わるつもりなのですね。(笑)モリーさんのブログ
July 7, 2008
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アイヴァンと「ハンド」ことジェリーが再登場。ポールに「娘と付き合わないでくれ」と言われたブラッドは早速新人とデート?(意外とやるな)・アラン29話で事務所を辞めたジェリーが元気に戻ってきた。個人開業をしてアスペルガー症候群の治療を行い、対人能力も高まった。さらに向上しようと、公選弁護人を引き受けたが、初めての刑事事件なので緊張し、アランに助けてもらいたいという。依頼人はバス運転手で、セネガルから呼び寄せた息子が撃ち殺されていた。その犯人は逮捕の手続きミスなどで有罪に出来なかったが、たまたまバスの乗客として乗ってきた。依頼人は男を激しく殴り殺人未遂で逮捕されていた。アランは「心神喪失」で乗り切ることにし、刑事事件の弁護の仕方を優しくジェリーに教えてやるが、緊張のあまりジェリーは「復讐で行動した」と口走ってしまい、このままでは有罪になってしまう。アランは密かに依頼人に逃亡を勧める。アランはジェリーにこの先金融関係の仕事に専念した方がよいとアドバイスする。・シャーリー妻と別れたというアイヴァンとよりを戻したが、それはアイヴァンの全くの嘘。夫の浮気を疑うミッシーにも浮気をしていないと嘘を重ねている。ミッシーから相談を受けたシャーリーは、アイヴァンに浮気をしたら全財産を妻に与えるという契約にサインさせる。自分は夫を愛しているというミッシーの言葉に、さすがのアイヴァンもシャーリーのことは諦める?・ブラッド新しく入ったパラリーガルのオードリーが気になったブラッドは早速デートの約束を取り付ける。しかし、何かにつけてあけすけに「vagina」を連呼するオードリーにびっくり。次第に嫌になってきて、付き合いを止めるが、オードリーが男性陣にもてているのが気になって仕方ない。タイトルが「救いがたいアイヴァン」。シャーリーは今度こそ別れられたでしょうか。デニーが良い具合にアドバイスしていましたね。ミッシーは本当にシャーリーと夫のことは気がついていなかったのかどうか。それにしても、若い妻よりも昔の妻(爆)を求めるというのは、「お年寄り応援団」のBLならでは。今週はすっかり元気になったアランが優しさを見せて、ジェリーをサポートしていたのが良かった。しかし、ジェリーも無理する必要はなかったですね。今回の判事はかなり個性的な人で(ジーンズを履いていた)、役者さんもベテランのようです。弁護士が保釈中の依頼人に逃亡を勧めてはいけませんけど、確かに気の毒な状況の人でした。国に帰ったとしたら、司法当局は身柄を要求するのでしょうか。実はデニーも南国に依頼人を逃がしたことがあるらしい。弁護士は最後の最後にこの手を使うのですね。疲れ気味のアランは、南の島のシンプルな生活に憧れるという。そろそろ人生も別のフェイズに入ったのかな。それでも、デニーは早起きして事務所へ行き、昼はステーキ・サンドを食べ、まだまだ元気いっぱいです。あの年代の人はタフだな~モリーさんのブログ
June 28, 2008
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先日から何となく気になっていたアランの不安が現実になり、ついに法廷で関係ない単語が次々と出てきて、何を言っているのか意味不明になってしまう。この状態は"word salad"と言って、専門用語では「統合失調症様発話」と言うが、検査したところ脳には異常がない。アランがストレスか不安が原因でこの状態になってしまったらしい。自分にとって、言葉がコミュケーションの唯一の手段だというアランはショックを受けるが、デニーは単に休養が必要だと、スパに誘う。ゴージャスな施設できれいなおねーさんたちからマッサージを受けたり、「命の洗濯」をしてリラックスするアランだが、ナンパをしようとするとまた症状が出て落ち込んでしまう。そこで、アランはデニーがBSEかと悩んでいたことを引き合いに、デニーに感情移入(empathy)するだけでなく、憐れんでいた(sympathize)していたことを告白、デニーは自分は誰の支えも入らないと怒ってしまう。デニーの反応はなんとなく理解できます。我が道を行く『デニー・クレイン』が守ってあげなきゃと思われるような存在になることはプライドが許さないのでしょうね。でも、アランは自分にとってデニーとの友情が生きる励みであると言って、2人は友情を取り戻しました。デニーもそこまで頼られるとむげに断れないタイプなのでしょうね。アランがBLになってから善い人になった、というのもそれが原因だったのかも。他人からどういう風に見られようとも、この関係(男同士の友情)は続いていって欲しいです。ベッドシーンは見たくないけど。(そればっかり)・案件A(デニース)重婚で訴えられた夫。2人の妻とそれぞれ良好な家庭を築き、妻同士も支え合っている。デニースは現代の家族のあり方が変化したことを訴え、判事も妻たちの妻の話に同情的だったが、判決は有罪。デニースは単に「同居」しているということで、保護観察で手を打つように持ち込み、その検事補のケルトンからデートに誘われてしまう。この話は「アリー」にでもありそうな裁判でしたが、同性婚と同じようにまず法律を変えないと主張を認めてもらうのは難しいでしょうね。知らない間に重婚されている、というケースもあるでしょうから。ところで、ブルーネットの方の妻を演じていたは(多分)、ポール役、レネ・オーバージョノーさんの娘、テッサさんだそうです。やはり娘さんも同じ道に進んだのですね。・案件B(ブラッド)ブラッドのミネアポリス時代(士官候補学校)の友人、クリスがゲーム会社をおこし、売り出したゲームで15歳の少年が夢中になってゲームをし続けた結果、心臓発作で死んでしまった。クリスは依存症になるゲームを作ったということで損害賠償を起こされる。実はクリスはどうすれば依存症になるようなゲームを作ることが出来るか、事前に研究しており、それに乗っ取ってゲームを作成した。ブラッドには新作ソフトの売り上げに響くので、略式裁判で早く決着を付けたいと言う。子供を亡くしたお母さんの訴えは悲痛でしたが、ドラッグなどの依存症と違い、ゲームの場合は守ろうと思えば子供を守ることができたのでは?というブラッドの主張が認められてクリスは無罪に。他のドラマでも、ゲームのやり過ぎで死んでしまったという話があり、原告側のタバコ訴訟と同じように我々がその端緒となるという話は納得でしたが、ドラッグのように直接身体に影響を残すのと、スイッチを切れば一応離れられるのとは違うのかも知れませんね。ここでは、初めてまともな弁護をするブラッドを見て、「おお」と思いました。(笑)でも、そこでポールはブラッドとレイチェルの関係が深くなりそうな予感がしたわけですね。さすが気が回る。「依存症克服のための12ステップ」では退院後の1年間は特に重要なので、恋愛関係は御法度だという。確かに、恋愛のもつれでまた薬に手を出しかねないということは判るような気がします。ここまで何度も娘の依存症を見てきたポールとしては、慎重にならざるを得ないということなのでしょう。2人の関係がどうなるか、気になっていましたので、このまま終わってしまうのかと思うとちょっと残念です。 Stand By Your Manモリーさんのブログ
June 23, 2008
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両雄並び立たず。マグナムP.I.のトム・セレックとカーク船長&T.J.フッカーのウィリアム・シャトナーと言ったって、ここは「ボストン・リーガル」ですからトム・セレックが主役を奪うことはないでしょう。(爆)「一人の女性に決めてしまうと視聴者が飽きる」というのはいかにもカーク船長の言い訳のような。最近、芝居にかこつけたセリフが多いですね。それでも、いつまでもアルファ雄から奪い合いされるシャーリーって、うらやましい。このドラマはデニーだけが中高年の希望の星ではないですよね。元気なお年寄り、パイパーさんの逞しさを見ていると、落ち込み始めたアラン世代へエールを送っているようにも見えます。でも、いつも以上に下ネタも多くてもう…(*_*)タイトルの「チキチキバンバン」て、やはり「マシン」のこと?案件A. 事務所の古くからの顧客が離婚で財産を分けることになったが、特別のコレクション(ヴィクトリア・エロチカ)だけは妻に分けたくない。シャーリーの元夫で最近別の女性と結婚したアイヴァンが妻側の代理人を務めることになり、シャーリーはまたアイヴァンに迫られる。コレクションはヴィクトリア朝のころの学術的な価値があるということで、判事は全ての品物を夫に渡すように命じるが、妻は「ヒステリア・マシン」だけは手放さないと主張する。やがて、「マシン」が盗まれてしまう。シャーリーは盗難届を出す前に、妻側が自主的に「マシン」を返すようにアイヴァンに要求する。アイヴァンは、先日の結婚を解消してまで、シャーリーに愛を打ち明けるが、シャーリーは断る。デニーは困っているシャーリーを守るために、アイヴァンに引き下がるように言う。「アタッチメント」にはもう大爆笑。なかなか止まらないのもまた。(笑)洋の東西を問わず、あの手の『秘宝』のコレクターているものですね。でも、奥さんは愛用者だった?(以下自粛)話を元に戻すと、判事がBONESのジュリアン検事役のPatricia Belcherでしたね~案件B. パイパーさんが老人ホームに入れられた友人の「脱出」を手伝おうとして誘拐の罪で警察に通報される。友人のアデルは一人息子を亡くして鬱病になって以来、病気が治ったと思ったら、いつの間にか財産を管理する能力ないとして財産を取り上げられてしまった。その「後見人」になったワートンは、老人の財産を食い物にしている悪い奴だというパイパーさんに頼まれ、アランは助けてやることにする。こちらはワートンに暴力を使って、後見人の権利を放棄するよう脅すアランに驚きました。こういうことは初めてではないですが、この間からアランがまたダークサイドを見せてきて、本人もそれが気になっているという。デニーはいつものように「力で片付かないことはない」と言いますが、アランの憂鬱が気になります。しかし、会話は非常に面白かった。「ボクは一体どうなるんでしょう?」「デニー・クレインさ。」「さすがにまだそこまでは行っていないと思いますが。」「心配は要らない。どうせそうなるんだ。」フライパンで殺人をしたパイパーさんも年寄り同士助け合って、アデルの後見人になると言っていました。恐るべし、老人パワー。・ポール孫娘の面倒を見ることで事務所の仕事は最優先でなくなった。彼がいなくなると、日常的なきめ細やかな配慮をするものがいなくなって、事務所では仕事もままならない。それだけでなく、デニーは「ポールでなければ」という顧客がいることを知って、ポールにパートナーになるように話をする。しかし、ポールは辞退し金、名声のために働いてきたのではない、と言う。なるほどね、大番頭として采配を振るってきたからこそ、この事務所が回ってきたと言うことがよく分かりましたし、なぜポールが共同経営者でないのか、ということも判りました。人それぞれですね。ブラッドはまだまだポールの後釜を埋めるには早いようです。モリーさんのブログ
June 14, 2008
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アランは秘書のメリッサがカードの多重債務問題に続いて、脱税したことで再び弁護。デニーズはまた間違った男選びをし、ポールは引き続き娘の薬物依存の問題で悩まされる。一応、自分の主張のためにあえて法を破ったケースが2つといえると思いますが、実質アランの弁護がメインで、それもまあイマイチだったかな~(爆)アランも今回は勝てそうにないからと、乗り気ではありませんでした。BLは政治的な話をよく持ち出しますが、この間の胸だしデモの時と同じで私はあまりノリませんでした。・アランメリッサが400ドルの税金を払わずに替わりに「くたばれ(Stick it)」とメモを付けて申告書を提出した。財務省ではメリッサを脱税容疑で逮捕。メリッサによると、アメリカが大量破壊兵器がなかったことで謝罪しなかったこと、捕虜を拷問したこと、テロ防止の名目で国民を監視していることなどが、「恥ずかしい(embarrassed)」として支払わなかったという。こんなことは太平洋戦争に参加した祖父の時代にはなかったことだ。アランは法を破ったので裁判になれば実刑は免れないとして気乗りがしないが、最終弁論で政治家アンドレー・スティーブンソン(Adlai Stevenson)のスピーチを引用するなど、次第に一人盛り上がり、「賛成しなければ反対したと見なされる」現在のアメリカで、人権を守るためになぜ国民は立ち上がらないのか、と演説する。判決は執行猶予付きで禁固30日、1000ドルの科料で、これは実質の勝訴だとアランは満足する。・デニースそろそろ新しい出会いを求めている?と思ったデニースは、シャーリーの甥を紹介されたあと、交通違反をして警官に呼び止められる。その警官スコットとすっかり親しくなってしまうが、実はスコットは市民の乱暴な運転に腹を立て、警官の格好をして取り締まっていたのだった。それがばれてデニースはスコットを弁護しようとするが、スコットは罪状認否で有罪を認めた上で自分の身勝手な主張をしたために、さらに重い判決を受ける。デニースは男を見る目がないことを再確認する。・ポール&ブラッド娘のレイチェルが引き続きドラッグをやっていたことが判ったため、リハビリ施設に入れることにする。しかし、同意しないレイチェルを、専門の人を雇って誘拐まがいの形で入院させることになった。レイチェルは「信頼を裏切られた」と言ってブラッドを訴えるという。ポールは孫を預かって娘の回復を待つことにする。メリッサは始めからアランに「その気」がある姿勢を見せていましたが、アランは断ってしまいましたね。デニーじゃないけれど、アラン自身もメリッサの若さ、屈託のなさに抵抗を感じているらしい。これはこの先の伏線なのか?アメリカが「優しい国」でなくなったということを盛んに嘆いていましたが、デニーによると国が「魂」を持つのは憲法違反だとばっさり。「たまには共和党の人間も引用しろよ」というのはアンドレー・スティーブンソンへのことなのでしょうね。この辺はお勉強不足でまだまだです。(汗)最後に"In memory of.."の方も。写真入りというのはめったに見ないのでよほど大切な人なのでしょうね。デニーはどんな辛いことも『愛』があれば全て救われるという。デニーにとって、ベブは今でもソウルメイトなのかな?デニースが弁護しようとした男は一見正しい事を言っているようでも、社会はこれを見逃すことはできませんね。裁くのは裁判所だけで、こういう悪びれない輩が増えてきたような気がします。ポールが娘を無理やり入院させるのはこれまでもTVドラマで何度も見ましたので、それほど非道なことには見えませんでした。他に手段がなければしかたないでしょう。それでも、ブラッドが訴えられるというのはレイチェルとの関係が今後深められそう。やっと出番ですね。(笑)今週の秀逸は、「ブラッドがおさるさんごっこをして遊んでくれた。」「きっとゴリラね。(Oh. I bet he's a big ape.)」でした。モリーさんのブログ
