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学力低下問題の要因に挙げられていることは数多くあります。その一つに、子どもたちに学習の動機付けが乏しいことがあります。『学ぶ意欲をどうやって持たせるか。』教育においてはこれが全てといっても過言ではありません。それだけに、より良い方法、より良いネタ、より良い話術と、教育に携わる人間であれば、常日頃から考え続けなければならない課題でしょう。そこで最近子どもたちと接していてふと思うこと、それは世の中が高度に、そして裕福になるにつれて、勉強することに対する価値が見出しにくくなっていくのではないかということです。今の暮らしに不満があるから抜け出したいと思い、今の環境に不満があるから変えようと思う。そして自分の未来をより理想的なものにしたいという具体的なイメージがある。だからこそ、不満を力にして、理想に向かって進む。だとすれば、今の子どもたちには力となるべき不満がない。理想となるべきイメージはセレブと呼ばれる大富豪?それならまだいい方です。覇気のない子はだいたいこう答えます。「普通の暮らしでいい。」「じゃあ普通の暮らしってどんな暮らしだい?」と聞くと、決まってこう答えます。「今の暮らし。」いやいや、キミのご両親は、労せずして今の所得を得ているわけじゃないって。そもそも、普通ってなんじゃい!彼らにとって、今の暮らし(得てして裕福)が普通なのでしょう。その普通でそこそこ満足だから、努力しなくてもなれるでしょ。これが今の子たちの言い分です。でもこれを責められますか?テレビなどの報道では、『学歴社会は終わった。一流大学へ行っていても安心できる社会はもうない。』と、誰に対して伝えたいのか良く分からない情報が、頻繁に流れています。またその一方で、学歴(勉強すること)の代わりとなる何かを示そうとはしません。これでは、ますます勉強する意欲は湧かないでしょうし、将来のイメージは持てずじまいです。そもそも、そんなに学歴は無意味なのでしょうか?勉強しても意味はないのでしょうか?そんなことはあり得ません。現実に、世の中を見渡すと、大手管理職や官僚、大臣などのほとんどが『一流大学』出身です。新聞にも掲載されていましたが、高卒の生涯賃金は、大卒の生涯賃金を大きく下回るそうです。誤解されると困るのですが、高卒より大卒が偉いなんてことを言っているのではありません。高卒だろうが、大卒だろうが、社会に出ればまったく関係なく、『社会に必要とされているかどうか』で評価されるのであって、そこに学歴は一切関係ありません。そういった意味では、確かに『学歴』は関係ないと思います。しかし、社会で評価される人間になるには『学ぶ心』や『努力する心』が重要な要素であることに疑いは無く、そういった『学ぶ心』『努力する心』が身についている子どもは、一般的に学歴が高い場合が多いということが、見落とされているのではないでしょうか。先日、テレビの子ども討論番組を見ていた際、勉強について、視聴者の子どもから「ゴールの分からないマラソンは手を抜いてしまう」との意見が寄せられていました。そこで改めて気がついたのです。ゴールを示すのは大人の役目なのだと。ゴールは年長者である大人が指し示すべきものなんだと。「好きな道へ進みなさい。それを応援するよ」と言ったところで、モデルを示さなければ、子どもは好きな道を選べないし、そもそも見つけることなどできないのではないでしょうか?何もモデルを一つに絞れとは言いません。モデルを絞ることは我々大人でも難しいことです。しかし、より社会のことを知らない子どもたちに、私たち大人が何も示さないで、「さあ好きな道を選んでいいよ。応援するからね。大丈夫!努力すれば何にだってなれるよ。キミには無限の可能性があるのだから。」は、あまりに無責任なのではないでしょうか。流行の「子どもの自主性を重んじる」が、ただの「責任放棄」にならないようにしないといけない、そう思います。
2006.06.30
最近塾の広告に「定員制」って多いですよね。そういう私たちの塾も「定員制」なんですが、少なくとも他塾をマネして始めたのではないんです。そもそもこの「定員制」を始めたきっかけは、私たちが「推薦支援制度」という進路指導法を考案し、その制度を運営していくためにはどうしても抱えられる人数に限界があったからで、苦渋の決断で募集人数に定員を設けたんです。その後、その決断が功を奏して今のような本当にありがたい状態にしてもらえているわけですが、思い起こせば、私たちが初めて入塾抽籤会を行った辺りから、(少なくとも)地域の小規模塾に「定員制」ができ始めたような気がします。今まで気にも留めていなかったのですが、つい数ヶ月前、うちの生徒たちが、地元の老舗の某塾のことをネタに、盛り上がっていました。その某塾は、塾長が末期の病気らしく、ペースメーカーを付けたまま授業を行っているという塾で、まったく面識は無いものの、その話に鬼気迫るものを感じ、気にはなっていた塾です。そこの広告にも、大々的に「定員制」を掲げているのですが、そのことについて、生徒が大笑いしているのです。何でも、うちの生徒の兄弟が、我塾の抽籤に漏れてしまい、他塾を探して、数々の体験授業に参加しているらしいのですがその某塾では広告に『定員制!残りわずか!』と書いてあるのにもかかわらず、体験授業に参加したら生徒が4人しかいなかったとのこと。「あの塾は嘘つきだよ!」と、生徒みんなで笑っていました。う~ん。。。生徒がいないのに「定員制」を掲げたら、体験授業でバレてしまうのは当たり前じゃないですか。「定員制」で煽って体験授業に来させたとして、悪いイメージを与えてしまっては逆営業なのでは?