全304件 (304件中 151-200件目)
滅びのモノクローム 三浦明博さんの作品 CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。その中から発見した16ミリフィルムの映像をCMに利用しようと考えた日下だったが、そのことが戦時中の封印された犯罪を暴き出し、新たな殺人を引き起こす結果に!? 第48回江戸川乱歩賞受賞 謎の人物にかかわった記述が唐突に入る部分が数ヶ所あり「これは覚えとこう~」と読み進めました 「特高警察」上っ面しか知らない世界です でも実際に存在した人物達が登場することでリアル感を感じながら読めました 「在日外国人の歴史」 私の知らなかった新しい面を知らせて貰った気がします 戦争というものは人の心をおかしくしてしまうしいつまでも傷として残るんだと再確認したのでした 登場人物のひとり「カルト大西」 かなり好きです
2010年11月13日
コメント(2)
いつか響く足音 柴田よしきさんの作品 「家族」のかたちが見えればいいのに。壊れはじめたら、すぐに分かるから。 借金まみれのキャバクラ嬢。猫の集会を探し求めるカメラマン。夫が死んだ日のことを忘れられない未亡人... ひとりぼっちの人生がはじまった、それぞれの分岐点。秘密と嘘を抱え団地に辿りついた私たちのリアル。 ある団地に住む人々の過去と現在の交流 登場人物ひとりずつのお話がひとつずつ連作になっています 皆それぞれに家族と別れて孤独を抱えながら生活するようになるまでの過程が書かれているので 読んでいて辛くなってしまいました・・・ 読みやすい作品なのでどんどん読めますが ひとつ間違えると人生を悲観してしまいそうです・・・ でも最後にはみんなが集まって話すストーリーがあって 思い出した言葉は「遠くの親戚より近くの他人」
2010年11月09日
コメント(4)
インビジブルレイン 誉田哲也さんの作品 姫川玲子が新しく捜査本部に加わることになったのは、ひとりのチンピラの惨殺事件。被害者が指定暴力団の下部組織構成員だったことから、組同士の抗争が疑われたが、決定的な証拠が出ず、捜査は膠着状態に。 そんななか、玲子たちは、上層部から奇妙な指示を受ける。捜査線上に「柳井健斗」という名前が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだが...。幾重にも隠蔽され、複雑に絡まった事件。姫川玲子は、この結末に耐えられるのか。 姫川玲子シリーズ ストロベリーナイトソウルケイジシンメトリーに続く第4弾 3人の視点から書かれていますもちろん1人は姫川玲子 同じ時間を過ごした内容をそれぞれの視点で書いたりするのでいきなり時間が戻ったりして 少々読みにくさを感じました もちろん 後半に読み進むにつれ段々読みやすくなっていきましたが・・・ 玲子の心の声は相変わらずで「ナイス突っ込み!」と絶賛してしまう場面も・・・ 全てを玲子中心という描き方ではないので毎度おなじみのキャラクターの方々出番が少なくて残念 でもシリーズとして大きな転機の作品 今後どうなるのか・・・気になります!!