June 7, 2008
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非常に面白かった!皮肉が効いていて『これぞ、ボストン・リーガル!』という感じ。それはやはり、デニーがシーズン1のころのパワーを取り戻したからでしょうね。・デニー&デニースデニーはベブと別れて3日間酒浸りでベッドから出られない。気を遣ったアランが点けたTVに出ていた事件―自分の家を守るために高圧電流で泥棒を撃退した男が、その泥棒がショックで下半身麻痺になったことで過剰防衛だと訴えられた―を見て、一気に『元気』に。そういえば、デニーは仕事に燃えると…(以下自粛)ちなみに、デニーの家はシーツは"Denny Crane"のロゴ入り、壁紙は肖像入り。笑ったのは、漢字で『田居鶴』と書いてある。中国語の発音でデニー?そして、Crane=鶴ですね。検察は例のマスコミ好き、ギンズバーグでデニーの先を越して被害者(強盗しようとした男)をヒーローに祭り上げている。デニーによるとそもそも弁護士の仕事とは、「話を作り、観衆を引きつけ、世論を誘導すること」。さっそく、政府も利用するという専門のパブリシストを雇って『American Houseowner』というイメージ作戦を開始。家を守った男は何度も泥棒に入られているので、同情すべきところはあったが、憎しみが高じて相手を「ウェルダン」になるまで電流を流し続けたという。補佐に付いたデニースから見ると、当事者はどちらも悪人だが、世論を味方に付けた方が勝ち。結局陪審員はデニー側のイメージ戦略の影響ですっかり洗脳されている。しかし、判事は始めたのが検察側だったことから、自業自得でしょう、ということで裁判にはならず取引になった。ギンズバーグはさっさと次の目立つ裁判に切り替える。勝ったは勝ったが、ベブを失ったデニーの気持ちはまだ癒えていないようです。それくらい彼女は特別な女性だった。そのおかげでデニーはしばらくはがむしゃらに仕事をしてくれるとうれしいですね。そして、個人的な希望ですが、BLはシーズン5が最終となるらしいので、最終回にはぜひベブとよりを戻していただきたいです。・シャーリー&アランシャーリーの昔の恋人(この設定多すぎ!)が死に、シャーリーがモデルとなって学生時代に撮影した芸術的なヌード写真がオークションにかけられ世間の目にさらされることになった。シャーリー自身公開することに同意しており、取り戻すのは難しそう。依頼されたアランは当時の成人年齢が21歳だったことから、契約無効を主張するが、裁判となると嫌でも写真が証拠として出回ることになるという。アランは『奥の手』として、相手側の妻に脅しをかけながら自分が買い取る取引を成立させる。シャーリーに孫がいるとは知りませんでした。何度も結婚離婚を繰り返しているのでしょうね。いずれ裁判官にもなろうかと思っているのなら、若い頃の過ちは消しておきたいもの。でも、アランは本当にあの写真を誰にも見せないでしょうのでしょうか。デニーが対抗心を持ち出した寝顔のポラロイドは出回ることはないのでしょうね。(笑)『奥の手』を披露するときのアランは生き生きとして、こちらも彼らしさが出ていましたね。・ポール&ブラッド娘のレイチェルと和解し、孫とも会えるようになってうれしいポールは、親の勘でレイチェルがまだ薬を辞めていないことを感じ取る。さっそくブラッドをP.I.(私立探偵)替わりに使って、潜入捜査させる。ブラッドはやすやすと騙されたが、その報告が気になり家捜ししたポールは動かせない証拠を掴んでしまう。こちらのストーリーは辛く悲しいですね。自分を責めることしかしない父親に対するレイチェルの気持ちも判りますし、娘の将来を心配するポールの気持ちも判る。どうやら来週にこの話は続くようです。ところで、クリーンなブラッドは依存者の会に出ても、話すことは自慢だけ。嘘とすぐばれてしまいますよね。(笑)状況は違いますが「デクスター」を思いだしてしまいました。それにしても、ポールに「君には法的アドバイスを求めているのではない」とはっきり言われて、この人の立場がよく分かりました。(笑)モリーさんのブログ
June 1, 2008
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ついにデニーの結婚式の日。独身生活と別れる決心が揺らぐのか、「君と結婚できたら良かったのに。」と言って、「ゲイじゃないけど。」というデニー。結婚とは何か、と考えちゃいますね。(爆)披露宴では、人目もはばかるお下品なウェディング・ダンスを披露するデニーとベブ。お年の割に激しい腰つきで、事務所の仲間もあきれ顔。ただ、アランだけが祝福している。そんな、ベブはデニーにハワイに家を買って新生活を始めようと持ちかける。現役を引退するつもりのないデニーは、「毎朝ボストンに転送できたらね~」とごまかしてみる。この結婚は大丈夫かと思ったら、案の定デニーはウェイトレスとクロークでSEXして、ベブから離婚を求められてしまう。財産を半分に分けるという要求に、事務所のパートナーたちは戦々恐々。資産の調査が行われると、デニーの不適切な金の使い道も連帯責任となる。ポールはさっさと逃げるための算段をし始めるが、デニーは離婚したくない、彼女のことを愛しているというのだが…まあ、ベブがいつまでも出演することはないだろうと思いましたが、デニーも派手にやってくれました。結婚3時間で初夜も浮気も経験するとは。(苦笑)「浮気をしても構わない」と言われて、婚約後もやりたい放題だったデニー。これだけ本能のままに生きるエネルギッシュなお年寄りは、やっぱり中高年世代のヒーローなのかな。そしてシャーリーやポールたちが騒いでも、さすがデニーですね、ベブのウィークポイントもちゃんと掴んでいたのでした。彼女がフロリダで商品を売りつけて金を持ち逃げしていたことをちゃんと知っていて、「俺たちは似たもの同士じゃないか」とベブを引き留める。しかし、度胸の据わったベブもさすがにいつまでもデニーのようには生きられない、ハワイでの生活を選ぶのでした。「話を聞いてもらいたくて結婚するのかな」という言葉はなかなか深いですね。話を聞いてもらって、話すことがなくなったら別れて新しいパートナーを探す。その繰り返しなのかも。アランがぽろりと結婚していたことをもらしましたが、これは初耳です。どんなにすばらしい女性でも、相手が何を考えているのか見透かされるようになると、独創的でありたいと望む人間にとって、陳腐で耐えられない。彼女は死んでしまったが、今はその陳腐さが懐かしいという…このアランの告白は悲しいですね。そしてまた理由を付けてデニーの家に泊めてもらいたいというのは、デニーを慰めたいのか、あるいは自分が寂しいからなのか。ところで、アランは喫煙を理由に解雇されたジョーンの弁護も受け持ちました。6週間前に医療保険が値上がりしたのをきっかけに、経営者から警告があったものの、タバコを止めることが出来ず、尿検査で喫煙が知られてしまい解雇されたという。「解雇権付き雇用」とはいえ、プライベートの監視は行きすぎではないか、将来監視社会になっても良いのかと今回のアランはかなり熱い弁護を繰り広げましたが、残念ながら解雇は違法ではないという判決が下りました。こちらも、じゃあ「intercourseは?」と水を向けるアランは、欲望むき出しのデニーとは違って、優しさをみせたのでしょうね。個人的にはタバコを吸わない人だけの会社があっても良いと思いますけど。ちなみに経営者は「Theクローザー」でお馴染みのTony Denison。この人は悪役が多いらしいですが、今回は理知的な経営者という印象でした。弁護士のイーライ役の人もDEKの「LAロー」でお馴染みですね。モリーさんのブログ
May 27, 2008
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数少ないシャーリーとポールのエピソードで、特に不仲だったポールと娘の話は最後にじーんと来ました。テーマも尊厳死があったり、ミュージカル風結婚式など「アリー」みたいで、とても良かったです。ゲストもお馴染みの顔でしたね。アイヴァン(トム・セレック)がこの後何話か出るようです。トム・セレックと言えば、Donald P. Bellisarioの"Magnum, P.I."ですね~・シャーリー4年間結婚していたという元夫アイヴァンが現れ、6度目の結婚をするので付添人(Best man)になってくれと頼む。アイヴァンは女好きで今回の相手はかなり若く、ミュージカル好きな点だけが一致するが、どう見ても不釣り合い。彼女はちょっと変わっているけれど、憎めない女性。それでもアイヴァンは今でもシャーリーに未練たらたら。友人として奥さんがかわいそうだから、結婚を辞めなさいと言うと、「じゃあボクともう一度結婚してくれ」と言われてしまう。シャーリーはしかたなく付添人を務めることにする。・ポール7年前に勘当した娘のことを思いだし、シャーリーから「会いに行ってみたら?」と言われる。娘はドラッグに手を出し、ポールの努力にもかかわらず一向に良くならなかった。それでも娘を愛する気持ちは今でもある。訪ねてみると、娘はいつの間にか未婚の母になっていた。初めて見る孫娘を前に、ポールはつい娘を責める言葉を口にしてしまう。後日、娘が助けを求めて事務所に現れた時も、言い合いになり「本当に苦しいときに父さんは私を見捨てた」とお互いの態度を変えることができない。ポールも妻の闘病など辛いときがあったのだが、シャーリーは「もうそろそろ彼女を許してあげれば?」とアドバイスする。ポールは親子の対話を始める。・アラン&デニーアルツハイマーで人間として尊厳を失っていく妻を見かねて、モルヒネで安楽死させたマイヤーソンから、弁護を頼まれたアラン。マイヤーソンは今の弁護士が勝てそうにないというので、アランを紹介されたと言い、裁判を急いでいる。マイヤーソンは妻をどれだけ愛していたかを語り、世話をしていた看護士もその様子を証言する。検察側はアランとは因縁のあるダグラス・クーパー。自殺幇助について、本人の意志が確認できない状態で「誰が自殺するべきかどうか決めるのか」という点を厳しく指摘する。悪意ある目的で安楽死させても、それを区別することができない。アランは、疑惑があれば捜査し裁判で争えばよいと主張して、現実には病院で安楽死が日常的に行われているとする。動物にも認められているのにどうして人間には認められないのか、「あなたはそんな状態で生きたいですか?」という問いかけに陪審は無罪を言い渡す。ただし、判決後のマイヤーソンと看護士の見つめ合う様子は、何か感じさせた…最後の有罪を無罪にしてしまったのではないか、というのは「プラクティス」風でしたね。確かに裁判で本当のことを言っているのかどうか、確かめられなければどうしようもない、という検察側の意見も納得です。裁判を急いだせいで、十分な調査が行われなかったというのがネックでした。今回は、デニーがしんみりしていましたね。彼の父親もアルツハイマーでモルヒネで安楽死させられたという。それを決めたのはデニーだった?父親本人は悩みはないが、看病する家族は疲れ果てていたという。弁護士として力があったので表沙汰にはならなかったらしい。重いテーマですね。先週、植物状態になったらアランに撃ち殺して欲しいと言っていたデニーも、ベブが殺してくれると安心していました。これこそが究極の夫婦愛なのか?でも、アランもそうなったらベブに殺させるという。(爆)クーパー検事補役のAdam ArkinはDEK作品にはお馴染みですね。「シカゴホープ」以来、アリーにもプラクティスにも。そういえば、プラクティスでもアランと対決していましたっけ?マイヤーソン役のMaury Chaykinも「ネオ・ウルフ」やスターゲイトSG-1に出てきました。モリーさんのブログ
May 19, 2008
