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シリーズフィナーレ。タイトルはこのシリーズが原案としたイスラエルのドラマのタイトルですね。オリジナルへのリスペクトなのでしょう。フィナーレらしく、過去8シーズンを思い起こすことができ、予想した展開とは違った形で有終の美を飾ってくれたという感想です。以下、ネタバレ注意です。ISIの情報でジャラールを討伐したはずだったが、そこにジャラールはいなかった。ヘイズ大統領は激怒し、パキスタンに核爆弾を撤収しなければ、こちらが破壊するといい、すでに戦闘機がパキスタン領空に出撃した。パキスタン側はおそらく、核ミサイルの発射権限を現場に与えるよう動いているのだろう。タスニームは国連で、ヘイズの最後通告に対して、攻撃されれば徹底的に戦うと声明を出す。ソールとの最後の話し合いのチャンスを得られなかったキャリーは、心を決め、グロモフの申し出を受けることにした。薬品を使ってソールの動きを止め、ソールの口から協力者の名前が出なければ、GRUの暗殺チームがソールを殺す。ソールは大統領と2人だけで話したいと申し出るが、大統領は面会を拒み、ゼイベルが立ちふさがる。フライトレコーダーは現在、ロシアが持っており、ヘリが墜落したのはタービン翼の不備だと告げても、ゼイベルは動かない。ソールはロシアはなぜアメリカにフライトレコーダーを渡さないのか、その理由を突き止めなければならないという。万策尽きたソールは、ワシントン・ポストの記者に会う段取りをウェリントンに頼む。自宅に戻ったソールの前に、キャリーの姉マギーが待っていた。キャリーがラングレーの本部で目撃されたというが、アメリカに戻っているなら、なぜフラニーに会いに来ないのだろう。そのころ、キャリーは姉の自宅に入り、フラニーの部屋から緊急用の金とパスポートを持ち出していた。戻ったキャリーにソールは、フラニーに会いに行かないのはアメリカに留まる気がないのだろうと問う。そもそも、なぜアメリカに戻ってきたのか。キャリーは戦争が始まるのを阻止するため、グロモフと取引をしたと明かし、ソールの協力者がモスクワにいることも突き止めたという。彼女の名を明かせばフライトレコーダーは手に入る。しかし、ソールは頑としてそんな人物はいないと口を割らない。キャリーの追及に、ソールはアリソンに殺され、協力者は彼女一人しかいないという。一旦、協力者のネットワークを失うと再構築するのに10年以上かかるだろう。パキスタンとアフガニスタンで多くの人が命を失うと訴えるも、ソールはそんな事は地域問題だという。時には犠牲も必要なのだという言葉で、キャリーは計画の実行を決意する。薬を調合してソールに塗りつけると、ソールは体の自由を失って倒れる。今なら間に合うと言っても、ソールは協力者の名前を明かさない。どうか、私にこんなことをさせないでと懇願するも、ソールは崩れなかった。キャリーは暗殺チームを待たせ、代替案へと向かう。翌朝、ウェリントンは待ち合わせ場所にソールが現れないと連絡をしてくる。その頃、キャリーはイスラエルの西岸地区にある、ソールの妹の家に向かっていた。ドリットはキャリーの訪問に、兄が死んだのかと問う。キャリーはそうだと告げ、葬儀のためにすぐにアメリカに発つように促す。荷造りするドリットに、キャリーはソールがいざという時に、私に託したものがあるはずだと問うと、ドリットは3年前にソールが訪ねてきたときに、キャリー宛の手紙を預かっているという。その中にはUSBメモリーが入っていた。先にドリットを行かせたキャリーは、グロモフを呼び、協力者の名前が解ったと告げる。ソールと連絡が取れないウェリントンは何かあったと気付き、警察に連絡を入れた。キャリーは30分以内にフライトレコーダーを返すという約束で、グロモフにソールのメッセージを見せる。協力者は国連で主任通訳としてミロフに随行している、アンナ・ポメランセワだった。グロモフがミロフに連絡を入れた頃、ソールは解放されてライアンにアンナの身柄を保護するように告げた。まもなく、ミロフによる会見が開かれるが、アンナとライアンは会場を脱出する。しかし、2人はGRUの局員に見つかってしまい、地下の機械室に閉じ込められてしまう。アンナはライアンに銃を貸してくれと頼む。拒むライアンにアンナはソールに電話をさせ、ソールはライアンに銃を渡すようにいう。アンナは自殺してしまい、その後ミロフはフライトレコーダーを公開して、アメリカに戦争を避けるように求める。キャリーはソールを裏切ったことで落ち込むが、グロモフは彼女のせいで多くのロシア人が捕まって拷問され、殺されたという。任務には犠牲が伴うというグロモフに、キャリーはあなたはソールのようなことを言うと答える。アメリカは軍を撤退させることになり、イスラエルにいるキャリーとグロモフの身柄は危険となった。2人はロシア側の協力でシリアへと逃げた。2年後、キャリーは中東でのアメリカの失策を暴く本を書き、グロモフとモスクワで落ち着いていた。ソールはDCを離れることになり、引っ越しの最中だ。そのソールの自宅に古書店から「ラビノウ教授」宛の電話を受ける。不審に思いながら古書店を訪れたソールは、本が届いていると知らされる。それはキャリーの本で、背表紙にはロシアの軍事的な情報が隠されていた。続きもまた送られるという。冒頭のブロディの告白ビデオは懐かしかったですね。彼は彼なりに国内外の敵からアメリカを守りたいと本当に思ってあの録画をしたが、今のキャリーは彼の気持ちがわかるということだったのか。懐かしいという意味ではマギー姉さんですよね。いろいろあったけれど、家族としてキャリーを心配していることは間違いないし、フラニーのためにもキャリーに会いに来て欲しい。肝心のフラニーちゃんは出てきませんでしたが、キャリーが娘を愛していることを表すためには、本の献辞に書くしかなかったということですね。保釈中の身でどうやってイスラエルに出られるのかなと思いましたが、いずれにせよもうアメリカには二度と戻れないでしょう。それならば、ということでアンナの後任を自ら引き受けることにした。グロモフを騙すことくらい、簡単なのでしょうね、きっと。ロシア諜報部にもそれなりに協力することで今の地位を維持しているのでしょうが、ロシアでも微妙な立場でしょうね。いつまた拘束されるかわからない。だから捕虜みたいなもの、ということなのかな。ソールがまた有益な情報を手に入れ始めると、グロモフはキャリーを疑い始めるのかもしれません。一生嘘を付き続けるなんて、悲しいですが。キャリーがソールを殺すはずはないと思っていました。アンナが殺されるかもしれないけれど、それでもアフガニスタンにいる2万の兵を守ることができるというキャリーもまた、犠牲もやむなしという立場じゃないでしょうか。でも、ソールの協力者を守るという立場も決して崩れることがなかった、だからこそ、信頼できる情報が手に入るということだったのかなあ。さすがにヒントがドリットの家にあったとは、想像がつきませんでしたね。ラストのコンサートは、オープニングでジャズが流れていたことを思うと、このシリーズらしさで締めたということですね。8シーズン見続けて、満足な最終回でした。いろいろ知らないことも知るチャンスになりましたし、ルパート・フレンドを知ることもできた。(笑)制作に関わった方々全てに感謝です。
June 10, 2020
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後1話を残す段階になって、そう来たか。これぞ、オールドスクールなスパイ物へのオマージュだな。車による自爆テロで、解放された特殊部隊の隊員全員が死亡した。逮捕されたキャリーは、ソールが差し向けた弁護士によって保釈される。ジェナは治療のためにアメリカに戻り、FBI側の証人として証言するようだ。ホワイトハウスでは、攻撃すべしという大統領とゼイベルをソールが懸命になだめる。ソールはパキスタンと裏で取引をすると言い、国連でパキスタンの関係者と会うことにする。キャリーはソールの自宅に滞在することになり、改めてフライトレコーダーを取り戻すべきだと主張する。ソールにはクレムリンに協力者がいるという噂があるが、その人物に頼んでみたらどうか。ソールは協力者はいないと頑なに否定する。キャリーは病院帰りのジェナを待ち伏せし、グロモフとフライトレコーダーのことで取引したことを話す。特殊部隊員の死に責任を感じているジェナは、キャリーの言うことは嘘ばかりだというが、キャリーは戦争を防ぐために調べてほしいことがあると懇願する。ソールは1982年から5年間、東ベルリンで協力者を勧誘していた。しかし、ある亡命作戦で不手際があり、ソールはベルリンを離れることになった。そこが手がかりだという。ジェナはキャリーを助けるつもりはなく、このこともソールに告げるといって去る。ソールはニューヨークに現れたタスニームに連絡し、とにかくジャラールを捕らえるヒントをくれと頼む。ジェナはソールに面会し、キャリーの話はクレージーだと訴える。しかし、ソールはキャリーへの全面的な信頼を語り、何が重要なのか、自分はどんな人間なのかを考えてほしいと語る。キャリーの罪状認否は、大統領の殺害に協力したことだけでなく、死亡した特殊隊員一人ひとりの殺人幇助まで付け加えられた。トイレに駆け込んだキャリーに、エフゲニーの友人だという女が連絡してほしいと名刺を渡す。ジェナはFBIの証言録取に臨み、まだ話せない時間の猶予がほしいといって席を立つ。ゼイベルは独自の情報で、ハッカニの所有する建物に動きがあったとして、ジャラール討伐の作戦を行うという。無人機からミサイルが打ち込まれ、作戦は成功したが、これでパキスタンが反発するのは目に見えている。ソールは国連へと向かう。ソールの自宅に戻ったキャリーに、ジェナが頼まれた情報を持ってきた。ソールが関係した亡命作戦で、1986年にアンドレイ・クズネツォフという人物をソールが勧誘して亡命させた。ただ、その際にアンドレイは脚を失って、サーナウという名前でアメリカで証人保護を受けているという。気になるのは、アンドレイはソールが勧誘した最後の協力者で、その後ソールは諜報活動で成果をあげ続けたという。ジェナはこれを機に、CIAを辞めるという。フライトレコーダーを取り戻すために、ソールを裏切ることもいとわないキャリーにようにはなれないという。その協力者も殺されることになるのだろう。キャリーは諜報記録の記録のチェックだと偽って、身を潜めるアンドレイに会いに行く。アンドレイは地雷原を抜ける時に誤って踏んでしまい、歩けなくなったアンドレイをソールが抱えて走り抜けたという。元々語学学校の生徒だったアンドレイは、後日、自分のせいで同級生たちが銃殺刑になったことを知ったという。キャリーは語学学校の写真の中に、英語教師の女性がいるのに気づく。アンドレイはソールとの連絡方法に使っていた赤い革張りの本を持っていた。同じ版の本をソールは本棚にたくさん所蔵していることを、キャリーは思い出す。国連の安全保障理事会では、パキスタンが主権の侵害でアメリカを非難し、まもなく決議がでることになっている。ソールは会議に乗り込んで、ロシア大使の前でブラックボックスのことを口に出し、何が望みだと騒いで見せる。ロシアの代表が何のことだと大使に尋ねるそばに、ベテランの通訳女性がいた。ソールは東ベルリンの本屋で英語教師の女性と会い、自らアンドレイの役割を継ぐと伝えられた。彼女の教え子たちは何も知らなかったが無残に殺された。女性はモスクワの第2統局で通訳と務めることになり、知り得たことをソールに伝えるという。一旦は断ったソールだが、KGBに追われてピンチに陥ったソールを女性が助けたことから、それは始まった。自宅に戻ったキャリーは本棚にある赤い本を取り出し、分析を始める。多くの本にはソールの購入した日付があり、中にはモスクワで購入された本もあった。その本の背表紙に、細いメモが入っていたようだ。キャリーはグロモフの使いの女に連絡し、グロモフとオンラインで対面することにする。グロモフはモスクワにいて、ブラックボックスもそこにある。キャリーはソールの協力者との連絡方法は解ったが、名前を割り出すために、当時のKGBの記録を渡してほしいと要求する。グロモフは全てはキャリー次第だと言い、手を尽くしても協力者の名前がわからないのなら、ソールを殺せという。ついに、キャリーはソールを殺すのか、アメリカが崩壊するのかの究極の選択を迫られた。て、随分な取引で、ソールを殺してもフライトレコーダーは戻ってくるとは限りませんよね。ロシアとしては、別にどっちに転んでも損はしないのだから。この場に及んでの、ソールの絶大なキャリーへの信頼にジェナも降参してしまい、ソールが死ねば彼のレガシーはキャリーに引き継がれると、グロモフから聞かされれば、キャリーの取る道は一つ。協力者の女性を通じて、ブラックボックスを取り戻すことなのでしょう。ソールを殺しても、キャリーの命が狙われることになりますからね。過去シーンのソール、吹き替えはマンディ・パティンキン本人かな?今でも古書を通じて、連絡をし合っているなんて、この時代に!と言いたくなりますが、ソールへのリスペクトですよね。若いころのソールは協力者のアンドレイのために命をかけて亡命させた。ソールはアメリカの諜報活動で秀でた結果を残した。例に挙げられていた人物や出来事に関して、ロシアから情報が漏れていたとしたら、興味深いです。(かなり手前味噌ですが)こういう諜報員が現実にいるのかなあ、NCISのヘティやら、ジョン・ル・カレの小説やら、ある種のロマンを感じますね。さていよいよ最終話、70分のロングバージョンですので録画にご注意ください。
June 3, 2020
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途中から引っ張るな~そして、あ~目覚めたキャリーは、現地の馴染みのアルマンを呼び出し、記憶に残るボイスレコーダーの内容をメモする。それを持って、バグラム飛行場に向かうつもりだ。ヘイズ大統領とゼイベルはパキスタン大使に、早くジャラールを差し出せと迫る。国境に核ミサイルを配置し、アフガニスタンに駐留する2万人のアメリカ兵に向けていることについて、大使は選択の余地はないという。もし、アメリカが国境を超えることがあれば、パキスタンとしても全力で戦うという姿勢を見せる大使に、ウェリントンは何とか戦争を回避する方法はないのかと声をかける。せめて、コハトの刑務所に拘束されている特殊部隊の隊員を解放すれば、ヘイズを懐柔することができるかもしれない。大使は持ち帰って検討するという。ジャラールはパキスタン政府がアメリカに強腰の姿勢を見せていることをチャンスとし、今こそタリバンは行動すると告げ、ハッカニの右腕だったバラクにふさわしいアメリカ人のターゲットを探すよう命じる。キャリーはバグラム飛行場に潜り込み、整備士にボイスレコーダーのメモの内容について問いただす。明らかに、部品の不備が原因でヘリはエンジンが停止し、着陸する場所を探していたが、山間部で天候も不良だった。基地にすぐに連絡しなかったのは、ヘリの場合まず機体の制御が先だからだという。キャリーはソールにあれは事故だったと連絡するが、フライトレコーダーが奪われた以上、証拠にはならないと言われる。キャリーはロシアがフライトレコーダーを手に入れたのなら、ソールが交渉して取り戻してほしいと主張する。すぐにロシア大使に連絡を取ったソールは、ジャラールがヘリを追撃したのは嘘だと告げ、グロモフが持っているはずのフライトレコーダーを言い値で買い取るともちかける。しかし、大使は上層部とのやりとりをしたが、そういう話はなかったと答える。その言葉の裏には「望みのものを手にした」という意味を悟ったソールに打つ手はない。コハトに戻ったキャリーは、グロモフに再び捕らえられる。フライトレコーダーを買い取るというキャリーに、ソールも同じことを言ったと答えたグロモフは、ある取引をもちかける。ソールはクレムリンの上層部にスパイを囲っているに違いない、長年に渡りロシアの情報が漏れているのは確かだ。そのスパイの名をキャリーが聞き出せば、フライトレコーダーも手に入るかもと言われ、キャリーはソールを裏切ることはできないと答える。キャリーはソールに、グロモフと会ったことは言わず、このまま支局に投降すると告げる。パキスタン側は特殊部隊を解放し、国境で引き渡すと告げてきた。支局では、ジェナが引き渡しに立ち会うと申し出る。キャリーの投降で、支局内はざわつき、すぐにキャリーはFBIの尋問を受けることになった。ジェナはキャリーのせいで自分の立場が危うくなったとキャリーを責める。最初からブラックボックスなんかなかった、全て嘘だというジェナに、キャリーはジェナが機密を漏らしたことは誰にも言わないと約束する。FBIのクロール捜査官に対し、キャリーはCIA局員ではなく、ソールの保護下にある民間人だと訴え、弁護士を要求する。キャリーは逮捕され、本国に送還されることになった。ジェラールは解放されたアメリカ特殊部隊兵士をターゲットに、車で自爆テロを行うと決める。その運転手は何かと自分に反対するバラクで、見せしめのためにバラクの家族をキャンプに呼び寄せたという。ウェリントンはキャリーの逮捕に際し、ソールはキャリーと距離を取るべきだと言う。今更フライトレコーダーの件を持ち出しても、ソールの信用度を著しく落としてしまう。しかし、ソールは治療が終わっていなかったキャリーを呼び寄せた自分に責任があると言って、苦しい立場を語る。アフガニスタンとパキスタンの国境、アンゴールアダゲートに特殊部隊を載せたバスが到着した。ジェナも見守る中、バラクが運転する車が暴走してバスに追突する…それまでバラバラに進んでいたキャラクターが、クライマックスで一堂に会するドラマの手法があるそうですが、正にそうでしたね。特殊部隊のメンバーは、キャリーがジェナから情報を聞き出さなければ捕らえられることもなく、戦争回避の道具に使われることもなかった。そもそも、キャリーが大統領にアフガニスタンに来れば良いと言わなければ、こういう事態にならなかった、などなど、キャリーを起点とした悲劇が起こるわけですが、それも、ソールがキャリーをドイツから呼び寄せたから、というわけですね。気になるのはキャリーとグロモフを接触させないように、ソールとロシア大使の間で取り決めをしていたような感じ。単なる諜報員の関係ではなく、プライベートの繋がりがあったということかな。ただ、グロモフはフライトレコーダーのことをGRUに報告しており、クレムリンはそれと引き換えにソールの情報提供者を明かせと言ってきた。以前にロシア関係でイヴァンという情報提供者がいて、ソールがアメリカに亡命させたのを思い出しましたが、よくよく考えると、グロモフがイヴァンを殺したんだっけ。本当にそんなスパイがいるのか?ソールと親しそうな大使はどうなのか?キャリーはあえて投降して本国に戻ってきた。ジェナが思うように、それが作戦なのでしょうね。まさか、ソールの協力者の名前を探るのか、さすがに、国内で逃亡するのは難しそうですが、次回に期待です。
May 27, 2020
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最終話にむけてのつなぎのエピソードなので、まあ、想像通りの展開ですね。思わずラストは「そうそう」と。キャリーとグロモフが乗った車をドローンが監視している。特殊部隊が追いつくのは今夜になり、ソールはキャリーを逮捕しようとしたマイクの判断を非難する。ソールはDCに呼び戻されることになり、コハトの街に着いたキャリーたちは人混みに消えた。キャリーはグロモフにフライトレコーダーのことを黙っていたことを詫びる。パキスタンのバニーの家をアジズ大将が訪れ、タスニームの行き先を問う。タスニームは現在、ジャラールを説得しに行っているが、アメリカから戦争をちらつかせていても、侵攻することはないとバニーは余裕を見せる。キャリーとグロモフはフライトレコーダーを求めて市場を探し回るが、街はISIに支配されており、店主の口は堅い。ホワイトハウスでは、ゼイベルが大統領の顧問に就いていた。ソールはジャラールの犯行表明は信用できないと主張するが、大統領はアメリカ国民に正義をみせなければならないと譲らない。パキスタンを脅しても彼らはプライドが高いのだというソールにウェリントンは黙ったままだ。ウェリントンはすでに意思決定の筋から外されているという。とある軍隊物資の店に入ったキャリーは、マックスの名前の入ったリュックを見つける。店主にフライトレコーダーのことを問い詰めると、先程ブローカーに売ったばかりだという。キャリーは10倍の値段で買い取ると持ちかける。ジャラールを訪ねたタスニームは、生き延びるために身を隠せと言い渡す。しかし、すでにジャラールはタリバンのリーダーに祭り上げられていて、タリバン兵が続々と集まっていた。タスニームらがハッカニをコントロールしていたころの数倍で、ジャラールは殉教者を街に送り出すことができると答える。グロモフはキャリーを追う特殊部隊がコハトの街をうろついているので、すぐにここを発たなければならないと急かす。しかし、キャリーはフライトレコーダーの目処がたった事は言わず、あるプランを思いつく。ジェナに連絡したキャリーは、フライトレコーダーが見つかりそうなので、特殊部隊の隠れ家にそれを持って投降するともちかける。パキスタンとの戦争を止めるために、それをイスラマバードに送りたいと言われ、ジェナは隠れ家の場所をしゃべってしまう。タスニームはジャラールがモスクワも味方につけて強力になっていることから、自分たちの身を守るためにはジャラールを守るべきだと報告する。キャリーはグロモフの現地協力者サードから現地警察に特殊部隊の隠れ家を通報させ、足止めすることに成功する。ホテルを抜け出したキャリーは、昼間に訪ねた店に行き、ブローカーと会う。ソールから100万ドルの金を手配してもらったキャリーは、強気で交渉を押し切り、フライトレコーダーを手に入れた。それは本物でボイスレコーダーを聞き始めたところに、グロモフが現れる。やはりエンジンの不調と視界が不良だったため、墜落したようだ。キャリーはグロモフにこのフライトレコーダーを運ぶのを手伝ってほしいと言うと、グロモフはその後はどうなると問う。あなたにメリットのある取引もできるともちかけるが、グロモフは信じられないという。そもそも、キャリーがロシアで監禁されていた時、何があったのか。グロムのところで偶然再会したのも、しくまれたものだったのか。キャリーはグロモフに迫り、キスをする。これからのことはイスラマバードに行ってからというキャリーだったが、グロモフはキャリーに注射を打って、フライトレコーダーを奪ってしまう。アメリカ側はパキスタンからジャラールを差し出す返答がないため、アラビア海で空母打撃群の演習を始めた。一方、パキスタンはアフガニスタンとの国境に核ミサイルを配備しはじめた。毎シーズン、キャリーの「濡れ場」がありますので、今回は絶対にグロモフとあるだろうと思いましたが、やっぱりね。必死な時のキャリーはいつもこの手を使うんだなあ。ただ、グロモフも想定していたのでしょう。結局、キャリーが動く時は何か重要な情報が動くと見越して、監視していたのかな。ちゃんとホテルのベッドに戻してキスしているところを見ると、憎い相手とは思っていないというか、諜報員として尊敬している部分はあるのでしょう。利用して悪かったな、という意味?フライトレコーダーのことを知ってからは、当然モスクワに連絡して指示を受けたはず。結局、グロムのところで2人が会ったのは偶然で、タスニームの言葉から察すると、ロシアがタリバンだけでなくアフガニスタン政府に深く入り込もうとしていたということ?で、パキスタンの軍部を牛耳るバニーとタスニームは、これまでタリバンを利用してアメリカに対抗していたが、瓢箪から駒のジャラールがロシアのバックアップも得たことで、ジャラールを差し出す必要はなくなったということ?核を持っているパキスタン軍がアフガニスタンに向けてミサイルを配置すると、パキスタンに軍を送り込もうというアメリカの軍隊も標的になるので、にわか大統領のヘイズはどうして良いかわからない。さあ、誰がこの危機を打破するのか、ですね。ジェナは二度もキャリーに騙されて、今度こそは敵意むき出しでやって来そうです。
May 20, 2020
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ああ、ただただ、ああ。タイトルは「哀歌」、「挽歌」で意味ありげに複数形になっている。そして、ふつふつと怒りが湧き上がってきます。ネタバレ注意ハッカニの処刑が近づくうらで、タリバンはマックスを人質にしたと公表する。ヘイズ大統領はハッカニを殺せばアメリカ人の人質が殺されるので、時間をくれと頼む。グロムは24時間の猶予を同意するが、ライアンは人質救出の作戦は困難だという。DCではゼイベルがヘイズに、テロリストとは交渉すべきではないと説得を続ける。そもそも、マックス某とは何者なのか、それよりも毅然とした態度を国民に示すべきだ。ウェリントンはゼイベルが用意している大統領の演説原稿を見て、やってはいけないことだと反論する。ソールはハッカニを訪れ、ジャラールがマックスを人質に取ったため、処刑が引き伸ばされたと告げる。ハッカニはすべてソールに任せるというが、突如グロムはハッカニの処刑を決行する。ソールが止めるにも関わらず、ハッカニは銃殺されてしまう。その情報はマックスを拘束するジャラール一味にも伝えられ、キャリーが監視している中、マックスは射殺された。ジャラールはマックスを残して去っていった。キャリーはソールに電話し、特殊部隊を呼んで遺体の搬送をしてほしいと頼む。ソールはこれ以上、グロモフと同行するべきではないというが、キャリーはマックスを探すのを手伝ってくれたのはグロモフだけだったと反発する。タリバンでは、ハッカニの死をめぐり、後継者選びを始める。ハッカニの意を汲んで、和平の道を進もうという意見に対して、ジャラールは自分こそハッカニの遺志を継ぐ後継者で、2機のヘリを追撃して2人の大統領を殺したのは自分だと宣言する。ハッカニが処刑されたため、ヘイズは今後の展望を国民に示さなければならない。しかし、アメリカ軍をさらにパキスタンに派遣しようと考えるゼイベルと落とし所を探ろうとするウェリントンは対立する。ゼイベルはウェリントンやソールら「結社」を失脚させるために、何か情報はないかと手配する。マックスを回収するヘリはなかなか訪れず、キャリーはグロモフと時間を過ごす。マックスは私のために何でもしてくれた、ずっと、彼を利用してきたとキャリーは泣き崩れる。ウェリントンの意見で、ハッカニの死はアメリカにとって大勝利だという原稿を準備するが、ゼイベルにはジャラールがヘリを落としたという動画が届いた。これでは、アメリカは間違った人物を処刑したことになる。ゼイベルは元々準備していた原稿をヘイズに手渡し、これまでの政権がしてこなかったパラダイムシフトを強調する。ヘイズはパキスタン政府に大統領を殺害した犯人としてジャラールを引き渡すように要求し、それに答えなければ、アメリカが全軍を率いてジャラールを捕らえに行くと宣言する。ウェリントンは核保有国と敵対することになり、散々バカにされたパキスタンはかえってジャラールを引き渡さなくなるだろうという。ソールは自らマックスとキャリーを引き取りに行くが、マイクはキャリーがロシアに寝返った離反者として逮捕しろと命令していた。キャリーは唯一の望みとして、ソールにブラックボックスの件を告げ、一緒に追うことにする。しかし、兵士たちは拘束するため、キャリーに銃を向けた。やはり私の忠誠を疑うのかと叫ぶキャリーは、銃を構えると、グロモフの一行の元に向かってしまう。キャリーはこれまで言っていなかった情報がある、とグロモフに告げる。今は懐かしい、エスティース、ブロディ、クィンなどキャリーとか変わった男たちが死んでいって、確かバージル(マックスのパパ?)死んだんじゃなかったかな。キャリーの父親も実際に役者さんお亡くなりになって、そして第1話から出ていたマックスがこういう風に殺された、というのはもう、何とも言えません。諜報活動をしていた人は表舞台では名前がでないけれど、勝手に危険なところに行って特殊部隊の救出を望むなんてありえない、と言われいるのが本当に腹立たしい。ソールが何もしなかったわけではないけれど、何とかできたはずでしょ!あなたが殺したのよ!というキャリーの気持ちも理解できる。感情的になっていたキャリーが何度目かのソールとの決別を選んで、グロモフと行動を共にすることにした。どう見ても反逆者として逮捕される行動ですが、キャリーは誰と一緒かというのが大事なのではない。誰が自分を信じて付いてきてくれるのか、というのが大事。とはいえ、グロモフのニヤッとした顔はやはり信用できないなあ。多分、ヘリ墜落とロシアは無関係だと思うけれど、ブラックボックスを見つけたとして、グロモフはどう動くのだろうか。この情報をモスクワに持ち帰るのか、あるいはキャリーに付いていくのか。ウェリントンとゼイベルの対立も興味深いですね。政治や外交を知り尽くしたベテランのウェリントン、諜報活動の重鎮ソールたちのことを「結社」と呼ぶ野心たっぷりのゼイベル、リーダーが明確なビジョンを示せない中、国の舵取りはグラグラとさまよう。タリバン内輪の情報が、サウジには流れているのにCIAでは確かめられない。ジャラールの口からでまかせが、彼を英雄に押し上げてしまって、事態は混沌となる。なるほどね~残り4話で、キャリーは世界を救うことができるのか。いよいよ寂しくなってきましたね。
May 13, 2020
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ああ、良いところで終わる。次のエピソードのための盛り上げだとは分かっていますが、次週が待ち遠しい。ソールはサッカー競技場でハッカニをグロムに引き渡す。世界中がこの瞬間を見ているので、この国の正義を世界に見せるときだと言っても、グロムはアフガニスタンという国に対して、アメリカもタリバンも理解を深めてはいないと答える。ハッカニ引き換えにタリバンたちは解放された。大使館に戻ったソールは、キャリーがドイツには戻らず、グロモフと姿を消したと報告を受ける。ロシアに寝返ったキャリーが大統領のスケジュールを漏らしたと考える者もいる中で、この状況は不味い。グロモフはキャリーを協力者の元に連れて行く。マックスの情報が入ったらしく、とある村に向かうが、キャリーはその村で行われた結婚式でハッカニが参加すると聞いてドローンを撃ち込んだことを思い出す。しかしあの時、ハッカニは現れず、多くの市民を死なせることになった。グロモフはロシアへの協力者は、アメリカが攻撃した後のこういう村にいるという。ソールはハッカニの裁判が公正に行われるよう、女性の裁判長に接触するつもりだと、ウェリントンに伝える。ハッカニはヘリ攻撃に関しては無実で、その証拠となる通信も傍受している。しかし、その証拠は裁判で使うことはできず扱いについて相談したい。そこにヘイズが現れ、明日ワーナーの遺体が戻るというときに、暗殺犯を助ける相談をしているのかと釘を刺す。マックスは人質ビジネスのブローカーのところで捕らえられていた。グロモフが交渉している間に、キャリーはマックスと面会し、ブラックボックスがコハトという村に売られていったという情報を得る。撃たれたマックスの状態は悪く、しかも時間がないという。突然タリバンのグループが現れ、マックスを買い取っていった。グロモフはブローカーからマックスが連れ去られた場所を聞き出す。ソールはラワルピンディのバニーを訪ねる。ハッカニはアメリカとの和平を求めており、ヘリ攻撃では無実の証拠がある。まもなく裁判が始まるが、今のままでは形ばかりのものとなるだろう。そして、タリバンから慕われるハッカニが処刑されれば、暴動がおきるだろう。そのためには、アメリカはパキスタンに力を借りたい。急に大統領になったヘイズは国内の動きに対して、力を誇示しようと戦争を選ぶのは過去の例を待つまでもない。バニーはアメリカがこれまで何度も都合の良い時にアフガニスタンを「友人」と言ってきたが、援助を止め、国境を侵して、ドローンで市民を殺してきたと非難する。しかし戦争が始まれば苦しむのはアフガニスタンの人々だとソールが訴えると、意外にもタスニームは力になると答える。マックスが監禁されている場所を突き止めたキャリーは、ジェナに救助を求める電話をする。国境の近くで特殊部隊ならすぐに乗り込めるはずだ。ドーバー基地にグロムが付き添ってワーナーの空の棺が戻ってきた。グロムはヘイズにタリバンと戦うべきだとそそのかす。ソールとタスニームはハッカニ裁判の裁判長の自宅を訪問する。ハッカニの無実の証拠はあるが、提出も証言もできないというソールに、裁判長は聞く耳を持たない。タスニームは自分が和平を求めるハッカニを暗殺しようとした証拠がある、という。裁判長は裁判の延期を1週間認めると約束する。マックスの監禁場所にハッカニの息子ジェラールが現れた。キャリーは再びダンに連絡を入れるが、マックス救出作戦はまだOKが出ておらず、そもそもグロモフの衛星電話を使って連絡をしてきたキャリーを信じられないという。キャリーは待ちきれずに、自分が偵察に出るという。ハッカニの裁判が開廷したが、ソールが延期を依頼した裁判長ではなく別の裁判長が出廷した。裁判は一方的に判決が言い渡され、ハッカニに死刑が宣告された。ソールはウェリントンに、処刑をやめるようヘイズに頼もうとするが、ウェリントンもまた、ヘイズに忠誠を示すよう求められていた。執務室にはジョン・ゼイベルが訪れていて、ヘイズを操るのではないかという。マックスはジェラールらに、人質として動画を撮影するよう強制されていた。いてもいられず、キャリーが踏み込もうとするがグロモフはキャリーを止めた…いくらなんでも、キャリー一人で突入するのは「24」ですよ。ジェラールは、マックスをタリバンを蜂起させるために利用しようと思っているのでしょうか。マックスがフライトレコーダーを探していたことは知らないでしょうから、単に都合が良いように証言させてるつもりかな。ハッカニに死刑が宣告されたことはもう伝わっていると思いますし、その流れで国民の目の前で銃殺されることになり、時間はない。ハラハラドキドキですね。特殊部隊の救出というと、どうしても「SEAL Team」を思い出してしまいます。今シーズン、意識させるシーンが多いですね。タスニームがソールの側に付いたのは意外でしたが、実権を握ったグロムの方が強そうさ。というか、グロムにソールの作戦をチクったのはタスニームだったのか?キャリーがカブール支局で「ドローン・クィーン」と呼ばれていた時、アーヤンの村を爆撃したシーンがこういう形で再現されるとは思いませんでした。あのときの恨みも含め、アメリカとアフガニスタンの関係を振り返るのは大変興味深いです。ソールとスコット、アフガニスタン大使などの人脈はヘイズから見れば「秘密結社」ということになり、誰がこの国を動かしているのか不思議な話になるわけです。なるほどね。ジョン・ゼイベルはタカ派のコンサルタントなのかな。演じる役者さんは、クレア・デインズの実の夫だそうで、さすがファイナルシーズンですね。(笑)
May 6, 2020