私たちも最初からうまく行っていた訳ではないので、気持ちは十分にわかりますが、安易なマネは絶対に止めた方がいいです。本当に生徒のことを考えた上での独自性を、必死に必死に模索する以外に良い塾の作り方はないと思います。一回買ってもらえれば良いというような業種であれば、ズル賢く売る方法があるかもしれませんが、塾は長いお付き合いをしてもらい、育ててナンボの職業なのですから。世の中の苦しんでおられる塾長の皆様方。塾も、子どもの人生に影響を与えるという意味で非常に崇高な職業です。そういった意味では、学校と同じ、ものすごくやりがいのある大きな仕事です。どうか、目先のことに囚われず、塾を始めようと思った当初の志を胸に、「生徒をどうやって育てるか」、ただそのことに邁進しましょう。小手先の営業手法なんていりませんよ。良い塾には必ず人が集まります。なんてったって、『塾』は明治という新しい日本を創り上げるというような既成概念に囚われない人材を育てることができる、ものすごく大きな可能性を秘めた場所なのですから。
2006.06.29
アッという間に2日も更新が滞ってしまいました。。。始めたときには毎日更新しようと思っていたのに、やはり頭の中にあるものを文章化する作業は想像以上に大変な作業ですね。ブログをやられている方は本当にすごいです。まずは、立派な文章を書くことよりも続けることを、それも、できる限り「毎日」更新することを目標にします。
2006.06.28
埼玉県でお子さんをお持ちの方は必読です。ここ埼玉県は、他県と比べて非常に独自性を持っています。その中でも影響の大きいものを箇条書きにすると、1.志望校を決める入試相談を中学校が行わない。2.高校入試の情報は、自分で集めなくてはならない。3.入試における内申点(通知表)の比重が軽い。4.県内受験生のほぼ全員が受験する業者テストが根強く残っている。5.倍率が非常に高い県立高校が多い。それぞれをもう少し詳しく説明すると、まず、これが入試制度を複雑にしている源なのですが、埼玉県では、志望校を決める入試相談を、平成9年から廃止しています。この入試相談とは、いわゆる保護者の方々なら皆覚えがあるでしょう、あの「三者面談」の前に、先生方がその裏で行っていた高校との事前相談のことです。実は、あの「三者面談」に前に、先生方は忙しい中、生徒の志望校へ足を運び、「もしこのような成績の生徒が受験したら、どの程度の合格の可能性があるのか」を、事前に調査および確認をしてくれていたのです。これがあったために、学校の先生は「三者面談」の際、自信を持って進路指導してくれたわけですね。これが、埼玉県では廃止になっているのです。その結果、保護者の方々は受験校を決める上で安心できるような言葉を中学校からは一切もらえなくなりました。ではどうしたらいいのか?そこで埼玉県では、県内の私立高校および県立高校のすべてにおいて保護者対象の入試説明会を行っています。『学校の情報は、中学校で収集・管理するのではなく、保護者が直に足を運び、収集・管理して、出願しましょう。』これが埼玉県の考えです。従来の「中学校主導の高校選び」から、本来当然であろう「受験者主導の高校選び」への転換です。昔であれば、通知表で「あなたはA高校」「あなたはB高校」と、生徒の志望に関係なく、中学校側で輪切りに指導されていたはずです。確かに、通知表重視の入試選抜でしたので、このような指導は仕方の無いことだったのですが、たとえどんなに頑張っても、通知表が悪ければ受験さえ止められてしまうという仕組みに弊害が無かったとは言えないと思います。この弊害に対する一つの答えが、どの高校が自分に合っているのか、直接自分の目で見て決めなさい。通知表が多少悪かろうが、中学校は止めないよ。その高校に行きたいのなら、当日点でいくらでも挽回できるのだから。全ては自分の責任で決めよう。という埼玉県の入試制度なのです。こうなると、一部の人気校に出願が集中します。当然ですよね。実際に自分の目で見るわけですから、あえて不人気校に行きたいなんて人は、保護者、生徒共にいません。その上、当日点で挽回が可能なんて言われたら尚更です。そうすると、平成5年から全国一律、中学校の教育現場では廃止された「全県模試(業者テスト)」も、当日点の実力を測るために、中学校外で大人気です。その結果、埼玉県では一部の県立高校の倍率が極端に高くなり(進学校といわれる高校は軒並み倍率2倍以上!)、激しい競争が繰り広げられ、不合格者が相当数に上るため、私立高校進学者が増えるというのが特徴です。ちなみに、そういった一部の県立高校は、競争の中で合格した生徒たちが集まるため、首都圏では非常に高い進学率を誇っています。(悪いことばかりではありませんね!)最後に、埼玉県のこのような入試制度の弊害について、埼玉県議会において、教育専門の県議会議員でおられる藤本正人議員が一般質問の場において、教育委員長に意見を述べられています。http://www1.pref.saitama.jp/s-gikai/gaiyou/h1712/1712_a.html客観的な立場の方のご意見ですので、参考までにご紹介させていただきます。長い文章にならないように、簡単に説明しようとして結果としてつたない説明になってしまったことをお詫びします(苦笑)。
2006.06.26
はじめまして。埼玉の所沢市で小中学生対象の学習塾を経営しています。埼玉の入試制度や受験情報は非常に複雑ですので、有用な情報をどんどん掲載していきたいと思います。どうぞ末永くよろしくお願いします。
2006.06.26
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