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久しぶりに純粋にDEKの裁判ドラマを楽しみました。案件A. アランの旧友の娘、メリッサが私立学校の入学を拒否された件。メリッサは交通事故で顔面の神経に障害が残り、笑うことができない。それが原因で学校でイジメにあったために、私立学校に転校を希望したが、メリッサには優れた画の才能があるのに障害を原因に?認められなかった。相手の理事長は好戦的で裁判も辞さない。アランは友人(元カノ?)のABCのレポーターを連れてきてワイドショーネタにするぞ、と脅して入学を認められる。アランはメリッサに笑わなくても良いじゃないか、周囲と違うことも意義があるというが、メリッサは人と違うことは辛いことだと答える。最後のメリッサとの会話は、アランが自分を重ねていたような感じですね。アランは異端児だとか変わり者と言われて来て、疎外感を感じ、人とは違うことでそれをバネにしてきたかも知れませんが、「私は紫色の糸にはなりたくない」というのは正直な気持ちでしょう。ところで、アランを捜して「ヤング・プラット・バルッティ事務所」に連絡を取った、というのはもちろんあの「プラクティス」のことでしょうね。ボストンリーガルのシーズン2ということは、プラクティスで言うとシーズン10になるのかな?あれからまだ事務所が続いていると思うとうれしいですね。案件B. レイプされて殴られた女性アメリカが偶然搬送された先がカトリック系の病院だったために、「緊急避妊薬」を投与してもらえず、結果妊娠してしまい中絶を迫らることになってしまった件。この薬は受精後72時間以内でないと効力がなく、入院中に薬の紹介や転院の勧めもなかった。病院側は法律によって緊急避妊薬の情報を告知するように義務づけられているわけではないというが、シャーリーはインフォームド・コンセントに触れて、治療法は医師が選択肢を与え、患者が選ぶべきで、医師の信仰を患者に押しつけられないと主張、これが認められて損害賠償で10万ドル、懲罰的支払いとして260万ドルの判決が出る。この件は非常に興味深かったです。緊急避妊薬というのは要するに女性ホルモンで、大量に与えることによって受精卵の着床を防ぐことが出来る。これで妊娠を避けられれば、レイプによる中絶をなくすことができるという。一方、カトリックでは受精卵から「人」と考えているという話もあり、こういう倫理の論議は日頃から十分なされるべきだと考えました。あと、インフォームド・コンセントについては、「プラクティス」でもありましたが、輸血を拒む患者に輸血してしまったケースの逆を思い出しました。医者としては全ての選択肢を見せて欲しいですよね。案件C. ベブのネコが植物状態になって高度の延命措置を受けており、金を払っている前夫?(4番目)が生命維持装置を外そうとしている件。ベブは裁判所命令を取りネコを殺さないように求め、ブラッドが代理人として担当する。「仲裁」と言う形になり、夫側とベブはそれぞれの主張を繰り広げるが、「バカバカしい」という判事はあっさりと認められないと決定する。装置は外されたが、結果的にネコ(バリー・マニロウ)は自発呼吸を続けた。ポールはベブを怖れて手切れ金を渡して別れてもらおうとしたことがデニーに知られてはならない、とブラッドにハッパをかけていましたが、結局ブラッドは何の役にも立たず。もっとも、ネコはproperty(器物)なのでかなり苦しい訴えでしたね。ただ、ベブも金持ちと結婚離婚を繰り返していたような感じで、金目当ての人でないことが判りました。デニーは自分が植物状態になったら、コンセントを抜くのではなく撃ち殺してくれとアランに頼む。ベブに延命措置をされそうだと思ったか。(笑)「あなたを撃ち殺したい人はたくさんいるでしょう」というアランに「友人じゃないとだめだ」と言ってだだをこねる。そういう遺言があって裁判になっても面白いかな。「この民主党員め!」で(^o^)
May 11, 2008
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今週もてんこ盛りでした。セクシーなアーマ・レヴィンに色目を使ったアランは、意外なお願いをされました。政治家の勝手な事情で、自分に投票しない家を選挙区から外すなどするために、自分達の投票がカウントされない。それを訴える運動をしているアルマは、注目されるために敢えてトップレスの女性200名と共にデモを行う。さっそく治安妨害で逮捕され、アランが弁護を引き受けるが、検事局は罪状を「公然わいせつ罪」に切り替え、アーマを性犯罪者の仲間入りをさせようとしてくる。そうなると、女性シェルターにかかわっているアーマは仕事を奪われることになる。検事補のレインズは先日、パイパーさんの起訴を取り下げる変わりにクレイン・シュミット事務所へ移る口をきく約束をしていたが、面接官のブラッドがあっさりと断ったので、それが原因かとアランは考える。しかし、起訴理由を変えたのは検事のボドナーの直接の指示で、おそらく自分の選挙に都合が悪いからアーマたちを厳しく罰しようとするのだと思われる。アランは、手強いボドナーに対して、ブラッドを検事の対抗候補として立候補させると脅してみるが、全く動じない。検察側はアーマたちが表現の自由の限度を超え、法律を破っていると攻め旗色が悪い。アランは最終弁論をシャーリーに任せ、アーマたちの行動が性犯罪者の犯した重罪とは違うと指摘し、ボストンが民主主義の発祥の地であることから、検事の一存で民主主義が奪われてはならないと訴える。判決は無罪。アーマとアランはやっと付き合うことにする。デニースはダニエルの生前葬式に参加するが、やりきれない気持ちで帰る。まだ死を受け入れられない。ダニエルはスイスで新しい治療法があるとして、わずかな望みをかけて去っていく。デニースはそれが最後になると感じる。ギャレットはパイパーさんにオフィスを乗っ取られてしまう。デニーに訴えるも効果なし。やがてパイパーさんの方から、時間でシェアしようと申し出てくる。前回もそうですが、デニーの出番が少ないですね。今回はデニーが何を言っても不利になるので、シャーリーとしても参加させたくないのに、「ハダカの女、政治となると、デニー・クレイン」というデニーをしかたなく同席させておりました。アランに「子守をしておいてね」というのが可笑しい。よく無罪になったと思いましたが、まあそこはDEKがドラマの舞台にずっと「ボストン」を選んだ理由があるのでしょう。ブラッドは適当に相づちを打つだけで、検事候補にされてまんざらでもないみたい。もしかして、本気になったりして?検事役のボドナーはCSIのエクリーですね。やっぱりこちらでも嫌味な役。(爆)今回のことで、事務所全体が検事局から敵に回されたのが、後々影響するのかどうか。パイパーさんとギャレットの争いは一体なんだったのでしょう?新人は雑用係(掃除婦)よりも下、サンドイッチ係は雑用係よりは上という論理は彼女らしくて面白かったです。デニースは辛い別れとなりましたね。やはり男運が悪いのか。モリーさんのブログ
May 3, 2008
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クビになったパイパーさん、久しぶりの登場と思ったら、いきなりコンビニでピストル強盗とは!(爆)いつもパステル系のコーディネートがおしゃれでステキなのですが、アランが再就職の世話をすると言って、約束を果たさないじゃないか、食べて行くにはしかたがないのだ、と堂々たる言い分です。裁判では骨粗鬆症を装ってはどうかしら、と偽証してはいけませんよ。(爆)しかたなく、アランはコンビニ店主の車を修理する替わりに訴えないようにし、退職金も渡すが、パイパーさんはまたまた強盗をする。これは自分の気を惹くためだと知ったアランは検察に起訴しないように交渉に行き、パイパーさんのために『ベンチャー企業』の出資をしてあげる。信じられないくらいの善い人ですね~そして、この時のホリー・レインズ検事補が何やらアランにお願いをしていました。「クレイン・シュミット事務所に行きたいの。」これは次週以降、何かありそうですね。アランは更にデニースと、保険会社の個人情報公開のために、DVの父親に母親を見つけられ、待ち伏せの上殺されたという少女エミリーの裁判を担当する。インターネット上のセキュリティをアップするためには、その費用が加入者の保険費用に跳ね返る、というような屁理屈に対して、アランは個人情報がどれだけ危険に晒されているかを訴えて、懲罰として会社から200万ドルの支払いを勝ち取りました。そして、エミリーが身を寄せているシェルターの代表者、アルマに興味を持ったアランでした。これはアランらしい。(笑)ちなみに、保険会社の代表はERのアンスポー部長で、アルマ役のLisa VidalはERでは救命士、サードウォッチでは女医でしたね。これはたまたまだったのかしら?今週のアランは大忙しで、デニースに恋人で化学治療中のダニエル・ポストにもっと踏み込んでいけ、とアドバイスしていました。おかげで、デニーに「今日は出番が少なかったね」という始末です。(爆)ベヴはついに事務所の細かいことに口を出すようになって、ポールとシャーリーはブラッドから正面切ってベヴに手を引くように申し入れる。でも、そんなことで簡単に引き下がるベヴではありません。デニーは結婚へ向かってまっしぐら?こちらも一波乱ありそうですね。モリーさんのブログ
April 27, 2008
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先週の続き。シュミット女史を脅したジェリーの予備尋問が行われ、加えられた罪状は山盛り。それに対して、アランはせいぜい一時的な心神喪失による突発的な犯行、と言う程度しか主張できない。ここは取引をするしかないと勧めてみるが、そうなると今後法曹界で仕事は出来なくなるのでジェリーは裁判を望む。事務所に矢を放つアランにはシュミットたちは「万里の長城」作戦という、孤立化、締め出しを行う。いちいちやることがいやらしいですね。しかし、ジェリーの行動がアスペルガー症候群のせいだと説明できることが判って、アランはシュミットに訴えを取り下げることを約束する。「救ってあげることも正義ですよ」とまたまたアランは善い人になっておりました。この先もジェリーの力になっていくのでしょうか。それにしても、パートナーじゃなくても年収が30万ドルとはうらやましい。デニースはポスト氏に気に入られ、弁護の補佐に着きたいと言われる。過保護の親が先生に付きまとって自分の子供の事ばかり聞いたり、指導を要求する。それがもうストーカーの粋に達している。尋問に立ったポストはこれがまたデニースよりもよほど上手。というか、このデニーズがパートナーであることの方が疑問です。(笑)死に行く立場ならではの観点もある、というのはやはりMichael J. Foxならばこそ、という感じがします。一代で成功したビジネスマンが、病気のためにやむなく人生を終わろうとしている、これも彼とある面で被ります。これまで金儲けのために何でもやってきたポストも、最後に何か意義のあることをしたかったのでしょうね。勝った余韻に満足したのかどうか、デニースにはガンの治療薬が効かないのでこれで化学療法に戻ると告げる。これも辛い現実なのですね。(泣)デニーの結婚では、過去5回の結婚の際に事務所にもそのとばっちりがあったので、ポールらは今から結婚契約の準備に余念がない。どうやら、デニーの妻となるのはみな金目当てで、権力を振りかざしたくなるらしい。ベヴは「ナンシー・レーガン」みたいになるかも知れない、というのは非常にダークですが笑いました。デニーはBSEを怖がっていますしね。そこで、デニーとポールは対立してしまい大げんか。「私はこの船のキャプテンだ!」「私は下働きです」というのは、やはりスタトレネタなのでしょうか。アランとのダンスシーンも大人のテイストで面白いし、デニーは何をやっても光っていますね。シャーリーはボールに言われて、ベヴとガールズトークをする。「どうせ金目当て、地位を狙っているのでしょう」と、こちらもまた嫌な女丸出しですね。ベヴの何もかも呑んでしまう人間の出来には、まるで形なし。「シュミットという体位」はどういうものなのか、気になります。ところで、このベバリー役のJoanna Cassidyて、今更気づきましたが、"Six Feet Under"のブレンダ・ママだったのですね。しかも、ENTではツポルのママ。確かあの時は新旧2大セクシー対決、というような話がありましたので、なるほど、常にお色気路線なのですね。ちなみに、この人、「ブレードランナー」のレプリカントでしたね。年取っても色っぽいわけだ。扱いも違うのがよく分かります。モリーさんのブログ
April 21, 2008
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これから数話にわたり、Michael J Foxがゲスト出演するようです。自分自身がパーキンソン病を患いながら研究財団を設立し、サポートしていることを思うと、このエピソード全体が意義深く感じられますね。彼が訴える方ではなく、訴えられる側に回ったのが良かったですね。もし逆ならわざとらしさを感じたかも知れません。「お金よりも残された時間の方が貴重」というのも考えさせられますね。デニーが子供のチャリティで表彰されることになり、パーティでスピーチする。そのパーティで出会った女性ベヴにすっかり恋をしてしまう。ポールとデニースはガンの試験薬の選定で、金を払って治療薬が当たるように不正をしたという会社CEO、ダニエル・ポストの弁護に就く。訴えたのは、末期ガンで偽薬を飲むことになり、ポストのおかげで精神的苦痛を味わったというホッパー。ポストは新薬が効かなかったので、この先裁判沙汰に患わされたくないと和解を選択するが、全てのポストのような金持ちに警鐘を鳴らすために怒りを持ち続ける、と断られる。デニースは申し込まれてポストとデートをする。アランはパートナー昇進の時期に当たり、ジェリー「ハンド」から最後のチャンスなので力になって欲しい依頼される。ジェリーは非常に有能だが対人能力に問題があり、今度も望みが薄い。それでも、アランは部外者は立ち入れない選考会に入り込み、強引にジェリーをアピールするスピーチを行う。シェリーはアランの行動を批判し、結局ブラッドが選ばれてしまう。そのお祝いパーティの場で、ジェリーはシェリーを人質にとって自分をパートナーにするように要求する。アランはジェリーを説得して、その替わり弁護を引き受ける。デニーはなんとベヴと夢中で婚約するという。デニーは何歳くらいの設定なのでしょう。老いてますます盛ん?(爆)彼は中年以降の男性の希望の星なのかしらん。それにしても、社交辞令というのかチャリティとは無関係の人なのに、ああ言う形で名前を売るのですね。パートナーの仕事というのはああいう物なのでしょうね。デニースは先が短いと判った上での交際ですから、何だかちょっと悲しい予感がします。ポールのプライベートは初めてですね、妻をガンで亡くしたとのこと。彼のエピソードはこれからあるのかな?ブラッドについては私もパートナーになるのは疑いたくなります。(笑)ジェリーが気の毒ですよね。何とか、彼のような人を評価するシステムはないのでしょうか?補足デニーがベヴからもらった携帯を開けるときに一瞬、キュルキュルという音がしましたね。あれはスタートレックでコミュニケーターを開けるときの音ですね。(笑)モリーさんのブログ
April 12, 2008