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本国ではもう、シリーズフィナーレが放送されたのですね。フィナーレは70分らしいので、録画は気をつけよう。後半はマックスを探して、になるのかな。ヘイズ新大統領が国民に向けて声明を行う。重要な決断を求められるヘイズだが、ネットでの自分の評判が気になっているレベルだ。カブールでは消息を絶ったマックスを探しているが、地上軍を基地や大使館の警護に回さなければならず、キャリーは焦る。支局にFBIのヴァネッサ・クロール率いるチームが現れ、大統領がヘリに乗っていたことを誰かがタリバンに漏らしたのではないかと、局員の聴取を始めるという。アフガニスタン大統領となったグロムはソールを呼びつけ、ハッカニの身柄を引き渡すようにいう。ソールはハッカニはヘリ墜落とは無関係だと答えるが、グロムはソールがハッカニに騙されているという。アフガニスタン軍はタリバンを続々と逮捕して拘束を始めていた。キャリーは支局を抜け出し、グロモフを訪ねる。ヘリが墜落したコレンガル渓谷にはツテがなく、マックスを探すためにロシアの手を借りたいと頼むと、グロモフは通信傍受を2分間だけ辞めてくれたら、手を打つと答える。ジェナはグロモフと接触した時の2人の会話内容を解読し、ダンに報告する。キャリーの報告書の内容とは大いに異なり、フラニーを浴槽に沈めそうになった話など、CIAのキャリアを失いそうだ。しかも、その90分後にはキャリーはワーナーにアフガニスタンを訪れるように話している。この内容をFBIに報告しなければならないが、ダンは少し考えるという。地元民に捕らえられたマックスは怪我をして、拘束された。ヘリのブラックボックスは持ち物と一緒に、村の質屋に買い取られてしまう。グロムはハッカニの首に懸賞金をかけ、もし投降しなければ、サッカースタジアムに捕らえられている300人のタリバンを虐殺するという。ソールはホワイトハウスに、グロムを止めるよう頼む。いくらなんでも、法治国家として司法制度に則って対応すべきだとヘイズからグロムに伝えてほしい。タリバンを処刑したら、アメリカは即刻アフガニスタン政府への援助を打ち切るだろう。ヘイズはホットラインでソールに言われたとおりにグロムに伝えるが、グロムはタリバンが治安を悪化させたのは、アメリカが駐留部隊を削減し、和平交渉を始めたころからで、今回の事件でタリバンは勝利に酔っている、彼らに通用する方法はこちらも強さを見せることだと、逆にヘイズを言いくるめてしまう。キャリーはグロモフのために、2分間時間を稼ぐ。ダンはソールにキャリーがグロモフと昵懇の仲であることを告げる。FBIには大統領暗殺に加担したとして、キャリーのことを報告しなければならない。録音を聞いて確かめたソールは、キャリーに私にも嘘を言うのかと責める。そもそも治療が終わっていないキャリーをカブールに呼び出した自分が悪かった、今夜ドイツに戻り治療を続けろという。グロモフに自殺を止めてもらうなど、恩義があると見られてもしかたない、フラニーの件はソールでさえ知らなかった。グロモフの前では無防備になってしまうキャリーを置いておけない。FBIに報告されれば、キャリーは一生捜査の対象となってしまうだろう。それでも構わない、マックスを探すのだと、抵抗していたキャリーは強硬にソールに説得され、グロモフからマックスの手がかりを掴んでいるので調べてほしいという。ハッカニは身の潔白を証明するためにも、アメリカ大使館に投降することにする。アメリカからグロムに引き渡されたとしても、裁判があるだろう。キャリーは空港へ付添ったジェナに、マックスに関して大量の通信記録があるので調べてほしいと頼む。撃たれて怪我をしたマックスが目覚めるが、すでにフライトレコーダーが失われたことを知る。ドイツ行きの飛行機に搭乗しようとしたキャリーは、こっそり逃げ出し、迎えのグロモフの車に乗り込んだ。キャリーがすんなりドイツに戻るとは思いませんでしたが、ソールさえ騙して敵と手を結んでフライトレコーダーを追う、これぞ「Homeland」ですね。(笑)ジェナはとことん、キャリーに赤子扱いされる。マックスが大活躍するのかと思ったら怪我をしてしまって、どうやら英語ができる人に助けられたようですが、これでは動きようがない。そしてフライトレコーダーはロバ?の背中に積まれ、都会のカブールへ?誰がフライトレコーダーを見つけるのでしょうね。今もなお、グロモフの真意はわかりませんが、キャリーを助けることがロシア側としても利益になるのかもしれません。でもそれはCIAやFBIから見たら、国を裏切る行為になる。頼りない新大統領は撤退どころか、軍をアフガニスタンに増強しグロムの言いなりになるのだとしたら、ソールはあえてロシアの手を借りることもあるのか?ハッカニはソールに自らの運命を託したわけですが、グロモフに引き渡されたら当然、裁判などないでしょうね。さあ、どういう展開になるのやら。
April 29, 2020
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おー、すごい!全編緊張しっぱなしで、手に汗握って見ていました。HOMELANDで、この緊張感は初めてかなあ。戦闘シーンも迫力があって、さすがファイナルシーズン、力が入っています。緊急事態が前哨基地に伝えられ、マックスは兵士たちと共にヘリ墜落現場に向かう。緊急対応部隊が現場に到着するまではまだしばらく時間がかかるが、その間彼らだけで状況把握に努めなければならない。墜落の原因が特定できない中、カブールではゲイトー大使が時間稼ぎを行う。ソールはキャリーに現実的になるべきだという。果たして、タリバンが撃ち落としたのか、ISIの仕業なのか、あるいはグロムの策略なのか、キャリーは情報収集にヘリの格納庫へ向かう。運行管理の日誌を確認したキャリーは、大統領らが乗ったヘリの機体が急遽入れ替わったことに気づく。装置に問題があったらしく、整備担当のウォーリーがヘリが飛び立った後、体調を崩して兵舎に戻っていることがわかる。しかし、ウォーリーの姿は兵舎にはなかった。グロムとタスニームは何かが起こったと察し、グロムはライアンに直接問いただす。ヘリの墜落現場に到着したマックスは、ワーナー大統領の死亡を確認し報告する。ホワイトハウスではヘイズ副大統領が手順にしたがって最高指揮官になるが、まだ心の準備ができないでいる。ソールは両国の大統領の死亡をグロムに伝え、和平交渉に則って、共同声明を出したいと告げる。グロムは部下にカブールに潜伏しているハッカニを捕らえろと命じ、タスニームには今後は身の安全を保証できなくなるという。キャリーらはウォーリーの行方を追って、交際相手の自宅に突入する。ウォーリーは身重の恋人と過ごしており、ヘリの交換については特に疑わしいところはなかった。天候も悪く、やはり事故なのかもしれない。マックスは墜落したヘリから、大統領の身の回りのものを回収する。その時、現場にタリバン兵が現れ、前哨基地の兵士たちと撃ち合いとなる。タリバン側の人数は多く、このままでは持ちこたえられない。緊急対応部隊の到着はまだ後1時間かかり、オーウェンス中将はいつ退却するか、決断を求められる。ソールはグロムが大隊をカブールに出動させたという情報をハッカニに伝え、グロムがタリバンがヘリを墜落させたとして、ハッカニを追うので早く逃げろという。ハッカニは自分は無関係だと言うが、ソールもアメリカ政府もハッカニを守ることはできない。和平交渉のために、ハッカニには何としても生き延びてほしい。墜落現場の状況は過酷な状況だが、兵士を退却させると、ヘリに残された大統領の遺体をタリバン側に奪われてしまう。ダンはF22にヘリを爆破させるべきだと主張するが、ソールは墜落の原因解明ができなくなると反対する。まだ、タリバンのせいだとは決まっていない。決断するのは「大統領」で、ヘイズに委ねられた。動揺するヘイズに、ウェリントンは爆破すべきと進言する。キャリーは現場にいるマックスに電話をかけ、ヘリのブラックボックスを回収してほしいと頼む。作業をするマックスのために、兵士たちの退却が遅れ、次々と撃たれていく。やっとブラックボックスを回収して脱出した後、ヘリにミサイルが撃ち込まれた。グロムは大統領として初めての声明を発表する。2人の大統領はハッカニを信じていたが、ハッカには裏切って暗殺を指示したと見られる。今後、アフガニスタン政府は全土に戒厳令を敷き、タリバン兵を逮捕し、ハッカニには報いを受けさせるという。緊急対応部隊によって、前哨基地の兵士の死亡が確認された。マックスは兵士のソトと現場に戻り、キャリーに無事を報告する。しかしソトは戻ってきたタリバン兵に撃ち殺され、マックスは降伏する。マックスの幸運伝説もついに終わりか?一番危険な基地の兵士たちが、武器も足りず、全く頼りにならないとはどうしたことか。マックスを慕っていた若い兵士たちがほとんど殺されてしまい、何とも切ないです。命より大事なブラックボックスをタリバン兵が見逃せば良いですが、マックスが捕虜になってしまったら、キャリーが救出任務に就くのだろうか。さすがにそれは無理ですね。前話ではタリバンも普通の人だ、という描き方でしたが、権力を握ったグロムはこの際一気にタリバンを根絶やしにし、ハッカニに全ての罪を着せてアメリカを追い出したいのだろう。タスニームと連携するのももう終わりというわけですね。この事態を打開するのは、マックスが死守したフライトレコーダーということになるのかな。お気楽な副大統領が、大統領の遺体ごとヘリを爆破しろと命じることになって、責任の重さに地に足がつていないところ、でも、命令を下した後に、危機管理室の将軍らに「大統領」と見なされたところ等、なかなかやりますね。それにしても、前キーン大統領が辞任してワーナーが引き継ぎ、またヘイズに交代となると、他国はアメリカの土台が揺らいでいると見て、なにか仕掛けて来そうです。ロシアだって。ん?ヘリを墜落させたのは、ロシア?などと、いろいろ想像してしまいます。
April 22, 2020
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この展開、見ている人は皆予想していたと思います。(笑)ここから、本シーズンがやっと始まるということかな。キャリーとソールが最後に掴むものは何なのだろう、最後の会話はどうなるのだろう、今から妄想が膨らみます。ソールとハッカニの合意を受けて、カブールの大統領府では各界の代表者が集められる。キャリーはソールの命を受けて、バグラム飛行場へと向かう。まもなく、ここにワーナー大統領とダウド大統領が到着し、前哨基地に向かうという。そこでワーナーは最前線の兵士たちに家に帰れると伝えるつもりだ。タスニームとグロムは、強制的に大統領府に招集され、一体何があるのかといぶかる。ソールはタスニームがハッカニを殺そうとしたと言い、自分たちの成果を和平を邪魔した者たちに見せつける気だ。飛行場に到着したワーナーはキャリーと面会し、君のおかげで大統領になれたと、最大級の賛辞を送る。モスクワでキャリーが受けた取り調べについては報告書を読んでおり、個人的に感謝を伝えたいという。いずれ、ホワイトハウスに君を迎えたいというワーナーの言葉にキャリーは涙ぐむ。飛行場からは、大統領が乗ったと見せかけた車列がカブールへ走り出す。サミラの自宅に死んだ夫の弟が現れ、実家に戻るべきだという。なぜ独りでカブールに残っているのか、近所では噂になっていて、長老たちはサミラに弟と再婚させるように決めてしまった。意に沿わない流れに、サミラは弟を追い出してしまうが、弟はタリバンの男たちを連れて戻ってきて、今すぐ荷物をまとめて村に戻れと迫る。追い詰められたサミラはキャリーに助けを求め、キャリーは大統領の車列から車をサミラ救出へ向かわせる。2人の大統領を載せたヘリは前哨基地に到着し、その様子は全世界に放送された。世界一危険な基地を兵士たちが命がけで守り、多くの犠牲的行為を重ねたことが、結局敵に勝てないという思いを抱かせた。ワーナーはハッカニとも電話で話し、今後も会って話し合うという。家に戻れると歓喜する兵士たちを映像で見て、タスニームはハッカニはカブールにいると考える。マックスは大統領の護衛機に乗って戻ることになっていた。しかし、行かないでほしいという若い兵士たちの気持ちに触れ、やはり残ることにする。キャリーはサミラの救出で銃撃戦となれば、休戦を台無しにすると考え、部屋から連れ出されたサミラを急襲して、速攻で誘拐する。大統領府では和平合意が達成されたとソールを中心にお祝いムードだ。しかし、ソールは中将に密かに連れ出され、先程前哨基地を出発した大統領が乗ったヘリが消息を断ったという衝撃的な知らせを聞かされる。ソールはCIA支局に急行し、キャリーを含め、緊急対応部隊や諜報員たちにも招集がかかった。護衛機の映像で、ヘリが墜落しているのが見つかり、近くに着陸を試みる。しかし、地上にはタリバン兵が姿を見せ、護衛機に向かってロケット砲を撃ち込んだ。キャリーの提案で大統領がわざわざカブールに足を運んだとしても、キャリーを責める人はないでしょう。ソールはかなりダメージがありますね。それよりも、軍部(統合特殊作戦コマンド)が大反対をしたのに押し切った大統領に、それ見たことかと一気に政権批判に回る人が出るでしょうね。大統領の席を狙う副大統領がいかにも頼りなく、そいつを担ぎ出して思ったように操ろうという、戦争賛成派がきっと出てくるのだろうな。アフガニスタンの側は、グロムがここぞとばかり、存在を主張するだろう。タスニームは父親の意図を棚ぼた的に実現できて、にんまりというところか。タスニームの様子だと、タリバンは今回の計画を知っていなかったようですが、最も危険な場所なので、彼らはたまたま攻撃したのかもしれない。護衛を担当したチームは危機感が足りなかった?それにしても、マックスは命拾いをしましたね。ラッキー伝説は本物だった?彼が落ちたヘリの救出などで、活躍することもあるかも。そして、意外な形で加わったサミラですが、イスラム(タリバン?)の風習で弟と結婚しなければならないのを、キャリーに助けられ、ここでもまた、アメリカはタリバンの恨みを買うことになるでしょう。キャリーはサミラを通じて、事態打開のきっかけを掴むのだろうか。面白くなってきました。
April 15, 2020
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まだまだ、ストーリーが動かなくて様子を見守る感じ。和平交渉も緊迫感はありません。副大統領のヘイズ役は「トゥルー・ブラッド」のサムですね。ソールがタリバンに拉致されたことがDCに伝えられ、ホワイトハウスでは対応を検討する。そもそもソールがハッカニと直接会うというのは彼の独断だと批判し、副大統領のヘイズはソールを首にしろという。キャリーはソールの件を知らされないまま、グロモフが接触したがっているらしいとマイクに報告する。何か魂胆があるので突き止めたいというキャリーに押し切られ、マイクは48時間の猶予を与える。ソールはハッカニの身内に裏切り者がいて、ISIに密会の情報が漏れたのではないかと説明する。ハッカニは息子のジャラールを疑い、ペシャワールに呼び出す。ハッカニはジャラールにアメリカとの和平を妨害したい者がいると告げ、ジャラールがタスニームに連絡を取ったのを確認する。再びキャリー宛にメモが届き、キャリーはグロモフがすり寄ってきたので意図を確かめるために接触したいと、マイクに許可を求める。マイクは監視を条件とするが、キャリーに押し切られてしまい、密かに監視することにする。ジェナにグロモフは本当に亡命を希望しているのかどうか、と聞かれ、自信たっぷりのキャリーは自分を惑わせるためなのかも知れないが、会って確かめると答える。ハッカニは息子が自分の車列を狙った張本人だとソールに打ち明け、本来なら処刑に値するが、最後に一人残った息子を死なせたくないと、親心を語る。もう、リーダーの座を降りたいというハッカニに、ソールは戦争を終らせるのはお前しかいないと、説得する。意を決したハッカニはジャラールの首に縄をかけ、銃を向けて真実を話すように迫る。あくまでアメリカと戦うというジャラールを、父は殺すことができない。「殺すなら殺せ」と開き直られ、ハッカニは息子を追放する。マイクらが監視する中、遅れてやってきたグロモフは会話を盗み聞きされないようにコーランが大音量で流れるのを利用する。グロモフはモスクワでキャリーを置き去りにして悪かったと詫びる。サミラの件はその穴埋めだが、密告され殺されたロシャンについては自分は関係ないという。何とかグロモフの魂胆を探ろうとするキャリーに、グロモフは拘束中にキャリーが自殺を図ったのを救い、回復を見守っていたのを覚えていないのか、と問う。キャリーの記憶は曖昧だが、グロモフには誰にも言っていないこと(フラニーを風呂に沈めそうになった)まで話したと聞いて、動揺する。ソールの説得が功を奏し、和平交渉の内容について合意が取れ、ハッカニは全土に休戦を宣言することを認める。ハッカニはジャラールの首を切り落とすべきだったと、ソールにこぼす。パキスタン国内の自動傍受装置が稼働して、マックスはバドンバイに戻ることになった。マックスを幸運の神だと験担ぎしていた若い兵士は落胆する。しかし、天候の悪化でしばらく足止めされるという。ソールがカブールに戻り、ワーナー大統領にテレビ会議で成果を報告する。キャリーもソールに呼ばれて、大統領からアドバイスを求められると、電撃的にカブールを訪問して兵士を労い、アフガニスタンの大統領と共同会見するのはどうかと答える。マイクがグロモフとの会話内容について尋ねると、キャリーはグロモフは現状に不満を持っているらしいと嘘を答える。追放されさまようジャラールの前にタスニームが現れた。長年の知り合いで、信頼できる関係のソールとハッカニを、それぞれの組織で足を引っ張る動きがあるようですね。キーンが辞職してワーナーが大統領になり、分断された国をまとめたが、副大統領のヘイズは何やらきな臭い。大口の献金者と会って、次の大統領選に出馬するのではないか。副大統領が大統領の再選に立候補するのは、150年間なかった、ありえないことらしい。まあ、ワーナーは人が良さそう(ボー・ブリッジスだし)なので、再び国を分断させたいという輩にとっては邪魔なのかもしれない。一方、パキスタン(軍部?)もアメリカとの和平交渉を望まず、タリバンが正式な政権になるのを望まない。ハッカニの末息子を上手く取り込んで、コントロールできる次のリーダーに仕立てたいようだ。タスニームがどうやってジャラールの居場所を知ったのかは謎ですが、彼女にとって頼りない息子を手のひらで転がすことは簡単でしょう。となると、カブールを電撃訪問することを提案された大統領は大丈夫か、という懸念がわきますね。大統領を狙って和平交渉を邪魔したいという双方の利益が一致するかもしれない。キャリーはキーンの側近としてホワイトハウスにいたので、ワーナーや補佐官のデイヴィッドからも信頼されている。キャリーが墓穴を掘るのを見つけ出したい支局長のマイクは面白くないでしょう。キャリーはマイクなどまともに相手にしていない。しかし、グロモフとの会話はまともに報告できるものではなく、何だかキャリーがグロモフに心を許していたような感じ。(まさか、体も?)グロモフが言っていることは真実なのか、それともキャリーに錯覚を起こさせようとしているのか。これは非常に危うい状況です。そもそも今回の任務はグロムを説得したら終わりで、ドイツの施設に戻らなければならなかったのに、いつの間にかキャリーは分析官として仕事をしている。正式にCIAに戻れるのかどうかは、今後の状況に左右されそうですね。
April 8, 2020
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オープニングを感慨深く見ましたが、物語のきっかけとなったブロディがいて、大統領を守ったクィンがいて、最終シーズンらしい編集だと思いました。彼らは国を守る兵隊でしたが、彼らに命令を下す政府や関係部署はどう動いてきたのかを、ソールとキャリーを通じて描いてきたわけですね。結局は人なのかなあ。キャリーは4年ぶりに副大統領のグロムと向き合う。グロムは先程のロシア人一行はビジネス関係だととぼけるが、ロシアもまた和平交渉の行き先を気にしているという。キャリーはアメリカとタリバンの和平交渉に楯突いたグロムに発言を取り下げるように迫るが、グロムはキャリーに取引材料はないのかと言う。マックスはパキスタンの通信を傍受し、ハッカニが息子と会話しているのを見つける。ハッカニは18年間勝者なき戦いを続け、疲弊しているようだった。ソールは和平を実現できると確信する。支局に戻ったキャリーに、匿名のメモが届き「サミラ・ノーリ」と書いてあった。サミラは政府の汚職を調査する機関にいて、その証拠を掴んだが調査を止められた。グロムに調査の再開を訴えたところ、その数日後、サミラの夫が目の前で車に仕掛けられた爆弾で死亡した。狙いはサミラだったのは明らかだ。キャリーはサミラがグロムの不正を暴くのに執念を持ち続けていると考え、虚偽の就職面接にサミラを呼び出している間に、自宅を家宅捜索することにする。和平交渉の条件となったグアンタナモの捕虜がドーハに到着した。ソールは仲介役のタスニームの目をかすめて、ハッカニの又従兄弟を密かに入国させ、ハッカニにメッセージを届けてほしいと頼む。サミラの面接を任されたジェナは、サミラの前職の「監査」を口に出してしまい、疑われる。サミラはとっさにジェナの写真を取り、CIAは慌ててサミラの身柄を拘束する。キャリーはサミラのクローゼットの中から、グロムの不正の証拠となるメモリーを見つけ出し、サミラに詫びる。グロムを操るためにこの証拠を使わせてほしいというキャリーに、サミラは夫の復讐を果たせないのなら協力しないと拒む。しかし、キャリーの説得が勝り、グロムがアメリカから架空の軍隊のために3000万ドルを騙し取った証拠を手に入れた。ソールはペシャワールでハッカニと会い、和平について語り合うつもりだった。会合は上手くいくだろう、ソールはキャリーとすぐに会えると言う。タスニームの父親バニーはソールとは40年来の知り合いで、かつては同じ側で戦ったこともある。ソールがハッカニにメッセージを送ったことを掴んだタスニームは、バニーにどうするべきか指示を乞う。バニーはアメリカが自力再建を目指す我々の国を貶めたと断じ、和平交渉を徹底的に邪魔しろと答える。サミラの証拠を突きつけられたグロムは和平交渉を指示する側に回ることになった。その発表はカブールにいるハッカニにも届き、ハッカニはソールと会うことを決める。しかし、マックスは4時間前から暗号でISIからみの通信が増えたことを掴んでいた。その通信はバニーの拠点であるラワルビンディから、カブールへと移動している。ソールはISIに感づかれたと察知するが、ハッカニの車列はソールの待つホテルに近づいてきていた。ソールに危険が迫っていると見られたが、ソールは狙われているのはハッカニの方だと気づく。その車列にロケット弾が撃ち込まれ、混乱の中ソールは何者かに連れ去られる。カブール支局のメンバーはキャリーの手柄を祝う。そのバーでキャリーはグロモフと再会し、グロモフはサミラのことを知らせたのは自分だという。なぜそんなことをしたのかというキャリーに、グロモフは「わかるだろう」といって去る。誘拐されたソールの前に、ハッカニが姿を見せた。そうか、シーズン4で暗躍したタスニームはバニーの娘だったのか。バニーの体が不自由なのは、ソールが人質交換で戻って来たときの攻撃に巻き込まれたのかな。タスニームはキャリーの薬をすり替えて正気を失わさせていましたし、とても信じられる相手ではない。ISIと組んでいる諜報員?父親は、アメリカ憎し、タリバンと和平なんかさせない。一方、やり手のグロムはアメリカとの関わりの中でちゃっかり私腹を肥やし、タリバンを信じない。彼らはアメリカがいなくなれば、兵を集めてカブールを攻めてくる。サイゴンの二の舞となって、アメリカに協力したものは虐殺され、そうなれば、アメリカはまたグロムに泣きつくしかないのだ。なるほど、他所の国の内政に関わるというのは難しいことですね。ソールがハッカニに捕まるのは二度目ですね。昨日今日の関係ではないので、騙したのかどうか、話し合えば信じてもらえそうですが、ここでマックスが新たな情報を掴んで、事態が進展するのではないか。マックスの執念もまた、今シーズンの目玉ですし、その下地となるシーズン4をもう一度見直したくなりました。新人のジェナ、案の定任せられなかった。そのうち、キャリーの足を引っ張るんじゃないか。支局長のマイクもキャリーにロシアに寝返ったスパイじゃないかと疑いを持っているし、実際、グロモフの意味ありげな態度は気になります。結果的にキャリーはロシアの手先になってしまっているのじゃないかと思うと、見方が変わりますね。
April 1, 2020
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2年間のブランクを経て、ファイナルシーズンですね。その間にクレア・デインズは第2子を出産して、半年後にはシーズン8の撮影に入ったということだそうです。シリーズが始まったころとは防諜活動も違っているだろうし、戦う敵も変わり、アメリカ国内も変わってきた、その辺を味わえるのかなと思っています。捕虜の交換で戻ったキャリーはドイツの施設で治療を受けている。ロシアの収容所では薬を取り上げられ、途中から精神が不安定となり記憶も曖昧になった。今は回復してきているが、CIAはキャリーがロシアでどういう尋問を受け、何を漏らしたのか、何度も聴取を行う。気になるのは、ポリグラフでいくつか疑わしい項目があり、ロシア側に協力者の名前などを漏らしたのではないかと、防諜担当のジム・トゥーロは執拗にキャリーを問い詰める。キャリーはCIAへの復帰を望んでいた。ソールは、国策によるアメリカ軍の撤退で、アフガニスタン政府とタリバンとの和平交渉に当たっているが、まとまりかけた話が副大統領のグロムの強行発言で吹き飛んでしまった。ソールはタリバンを翻意させるため、グロムの発言を撤回させるべく、キャリーを呼び戻すことにする。カブールのCIA支局はかつての部下、マイク・ダンが責任者だが、トゥーロはキャリーがロシアの協力者と疑い、マイクにキャリーが現地で何をするのか見晴らせることにする。マックスは極秘任務でアフガニスタンの前哨基地へと向かった。現地は大変危険な状況で、マックスは兵士たちに守られながらある装置の修理を行う。カブールの街はキャリーが支局長をしていたころより、危険となっており自由に出歩くことはできなさそうだ。特に外国人は狙われるという。しかし、キャリーはこっそり支局を抜け出すと、以前世話をしてやったアルマンと会う。アルマンは親タリバンの部族にガソリンを提供するなど、危険な地域にも出入りが可能だった。ガズニという村に向かったキャリーは、かつての協力者ロシャンの家を訪れる。しかし、ロシャンは5ヶ月前にCIAの協力者だと知られ、タリバンに残忍に殺されたという。キャリーはロシャンの名前は決して明かしていないというが、ロシアである男に依存していた記憶が脳裏に浮かぶ。支局に戻ったキャリーをマイクが待ち構えており、キャリーの単独行動を責める。しかし、なぜかグロムがキャリーと面会するのを早めたらしい。キャリーはロシアがタリバンと協力関係にあるのかと尋ねる。夜を徹して装置を直したマックスは、タリバン兵の待ち伏せをかいくぐりキャンプに戻る。アメリカ政府はタリバンの真意を掴みかねており、パキスタン国境に盗・聴装置を仕掛けているのだった。グロムのオフィスに向かったキャリーは、執務室から出てきた男の顔を見て驚く。妄想の中でキャリーがしがみついていたのは、グロモフだった。敵の捕虜になった人物をそう簡単に現場に戻すか、というところですが、そこはドラマですね。ソールのキャリーへの絶大な信頼もそうだし、キャリーのサポート役になった若いジェナがきっと将来のキャリーみたいになるんだろうなとか、思いながら見ることにしました。しかし、何よりもマックスが大きな役割を与えられているのに、感慨深いものがありますね。シーズン4でクィンが追っていたハッカニはまだパキスタンで保護されているのですね。大使館で仲間とファラを殺されたマックスが仇討ちをしようと考えているのなら、きっと対決シーンがあるのだろうな。アフガニスタン政府とタリバンの仲介をしている?パキスタンのジェナがいるのも、納得です。ちなみに、マックスを警護していた若い兵士たち、これからFOXで始まる「SEAL Team」を思い出してしまいます。自分たちが何を守っているのか、よくわかっていないまま日々、危険な場所で任務についている兵士もいるのだろうな。グロモフは不安定になったキャリーを弄んで、本当に機密を聞き出したのかどうか。そういえばシーズン4でも薬を飲まされたキャリーが、幻覚を見てブロディに抱きつくシーンがありましたし、どうやら今シーズンはシーズン4に戻るような感じですね。本国もまだ放送中で(1ヶ月半遅れの日本最速)、ありがたいです。
March 25, 2020
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シーズン・フィナーレ。いつものように淡々と、そしてしっかり見せましたね。映画のような演出だなと思いながら見ていました。シモーヌに扮したキャリーの乗った車はアメリカ大使館へと急ぐ。ホワイトハウスでは、モスクワの騒動とキーンが送り込んだソールの作戦の関係について、ワーナーがキーンに説明を求める。キーンは裏切られる可能性があるので、ワーナーには相談しなかったと答える。シモーヌを乗せた車が外交団の協議が行われているホテルに到着し、ソールは任務の成功をDCに報告すると、本国のトラブルを理由に協議を打ち切って帰国するとミロフに告げる。ソールらを乗せた車が駐車場を出ようとした時、グロモフからミロフにシモーヌが逃げたと連絡が入る。すぐさま、ソールの車を止めようと押し問答をするが、グロモフがシモーヌの乗った車を見つけた、と連絡し、外交団の車は一路空港へと急ぐ。キャリーは、シモーヌを乗せた飛行機が無事に飛び立つまで時間稼ぎにかかる。アメリカ大使館の前はロシア警察で封鎖されており、キャリーは車を降りると人混みに紛れ込む。一方、空港前のゲートで検問があり、シモーヌにはキャリーのパスポートが渡される。係員は、同乗者の中にロシア国内で殺人事件を起こした手配犯がいるとして、車を止める。ソールは外交特権があることを訴えるが、容易に通過させないようだ。ソールはワーナー新大統領に状況を連絡し、ロシアに外交団を通過させるように頼んで欲しいと訴える。ワーナーは任務が成功したと確認すると、折返し連絡するという。その時、ペイリーはシモーヌがアメリカに戻り、議会で証言すれば、せっかく大統領の席を明け渡したキーンがまた返り咲いてしまうという。ホワイトハウスにはロシア大使が面会を求めて来ているので、騒ぎは現政権の責任ではなく、キーンが引き起こしたことだと説明するべきだ。ワーナーはロシア大使に今すぐ外交団を出国させなければ、ロシア大使館を閉鎖して外交官らを締め出すと脅し、ペイリーにもホワイトハウスから出て行けと告げる。キャリーは時間稼ぎのため、駅に逃げ込み閉まっている店に逃げ込んでいた。そのキャリーをグロモフが追い詰めるが、マックスからソールたちが空港ゲートを通過したと聞いて、キャリーはグロモフに投降する。グロモフはまんまとキャリーに騙されていたと気付き、キャリーを殴って逮捕する。3日後、アメリカに渡ったシモーヌは委員会でロシアの秘密作戦について証言する。これでキーンの無実が証明され、逆にペイリーの秘書ジャネットがロシア大使に機密情報を漏らしたことで、ペイリーが他国と共謀して大統領の罷免を主導した容疑で逮捕された。キーンは再び宣誓する前に、ソールの秘密基地を訪れ、今回の作戦にかかわったメンバーをねぎらう。キーンはキャリーの帰国に全力と尽くすと約束する。キャリーは拘置所内で、グロモフから声明を読み上げるよう強要される。ロシア国内では人々の怒りが大きく、アメリカの関与、CIAの作戦で迷惑をかけたと謝罪するようにいう。キャリーは断るが、グロモヌはキャリーの薬を取り上げ、数ヶ月は帰国できない間、薬が飲めずに苦しむことになるという。ホワイトハウスに戻ったキーンはスタッフに歓迎され、再度大統領になるため宣誓を行う。キーンはもとの職に戻ればワーナーを遠ざけるつもりだったが、ワーナーはロシアの制裁に関して、大統領令を連発しようとするキーンに、議会と歩み寄り、国内の分断をまとめて行くべきだと意見する。ウェリントンもワーナーの人柄と手腕を評価し、受け入れるべきだという。ソールはキャリーを助け出すために、ロシア大使にアメリカで拘束しているロシア関係者を3人引き渡すと申し出る。大使は重要人物ゴリンを開放しなければ、交換はなしだと突っぱねる。連邦拘置所を訪れたキーンは、拘束されているペイリーに面会する。ペイリーは謝罪した上で、自分は良いが、家族は守ってほしいと嘆願する。キーンは何も言わず、ペイリーにつばを吐きかけて去る。キャリーの世話役をしているアレクサンドルが、好意的なのを利用してキャリーは薬を盗み出して欲しいと頼む。しかし、それもグロモフの作戦のうちだった。アレクサンドルは異動になり、グロモフは再び声明を読むように迫る。キャリーは断固、読まないと突っぱねる。キーンは息子の墓に参った後、ホワイトハウスに戻って国民に向けて放送をすることにする。キーンは就任前から命を狙われるなど、この国の民主主義の危機を体験し、そのために自分の権力を利用するという過ちを犯したという。しかし、民主主義が危機に陥ったのはロシアのせいばかりではない。すでに気づかぬうちに民主主義は滅び始めており、その終わりは目に見えない形で忍び寄ってきている。ワーナー副大統領と話し合い、国内の対立や分断の危機を思い切った手法で改革するのに、自分はトラブルの一端を担っていて、国民の信頼を失った以上、ふさわしいリーダーに後を託すべきだと感じた。キーンは辞職を表明する。7ヶ月後、ロシアとエストニア国境で捕虜の交換が行われた。ソールはゴリンを引き渡し、変わり果てた様子のキャリーを引き取る。録画が最後の5分が切れてしまったので、再放送を待ちました。(笑)ラストを見て思ったのは、秘密工作員の成れの果てというか、キャリーもブロディのようになってしまったのかな、と言うことですね。ロシア側もキャリーが重要な人質であるのは分かっているので、簡単には殺さない。ロシア側は交渉をなんだかなんだと引き伸ばし、ソールはあの手この手でゴリンを釈放する許可を取り付けたのでしょう。キャリーがアレクサンドルに色目を使い始めたので、またまた、と思いましたが、そんなのうまくいくはずがない。7ヶ月間、マギーらはどういう風に伝えられていたのでしょうね。フラニーが可哀想。帰国しても当分は娘に会えそうにないですね。来シーズンがラストになるのかどうかわかりませんが、精神にダメージを受けているキャリーがどう復活するのか、その時にクィンの存在を思い出して支えにするのか、想像しております。まさか、ロシアの二重スパイになっていることはないでしょうね。とはいえ、脱出劇はスパイものの醍醐味ですね。検問を突破するときのハラハラ・ドキドキ、追手を巻くあの手この手。基本に戻ったようなシーズンフィナーレでした。キーンは懸命な判断をしたということでしょうか。誰が見ても、ボー・ブリッジスの方が大統領ぽいです。(笑)
June 15, 2018