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前回、ブラッドとデニースが偽FBIになって、誘拐された子供を救ったエピソードの続編。情報を得るために脅したつもりで、ブラッドが斧でうっかり、神父の指を切り落としてしまった。それについて、やはり武器を用いた暴力、それに犯人の兄に対して誘拐、脅迫など重罪でブラッドが逮捕されてしまう。検事補のフランク・ジンスバーグはブラッドのロースクール時代からのライバルで、お互いに対抗意識むき出し。ブラッドは堂々と受けて立つと言い裁判になったものだから、シャーリーは事務所の将来を心配し、自分も弁護にはいることにする。「子供は助かったのに、ばかげた裁判だ」というデニーには「脇役に徹して」と言いつける。シャーリーは証人となった神父が自分の都合で法を使い分けることを指摘し、「子供のためだった」ということを強調する作戦に出る。デニーは「陪審は単純だから、"It' simple"で済ませよう」という。ブラッドは裁判を真摯に受け入れ事態の経緯を淡々と証言し、始めはデニーの物言いを嫌っていたシャーリーも最終弁論で"It's simple"で締めくくる。結果は3件とも全て無罪。判事はあのマザコン判事だったが個人的には許し難い判決だと付け加える。アランは買い物好きの秘書メリッサが、銀行の窓を壊したことで事情を聞く。彼女は多額のカーの負債を抱えていたが、その利子が30%にも上ることを知って驚く。事務所の金融関係の専門家、「ハンド」と言われるジェリー・エスペンソンからカード業界のあくどい仕組みについて話を聞く。アランはカード会社相手に訴訟を起こすことにし、相手側のパーマー弁護士に対して、そもそも客を騙しているので契約は無効だと迫る。世界規模の訴訟を起こすかもという脅しに、パーマーはメリッサの借金を無効にすることを申し出る。どうやら、検事補のフランクと小心者の「ハンド」ことジェリーは、この先recurring guestとして何度も出てくるようですね。フランク役のCurrie Grahamは「デス妻」でリネットの上司だったり、HOUSEでトレイシーの夫役だったりと、よく見る人です。カード会社については、痛烈に批判していましたね。「カード会社はサービス業です。困った人が物を買えるように金を貸します。」とか、業界のロビイストが利子に関する規制を撤廃させたなどなど本当に酷い話。しかも、相手側の弁護士が負けてもニヤニヤしているのが気持ち悪いです。ブラッドについては、陪審制度のなせる技でしょうね。法治国家なのに結局は感情論で裁判が流されていくのがよく分かりますね。もちろん、子供が守られたのは大切なことですが、目的のためには何でもあり、なんですね。気を遣って「あなたは目立ちたがりじゃない」とデニーに言ったアランですが、「依頼人を撃てる日が来るのかな?」というデニーが犯罪者を私的に制裁する日を楽しみにしているのを聞いて、微妙な表情をしていました。(爆)アランは危機を救ったメリッサから、モーションをかけられそうですね。モリーさんのブログ
April 6, 2008
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デニースとブラッドがメインで、いつものBLとはちょっと違う雰囲気。今秋のテーマは「脅し」かな?案件A.デニーが物乞いをして断られたホームレスから物を投げられ、ペイント銃で撃った。ホームレスの『カーク』は、デニーに暴行を訴えて出る。デニーは相手の弁護士が新米なのを良いことに事務所のメンバーを同席させて、数で脅す。弁護士に去られたカークを見て、アランは弁護を申し出る。それならばもう、友情は終わりだとデニーはアランとの『添い寝』を断る。デニーは貧乏人は嫌いだと言って、前回に続いてラリー・キング・ライブに出演することにするが、替わりの女性キャスターに言いたい放題、貧乏人を攻撃しても、逆をギャグを言っていると思われ、面白がられる。アランは友情を壊さないように、カークに自腹で小切手を渡す。それを知ったデニーはアランと仲直りする。案件B.デニースの家のメイドの子供が、買い物中のデニースたちの目の前で小児性愛者の殺人犯に誘拐された。担当はFBIだが、容疑者の居所が分からず、ヒスパニック系ということもあり捜査がはかどらない。焦ったデニースはブラッドの友人を頼って、偽のFBI捜査官に扮して容疑者の兄を脅し居場所を探ることにする。容疑者は教会の神父に何か話していると思われ、偽の令状を見せて神父の部屋を捜査しようとするが、調子にのって誤ってブラッドが神父の指を斧で切り落としてしまう。実は神父は法王の祝福カードを偽装して金儲けしており、デニースは拾った指と交換に容疑者の居場所を聞き出す。子供はSWATチームに救い出される。デニースとブラッドは相当荒っぽいことをしましたね。最近のブラッドはほとんど力仕事担当ですね。この前は海兵隊出身という話だったし。(苦笑)ブラッドの好きな「マニックス」は、スーパードラマTVでも放送されていたのですね。しかも全話!(笑)脅せば何かは出てくるという、不法捜査、暴力を肯定するような展開で、弁護士ドラマなのに法律の下の平等、法治国家などとはほど遠いです。ただ、現実にはそうなんだろうなあ。まあ、男の子の命が助かったのは良かったです。何もされなかったと思いたいですが。BLとしては、フライパンで人を殺すくらいだから、斧で指をちょん切るくらい、平気なのかも知れませんね。シャトナーのペイントボールは、身内ネタでしょうね。ペイントボールのゲームを主宰していましたから。(こちら)それと、「私は演技できるよ、エミー賞も取った」というのも事実。それにしても、ハリケーン・カトリーナの被害は貧乏人が逃げなかったせいで広がったとは酷い物の言い方。アランがすっかり「良い奴」になってしまいましたね、始めの頃と随分変わりました。モリーさんのブログ
March 30, 2008
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いきなりアランが「夜驚症」に。これまでもあったそうですが、最近ストレスが多いのか知らないうちにベランダから飛び降りようとしていた。これでは心配なので「一緒にベッドに入って見守ってくれ」と親友のデニーにお願い。そんなことはゲイ嫌いの沽券に関わるので、デニーは断固拒否。しかたなく、アランは「顔だけ」で採用した秘書のメリッサに夜のバイトを頼んでみる。うーん、このアランの病気は急に出てきて何だか無理やりな感じがします。要はどうしてももう一度「デニーと同衾」させたいだけなんじゃないか、と思うのですが。(爆)もしかして、その先も期待しています?案件A.人気の整形外科医から唇に「彼の」尻の脂肪をインプラントされたという訴えを起こされたが、その整形外科医グラウバーマンが事務所の大手クライアントだったために、そちらの弁護に回る。デニーズが担当。実はデニーズもプチ整形を受けていたのですね。どうやら訴えは事実らしく、この間解雇した助手がばらしたらしい。DNAを調べれば判ることだと言うと、それを拒否。デニーズは無理やり和解を進め、無料で整形をするということで一件落着。このグラウバーマンさん(Richard Riehle)、「アリー」の時はおしりを掴んだセクハラ弁護士、スタートレックシリーズでもおなじみ。そういえば、「アリー」も30歳の時にぷりぷり唇にしてもらおうとして、タラコになっていましたね。(爆)案件B.依頼人の息子ジェイソンがひき逃げ事件を起こし、本人も罪を認めているのを、目撃者がアルツハイマーの老人であることで証言を覆そうとする。シャーリーが担当。こちらは酷い話でした。車のナンバーを目撃した人がいたために、それは盗まれたのだと主張できたたが、ジェイソンが運転していたのを目撃したリディアさんを記憶障害があると攻撃しなければならない。クライアントを守るためにはしかたないという訳ですが、シェリーにはアルツハイマーの父親がいたのですね。それなのに証人に意地悪な質問をぶつけるのが因果な商売です。裁判では勝ったものの、「殺人者を無罪にするのが仕事よね」と言われてしまい、シャーリーは傷ついておりました。「プラクティス」なら毎度のことでしょうけどね。実はデニーの父親もアルツハイマーで、彼はそれを怖れていたのですね。シャーリーの励ましの言葉で、デニーは診察を受けることにし、アランも関係ないけれど付き合ってやりました。その友情にほだされ、デニーとアランは2人でおねんね?(爆)まあ、好きにしてください。(笑)父親のベッドサイドで本を読んであげるシャーリーが今までにない感じでしたね。モリーさんのブログ
March 23, 2008
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今週はビックリゲスト?なんと「ラリー・キング・ライブ」にデニー・クレインが出演してしまいました。シャトナーとして出演しても良かったのかも。(笑)最近は評判を落としているので往年のデニー・クレインを演じてみたという。それを見て、保守派から「選挙に出ないか」とお誘いがあったそう。ボストン市長だそうですが、ボストンはリベラルが強いのでしょうか。ロードアイランドというと、全米最小の州。市長になった暁にはここの知事を狙うということでしょうね。いつものように「変わった人たち」の裁判もあり、面白かったです。案件A.シャーリーの幼友達で社会的にも地位のあるドワイトが妻から婚姻無効の訴えを起こされた。理由は、彼にアニマルsexの趣味(それも牛)があるからということのようですが、シャーリーは牛にトラウマがあるあらしい。さっさとデニースに振ってしまいました。実は飼っていた雄牛のバンビーを両親が売って食べちゃった、ということみたいです。もちろん、「趣味」についてもおぞましいので、いつものマザコン判事も耳をふさいでいましたが、結局は離婚しなさい、で終わり。奥さんは単に愛情が欲しかっただけみたいですね。もう牛は手放す、二度としないということで仲直り。しかし、奥さんが牛に似ているから愛しているって、全く。(笑)ちなみに、ドワイト役のMichael McKeanはひげ面だったのでイメージが違いました。案件B.クーパー判事(ボストン・パブリックのグーバー教頭)がデニーを呼びつけ、公選弁護人を命ずる。しかも、13歳の少女をレイプして殺した犯人なのでデニーははなから弁護するつもりはない。こちらもギャレットに押しつけましたが残念ながら、クーパー判事はデニーに恨みがあるのか、それとも、マスコミに対するスタンドプレイなのか強制しました。どうしてもやりたくないデニーは、犯人の膝を撃って逮捕されてしまう。かつて刑事裁判ではどんな犯罪人でも弁護士を雇う権利があると「プラクティス」のボビーが言っていましたが、現在ではどうも違うみたいですね。被害者よりも犯人が大事にされ同情を買っている、というのがデニーは気に入らない。もとより、正義の味方デニーとしてもお断りなのでしょう。大事になったと思われましたが、事務所はもみ消しに回り、検事を説得してしまいました。(デニーを起訴したら、市民感情をそこなって選挙に影響するぞ)正義=銃のタカ派デニーは今のアメリカなのかなあ。案件C.子供番組に出ていた人気ピエロが地球温暖化反対でハイブリッドカーの話をしたら解雇されたと訴えた事件。アランとブラッドは局側を弁護。しかし、アランは子供の頃からピエロ恐怖症で、裁判どころじゃない。今にも漏らしそう。アランに叱咤激励されていましたが、環境派弁護士のアランとしては、意にそぐわない裁判だったでしょうか。結局、テレビ局の親会社が石油会社だったというオチなのですが、ピエロがアメリカはこの問題にもっと取り組まなければならない、というのはもっともなことだと思いました。セサミストリートなどの子供番組は啓蒙番組である、というのも判らないではないが、判事は和解を宣告。ここも、妥当なところでしょうか。ところで、アランが新しい秘書に顔だけで雇ったメリッサは早速「セクハラ予防線」を張っていました。これは次に出てくる話かな?ピエロが恐いという話は多いですね。
March 16, 2008
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ハロウィンエピソードですが、昨年単なる仮装で済ませたのとは違って、ハロウィンの意味そのものを問う真面目に可笑しい裁判になっていました。もう一つは、長引くイラク戦争に兵隊を送り続ける意味について真っ向から問う内容で、非常に見応えがありました。ディベートの醍醐味が楽しめて、シーズン2は本当に良くなってきましたね。案件A:公立小学校のハロウィン行事が宗教行事の押しつけで偏見に満ちているという訴え。シェリーとデニースが担当。クライアントが、かなり熱心なキリスト教信者の保護者と、ウイッカ(魔女宗、ヨーロッパ古代の多神教信仰)の保護者だったことから、訴える視点は異なる。前者は政教分離なのに悪魔崇拝だと言い、後者は校長先生の魔女の扮装がやりすぎでウイッカ家庭に対する偏見をもたらしていると言う。実は、この2つの主張は対立しているけれども、ハロウィン行事反対という面では同じ。でも、歴史を辿るとキリスト教信者によってつい最近までイギリスでは魔女法があり、過去に魔女狩りが行われていたと言う話になって、結局は双方の親がけんかになってしまいました。シェリーはどの宗教もバカにして良いわけではないという「寛容論」を持ち出しましたが、裁判長は、子供が扮装で笑い飛ばす楽しい行事であり、そこに偏見はなく、宗教でもないとして訴えを却下。案件B:安全な後方任務だと聞かされ州兵として派遣されたキャシーの弟が、任期が延長され上、危険な任務に就かされて爆死した件。アランがリベラル派弁護士として熱弁を振るう。ギャレットとつきあい始めたキャシーの弟は、新兵募集者から十分にシステムの説明を受けていたのかどうか、という点をアランは突きましたが、軍は今は戦時であり、訴えは戦死者の名誉を汚すと反論される。実は、装備の点でも危険物を取り扱う訓練でも州兵は正式な軍隊とは違っていて、自前だという。本来なら仮入隊で、1年経って契約を解除することもできるが、兵士不足の特例措置で任期も2031年まで延長されている。アランが戦争反対の立場に立ったため、デニーはつむじを曲げてもう「友達じゃない」と絶交宣言をしてしまいました。アランは、ベトナム戦争の時にはマスコミも取り上げたのに、今やマスコミさえニュースとして扱わなくなった、年間2000名も戦死しているのに、と国民的無関心を指摘。裁判長は例のマザコン判事でしたが、原則通り判決は軍隊は法的には免責と、訴えを却下しました。アランは負けてしまいましたが、デニーは何を思ったのかお揃いのフラミンゴの仮装に戻し、仲直りしました。キャシーも言いたいことを言ってもらい、満足したようでしたね。お互いに寛容になればテロも起こらないさ、とこちらも「寛容」の精神でした。ところで元海兵隊員、ブラッドのカウボーイの扮装はそのまんまで、確かに遊びの精神というか、ウィットがないですね。日本にもこういう風習はないから、やはり真面目なのかも。(笑)モリーさんのブログ