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来たぞ、来た来た~!正に、今シーズンのクライマックスですね。もう、拍手喝采で見ておりました。ちなみに、ロケはブダペストらしいですね。素朴で重厚な町並みは他のドラマや映画でも使われているのではないかな。ソールをはじめ、キャリーらは外交団に混ざりモスクワに到着する。表向きソールは、アメリカ国内でのロシアの作戦でグロモフの関与を問いただす予定だ。ペイリー議員はソールのロシア行きについて、刑務所にいるアダールを訪ね、目的を問う。アダールはメンバーを見て、秘密工作が行われると言い、詳しいことを知りたければCIA以外の最近組織を離れた専門家を探すようにいう。ロシアのCIA支局ではグロモフとシモーヌが比較的に警備のゆるい別荘にいることを掴んでおり、キャリーらはさっそく、作戦基地を整える。ペイリー議員の秘書ジャネットは、ソールの秘密基地で働くクリントを突き止め、違法な諜報活動をしていると脅す。クリントはソールの目的がシモーヌの奪還作戦だとバラし、シモーヌが殺されていない事を知る。ホテルで行われたロシア側との協議が始まるが、ソールはグロモフが来ていないと指摘する。ミロフがしかたなくグロモフを呼び出すが、キャリーはアンソンに作戦開始を告げる。ジャネットは、もしシモーヌをアメリカに連れ帰って事実を話せば、ペイリーがロシアの情報先の片棒を担いでいたことが公になってしまうので阻止するべきだという。キーン大統領を更迭するために、ロシア大使にこの事を伝えると言い、渋るペイリーを差し置いて、自ら大使に会う。グロモフが到着し、ソールがマクレンドン殺害や、ルーカスヴィルでのフェイクニュース騒動、ダンテ暗殺などの事件にグロモフが関わっていると指摘する。グロモフは突きつけられた証拠などを無視し、アメリカがこの数十年ロシアに言いがかりをつけ、戦争を仕掛けてきたと自説を述べる。その時、突如、ミロフが動き、会議が休憩となった。アンソンらは別荘に踏み込むが、待ち伏せを受け、2名被害を受けてしまう。すぐに撤収するが、作戦が漏れており失敗となった。ホワイトハウスでは、キーンが出した閣僚への解任通知書が問題があると最高裁に判断されてしまい、進退窮まってしまう。ワーナー副大統領はキーンの失職を告げる。ソールはDCでの騒ぎを理由にロシアとの協議を打ち切り、帰国するというが、キャリーは諦めきれない。キャリーは協議に出席していた対外情報庁のヤクーシン将軍とグロモフのGRUとの関係が悪いことを利用して、作戦を続行するべきだという。秘密基地のサンディは、ヤクーシンがアメリカ国内に隠し財産を持っている事を指摘し、それを奪ってシモーヌを差し出させるという。ソールはキャリーに説得され、新たな作戦に出る。ヤクーシンは資産を消されて、血相を変えてシモーヌを探せと命じる。シモーヌは最も安全と思われるGRUの本部に匿われていると思われ、対外情報庁からすぐに特殊部隊が出発する。キャリーもアンソンと特殊部隊の後を追う。武装した黒尽くめの一団は、GRUに踏み込むと、職員と一般人を排除し始める。GRUにいるグロモフは協議会場にいるミロフに、本部が襲撃されたと伝え、ミロフにクレムリンに掛け合うようにいう。シモーヌは本部の奥まった部屋に隠れていた。同じロシア人同志が銃を向け合い、暴動制圧のような状況になっているのを見て、マックスはその状況をグロモフが使っていた転送ボットに流すことにする。まるでロシアが崩壊するような映像に、ロシア大使からホワイトハウスに抗議があった。キーン大統領の命を受けたソールがロシアで引き起こした騒ぎだと言い、ペイリーはワーナーに、キーンのせいにして声明を出すべきだという。キャリーはマックスの道案内でGRU内部に侵入し、シモーヌと対面する。シモーヌは何があってもグロモフが自分を守ってくれるというが、ミロフにとって、すでに捨て駒になっているシモーヌを、グロモフが本当に守り抜くだろうかと説得する。クレムリンはシモーヌの行動で顔を潰された。間もなく、ヤクーシンの部下がシモーヌをとらえに来る。キャリーはシモーヌをGRU本部から連れ出す。ロシアで見ている人は気分悪いと思いますが、普通に007映画ばりのアクションがあって(それもキャリーの)、久しぶりにスカッとしました。グロモフがシモーヌを大切にしているのは本当なのでしょうが、スパイ活動に私情は弱点となりますね。シモーヌの心変わりは、女性ならではかな。無論、アメリカで情報提供者として生きていくこともできるのでしょう。雪がちらつく気候で、屋外プール(温水?)も映画みたいだなあ。対外情報庁とGRUとの組織ぐるみの対立も、興味深いですね。とにかくここ数年、横道にそれていたキャリーが正に本領発揮でかっこよかったです。マックスがネットでやり返してくれたのも良かった。一方、DCでは椅子にしがみつく大統領を引きずり起こすために政治家たちが走り回る。ペイリーのへなちょこぶりと言ったら情けない。アダールの登場は、ニヤリとさせられましたね。今シーズン、これっきりの顔出しかもしれませんが、ここしかないというくらいのタイミングでした。キーンが降りたので来シーズンは恩赦で刑務所から出るのかしら。いよいよ、シーズンフィナーレだ。
June 6, 2018
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嵐の前の静けさというか、大騒ぎの後の静けさでもありました。派手なシーンはなかったけれど、シーズン1から見てきた者には納得のぐっと胸に迫るエピソードでした。ところで、たまたまネット記事で見たのですが、クレア・デインズは今第2子妊娠中なのですね。あの感じだと、出産後シーズン8の撮影開始かな。副大統領公邸がもともと海軍天文観測所だった、というくだりは、NCISでも出てきたことがないネタで興味深かったです。キャリーは入院し、3度めの電気けいれん療法を受けた。次第に落ち着きを取り戻している。ウェリントンはワーナー副大統領公邸を初めて訪れ、ペイリー議員が大統領の職務遂行能力を問う修正25条に基づく文書の署名を集めているという。一旦は大統領の弾劾を諦めたと思われたが、ペイリーはダンテの死から収めた矛先を再び向けたたという。すでに閣僚の4人が賛同してあと4人で過半数となる。これまでワーナーを軽んじていた大統領が急に取り込もうとしている事をワーナーは指摘するが、それでも宣誓した以上、大統領の側につくという。サンディはソールに、グロモフの行方を追っていたところ、シモーヌは殺されていないのではないかという。グロモフとシモーヌは同じ時期、パリにいたことがあり、恋人同士だったという。キャリーの弁護士は、フラニーの親権をめぐって、マギーが聴聞を行う代わりに提案があるという。もし、マギーに単独親権を譲れば、3週間ごとの面会が認められ、いずれ隔週にはフラニーに面会することができる。裁判で長々と争いたくないというマギーの気持ちに沿ったほうが良いという弁護士に、キャリーは法定で戦う覚悟はできているという。キーンは閣僚たちに、ワーナーとは一枚岩だと言って、ペイリーの画策には加わらないようにと釘を指す。入院中のキャリーの面倒を見ているアンソンは、マギー夫妻にも弱みがあるのではないかという。CIAには伏せられていたキャリーの病気を治療するため、マギーは仮名でキャリーを治療していた。その記録があるはずで、それが表沙汰になればマギーは医師免許を剥奪されることになるという。ソールはモスクワのCIA職員に、グロモフ捜索を依頼していたが、はかばかしい報告がない。CIAの上層部はキーン大統領のことを嫌っていて、あまり協力したくないようだ、ソールはグロモフが大学時代に書いた小説に出てくる別荘を探してみろという。おそらくシモーヌも一緒だろう。ソールはキャリーを見舞う。聴聞の準備をしていたキャリーは、全能感を得て暴走した果にこうなることは、いつものことで予測するべきだったという。見舞いの目的を尋ねられ、ソールはグロモフ逮捕のために、キャリーのチームを貸してほしいと答える。ソールは例え監視役でも良いから、キャリーに作戦に関わってほしいというが、キャリーは今度こそ仕事を捨てて、娘を取り返すという。ワーナーはマレン国防長官と会食する場で、ペイリーに出会う。ペイリーはダンテの死を知り、マクレンドン中将、シモーヌと拘束中の人物が殺されるのはキーンの仕業だと思い至ったという。もし本当にロシアが世論を操作しているのなら、その証拠はどこにあるのか。閣僚の半数はすでに修正25条には賛同しており、ワーナーが署名すれば8人が続くという。ウェリントンはワーナーを監視させていたが、キーンにこの状況は危ないという。キーンは今朝、約束したばかりのワーナーが自分を裏切るのは許せないという。今の所、ワーナーとは連絡が取れない。キーンは翌朝法律顧問に相談し、ペイリーに賛同した4人の閣僚をクビにすることにする。ウェリントンはそんなことをすれば国内が混乱し、ロシアの思うツボだと反対するが、キーンの意思は固い。キャリーはアンソンが盗み出した自分の医療ファイルを手に、聴聞に臨む。姪のジョジーや学校の先生がフラニーの変化について証言する。NYでフラニーを保護しようとしたロナスも、クィンの起こした立てこもり事件について証言し、マギーもダンテが連行された時、フラニーが一緒にいて怖い思いをしたことを憂慮したという。問題なのは、疑いを抱いたダンテを調べるために、フラニーを利用したことだという。マギーは陳述書を読む代わりに、直接キャリーに話しかける。意志が強く優秀で、自分の命を危険にさらしても仕事に邁進するキャリーに対して、自分はフラニーのために安心安全な家庭を提供できるという。キャリーのことは愛しているが、治療を受けて落ち着いていてもいずれまたある日、ソールがやってきて大混乱が始まる。キャリーは考えた後、姉の提案を受け入れると告げる。キーンが閣僚4名を解任したことは、すでにメディアで騒ぎとなり、連絡が取れなかったワーナーがホワイトハウスに現れる。ペイリーの話に心が揺らいだが、やはりキーンを支持するという。しかし、そのためには閣僚の解任を取り下げてほしい。それは、権力の乱用で独裁に通じる。しかし、キーンはそう言ってこちらが譲歩しても、ワーナーが寝返って25条の発議に署名する確証はないという。私の椅子が欲しいのだろうというキーンは、ワーナーの提案をはねのける。ワーナーはもし閣僚を解任していけば、憲法違反に当たるだろうという。キーンは決断は変わらないと言い、ワーナーはそれならば、大統領の職務遂行能力を疑う文書を適所に提出するという。姉との取引を終えたキャリーはダンテの葬式の場で、ソールと出会う。ソールはワーナーがキーンを見限り動き出したため、ロシアに逃げたグロモフを早くとらえなければならないという。今夜、ロシアに高官級の協議を開くよう要請し、代表団が向かうことになった。その裏でグロモフ逮捕の作戦を行うというと、キャリーは自分もロシアに向かうという。自宅に戻ったキャリーは、フラニーに説明し、仕事でいなくなっても必ず戻ってくると約束する。マギーはキャリーが自分の思う道を進むべきだと、抱きしめる。家を出ると、キャリーはソールの乗った車に乗り込む。アンソンが盗んだあのファイルはこっそりもとに戻したのかしら。お姉さんは、今回最高の見せ場でしたね。ごく当たり前の、幼いフラニーのためにどうしたら良いのかという観点で、キャリーにずいぶん譲歩した提案をしてくれるマギー。感謝こそすれ、法定沙汰で家庭をぐちゃぐちゃにするべきではないでしょう。良いお姉さんだなあ、珍しくもらい泣きしました。ロナスの証言で、再びクィンのことが触れられたのは良かったですね。クィンもキャリーに頼まれて、必死にフラニーを守ろうとしてトラブルとなり捕まった。クィンも覚悟の上の人生だったわけですが、家を出てドアを締めた直後から、キャリーのモードがいつものに戻りましたね。ソールはただ単に、教え子の復帰が嬉しいだけ、という感じですが、やっと、やっと、本来の「Homeland」になったという感じ。キャリーのチーム、というのが今も存続しているのがちょっと不思議ですが、戦う敵はロシアにいます。一方、キャリーの裁判とパラレルになっていたのが、疑心暗鬼のキーン。ワーナーから「あなたを支える条件」として、独裁をやめろと言われても、氷の女王、キーンは裏切り者に容赦なく、大統領の椅子にしがみつく。まあ、ソールとキャリーの活躍でキーンは危機を脱することになるのでしょうが、この政権を維持することのほうが国のためなのかどうか、なかなか興味深い。フィナーレに向かって盛り上がって来ましたね。
May 30, 2018
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正に、ロシアスパイが名付けた名前そのもの、役に立つ馬鹿者、どんぞこのキャリー。今シーズン、どんどん追い詰められていって、これまでにないところまで落ちたな、と感じられます。そのキャリーに、ダンテは惚れていたんでしょうね。なんで男たちは、みんなキャリーに惹かれるのか。まあ、主役だからか。グロモフはシモーヌと一緒に国外に逃げるつもりだったが、ダンテが寝返ったかも知れないという連絡を聞いて、一人現場に戻ることにする。ダンテは今の所意識が戻っていない。ソールらにとって、シモーヌをロシア側に奪われた今、ダンテだけがマクレンドン暗殺の鍵となる。ホワイトハウスではペイリー議員が証人が行方不明になり、公聴会が開けなくなったと発表し、大騒ぎになる。ペイリーはマスコミにホワイトハウスの関わりを匂わせ、弾劾の手続きを始めるという。ソールはペイリーに全て話をして時間を稼ぐべきだという。グロモフはダンテが逮捕されて病院に入ったという情報を聞き、ミロフから撤退するよう求められる。グロモフはクレイトンにダンテの状態を確認させる。ダンテの意識が戻り、キャリーはロシア側に命を狙われたのだから、もう嘘を付くのをやめて我々に協力するべきだと説得する。ダンテの命を守れるのも自分たちしかないない。ダンテはロシア側としてはシモーヌしか知らないと言い、緊急時に流すツィッターの暗号文について話す。それに対して、工作員は了解を意味する返事を返すという。ソールは各サーバーに侵入する許可を大統領から得て、グロモフのネットワークを一網打尽にすることにする。ペイリーを呼び出したウェリントンとソールは、シモーヌがロシア情報部のスパイで、ダンテがロシアのスパイと組んでいたと明かす。ペイリーは正義感にかられて、大統領を失脚させるために、嘘を世間に垂れ流していたことになる。ソールは弾劾の手続きをやめるようにいう。秘密基地では、ダンテが情報提供したツィッターのアカウントに「ダーウィンはビットコインに夢中」と流すと、協力者が「リップルは?」と返事するという。サンディはダンテがキャリーに真実を伝えているかどうか疑問だというが、キャリーの自信は揺るがない。グロモフに、ツィッターの動きが伝えられる。ダンテが暗号をばらしたと考えられ、今すぐ撤収して国外に逃げなければならないというミロフに、グロモフは自分が作り上げたネットワークを壊すわけにはいかないと言って、応援を要請し、ダンテを消すという。偽メッセージには次々と返事が入り、秘密基地ではその発信元を探る。全国に及ぶワークのポイントでは、若者がバイト感覚で偽メッセージの拡散役を行っていた。キャリーはマギーと話をするため、基地を離れる。マギーと連絡が取れないため自宅に戻ると、義兄がフラニーのために弁護士に会っていると明かす。キャリーが重要な仕事をしているのは分かっている、しかし、フラニーには安定した家庭が必要だ。キャリーは激怒して家を出る。グロモフがミロフの電話に出ないので、シモーヌから連絡が入る。まずは冷静になってミロフと話をしてほしいというシモーヌに、FBIの捜査が次第に迫ってきている事を感じたグロモフは、携帯を捨て、べセスタの病院へ向かう。クレイトンと合流したグロモフは、クレイトンを撃って緊急患者を装い、病院に入る。関係者のIDを盗みダンテの個室に入ったグロモフは、ダンテにお前を殺しはしないという。ダンテは偽の弁護士を送り込み、俺を毒殺しようとしただろうと言うが、グロモフはキャリーに騙されているという。試しにキャリーにかけてみろ、というので電話をするが、キャリーはフラニーを迎えに学校にいた。今は電話に出られないというキャリーに、ダンテがグロモフがここにいると話したため、キャリーはソールに緊急事態を告げ、フラニーを置いて学校を飛び出していく。グロモフはその場でダンテを殺す。キャリーは追いかけてきたフラニーを轢きそうになり、頭にはこれまで目の前で死んでいった男たちの姿が浮かぶ。次第に精神状態が不安定になっていったキャリーは、病院に着いてダンテが死んだと聞いて錯乱する。キャリーが薬が効かないとか、病状が悪化したというのは、罪悪感からでしょうか。これまで、溜め込んでいた仕事上のストレスが、フラニーを傷つけそうになって一気に爆発した。最も愛する存在なのに、身体的に傷つけそうになった。なるほど、ここであのシーン、このシーンを使いますか。目の前で轢きそうになっては、キャリーの親として適格性は言わずもがな、学校に隠せないですね。マギーもお義兄さんも、フラニーのため、キャリーのためにまっとうな行動を取っていると思います。ということは今後、キャリーが最も恐れる入院生活が待っているのかな。せめて、クィンが残した遺書を心の支えにしてほしいものです。グロモフはイヴァンを時代遅れだとやりこんだのに、自分のネットワークには固執して、逃げずに逆に敵の手に入っていくのですね。ネットワークの担い手たちが特定できて、逮捕し証言を得られたら、ソールは手柄を立てられるでしょう。やはりもう、キャリーの活躍する場はないですね。ダンテは最後の最後までキャリーには思慕の情があって、騙されたってキャリーのことを悪く思っていないのでは、と思いましたけど、死んでしまっていは仕方ない。グロモフが簡単にダンテの病室を探し当てたのには、突っ込みたいところです。警備員も都合よくいないし。
May 23, 2018
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先シーズンは、確か海外に滞在しているからということで出てこなかった姉夫婦ですが、今回は存在感大。特にマギーのまっとうな言動が光っていますね。キャリーも本当にお姉さんがいて良かったよね、フラニーだってそろそろ物事が分かってきたし、今のままじゃ先シーズンの繰り返しになります。ソールにダンテを連行されたキャリーは、翌朝フラニーを学校に送っていき、昨夜のことがマギーには言わないでと約束する。キャリーは自分をダンテの尋問に当たらせるように求め、ソールは押し切られキャリーを秘密基地に入れる。ダンテはまだ何もしゃべっておらず、キャリーは彼を理解してこれまで一緒に行動した自分しかダンテを落とせないという。ソールは自分で常軌を逸した行動を続けていることを分かっているのかというが、キャリーはわかった上で今回は自分が適任だという。口を開いたダンテはキャリーに対する恨みつらみをぶちまけ、キャリーが追う疑惑は妄想にすぎないという。シモーヌとの接点を追及されても、偶然だと取り合わない。キャリーはカブールで割りを食って、FBIに裏切られたと思っているダンテに、自分も同じ経験をしたので理解できるという。CIAで特別な待遇があった訳もなく、結局はじき出されて不公平な思いを味わった。まだ取り返しがつかない事は起きていない、今なら戻れる。しかし、ダンテは6週間前にキャリーと出会ったのは偶然で、内部告発を迫られたのもキャリーのせいで、シモーヌの話もキャリーが持ち込んだという。ソールは諦め顔で、キャリーにマギーから緊急連絡があるようだと告げる。ペイリー議員は、上院司法委員会のメンバーと密かにキーンを訪ね、シモーヌが委員会でマクレンドン殺害でキーンとウェリントンが関わっている証言をする前に、自主的に辞任するように求める。キーンは自分がまさか、本当にそんな事をすると思っているのかと問うが、国民はシモーヌの証言を信じるだろうという。キーンはウェリントンに、シモーヌの証言を阻止することが必要だと話す。ソールからはまだ何も連絡がないこともあり、ウェリントンは自分のルートでロシアに脅しをかけ、証言をしないよう圧力をかけるという。キャリーが姉の家に戻ると、フラニーが学校で泣いてマギーが迎えに行ったという。なかなか理由が聞けなかったが、やっと昨夜の騒動の事を聞き、マギーはキャリーに病院に入院するか、自分にフラニーの親権を譲るか、どちらかを選べと迫る。フラニーは怖い思いをしていて、医師として、この状況を見逃すことはできないという。良くなればまた一緒に暮らせるというマギーに、キャリーは今はだめだと言って家を飛び出す。ウェリントンはロシア大使にシモーヌが証言すれば、キーン大統領はロシアに報復するとモスクワに伝えろと迫る。ロシア大使はウェリントンには無関係を装うが、大使館に戻るとグロモフにシモーヌに証言させるなと告げる。秘密基地に戻ったキャリーは、ダンテが要求する弁護士を呼ぶことにする。現れた弁護士は代理だと言い、ダンテに人権侵害でソールらを訴えることができるという。書類にサインしたダンテは、急に体調が変化して、指に黒いインクが着いたのに気づく。倒れ込み、苦しそうなダンテにキャリーは救急車を呼ぶと言い、ダンテは悶え苦しみながらマクレンドン殺害にロシアのスパイ、シモーヌが関わっていたと明かす。ソールは判事にシモーヌの逮捕状を請求することにするが、その頃、グロモフは殺し屋を連れてセーフハウスに向かっていた。キーンに逮捕できそうだと連絡を入れたものの、ウェリントンのBプランを聞いて、ソールはシモーヌが危ないと気づく。ソールがセーフハウスに到着すると、シモーヌはすでに連れ去られた後だった。一方、意識を失ったダンテは解毒を打っても心臓が止まってしまい、救急救命室に運び込まれた。「私ならダンテを落とせる」と、いつものようにソールはキャリーの勢いに押し切られてしまった。薬を飲んでいない方が、頭も冴えて尋問も迫力があるというのは、前にもありましたが、ソールから見て今のキャリーがまともじゃないというのも、紙一重な感じがします。ウェリントンをターゲットにしたのは判断ミスですよね。ミスはソールでもしますし、一刻を争う時に、キャリーの力は必要です。あえてキャリーも気の毒だなと思うのは、姉との軋轢の中で、ちゃんとした薬が飲めなくなっていて、一方でキーンから首にされたストレスや焦りもあったのだろうということですね。何を言っても、妄想だと片付けられてしまうし。それでも、フラニーを振り回してはだめですね。元々、イスタンブールに行った時も、赤ちゃんのフラニーを姉に預けていたし、信じる道を行くならば、フラニーを姉に預けることもやむなしでしょう。マギーはさすが医師ですね。感情的にならず、きっちり対応して、キャリーに選択肢を残す。キャリーが恐れるのは入院ですから、この事件が終わるまではしかたのない事でしょう。ダンテは死んでしまうのかなあ。その場合、闇に葬られる?シモーヌとグロモフがやっと繋がり、ロシア陰謀説が証明された訳ですが、ウェリントンももっと早くにそうすれば良かったのに。(笑)
May 16, 2018
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ラストは衝撃的でしたが、現実問題として想像すると、ちょっと…(笑)それにしても、キャリーはフラニーに救われますね。すっかり大きくなったなあ、もう大人の事情も相当判るのじゃないかしら。意識を失っている間にダンテの部屋を調べる予定だったが、途中でダンテが目を覚ましそうになったので、キャリーたちは引き上げることにする。マックスはPCのデータをダウンロードできたので、それを調べてみるという。ソールはウェリントンを自宅に訪ね、シモーヌが証言する内容を話す。シモーヌがロシアのスパイだった可能性が強いと聞いて、ウェリントンはショックを受ける。一晩家を空けていた事を思い出してキャリーが帰宅すると、姉は怒り心頭でフラニーも心配していたと責める。キャリーは徹夜と中途半端に終わった捜査から、カッとなって、フラニーを連れて家を飛び出してしまう。マックスが自宅に戻ると、ソールが工作員と待ち構えていた。キャリーからウェリントンの監視の事は聞いていると言い、昨夜の手柄をソールの目の届くところで調べるように言う。ソールはマックスを秘密基地につれていき、分析結果をキャリーには伝えることを禁じ、約束を破れば違法な監視の事を判事に話すという。キャリーは家を飛び出てみたものの、モーテルに宿泊しようにもカードが使えず、困っているところに、昨夜の事をダンテから電話がかかってきて、家に来るよう誘われる。ウェリントンがホワイトハウスに姿を表さないことから、関係者の間ではシモーヌの証言の影響が囁かれ始めた。キーン大統領は全く意に介さない。キャリーは親子でダンテの部屋に滞在することにし、仕事にでかけていった隙きに家宅捜索の続きを始める。たまたまフラニーが見つけたアルバムに、ダンテの妻オードリーの情報があり、今も勤務する財務省にオードリーを訪ねることにする。オードリーは、離婚の理由について、カブールでの任務で自分は悪くないのに責任を取らされ不満を持っていたという。その時のCIA支局長はキャリーで、民間人の結婚式にドローンを撃ち込み、まともではなかった。それなのに、キャリーは昇進し自分はのけ者にされたという。オードリーから聞いた内容をキャリーがマックスに連絡すると、マックスはそれをソールに聞かせる。ソールは、キャリーが結果的に政府を潰そうとする外国の企みに加担していた事を重視し、今後キャリーからの電話を取ってはならないという。ソールのチームは、ウェリントンを調べている間に、シモーヌが関係するNGOの理事に、ロシアの犯罪組織の幹部がいることに気づく。彼らは自分の企業を通じて、NGOに巨額の寄付を行い、シモーヌがそれを資金洗浄していたと考えられる。ソールは連邦判事に掛け合って、シモーヌを尋問することにする。ダンテはマギーの家を訪ね、フラニーのための荷物を取りに来たという。マギーはキャリーが何か仕事をしているのは気づいていたと言い、フラニーのぬいぐるみを探して欲しいという。ダンテはキャリーの部屋に入り、テーブルの上の資料を見る。キーン大統領は、シリア空爆の功労者に勲章を授与する式典に出席する直前、ウェリントンからの辞表を受け取り、ショックを受ける。ソールの訴えにもかかわらず、連邦判事は尋問は公聴会でシモーヌが証言した後でなければならないという。こうした働きかけは、政府のダメージを避けようとするためで、判事たちは政治が絡む事には介入したがらないという。キーン大統領は辞表に添付されていたウェリントンの手紙を呼んで、ソールに連絡を入れる。「ロシアのスパイに利用された」というのは、ルーカスビルの悲劇の時にソールが言っていた他国の介入の事なのか。彼の国がアメリカを潰そうとするのなら、断固としてそれを阻止しなければならない。ソールはシモーヌを落とす材料は揃っていると言い、キーンもできることで力になるという。マックスはダンテのデータを分析し、シモーヌと同時期にダンテが同じ都市に出国していた記録を見つける。ソールは聞き取りの矛先をダンテに向けることにする。帰宅したダンテに、キャリーは断りもなく姉の家に言ったと怒る。ダンテはオードリーから電話があったと言い、元妻に何を聞いたのかという。キャリーはカブールの時に、ダンテがキャリーに心を奪われていたらしいとオードリーが思っていたと言って誘いをかける。ダンテはキャリーを抱きながら、本当はオードリーは何を言ったのかと問う。キーンはウェリントンを自宅に訪ね、今ホワイトハウスを去ることは許さないという。キーン政権は今崩壊の危機にあり、ウェリントンに支えてほしいので辞表は受理しないという。ソールはSWATを連れ、ダンテの家に踏み込み逮捕する。ソールは怯えて泣くフラニーをキャリーに渡すと、部屋を去る。SWATの人はどんな修羅場も経験しているので、素っ裸のダンテを連行することもなんともないでしょうが、あの最中に連行されるダンテはかっこ悪いですよね。タオルくらい掛けてやれば良いのに。キャリーについては、誰と寝ていようと、これも情報を得るための手段と見られるでしょうから、ソールは言葉もないですよね。クレア・デインズも暗いとはいえ、ブラも外しての演技、力が入っています。それにしても、フラニーは何でママがお洋服を来ていないのか、疑問に思わないのだろうか。この件について、マギーには言わないでしょうね、きっと。大人たちの対立に心を砕いて、小さい胸を痛めているのが可哀想です。うさぎのホップ、良かったわ~NYで同居していたクィンが一緒に遊んでくれた、あのうさぎのぬいぐるみですよね。今シーズン、過去のネタを上手く使っていますよね。シーズン4、カブール時代のドローン・クィーンの時はクィンがキャリーに何度も意見していたし、その裏でキャリーに恨みを持つ人物がいたなんて、上手いと思います。マックスはソールにとって、キャリーと共に頭痛の種なんですね。確かに、彼もイスタンブールで同僚を失う辛い目にあったし、なにか変化があったかも。今後は、ソールの下に入ったマックスと新人イケメンくんが力を発揮して、ロシアの陰謀を暴くのでしょうが、キーンとウェリントンの危機管理が見ものです。副大統領がボー・ブリッジズて、ちょっとにやけます。そういえば、「スターゲイトSG-1」でパラレルワールドの大統領だっけ。つい、濃い話ですみません。
May 9, 2018
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盛り上がって来ました。キャリーの前では、男は皆赤子のよう。メソメソしながら、やっぱりキャリーは強いぞ。一晩中、シモーヌとウェリントンを監視しても、シモーヌは金を要求されていることを言わなかった。しかし、シモーヌがペイリー議員から調査委員会の召喚状を受け取ったとわかり、キャリーはダンテにこの事を伝えなければという。マックスは、我々が違法に監視していることをダンテに言うわけにはいかないと止める。キャリーはその時、黒幕はウェリントンではないと気づく。ソールはかつての同僚で、今は大学の講師をしているサンディ・ラングモアに会う。サンディは対ロシアの専門家で、アリソン・カーに首にされてCIAを去った。ソールはイヴァンと話し、エフゲニー・グロモフがルーカスビルでフェイクニュースを流したようだと話す。ソールはサンディを秘密作戦の基地につれていき、活動を始める。ウェリントンは、ペイリー議員になぜシモーヌを召喚するのか、直談判する。ペイリーは何も明かさず、ウェリントンも民間人を捜査の対象にする理由に首をひねる。キャリーは議員の秘書ジャネットに聞き取りを傍聴したいと頼み込む。ペイリーの前で、キャッシング店での写真や、マクレンドンが死んだ前日にヘイゼルトン付近にいた事を追及され、シモーヌは免責と証人保護を求める。その上で、ある男から依頼されてヘイゼルトンの高速道路近くの森に5万ドルを置き去りにしたと話す。依頼した人物はホワイトハウスのシニアスタッフだというと、キャリーはダンテを外に連れ出し、シモーヌが偽証しているという。この陰謀の黒幕はウェリントンではないというキャリーに、ダンテはどういう根拠があるのかという。シモーヌは公聴会でウェリントンにマクレンドン暗殺の罪を着せ、大統領はダメージを受けるだろう。ただ予感がすると必死に訴えるキャリーに、ダンテはちゃんと薬を飲んでいるのかと問う。キャリーは家に戻って休み、明日医者に行くと言って引き下がる。キャリーはその足で、ソールを訪ねる。これまでの経緯を話し、違法にウェリントンの家を監視していたと明かす。ソールはそれ以上は聞きたくないというが、ウェリントンではない黒幕について、キャリーはもう答えを出しているという。シモーヌが公聴会で証言するように仕組んだのは誰なのか、ヘイゼルトンにシモーヌがいたという証拠を掴んだのは誰なのか、キャリーはダンテが鍵だと気づく。偶然ダンテと再会したというのも、自分がホワイトハウスのスタッフをクビになった直後だった。私はハメられたというキャリーに、ソールは自分も別の線で調べているのでしばらく、ダンテとは接触するなという。ソールはキャリーに問い詰められて、ロシアの積極工作だと漏らす。イヴァンは、国内の連絡員を通じてグロモフを呼び出す。グロモフにソールが昔の手口を使った事を気づいたと話すが、グロモフは心配する様子がない。グロモフはイヴァンのやり方、考え方が時代遅れだと言い、ルールが変わったので手を引けという。大統領の記者インタビューの最中に、ペイリー議員の公聴会の情報が流れ、ウェリントンはシモーヌが免責を条件に証言する事を知り動揺する。すぐにシモーヌに会いに行くが、シモーヌは弁護士を連れ、今は何も話せないと拒む。それでも、証言の内容を聞き出そうとするウェリントンの前で、シモーヌは脅されているふりをしてその様子を動画に取られてしまう。さっそくその動画が拡散して、全国ネットのニュースに流れた。ソールはIT担当のクリントから、ツィートされた動画をフェイクアカウントがリツィートして実際のアカウントに拡散する状況が起こったと説明を受ける。しかも、ウェリントンの動画とルーカスビルの動画では、75以上の共通するアカウントが動画を拡散していた。今回もグロモフの仕業か。ソールにジップラインを使った諜報員の緊急連絡が届く。送信者の名前はベルリンで監視していた時の、イヴァンのコード名だった。待ち合わせに場所に行ったソールは、イヴァンの身に何かあったことを察する。イヴァンはグロモフらに捕らえられ、海に沈められていた。キャリーはアンソンら、作戦チームを招集し新たな作戦に出る。ウェリントンを追い込む作戦の打ち上げと称してダンテを呼び出し、気があるふりをしてダンテの警戒心を解く。良い気分でダンテの部屋に行った2人だったが、ダンテが薬で気を失うと、キャリーはチームを部屋に呼び入れ、ロシアとの接点を探す。新しいIT担当のクリントくん、なかなかのイケメン。と思ったら、「ブラックリスト」にも出ていたのか。トムが闇カジノでセレブを装った時のアッシャー。道理で。「インターネット・ミーム」なるものの説明がありましたが、先シーズンからインターネットを使った情報戦略がテーマのようですね。ソールやイヴァンのような、「旧時代」の諜報員はもう用済みということか。イヴァンは結局、二重スパイのような存在だったのかな。それでも、ソールには恩義を感じていなのかも知れませんね。気の毒に。ソールはアリソンの件を未だに責められます。(笑)サンディもアリソンの被害者で、死んでもアリソンの存在は大きい。サンディはキャリーも知っている存在なのでしょうね。しかし元CIAとして、ソールは一体どれくらい資金、資産を持っているのやら。さらに、キャリーの一声で集まり忠誠を誓うアンソンら、マックスも含めてどういう人間関係なのだろう。相変わらず、キャリーがダンテに色目を使うと、すぐに落ちる。ダンテの弱みを知っているということなのでしょうが、誰もキャリーに油断してはだめですね。そして、すでに姉夫婦にお構いなしにマックスを部屋に入れて、夜も出歩くキャリー。止めようがありませんね。とにかく、師であるソールとキャリーが再会できたことは良かった。非合法で動くキャリーはソールのできないことをやっているわけで、やっぱり必要です。
May 2, 2018