March 8, 2008
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やっとデニースがまともに仕事をするエピソードが回ってきました。(笑)どうやら始めから事務所にいた人らしいので、今回スポットライトが当たるのも何か変な感じですが、ネットワークの都合でシーズン1を早めに切り上げて、残っていたエピソードをこちらに突っ込んだからこうなったのでしょうね。デニースが3年前に担当し、和解の準備までして多忙のために、そのまま放置していた案件の決着を付けることになった。それは、ピックアップトラックの不良で発火、自宅が火事になり、妻が焼死したピチーノさんが自動車会社に起こした裁判。妻は当時末期ガンで、自宅で死を見取るために戻ってきたのに、火事のためにそれもかなわなかった。ピチーノさんは「あの時の君は一緒になって怒ってくれた」と訴える。自動車会社はどうせ意識がなかったのだから、と22万ドルで和解を申し込んできたものの、その金額には納得できない。勝てる自信のないデニースにシャーリーは陪審の感情に訴えるようにアドバイスする。追い込まれたデニースは、冒頭陳述で「これがみなさんの家族の身に起こったとしたら?」と問いかけ、安全なトラックを作ることがどれだけ大事か自動車メーカーに警告となるような金額を出して欲しいと訴えた結果、被告側から高額の和解金を提示される。この冒頭陳述はとても良くて「プラクティス」を彷彿とさせました。ローリーはデニーにセクハラ行為があると申し立てる。これはシャーリーやポールとしても見過ごせない。デニー本人に謝罪をさせてみるが、いつものように火に油を注ぐことになり、ローリーは裁判も辞さない構え?このストーリーはシーズン1の最後のエピソードの続きですね。今回、セクハラ専門の弁護士メレディス・ウォーターズ女史が登場して、多分この人とデニーは闘うことになるのでしょう。アランもサラにアタックしていましたので、こちらも危ない。子供の時は太っていたと言う話も確か2回目でしたね。ところで、このメレディスがなんと「ヒーローズ」のペトレリ母でした。(爆)ここが一番受けました。先週無罪を勝ち取ったパイパーさんはシャーリーからあっさりクビを言い渡される。確かに依頼人を警察に売り、殺してしまったとなると温情もかけられないか?アランに黙っていたのは、憎まれ役は自分一人でよいから、ということでシャーリーは思ったよりもずっと配慮のある人のように感じました。冷淡に見えますが、なんといってもまともです。(笑)しかし、これでパイパーさんはおさらばなのかしら?今回もラベンダーのきれいなスーツを着ていたのにねえ、寂しいです。アランはやはりタラを失ったショックが大きくて、サラにデートを誘ってみる。別に本気じゃなさそうで、単に寂しいだけのようですが、レストランではつい養殖サケの話を聞いて、環境派弁護士の血が騒ぐのでした。(爆)今週もまた問題児のギャレットは、デニースから頼まれて相手側弁護士事務所へ行ったところで、魅力的なパラリーガル(事務アシスタント)と寝てしまう。挑発的なこのキャシーは、弟がバクダッドで戦死したらしく、来週の予告を見るとどうやらその件でギャレットは裁判を頼まれそうですね。デニーは結婚歴5回。彼に円満な家庭生活など想像できません。(爆)ところで、『パラリーガル』というのは耳慣れない言葉なのですが、日本でも浸透しつつある職種らしいです。→「パラリーガルとは?」モリーさんのブログ
March 2, 2008
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アランとデニーが彼らなりの「正義」を言いたい放題、吼えまくったエピソードでした。それに賛同できるかどうかは別として、とにかく裁判には勝てばよいのですから、終わりよければすべてよし、ということでしょうね。BL的裁判ワンダーランドという感じです。デニーは、民主党のジェイコブズ議員から銃規制法案が失効するのを止めなかった(銃規制を積極的に進めなかった)ことが、選挙の公約と違うと訴えられた件で指名されて弁護する。デニーはコテコテの保守派で、銃を持つことは市民の権利として疑わないのに、勘違いしたのか、ジェイコブズ議員が本当は規制したいが政策上見送ったことに気づかず、一気に落胆してしまう。何も下水で魚釣りをしなくても良いと思いますが、かつて敏腕弁護士だったエースなりの悩みは判ります。何せ、頭はBSEだ、物忘れも言い間違いも激しい、長い最終陳述も覚えられなくなった、闘争心がなくなった、プライドも傷ついた、もう引退の時期なのかな?「もう、俺はデニー・クレーンじゃないんだ。」この年代のおじさん、おばさんにとって共感することなのかも知れませんね。それでも、シャーリーが手がなくなって「事務所としては銃規制反対で進めるけど、私たちは心では銃反対なので、あなたが最後やってよ」と言われて、ペイトリオッツのマスコットのパフォーマンスであっと驚く(あっけにとられる)弁論を披露して笑わせました。もう、弁護側は頭を抱えてましたね。「銃で殺されたのは、銃を持っていなかったからだ。」他国のテロリストに銃を売っておいて、国民からは取り上げるのか…言いたい放題で久しぶりに燃えたおじさん。熱くなっていました。それでも結構受けたらしい。「デニー・クレーンに戻れた」民主党も共和党も警察も国民の80%も銃規制は必要だと思っているが、ライフル協会のロビイストが脅しにくるからできないのだ、というのが本音なのでしょう。手に持った銃を暴発させて、デニーはカリカチュアだったわけですね。アランはタラに去られてテンションが低い。それでもフライパン殺人でパイパーさんの弁護をしなければならない。やる気がなくて投げやりな質問が続く。こちらは検察側の手にはまって、フライパンを持たされ『実演』してしまったパイパーさん、つい力が入りやりすぎてしまい勝ち目はなさそう。しかたなくアランは陪審の心に響く最終弁論をする。「法と秩序(Law & Oder)は週に4回テレビで見られるだけじゃない。」ここは爆笑です。アメリカは法治国家じゃない、"慈悲(Humanity)"の国、"同情(Compassion)"の国なのだ、人殺しを未然に防いだパイパーさんを逮捕してどんな益があるというのか。D.E.Kelleyとしては法廷ドラマとして血も涙もない正義を貫く"Law & Order"は永遠のライバルなのでしょうね。こちらもアランは勝利。私はパイパーさんのピンクやサックスのきれいな色のスーツがとても気に入りました。本当によく似合っていらっしゃる。日本人も真似しなきゃ。(笑)サラ&ギャレットの困った子コンビは、やっぱりあのエロ牧師からしっぺ返しを受けました。「脱いだ下着を嗅がせろ、そうじゃないと上司にこの間の事を言うぞ。」という、もう最低。サラは「困るわ、そんなの。だって私履いていないもん。」あはは、この展開は「アリー」ですね。サラは「いい加減にしてよ」とぶん殴る。結局、それで満足できたのか、この牧師あくまで変態でしたね。モリーさんのブログ
February 24, 2008
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お楽しみ「アラン&デニーのお出かけ編」。ついにタラに振られたアラン。「愛しているけど離れていたい。」でもタラは元彼へも戻らないという。この後、Rhona Mitraは"Nip/Tuck"へ行ったのでしょうね。傷心のアランを慰めるため、デニーはアランを誘ってブリティッシュコロンビアのヘリコプターフィッシングで有名なニモ・ベイへ。オフィシャルサイトウィリアム・シャトナーはカナダのモントリオール出身ですが、これはカナダの観光PRにもなりましたね。ボストンから「地球を半周してまでこんなところへきて」というのアランは都会っ子で自然なんか大嫌い。しかし。この大自然に抱かれては、さすがに浮き世の憂さはすっかり忘れてしまう。本当に素晴らしい光景です。おまけにビギナーズラックでアランばかり釣れて、デニーは坊主でおかんむり。そこで出会ったカナダの弁護士から近隣の鮭の養殖場で「サケシラミ」が繁殖し、天然のサケを全滅の危機に陥らせていると聞いて、アランは環境派の弁護士に早変わり。そういえば、デニーの息子?を名乗る弁護士が天然サケの裁判で出てきましたね。カナダの法廷では黒の法服を着て、イギリス式にカツラを被ったのはご愛敬。2人は最後の最後まで笑わせてくれました。夜の「ベッドシーン」はちょっと話題になりましたが(爆)、「孤独は好きだがベッドで一人はいや」というアランが「クマの声がコワイ」とデニーのベッドに侵入して、大変なことに。(笑)ゲイ嫌いのデニーの表情がたまりません。あと、シラミを"cling-ons"と呼ぶところで、「クリンゴン?」と聞き返すなど、珍しくスタトレネタも楽しい♪これでしっかりと「男の友情」は確認できたのでは?一方、フライパン殺しのバーニーを殺してしまったパイパーさんは、シェリーに相談しますが、その扱いを巡って事務所は困惑します。ポールは知っていて隠すことは事務所を傷つけるので自首してもらおうと言い、ブラッドは秘匿特権の侵害だという。まあ、彼女の友人ならやはり自首を勧めるのだろうと思いますが、彼らにとって相談された段階でパイパーさんも「依頼人」なのですね。シェリーの説得が実に良かった。「あなたも悪人なの?彼の魂を神様の元へ返さなきゃ」ということで、自白し逮捕されたわけですが、バーニーが犯行を予告していて、警察に相談しても何もしてくれない、自分も殺されるかと思ったからと「正当防衛」を主張。(ここでなぜかローリーがまだおりましたね)裁判となると難題ですが、黒い物を白いと言いくるめる(爆)彼らならやってくれるかも?次週が楽しみです。それにしても、こわごわ冷凍庫を覗くところなどはまるで「アリー」みたい。サラ&ギャレットはセクハラ牧師を巧みに罠にかける。「聖職者フェチ」というのも「アリー」で聞いたような話ですが、その気にさせておいて現場を撮影し、映像処理の得意なギャレットが示談を迫る。違法と言えば違法ですがまあ、今回は相手が悪い奴だったから自業自得ということでしょうね。モリーさんのブログ
February 17, 2008
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先週の続き。相変わらずモニカ・ポッターはクレジットされているけれど出番なしでした。タラはまた元彼と組んで、ソウルシンガーEdwin Starrの甥が、シンガーとしてクラブで叔父の十八番の"WAR"という歌を禁止されるという件で裁判を担当。この"WAR"というのは、ベトナム戦争時の反戦ソングなのですね。(邦題「黒い戦争」)イラク戦争に反対する気運もあり観客も求めている中で、この歌を歌うと他国に示しが付かないなどという意見もありましたが、判決は雇い主は出し物を自由に選べる、という結果になりました。それは言論の自由とは別物で、当然と言えば当然でしょうね。タラはマルコムにプロポーズされたことになったのでしょうか。アランはすでにマルコムに白旗を揚げた感があります。音楽シーンは「アリー」ぽいですね。法廷で歌うのは第1話のアニーに続いて2回目。デニーとアランは引き続きケリーの裁判で、有罪とする証拠がないならreasonable doubt(合理的疑い)を主張し、無罪を勝ち取る。ここは精一杯引き延ばせ、というデニーのアドバイスで延々James Spaderが一人舞台したのが見物でしたね。あれはワンカットで撮影したのでしょうか。さすがです。人は他人の不幸を見るのが好きなのです。"Schadenfreude"つまり、「他人の不幸は蜜の味」世間は誰かをつるし上げたいと思っている。これは、今の日本の状況にも言えることかも。そして意味ありげにアランがエレベーターの中で「やっぱり殺したのか?」と質問したのは何が言いたかったのか。何があっても冷静さを失わず「殺していない」というケリー。お見事ということでしょうか。デニースのだんなはプロゴルファーを目指しているのですね。彼女が夫を扶養しているために、離婚となると彼女が離婚手当を払わなければならない。夫の代理人の牧師がまたセクハラで事件を起こしているくせ者らしくて法外な手当を要求してくる。デニースは、破綻主義の離婚を認めない判例を参考にして、違憲だと闘うことに。しかし、判事は法律がそうなっているから、と例外を認めない。ここでもサラとギャレットは下働きですが、ギャレットは牧師のスケベ心につけいって金額を負けさせようと更に入れ知恵しました。この2人はこれから何かあるのでしょうか。もう一つ、小柄なバーニーと親しい関係になっているミス・パイパーは、彼が人を殺すと神になれる、という言動が気に入らなくて、また殺人を起こすのではと心配になってくる。警察に相談しても証拠不十分で起訴されなかったことで、門前払い。そしてついに、信じられない結末に…あらら、来週は大変なことになりそうです。モリーさんのブログ
February 10, 2008