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「やっぱりそうだよね」と思いながらも、全体を覆う緊張感がたまらない。いい具合にリアル政権と重なるところもあり、今シーズンは良いと思います。うん。FBIと地元住民との衝突で、双方に19名の犠牲者が出た。そのうち3名は子供だという。リッチモンドでは、政府に対する市民の怒りが増し、険悪な雰囲気になっている。ソールはオキーフに、この騒動を収めることができたのに投降しなかったという。オキーフは誰も自分の言葉に耳を貸さず、人心を操るような余裕もなかったというが、反省の様子もない。ホワイトハウスでは、キーン大統領に事態の報告が行われる。衝突はやむなかったという意見に対し、ソールは他国の関与があるのではないかという。オキーフはJJが死んだというフェイクニュースとは無関係と思われ、情報戦が仕掛けられているのではないか。ウェリントンは、今夜リッチモンドで犠牲者を悼む追悼式が行われ、その後議事堂の前で数千人規模の集会が開かれる事の方に、危機感を持っていた。下手に対応すると、今回の騒ぎが全州に飛び火するかもしれない。キーンは地元警察任せの警護ではなく、政府として対策を打つという。ソールは一人、ある場所へ向かう。キャリーはウェリントンがシモーヌを使って、マクレンドン将軍を殺害したと考え、かつての中東での仲間を集めて作戦を実行することにする。シモーヌを脅し、5万ドルが殺人の報酬では安いと言ってウェリントンとの繋がりを確認するつもりだ。リッチモンドでは群衆が暴動を起こすのを防ぐために、SWATや人質救出部隊などが配置されるという。キーンは州兵の投入を考えるが、ウェリントンはかえって地元の反発を招くと乗り気ではない。教会で行われる追悼式で、追悼されるのが14名と聞いて、キーンは殉職したFBIの遺族も参加してほしいと考える。キーンは死亡したFBIのグッドマンの妻を訪ね、追悼式に参列して欲しいと頼む。グッドマンの妻はそんなことをすれば、人々の憎しみを煽るだけだと尻込みする。しかし、キーンは今は夫をなくして耐え忍ぶ妻の姿が必要なのだという。ソールはワイオミング州の山の中で亡命生活を送る、イヴァン・クルピンを訪れる。ドイツでCIAに亡命を求めたイヴァンは、今は静かな生活に満足しているようで、キラ・コリガンという女性と同居していた。ソールはロシア国営テレビが、ウクライナ兵が分離主義者の子供に残虐行為をしたというフェイクニュースを流し、その結果ロシアのクリミア侵攻を正当化した件が、JJが死亡したというフェイクニュースで衝突が起きた手口と似ているという。イヴァンはその件でロシアの情報局が関わった事を認めるが、アメリカの国内対立を煽ることまではしないだろうという。ウクライナの件を指揮したグロモフという人物がいるが、今回のような騒ぎを彼一人が起こすのはできないだろう。イヴァンは国内の危機は国内の危機でしかないという。帰路についたソールは、イヴァンの監視と同居するキラの身元を調べるように命じる。追悼式はテレビでも中継され、ホワイトハウスでも様子を見守る。最低限暴動に備えることにするが、教会内でグッドマンの妻ら、FBI側の犠牲者の家族が教会に到着すると、参列する人々の口から「お前たちのくるところではないと」、厳しい言葉が浴びせられる。その時、夫を亡くしたエルキンス夫人が席を立ち、グッドマン夫人らを受け入れて、会場内は鎮まる。キーンはこの後に放送する大統領メッセージにこれを使おうという。キャリーとダンテのチームは、シモーヌが働くオフィスを見張り、終業後シモーヌが一人になるのを狙って侵入することにする。車が故障したと思って、オフィスでサービスを待つシモーヌに、男たちが襲いかかり、殺人の報酬の残りを渡すように脅す。シモーヌは5万ドルがマクレンドン暗殺の金だったと認めて、マックスはバッグに通信機を忍ばせる。シモーヌはタクシーを呼ぶことなく、外に出るとバーの中に入っていく。仕掛けた通信機が壊れたと知ったキャリーは、自分がもう一度デバイスを仕込むと言って、車を降りる。トイレ内でシモーヌの鞄にペン型の通信機を入れることに成功したものの、その後シモーヌは配車サービスを呼んでその車の中に鞄を置き去りにしてしまう。キャリーは今すぐに鞄を取り戻さなければという。シモーヌはバーでウェリントンに電話をかけ、今すぐ会いたいと言っていた。配車サービスの目的地はウェリントンの家で、ダンテは今日の成果で十分にペイリー議員を動かせるという。キャリーは納得してダンテと別れるが、その後、ウェリントンの家の中を監視していたマックスは、シモーヌとウェリントンの間に、金の話など一切なく、ただ会いたかったといって2人はセックスしているだけだという。キャリーがウェリントンに固執するのは、体調悪いのか、しばらく現場を離れて勘が鈍っているのかということなのでしょうが、普通に考えてもウェリントンの立場でそんな露骨なことはしないと思いますね。むしろ、政権をまともに機能させようと、そればかり考えている。ところで、キャリーが声を掛けると、集まってくるメンバーて一体どういう人達?カラチの時に、こんな事をしたよねって、外国で誘拐したり拷問したりしていたのか。アンソンは失業していると言っていましたが、政権が変わって、今は諜報部門にお金が回ってこなくなったということでしょうか。ダンテもやりたくて今の仕事をしているわけではなく、キャリーと再び組んで嬉しくてたまらないという感じ。アンソンとも寝たと言っていましたが、ダンテもきっと寝ていたんだろうなあ。そう思うと、やっぱりクィンは純粋に任務を果たそうとしていたんだなあと思います。いざという時はキャリーも止めるし、もし今クィンがいたら、こんな浮ついた作戦にはならなかったと思う、というのは私の個人的な考えです。シモーヌはウェリントンに目的を持って近づいたのか、あるいはたまたまターゲットにされて、何らかの理由で陰謀に加担する事になったのか。一方、ソールはソールで、背後にロシアがあると考える。イヴァンはベルリンでソールの情報源になったわけですね。元スキー選手だった、というのを思い出しました。こちらも、ロシアが大統領選挙に関与したという前提で、ソールはロシアがアメリカの民主主義を潰そうとしていると言うわけですが、ソールもこの道に深く関わりすぎて真実を見誤っているのではないか、という気もする。結局は、キャリーとソールが一緒でないと正しい方向へは向かないということですよね。キーンは「あなたたち、何とかしなさい」という命令するだけで、リーダーとして身を晒して危機に対処するわけでなく、エルキンス夫人の行動をちゃっかり利用している感じ。この政権は早く倒れた方が、国民のためなのでしょうか。興味深いですね。
April 25, 2018
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結果は分かっているのに、手に汗握る、みぞおちにグリグリくるようなエピソードでした。今シーズン、ドンパチがなかったので余計に迫力を感じたのかも知れませんが、さすが「Homeland」だと思いました。マギーはGPSでキャリーの居所をモニターするとか、しないのですね。元CIAですから、何をしても無駄か。ウェリントンが勝手にシリア空爆の大統領命令を出した翌朝、キーンがウェリントンの自宅に乗り込んでくる。軍が大統領の権限を冒したと憤るキーンに、政権を守るために自分が命令を出したと話し、そのおかげでアメリカの国際社会に対する市制が示され、ニュースでも評価されているという。暗殺容疑で拘束されていた200人を一斉に釈放したことと、今回の事で政権の危機は脱出できたというウェリントンに、キーンの怒りは収まらず逮捕させるという。ウェリントンは例え刑務所に入っても、キーンが偉大な大統領になると信じた自分の信念は変わらないという。その様子をカメラで見ていたキャリーは、マックスを呼び、これならばウェリントンがマクレンドン中将の死に関わっていても不思議ではないという。キャリーはシモーヌの家で手に入れたデータをマックスに分析するようにいうと、自分はシモーヌが駐車違反できっぷを切られたヘイゼルトンへ行くという。オキーフを匿ったエルキンス家には、着々と武器や物資が運び込まれ、戦いは避けられない状況になった。オキーフはこうなったことをエルキンス夫妻に詫びるが、せめて子供だけでも非難させたいという母親に、危険になれば自分が投降するから大丈夫という。FBIはドローンを撃ち落とされ、偵察隊を送り込む。キャリーはシモーヌがきっぷを切られたキャッシング店を訪れ、姉を装って金の出処を調べなくてはならないという。シモーヌが受け取った金は9950ドルだった。報告義務のない金額に収めており、これがマクレンドン暗殺の依頼金だとすると少なすぎる。エルキンス家の息子JJは飼い犬を追いかけて偵察隊と遭遇し、犬を撃たれたきっかけで銃撃を受けてしまう。FBIはすぐさまJJを保護しようとするが、駆けつけた武装市民がFBIの隊員を人質にした上、JJを家に運びこんでしまう。ソールは少年を病院に搬送するようオキーフを説得するが、オキーフは自分の意見は奴らには重要視されないと答える。FBIの指揮官も、人命を優先するより、人質を解放するのが先だと言って、ソールを拒む。埒が明かないため、ソールはキーンに直接口添えして欲しいと頼む。救急車が到着し、救命士が家の中に入る。救命士は人質の手当をすると言って、家の中にマイクを仕込む。オキーフはすぐさまネット放送を始め、キーン大統領が少年を撃てと命じたとまくしたてる。マックスがシモーヌのメールをチェックし、違反切符を切られた日に、同じ高速道路を4回も下りながら進んでいたことを掴む。それらの近くにはキャッシング店があり、1万ドル弱を下ろしていったとすると5万ドルになる。暗殺の報酬としては十分だろう。マギーはフラニーを連れて帰宅し、キャリーの部屋にマックスがいるのを見て驚く。すぐに戻ってきたキャリーは、その場を取り繕うが、マギーはキャリーが処方された薬を飲んでいない事を責める。ソールはこの状態を招いたのはオキーフだとして、投降することで事態を終わらせろと伝える。それができないのなら、せめて子どもたちを非難させろというソールに、オキーフは相変わらず他人事のように、集まってきた男たちの事を分かっていないだろうと答える。JJはやっと緊急病棟に運ばれ手当を受け、命を取り留める。しかし、何者かが新入してJJの写真を盗み撮りし、少年が死亡したと嘘のニュースをネットに流す。翌朝、関係者の子どもたちがエルキンス家から避難することになったが、その最中にテレビニュースでJJが死んだというデマが流れ始める。ソールはオキーフにデマを信じるなと父親に伝えろと伝えるが、オキーフはそれをせずに、ニュースを知って我を失った父親が人質のFBI隊員を射殺する。発砲音をきっかけに、FBIは総攻撃に転じて突入する。オキーフはそれでもネット放送を続けようとするが、武力に勝るFBIが抵抗を封じ、家の中からオキーフの身柄を確保する。キャリーはダンテにシモーヌの行動について報告し、彼女が金を運んでいると見る。しかしウェリントンに対するこれ以上の捜査は違法なだけに、手が打てない。キャリーは違法だが、考えはあるという。ダンテはその案に乗ると答える。オキーフは本当に最低な奴ですね。JJのママが言うように、どこが「投降するから大丈夫」なのよ。口先ばっかりじゃない。それでも、人はオキーフの並べる政府への批判やデマを信じてしまうのでしょうね。エルキンス一家の元に集まったサバイバリストたちは、銃の好きなイカれた奴らという表現でしたが、彼らを背後で操る思想的な存在はないのだろうか。JJが死んだかのようにフェイクニュースを流した男は、政府と市民の対立を煽っているわけですね。オキーフの命令でやっているわけではなさそう。むしろ、海外の諜報員だとか?父親がかっとなるのも仕方ないけれど、この後、事実を知ったらどれほどショックか。やはり、武装した集団を自由にさせていたのは政府側の失態ですね。ひょんなことから、争いが始まる。これは怖いなと思いました。キーン大統領は、ウェリントンの裏切りを知っても結局許してしまったのか。他国を空爆するという事が、褒められるのも変な感じですが、自分ひとりで決められないのが大統領なのかなあ。政権を維持するために、部下がささやく望まない事をしなければならない。そもそも、キーンには大統領の資質があるのだろうか。マックスとフラニーはNYでお友達でしたよね。マギーはもはや諦め気味で気の毒ですが、キャリーを追い出さないのは感謝しかありません。いつか、キャリーの使命を理解してもらえるのでしょうか。
April 18, 2018
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何だか、リアルに今現在行われていることを見るような気がします。会話が中心のエピソードでしたが、非常に見応えがありました。OPのクィンのモノローグのところ、もしかすると別人が読んでいるかな?ルパートの声ではないみたいな気がする。キャリーは早口になり、衝動を抑えられなくなっている事を認め、リチウムが効かなくなっていると精神科医のマイヤーに訴える。マイヤーは新たな薬を処方するという。帰宅すると、姉が心配して警察に捜索届を出していた。キャリーはリチウムが効かないと言い、新たに薬を服用するとなると、調整に何年もかかり、また一からやり直さなければならないと感情的になる。子育てにも影響が出てるだろう、もし拘束病棟に入れられたら絶対にフラニーを連れてこないでほしいというキャリーにマギーはとりあえず処方された鎮静剤を飲むようにいう。ソールはオキーフと直接話すため、匿われている家に向かう。出てきた少年に要件を伝えると、オキーフは武装した一家と共に姿を表す。隠れ家はFBIに包囲されており、FBIは今にも発砲しそうな勢いで、ソールはオキーフと穏やかに話をしたいという。オキーフは他に選択肢があるのかどうか、考えてみると言って家の中に入る。ホワイトハウスでは、ウェリントンがオキーフに対する告訴を取り下げてFBIを撤退させるべきだという。しかし、キーン大統領は無罪放免にはできない、オキーフは今も政権にとって脅威だと引かない。キーンは閣僚会議で、ロッセン大将からシリアへの空爆を進言される。アサド政権がイランから武器を輸送しているのが確認されており、今なら比較的被害が少ない状況で空爆できるという。キーンは先週その議題は却下したと言い、軍の撤退を公約に掲げて大統領になったからには、それを取り下げることはないという。鎮静剤で寝ていたキャリーのところに、ダンテがやってくる。調べて欲しいといっていた女性は、ウェリントンと4年前から交際しているシモーヌ・マーティンだという。キャリーは双極性障害の症状が出て、今はそれどころではないという。もしかすると、ウェリントンの関わりは妄想だったのかもしれない。しかし、ダンテはマクレンドン中将が死んだ前日に、シモーヌが刑務所の近くで駐車違反の切符を切られているという。キャリーはダンテとシモーヌの自宅に向かうことにする。オキーフはソールを送り込んできたということは、キーンは自分が緊急の課題と考えているらしいと考える。話し合いに応じたオキーフは、自分はただ言論の自由を実行しているだけで、迫害されているのは不当だという。ソールはオキーフが陰謀論を世間に広めることで、人々は怒りを煽られ、対話が阻害されていると答える。オキーフはお決まりの政府の言い分を批判し、自分を逮捕したければすればよい、武力を使うのならそうすればよい、世界中が見ているだろうという。ソールはオキーフの息の根を止める事はできると言い、強がるのは辞めて投降する条件を言えという。ダンテはシモーヌを監視しながら、キャリーに別れた妻も双極性障害だったと告げる。妻も病気と向き合い苦労したが、良くなって去っていった。自分はカブールで酒に溺れ、それが離婚の原因だったという。シモーヌが家を出たので、キャリーは家に侵入することにする。自宅内を物色し、駐車違反チケットやPCのデータをコピーして外に出ると、近所の通報を受けた警官がキャリーを逮捕する。キャリーは何が何でも自分の名前は言えないと抗う。オキーフは自分をかくまった者たちの罪を恩赦し、同行しているシャロンも許して欲しいと要求する。さらに、裁判を中断するようにいうが、キーンは納得しない。ウェリントンは裁判が始まるのに2年はかかるので、国民はそのころには興味を失っているだろうという。シャロンは今すぐ隠れ家を出ていくとオキーフに告げるが、オキーフはホワイトハウスに要求が受け入れられていないようだと言い、マクレンドンが殺されたように、ソールは何が起きるのか判っていないので、出ていくべきではないという。シャロンはこっそり隠れ家を抜け出し、オキーフを匿っている家族が援軍を呼んでいるらしいと伝える。FBIは慌てるが、そこに銃を持った同志が集まってきて、ソールを拘束する。FBIは今すぐソールを解放しなければ、容赦はしないと銃を向けるが、男たちはやりたければやれと動じない。ソールは解放されるが、オキーフらを取り巻く事態は更に悪くなっていた。オキーフは投降すると言って、援軍を呼ぶ時間稼ぎをしていただけだった。ウェリントンはオキーフのためにFBIが躍起になっていることは、マスコミの餌食になるという。それならば、自由シリア軍の拠点を空爆して世間の目をそちらに向けさせるべきだと主張する。キーンは、そんなことをすればロシアの武器供給路も絶たなければならない、線引が難しくなると拒む。4年間で目的を果たすためには、突き進まなければならないというウェリントンの説得にもキーンは態度を変えない。その頃、ソールのいる現地では、更に武力が投入されていた。考えたウェリントンは、ロッセン大将に大統領がシリア攻撃を認めたと連絡を入れる。ロッセンは確かに大統領が承認したのかと念を押し、命令を受ける。逮捕されたキャリーは警察に自分の名前が残ることだけは避けたいと、調書を取ることを拒む。どうしても名前を言わないため、強引に指紋を取られてしまう。やがて、ダンテがコネを使ってキャリーを釈放する。警察に記録は残らないと聞き、キャリーは数ヶ月前に児童福祉局ともめて、自分が警察ともめるのはまずいのだと話す。ドラマとはいえ、嘘をついてシリア空爆を画策するなんて、嘘だろ!と言いたくなりますが、政権を維持するために有権者の目をそらしたり、公約を守るために部下の進言に耳を貸さないとか、今のアメリカだってそうじゃないの?という気になりました。これから察するに、ウェリントンはマクレンドン暗殺も無関係ではなさそうだという風に見えますが、私はマクレンドンを殺せばキーン大統領のプラスにはならないと思うのですけど。ウェリントンの目的は大統領をコントロールすること?キャンペーンで掲げた理想を実現させること?とにかく、オキーフを止めようとするソールの思いは届かず、どんどん政府対物言う市民という対立の形がはっきりしてきて、それこそ内戦の様相を呈してきた。でも、オキーフがその頂点に立って戦うのかと言われると、きっと都合の良いところで逃げるんじゃないかと思います。彼は責任を取る人物ではないでしょう。果たして、この政権を倒すべきなのかどうか、興味深いですね。また、キーンの対抗勢力は軍なのでしょうか、それとも志ある政治家が出てくるのでしょうか。キャリーが白昼侵入して大丈夫かと思いましたが、やっぱり見られていますよね。CIAの時は何でもありだったのが、今はその習性で体が動いてしまうのでしょうか。フラニーを失いたくないと必死のキャリーの姿は痛々しくて、先シーズンの事を思い出しました。フラニー、クィンと仲良かったのに。クスン。始め、キャリーに巻き込まれて文句を言っていたダンテは、大人しくなっていたキャリーに火を付けてしまって、困ったものだ。キャリーは理解あるダンテと関係を深めるのかなあ。
April 11, 2018
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オープニングでやっとクィンの存在が触れられて良かった。今シーズンはキャリーの病気との闘いが一つのテーマなのかな。今の状態は、クィンの死と無関係ではないような気がします。(希望的観測)マクレンドンの死は心臓発作によるものと、発表された。オキーフは放送でこれは政府の陰謀だと訴える。実は首席補佐官のウェリントンとマクレンドンと接した看守が同じ地元の出身だという話があるという。キーン大統領は、オキーフの発信内容を気にしてウェリントンに問いただすが、ウェリントンは取り合わない。それよりも、国民を敵に回している状況を脱するために、ソールを始め、捕らえられている200人を釈放するべきだという。そうしないと、政府は街全体を拘束しなければならなくなるという。キャリーは姪を巻き込んだことで、セラピーを受ける。姉のマギーは、キャリーの眼の前でクィンが凄惨な死を遂げたことでショックを受けているのではないかと心配しているという。キャリーは無職なのに借金をしているのは、この国の危機を救うためだと説明し、彼なら判ってくれるはずだという。セラピストはキャリーに長年処方されているリチウムが効き目がなくなっているのではないかという。ウェリントンはソールを訪ね、200人の釈放と同時に、ソールが国家安全保障担当補佐官になるよう求める。国家の危機を打開し前に進めるために、力が必要だと請われ、ソールは引き受けることにする。キャリーはウェリントンの自宅に設置したカメラに、女が映っているのを知りダンテに身元を確かめて貰おうとするが、ダンテは拒絶する。ソールが釈放され、ホワイトハウス入りを前に記者会見を行う。テレビでそれを見ていたマギーと夫のビルは、大統領はキャリーが言っていたような独裁者ではなく、ソールたちは絶対釈放されないだろうと言っていたことも間違いだとキャリーを非難する。ウェリントンは、ソールに最初の仕事として、オキーフの追跡を命じる。オキーフはこの6週間政府転覆を訴えながら、支持者に守られ逃亡を続けている。さすがに、アダールと共に動いていたオキーフは見逃すことはできないという。フラニーはキャリーが叔父さんと喧嘩をするのを、不安に思っていた。ここを出てどこに行くのか、というフラニーに、キャリーはどこにも行かないと約束する。ウェリントンの情報をネットで探っていたキャリーは、ウェリントンの自宅に入ってきた女の写真を掲示板に流して、情報を求める。翌朝、彼女を知っているという返事があり、添付されていたファイルをクリックすると、キャリーのPCはランサムウェアに感染してしまう。マックスを呼んで対応を求めるが、PCのファイルが暗号化されており、マックスでも解けないという。金を払うしかないというと、PCを乗っ取った犯人からメッセージがあり、身代金を釣り上げてくる。犯人はキャリーのPCの中身を見て、金を支払わなければデータをネットにばらまくと脅す。ペイリー議員が大統領に面会を求める。ペイリーは釈放された200人が違法に勾留された事実は消えないと言い、調査は辞めない気だ。マクレンドンの死亡についても、大統領が市警を望んだ直後だっただけに、調査は必要だろう。ウェリントンは11月の選挙ではどちらが職を失うだろうと脅すが、ペイリーも負けないという。キャリーは身代金を払う金はなく行き詰まる。PCのカメラをオンにして、犯人に直接語りかけ、金以外の方法で支払うと誘う。服を脱げと要求する犯人に合わせながら、直接会って、PCのファイルのロックを解除するのなら、言われたようにするという。ソールはオキーフが直前まで放送を行った見せに行く。地元警察がFBIが来る前にオキーフを逃しており、捜査権の事で対立していた。ソールは、自分が現場の警官と直接話しをするという。オキーフの支持をする者が増えていき、身の回りを世話する家族も現れた。しかし連れの女は、銃を持った愛国的な人々に囲まれる状況は嫌だと言い、NYに帰りたがる。キャリーはPCをロックした犯人と待ち合わせ、人気のない倉庫に入っていく。犯人が姿を表すと、キャリーに服を脱げと命令する。キャリーは身体を預けて油断させると、必死の反撃に出る。ダメージを受け戦意を失った男は、キャリーに命じられてPCのロックを外す。キャリーは自分はCIAだと脅して、男のPCを奪う。キーン大統領は最低の大統領ですよね。何でこの人が選ばれたのか。自分の命が狙われるのがこわいこわいと、人々を逮捕し、身の回りにはイエスマンだけ置く。政府はまともに機能しているのか、経済は?ウェリントンが大統領を忖度してマクレンドンを殺害したとは思えませんが、謎の女性の存在など、なかなか面白い事になりそう。まさか、アダールが獄中から手を回して、とか?オキーフが、実は銃の扱いなど知らなくて、適当に口先を使っているというのがよく分かりましたね。それでも、彼に洗脳されていく青年がいるというのは怖い。向こうの匿名掲示板が4ちゃんというのは、どうなのよ、とちょっと突っ込みたくなりましたが、そんなところに個人情報流しちゃだめでしょう。さらに、送りつけられたファイルをクリックするなんて、だめでしょう。先日、NCISでもランサムウェアに乗っ取られたら金を払うしかないとか言っていましたが、マックスもそういうのか。22歳から15年間薬を飲んでいるというと、キャリーは現在37歳ですか。犯人はどうせ、非力なオタクだと踏んだのか、色気で迫るのはいつもの手ですね。これも、クインなら分かってくれるというのかな。(笑)運良く犯人が引っかかって、ボコボコにされるところは鬼気迫って良かったと思います。病気とは関係ないのでしょうが、キャリーは行くところまで行っちゃった感じですね。この犯人が、次はキャリーの手下になるんじゃないかというのは、穿ち過ぎでしょうか。マギー姉さんは、パパのお葬式の時、キャリーとクィンが良い雰囲気だったのを覚えているはずですから、あの時上手く行っていたら、という気持ちはあると思いますよ。(笑)
April 4, 2018
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新シーズン、プレミア。本国放送からわずか、1ヶ月半で見られるのはありがたいです。クィンの「ク」の字もない新展開ですが、まあまあ面白そうだなと思いました。残り2シーズンをかけて描くのでしょうが、その最後の絵はどうなっているのかな。理想の「アメリカ」を取り戻すとか?フラニーがぐっと大きくなっていますね。でも、実質シーズン6の最終話からそれほど経っていないように見えます。キャリーはキーン大統領の上級顧問を辞め、姉の家に居候している。キーン大統領暗殺未遂で司法省は200人以上を2ヶ月も拘束し、独裁者となった大統領の強権的なやり方に抗議し、反政府デモが広がっている。姉の夫ビルは投獄された政府職員の穴埋めとして、現在は財務省で働いており、娘のジョジーはキャリーの影響を受けて、父親に反発している。大統領暗殺の首謀者としてマクレンドン中将が軍法会議にかけられ、量刑審問の場に出席したキーンは、極刑を望むと話す。補佐官のウェリントンはキーンに、そろそろ独裁的なやり方の手を緩めるべきだと忠告するが、キーンは耳を貸さない。ペイリー上院議員は大統領を始め、ホワイトハウスのスタッフに召喚状を出すという話があり、政府の市民権の侵害が非難されている状況だ。反政府のラジオ放送を行っているブレット・オキーフは、暗殺未遂がでっち上げだと言ってから逮捕状が出て、身を隠し逃げながら放送を続けている。キャリーは密かにペイリー上院議員の秘書に連絡を取り、今度こそ情報提供者の証言が得られるという。委員会で取り上げるには、匿名ではだめだが、FBIの職員でキャリーの知人が拘束されている人たちの尋問を行い、彼らが暗殺とは無関係だと確認しているという。キャリーは今夜議員にその人物と会ってもらいたいと頼む。キャリーは人々の拘束でウェリントンの関与を証明したがっていた。マクレンドンの量刑は終身刑と決まり、キーンは不満を隠せない。これでまた私は命を狙われることになるというキーンに、ウェリントンは前に進むべきだという。姉たちには仕事の面接だと言って家を出たキャリーは、ホテルで変装すると、情報提供者と会うために別のホテルにでかけていく。ロビーで監視し、姿を現した情報提供者が尾行されていると知ったキャリーは、すぐにホテルから男を連れて脱出する。オキーフはキーンがマクレンドンの量刑審問で極刑を望んだという情報を得て、早速放送でキーンの政府を批判する。協力者を得てその日その日をやり過ごすオキーフに、ついに警察の手が迫った。しかし、それはオキーフに同意する支持者の警官で、追っ手が来る前に早く逃げるように勧める。頑固なキーンに困り果てたウェリントンは、連邦拘置所に囚われているソールに面会する。キーンは自分が孤立無援で弱いと考え、独裁的になっている。早く法の支配に基づき権力基盤を確立しなければ、政府は早々に倒れてしまうだろう。ソールは国を第一に考えろというが、ウェリントンはソールに国家安全保障担当補佐官として、キーンに仕えて欲しいという。ソールは、自分と同時に逮捕された全員を釈放するのが条件だというと、ウェリントンはそれはできないといって引き下がる。キャリーはジョジーに頼み、姉の働くクリニックに情報提供者ダンテを連れて行く。キャリーは両親にこの事を言わないでくれと頼む。ダンテはカブールで支局長をしていたキャリーと、共に仕事をした仲間だった。しかし、ペイリー議員に情報を提供してほしいというキャリーに、ダンテはキャリアを盾に断固拒否する。そこにペイリー議員がやってくるが、2人の前でダンテは証言するというのはキャリーの妄想だと言って、キャリーを突き飛ばし去っていく。ペイリー議員は二度と連絡してくるなと、激怒して立ち去る。ウェリントンが自宅に戻ると、大統領の命令で盗・聴されているのではないかと、家宅捜索が行われていた。ウェリントンは怒って職員たちを帰らせるが、その中にはマックスの姿があった。マックスはキャリーの頼みを受けて、ウェリントンの自宅にカメラを仕掛けていた。キャリーが家に戻ると、予定を切り上げて戻ってきた姉夫妻が、ジョジーがキャリーに頼まれて家を出ていた事を詰問していた。ビルは娘に嘘をつかせた理由をきかせろと怒る。姉のマギーは、キャリーがカードで大金を借金し、無職なのに偽名でカードを8枚も作った事を知ったと言い、また病気が始まったのではないかと問う。キャリーは体調もよいし、薬も飲んでいる。大統領の言動を改めるべく、密かに動いていると説明するが、マギーは精神科の診察をうけるべきだという。とにかく、子どもたちを巻き込んだことは許せない。部屋に戻ったキャリーはマックスからメールを受け取り、ウェリントンの様子を監視し始める。マクレンドンは刑務所で囚人服に着替えるため、身体検査を受ける。しかし、急に苦しみだして倒れる。口の中を調べられた時に、刑務官の使ったグローブに毒が塗られていたようだ。ダンテ役の人は、「POI」に出ていたのですね。キャリーと親密そうな雰囲気もありましたが、またダンテも、キャリーに振り回されるのか。(笑)キャリーがこれと信じて動き出すと、台風のように周囲に影響をもたらして、はたから見ると「またか」というのが良く分かります。キャリーを純粋に信じるのはマックスくらいのものかな。キャリーは何としてもソールを拘置所から出したいのでしょう。そのためには、ウェリントンを監視して手がかりを得るつもりなのかな。でも、キーン大統領はウェリントンの知らないところで、暗殺部隊や組織を使っているようです。まさか、アダールが暗躍しているのか。マクレンドンの暗殺はショッキングですね。軍人として上り詰めた人に屈辱を味わわせるだけでなく、完全に抹殺するとは。むしろ、その方が殉教者扱いになって、さらに反感を買うような気がしますけど。キーンを酷く攻撃していたオキーフも、言論の自由を奪わて、それに同情する人々もいるようです。本当に人気のない大統領ですね。一体どんな層が支持しているのやら。キーンの考え方を変えて、支持される大統領にもっていくのがソールの役割なのか、あるいは引きずり下ろして別の大統領にすげ替える方が有益なのか。興味深いところではあります。ジョジーはキーパーソンになるのかな。反抗期の娘という点で、久しぶりにブロディの娘デイナを思い出しました。
March 28, 2018
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シーズンフィナーレ。はぁ、終わった。終わってしまった。はぁ~。出るのはため息ばかり。ネタバレ注意。アダールはコトー上院議員を密かに捕らえ、マクレンドン大将と組んで悪巧みをしたと拷問する。オキーフはクィンをモデルにしたと思われるハンドルネームで、次期大統領に固執した書き込みを行っていた。アダールはマクレンドンが陰謀の筋書きを勝手に書き換えたと考える。キャリーは爆弾が爆発し、パリス訟務長官と共にセクーの配送バンが破壊されたことをロブ・エモンズに報告する。次期大統領の滞在するホテル周辺では、キーンに抗議するデモ隊が過激になってきて、マクレンドンが指揮するデルタ隊が応援に駆けつけるという。それを聞いたキャリーは、国旗の家にいた男たちの目的が分かったとして、クィンとマンハッタンへと急ぐ。すでに到着していたマクレンドンは、謎の住宅地爆破事件でセクーのバンが見つかっていたと聞いて、過激派の拠点だったかもしれないという。おそらく、他にも爆弾があるだろう。次期大統領がホテルから動かないのであれば、デルタ隊はデモ隊の排除とホテルの再捜索を行うという。アダールはマクレンドンに連絡し、勝利が目の前にあったのに、ぶち壊しだと責める。マクレンドンはシナリオは1つではないと言い、コトーの事を信用するはずがないと切り捨てる。ホテルに到着したクィンは、デルタ隊の様子を見張ると言い、キャリーと行動を別にする。キャリーは次期大統領とスタッフにテロの陰謀について、特殊部隊が関わっていると報告する。にわかには信じがたいが、その時ホテルに爆弾が仕掛けられたという情報が入り、次期大統領一行はホテルから脱出することになった。地下駐車場で、スタッフらが車に乗り込んでいる時、キャリーの携帯にアダールから連絡が入る。次期大統領をホテルから出せば危険だと伝えると、キャリーは爆弾騒ぎは次期大統領をおびき出す罠だと気づく。アダールは、マクレンドンらが次期大統領を暗殺しその罪を問題を抱えた兵士であるクィンに着せようとしているという。突然、すでに出発していた1台目が爆発し、次期大統領らは慌てて駐車場に引き返してくる。クィンは銃を構えた兵士2名がホテルの地下に入っていくのを見つけ、後を追う。その姿はマクレンドンの司令車にも捕らえられていた。キャリーは次期大統領を連れてホテルの中を逃げるが、警備のトムズは兵士に倒されてしまう。キャリーと次期大統領が地下駐車場に戻ってクィンと合流すると、クィンは2人を車に載せ脱出を図る。しかし、道路は武装した兵士たちで封鎖されている。クィンは2人に伏せるように言い、車を急発進させる。銃弾が撃ち込まれる中、クィンは封鎖を突破して車を止めた。次期大統領はクィンの犠牲で救い出された。それから6週間後、キーン大統領は非公開の中で宣誓を行い、キャリーはキーンの上級顧問として大統領暗殺未遂事件の事情聴取に関わっていた。政府機関の職員、議員も含め16名が有無を言わさず軍の拘置所に拘束されているという。キャリーは改めて、政敵の粛清ではないと各機関の代表をなだめる。今後、ホワイトハウスに迎えられるというキャリーは、フラニーを引き取るべく、児童福祉局のチェックを受けることになった。ソールは拘束されているアダールに面会し、なぜこうなる前に話してくれなかったのかという。アダールは、暗殺まで考えていなかったと言い、キーンにはどこか怪しいところ、アメリカ人らしくないところがあるという。アダールはソールに連絡を取ってもらいたい者がいると頼みごとをする。フラニーのための面接は無事終わった。判事には間もなく会えるだろう。キャリーは地下室に残っていたクィンの私物を処理しようとして、数枚の写真の中に自分の写真を見つけ涙する。ソールがテレビ電話をしてきて、今逮捕されるところだと叫ぶ。キャリーがなだめた関係者がいずれも、暗殺未遂で一斉逮捕された。新しい補佐官ウェリントンは、キーン大統領の民主主義、法を守る強い姿勢を示したと話す。ショックを受けたキャリーがホワイトハウスに乗り込むと、ウェリントンはソールが陰謀の首謀者たちと連絡を取り合っていた痕跡があるという。私は利用されたのか、これは報復ではないのかと納得できないキャリーはキーン大統領に直接面会を求めるが、取り合ってもらえない。キャリーは怒ってホワイトハウスを飛び出す。色んな意味で、酷いですよね。クィンについは、まさか最後に「実は~」と出てくるのかと少し期待しましたが、単なる妄想でした。でも、確かにこれ以上クィンの居場所はないし、せめて最後はキャリーと次期大統領を守って名誉を取り戻せて良かったのかも。そうでなければ、帽子の男の殺人犯だとか暗殺未遂とか罪を押し付けられて終わっていたでしょうし。あの最後の覚悟は、絶対命と引き換えにキャリーを守るということですよね。「死んでいるの?」「そうみたいです」という身も蓋もない会話は、使い捨ての兵士らしい最期でした。キリッとしたクィンの勇姿が見られてよかった。もう見られないのね。(涙)葬式でキャリーが何も言わなかったのは、あの手紙に書いてあった事を守ったという事ですね。強がっているのがソールにはお見通しだったのか、最後は涙を流してくれた。6週間も経っているのに、クィンの部屋がそのままだったというのは、いかにもキャリーらしい。しかも、ゴミ袋に入れて捨てようとしていたし。酷い。キーンの変わり身の速さというのは、アダールが感じていた事でしょうね。オキーフも消えそうにないですね。誰も信じない、孤立した大統領がこの先どうなっていくのか、ソールは釈放されるのか、キャリーは関わっていくのか、それは気になりますが、クィンのいない残り2シーズンを見る気が起こるだろうか。あ~がっくり来ました。当分、ショックが続きそう。