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レギュラー陣を入れ替えて整理整頓し、1シーズンの残りの3話を2シーズンに回して、まず連続エピソードでスタート。なかなか濃い内容で、皮肉も効いていましたね。新たに加わったのは、自らの離婚問題を抱えるデニース。頭はそちらで一杯で、いきなり危なっかしい様子。演じるJulie Bowenは、見覚えがありました。「エド~ボーリング弁護士」のキャロルでしたね。デニースに付いているインターンのギャレット(Justin Mentell)は、同じくサラ(Ryan Michelle Bathe)と共にやる気満々。自信家で頭も回り、つい自分の意見を言ってしまうほか、デニーズの個人的な生活にも踏み込みそうな勢い。きっと問題を起こすのでしょうね。そして、タラはゲスト扱いでイギリス人の元彼が出てきましたので、これで去るのかな?アランの女性関係のストーリーはもう辞めて、より裁判の内容に集中したいのかも知れません。オープニングクレジットに名前のあるレネ・オーバージョノーさんは、今回は出番なし。ローリーに至っては、ゲストクレジットはあるけれど、顔を見ることはなかったです。(泣)オープニングでブルース・ブラザーズのようなコンビを強調するアラン&デニー。デニーの役どころはコミカル専門(エロおやじ)に落ち着いたようですね。(爆)依頼者A. クモ女(Black Widow)の殺人容疑。金持ちの年寄りと結婚しては、相手が腹上死するというセクシーなケリーは、アランをご指名。デニーはもちろん気もそぞろで、ケリーに付きまとう。このケリーを演じているのが、Heather Locklearでしたが、William Shatnerとは「パトカーアダム30(T.J.Hooker)」で共演しているのですね。2人とも若い→(IMDb)なので、デニーがまとわりつくのも判ります。(笑)そしてマスコミも注目するセレブの裁判ということで、判事を含め大半が色眼鏡で見ている。アゲンストな裁判だからこそ、アランに頼みたいということでしょうか。アランは金になれば何だってするけれど、ケリーは「殺していないとあなたは信じてくれるから」と微妙なスタンスです。担当判事はボストン・パブリックのグーバー教頭で、かなり手強い。流ちょうに話すメイド頭の証言を排除すべく、アランは画策する。依頼人B.職場でのキリスト教信仰、強要について。職場の乱れをまずは心から、ということで経営者が昼休みに聖書を読むなどして参加を呼びかけた。原告はユダヤ人なのでこれには参加できないし、仲間はずれのようになって、やむなく辞職した。デニーズが頼りないので、ギャレットがしゃしゃり出て、お楽しみビデオの上映会をして原告を引き下がらせる。これがまた皮肉が効いていましたね。しかもクリントンの下ネタ付き!アメリカは信教の自由と言いながらもやっぱりキリスト教の国なんですよね。「創世記」が「進化論」を追い出したという話も、ボストン・パブリックでもありましたが、911以降のアメリカ社会を表現しているのでしょうね。依頼者C.痴漢行為をしたと言われ、名誉毀損で逆に訴えるという外科医ここで、被害者がしゃべれず、チェロで話すというのが「変な人」好きなDEK風で可笑しい。シャーリーが質問すると、チェロで「オズの魔法使い」の西の魔女のテーマをやっていました。爆笑です。女性2人の"Objection!"が懐かしいですね。結局、裁判には勝ったけれど、依頼者は怪しい人だった?そして相手側の弁護士がタラの元彼なんですね。どうやら彼とよりを戻しそう?その他、レギュラーに残ったブラッドは「私はFBIではない」と言いながら、違法な家宅捜査で生かされていました。早口が武器となったわけです。(笑)アランを怒らせた殺人犯、小柄なバーニーは事務所にたむろして一体何をしているのやら。どうやら来週あたりに何かありそうですが。「本当に依頼者が無実なら気が重い」というアランの言葉が印象に残りました。To be continued...モリーさんのブログ
February 4, 2008
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「アランの叫び」メインは無実の可能性の高い死刑囚の刑執行を止めるという、「プラクティス」並の硬派なストーリーでした。チェリーナに気安く"Pretty boy"と呼ばれたアランは、おのぼりさん気分でテキサスへ。しかしそこではプロの弁護士なのに知らない死刑制度の現状があった…まあアランもボビーみたいな事をしたというわけなのですが、「プラクティス」なら事務所全員で取り組んでいたところでしょう。ジミーとレベッカの熱い弁護が懐かしいなあ。テキサス州は最高裁がなく、死刑が決定するのが早いため全米で行われる死刑のうち1/3がテキサス州の死刑囚だ、というような話でした。「どうして有罪だという確信がないのにそんなに死刑にしたがるんですか。」というとテキサスの関係者が聞いたら気を悪くしそうですね。でも、この演技でJames Spaderはエミー賞主演男優賞を獲得したということもあり、シリアスで見応えがありました。最後は人間らしくあれ、死刑で英雄らしく振る舞う必要はない、死刑に人間性はない、というのを無言で見せてくれました。Bプロット(こちらがAかも)は昔デニーが寝たことがある旧友が出てきて、買春の疑いで逮捕されたという。手っ取り早く片付けるにはセックス依存症という「病気」で乗り切ってしまうシャーリー。男性なら女を買っても依存症とは言われないのに、というのもごもっとも。判事がここのところずっと出てくる小柄でマザコンのあの人なのでデニーは強気。さらに買収していたとは思いもよりません。ローリーはデニーのセクハラを訴え、シャーリーはデニーを事務所から外すことを考える。この分だとローリーは2シーズンは事務所を辞めることになるのかな。クリフハンガーではないですが、とにかく、1シーズンは突然変なところで終わります。残りの5話は2シーズンとして放送されるんだそうです。モリーさんのブログ
September 6, 2007
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「自由の意味」なんと、同じD.E.Kelley作品の「ボストン・パブリック」とのクロスオーバーでした!「ウィンスロー・ハイのハーパー校長」と言っていましたので、キャラクターとしても役者(Chi McBride)も同じです。このときはまだBPも放送されていたのですね。いつの間にか打ち切りになってしまったシリーズで残念ですが。校長は校内のTV放送で右よりニュース番組を放送する局だけ見せないようにしたのは検閲で許せない、という学生の訴えに対して被告側として証言していました。その中でアラブ系の子供が911以後いじめられるなどしていることを危惧している、と言っていたのは確か同じ時期に放送されたBPのエピソードにもそういうのがありましたので、内容的にもリンクしています。その後、Chi McBrideはFOXの"HOUSE"で顔を見かけましたが、やはり久しぶりで懐かしかったです。裁判はアランが「どうせニュース番組は娯楽だ」と言って、原告側が勝ちましたけど、あの局というのはFOXのことなのかな?クレイン・シュミット事務所には、いつの間にかセリーナという女性弁護士が加わっています。アランに担当を振ったのはカワイ子ちゃんタイプのセリーナ。このドラマはキャラクターがいきなり出てきていつの間にかいなくなることが多いです。(笑)メインの裁判はデニーやシャーリーの好敵手だった、往年の名弁護士ミルトン・ボンベイが冷凍保存されたい、と変わった要求を認めて欲しいと言ってきた。自分でも弁護できるのだがどういうわけかデニーに担当を依頼する。裁判自体は今の科学技術では安楽死や自殺幇助の扱いになってしまうので、とても勝てるとは思えない。ミルトンはデニー以上に衰えることを嫌う男で、実のところALS(筋萎縮性側索硬化症)であることを隠していた。年老いて惨めに一人死にたくはないという。裁判では科学の進歩と倫理の問題などが触れられて、なかなか興味深かったです。当然負けましたが、同じように衰えを気にするデニー(ウィリアム・シャトナー)がそういうやりとりで絶妙の味、リアクションをを見せていましたね。コミカルであり人生の悲哀を感じさせ、なるほど、さすがにエミー賞ものの演技だなと思いました。このシリーズですが、見ていて面白いと思うのは多分中年以上でしょうね。本当の意味で大人向けのドラマだと思います。FOX CRIME ボストン・リーガル
August 31, 2007
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「黒い正義」メインの裁判はまたシリアスでした。子供の誘拐事件で警官が犯人の兄弟(事件には無関係)を拷問して捜査情報を得たのがやり過ぎかどうかという件でした。ふと疑問に思うのは、金持ち相手のクレーン・シュミット事務所にしては、どうして一警官の弁護を引き受けたんでしょうね。(苦笑)担当のシャーリーが「心の闇を知っているから」とアランをサブに指名する。そして嫌がるアランに最終弁論を任せる。議論はもっぱらテロなどで国が拷問を使って聞き出すことを認めている、という「容認」側が優勢でした。これもアメリカの現状なのでしょうか。ちなみに、暴力警官役は「ブラザーフッド」で地元ギャングの親玉、フレディ役の人(Kevin Chapman)だったので、めちゃくちゃ人相が悪い。(爆)よくもこういうキャスティングをするもんだと感心しました。ところで、シャーリーの言動を見ていて思うのですが、彼女は男はみな自分と寝たいと思っている(思っていた)人なのでしょうか。それにつられて言うことをきく男性もどうかなあ、と思います。ふとアリーで出てきた「女王蜂」上司を思い出してしまいました。セクシーな魅力で部下の男性社員を思いのまま動かす(奉仕させる)のですが、失礼ながらCandice Bergenにそれほどの玉には見えません。フライパンで母を殺した小柄なバーニーがまたやってきて、アランは彼には嫌悪感丸出しです。デニーも「背の低い人々は不快だ」といつものKelley節ですね。そして、デニーは「自称デニー・クレインの息子」のドニーと、結婚式の土壇場で結婚を拒否された花嫁の裁判で対決する。(この話もアリーぽい)さすがにこの程度の裁判ではデニーとの実力の差は歴然で、ドニーに勝ち目はありませんでした。それでも実の息子ではないけれど、ドニーには父親らしい面を見せるデニーでした。良かったね!FOX CRIME ボストン・リーガル
August 23, 2007
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「BSE裁判」日本では敏感な話題ですが、こちらでBSEを真っ向から取り上げたのに少々驚きました。牛肉は危険だから全面禁止にして市内の肉の取引を禁止しようという極端な条例を決めた市長に対して、クライアントのレストランオーナーが裁判を起こしたわけですが、裁判ではBSEの危険性を(事実に基づき?)淡々と説明していて、日本人でなくてもその理屈には納得してしまう展開でしたね。しかも、政府は食肉業界と結託しているとか、自己申告の検査など意味がないなど身内に対して厳しい意見がズバズバ出てきて、日本ならごく普通の会話でしょうがアメリカ人としては耳の痛い話だったのではないでしょうか。今のところ、アメリカ人では新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者は一人も発生していないというのだけが救いで裁判も劣勢、今回の裁判でもそれを条例に反対するよりどころとしていました。さすがにデニー・クレインの「肉を食わないのは意気地なし」発言が虚しく響いて笑えない。(苦笑)「清教徒はまず新大陸を発見して原住民を食ったんだ」などなど、D.E.Kelley流の自己批判なのでしょうか。結局、デニーの判事いじめ(マザコン、骨抜きetc.)しか勝ち目はなかったですね。もちろんドラマですから、これ一つで結論が出るわけはないですが、それでも先週に続いて良くやったなという感じ。アランはタラと乳繰り合うのにまた一騒動を起こして、暴行の共同謀議で訴えられる。これも(アランは)酷いと思います。自分を守るために金を渡して人にケンカさせるのだから。でも正当防衛というよりは焚きつけているのはありあり。もしかして、これは中東に戦争に行くアメリカと金だけ出して自分は危険な目に遭わないようにしている「他国」を皮肉っているのかしら、と思ってしまいました。同情されなくて良いからさっさとお勤めを果たして来なさい。タラもなんでこんな男が良いのでしょうねえ…がみがみ言うポールの前では叱られても右から左の単なるきかん坊にしか見えませんねえ。ミス・パイパーは一人笑えて良いキャラですね。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
August 17, 2007
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「命の薬」これまでのおちゃらけな面を減らして「まともな」裁判がメインとなってドラマも方向変換したのかなという感じです。それでも、アランの秘書、おじゃま虫のミス・パイパーは「アリー」でいうところの、「クレア・オトムス」おばさんというところでしょうか。最近出番のなかったブラッドが担当したのは、レズビアンのカップル同士の裁判で、被告はゲイを装って社長のステファニーに近づき商売で大儲けをしたあと、会社のクライアントと一緒に去っていったという案件。あれだけ「レズビアン」を連呼すると、この番組を見る年代にはレズビアンに対する独特の関心・偏見があるのかな、と思ってしまいました。(苦笑)アリーの時には確かにキャスト間で三面記事風の取り上げはありましたけどね。ブラッドは魅力的な原告(トレイシー)に心を奪われて、彼女は本当は男性が好きなのだ、と彼女の主張とは逆の思いこみに悩まされる。まあ、患者に個人的な感情を抱く医師みたいなものでしょうか。その妄想のおかげで熱心に取り組み、実際ブラッドは裁判には勝ったものの、結局はトレイシーとステファニーの芝居に騙されていた訳ですね。彼もまだまだ人生経験が足りないということか。一方、自分一人で弁護を引き受けると言い出したデニーの裁判は未承認薬を与えた医師に罪があるかどうかと言う話で、これはなかなか面白かったです。新薬は認証までに9年もかかって役所(FDA)が許認可するという事について、根本的な疑問を呈しているわけで、議論は「効けば名目は何であれ使えばよいじゃないか」という本音の話になっておりました。またFDAに薬の危険性について何も判っていない、という指摘も。もちろん手放しに危険な薬を使っても良いと言うわけではないと思いますが、裏には製薬会社や密売者が大儲けしているというような話もあるのでしょうね。そしてデニー自身が記憶が薄れてきたためにドラッグ(アンフェタミン系)を処方してもらっていることをアランに告白。事務所では何かとお荷物扱いされていましたが、内心相当な葛藤があったようですね。おかげで症状は良くなり、まだ現役で通用することを証明した。それほど「現役」にこだわるデニーをそろっとフォローするアラン。微妙な関係ですね。(苦笑)一方、この回からオーバージョノーさんがレギュラーに入って、ポールはより事務所での立場も強くなった感じですね。シュミット嬢を呼び寄せてデニーを追い落とすつもりなのかな?FOX CRIME ボストンリーガル