June 15, 2017
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ああ、これを入れて後2話か。こんなに愛おしいシーズンはありませんわ。マックスもがんばれ~キャリーはクィンに説明を求める。クィンは、セクーのバンがすり替えられていた証拠が向かいの家のガレージにあると言い、キャリーはそれならば、帽子の男を撃たなくても訟務長官に連絡して逮捕することができると答える。しかし、クィンは車は好きにして良いが、あの男は俺のものだと言ってきかない。キャリーはクィンの論理に疑問をはさみ、あなたのことはどうでも良いわけがないという。しかし、クィンはキャリーにはベルリンでクィンを無理やり目覚めさせて発作を起こし、不自由な体にした負い目があると反論する。それはテロの詳細を聞き出すため仕方なかったことだというが、クィンはお前はいつも任務を優先させ、自分をこんな体にしたと責める。次期大統領は息子を臆病者と中傷する動画について会見を開き、事実を捻じ曲げて自分を貶めようとしているという。本当の臆病者は動画を作った方で、影に隠れていないで名乗り出れば良いという。動画による世論の反響は大きく、次期大統領に抗議するデモもも拡大していた。次の国防長官の候補者も就任をためらっているという。ソールは次期大統領に面会し、動画の出処がわかったと説明する。一夜明けたクィンは、特務部隊を追うという。キャリーはベルリンの件は話すべきだったと謝罪し、ここまで決して任務だけだったわけではないという。クィンはキャリーに秘密基地の侵入方法をメモして渡す。セキュリティに捕らえられたマックスは、オキーフとアダールの取り調べを受ける。アダールは、マックスがキャリーの指示で動いているのかと問う。マックスは弁護士を要求して身を守ろうとする。ソールの報告を聞いた次期大統領は、オキーフが地下のプロパガンダ工場でネット上の意見を大量に捏造していると知り、対応を求める。一方、オキーフは動画を作ったと名乗り出て、自分の番組に次期大統領を呼び対談したいと伝えてくる。ソールは、目の前で起きているのは生死をかけた闘いであり、沈黙は死を招くと言い、オキーフと向きあうべきと答える。キャリーが兵士たちの家を調べていると、戻ってきた帽子の男に襲われる。反撃しているところにクィンが助けに入り、キャリーの止めるのも構わず、男を惨殺する。キャリーは訟務長官に連絡し、クィンが免責されるように頼んだという。なぜこうなったのかと話しているうちに、クィンはアストリッドを殺されたと事情を話す。それも免責の時に話すべきだというキャリーに、クィンはこれが俺の本性だと言い、発作があろうとなかろうと、キャリーの責任ではない、元々こういう人間だったという。マックスは食事を持ってきた男の手引でビルから抜け出すが、駐車場で別の男たちに拉致される。マックスが連れて行かれた場所にアダールが待っており、クィンについて最近サイトでさかんに意見を発信しているようだがと言う。マックスはそんなはずはないというが、多分クィンになりすましている者がいるのではないかと答える。アダールは、オキーフのPCでクィンの写真を見たと言い、彼のPCに侵入してくれと頼む。オキーフの番組に現れた次期大統領は、あの動画には続きがあるはずだと指摘する。オキーフは、中傷するためではなく、有力者の母親を持つ大尉を批判しても誰も耳を貸さないので、彼らのために一役買ったのだと答える。次期大統領はネットの大量のコメントはボットなどで自動的に書き込まれたもので、「政策協調室」という組織が動画だけでなく、あらゆる憎悪や嘘をネットに流しているという。その資金源は諜報機関の人物から流れている証拠があり、それが司法長官の手に渡れば、あなたは終わりよと言い切ると、オキーフは戦術を変え、視聴者の電話を取り上げ大尉を知っているが臆病だったと言う。次期大統領は対談を打ち切るが、その後の放送でオキーフは次期大統領が権力で威圧し、独裁者のように振る舞ったとコメントする。その放送を聞いたせいか、デモ隊の抗議活動もますます激しくなっていった。キャリーは訟務長官に状況を説明し、セクーの本来の車を見つけたのはクィンの手柄だと話す。どうやら免責が期待できそうだが、クィンはホワイトボードに消された文字を見ていて、「東海岸」で何か作戦があるらしいという。すぐにキャリーがエモンズに連絡を取るが、次期大統領側もデモ隊の事で騒ぎになっていて、すぐに援軍が来るという。訟務長官を探しに外に出たキャリーは、鑑識がガレージのドアを開けようとした瞬間に爆発が起こり巻き込まれる。マックスはオキーフのデータの中に、クィンをもじったと思われるハンドネームで、4ヶ月前から陰謀サイトに次期大統領に関する投稿があるのを見つける。一番の見ものはクィンが腹の中のものをキャリーにぶつけたシーンですね。「君のせいでこんな体になった。サルにしたんだ。」というのは、本当に痛々しい心の底の叫びですよね。でも、頭では理解しているはずなんですよ。キャリーならそうすると。キャリーも、言わなければならないが、クィンなら分かってくれるだろうと思っているはず。だから、一晩付き合って、翌朝すっきりしたクィンの前で少女のように「違うのよ」と涙目で訴えれば、クィンだってまんざらでもない顔をして出ていったわけでしょう。(ほとんど妄想ですが)憎しみのあまり帽子の男を殴り殺したクィンがしゅんとして、反省するシーンも愛おしいし、何かやっと先生に分かってもらえたみたいな、「それは違うわよ」と言ってもらいたいオーラが一杯で、楽しかった~これでわだかまっていたキャリーとクィンの間は修復かな。一方、爆破して証拠を壊されたのは心配ですが、その前に鑑識が証拠を取っているはずだし、セクーの濡れ衣は晴らされるかもしれない。アダールはやはりクィンをいじられるのは我慢できない。だから、殺しても良かったはずのマックスは命拾いで、もしこれでオキーフの隠れた秘密を暴くことができれば、もしかするとアダールにも免責の道が出てくるのかも知れません。次期大統領がばしっと答えるのに対して、オキーフの問題すり替え、人心を煽るやり方は本当に腹が立つ。デモ参加者は、簡単に信じてしまうのかなあ。考えさせられるエピソードでした。
June 8, 2017
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来た来た来た!盛り上がって来た。国内での権力闘争が嫌らしさ満載で、感情移入したくなりますね。クィンも徐々に彼らしさを取り戻してきたし、素直にのめり込んで見ています。帽子の男を追ったクィンは、馴染みのあるダイナーに入る。かつての知り合いと会ったクィンは、とある住宅を見張る。マックスは謎の会社でソックパペットが行われていた事をキャリーに報告し、これが本当なら連邦法違反だという。しかし、キャリーはフラニーと会えることで気分が浮いており、アダール訴えるためにこれから宣誓供述を行うので、マックスにはもう危険な事はしないで欲しいと話す。ソールは身の危険を感じて国外に出るため、ユダヤ人の協力者から脱出用の金とパスポートを受け取る。迎えの車に乗ったキャリーは、ドライバーから意味深な言葉を投げかけられ、児童福祉局のロナスに電話をかける。フラニーが急病で、今日の面会はできなくなったという。キャリーは誰が車を手配したのか、はっきりしない中で、開始直後に宣誓供述を断り席を立つ。先程名刺をくれたドライバーに電話し、アダールの価値を認め娘にあわせてくれという。補佐官のロブは次期大統領にキャリーがアダールに口封じされたようだと伝える。こうなると、ソールに証言してもらうしかない。その時、アダールは閣僚の候補者の名前を持って面会を求めていた。その名前を見たキーンは、あり得ないと答える。なぜアダールはキーンに指図するのか、国防についてはプロだというアダールに、あなたの仕事は何なのかと問う。次期大統領の見解を変えさせ、そのためにあらゆる策をめぐらし、辞任させたいのか。アダールは、選挙で選ばれていなくても自分には支持者がいて、キーンは勝てない戦をしようとしているという。キーンはアダールへの敵対心を露わにする。アダールはオキーフにキーンの息子に関する捏造動画を使うという。クィンは留守を狙って、国旗が飾られている家に忍び込む。そこは、クィンが特殊部隊にいたころ、仲間と生活していた場所だった。やがて現役の仲間が戻ってきて、ガレージに隠れたクィンは、セクーが仕事で乗っていた運送会社の車を発見する。キャリーにロナスから電話があり、手違いでフラニーとはすぐに会えるという。今から行くというキャリーの家に次期大統領が現れ、宣誓供述を拒否した理由を尋ねる。気が変わった理由はフラニーなのかと尋ねられ、キャリーは答えられないという。アダールの好きにさせてよいのかと言われても、キャリーは何もできないと拒む。ソールは妻のミラを呼び出し、これから起こる事を説明する。ソールは諜報部から裏切り者として追われることになり、ミラは行き先を詰問されるだろう。ミラは次期大統領を見捨てるなんて、ソールらしくないという。しかし、証言すれば恥をかいて刑務所に入ることになる。ミラはそんな事を気にするソールだったのか、という。次期大統領の息子を臆病者と断罪する動画はあっという間に大勢に再生され、キーンは衝撃を受ける。対抗策は見当たらないが、キーンは明日会見を開くという。アダールはオキーフを訪ね、動画の効果について説明を受ける。その様子をマックスは隠し撮りするが、セキュリティに知られ身柄を拘束される。帰宅したキャリーにクラリスがクィンからメッセージを伝える。クィンはクィーンズにいると聞いて、キャリーはクラリスに着いていく。ソールはキャリーが留守の家を訪ね、鍵のかかった部屋にキャリーがかつてのように、次期大統領にまつわる事件を調べていた事を見つける。その時ノートパソコンにメールが届くが、それはマックスからの動画だった。キャリーは空き家から向かいの家を伺うクィンと再会し、その家に帽子の男がいるのを目撃する。今週はマックス~ですね。危険だからもうあの会社に行かないで、と言われてもマックスもそう簡単には引けない、ファラの死で感じた使命みたいなものがあるのですね。アダールから顔を見られてバレないかと思いましたが、もしかするとアダールはマックスを知らないのかも。大胆な事をして捕まってしまいましたが、警察ではないのかから、マックスが拘束されたり暴行を受ける事はないと思うのですが。まさか、帽子の男がマックスを始末するとか?あと一つ気になるのは、オキーフがクィンの画像を何かに使おうとしていた事。ネガティブキャンペーンの一部なのかな。これはアダールよ、止めて欲しいです。だって、彼を愛しているのでしょう?大統領が頭から湯気を出してアダールに向かっても、あらゆるコネと権力を持っているアダールは余裕綽々。例え次期大統領であっても、というか、次期大統領だからこそ、好きなことができるのかも。今シーズン、民間人となったキャリーの視野が狭くなっていて、フラニー第一で幅広く物を見ていない感じがもどかしい。だからクィンやソールとの意思疎通を欠いてしまうのですが、こいういうキャリーも人間らしくて良いかな。母親らしい。ミラの登場は驚きました。2人は離婚はしていないのか?説得してくれてありがたいけれど、ソールはベルリンでの事は話すのでしょうか。さあ、ロバート・ネッパーの大将の位置づけがついに分かりましたね。あの男は隠密作戦などを行い、クィンの上官でもあったのかな。そしてアダールとも深い因縁があった。帽子の男はクィンの元同僚という事になりますが、個人的に恨みでもあったのか。ニッキーの話だと、クィンのいた頃のメンバーと今のメンバーは質が違うらしい。旗が立ててあるというのは、国に仕える兵士の家ということか。クィンがいたころは、胸を張ってダイナーにも通えたのかな。キャリーとクィン祝再会!ソールはアダールの決定的証拠を掴み、これで反撃だー!
June 1, 2017
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今シーズンは過去の見直しとキャラクターの掘り下げ、再方向付けが見られますね。毎回「そうなのか!」と叫びながら見ています。残り後4話、やっと全体が見えてきました。後はフィナーレに向けて、一気に盛り上げてくれ~キャリーは精神鑑定を受け、フラニーとの関係や現状について話す。次期大統領はアダールに、ジャヴァディと会い、イランが核合意を破っているのは本当だと聞いたと話す。イスラエルがでっち上げたと信じ込ませようとしている動きがあり、その対応として、関わったソールをCIA本部に戻し制裁を行うという。アダールは国防長官に推したい人物がいると言い、次回に候補者のリストを持ってくると、次期大統領の様子をうかがう。マックスは、コンリンが最後に連絡を入れた場所を調べ、不可思議な大量求人募集を見つける。インターネットやSNSに関する技術者が求められており、自分が応募して潜入捜査するという。ジャヴァディはアダールに金をもらって、次期大統領に嘘をついた。残りの金を受け取って、海外に姿を消すというと、アダールはモサドがジャヴァディがアメリカにいると聞いて、強硬に身柄を引き渡せと言ってきたという。モサドの局員が部屋に入ってくると、ジャヴァディは拘束される直前に、キャリーの携帯に電話し、キャリーは状況を察知してソールに電話を転送する。ソールは部下のネイトに逆探知させるが、ジャヴァディを救うことはできなかった。ジャヴァディが連れ去られた部屋を調べたキャリーは、ジャヴァディの携帯を発見する。ソールとキャリーは、ジャヴァディの携帯に記録された、ナフィーシの尋問の様子を次期大統領に見せ、モサドとCIAのアダールが次期大統領に間違った情報を伝え、考えを変えさせようとしていたと説明する。次期大統領はアダールの面の皮の厚さに驚き、さらに、セクーの爆発事件にも謎の男が関わって事件は仕組まれたと聞く。その件もアダールの関連が疑われるというと、やっと次期大統領はアダールを締め出す方法を考え始める。キャリーは次期大統領に呼ばれ、次の司法長官の候補に会う。アダールを告発したいが、モサドの捏造の件もセクーの爆弾事件も確たる証拠がなく、アダールを追い込むことはできないという。それでも、ベルリンで起こった機密漏洩事件でアダールが議会に虚偽の報告を行い、不始末を隠蔽した事をキャリーが証言すれば、スパイ防止法で追求できるかも知れないという。キャリーはソールが直接関わっていることから、まずソールと話をしなければならないという。次期大統領はソールには恩赦を与えるという。マックスはオキーフに気に入られ、採用される。早速、仕事場に連れて行かれると、多くの若者がマックスを待っていた。彼らはシステムがダウンしたと言い、手をこまねいていた。マックスがプログラムの不備を直したところ、さっそくシステムが動き出した。技術者たちは、偽IDを用いて大量の怒りにまみれた書き込みをアップし始める。キャリーはソールに事情を話すが、ソールはロシアのスパイと寝て情報を奪われていた事を蒸し返されるのは嫌だという。児童福祉局からフラニーと明日会えるという電話がかかってくる。アダールは連日次期大統領に面会するが、微妙な変化に気づき、推薦しようと持っていた人材のリストを引っ込める。一夜明け、クィンは通報でやってきた保安官事務所の捜査の目をかいくぐり、別荘を抜け出す。銃砲店で大量に銃を盗んでアダールの家に忍び込む。銃を突きつけられてアダールはクィンを殺すために男を送り込んでいないと主張する。アストリッドが殺されたというと、アダールは息子も同然のお前を傷つけるはずがないという。疑うなら撃ってみろというアダールを殴ると、クィンは部屋を出る。アダールはすぐに殺し屋に電話し、話が違うという。男はクィンが生きていたと聞いて、慌てて電話を切る。クィンは男の居場所をつかむ。やっぱりというか、アダールのクィンへの歪んだ愛情(!)、どういう形であってもおぞましい。可愛い弟子、秘蔵っ子だとしても、「I love you」はないわ~いろいろ妄想したりしますが、とにかく、アダールとしてはクィンを殺すつもりはなかったのでしょう。クィンは愛憎ないまぜで本当ならアダールを殺しているところでしょうが、あえて殺さず、次のアクションを待った。アストリッドの敵を打つ!ランボーさながらのクィン、戻ってきましたね~帽子の男との一騎打ちは今からドキドキします。相当な銃撃戦になりそうですね。キャリーのセラピー風景は初めて見ますが、心の中が垣間見られて良かったです。ブロディへの複雑な思い、それがフラニーに投影されて、母親になるのが怖いとか言っていたのですね。そしてクィンに対しては「彼とは違う、また別の強い絆がある」という、その言葉が聞きたかったのよ~ブロディに対する気持ちは本当に複雑でしょうね。罪悪感を抱いているとしたら、やはりブロディに対してで、特殊な状況でお互い求めあったというのか、これを他人に説明するのは確かに難しいですね。でも、そこまで言えたのはキャリーにとっても良かったと思います。みんなを巻き込んできた、今頃わかったか。(笑)フラニーが戻ってくるのは次期大統領のおかげかどうか、それはわかりませんが、キャリーはかなり楽になれる。一方、ソールが大恥をかくことになるのかどうか、楽しみに見守っていきましょう。まだ、ウルトラC的な解決法がありそうな気がしますが。ところで、マックスが大活躍でしたね。ああやって、インターネットの書き込みを操作して、世論を動かそうとしているのですね。オキーフは単なるタカ派の親父ではなく、アダールとも組んで大掛かりなことをやっている。こういうのも、興味深い展開でした。
May 25, 2017
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このシーズンのエピソードタイトルはまさか、昨年の選挙戦で使われた言葉を着けているのではないかな。全くフィクションのストーリーなのに、現実と呼応するところとかニヤリとさせられるところもあります。でもやっぱり、メインの3人(アダールはもう除外だ!)の闘いが興味深くて心を奪われます。ああ、それにしてもクィン~切ない。次期大統領が戦士した息子の話をしたことから、オキーフの番組ではキーン大尉は英雄ではなかったというネガティブキャンペーンを始める。ジャヴァディの亡命を実現させるため、ソールはキャリーに次期大統領とのつなぎ役を頼むことにする。しかし、キャリーはフラニーを奪われて今はうつ状態になっていた。ソールはキャリーを気遣いつつ、フラニーの居場所を探すことにする。クィンはアストリッドと和解し、言うことを聞くふりをして、状況を探る。アストリッドは2週間ほどアメリカにいるという。引き出しを探ったクィンは自分の偽名のパスポートを見つける。アストリッドの車の中に隠された銃からクィンは弾を抜いておく。ソールはキャリーにフラニーの里親の家を見せ、安心させる。一切接触してはならないという。その上でソールはジャヴァディの身柄を保護しているという。ナフィーシはモサドの協力者で、核合意違反も捏造された話だった。ジャヴァディから次期大統領にそのことを伝えたいが、身内に敵がいるので正式ルートは使えない。キャリーはアダールが次期大統領とは会うなと脅してきて、その後にセクーの車が爆破された事を話す。相談したコンリンも殺され、相談に行きたくてもソールが味方かどうかわからなかったという。町へ買い物に出たクィンはNYで向かいの家にいた男に似た人物を見かけ、道中のモーテルに宿泊している事をチェックする。隠れ家に戻ったクィンは、アストリッドに今の状況がおかしいとは思わないのかと問い詰める。この家は誰の家で、いつまでいるのか。自分が邪魔なら、なぜ海外に送り飛ばさないのか。アストリッドもなぜわざわざ来たのか。アダールはなんと言っていたのか。アストリッドはクィンの世話をしてほしいと言われ、私たちは友達、いやそれ以上だという。しかしクィンは納得せず、友達でもなくアストリッドの名前も偽名ではないかという。スーパーでアストリッドが男と話していたと言い張るクィンは、止めるアストリッドを殴り倒して出ていく。キャリーはジャヴァディを迎えに行く。ジャヴァディはソールがCIAで孤立無援なのかと問う。ジャヴァディは不安を感じていた。キャリーは自分たちはかつて一緒に仕事をした間柄で、命を捧げた人もいたではないかと答える。ジャヴァディは処刑されたブロディの墓を密かに移動し、殉教者が眠る場所に埋葬したという。ソールは次期大統領にジャヴァディは最も重要な情報提供者だと説明する。なぜそんなに彼を信用できるのかと言われ、ジャヴァディはもう戻る組織もなく、嘘をついても意味が無いのだと説明する。次期大統領の前に現れたジャヴァディは饒舌で、自分はソールの協力者ではなく、対等な存在だと喋り始める。すると、イランの核合意違反についてイスラエルとアメリカの国防機関が抱いている懸念は事実であると言い出す。地対空ミサイルを買う名目で用意された金は北朝鮮へ流れ、やはりイランと北朝鮮は組んでいるという。ソールは昨夜話した内容と違うと止めようとするが、ジャヴァディは核合意など茶番で無意味だと言い出し、気をつけるべきだという。ソールが「彼を信じないで」と言ったため、次期大統領は話にならないと立ち去ろうとする。キャリーも見かねてソールの言うことを信じて欲しいというが、次期大統領は「そもそもあなたを信じるべきではなかった」と去っていく。ソールはジャヴァディの寝返りをアダールに接触されたのかと問う。ジャヴァディは一生怯えて暮らすのは嫌だ、ただ勝ち馬に賭けたのだと答える。オキーフはキーン大尉の部下がヘルメットに着けていたカメラの映像を手に入れ、アダールに見せる。そこには戦場から逃げ出すキーン大尉ではなく、倒れた部下を助けようとして撃たれたキーン大尉の姿があった。オキーフは編集した動画をアダールに見せ、全く逆の印象を与えるように作り変えたという。クィンはモーテルで帽子の男を待ち構え、殴り倒す。しかし、顔を見て別人だったと気づき、アストリッドの元に戻る。アストリッドは車がないので残っていたが、クィンにここから去るという。クィンは自分が間違っていたと誤り、何とか残って欲しいと頼むが、その時2人を縦断が襲う。クィンは頭にかすり傷をおい倒れるが、アストリッドは車の銃を取りに行くという。クィンは弾を抜いたことを告げようとするが、上手く伝えられず、銃を手にしたアストリッドは暗殺者に撃ち殺されてしまう。男はクィンを狙い追ってくるが、クィンが湖に落ちたため立ち去る。アストリッド、何て善い人なんだろう。なのに、クィンは疑い怒りをぶつけて殴り、友達じゃない、お互い孤独だったから寝ただけとか、酷いことを言い、最後は実を守ることもできずに死なせてしまった。アストリッドは本気でクィンのことを大事に思っていたのでしょうね。スパイにしたら人が良すぎる。クィンのキャリーへの気持ちを知っていても、クィンに頼られたら助けるし、ここにいてと言われたら残るし。でも、クィンから見るとやっぱり「友達」なんですね。(笑)クィンもキャリーに頼り、アストリッドに頼り、心身ともに今までとは違います。本当に今シーズン踏んだり蹴ったりですが、今度こそ前向きに使命のようなものを見つけて欲しいです。キャリーがクィンを見る目も変わるでしょう。次期大統領は完全にアダール一味に絡め取られて行きますね。ああいう情報操作はまかり通っているのだろうな。そもそも諜報活動てそういう事ですね。ジャヴァディは元から信じられる人物ではなかったけれど、キャリーには一目置いていたように思います。多分、ブロディの死は彼にとっても尊い犠牲だったのかも。あるいは罪悪感かも。何れにせよ、アダール側に付いても、長生きはできそうにないですね。
May 18, 2017
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ほーんと、アダールの奴、憎たらしいよ~あー、歯がゆい。と、思わせるだけ、ドラマは成功しているというわけですね。折り返し地点を過ぎて、ここで我慢して最後のジャンプに備えよう。クィンは湖畔の一軒家で目覚める。朦朧とするクィンに、アストリッドはそばにいるのでもう大丈夫という。キャリーはマックスの力を借りて、家の防犯を強化する。向かいの家に男の姿はない。学校から連絡があり、児童福祉局の職員がフラニーに2日前の事件のことを聞いていると知り、キャリーは学校に向かう。担当者のロナスは、人質立てこもり事件の被害者としてフラニーに聞き取りを行い、フラニーが恐怖で心に傷を負い、事件からすぐに自宅に戻ったことでなおさら傷が深くなったという。キャリーは誤解があると説明するが、ロナスはすでにフラニーを州の施設に移し、さらに調査を行うあいだ親子を引き離すという。イランの代表団が核合意違反に対するアメリカの制裁に不満を訴え、訪米する。その中に、ジャヴァディの姿があった。次期大統領は今まで避けてきた亡き息子の話題について、公に語ることに決めた。国民から国に命を捧げた兵士を軽んじているという誤解を解くためだといい、親子の間で中東への軍の派遣について意見の対立があったが、息子が戦死してから10年、未だにアメリカが彼の地に留まり兵士を死なせていることについて、問題視しているという。アダールは旗色が悪くなり、マクレンドン将軍に作戦の練り直しを告げる。ソールは諜報部門のクロフツから、ヨルダン西岸地区で何があったのか、聴取を受ける。ジャヴァディと会ったことはすでにバレていて、イスラエル側からかなりのクレームが来ているという。ロナスは自爆事件があった日の事を詳しく聞かせてほしいと言い、クィンとの関係や同居の経緯などについてしつこく聞く。いくら説明しても、幼いフラニーはあの日とても怖かったと言い、死ぬかと思ったと言ったという。キャリーは娘を取り上げられ、明日家裁で判事が判断するまで調査に協力するようにと言われる。クィンはアストリッドのすきを見て、徒歩で家を飛び出す。すぐに後を追ったアストリッドは、どうしてもNYに戻るというクィンに、戻れば逮捕され病院に入れられる、人目につかないようにするのがアダールの条件だという。アストリッドはクィンの意図が理解できず、クィンは引き戻される。ソールはアダールに尋問を打ち切られる。「知らなかった」というアダールに、ソールは君の許可がなければ私の尋問はできないと答える。潜伏中のジャヴァディの前に迎えが現れ、とある場所に連れて行かれる。そこで革命防衛軍のナセル将軍が現れ、なぜ内密にアメリカに入ったのかと問う。自分の協力者に会うためだというジャヴァディを、ナセルは3年前にアメリカで不審な動きをしていたと言い、イランに潜入中のアメリカの協力者の名前を言えと拷問を始める。そこに、かつてジャヴァディの部下だったアミールという男が救出に入り、ジャヴァディは命拾いをする。家裁でロナスは、クィン以上に危険なのはキャリー本人だと説明する。銃を持って一晩中フラニーの横で過ごした事を引き合いに出され、判事はなぜ警察に通報しなかったのかという。キャリーはこれまでの経歴について説明し、状況が変わったので今は安全だと答える。しかし、ロナスはキャリーが双極性障害の病歴があることを持ち出し、判事は銃の件を重視しフラニーの身に差し迫った危険があると判断する。判事はキャリーに精神鑑定を受けるように命じる。ジャヴァディと待ち合わせをしていたソールは、アミールの連絡で別の場所でジャヴァディと会うことになった。ジャヴァディは自分がアメリカに来ていることや西岸地区でソールを会ったことを誰に話したのかと問う。ソールはアダールにしゃべったと言い、ジャヴァディはイランの核合意違反は事実ではないという。ソールが尋問したナフィーシは、8年間モサドの手下だったことが判明したという。その自白ビデオがあるというジャヴァディは、ソールに亡命を申し出る。そのためには24時間の警備と金を自由に使う権利がほしいというが、ソールは次期大統領ならそれが叶うかもしれないと答える。アストリッドはクィンに手を焼き、アダールを呼ぶ。アダールはクィンに、NYに戻れば精神病棟に入ることになるという。静かな湖畔で暮らすことに何が不満があるのかと言い、NYに戻りたいのはキャリーのことが心配だからだろうという。ベルリンでテロの情報を聞き出すために、キャリーが昏睡状態のクィンを無理やり覚醒させ、脳出血でクィンが今のような状態になった。彼女は愛情からクィンを引き取ったのではなく、罪悪感からだというというと、これが最後のチャンスだと言い去っていく。落ち込んだキャリーは酒に手を出す。つい、次期大統領に助けを求める電話をかけるが、私的な目的で立場を利用することはできないときっぱり断られる。ロナスにキャリーの既往歴の事を伝えたのはアダールだった。vulnerableなキャリー、彼女の本質が出ましたね。今シーズン、調子こいて強気のキャリーでしたが、娘を奪われるとはまさか思わなかったでしょう。これ、キャリーの側にいるからあの児童福祉局の女が腹立たしく思いますが、SVUのオリビアだったら、絶対にキャリーを許さないだろうと、妙に納得しました。お姉さんは海外にいるので頼れない、ソールとも断絶。もちろん父親のブロディも最初からいない、あとはマックスの胸を借りるくらいか。ところでクィンとアダールの会話を聞いていて、何やら深い関係が?と想像してしまいました。「合意の上」なんて訳すから妙な想像をするわけですが、厳しい環境から這い上がって一流の工作員になったクィンに「私がそうしろと強いたわけではない」ということですよね。アダールは若い兵士の心をつかむのは確かに上手いかもしれない。この言葉が逆にクィンの心を呼び覚ますのではないかと期待します。キャリーならリスクを承知でクィンを目覚めさせただろうということは、今のクィンにも理解できるだろうし、静かな湖畔で元カノのアストリッドに世話をしてもらう事が彼の本意かというと、それも違うでしょうね。クィンの復活に期待します。そして、ソールとジャヴァディが次期大統領に何を訴え、キャリーはフラニーをどうやって取り戻すのか、応援しながら見ていきます。
May 11, 2017
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「帰還」というのは、次期大統領のことだけではないですね。最後は思わずにっこり。民間人となっても、キャリーは一人で戦っているのが似合います。もちろん、台風のように周りを巻き込んで。キャリーは警察署を訪ね身柄拘束をされたクィンに会おうとするが、クィンは現在ベルビュー病院に拘束されているという。72時間は会うことはできない。セクーの爆破事件に関して、現大統領が会見を行い、潜在的テロリストの取締のためには愛国法の強化を次期大統領に求めるという。次期大統領は未だにエモンズ首席補佐官と連絡が取れず、もうニューヨークに戻るという。キャリーはコンリンに会い、クィンが撮影した男について尋ねる。セクーは爆弾が積まれている事を知らずに配送車に乗り込んだのではないか、セクーが爆弾を作ったという証拠はあったのかと問い詰めると、コンリンは言葉を濁す。せめて、クィンに写真に関して情報を聞き出したいので彼に合わせて欲しいという。もし、セクーが爆弾テロと無関係なら、真犯人は野放しになっているではないか。NYのCIA支局に戻ったソールは、支局長に頼んでおいたモサドのトヴァの監視情報が後回しにされていたことを知る。爆弾テロ事件のせいですっかり忘れていたというが、支局長はあえてソールの指示を無視していた事がわかる。コンリンは情報提供者のサードに写真の男を見たことがあるかと尋ねる。セクーの共犯者なのかと問うと、サードは否定し、政府の関係者ぽいという。サードは周囲に正体がばれたので保護して欲しいというが、コンリンはお前はもう終わりだと拒む。ソールは昔なじみのロシアの諜報員ヴィクトールと接触し、モサドのトヴァの動きを調べて欲しいと頼む。フラニーを連れて自宅に戻ったキャリーの前に、コンリンが現れる。写真の男はFBIにも情報がなく、セクーとも無関係だとわかったという。では、どういうことなのか。ただ、クィンが撮影した車はペーパーカンパニーを介して、持ち主に行き着いたので明日訪ねてみるという。クィンには会えるように、地元警察に話をつけたという。いつまでたってもエモンズに会えない大統領は、世話係の女性に頼み軟禁されている場所から脱出することを考える。キャリーは病院にクィンを尋ねるが、痛めつけられ状態が悪く怯えていた。男の正体がわからなかった、他に何か見たのかと問い詰めると、クィンは混乱してキャリーを拒む。コンリンは車の登録場所である企業を訪ねる。そこには多くの就職希望者が見学のために待機しており、コンリンはその集団に紛れて建物の内部に入っていく。どうやら、世界最大の光ファイバー網の中継場所でもあるらしく、世界中の情報がこの地下を通過しているらしい。コンリンは勝手に部屋の捜索を始めるが、係員に見つかり、不法侵入だと言われ追い出される。次期大統領は監視の目を盗んでエモンズにメールを送り、呼びつける。しかし、次期大統領はエモンズの到着の一足先に世話係の車に隠れ、隠れ家を抜け出していた。2人はお互いに戦争で息子を戦死させており、そのことの意味について道中語り合う。次期大統領はあの戦争は偽りと誤りに基いて行われた、あの地での我々の役目は終わったのだという。護衛官が次期大統領の車に気づき、戻るように言うが、次期大統領はこのままNYに向かうと答える。ソールはヴィクトルからトヴァがアダールと会っていた証拠を見せつけられる。どうやら、ソールとアダールの関係は終わったようだ、ヴィクトルにとっても、ソールはもう用済みの人ナのかもしれない。コンリンに会うため自宅に向かったキャリーは、何者かが侵入しコンリンを自殺に見せかけて殺しているのを発見する。殺し屋はまだ家の中に残っていて、あの写真の男だった。キャリーは間一髪逃げ出し、フラニーを迎えに行く。次期大統領はNYに着くなりメディアの前で愛国者法の再検討はしないと宣言する。テロとの戦いに警察国家はいらない、戦略を変えなければならないという。病院で拘束されているクィンが、何者かに運び出される。救急車の中でクィンはアストリッドと再会する。コンリンは死にフラグが立っていましたね。セクーをはめようとしたので良い印象はなかったですが、キャリーのおかげでひどい目にあいました。その瞬間、キャリーは身の危険を察して娘のもとに戻る。ちゃんと、マックスの力を借りて良かったですが、マックスはお泊りはしないんですね。(笑)クィン、可哀想にきっと警察で暴行を受けたんだわ。病院でも。でも、正気は失っていないような気がします。キャリーがマックスだとかFBIと言ったので、キャリーに危険が及ぶと察してああいう態度を取ったのではないか。当然、病院内でも監視されているのはわかっていますからね。でも、アストリッドはどこから?キャリーがデューリングに頼んで助けを求めたのかなあ。いずれにせよ、アストリッドの元にいれば、クィンも安全でしょう。ひとまず、ホッとします。いつも助けてくれてありがとう。元カレの気持ちを知っているのにあなたは親切だ。さて、あの謎の会社は一体何なのでしょう。世界中の情報がそこを通過するのであれば、政府内の情報やそれこそキャリーの動きなど簡単に手に入りそうですね。コンリンとサードの会話も彼らが手に入れた?そしてわざわざセクーを選んでテロリストに見せかけ、次期大統領を軟禁して、現大統領による監視強化を言わせたか?アダールとモサドの話とはまた別な気がします。キャリーとソールはまた一緒になるのかな。
May 4, 2017
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ああ、もう最っ高っ!この1話だけでも、今シーズン見た価値があるというくらい満足。話は悲惨ですが、一人ニヤニヤしながら見ていました。やっぱりすごーい、クィーン! きゃーどうにでもして。(以下自粛)セクーのバンが爆発し死者は2名だったが、NYでは911以来のテロ事件だと騒然とする。キャリーはレダから、バンに乗っていたのがセクーで、自宅がFBIの捜索を受けていると聞き、慌てて自宅に向かう。学校は休校となり、キャリーはフラニーをクィンに預けることにする。次期大統領は、滞在しているホテルの近くで自爆テロがあったことから、ヘリで緊急避難することになった。首席補佐官のロブはマスコミ対応で後から合流するという。FBIのコンリンは、セクーをキャリーのせいで釈放した結果、このような惨事を起こしたとしてキャリーを激しく非難する。今後、釈放の理由となったサードとの会話の録音の出処について長官から聞かれることになるだろうという。キャリーは何が会っても録音の出処は言えないと答える。キャリーはその足でロジャーを訪ねる。コンリンの電話録音の件について話すと、ロジャーは録音を手渡したのは自分ではないという。厄介なことに関わりたくないので、キャリーの件は上司に報告済みで何もしていないという。そのころ、キャリーの自宅の前にはマスコミの車が集まりだしていた。子守のラティーシャがやってくるが、各局のレポーターたちはしつこくキャリーはいるかと質問してくる。クィンはそのうちの一人を引き入れ、なぜキャリーの自宅がわかったのかと問う。キャリーがセクーの代理人をしているのは知られているが、クィンは向かいの家の男が理由だと悟る。ラティーシャは自分の家にフラニーを連れて行くというが、ここにいるとキャリーと約束した、電話もしてはならないという。外界から切り離された場所で一人待機している次期大統領の元にアダールが訪れ、状況を報告する。セクーが不起訴となり釈放されたが、キャリーがテロと関係しているかどうか調査しているという。アダールは次期大統領がテロのターゲットだったかもしれないと匂わせ、共犯者がいるかもしれないからと、いう。キャリーの家の周りで、テロを憎む群衆が集まりだし、ついに石を投げ始める。クィンは持っていた銃で一人を撃ち、警察沙汰となった。警察は男が人質を取って盾もこっているとして、その様子がテレビにも流れる。キャリーが自宅に戻った時は、スナイパーが周辺の屋上から家の中を狙い、特殊部隊が突撃のタイミングを待っていた。キャリーは現場の責任者に、娘と子守は人質ではなく、クィンは群衆や警察から2人を守っているつもりで、クィンは戦地で酷いPTSDで苦しんでいるだけだと説明するが聞き入れられない。もし突入すれば死者が出ると言っても、ついに特殊部隊の隊員が天窓から侵入始める。クィンは2人を地下のバスルームに入れ、一人目の隊員を人質に取る。帰国したソールを迎えに行ったアダールは、次期大統領はやっと現実を受け入れ始めたところだと説明する。ソールはイランの核合意違反は怪しいという。ナフィーシを尋問したが、最初からモサドが芝居をしていた可能性があるという。それを確かめるためにジャヴァディに会ったと話す。クィンは隊員から装備を奪い、膠着状態になったためキャリーは一人で説得に入るという。中に入ったキャリーは信頼して預けた自分が悪いことをした、警察は誤解していると話す。クィンは、これでもう出られなくなったと言い、警察側は今がチャンスだと突入体制を取る。今ひとつ理解できないキャリーに、クィンは向かいの家の男が自分たちを監視し、この家から出さないつもりだという。その証拠があると携帯を見せる。その時、特殊部隊が突入し、キャリーは身を挺してクィンを守る。クィンは逮捕され、キャリーはラティーシャの自宅にフラニーを預けることにする。次期大統領は、やっと届いたテレビで自分を批判する強硬派のキャスターが次期大統領を批判しているのを知る。ホワイトハウスとは話が通じず、補佐官ともまだ連絡が取れない。彼女は座敷牢にいた。キャリーは、落ちていたクィンの携帯を見て向かいの家の男とセクーの爆破事件との繋がりに気づく。ルパートが細かいところまで昔とは違うクィンを演じているのがよく分かります。セリフ1つ、視線のむけかた1つ。しかし、戦いモードになるとその腕は全く鈍っていない。「わざと外したのよ」が良いですね。突入したら死者が出るわって、そんな男と暮らしているキャリーがすごい。そして、フラニーとの萌シーン。(爆)ウサギちゃん、ピーター・ラビットて笑う~そりゃクィンも必死でフラニーを守りますよ。キャリーがここにいて、と言ったのですから。忠犬クィン。それよりも、外に出ると危ないという事が本能的にわかっていたのですね。キャリーの動きは知られているし、戦い方は知っている。「俺といると安全だ」きゃーでも、戻ってきたキャリーが必死にクィンをかばい、突入されたときも上に覆いかぶさって!守るんだな。またキャリーに救われたクィン。ここで殺されても仕方ないというくらいに構えていたかも。今後、クィンはまた病院送りになるのかも知れませんが、やっと理解したキャリーのこれからの反撃に期待です。ソールも何やらモサドの動きがおかしいと気づき、次期大統領を蚊帳の外に置こうとする輩もいるようだ。共犯者は補佐官か?ほんと、面白くなってきました。実際の選挙戦のときもああいうのがありましたが、アジっていたキャスターは、「ミディアム」のジョーですよね。この人も他のドラマではぜんぜん違うイメージの役柄を演じていて、ショックを受ける事があります。
April 27, 2017
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話がやっと動き出してきて、興味深いです。現実問題とは切り離し、キャラクター面での掘り下げが良いですね。それと、もうフラニーの小さいママぶりが最高!キャリーがママですからね、クィンも楽しいだろうな~セクーはキャリーのはたらきで、表向き証拠不十分で釈放となった。マスコミは注目するが、キャリーはセクーに何も話さない事が条件だと念を押す。次期大統領が、イランの核合意破棄という情報を無視したという記事が出て、記者会見に臨む次期大統領はアダールを呼び止める。情報を出したのはあなたねと非難し、誤った政策が国民に伝わるのは心外だと抗議する。アダールはその場をとりなそうとするが、次期大統領はソールの報告をすぐに渡すように求めると、対抗するのなら圧力をかけるという。ソールは途中で車を乗り換え、ある建物に連れて行かれる。そこで待っていたのは、3年前ソールに弱みを握られイラン革命防衛軍に戻ったジャヴァディだった。危険を冒して会う理由を問われ、ソールはナフィーシが北朝鮮と各取引を行っていることから、イランが核合意を破っているのかどうか、知りたいという。ジャヴァディは確信があるのなら、なぜ尋ねるのかというが、ソールは真実が知りたいという。ジャヴァディは、たとえ真実を言ったところでアメリカ政府は信じないし、イラン国民はアメリカを憎み続ける、それが真実だという。ソールはナフィーシのことを調べて欲しいと頼む。その結果を政府に示し事実は大事だと話すという。自宅に戻ったセクーに、家族や友人が集まり釈放を祝う。レダはキャリーが取った超法規的行動を非難し、我々は法に則ってやっていくと、釘を刺す。セクーは仕事仲間から、なぜ釈放されたのか、FBIの犬になったのかとからかわれる。さっそくセクーはビデオで、身の潔白を訴えネットにアップする。次期大統領に呼ばれたキャリーは、アダールから妨害を受けているので何とかしたいと相談される。アダールを永遠に葬るのに、何かネタはないのかと言われ、キャリーは守秘義務に反すると答える。次期大統領は、CIAの抜本的改革はキャリーのアイデイアではないかと言い、もしキャリーが訴えられても助けるという。クィンは向かいの家の男が留守の間に、侵入を試みる。男は道路を挟んで、キャリーの家の玄関をずっと監視していたようだ。フラニーのお迎えに行ったキャリーの前に、アダールが現れ、次期大統領にあれこれ助言するのはやめろと言う。キャリーはあなたこそ、身を引くべきだと反論するが、アダールはキャリーが危険な立場にいると脅す。明け方、ソールは妹の家に戻る。ドリットは、ソールが誰かと会うために出かけたことを気づいていて、誰と会ったのかと問う。12年ぶりに訪ねたのは仕事のためだったのかと、ソールを責める。そこにエタイが現れ、ソールを空港まで送るという。エタイは、昨夜、イランの革命防衛隊の将校がヨルダン国境を超えたことを知っており、ソールを厳しく問い詰める。自宅に戻ったキャリーにレダから連絡が入り、セクーが再びビデオをアップし、サードがFBIの情報提供者だったことを暴いたという。キャリーはセクーを訪ね、今すぐに動画を削除するようにいう。セクーは拒否するが、キャリーは酷いテロの写真などをアップすることがどれほど人の心を傷つけるかと訴える。キャリーは危険を冒してセクーを助けたのは、正しいことをしたいからだという。ソールはイスラエルに足止めされることになった。エタイは、イランが核爆弾を手に入れれば、イスラエルの人々はここで核爆弾で死亡するか、ヨーロッパなどの国々へ出ていってそこで殺されるかだという。クィンは、向かいの男が迎えの車に乗ったのを見て、尾行することにする。男はとある駐車場で車を降り中に入っていった。クィンは写真を取って戻ってきてキャリーに報告する。セクーは動画を削除して、翌朝配送の仕事に戻った。車を町中で進めたところで、セクーの車が爆発する。ソールはエタイからNYで事件があったと言われ、帰国を急ぐ。クィンはまだ不自由な体ですが、工作員の血が騒ぐのでしょうね。もうこうなると「リハビリが嫌だ」、「俺はもうだめだ」なんて事は言いません。キャリー(親子)に危険が迫っているとなると、居ても立ってもいられない。帰る時間もチェックして14分も遅いと、心配する。片手一本でもどかしいところもありますが、かえって、今の姿の方が疑われないのかも知れない。クィンが掴んだ証拠は、セクーの仕事場の配送会社につながるようですね。黙っていないセクーの口を封じるため、FBIが爆弾をセクーの車にしかけたのか?やっぱりセクーはテロリストだったのかということになりますが、でもそれなら、釈放したFBIも責められるでしょう。となると、誰がしかけたのか。向かいの男はキャリーの家を監視していたのだから、キャリーも何か濡れ衣を着せられるかもしれない。やっぱりCIAが絡んでいる?途中から「Blacklist」と混同しそうになりましたが、謎が謎を呼ぶ展開は魅せられます。アダールに50年やってきた諜報活動が、今の結果を産んだと突っかかるキャリーがすごい。怖いものはありませんね。そして、フラニーがきっちりクィンにアダールの事を報告するんだから、グッドジョブ!「クィン、ご飯食べた?」と聞くところは、完全にミニ・キャリーママです。キャリーも、クィンに子守を頼めるから、夜でもすぐに家を出ることができます。(笑)ソールとジャヴァディ、エタイ三者の立場がそのまま国の立場を示しているということかな。イランの核開発疑いは、リアル現状の隣国の核開発と重なってなるほどなと思いました。次期大統領も、権力の座に就くとなると、自分にとって邪魔者は消していくのですね。キャリーは裏切られた感じがするかも知れませんね。
April 20, 2017
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個人的には萌シーンが多くて満足しております。それだけかい、と言われそうですが、現実には逆の選挙結果だったかも知れませんが、今現在の世界状況を思い浮かべてふーんと思うような展開で、興味深く見ています。クィンはガス室の出来事を夢に見てうなされる。助け起こし抱きしめてくれるキャリーにクィンは思わず反応し、拒否される。セクーの弁護士レダは、キャリーが勝手にサードに近づき証言を求めたことから、取引が撤回されたとしてキャリーを非難する。キャリーは自分の責任でセクーに刑期が倍になることを伝えるという。ソールはアブダビでイラン代表団のナフィーシに接触する。ナフィーシは国際会議に出席するとしてアブダビに現れるが、常に単独行動し、違法な武器取引を行っていた。女遊びも激しい。モサドの諜報員が娼婦としてナフィーシをはめ、いかがわしい写真を撮っていた。リーダーのドリトはナフィーシの尋問をソールに任せ、ソールはナフィーシが北朝鮮に行ったかどうか確認する。モサド側の情報では、イルクーツクまで行ったことは確認されているが、その先は確証がない。ナフィーシの携帯を調べたところ、アブダビ銀行で大金を出し入れしている事がわかった。この金を何に使うのかと問われて、ロシアから地対空ミサイルS-400を購入する手付金を払ったと答える。アブダビ銀行は、核兵器関連の取引で国家間の仲介をつとめており、北朝鮮もこの銀行を使っている。ナフィーシはイルクーツクでロシアの役人に会ったことは認めるが、北朝鮮には行っていないという。ソールはナフィーシを釈放し、いつでも写真をばらまくと付け加える。ナフィーシは別に核兵器が欲しいわけではないという。30年間にわたる経済制裁を解除させるために、遠心分離機を購入し、世界の注目を集めた結果、結局目論見通り進んでいるという。ソールはイランにも防衛ミサイルを購入する権利はあると言いつつ、調達した秘密資金を北朝鮮に送金した可能性は高いとも言う。ソールはアダールに、ナフィーシから北朝鮮との接点を見いだせなかったと報告する。アダールは次期大統領に、イランが北朝鮮と組んで核合意を欺いていると報告する。まだ、核兵器はないかもしれないが、イランの弾道ミサイルに北朝鮮の核弾頭を組み合わせれば兵器になるだろう。意見を求められたあダールは、イランに対して経済制裁と、ホルムス海峡に第5艦隊を送って強硬姿勢を見せるべきだという。前回の大量破壊兵器の件もあるので、慎重にならざるをえないという。キャリーはセクーに、自分のせいで取引はなくなったと告げ、セクーは激怒する。キャリーは昔なじみの仕事仲間ロジャーを訪ね、コンリンとサードの通話内容を入手してほしいと頼む。クィンはキャリーが家を開けている間に、何者かが上の階に侵入したのではないかと感じる。それが向かいの家の人物で、キャリーを監視していると察したクィンは、クラリスを呼び出しボーイフレンドのトミーのところへ連れて行けと頼む。トミーはクィンがテロで命をとりとめた兵士だと知って、殴るべきではなかったという。クィンは銃が欲しいと言い、力づくでトミーから銃を奪う。キャリーのところに花束と共に、音声データが届く。それはサードとコンリンがセクーをはめようとした事を証明する会話で、キャリーはそれを持ってコンリンを訪ねる。コンリンはこんなものは証拠にならないというが、キャリーはセクーの告発を取り下げなければ司法長官に送りつけると言う。その後、再び次期大統領に呼ばれたキャリーは、アダールの報告について疑問を持つ。諜報員は断定はせず、独特の表現を使うものだという。ソールが「決定的」というはずがない。次期大統領が懸念を持つなら、自身が大統領に意見を言うべきだと答える。ソールは不仲だった妹の家を訪ねる。義弟のモシェはイスラエルに戻り信仰を重視する生活を送ったが、そのせいでソールとは対立した。ソールは契約の地だからといって、パレスチナの人々を追い出して住むことは平和を遠ざけるという。深夜ソールは何者かに呼び出され、車に乗り込む。クィンはキャリーを監視する向かいの家の人物を監視し始める。クィンにスイッチが入りましたね。「深呼吸して」と言われて、キャリーの匂いをぐっとかぐとスィッチが入ったのか?(笑)いやまあ、それは定番の展開でしょう。それよりも、留守宅に侵入者?ということで、優秀な工作員の血が吹き出したということかな。あの時はヘロヘロしていて、トミーに2,000ドル奪われたのを、あっさりとやり返すところがさすがです。どうやら左半身の麻痺が残っているようですね。それでも、徐々に力が戻ってきているという感じ。キャリーの身に危険が迫ったとなるとば、それが彼のリハビリになるのかもしれません。妄想が爆走する展開です。(笑)キャリーはいつまでもキャリーらしく。私が私がと、先走って失敗、同僚から批判されて、結局は自分でケリをつける。ロジャーは前に出てきたかどうかわかりませんが、あの人もキャリーに言われると断れないらしい。会うことも身の危険をもたらすのに、ちゃんと仕事をしてくれた。みんな、良い人です。ソールの妹のストーリーは興味深かったです。タイトルは「聖約の地」から来ていたのか。前シーズンのソールはアリソンに骨抜きにされていましたが、今回は任務に忠実でソールらしいですね。そして、ソールはどこに連れて行かれた?キャリーを監視しているのは、アダールの命令なのかな。キャリーが次期大統領のお友達でいる限り、自分のやり方にじゃまになるのでキャリーをなきものにしようとしている?となれば、いつか、アダールvs.クィンの子弟対決になるかも。それは今から楽しみですが、そうなるのでしょうか。
April 13, 2017
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まだ、始まりは静かですね。前のシーズンまで、諜報活動やテロの現場など生々しい派手なシーンが多かった「HOMELAND」としては、方向性が変わったのかなという感じです。でも、キャリーはやっぱり戦っています。設定もおもしろいと思いました。今週もルパートが良かった~たまりませんな。キャリーの家で過ごすことになったクィンは、世話を焼こうとするキャリーを何かと拒絶する。仕事に出かけるキャリーは、かつての同僚マックスを呼び、クィンに薬を飲ませ見守るように頼む。キャリーと弁護士のレダはセクーと再び面会し、家宅捜索で見つかった5000ドルについて説明を求める。セクーはナイジェリアにいる父親に会うために借りたと言い、迷惑がかかるからと、借りた相手の名前を明かそうとしなかった。説得され、やっとサード・マスードという友人から借りたと言い、ネットのビデオもサードと一緒に撮影したという。サードは旅の前に合わせたい男がいると言ったが、自分は断ったという。セクーの供述を裏付けるためには、サードに証言してもらわなければならないが、見つかるかどうかわからない。セクーの母親は無スオがテロ組織を援助しようとしていたという話は信じられないという。サードについては、妹のシモーヌが交際していたと認める。キャリーはシモーヌから入手したサードの写真をマックスに送り、身元を確認するように頼む。キャリーのオフィスにソールが訪ねてきて、キャリーが次期大統領に何か吹き込んでいるのかと問う。次期大統領はCIAを嫌い、無人機による攻撃のことも口にした。ソールとしては、キャリーが相談役を引き受けているように見えるという。キャリーは否定する。アダールは次期大統領の補佐役ロブ・エモンズと会う。イランが核協議の合意を破っているという情報が、イスラエルから入ったと言い、次期大統領の考えを聞きたいという。各関連取引で送金の仕事をしていたナフィーシという男が、北朝鮮へ行き、各科学者と材料工学者を連れて帰国した。ナフィーシは3日後にアブダビへ行く事になっており、CIAとモサドはナフィーシを誘拐する作戦を立てている。ロブはアダールの真意を測りかねる。マックスはサードの素性を見つけ出し、ビッツバーグ出身の元ギャングだという。その時は別の名前を名乗っていて、ギャングの仲間は全員麻薬がらみで服役中だった。キャリーはサードがFBIの情報提供者だと気づく。クィンは家を出てコンビニに向かい、店内で痙攣を起こして倒れる。後を付いてきたマックスが救急車を呼んで対応するが、クィンは病院に行くのは嫌だと頑として認めない。クィンはマックスに、この事をキャリにー言うなという。サードの件を検察が故意に隠していたと弁護側が訴え、訴状に加えられることになったが、情報提供者を証人として呼ぶのは認められないという。キャリーはセクーを逮捕したコンリン捜査官と直談判し、サードに金を渡させてセクーをはめたのではないかと迫る。コンリンは5000ドルは旅行費ではなかったと言い、サードを裁判に呼ぶことを拒否し、もし近づくならキャリーを逮捕するという。レダは和解案として、刑期7年という提案を得る。裁判で有罪となれば、倍の刑期となるだろう。セクーはサードに騙されていたと知ってショックを受ける。それならば裁判を受けるというが、レダとキャリーは取引を勧める。無実なのになぜ取引をしなければならないのかと憤慨し、態度を硬化させる。キャリーはレダにサードと会って、口を割らせるという。キャリーに連絡が入り、車が差し向けられる。キャリーを呼んだのは、次期大統領だった。アダールが口にしたナフィーシを誘拐する件について、キャリーは無視して関わらないわけにはいかないという。しかし、CIAの関与を認めることは大統領就任前に政策がぶれてしまうことになる。キャリーはソールをアブダビに向かわせ、国益を託すべきだという。アダールはやはりキャリーが次期大統領にアドバイスしていたという情報をつかんでいた。ソールにはアブダビへ行くよう命令が下り、ソールは自分は無関係というキャリーの言葉を信じるという。シモーヌと使ってサードを呼び出したキャリーは、コンリンとの関係を追及する。やはりサードはビッツバーグで独房に入っていた時、コンリンに手を貸せば釈放してやると言われたと認める。5000ドルについては、セクーはテロリストではないとコンリンに報告していたというが、証言することはないという。セクーはビデオで目立ちすぎたのだから、逮捕もやむを得ないという。帰宅したキャリーにマックスは、クィンが発作を起こしたと話す。マックスは、クィンのキャリーへの気持ちを理解した上で、彼は混乱し不幸だという。キャリーはクィンのところに行き、クィンがベルリンで自分に起こった事件について覚えていない事に驚く。クィンは、テロリストがネットに公開した映像をまだ見ていなかった。キャリーは一連の出来事を説明し、クィンが映像を見たがったため、2人は動画を見る。クィンはなぜ君は僕を救ったのかと問う。キャリーは答えることができず、涙を流して席を立つ。マックス!懐かしい顔に出会えて嬉しいですね。急にクィンの子守を頼んでも確かに彼なら文句を言わずに引き受けてくれそう。クィンには命を救われた恩義もあるでしょうし、やはり仲間です。だからこそ、無茶を言われても受け入れているのでしょう。さらにクィンのキャリーへの気持ちも気づいているのですよね。キャリーも一応、あの手紙で気持はわかっているはずだけれど、クィンが命をとりとめたので、なかったことにしたのか。ベッドに腰掛けて話すシーンが良かったわ~あなたを救い出すために大変だったの、必死に探したの、どれだけ心配したか、と本音を口にしてしまう。クィンは捨て駒ですから、死ぬ覚悟はできていた。なぜ助けたのかと言われて、当たり前じゃないの、なんでそんなことを聞くの?というところを、涙顔で演じたクレア・デインズの演技が圧倒的でした。色々な感情が溢れ出しましたね。もちろん、テロの情報を聞き出すために、ソールと無理やりクィンを目覚めさせ、大出血を引き起こしたという罪悪感もあるでしょうね。これで、クィンの気持ちが少しほぐれるのかな。余計、その気になるのかな。フラニーに赤ちゃんの時に会ったことあるわよ、というところも良かったですね。あの時はすっかり「彼氏?」みたいな感じだったのに。(笑)どうせなら、お姉さんにも来てもらいましょう。さて、次期大統領は現実とは間逆な人がなっていますが、これはこれで興味深いです。どちらの場合も政権移行時期にはいろいろな駆け引きがあるのですね。選ばれた時と就任した時と、方針変換して違ってくるのが現実なのかも。
April 6, 2017
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新シーズンプレミア。待っておりましたよ~現実に大統領選挙があって、次期大統領が女性だというのは、そういう読みだったのかなあと思いましたが、あまり関係なさそうですね。宣誓するまでの、移行期間にCIAのおっさん2人がどう動くのか、そして、もうテロを阻止する仕事には関わりたくないというキャリーがどう関わって行くのか、そして、そして、クィンがどういう形で復活するのだろうか、気になることはいっぱいあります。まずまず、満足の初回でした。キャリーはフラニーとアメリカに戻り、意識を取り戻したクィンを毎日見舞っている。クィンは脳出血の影響で後遺症が残りリハビリを行っているが、どうせもう治らないと、捨て鉢になっている。キャリーはリハビリを怠らないように励ますが、クィンはもう放っておけとイラつく。病院側は、キャリーに毎日様子を見に来ないほうが患者のためになるのではないかという。アダールとソールは、次期大統領が政権を引き継ぐ72日間に、CIAの現状と作戦について説明することになっている。エリザベス・キーン次期大統領は、これまでの中東への軍事介入は無益だったのではないかという。アダールらは、イランに対する諜報活動「道標作戦」に8,700万ドルの予算を要求するつもりだが、次期大統領の関心は、無人機による爆撃と準軍事行動が大統領の了承無しに、どこまで行われるのかという事にあるようだ。アダールは対イラン政策を見直さなければならないというが、ソールは楽観的で折り合っていけるだろうという。アダールは、次期大統領の息子がイラクで戦死したことで、それをCIAに責任を取らせようとしているのではないかという。イスラム教徒のセクーは、イスラム教徒に対するアメリカの政策や軍事行動など、反アメリカ的な話題をネットにあげている。セクーの父親は2002年にナイジェリアに強制送還されており、セクーは父親に会いに行こうとしていた。セクーはサイトのアクセス数が上がっていることから、当局の監視があるとみて、慎重にならなければという。キャリーはNYのイスラム教徒たちが、警察、司法機関から不当な扱いを受けている関し、支援する活動を始めた。具体的には逮捕起訴されたイスラム教徒たちのために、弁護活動を後押ししている。そのオフィスに、ドイツでプロポーズしたオットーが姿を現す。オットーは未だにキャリーに世界を救うという自分のプロジェクトに関わって欲しいと思っているが、キャリーは自分の仕事を理由に断り続けている。オットーは新しい恋人ができたと言い、キャリーにも誰か探すべきだという。クィンは看護師のクラレンスの手引きで、病院を抜け出し、傷ついた兵士相手の娼婦とクスリとセックスに浸る。しかし、娼婦のボーイフレンドがクィンから金を奪って行く。セクーの家にFBIとSWATが突入し、セクーをテロに加担した容疑で逮捕する。セクーは無罪と訴え、家族に尊師に連絡するようにいう。セクーの弁護は、キャリーのオフィスで担当することになった。言論の自由を訴えるセクーに、キャリーはサイトの話題はアメリカへの憎悪を煽り扇動していると見られると説明する。キャリーはセクーを逮捕したコンリン特別捜査官に直接かけあうが、コンリンは家宅捜索でセクーのベッドの下から5000万ドル見つかったと言い、ナイジェリアはボコ・ハラムの拠点だと答える。キャリーはクィンが病院から姿を消したと連絡受け、行方を捜す。病院の管理には問題があるらしい。安ホテルからクィンを連れ帰ったキャリーだったが、クィンは病院には戻りたくないという。他に行く場所がないクィンを説得して病院に置いていこうとするが、PTSDに苦しむクィンは、病院で幻覚を見て暴れる。抑制され閉鎖病棟に入れられるというのを聞いて、キャリーはクィンを自宅に引き取ることにする。アダールはソールに内緒で動き始める。イスラエルとの共同作戦に黄信号が点った。次期大統領が宣誓してしまうと、もう政策には手出しできない。某所に、次期大統領の政策に反対する勢力が集まり始める。さすがというか、やっぱりルパート・フレンドは上手いなあと思いました。クィンは思ったよりも、機能は回復しているようですが、言葉も回らないし、記憶もあやうい。鋭さは消え、人格もすっかり別人のようになった、という設定だと思いますが、本当にそのように見えます。アメリカに戻ったキャリーは天使ですね。過去の行いを反省して、テロを防ぐことから、不当な扱いを受けている人を助ける側に回った。クィンに対しても毎日見舞いに行くなんて、なかなか熱心です。確かにクィンにとっては、苦痛だし特にキャリーには自分の姿を見られたくないでしょう。そのクィンをついに自宅の一階に引き取ることになったというのは、なかなかのものです。(笑)これはおいしい。私は「バフィ・ザ・ヴァンパイア・スレイヤー」で、地獄から戻ってきたスパイクをバフィが自宅の地下室にかくまった(鎖付きで)を思い出して、妄想が大爆走しました。(知らない人には申し訳ありません)あの2階へのドアの鍵は、いつ外されるのか。そのうち、クィンがフラニーの子守をするんじゃないですか。さて、今回も純粋な少年が被害者になりそうですね。テロ対策で過剰な取り締まりが行われているようですが、でも現実にはそれを支持する国民も多そうですね。アダールは従来の軍事作戦を継続したいために、軍の方(ロバート・ネッパーじゃないですか)に手を回し、ソールとの間にはすきま風が吹きそうだ。やはりソールはキャリーを必要とするだろう。キャリーもこのままという事はないでしょう。オットーはこれでもう退場でしょうか。結婚しなくても、力は貸して欲しいという事ならまだ出てきそうですが。
March 30, 2017
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シーズンフィナーレ。こんな、不満足なもやもやした最終話も初めてです。そんな~と思いつつ、ラストシーンを何度も見返してまた違った思いも湧いてきます。地下鉄の線路にカシムを追ったキャリーは、潜んでいたカシムに銃を奪われる。キャリーはカシムにテロに対する迷いがあると見て、ビビを止めろと説得する。カシムは言葉でビビを止めると言い丸腰で立ち向かうが、ビビは言うことを聞かず、まず自分を殺せというカシムを撃ってしまう。キャリーはもみ合う2人を撃ち、ガス噴射を止める。キャリーはカシムの最期を看取る。残りのテロリストは連邦警察が追っていると聞き、キャリーはソールに家に帰りたいという。ソールはイヴァンを取り調べ、アリソンの居場所とロシアへの脱出方法を聞き出そうとする。興味を示さないイヴァンだったが、ソールの巧みな話術で取引を受け入れる。そのころ、アリソンはロシアのセーフハウスで治療を受け、脱出の時を待っていた。BNDは国家を危険に陥れたとしてサットンを逮捕する。アストリッドはサットンとヌーマンの接点を探す。ぐっすり眠ったキャリーの元にヨナスが戻り、2人は久しぶりに愛し合う。キャリーはよりを戻したと考えるが、ヨナスはキャリーが今日のテロで危険な目にあったことを知り、もう元の生活には戻れないという。自分の息子が危険に巻き込まれるのはもうごめんだ、決して上手くいかないという。クィンを見舞ったキャリーは、クィンが発作を起こし大脳出血で緊急手術を受けた事を知る。長時間の手術は終わったが、主治医は意識が戻っても後遺症は残るだろうという。キャリーは自分たちがクィンを苦しめたと罪悪感に浸る。4日後、アストリッドはサットンにマルワンが自殺したこと、ヌーマンを捕らえCIAの流出文書は回収されたことを伝える。サットン自身はどんな罪も恐れないが、ヌーマンについては、半年ごとに亡命資格が見直され、トルコに送還されるかも知れないという。そうなれば反逆者としてヌーマンは死刑になるだろう。アストリッドはサットンに取引を申し出る。アダールがクィンを見舞い、回復の見込みが見えない事にクィンの半生を思いやる。そして、クィンがシリアに出発するときに隊に委ねたキャリー宛の手紙を渡す。ソールはキャリーを再びCIAに戻すよう、長官にも許可を得て仕事のオファーをしていた。その答えを求められて、キャリーは自分はもうかつての自分ではなく、テロはこれからも起こる、戦い方が判らないと断る。サットンは大規模テロの日に出演したテレビ番組に再び出演し、マルワン氏は今回のテロの主要メンバーだったと間違いを認める。デューリングと会ったキャリーは、ソールのオファーを断った事を告げ、逆にデューリングから、世界を良くしようとするパートナーとして人生を共に歩みたい、とオファーを受ける。答えはアメリカに戻り娘と過ごしてからでよいという。ロシアが用意した車のトランクに忍び、国境を越えようとしたアリソンは、待ち伏せしていたソールの指揮する部隊に暗殺される。手紙を読んだキャリーは、クィンの病室のドアを塞ぎ部屋を暗くする。心拍モニターを外して自分の指にはめたキャリーは、急に光が差し込んだのを見る。あの手紙、どうしても内容が知りたかったあのキャリー宛の手紙の中身がついに判りました。泣けますよ、本当に。「永遠に君のものだ」というあの字幕は違和感がありましたが(単なる文末の言葉では?)、「I Loved You」が一番言いたかったことですよね。英雄として送ってくれという事でもなく、岬の灯台の光のようなもの、がけを避けてハンドルを切る時にちらちらする光のようなものだと思って欲しい、というこの謙虚な控えめな言葉には正にクィンの人柄が溢れていると感じました。ネットの書き込みではあの手紙はルパート・フレンドが書いたという噂があるらしい。タイトルの「a false glimmer」は砂漠でよく見た微弱な光の見間違いという事ですね。それはキャリーとの関係でも一瞬の希望なり夢として幻のように見えた。でも、目の前にあるのは幻ではなく、逃れられない死。自分にふさわしいのは暗闇で、死に際してクィンは暗闇を求めている。だから、キャリーは明るい病室ではなく、クィンのために誰にも邪魔されない静かな死、暗闇を用意しようとしたのですね。最初、キャリーはクィンを殺すつもりなのかと思ったのですが、心拍モニターを自分にはめ直したところで、そうではなさそうだと思いました。そうして、突然の光は何を意味するのか。もしかして希望の光?教会で祈った事に神様が答えた?キャラクターとしては、このエピソードでクィンが死ぬのならきれいにまとまっていましたよね。アダールが初めてクィンの経歴に触れて、16歳でストリートキッドとしてリクルートし、香港の主計官に取り入らせ、その天才ぶりを評価して最年少の工作員として訓練した。クィンとしては、普通の人生や恋愛を望めないことは納得の上でしょうし、名誉の殉職で彼らしい人生だったのではないか。ルパート・フレンドが今年ガールフレンドと結婚したというニュースを聞いたので、もしかして「Homeland」でけりが付いたかなと思ったのですが。ただ、一応シーズン6にもルパート・フレンドがクレジットされていて、どういう形で出てくるのかは今から気になって悶々しています。優秀な工作員として復帰するのは無理だろうし、キャリーが罪悪感からクィンの介護をしているというのも考えにくい。シーズン6まで制作されるのは始めから決まっていたので、期待しましょう。テロの形も日々変化してきていますし。ところで、最後にデューリングのオファーはあれは何でしょうね。ヨナスと別れさせようとしていたのはそういう事だったのか。やたらキャリーに親切だったのはそういう事だったのか。優秀な人物だったから、公私ともにパートナーとして一緒にいて欲しいというのは、金持ちのわがままだとしか思えないです。おっさん、もうキャリーに近寄るな~サットンはヌーマンの命を守るために、ジャーナリスト人生を棒に振った訳ですね。ここも、美談のようでもあるけれど、刑務所に行きたくなかったと解釈されてもしかたない。アストリッドは本当にお手柄でした。アリソンはやはり死を持って償ってもらわないと。元スキー選手だったイヴァンは今後、ソールの情報源となるのかしら。スパイに裏切りはつきものです。とにかく、シーズン6が気になって気になってしかたないです。