August 10, 2007
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「裏切られた善意」シャーリー・シュミット女史によるテコ入れとして、サリーがクビを言い渡される。まあこれまでの実績を考えると当然と言えば当然か?(爆)ブラッドが相談を受け、彼女に冷たい態度を取っていましたが、ブラッドが元彼だっていつ出てきましたっけ?今はもう友達でもないですね。ブラッドも今のところ、アランに絡むわけでもなく生かされていない印象のキャラです。先週母親を殺して起訴を免れたバーナードが、今度は隣の奥さんを殺してしまう。それなのに自分が何も悪いことをしていないような態度なのには驚きます。さすがにアランもこれにはさじを投げてしまい、タラが引き受けて、とにかくクライアントとして面倒を見る。今回、これほどタラが仕事をするのは初めて見ました。(笑)シュミット女史が来てからなんだか女性陣に気合いが入ったような感じですね。それにしても、構ってもらえなくて「寂しい」で人を殺されたらたまりません。こんな「困った」クライアントがいるのでしょうが、DEKの「小さい人いじめ」が感じられます。アランは秘書からセクハラを訴えられ、それが本能だからと開き直る。この辺は「アリー」のリチャード的な物言いです。シュミット女史は、モラルの塊ですね。生活指導の先生よろしく、事務所中に目を光らせる。(笑)ところで、新しく秘書として登場したキャサリン・パイパー(Betty White)は、「ザ・プラクティス」8シーズンで、アランが故郷に帰って殺人事件に巻き込まれる話しで、確か近所のおばさんの役ではなかったでしょうか?犬の散歩中で目撃者だったかな。(記憶が定かではないので間違いかも)このパイパー嬢は、このあと何話か出て、エミー賞のゲスト女優賞にノミネートされたのだそうです。この先楽しみですね。メインの裁判は「知的デザイン」、つまり神による人類の創造(創世記)を公立の学校で教えることを認めるかどうかを巡って闘われました。シュミット事務所のクライアントは教育委員会側で、教師をクビにした側ですね。結論は授業を「認める」ということになりました。つまり「アメリカは神の国である」というわけですね。この会話は「ホワイトハウス」で政教分離のはずなのに、なぜ聖書の上に手を載せて宣誓するの?と同じような会話ががありました。どうなのでしょう、保守への揺れ戻しなんでしょうか。もし「ボストンパブリック」が健在だったら、クロスオーバーエピソードができたでしょうに。とにかくシュミット女史は今のところ向かうところ敵なしという感じです。そしてアランとデニーが締めで語っていたシーンまで、シャーリーとローリーで締めてます。ドラマが変わってきたのでしょうか。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
August 2, 2007
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「シュミット参上」ついに「クレイン・プール・シュミット事務所」のパートナー、Ms.シュミット登場。Candice Bergenは確かに貫禄がありますが、表情も歩き方も石のように固いです。(爆)ここまで訴訟部門の成績が落ちてきたのでテコ入れにNYから戻ってきたという。問題児のアランの監視もあるようです。やはりブラッドだけではだめなんですね。(笑)彼女(シュミット女史)の場合も、HOUSE,M.D.のハウスの元カノ・ステイシーと同じように、かつてデニーが振られた相手で、デニーは彼女の前では今も形無し、急所をしっかり知られています。(爆)また弁護士としても実力は格段上だというところを見せつけて、ますますウィリアム・シャトナーはコミカルになっていくように見えます。耳元でふっと一言、というくだりは「アリー」のリチャードぽいですね。デニーとしてはとにかく、弁護士として「彼女は衰えていない」のが気に入らない。あくまで彼が大事なのは男のプライドなんですね。そして、さすがにローリーはシュミット女史から覚えがよいらしい。今回のクライアントの依頼は、スーダンの民族浄化についてアメリカ政府の不作為を訴えるというもので、その無謀さは「アリー」の時の神様を訴えたいという少年のケースを思い出しました。そして、大番頭ポールは難しい問題はまずローリーに投げてみて、彼女が何かアイディアを出すのを待つ、ということにしているようです。シュミット女史としては、話題になりさえすれば良いので、今回マスコミが取り上げたことだけで大成功なのですね。ところで、どうしてアメリカばかりが他国の人々の殺し合いに関与しなければならないのだろうか、他の国はアメリカがやっているからと無関心で、アメリカはやりかけたことを最後まで責任とってやるべきである、というのは、逆に言えば「あれこれ他国に手を出すべきではない」ということなのでしょうか。D.E.Kelleyがアメリカの正義とは何かというようなことを訴えたいのかなと思いました。裁判の結果はともあれ、このシリーズ、お笑いばかりで、どうしてエミー賞にノミネートされるのだろうと思っていましたが、なるほどこういう面なのかと思いました。アランの受け入れた事件はまたまた小柄なおじさんの引き起こした母親殺害事件で、気弱なおじさんに同情的なアランが上手く起訴をかわしましたが、どうやら来週の予告を見ているとそうではなさそうですね。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
July 25, 2007
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「クリスマスの危機」もう、本当にしつこくクリスマスネタを続けますね。(爆)やっぱりD.E.Kelleyのドラマだ!またまたウィリアム・シャトナーのクリスマスソングが楽しめました。そんな事務所のクリスマスパーティをよそに、ローリーとブラッドは夫と愛人を撃ち殺した容疑で起訴された妻の弁護を担当。こちらは久しぶりに「プラクティス」風の裁判風景を見せてくれました。"Objection!"が懐かしいです。(笑)無罪を証明する証拠が乏しいケースで、ボビーなら始めから「心神耗弱」を訴えるでしょうが、ローリーはあえてそれをせず、証人に精神科医を呼んで、逆に検察側に心神耗弱の可能性を引き出させてしまう。そのダーティな手法に、判事からブラックリストに載せるとまで言われてしまう2人。ローリー、なかなかやるじゃないですか。結局本当に殺したかどうか判らなかったですね。あとでまた取り上げられるのでしょうか。ところで、あの裁判長の人はSix Feet Underでルースが付き合っていたニコライ役の人ですね。こちらはさすがに固い役でした。アランとデニーのおじさんコンビは、事務所の掃除婦の元夫がクリスマスで子供を連れ去ったという訴えを聞いてやって、警察に顔が利くデニー(これって、T.J.フッカーのことかな?)が無理を言ったために、元夫が逆恨みで乗り込んできてしまった。アランは人質となって、ついにこれで終わりと観念すると、そこへ元海兵隊のスナイパーだった?というデニーがライフルで憐れな夫を撃退してしまう。この流れが、いかにもカーク船長風(西部劇の保安官風)で良かったですね。愛する者を守る、といわれて「え?」というアランは愛されていると思って感動したようです。(笑)彼は誰からも愛されていないと思っているらしい。タラまで「愛している」と言っていましたが、サリーにしても、彼女たちは一体仕事をしているのだろうか。あれではたんなるコンパニオンじゃないの?来週からはついに「シュミット」さんが出てくるので、事務所はまた大変なことになりそうです。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
July 18, 2007
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「それぞれの思惑」引き続きクリスマスシーズンなので、お決まりの「宿り木」ネタとアランはクリスマス・オーナメントで「変な人」を演出。こうして見ると、アランは「フィッシュ&ケイジ事務所」のジョンの役回りですね。(笑)今週はローリーがすごかった。彼女はしっかりしていて、公私の区別が付いている。さすがシニア・パートナーだ、ということもありますが、でも、社会人ならそれが当然なのですけどね。この事務所はどうかしている。(爆)タラが訴訟相手の事務所の時間稼ぎ作戦に対抗して、バーで相手の弁護士を騙して真実を聞き出してしまう。すっかりアランのやり方が「クレイン&シュミット事務所」に浸透してしまったかのようです。もちろん弁護士倫理上許せない問題なのでその情報は使えず、その替わりローリーは強い態度で当人同士を会わせ、示談に持ち込ませてしまう。この毅然とした態度が立派でした。口答えするタラに"You dismissed !"ブラッドはどうやら軍隊式だからか、ローリーに恋心?みたい、でもあっさりと振られてしまいました。でも、それが「アランのせい?」と言うのは情けない。ブラッドは以前は海兵隊にいて、立てこもり犯との交渉人まで経験したという猛者なのに、なぜかこの事務所ではアランを目の敵にしてまるで子供みたいですね。「俺は爆弾犯を捕まえたのに、なんでアランの方がもてるんだ!」タラの「私がアランと寝ているから妬ましいのでしょ?」というのは、「は?(出口はあちらよ)」と言いたくなるくらい、ムカつきますが、ほんとにアランは迷惑も良いところです。一方、アランとデニーが担当した事件は、製薬会社が新薬試験の被験者を一方的に除外したことを患者側が訴えたものでしたが、なんとその新薬がそもそも知らされていた薬ではなく、まだ許可も取られていない別の薬で「人体実験」だったというオチになりました。こういうところでは、アランは都合良く(爆)倫理の問題を追及して正義の味方になるんですね。(爆)担当の医師に真実を明らかにされると、製薬会社という金づるをうばうことになるので、こう言うときはポールはクライアント第一。デニーは個人的に大儲けしてカナダに釣り用のキャビンを買いたいと思っている。(これの話は後で出てきますね)あの手この手で、どうしても俺がやるとがんばったのに、結果は担当医師が真実を話すことになって、デニーは「俺も腕が落ちたのか…」と落ち込んでみる。このドラマ、弁護士ドラマなのに爽快感がないですね。(苦笑)お楽しみでウィリアム・シャトナーの歌が聞けましたね。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
July 12, 2007
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「サンタの代理人」クリスマスに失業サンタが出てきて、「ファンタジーに逃げ込むことが好きなんだ」というセリフが来ると、もうこれは完全に「アリー」の世界ですね。今週は特にそんな感じがしました。たしか、ジョージアのパパがサンタをしていたんじゃなかったけ?同じネタを繰り返すのはD.E.Kelleyの特色です。(笑)ローリーがセラピーを受けていましたけど(さすがに『人生のテーマソング』はない)、女装趣味の男性、さらにshort peopleのネタなどもKelley作品にはお馴染みのものが揃いました。そうやって見ると、本当に仕事ができるのかどうかわからない「人寄せパンダ」的デニー・クレーンも「アリー」でいうところのリチャード的役回りなのか、という感じがしてきます。ゲイのサンタが女装が趣味だという原因でデパートのサンタをクビになった。飛び込みの案件に気まぐれで飛びついたデニーはこの手のクライアントは苦手らしく、さっさとアランに振ってしまう。アランが嫌いでたまらないブラッドは検事に手を回して、ゲイに偏見を持つ判事にこの事件を担当させる。アランが負けるという賭までしていたみたい。ブラッドも始めの印象ではもっとまともな仕事が出来るはずの人なんだろうけど。サンタをすることがどれだけすばらしいか、依頼者にちらりと語らせて、これまで弁護士に重点を置いて描いてきたドラマが、ややクライアント側に移ったような印象です。そしてこちらはまともなことを言う社会派のアランが策を練り、第1話で出てきた牧師のアジ演説(ウサギを出す)の応援を得て、ゲイ嫌いの判事をぎゃふんと言わせてしまう。神様の名前を連呼していましたが、やはり神様には誰も勝てないということでしょうか。クリスマスですものね。(笑)しかしローリーの件の方はシリアスで、悲惨な展開になりました。精神科医が「別れた妻を殺したい」と真に迫った告白をした患者を重く見て、考えたあげくその妻に念のために警告してしまう。元妻はそれが本当だと信じて怯え、釈明のために家に来た元夫を射殺してしまう。これは医師と弁護士双方がクライアントの秘密の保持の義務と危険回避の良心の間で揺れて、それぞれの資格に関わる問題に発展する可能性があり、深刻な話です。大番頭のポールも場合によっては責任が問われることになり、来週はどうなる事やら。こういうテーマは「アリー」では扱わない部分ですね。それにしても、確かに問題児のアランが来てからローリーは変な影響を受けたみたいで、ちょっと気の毒。しかも、彼に惹かれているなどとブラッドに言われてむかつきますね。「太っているのになんであいつばかりがもてるんだ」というのには激しく同意です。(爆)FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
July 5, 2007