July 28, 2016
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また、意味が気になるタイトルですね。聖書からみ?最終話へやっと盛り上げる形になり、次週が待たれます。久しぶりにキャリーの女バウアーぶりが見られたな。クィンは意識を取り戻さず重篤な状態だが、ソールとキャリーは何とかクィンを目覚めさせて、テロの標的を聞き出そうとする。覚醒させることは、場合によってはクィンの脳を損傷するかもしれない。それでもソールは医師にやれと命じる。アリソンは各国の情報機関が情報を提供し合う会合に出かけていく。車に張られていた駐車違反の書類には、ロシアからの指令が入っており、トイレでその内容を聞く。そこにSVRのスパイでドイツ外務省のエルナ・リヒターが現れ、指令をやり遂げなければならないと念を押す。アリソンはベルリン工科大学のアジズ教授を暗殺しろと言われたが、できないと拒む。ロシア側はこのテロについて、黙認するどころか成功を望んでいるという。それは西側への警告となり、ロシアもシリアもISの根絶をもくろんでいるという。もし、アリソンが指令を拒めば、これまでの高額の報酬や黒海の別荘も失う事になるだろう。本国に戻れば、下手をすると連邦刑務所に入れられるだろう。今後、アリソンがもたらす情報も信頼できなくなるので、これが最後の指令となる。クィンの呼吸器が外され、覚醒させることになった。キャリーの呼びかけにクィンは意識を取り戻すも、言葉を発することができず、再び危険な状態に陥ってしまう。何とか持ち直したが、標的を聞き出すのは諦め、ソールはCIAに戻るという。キャリーはクィンを治療したコミュニティの医師を捜し出して情報を探るという。ビビの手下はベルリン中央駅の線路にガス噴射機を設置するが、遠隔操作のための送信機が上手く動かず、ビビはカシムにアジズ教授に直してもらえと命じる。マルワンをBNDに奪われたサットンは、デューリングに頼みソールに弁護士にあわせて欲しいと伝える。しかし埒が明かず、サットンは自らマスメディアに訴える事にする。ヌーマンには、自分に何かあればキャリーのPCから手に入れたCIAの流出文書全てを公開してくれと頼む。テロリストのアジトで見つかったザヒールは、ベルリン工科大の学生でその話を耳にしたアリソンが自分がアジズ教授を取り調べると申し出る。キャリーはヒズボラのアル・アミンの自宅を訪ね、無料クリニックの医師の名前を聞き出す。アル・アミンはテロを計画する若者たちを間抜けだと言い捨て、ISを世界の敵にするべきではないという。ソールはマルワンが拷問を受けようとしているのを止め、アストリッドに自分が聞き出すという。マルワンは何も知らないと繰り返すが、ソールはもしテロが起きれば君を守れない、管轄はドイツ側に移ると脅す。サットンがメディアでマルワンに対する不当な扱いを訴えたため、あわてて部屋に戻るが、マルワンは窓から身を投げていた。最悪の事態となり、ソールはドイツ側に任せると肩を落とし、もう疲れたという。アジズ教授を訪ねたカシムは送信機の修理を街ながら、なぜテロに手を貸すのかと問う。ドイツに恩があるのではないかというと、アジズはドイツはイスラエルがレバノンを攻撃したときに、イスラエルの味方をしたという。これはドイツへの復讐であって、ISに関しては自分は無神論者だという。そこにアリソンが訪ねてきたため、アジズは修理を終えずにカシムを追い出す。アリソンはザヒールの指導教官であるアジズに、ザヒールと過激派組織との関係について質問する。さらに、ベイルートでは生化学の専門だったアジズが、今回のテロに関係しているのではないかと問い詰める。否定するアジズに、アリソンは銃を向け、目の前で護衛のコンラッドを撃ち殺すと、ターゲットを白状させる。それを聞き遂げたアリソンは、アジズも撃ち殺し、自分が撃たれたように見せかけてアストリッドに連絡する。キャリーはクィンを治療したフセイン医師からクィンが助けられた話を聞く。テロリストたちのターゲットについては何も判らないが、キャリーはカシムの部屋を探り、ベルリン中央駅の地下鉄がターゲットではないかと気づく。しかし、アリソンはアストリッドに助けられた時にブランデンブルグ空港がターゲットだと告げていた。納得できないキャリーは一人で、ベルリン中央駅に向かいカシムを探す。そのころ、カシムたちは地下鉄の通路を次々と封鎖していた。カシムを見つけたキャリーは、ソールにメールを送り、本当のターゲットはベルリン中央駅だと伝える。キャリーはカシムを追って、線路に降りる。病院に入ったアリソンは今は手術はして欲しくないと言っていたが、ソールがキャリーのメールを受け取った時にはアリソンは姿を消していた。あのさー、二重スパイの疑いのあるアリソンに最重要人物の聴取に行かせて、しかも彼女一人生き残っているのに、なぜターゲットを疑わないのか。ソールもアダールもどこまでおめでたいのか。護衛役のコンラッドも気の毒に、完全に油断していましたね。そういう人の心を逆手に取るのね。まあ、最後にsave the dayするのは主役キャリーで結構ですが、アリソンに騙される役の人たちはもう少し賢くなって欲しいです。でないと、茶番に見えます。マルワン氏も気の毒に、あんな脅され方を受けたら、思いあまってしまうのも当然でしょう。ソールはシーズン2だったか、あのときも重要参考にの女性に甘い顔をして自殺されていましたよね。ただ脅すだけで、捜査の足を引っ張るのなら、さっさと引退しなさいと言いたいです。サットンが声を上げたので、これは後始末が大変になりますよね。例の文書は公開されてしまうのか。クィンはまだまだ気が抜けませんが、多分大丈夫なのでしょうね。キャリーの声だから目を覚ましたのだと思うし、自分の前から消えたクィンの行動を聞いて涙ぐむキャリーも絆を感じられて良かった。アリソンに接触したSVRのスパイの人、それなら最初から直接言えば良かったのに。(笑)最後のミッションをやり遂げたアリソンは、ロシアの用意した脱出ルートで亡命するのでしょうか。今度はアリソンの顔がCIAの手配リストに載るのだろうな。
July 21, 2016
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今週も叫ばせてもらいます。クィーン!(涙)話は少し進んだだけですが、それでもクィンの事を考えたら、少しホッとしました。そして、今シーズン初めて涙が出ました。アリソンの居直りに、キャリーもソールも信じられないという。アダールはイヴァンがスイスの飛行機爆破にロシアが関わっている事を自供したので、もうこれでソールの濡れ衣は晴れたという。このまま、不祥事をもみ消すつもりだ。アリソンについては、アダールは20年来のCIAへの貢献を評価しているが、いずれにせよ、本国に送り返される。キャリーは役目が終わったとアダールに追い出され、アストリッドにクィンの行き先を探して欲しいと頼む。ソールはどうしてもアリソンに聞きたいことがあると言って、イヴァンの事をなぜ黙っていたのかと問う。12年前エスティースには報告したというが、もう確かめることはできない。ソールは、キャリーを始め仲間の捜査官たちを次々と殺そうとしたと、アリソンを責める。ヨナスとサットンは、CIAの間違った証拠により、テロ組織の首謀者として投獄されたマルワンに、国を相手に損害賠償の裁判を起こす手助けをしようとしていた。マルワンは電気店を経営しており、そこでハジークが何度も電話などを購入していた。刑務所でも、ハジークと顔を合わせたはずだが、裁判になったときのために真実を話すよう、促すと、ハジークがベルリンでテロを起こすと言っていたという。ヨナスはこのことを当局に通報すべきか、サットンと意見を戦わせる。キャリーは、テレビニュースで、テログループがサリンを用いたテロ予告をしているのを見る。彼らは24時間以内にカリフ国の正当性を国連が認めなければ、ヨーロッパのどこかでテロが行われるという。その映像には、苦しむクィンの姿があった。CIAでも大騒ぎとなり、アダールはBNDに実験台はクィンであることを告げる。クィンはテロ組織に潜入中で、近くシリアでテロを起こすという情報だった。アリソンは、こういうときこそ、自分は役にたれるとアダールに訴え、見張り付きで釈放される。イヴァンは、アサドの化学兵器の廃棄で、一部がなくなっているという。サリンの材料の樽が6つ、シリア北部の基地にあったのがそれだという。キャリーがBNDに戻り、アストリッドに捜査に協力すると申し出る。クィンの映像に、自分なら判るサインが隠されているかも知れない。しかし、それはキャリーとアストリッドにとって、辛い映像だった。テロ組織の要求は、本国でも対応に手詰まりとなっていた。ベルリンがターゲットになっているかもしれないというと、ジョーは混乱を招くだけだとして口外しないという。クィンの情報から、首謀者がドイツ生まれのビビであると判る。デューリングは、マルワンを当局に通報するべきか、情報提供者の秘密を守るべきか、ヨナスとサットンから話を聞いた上、ソールに連絡する。弁護士も付け、容疑者扱いはしないと約束してCIAに連れて行く約束をする。ビビは誰かがアトロピンを注射して、クィンがまだ生きていると聞かされる。ビビは地下鉄にサリンをまく作戦を実行する前に、裏切り者を捜すという。部下たちの荷物を一つ一つチェックすると、カシムのではなく、ザヒールのアトロピンが無くなっていた。ビビは血の繋がったザヒールを容赦なく撃ち殺す。デューリングがマルワンを連れて財団を出たところで、突然BNDの捜査官たちが現れ、強引にマルワンを連れ去っていく。キャリーとアストリッドは、クィンの映像にあった床のタイルの特徴や、ビビの行動履歴などから、撮影現場を絞り込む。古い兵舎を訪ねた2人は、そこでザヒールの遺体とクィンを見つける。もうだめだと思ったキャリーだったが、クィンはまだ生きていた。ビビは犯行現場に向かう中、カシムが裏切った事を知りながら、あえてザヒールのアトロピンとすり替えたという。もう、二度と裏切りは許さないという。台詞の中に、パリのテロとか東京の事件とか、生々しい事実が含まれていて、見ていても迫ってくるものがありました。「申告告白」については、イスラムの信者として死ぬ事がせめてもの情けなのか、という風に見えましたね。だから、あれを口にしたところで助かるとか、そういうものでもなさそうだと感じました。それにしても、これまでルパート・フレンドの作品をそこそこ見てきましたが、こんなに汚れて苦しむ姿を見るのは初めてで、キャリーじゃないけど、私まで涙が出てきました。アストリッドはまだしっかりしていますが、それは任務として割り切れているからか。キャリーにとっては、クィンはやはりもっとも信頼できる仲間であり、大切な人なんだろうなと思いました。そういえば、シーズン3でブロディが薬漬けになってボロボロになっている時もあり、あえてキャリーの目の前で死刑を受け入れたシーンもありましたね。キャリーはそれに罪悪感を感じていたけれど、またクィンが厳しい状況になった。キャリーはどんどん弱くなっているのかな。クィン、助かって欲しい~後、アリソンが捕まってもなお、厚かましくしていましたが、あの犬を連れたおばさんは何か意味があるのかしら。ロシアの連絡係?アリソンに言いくるめられるアダールも相当焼きが回りましたね。
July 14, 2016
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今週もまた叫ばせてもらいます。クィーン~(泣)もう、これは絶体絶命じゃないのぉ~タイトルの「リトヴィノフの策略」については、みなさんよくわからない、という感じですね。ソ連の政治家で駐米大使も務めたリトヴィノフは、事故死したが、実はスターリンに暗殺されたという噂もある。アメリカ時代の知人らに対ソ外交について、別荘でアドバイスしたから、とかいう説明もありましたが、そういわれると、そういう雰囲気も感じましたね。それにしても、クィーン!キャリーはエタイと連絡を取り、潜伏中のソールと会う。再会を喜ぶが、ソールはアリソンがロシアの二重スパイだという話を信じようとしない。2人はBNDと接触し、アリソンを反逆罪で捕らえる様、監視して欲しいと強力を依頼する。ソールは自分がアリソンにマイクを仕込むという。クィンはドイツのテロリストたちのアジトに連れて行かれる。クィンを気遣うカシムに、彼らがサリンを作ってテロを起こそうとしていると告げる。カシムはアジトに実験施設が作られているのを見て、そこでクィンが実験台になるということを知る。クィンはサリンを使って、自分たちの要求を貫こうとする組織のやり方を批判し、カシムに作戦を阻止せよと説得する。ソールはアリソンの家を訪ね、イスラエルに亡命するという。ロシアがユーセフを暗殺したという証拠をキャリーが探しているが、ソールが渡したUSBはまだ取り戻していないという。ソールは別れを告げにきたと言い、アリソンの家で過ごす。その間、アリソンの携帯とバッグにウィルスと装置を仕込む。BNDはアダールとアリソンに、SVRの高官がアメリカに亡命したがっているともちかける。相当な情報を持っていると考えられ、アリソンを揺さぶる作戦だが、アリソンは動かなかった。愛人を家に呼び出し、懇ろにしている様子をのぞき見たソールはショックを受ける。なかなかアリソンが動かないので、アストリッドが呼び出し、CIAのベルリン支局に内通者がいるらしいので亡命希望者が渋っていると話す。ロシアに渡したUSBがあると言っているというと、アリソンは行動を開始する。監視されている中、何度も追っ手を気にして中央駅に向かうと、Sバーンに乗り込み、ボツダム方面に向かう。アストリッドは、途中のニコラスゼーにSVRのセーフハウスがあるという。ドローンで確認しながら、アリソンが屋敷の中に入っていくと、そこにはSVRのベルリン支局長イワンがいた。キャリーとソールは、アリソンの逮捕を承諾する。BNDが捕らえたアリソンはCIAでアダールが取り調べる事になったが、アリソンは自分は二重スパイではなく、イワンが重要な情報をもたらす提供者だという。セーフハウスに向かったのも、アストリッドから内通者がいると聞かされてイワンを命を守ろうとしたのだと、開き直る。カシムはサリン製造を止めようとしたが、すでにできあがっていた。クィンが実験室に連れてこられた時、カシムはどさくさに紛れてクィンにアトロピンを注射する。これで症状を抑えるというが、実験が始まり苦しむクィンが倒れる。その様子は録画されていた。日本人はサリンの恐ろしさを知っているので、あんな解毒剤で何の後遺症もなく済むとは到底思えないですが、それでもクィンには生き延びて欲しい。今シーズン、とにかくキャリーを守るために動いて、その結果これでもかというほど痛めつけられて、それで死んでしまったら本当に悲しい。(涙)まあ、シーズン6もあることですから、次があると信じたいですね。アリソンのしたたかさには驚きますが、その割には脇が甘いというか、下半身が緩いというか、ソールにみすみす仕込まれるというのは驚きです。ソールも久しぶりの諜報活動だったのでしょうか。本気でアリソンを愛していたのね、やっぱり年を取ったなあ。キャリーはソールとアリソンが関係を持っていたと知って、「うへ」という感じでしょうね。いずれアリソンの行動の裏は取れるでしょうが、刑務所に送って終わりにはならないで、何かありそうな予感。イワンもじたばたするでしょうし、ロシア側の出方が気になりますね。それと、お手柄なのはBNDのみなさん。今度は本当にアストリッドに世話になりました。良い人でしたね。
July 7, 2016
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こんなに長くしなくても、ちゃっちゃと話を進めれば良いのに、と愚痴が出るエピソードでした。見ていて、眠たくなった。まあ、回想シーンというのはどうしてもそうなるものでしょうが。ちょっと分量が多すぎたですね。シリアへ向かっているはずのクィンは、コソボの村で足止めされる。ここで、物資の補給などをするという。クィンはシリア国境は武器を持ち込めないと強調するが、トラックの中に隠れているように命じられる。キャリーから連絡を受けたアリソンは、まだ具体的にキャリーと会う約束はしていない。イワンはとにかくキャリーに会い、助けるふりをしろという。アダールはソールの拉致にモサドが関わっていると考える。アリソンに手を貸したのではないかと問うと、こうなったのはアダールのせいであり、被害を最小限にしてソールを連れ戻すべきだという。一方、エタイはソールにCIAに戻るか、このままイスラエルに行くか選べという。ソールはキャリーが真実を暴き出すので待つという第3の選択肢があるというが、局長命令でソールは足止めされる事になった。キャリーはラインベックという村の教会にメモを残したとアリソンに連絡する。2005年バグダッド支局を引き継ぐためにキャリーがアリソンと会った時、サミール・ハリルという裁判官と一緒に「イラクの自由作戦」を実施していた。法務省を強化し、暫定政府を支援していこうというものだが、アリソンは疲れ切っており、アメリカの民主主義をイラクに押しつけるのは無理だという。テロリストたちは、弁護士や事務官、暫定政府の支持者を狙い殺している。アメリカ人の死亡者も多数だ。ハリルは、世界で初の法典を作ったこの国で法が重視されない事に不満を持っていた。さらに、スンニー派の裁判官の情報をシーア派死の軍隊に売りつけている疑いがあるアフメド・ナザリという男がいて、アメリカ側には調査を依頼しているのに、一向に進展しない。しかし、アリソンはキャリーに、アフメドは自分の重要な情報提供者「アクロバット」で、任務引き継ぎ後はキャリーにアクロバットは引き継がれるという。アダールから頼まれ、トヴァがソールに会いに来る。今回の亡命騒ぎが公になれば、両国にとって恥となる。ソールはユーセフ将軍を殺害したのはロシアだと主張するが、その証拠はキャリーが持ってくるのを待つしかない。トヴァは明日の朝が期限だという。キャリーはアフメドから奪ったPCをヌーマンの力を借り、開くことにする。初めてアフメドに会った時、アフメドはどんな条件を出しても、情報はアリソンにしか話さないと言った。アフメドはアリソンに執着しており、任地を離れるアリソンに金の問題ではないという。法務省の地下に大量のドル札があり、アフメドはそれを少しずつ持ち出していた。すでに800万ドルを持ち出したという。それを2人で分けようという。アリソンは翌日、アフメドが説得に応じてキャリーに情報を提供すると嘘をいう。アフメドには、逃走先を指示し金を西インド諸島の口座に送金して欲しいと告げる。それを聞いていたのがロシアの情報庁(SVR)のイワンだった。イワンはアリソンを脅し、二重スパイになるよう口説いた。結局、裁判所の爆弾テロでアフメドは死亡したとアリソンはキャリーに嘘をついたのだった。様子が変だと感じたクィンは、兵士たちが世話になっている家に忍び込む。そこにはガスマスクが隠されていた。キャリーの指定した場所でアリソンは待つ。イワンは、離れた場所でアリソンの合図を待ってキャリーを射殺する計画だ。キャリーは、アリソンに自分が狙われる理由がわからないと告げる。狙っているのはロシア情報庁だ。ハリルはなぜ死んだはずのアフメドが生きていると伝えようとしたのか。当時の資料を調べて欲しいと頼んだキャリーは、これを終わらせて自分の人生を取り戻したいのだという。アリソンは二度と流出文書を公表しないという約束を求める。アリソンはイワンに合図を送らず、そのままキャリーを行かせる。クィンは、トラックを乗り換えると聞いて異議を唱え兵士に殴られてしまう。彼らはシリアではなく、ベルリンで事を起こす事になり、化学兵器を積み込む。エタイはソールに、トヴァとアダールが取引し捕まえにくると告げる。とにかく、安全な所に逃げようという。ヌーマンがパスワードを破り、遠隔操作でキャリーに指示を求めてくる。キャリーはアフメドのスクリーンセーバーが南国のバーだという事に気づき、アリソンが離任後西インド諸島で休暇を過ごすのを楽しみにしていたのを思い出す。案の定、アフメドはその場所にいた。キャリーはやっとアリソンが嘘をついていた事に気づく。やっぱり、アリソンが主役でしたね。アダールもソールもまだアリソンの実態に気づかないのに、やっとキャリーが気がついた。それでも遅すぎです。過去シーンは、それを思いつくために延々と記憶をたぐり寄せていたという事ですね。赴任したCIAには、行方不明になったり捕虜になった仲間の写真が飾られ、そこにブロディの写真があった、というのは粋な計らいでした。その段階ではまだブロディが戻ってくるとは全く思っていなかったでしょうね。さすが、クレア・デインズの10歳若い役作りは上手かったけれど、アリソンはどうだろう。やたら女の武器を使って不安だとか、めそめそしているところが、非常に気持ち悪かった。そんなに良い女ですか?それにしても、なぜアリソンはキャリーを殺さなかったのか。イワンは殺したがっていたけれど、元々アリソンは殺しは嫌いだったのか。善人の部分が残っているとは言わせないぞ。(笑)一方、デューリングは明らかにヨナスとキャリーのよりを戻す事は反対のようですね。あれだけ親切にしてくれていて、それなのに心配しているヨナスの気持ちをキャリーに伝えない。なぜ?本当の黒幕がデューリングだった、というオチはないかなあ。一番心配なのは、やっぱりクィンですね。撃たれ、刺され、殴られて、もう今シーズンのクィンはボロボロです。いくら不死身でも死ぬだろう~ベルリンで化学兵器テロをすることに決めたのは、誰なのか。なぜ、途中で目標が変更になったのか、気になりますね。
June 30, 2016
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うーん、もどかしい。みんな、どうしちゃったんだよ。こらっ、アリソーン!アリソンはイワンに、ソールが機密文書を持ち出してデューリングに渡そうとした事を報告する。そこまでして敵側に接触する理由は、唯一キャリーしかない。キャリーは死んだというイワンだが、アリソンは不安を隠せない。イワンはソールと話せ、という。キャリーは託された大量の文書を読み、ロシア側が隠したがっている情報を探る。やがて、バグダッドで現地の協力者が「オリオール」に連絡を取ろうとして、ベルリン支局が無視したという文書に気づく。オリオールとはキャリーの偽名で、バグダッドで判事だったサミール・ハリルに連絡を取ることにする。クィンのアドバイスを聞いて、宿のテロリストたちがトルコでテロを行う事になり、クィンに手伝って欲しいという。大金が必要だと言うと、彼らを資金援助しているアブ・アル・カドゥリが金を出してくれるという。クィンは無関心を装いながら、アダールに連絡を取る。サミールからキャリーに連絡があり、5ヶ月前に爆破テロで死んだはずのナザリを近所で見たので緊急連絡したという。ナザリは裁判所の事務官で、金を受け取って情報を流していた。それが生きている。よく知らない諜報員がサミールに会いに来たが、キャリーでなければ話さないと、ひたすらキャリーの連絡を待っていたという。アダールはクィンがベルリンにいることに驚き、ソール関係の情報はないかと尋ねる。クィンは釈放された過激派が国外でテロを起こし、副司令官のアル・カドゥリに近づく事ができると話す。アダールは、作戦実行の許可を与える。テロリストたちは現地で掃討するつもりだ。アリソンはアダールに、監禁中のソールをホテルに戻して自分が秘密を聞き出すと説得する。ソールはアリソンが2重スパイだと気づかず、キャリーに文書を渡したことを話してしまう。キャリーが文書から、真相を掴むのには72時間は必要だ。アリソンはキャリーが生きていた事を知り、ショックを受ける。すぐさまイワンに報告するが、イワンは手下をアムステルダムに向かわせるという。キャリーはサットンとヌーマンをデューリングの屋敷に呼び寄せ、アフメド・ナザリを探して欲しいと頼む。サットンは手に入れた文書の残りを欲しがるが、キャリーは断って、ヌーマンが見つけ出したナザリの妻のアムステルダムの住所を手に入れる。アムステルダムに向かったキャリーは、かつての協力者イサムと再開し、ナザリが妻と暮らしている事を確認する。キャリーはイサムにナザリを監視させて、留守になった家に入り手がかりを探る。しかし、ナザリはイサムの目の前で連れ去られ、キャリーは家に戻ってきたイワンの手下に追われる。脱出したキャリーは、イサムがタクシーの中で殺されているのを見つける。ソールはついに帰国させられることになった。洗濯物の回収を頼むと連絡したソールは、ホテルの駐車場で黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。しかし、それはソールの要望に応えたイスラム大使館のエタイの指示で、ソールはイスラエルに亡命を求める。キャリーはベルリンに戻る途中、アリソンにどうしても話したいことがあるので会いたい連絡を入れる。それは誰にも言わないで欲しいという。アメリカ、ロシア、イスラエル三つどもえの諜報合戦になるのでしょうか。アリソン役の女優さん、ちょっと演技が大げさな感じします。ロシアの諜報機関が長い年月をかけて、いずれはCIA長官にとアリソンを育て上げてきたというのは、古いスパイ映画見たいだなと感じました。いくらなんでも、CIAをなめちゃいけない。でもまあ、彼女のような悪役がいるから面白いですね。この先、キャリーだけは二重スパイを見抜いて欲しいし、もう別れたと言いつつ、デューリングはヨナスの気持ちを察して2人を応援しているようなので、キャリーの危機にヨナスがまた登場して欲しい。何せクィンはトルコ~シリアで作戦に関わっていますから、間に合いません。一体全体、本国の許可もなく、隠密作戦に出るクィンって、良いの?アダールに権限があるから、大丈夫なのか?命令には忠実ですね。それにしても、クィンの傷の治りが早いですね。スーパーソルジャーだ。思ったのですが、ヨナスの存在は、立場が違いますがキャリーにとって、ブロディみたいな感じかな。何も無ければ湖の別荘に娘と一緒に連れて行って、穏やかな生活を送りたい。でも、無理。(笑)2人は住んでいる世界が違うから。
June 23, 2016
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物事は少しずつ進んでいくため、まどろっこしい印象ですが、ここまでが前半ですね。後半の展開に期待。ソールとアダールのドタバタぶりは、今のアメリカの諜報機関を象徴しているのかな。タイトルは「並体結合」という意味らしいですが、2つの個体が血管で繋がるという、クィンの状況を意味するのかも知れませんね。このシリーズのエピソード・タイトルは結構凝った物が多いです。ソールと接触したキャリーは、現在の状況を説明し、クィンが怪我をして自分を殺そうとしたのはロシアだと告げる。恐らく流出した文書の中に、ロシアがキャリーに見られたくない物があるのだろう。文書を見せて欲しいというキャリーに、ソールはキャリーが自ら距離を置いたと言って拒絶する。しかし、ソールはあなたは身内に尾行されているというキャリーの話をやっと信じ始める。クィンを助けたのはイスラム教徒の元医師で、ドイツにやって来たものの医師免許が認められないので建物の管理人をしているという。手当を受けクィンは少しずつ回復しはじめるが、CIAから流出した文書のせいで、逮捕されていたイスラム過激派が釈放され、コミュニティに戻ってきた。その中で特に過激な言動をするハジークがクィンに目を付け、スパイだと疑う。ハジークはドイツでテロ事件を起こそうと仲間に話すのをクィンは耳にしてしまう。ソールはアリソンに尾行されていないかと問い、アリソンはアダールの命令だと答える。ソールはスイスでの飛行機爆破について情報漏れがあると言い、CIA支局全体を調べるようにいう。クィンのアジトに戻ったキャリーは、ヨナスからクィンが死ぬために姿を消したと告げられる。これまでキャリーのために危ないことも協力してきたが、事態はどんどん悪くなる。キャリーがあの頃の生活には戻りたくないと言っていたのに、逆に元に戻ろうとしていることでヨナスは別れを言い、去っていく。アダールはソールがイスラエルにリークして、作戦が失敗したと責める。ソールは背後にアサド政権を支持してきたロシアがいるというが、アダールは信じようとせず、ソールをポリグラフにかけるという。頼る人を失ったキャリーは密かにデューリングを訪ね、自分が原因で人々が傷ついていくと訴える。ソールからも、激しく嫌われたことがショックで、もうドイツを去るという。デューリングはキャリーのために、飛行機を用意することを約束する。ソールはポリグラフを受ける前に、自分が機密閲覧資格を失っている事を知り、隙を見て流出した文書をコピーしてCIAを抜け出す。ソールはその足でデューリングの立ち寄り先に現れ、キャリーに文書を渡して欲しいと頼む。アリソンとアダールはソールの暴走に気づき、身柄確保のため人員を送る。強引な身体検査でデューリングとソールからは文書は見つからなかった。ソールは拘束されてしまう。しかし、ソールはデューリングのコートのポケットに文書を忍ばせていた。クィンはハジークにスパイかと疑われ、20日前までシリアで傭兵をしていたと答える。釈放されたばかりのハジークは、警察に監視されているはずで、聖戦を行うのならシリアでやれという。クィンは身の危険を察してまだ傷は重いが、コミュニティから出て行く事にする。コミュニティではハジークの意見に賛成する者は少なかった。ハジークはクィンの前に立ちふさがるが、怪我をしながらもクィンはハジークを殺してしまう。コミュニティのメンバーはクィンにもっと滞在しても良い、という。飛行場に着いたキャリーに、デューリングはソールから託された文書を渡す。ソールと会ったのが深夜だとすると、キャリーは朝まで何をやっていたのかと思いますが、ヨナスが20時間待ったのには同情しますね。その間、勝手に帰らずに待っていて、クィンの行き先も調べ、一緒に帰ろうと言ってくれた。それなのに、「ソールが~」とか自分の事を優先するキャリーはとても彼女らしい。(笑)クィンは君を守るために死にに行ったんだぞ、少しは彼の気持ちも考えてやれ、という言うことなら、本当にヨナスは良い人です。そこまで言われてやっと、「私が原因なんです」とデューリングに助けを求める訳ですが、デューリングも本当に良い人でした。キャリーにとってソール以上の父親的人物です。一方、ソールとアダールとの間には30年以上前からのわだかまりがあるみたいですね。かつてモサドに情報をリークした事をアダールは根に持っているのか。アダールもソールもいつになったら、アリソンを疑うのやら。もうこんな年寄りは害になるだけ。部下の前でアリソンに「ソールとヤッているんだろう?」とはCIAも堕ちたものだなあ。CIAは社交クラブにずけずけと入っていって、問答無用に身体検査をするし、これがアメリカのやり方なのでしょうか。クィンは良い人に助けてもらってラッキーでしたね。この医師の妻を空爆で殺したのはアメリカだったかも知れないのに。イスラム系の移民やホームグロウンの住民の中でハジークのような存在が疎まれている事も描かれていたし、それがクィンのこれからの道に何か影響を与えるのかなと思いました。それにして、クィンはあれだけ怪我をしていても強い。不死身のソルジャーです。行く当てはあるということなので、国外脱出を断念したキャリーと早く再会して欲しいですね。
June 16, 2016
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もう、クィーンっ!と叫びたいです。こんなに苦しんでいるクィンを見るのは初めて。クールな彼がボロボロになりながら、ひたすらキャリーに尽くすなんて…(歓喜)ほんと、キャリーは神だな。タイトルは「ブレイキング・バッド」のスピンオフですよね。ややこしい暗号を使わず、さっさと電話すれば良いのに。スイスの作戦現場にアダールが到着し、状況を把握しようとする。アリソンは裏切り者がいると考え、関わった医療関係者を調べているという。作戦について、ベルリンやCIA本部で漏れた可能性も捨てきれない。キャリーはクィンを撃った男の身元をアストリッドに調べてもらうよう、頼む。クィンが怪我をしていることを告げると、アストリッドはクィンのために引き受けるという。クィンの容態が悪化し、キャリーはヨナスに頼んで医師の妹から、薬を入手してもらう。ヌーマンはコーズニックの恋人カーチャが殺され、コーズニック自身が行方が判らなくなっていることから、文書を売り渡したロシア大使館員ボリスを特定する。ボリスはカーチャの常連客で、監視カメラにプレイした様子が映っていた。ヌーマンは正義のハッカーとして、この動画を公開し、抗議のためロシア大使館前に集まろうと呼びかける。ヨナスはキャリーのために薬を持ってやってくる。怪我をしたクィンを見て困惑し、妹はこんなことに巻き込みたくないという。アリソンはソールに、今回の爆破事件の背後にイスラエルの存在があるのではないかという。アリソンはその後ボリスと密会し、ソールのヒットマンがソールと会うのが心配だという。そうなれば、自分がキャリーの暗殺を依頼した事がばれてしまう。ボリスは安心しろと言い、キャリーが死んだと告げる。ボリスはアダールとソールが対立するよう、工作するようにいう。アダールは飛行機に仕掛けられた爆弾がイスラエル製だったと言い、アリソンにソールとエタイの間に何かあったのではないかという。アダールはソールの監視を命じ、アリソンはボリスの命令通り、土曜日にベルリンからジュネーブに向かった乗客名簿をソールに渡す。そこには、エタイの偽名があった。ソールはこのことはまだアダールには言わないでくれという。アストリッドが調べた結果、クィンを撃ったのは、元ロシア犯罪組織の殺し屋ヴァシリーと判る。ヴァシリーは今はフリーで、ロシアの対外情報庁と取引しているという。キャリーはその話を聞いて、サットンが持っているはずの残りの文書を見なければならないという。今しも、ロシア大使館前では動画の影響で、多くのデモ参加者が集まっていた。キャリーはクィンをヨナスに任せると、取材中のサットンと接触し、ヌーマンの相棒がロシア人に残りの文書を売ったと知る。サットン自身は文書を持っていないが、彼のハードディスクにはまだ残っているはずだ。アダールはアリソンから、ソールがエタイと会っている証拠を見せられ、いらだつ。クィンの容態が更に悪化し、ヨナスは救急車を呼んで病院に行かせるべきだという。クィンは自分が見つかれば、キャリーがまた狙われると言い、断固として病院にはいかないという。ヨナスが電話をかけている間に、クィンは姿を隠しアジトを出る。キャリーはホテルで監視されているソールに連絡し、外に呼び出す。クィンは人知れず死のうとするができず、道ばたで倒れてしまう。「全ては彼女のためなんだ」というクィンに泣けますね。自分は死んでも構わない。だから、君は逃げてくれ。銃で自殺しなかったのは、「あなたがちゃんと面倒を看なかったせいよ!」とキャリーに言わせないためか。ヨナスも息子をクィンに誘拐されているというのに、世話を焼いたりして、「最後のお願い」と言われたらしかたないか。「もう、こんな仕事は辞めろ、君を失いたくない。」キャリーの心の中は判っていないのに、気の毒です。(笑)アストリッドだってそうです。クィンが好きだから手を貸す、と本人が言ってどうする。結局はキャリーの命がかかっているわけですから、みんなキャリーのために動いているのです。それにしても、クィンの世話をかいがいしく看るキャリーにはニヤニヤしてしまいますね。クィンの顔のアップも多かったし。ヨナスも2人の関係に気づけよ、と突っ込みたくなります。「私は神の使いだ」という男は、多分クィンの見た幻覚というか、守護天使なんじゃないかな。キャリーのために死んでも良いと思っているけれど、クィンの心に「生きたい」、「死ねない」という渇望があって、それがこの先の道に繋がるのではないか、と期待しています。アリソンはボリスの愛人か何かでしょうか。アダールがソールを疑い、ソールがエタイを疑うのがベタ過ぎる展開で、友達関係の仲間割れで国際関係が緊迫するのは心配ですね。ハッカーのデモをドイツ警察が鎮圧しようとするのは、意外だなと思いました。