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「もつれた糸」ローリーはいつも倫理の上で揺れる役回りですね。ついでに、同僚のシャンプーの匂いだとか着ている物などをいちいちチェックするという「やな女」のイメージもありますが、まああの事務所では「良心の鑑」でしょう。彼女のクライアントが撃たれて体内に犯罪の証拠となる銃弾が残り、命の危険を秤にかけた上でクライアントの要求通りそれを警察に渡さないよう認めさせるが、今度はそのクライアントの命が危なくなって弾を取り出さなくてはならないときに、アランが横から非合法の医療(獣医の手術)を受けさせ取りだしてしまう。こういうところの彼のとっさの行動がやはりダークですよね。まあ、大番頭ポールも「アランに相談しなさい」と言ったりしていますし、彼を認めているのか、あるいはダーティな仕事には目をつぶるようです。ところが、今週アランは被告に辱めのような懲罰を与えたがる判事に対しては正義感を見せて、真っ向から懲戒を求め、その人間性を訴えたりします。このアンバランスが魅力なのか、彼のよく分からないところですね。そして、こういうヒーロー的な行動はポールは絶対に認めないですね。ローリーはこの矛盾について"I think you're lost"と指摘する。デニーは「義足の女」とやりたかった、と言って売春のおとり捜査に捕まり、レッドソックスが優勝したから次の夢を叶えたかったと訳の分からないことを言って無罪放免に。(また身体障害者のネタですね)彼は何をしても許される存在なので構いませんが、なんだか毎回奇妙なネタを捜しているようで、やや苦しいです。(爆)デニーはポールの存在が疎ましく、アランが来る前は事務所は地獄だったという。ではポールがいなければ、この事務所は一体どうなってしまうのでしょう。(笑)ところで、検事補にNip/Tuckのクェンティン役のBruno Camposが出ていましたね。一緒のシーンはなかったですが、タラ役のRhona MitraもNip/Tuckでは微妙な役柄だったので、ちょっとツボだったです。FOX CRIME ボストン・リーガル
June 27, 2007
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「秘密と嘘」クレーン-シュミット法律事務所の大番頭ポールは、今日も事務所の舵取りで頭を抱える。彼はなんだか教頭先生みたいですね。(笑)刑事事件づいているローリーは、たまたま相手側の弁護士に個人的な依頼をされ、彼の別れた妻が管理している子供の臍帯血を自分の白血病の治療に使いたいといわれる。元妻は頑なにこれを拒んでいる。結局その理由は、子供が別の男性との間に生まれた事をずっと秘密にしていたためで、死期が近い元夫にはこれは伝えられない。ローリーも、これを依頼人に伝えることには抵抗を感じる。しかしポールからは嘘を言えば弁護士の倫理に違反すると言われる。ローリーの話はいつもシリアスで良いですね。ちゃんとしたドラマを見ている気がします。(爆)アランは市長選候補者から相手側市長陣営がキャンペーンで自分たちを中傷し、名誉毀損を行っているので辞めさせたいと依頼を受ける。これも、現市長が事務所に懇意にしてくれているということで、ポールからお小言。いちいち大変だなあ。(泣)この候補者の妻サマンサは、アランが学生時代にあこがれの人だったということなのですが、それにしても彼は毎週ごとに女性があらわれますね。ほとんど、カーク船長ばり。(笑)しかもその妻が離婚を希望しており、上手く別れられるように手を貸した上で、アランもついに長年の夢をかなえるのか、と思いきや、なんだ~最後はタラとベッドインですか?確かに、今更いただくならタラの方が良いかも知れませんが、なんでそんなに彼ばかりがもてるの?アランは女性にソフトではあるけれど、私にはわかりませーん。(-_-;)D.E.KelleyはJames Spaderのファンなのでしょうか。エンディングの音楽の使い方はKelley作品らしくセンスが良かったですけどね。サリーが担当したのは、PL法にありそうな電化製品の事故の件。これ、依頼者はBONESのT.J. Thyneでしたね。デニーはアルツハイマーの検査を受けて異常がないと判ると、ポールから稼ぎが減ったと言われたことに反発して、電機メーカーの側で集団訴訟などに対応するポストをゲット。まだまだデニー・クレーン伝説は健在なところを見せる。ポールの頭の中でそろばんがパチパチ。まあこれはこれで良いとして、デニーは事務所でステーキを取り寄せて食べるんですね。早死にしそうだなあ。(爆)FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
June 21, 2007
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「目には目を」あれからローリーはすっかり刑事事件にやりがいを感じて、公選弁護人などを担当している。「アリー」の時は民事ばかりで軽い話が多かったですが、どうやら「プラクティス」の筋も残していこうということなのでしょうね。弁護した容疑者は、この間のNUMB3RSにも出てきた頼りなさそうーな青年(Fred Koehler)でした。いじめられていた悔しさから、マーシャルアーツを習い、いじめっ子と対決して殺してしまった。もちろん殺すつもりはなかった。でも、勝訴してからの彼の表情がぞっとしましたね、なかなか上手い役者さんだと思いました。そして、彼の母親が義眼なので、このタイトル「An Eye for an Eye」になったのだろうと思いますが、またまた身体障害者をギャグのネタにするという、いかにもD.E.Kelleyらしいエピソードでしたね。それにしてもなんか、このドラマはやることが中途半端な感じがしますね。アランまでが前の職場は刺激的だったと言ってました。(笑)「アリー風」、「プラクティスもどき」はまだまだ微妙です。アランはサリーに去られて再びタラにhit on。それはどうでもよいが、最終弁論はまともなことを言って良い仕事をしました。(笑)デニーは休職中のエドウィンの受け持っていたクライアントの製薬会社に対する訴訟を急遽引き受け、冒頭陳述ですっかり白紙状態になってしまい、年寄りと判事を悪く言って審議無効にし、法廷侮辱罪になりましたが、とりあえずは時間稼ぎはできた。でも、もしかしたら自分はアルツハイマーなのではないかとふさぎ込む。デニー愛のブラッドはそれを知らないので、「やっぱりパパはすごい♪」という顔で見ているのが面白い。アランは通じるものがあるのか、しっかりフォローをしていましたね。今のデニーだけ見ていると、彼が本当に伝説的な弁護士だったのかどうかは判りにくいです。その辺の深さをBill Shatnerが評価されてのエミー賞だったのでしょうね。そんな気がします。FOX CRIME ボストン・リーガルモリーさんのブログ
June 13, 2007
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「苦い勝利」第1話で精神的に壊れて入院していた共同経営者のエドウィン・プールがなぜか戻ってきた。「ペリー・メイスン」が夢枕に立ったという。(爆)何を思ったのか普段は刑事事件は扱わないのに、行き当たりばったりで弁護することになったのは警官殺しの容疑者で、ほとんどぶっつけ本番。公選弁護人で勝ってももうけにはなりませんね。しかたなくローリーがサブにつくことにして意外にも善戦したように見えましたが、結果は有罪に。自白の取り方が違法だと追及したり、こちらのやりとりは久しぶりに見応えがありました。後に残るやるせなさも正統派の法廷ドラマの趣が。多分、エドウィンはレイモンド・バーの真似をしていたのだと思いますが。エドウィンはやはりまだ治療中なのですね。ところで、このときの検察側がどこかで見たな~と思ったら、CSI:NYの検死医シド(Robert Joy)でした。法廷で見るとすごくノーマルに見えますね。(笑)もう一つは、大企業のCEOが万引きをした件で、「なんとかしてくれ」と頼まれたアラン。目撃者をつぶすために考えた方法はBプラン以上にあくどいものでした。恋人のサリーを利用して目撃者の人柄を探らせ、座っているだけで影響力のあるデニーを同席させて脅し、ひたすら相手の人格を攻撃する。こちらはもう吐き気がするような物言いで、いくら仕事とはいえ、やっぱりこういうのを見ているのは嫌ですね。万引きをしたのは事実なのだから、ちゃんと謝ればいいのに。サリーもそんなアランには愛想を尽かす。というか、愛想を尽かせるようにわざとし向けているのが彼流の「愛情」だという?そんなの絶対に認められませんよね。やっぱり、こちらでもアラン・ショアの最低男ぶりは堅調です。ところで、事務所は今のところエドウィンが入院中なので実質「クレーン弁護士事務所」になっていて、ポール・レビンストン(Rene Auberjonois)が「大番頭」みたいな位置づけなのですね。自分の個室をもたないで、会議室の隅でこつこつと仕事をする。彼のような存在がなければとても成り立たないでしょうね。(悲)余談ですが、Rene Auberjonoisさんは以前、スタートレックのコンベンションでサインをもらったことがあります。ご本人もあのままでとてもスマートな紳士でした。FOX CRIME ボストン・リーガルJasmineさんのブログモリーさんのブログ
June 6, 2007
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「父と息子」アランのストーカー、クリスティーンは弁護士だったのですね。前回、聞き漏らしていました。散々アランにつきまとったあげく、今度はクライアントのセクハラ事件で対決しなければならなくなった、というのはいかにも「アリー」風な展開です。おぞましさも一層。(笑)しかし、結局クリスティーンは病院でも薬を飲まずにいて問題はなかったわけですし、アランが多少敏感になりすぎたがために、ストーカー問題に発展したのかも知れませんね。裁判で2人が論理的にぶつかり、クリスティーンがアランの挑発に自制できたのですから問題ないですね。とりあえず一件落着です。天然の鮭の繁殖が認められた川に、ショッピングモールを作る件で、デニーの武勇伝の一つ?、自ら「ご落胤」を名乗る若者が現れて、環境保護を訴える相手先の弁護士としてデニーの事務所と闘うことになった。デニーからはほとんど愛情を与えられなかったにも関わらず、息子?のドニーは「クレーン伝説」を相続したことを感謝しているという。要するに「親の七光り」を利用しているですね。この息子の役を演じていたのが、Freddie Prinze Jr.です。彼こそ有名な父親(コメディアンのFreddie Prinze)の七光りで何かと苦労したのだろうと思われますが、さすがに配役の妙を感じました。(ちなみにこの人はバフィのSarah Michelle Gellarの夫です。)しかし実はデニーの本当の子ではなかったというオチで、気の毒なドニーはショックを受ける訳ですが、DNAではなく「クレーンイズム」を受け継ぎ、のれん分けを許された「息子」はアイデンティティを確立します。こういう人情的な話はとても良かったですね。フレディもなかなか上手い。この先もまだ出てくるらしい。そして、事務所では自分こそは息子だと自負するブラッドのヤキモチがこれからのドラマを面白くしそうです。今気がつきましたが、彼の早口は尊敬するデニーに何とか認めてもらいたいという気持ちの表れかも知れませんね。一方、これが初めてだというサリーの弁護では(彼女は今試用期間中?)、アランの「ウサギを出せ」というアドバイスのおかげで「事実は小説よりも奇なり」という意味不明の最終弁論をし、陪審員の心を掴んで逆転サヨナラ2塁打?を打つ。この脱力感に、久しぶりにD.E.Kelleyのドラマを見たなという気がします。こうしてまたまた「クレーンイズム」は次の世代に受け継がれていく。ボストンの弁護士はみなこうなのか?(笑)ところで、この法廷の判事役、Patricia Belcherは、FOXのドラマ、BONESでもブースの懇意にしている検事として何度か出てきます。当のデニーは若さを保つためのボトックスを打ったり、カリスマ性を維持するための努力は惜しんでいません。まだまだ彼が法曹界から姿を消す日は訪れないようですね…FOX CRIME ボストン・リーガルJasmineさんのブログモリーさんのブログ
May 30, 2007
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「友情の代償」驚きました。アランに付きまとうストーカー女が、あのLOST3シーズン・プレミアでジャックを尋問していたジュリエット(Elizabeth Mitchell)じゃありませんか。だからよけいに不気味です。(爆)LOSTの時もそうですが、きれいな顔をしているのに、その揺るぎない自信や鉄仮面ぶりが余計にむかつく感じですね。ところで、かつて恋人に車で轢かれたと言っていたエピソードはプラクティスであったでしょうか?(無かったような気がします)アランはいろいろ怪しい弁護士という設定だったので、そういうことがあってもおかしくないですが。それにしても、今の彼女のサリーという女性弁護士は一体仕事をしているのか?ちゃらちゃら、ベタベタして。(爆)それをやはり女性のローリー(彼女はパートナー?)がやたらチェックを入れている、という。このあたりは「アリー」並の展開です。デニーはかつての栄光にかげりが見えたカリスマ弁護士で、今もその「クレーン節」は法廷ではきらりと光るものの、彼の衰えを知っている者から見ると、逆に足下をすくわれそうで恐くなる。シニア・パートナーのポールからも温情で勇退の道を示唆されるけれど、デニー本人はまだ自分の力を信じたい。意地でしょうね。また、若手No.1のブラッドから見ると、デニーのカリスマ性を信奉するファン気質がまだあって、微妙にポールに対立してしまう。デニーのようなカリスマ弁護士とブラッドの関係は、「プラクティス」のボビーと彼のmentorであるレイモンド・オズとの関係を思い出します。オズは最後は本当に老いさらばえた老人という感じで終わりましたけど。今回はどんな展開になるのでしょうか。また、ストーカー女とアランの対決は来週にも持ち越されるようですね。FOX CRIME ボストン・リーガル
May 24, 2007
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