June 9, 2016
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内容的にもたっぷりありましたが、やはりクィンとキャリーが仲良ししているのが良いですね~これだけで十分楽しめるのですが、戦うべき相手が見えてきたのが2人の絆をさらに強くするでしょう。シリアをめぐる中東情勢はわかりにくさを感じていたので、これはまあフィクションですが、いろいろ参考になることがありますね。キャリーはクィンからソールが自分を殺そうとしていると聞かされる。命令は上層部から出ていると言い、クィンはとにかくキャリーが殺されたとでっちあげて時間を稼ぎ、国外に逃げるように言う。キャリーはフラニーのためにメッセージを録画する。ソールは古くからの友人のエタイの家で過ぎ超しの祭りを祝う。エタイはアメリカ政府がアサド大統領の代わりにユーセフ将軍を推すのではないかと鎌をかける。ソールは話をごまかす。イスラエルとしては、アラブ人同士が争っている間は国は安泰なのだという。ヨナスはキャリーがいなくなり、一人で行方を捜す。サットンは、ヌーマンから渡されたデータが空だったことから、自宅軟禁中のハッカー、ザビーネの力を借りて、ハッカーと連絡を取ることにする。ソールとアリソンは、スイスで密かにユーセフ将軍の娘が臓器移植を受ける場を設定し、接触を試みる。ユーセフは国を出るのに監視が付けられており、隙を見てソールが人望のあるユーセフなら、アサドの代わりに国を率いることができると説得する。アメリカ政府はそんために1000万ドルを手土産として渡すという。それを使ってシリアで自由選挙と民主主義を実施すれば、アメリカも支援するという。シリアを統一できるだろう。ユーセフは乗り気ではないが、アサドはいずれ化学兵器を使ったという罪をユーセフに押しつけるかもしれない。キャリーは脱出用に準備していたパスポートと金を手にして、クィンの指示通り国外に出るつもりだったが、やはり自分を殺す者を見極めたいという。ソールがクィンを使って自分を殺させるというのは、あり得ないという。ザビーネがヌーマンとコンタクトを持ち、データが偽物だったと告げると、ヌーマンはコーゼニックがすり替えたと気づく。その頃、コーゼニックはロシア外交官のつてで、イワンという男と会っていた。金を受け取るのに、他にコピーがあるかどうかをチェックすると言われ、コーゼニックは恋人の部屋にコピーがあるのを話してしまう。恋人もコーゼニックもロシアンマフィアに殺され、ヌーマンは事態の深刻さを知る。クィンが受け渡し場所の郵便局を訪れると、待ち構えていた男がクィンを狙った。キャリーが手を貸して、男を殺したがクィンも大けがを負ってしまった。2人はクィンのアジトに戻り傷の手当てをする。ユーセフは娘の手術が終わり、アリソンに妻と娘をヨーロッパのどこか安全なところに残していきたいという。それはできないというアリソンに、ソールはそれは良い兆候だという。キャリーは暗殺者から奪った携帯に、一つだけあった履歴に電話をかけてみる。相手はアリソンだった。その時、ユーセフの乗ったジェット機が爆発する。アリソン、何という悪女。そういえば、先シーズンもパキスタンのタスニームだっけ、気に入らない女がいましたよね。アリソンはソールに取り入って、秘密のミッションも知っているという事でしょうか。キャリーの存在は邪魔なのかな、しかし、クィンとキャリーの関係を知らなかったということか。クィンも、ソールが殺すはずがない、疑えよと思いますが、キャリーが危険となると判断が狂うのでしょうね。とにかく、自分の手のひらを切って血をキャリーになすりつけるだけでも、あは~という感じ。フラニーへの愛を語るキャリーの気持ちを深く受け止めるクィンも良し。キャリーが諜報員魂を失わず、緊急脱出用のIDなどを持っている事に感心し、「あなたのことをずっと考えていた」と言われて、「もう良いんだ」とはにかむクィン。撃たれながらもキャリーに逃げろと言うと、キャリーが「置いては行かないわ!」と叫び、モルヒネを打たれたクィンがキャリーの方に顎を埋めるところも、もうおいしい場面ばかりですね。アダールとソールがもくろんでいたのは、アサド大統領を下ろして、次のアメリカの息がかかったリーダーを選ぶという事ですよね。でも、イスラエルはそれを快く思わないという事なら、ユーセフ一家を殺したのはイスラエルのスパイという事になるのかな。つまり、アリソンはイスラエルのスパイの可能性もありますよね。ハッカーが欲をだしたために殺されてしまい、CIAの文書も盗まれてしまった。情報が外に出るとただになってしまうので、案外彼ら(マフィア?)が持っている方が安全なのかもしれません。さて、ソールはいつアリソンの裏切りに気づくのか。女と女の戦いが始まるのかな~
June 2, 2016
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うーん、さすが、善い人ぶったキャリーに歯がゆさを感じていた始まりのエピソードから元のキャリーに戻りました。(笑)暴れ馬となったキャリーを扱えるのはもちろんクィンですよね~ヨナスのような普通の善い人には無理。それにしても、ソールは一体どうしちゃった?キャリーは身の危険を知り、ヨナスと娘と共に姿を隠した。フラニーはアメリカの姉に預ける事になっている。キャリーはヨナスにも助けてもらい、自分を追っている者を突き止めるつもりだ。CIAではキャリーの動きに神経を尖らせ、行方を追う。ソールはデューリングに直接会いに行き、キャリーの消息を尋ねる。デューリングはソールから慈善活動の内容を揶揄されながらも、キャリーの行き先は知らないと答える。キャリーはヨナスに、薬を辞めて3日になると打ち明ける。薬を辞めると、頭が冴え渡り真実に到達する事もある。しかし、そのせいで常軌を逸したら薬を飲ませて欲しいという。ソールはアメリカ側がドイツ政府に示しを付けるため、アリソンがアダールに懇願し、自分を身代わりにしようとしたと、責める。しかし、ソールはアリソンをベルリンに残し、他の者を生け贄にすべく調整中だという。クィンはBNGのアストリッドに会い、キャリーを探していると告げる。クィンは「スティングレイ」が必要だと頼む。ハッカーのヌーマンは、手に入れた秘密文書をサットンに手渡す事にする。サットンはCIAの監視下にあり、キャリーと接触するのではないかと思われていた。これは正義だというヌーマンだが、サットンがそのファイルを開けるとふざけた画像だった。ヌーマンの相棒コルツェニックは、ファイルを売りに出して最高額を付けた者に売るつもりだったが、ヌーマンの勝手な行動に腹を立てる。ソールはアリソンの代わりにアメリカ大使を召還させることにした。イスラエル大使のエタイは、キャリーがレバノンでヒズボラのワリードと会ったという情報をソールに確認する。キャリーは今でもCIAの諜報員だという認識で、アメリカ政府のシリアに対する態度に探りを入れた。ヨナスは人を殺すというキャリーの過去の仕事内容に触れ、恐れを感じる。その一方で、キャリーは攻撃的な言動をするようになる。追い詰められたキャリーは辞めていた酒にも手を出し、CIAに利用されたあげく身内に殺されたアーヤンの幻覚を見る。ヨナスの前でキャリーは過去の全ての罪が復讐しに来たと怯える。ヨナスは教会へ行って懺悔するというキャリーをなだめ、やっと薬を飲ませる。キャリーはヨナスに罵詈雑言を浴びせる。その時、ヨナスの別れた妻から息子が補導されたという連絡が入る。キャリーはそれがヨナスの居場所をあぶり出すためのおとりだと気づくが、ヨナスは慌ててベルリンへ戻るが、それはクィンがキャリーの居場所を知るための作戦だった。キャリーがライフルを構えて林の中で待つ中、クィンが姿を現す。キャリーの撃った弾がクィンに命中するも、防弾ベストを着ていたクィンはキャリーの身柄を確保する。コルツェニックは、店に来たロシア外交官にアメリカの極秘ファイルがあると持ちかける。ソールはアダールと話し、アリソンの失態のおかげで正しい決断ができたという。来週の予定にはアリソンが必要で、エタイとの話は伏せてあるという。良い感じに話が進んできましたね~キャリーのために元カノのアストリッドに装備を用意してくれと頼むクィン。「あなたのガールフレンド?」と名前も出さずに会話が続き、そして一応(笑)飲みに出ようかとアストリッドを誘うクィン。アストリッドも利用されているだけだと判っているので、そこは「ここはベルリンだから」と断る。ヨナスは良識ある、しかも善意の一般人の代表ですね。しかも弁護士だし。「もうあんな生活に戻りたくない」というキャリーを深く広い心で受け入れてくれているが、民間人を容赦なくドローンで殺したというキャリーの仕事内容に「よく自分を許せるな」と批判めいたことをいう。それがCIAの仕事なのですね。デューリングもまた頼りがいのある善意の人ですね。デューリングはこの15年間のアメリカ政府の外交政策は世界を晒したと批判する。その間、CIAはエスティースやソールやアダールによって動かされていたのですよね。ソールはデューリングの祖父がナチだったと、嫌悪感向きだしで批判するし、スパイなのを良いことに高圧的な態度。キャリーは「昔は違ったのに」という。キャリーは振れ幅のあるキャラクターだけれど、それなりに理解できる。でもソールは?アダールと何を計画しているのか。そして、最後のあの教え子とのベッドインは何?アリソンに恩を売って何かさせるつもりなのでしょうか。それとも、アリソンはのし上がるためにソールに取り入ってここまで来たのか。ハッカーも含め、それぞれが独自のアジェンダで動く中、クィンは必死にキャリーを守る。もう彼が来たら大丈夫。(笑)来週が楽しみです。
May 26, 2016
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オープニングにドイツ語が入りましたね。そこにはこのシーズンのシーンが挿入されていますが、なるほどアウトラインが判るような気がします。ウィキリークスによって、知る権利はどこまでで、国はどこまで秘密にするべきなのか。国益はどう奪われるのか。そして、クィンの"Carrie, we're never free."というシーンには、今後の展開が浮かんできてうふふです。どーなるのかなー。キャリーはデューリングの先遣隊としてベイルートに入り、キャンプ入りする。アラディア・キャンプは日々難民が押し寄せ、危険な状態であるのは間違いない。キャリーはヒズボラの関係者から接触を受け、地域の司令官ワリードに会う。ワリードはアル・アミンに警備の金を払ったという話を知らないと言い、金を要求する。キャリーは現金で4万ドル渡すが、ワリードは、キャンプにはアルヌスラ、アルカイダ、ダーイシュなどの戦闘員が難民に混じって入り込んでおり、ヒズボラとしても安全を確約できなという。デューリングの滞在は1時間以内だという。注目を集めたサットンは、ドイツのテレビ番組に出演しインタビューを受ける。流出したドイツ政府とアメリカ政府の密約は本物かと問われ、本物である上に氷山の一角だという。すでに政府から家宅捜索を受けているだろうが、ジャーナリストとして自分は揺るがないという。サットンは情報を送りつけたハッカーに向けて「あなたの信頼に応える」という。ドイツの連邦情報局「BND」はそのころサットンの部屋を捜索していた。証拠は得られなかったが逮捕に踏み切る。サットンはBNDの監視対象下にあり、アリソンはソールにキャリーとサットンが同じ会社にいることを重く見る。CIAに侵入したハッカー、コルツェニックとヌーマンはさらに情報をサットンに渡そうと考える。しかし、テレビ局の前でサットンはBNDに国家の危険を脅かしたとして身柄を拘束されてしまう。ホテルに戻ったキャリーに元同僚のハンクが会いに来る。ハンクはソールとキャリーが密かにベイルートで工作員活動を始めたのではないかという。ワリードと会ったと聞いて、情報が欲しいと言うが、キャリーは今はCIAと協力していると思われたくないと断る。デューリングがベイルートに到着し、政府関係者などとパーティを開く。キャリーは初めてこの地で仕事をしたときのことを聞かれ、今は安定した生活を送りおだやかにいられると答える。BNDのアストリッドはサットンに違法行為で拘束できると告げる。ファイルの入手先はどこかと尋ねるが、サットンは明かせないと断り弁護士を要求する。ドイツはシリアから戻ってきたホームグロウンがいつテロを起こすか怯えている。しかしそれらを全部監視対象にするほどの人手はない。だからといって、政府が国民を監視して良いのか。自分の手柄を立てたいだけではないかというサットンだが、ドイツ側は今回の事件でアメリカ政府に責任を取るように求めてきたという。ソールは重要な立場の人物がやめるべきだという決定がくだされ、アリソンに24時間以内に国外出るように言う。アリソンはこれまでの実績を並べて納得できないと反発する。サットンはデューリングの顧問弁護士ヨナスによって釈放される。ソールはアリソンが雇った協力者が安全を求めているため、移動させることにする。アリソンはそれでは情報が手に入らなくなり、この地のことを知っていて代わりの協力者を見つけられるのは自分だけだと主張する。自分なら受けたダメージを修復できるというアリソンは、これがキャリーだったらソールは守り抜いたのではないかという。デューリングがキャンプでスピーチを行い、メディアに向かって多額の資金援助を発表する。予定の時間が過ぎ、デューリングを促して送迎の車に乗せようとしたとき、キャリーは怪しい男が近づいてくるのに気づく。同じセキュリティのブラウンが銃を向けるが、男は側の女を人質にとり、身につけた爆弾を爆破させようとした。ブラウンが男を撃ち殺すと、キャリーはデューリングの待避を急ぐ。しかし、車列が人気のいない場所にさしかかったとき、キャリーは危険を察知して制止させる。果たして、車列の直前で爆弾が爆破し、恐れて車を降りた運転手に代わってキャリーはデューリングを連れ出す。空港でキャリーは何が起こったのか、自分がベイルートに残って調べるという。デューリングに注目が集まっている方が動きやすい。デューリングは命を救ってくれた礼を言いドイツへ戻る。キャリーはまた恐怖に向き合う事になる。アリソンはアダールに、自分の代わりにソールが責任を取って辞めるべきだという。ソールならドイツ以外どの場所にいても構わないだろう。ホテルに戻ったキャリーは、侵入していたヒズボラの連絡員から受け取った金を返すといわれる。ワリードが約束を破り、安全を守ることができなかった。ワリードは何者かに寝返った。ワリードを拷問すると、本当の狙いはデューリングではなく、キャリーだという。誰かがキャリーの命を狙っている。すぐにベイルートを去れという。シリアへ行く少女のリクルートをする女を殺したクィンは、郵便局で次の指令を受け取る。暗号を解読していくと、「マティソン」という名前が浮かび、クィンはその場を去る。アストリッドは、あのクィンの元カノでしたよね。シーズン5がドイツと聞いたときに、何となく関係あるのかなと思ったけれど、これは大いに関わってきそうです。だって、アストリッドはキャリーとクィンの関係を唯一?理解していますからね。キャンプでのキャリーの働きはさすが元CIA、数々の修羅場をくぐった経験と体に染みついた危険への対応が見られました。デューリングは善い人かも知れないけれど、大金持ちでビジネスも込み、本当の危険など判っちゃいない。ヒズボラはキャンプに大金を払ってくれるデューリングをそれなりにもてなしてくれたのに、誰かが私憤を晴らそうとした。これはもう、前話で「一生お前と戦っていく」と言った奴ですよね。あの手この手でキャリーに魔の手が及ぶのか。気になるのはクィンに指令を出した人物ですが、あの私書箱とそのシステムを知っているはずがないのに、なぜ?アリソンの嫉妬心かとも思いましたが、ソールの闇の家業は知らないですよね。クィンは当然キャリーを守るために戻ってくる。まずはソールに確認するはず。早く再会シーンがみたいな♪愛するBFヨナスは、サットンの身を守ることはできてもキャリーの安全は守れないですよね。キャリーはヨナスのために身を引かなければならない。結局、キャリーには落ち着いた人生など難しいのだ。
May 19, 2016
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シーズンプレミア。デジタル配信の方は先に始まっておりましたが、こちらはTV初放送ということで、待っていました!クィンの髪の毛が元に戻って、うふふです。シーズンの設定については、今の世界状況からなるほどなあと思いました。期待が持てそうです。2年半後、キャリーはCIAを辞め、今はベルリンのデューリング財団の警備担当主任として勤めている。幼いフラニーと財団の弁護士ヨナスとも、一緒に暮らし平穏な日々だ。政治的ハッカーがジハード戦士のリクルートサイトをハッキングし、ふざけた動画をアップしたたところ、たまたまそこを監視していたCIA支局に捕らえられた。しかし、CIA側に脆弱性があったため、ハッカーはCIAのサイバーに侵入し、大量の機密文書を盗んでしまう。その中には、ドイツ国内でのアメリカの過激派監視作戦に関する文書も含まれており、ソールは急遽ベルリンへ向かう。クィンはシリアでの特殊部隊での28ヶ月の結果をCIA本部で報告する。アサド政権、ヌスラ戦線、イスラム国と戦う相手は変化しても、若干の人数を殺すという事に代わりはなく、意見を求められたクィンは、敵は7世紀から変わらず、信仰のために人を殺して天国に行くという作戦を採り続けているのに対して、一体どういう作戦が有効なのか、戦士が終結しているラッカを破壊するしかないと答える。キャリーはレバノン大使とデューリングが、レバノンの難民キャンプに行くと言われ困惑する。大量の難民が押し寄せ、支援は必要だが、警備を付けても現地に行くには戦闘地域で危険だ。ベルリン支局は文書がまだ公開されていないと思っていたが、デューリングの記者サットンの元には届いていた。サットンはキャリーにドイツ政府がアメリカに国内でのスパイ活動をさせている件が本当かどうか、確かめて欲しいという。キャリーはCIAを辞めたときの契約でそれはできないというが、サットンは文書を公開するつもりで、キャリーは国際関係に与える影響を斟酌しなければならないと反対する。キャリーはヨナスにCIAでの過去の日々にはもう戻りたくないという。キャリーはベルリン支局を訪ね、デューリングのレバノン行きに際して、現地の情報が欲しいと、支局長のアリソン・カーに頼む。アリソンは、CIAと対立するデューリング財団には機密情報を与えられないと断る。キャリーが支局を出ると、ソールが到着し2人は久しぶりに会う。ソールはデューリング財団が第二次世界大戦で捕虜を奴隷として使い、財を成したと反感を持っていた。CIAを去ったキャリーに対しては、過去の罪滅ぼしをしているつもりなら、ばかげていてナイーブだと吐いて捨てる。デューリングにレバノンに行くのは危険だと説得しようとしたキャリーだが、サットンにハッカーの件でソールが来たと言うと、それでは文書は本物だったのねと言われてしまう。デューリングは、難民キャンプに行く目的は、資金を支援する条件が、自分が現地に行くことだと言われ、危険かどうかは問題ではないという。キャリーはベルリンのモスリムの責任者に会い、ベルリンに潜伏中のヒズボラの指揮官アル・アミンに連絡を取ってくれと頼む。難民キャンプへの道を行くには、彼らの協力がどうしても必要だという。しかし、責任者は我々は過激派ではないという。ソールは、監視作戦の継続のためドイツ側担当者と交渉する。文書が盗まれたと告げると、作戦は中止だという。ドイツ国内には多数の過激派がいて、活動しており監視は必要だと説明するが打ち切りは変わらなかった。ソールはベルリンにクィンを呼び寄せることにする。クィンは指示されたテロリストを秘密裏に暗殺する任務に就く。すでにCIAとは無関係の活動なので、捕まったとしてもソールが助けることはできない。キャリーは何者かに拉致され、アル・アミンの前に引き出される。男はアブ・ナジールの護衛をしていたことがあり、キャリーによって部下や息子を殺された。ルートを守って欲しいというキャリーの必死の要求に対しても、戦い続けるという。サットンはついに文書をアップしてしまう。自宅に戻されたキャリーの元に、評議会から難民キャンプへの道を通って良いという連絡が入る。先シーズンのラストと繋げてみると、キャリーとの普通の生活を夢見て一度は優しい男になったクィンが血も凍る殺人者になっており、逆にキャリーが逃げ腰だったフラニーとの生活に落ち着きを見せ、新しい彼氏と平穏な生活をしているのが対照的で興味深いですね。キャリーが教会通いをしているのは、過去の殺戮の罪悪感からですね。いくら殺しても、戦いに終わりはない。殺した中には無関係の市民もいたし、重要なターゲットもいた。しかし、状況は変わっていない。難民は増大し、更に悪化しているかも。ソールの頑固さにちょっと驚いたのですが、ドイツ国内の様子が変わってきて、中東からの移民が増えこれまでのように過激派を追いかけようとはしなくなった。これは何となくわかるような気がする。ホームグロウンの問題もある。昨年から今年にかけてヨーロッパで起こったテロ事件は、HOMELANDに投影されているような印象を受けます。しかし、そこにアメリカの刺客が出て行って、勝手にテロリストを殺すというのはドラマだからありなのでしょうね。CIAの仕事は嫌だと言いながら、キャリーは自分の信念を貫き、危険を顧みない。かつての敵に協力を乞うのだから、すごい。キャリーらしいですね。そして、テロリストに金は払うからというのも、評議会側がそれを受けたのも興味深いですね。心を闇に沈め、機械のようにターゲットを殺し続けるクィンに光を指し示すのは、やっぱりキャリーなのだろうな。2人の再会が早く見たい~そして、嫌みなサットン、もう一目見て嫌いになりました。(笑)どうにかして欲しいです。
May 12, 2016
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中盤、大いに盛り上がったシーズン4のフィナーレ。それにしては静かすぎるということもできますが、これはこれで、次シーズンへの布石としてアリかなと思いました。とにかく、個人的には、最後までにやにやしながら見ておりました。うーん満足!帰国したキャリーは父の葬儀の準備で姉と遺品の整理を行う。アダールが訪れて、クィンから連絡があれば知らせて欲しいという。クィンはイスラマバードに残り、ハッカニを追っているはずで、キャリーは連絡が取れない状態だという。ハッカニ本人はすでにパキスタン軍の保護下に入り、アメリカとしても手を出せない存在となった。アダールはまずは聴聞会を切り抜けなければならないという。務めていた軍事関連会社を首になったソールは、パキスタン側の声明を苦々しい思いで見ている。心配なのは、ハッカニと共に撮影したビデオで、それがなぜハッカニは公開しないのか不思議に思う。CIAに戻りたいというソールに対して、ミラは反対だという。父の死亡記事を読んで、15年間も疎遠だった母親のエレンが現れる。姉妹を置いて家を出たことをキャリーは激しく批判し、エレンは帰っていく。ソールは関係者のジョーに会い、一連の出来事の説明をする。ロックハートは更迭されるという話だが、聴聞会を前にやはりハッカニとの映像が気になる。マギーは母親に対して憎しみの気持ちを持っていたが、時間が経って考え方も変わってきたという。何よりも、子供を置いて去ったのはキャリーも同じではないか。父の葬儀を終え、キャリーはクィンと再会する。クィンはドイツ人諜報員アストリッドの手助けで、パキスタンを出たという。キャリーは自分もハッカニを殺しそうになってカーンに止められた事などを話す。自宅に戻り、キャリーはソールにアダールがハッカニと会っていた事について聞く。ソールはジョーに、そのことを話していないし、パキスタン側とも取引があったとは考えられないという。ただ、この件についてはクィンにも話さない方が良いだろ言うという。その夜、ソール、クィン、キャリー、ロックハートはくつろいで亡き父を偲ぶ。最後に残ったクィンは帰り際に、こういった普通の落ち着いた生活も良いものだと考えていたという。2人はキスを交わすが、キャリーは先に進める自信がないという。クィンはお互い最悪の時を経験し、普通の世界に戻るのに自分一人では難しい、一緒に抜けだそうという。キャリーは考えて見ると答える。キャリーは、父と母の写真を見直し、なぜ自分たちを置いて去ったのか、改めて母に聞いて見ることにする。居場所は車のナンバーから、何とか判りそうだ。クィンの元に部隊仲間が現れ、明日の夜に新しい任務で出発することになったという。イスラム国のテロリストをシリアに追うというが、クィンはもう辞めたと言って任務を断る。仲間はクィンに愛する人への手紙を託して去っていく。キャリーは母の家を訪ね、見知らぬ少年と会う。母の職場を訪ねたキャリーは、自分が知らない間に父親違いの弟が産まれていた事を知り動揺する。アダールはソールに、ハッカニと一緒に写っている映像を手渡す。アダールはこれを手に入れるためにハッカニに接触し、彼を暗殺リストから外し、タリバンがアフガニスタンを手に入れるのを認めるのを黙認する取引をしたという。ソールは不満だが、アダールは我々の仕事にモラルはなく、善と悪の境界線もない、我々は無人地帯の「無人」だという。アダールはソールにCIAへの復帰を促し、力を貸して欲しいと頼む。モーテルに戻ったキャリーにクィンから電話があり、様子をうかがう。弟の出現で動揺しているというキャリーは、今後の事を話そうというクィンに帰ったら話し合うと答える。キャリーはエレンに会い、弟の父親とは生まれる前に別れたと聞かされる。母は男性関係に奔放だったが、父はその都度許してきたという。しかし、結婚には向いていないと思い、何も言わず家を出た。現実と向き合えず、悪いのは自分だと判っているという。連絡しなかったのはもう人を傷つけたくなかったから。キャリーは自分が父と同じ病気を発病し、母親を必要としているときに捨てられた事を激しく叱責する。エレンは人付き合いが困難なキャリーに、あなたは大丈夫だという。納得できず帰ることにしたキャリーだが、クィンの携帯が通じなくなっていることを知り、帰宅しアダールの家に向かう。クィンは任務に復帰していた。アダールは今後連絡を取ることができず、撤退も彼ら自身の判断に任されるという。任務地はシリアからイラク方面になるらしい。キャリーはアダールがハッカニと会っていたことを知っていると言い、それをメディアにばらすと脅すが、アダールはソールに直接聞いて見ろと言い、滞在しているソールに会わせる。キャリーは言葉を失い、車を走らせる。キャリーの弔辞が丁寧に描かれていましたが、多分このエピソードは父親役の役者さんが死亡したために、特別な思いでストーリーを変えて挿入したんだろうなと思いました。彼らにとって大切な仲間ですから、理解できます。いきなり現れた母親については、今後キャリーのキャラクターを掘り下げるのだろうなと思いました。多分、家族問題で父親の代わりに設定されたのでは。キャリーはちょっと子供じみたリアクションでしたが、仕事は優秀だが不安定で問題児なキャリーのバックグラウンドとして、それもありだなと思います。娘の誕生を素直に喜べないのも頷けるし、父の死を乗り越え、少しずつ人間として成長していくのが見られるのではないでしょうか。まあ、確かにドロドロした政治の世界や、テロとの戦いの中では随分ちんまりとした話になりますが、降って湧いたようなクィンとの関係も上手く生かせるでしょう。というのは表向きなコメントで(笑)、あとはフラニーちゃんと仲良しなクィンに萌え、「今何している?」と聞かれて「君の事思っている」というクィンにもキュンとして、最期の手紙をキャリーに宛てて書いたことにもウフフであります。クィンが「普通の生活に戻りたいんだ」と言えば、大抵の女性は良いわとなるんでしょうね。例のドイツの女性もころりと騙されたんだろうな。(笑)でも、生死を分かち合う経験をした仲間が仕事だと頼みに来れば、仲間に背を向ける事はできなくて、戦場に戻っていくのでしょう。「ノーならノーと言ってくれ」というのも良かったな~待てないんだ。そして、クィンと話したいだけでアダールに食ってかかるキャリーの強引さもまたたまらん。凹むと思っていたソールが、CIAに戻って欲しいと言われてその気になりそうなのも、判りますね。彼も根っからの諜報員。またミラから追い出されそう。キャリーと、もしかしたら師弟関係を終わらせるのかしら。来シーズン、タリバンとの闘いはイスラム国との闘いになるのかなという気もしますが、クィンは優秀なのできっと生きて戻るでしょう。手を出せない領域にいるクィンと組織なり上司に疑いを持つキャリーがどう繋がるのか、来シーズンが楽しみです。現実世界で起こっていることがドラマとリンクして、複雑な思いをした今シーズンでしたが、並のソープにならずにあっと驚かせるプロットを期待したいです。
January 21, 2015
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シーズンフィナーレを前に、一旦落ち着くのかなと思いましたが、何の何の、見ている方は大盛り上がり。もはや現実とは切り離し、妄想ワールドに浸りました。何でドイツ語のタイトルなのだろうと思っていましたが、なるほど、そういうことだったのか。アメリカ大使館では帰国の準備が進む。キャリーはカーンに会い、クィンにISIから暗殺命令が出ている事を知らされる。カーン自身、クィンを取り逃がせば自分の命が危ういという。キャリーはクィンのハッカニへの復讐は何が何でも止めさせ、一緒にアメリカに連れ帰ると言う。CIA支局では破壊された設備の復旧と閉鎖のプロトコルを実行中だが、マックスはクィンのバックアップをしたいという。キャリーは断固としてクィンの単独行動を阻止すると宣言する。クィンは昔の知り合いで、ドイツ大使館の関係者アストリッドを訪ね、タリバンたちが持っていた使い捨て携帯電話から、他の仲間の居場所を突き止めてくれと協力を求める。キャリーはマックスが金庫から金とクィンのパスポートを取り出すのを見つけ、クィンの居場所を聞き出す。キャリーはアストリッドの自宅を訪ねて、そこにクィンがいる気配を察し見張る。ハッカニの手下たちの持つ携帯電話がラワルピンディの住居に集中していることから、クィンはそこを攻撃ターゲットと決める。駐車場でクィンを引き留めたキャリーだったが、クィンの復讐への意思は固く、傭兵2人がかりで押さえようとしても、クィンは傭兵に怪我をさせて立ち去る。キャリーが支局に戻ると、姉から連絡があり、父が突然病気で亡くなったと知らされる。さすがのキャリーも動揺してしまう。クィンは偵察の結果、隠れ家からハッカニを誘き出し、C4爆弾を使って殺すことにする。家族の不幸を知ったロックハートからキャリーに連絡が入り、DCでは自分の知らないところで政府と国土安全保障省が動いているような気がするという。キャリーも知らない何かありそうだという。クィンはアーヤンの恋人だったキランを訪ね、無人機から撮影されたアーヤンがハッカニに殺される動画を見せる。キランはアーヤンが叔父に殺された事を知り、協力を受け入れる。キャリーはアストリッドを再び訪ね、車を調べてクィンがC4を使って爆破計画を立てている事を質問する。自殺ミッションだというキャリーに、アストリッドは彼には才能があり、仕事を辞めると言ってもいつもまた、厳しい暗殺のミッションに戻っていくという。そして、そんなに心配なら手伝えばよいと答える。クィンの指示を受け、キランは匿名で動画をネットにアップして、ハッカニが無実の学生を殺したので抗議しようとと呼びかける。その動きでハッカニの隠れ家前にはアーヤンのプラカードを持つ学生たちのデモとハッカニ支持者のデモがぶつかり、騒動となる。ISIはカーンに学生デモを追い払い、その隙にハッカニを移動させるようにいう。クィンはデモ隊に紛れ、ハッカニの家の前にパイプ爆弾を仕込む。群衆がもみ合っている隙にクィンは監視場所に移る。キャリーもクィンの計画を知って現場に近づいていた。カーンは自分の部隊を率いて現場に現れるが、起爆しようとしたクィンは現場にいるキャリーを見て、その場を立ち去るようにいう。キャリーはクィンに、軍隊に囲まれて逃げようがなくここで計画を実行するのは無理だといって、爆弾の上から動かない。「あなたを失う事はできない」と言われ、やむなくクィンは撤収する。しかし、キャリーは車に乗ったハッカニが、支持者の前で英雄のように迎えられるのを見て、思わず銃を向けてしまう。それを見たカーンがキャリーに飛びつき、銃を下ろすように言う。カーンは車の中に乗っている人を見ろと叫び、キャリーはアダールが乗っているのを見て驚く。当然、アダールがなぜハッカニと一緒にいたのか、なぜカーンがそれを知っていたのか、また、DCで何かしら動いていたの結果がアダールなのか、と言う点は気になりますが、爆弾の上で身を挺してクィンを止めるキャリーも良し、怒りからハッカニに銃を向けるキャリーも良し。彼女はとても純粋です。直情的。(笑)そしてクィンはキャリーを見殺しにするはずがないし、カーンもキャリーに撃たせることはない。想定内の展開が意外と満足できるものですね。後はカーンがクィンを見逃すかどうかですね。キャリーがカーンに懇願するのかな♪あるいは男同士のガチンコ対決?傭兵を簡単に倒すクィンは凄かったですね。「支援担当?殺し屋じゃないか」という台詞もgood。想定外だったのが、クィンの元カノですね。2008年というと、随分前(若い頃)に付き合っていたと言うことになりますけど、その時からクィンは強い女、高嶺の花が好きだったのでしょうか。ドイツ人情報将校、スパイ?という危ない女性と付き合って、とにかくいざという時は世話になる事ができるほどの、関係だったわけです。さすが、クィンは女性が絡みますね。で、元カノはキャリーの事を「あなたのガールフレンド」と呼ぶし、彼の事を全て知っているかのような発言をするし、「何で信じてあげないの」とか言うし、C/Qを盛り上げるのには十分な燃料を与えてくれました。クィンを自由にさせるなんて、大人の女だな。多分、この件についてはドイツ大使館は関与していないのでしょうけど、でも、情報は上げているかもしれない。それはありそうな外交というか、政治の世界ですね。キャリーの父親死亡の連絡は、実の役者さんが亡くなったことを上手く組み合わせましたね。こちらも知っているだけに感情移入しやすかったし、キャリーがやっと娘の事を思いだして喜んでいる姿も自然に感じました。そういうキャリーの傷付きやすさにほだされるのがクィンなのでしょう。、またまた。今回は顔を出しませんでしたが、ソールが政府の何かと関係しているとか、反逆者となったデニスから何か情報が得られたという展開はあるのかな。来週が待ち遠しいです。
January 14, 2015
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