2010年11月06日
コメント(2)
長き雨の烙印 堂場瞬一さんの作品 殺人事件の犯人として連行される親友の庄司を、学生の伊達はただ見送るしかなかった。 県警捜査一課で中堅の刑事となった今、服役を終えた庄司が冤罪を申し立てた。 しかし、その直後に再び似通った手口の女児暴行事件が起きる。伊達は20年前のある記憶を胸に、かつて庄司を逮捕したベテラン刑事・脇坂と対立しながらも、捜査にあたるが-。 捜査一課の伊達 20年前の事件の被害者家族 庄司の再審を後押しする弁護士 3つの視点で物語は綴られていきます 登場人物の関係図が頭の中に出来上がるのにそう時間もかからずとまどいも少なく読んでいけました で 素直に読んでいったら最後に驚く羽目になりました まんまとやられた~~って感じ 読みながら何度も感じたのは 今まで読んだ堂場瞬一さんの作品とは全く違うという印象 服や食べ物にこだわる記述が少ないせいかな? にほんブログ村
2010年11月02日
コメント(2)
ハング 誉田哲也さんの作品 いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが─。 初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊った。さらに一人、また一人と積み上がる死体とともに、巨大な闇が姿を現す。 久しぶりの誉田哲也さんの作品 また痛いんだろうか・・・と思いながら読み始めましたが意外と普通な感じ しかし読み進めていくうちに まさに「積み上がる死体」 登場人物の致死率がものすごく高いです・・・ やっぱり、ヒェ~~~と思うような痛~~いシーンもちゃんとありました どうしてこんなに痛いこと思いつくのでしょうか・・・ 明らかになっていく事件の背景があまりにも腹立たしくて怖くて そのものズバリではなくても似たようなこと、ちょっと心当たりある?とか思うと背筋がぞ~~ 面白くてどんどん読んでいくのですが読み終わった後よ~~く考えてみると凄く怖いお話 どうぞ完全フィクションでありますように・・・
2010年11月01日
コメント(2)
警官の紋章 佐々木譲さんの作品 北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。 一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。 そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。 それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが...。 笑う警官 、 警察庁から来た男 に続く道警シリーズ 第3弾 しっかり続編です前の2作を読んでからでないと辛い気がしました 佐伯、津久井、小島の3人がそれぞれについた任務 同時進行です 現実に起こった事件や出来事をモチーフにしているのでその内容に「まさか」と思いながら読むのですが登場人物も「まさか」と言いながら捜査していて まさかのオンパレードです 前半は重たくしんどい感じでしたが途中からは捜査も進んできたからでしょうかどんどん読めました で次作も気になる訳です 巡査の休日
2010年10月29日
コメント(2)
親不孝通りディテクティブ 北森鴻さんの作品 タクシー強盗と、港の火事、そしてスーパーの警報騒ぎ、同時に起こった事件の意外な関連とは...。中洲の屋台でバーを営む鴨志田鉄樹と、結婚相談所の調査員・根岸球太。腐れ縁の通称「鴨ネギコンビ」が、どういうわけか、物騒な事件に関わっていく。 鴨ネギシリーズ第1弾で 第2弾 の数年後のお話 短編集になっていていろいろな事件に関わって疑問を解き明かし、推理していく 第2弾を先に読んでいるのでテッキとキュータも大人になったんだなぁと読み始めには文章から落ち着きを感じていたのですが なんのことはないテッキには落ち着きがあってキュータには落ち着きがないだけの話でした・・・ テッキの語りになっている部分が多いと落ち着きを感じるという・・ それでもやっぱり勢いはあって面白かったのでした こちらを読んでいると昔話として の話が出てきますが両方合わせてもまだ不明の部分もあったりします でももうそれはずっと不明のまま・・・
2010年10月26日
コメント(2)
初陣 今野敏さんの作品 警視庁刑事部長・伊丹俊太郎と大森署署長・竜崎伸也。幼馴染にして立場の違う同期のキャリア。組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救い、二人の絶妙なやり取りが難事件を解決に導く 「隠蔽捜査3.5」です どういうこと?と思いましたが 読み始めてすぐわかりました 主人公が伊丹 しかも短編集 もちろん竜崎も登場しますただし、声だけ 竜崎の話す一刀両断の内容がものすごく気持ちいい!! スカッとします 伊丹の実は小心者の気配り人生(?)には共感が・・・ 過去の事件に関わった内容のものが多いですから今までの作品を読んでからの方が断然楽しめます 図書館の予約をして2ヶ月待って一晩で読破 隠蔽捜査4心から待ってます!!
2010年10月18日
コメント(2)
最近気になっている本、数冊 年収150万円一家夫はSF作家、妻はイラストレーター。仕事は不定期、収入も不定期...。年収150万円一家の楽しく暮らすコツ、大公開。 少しで良いから中を見てみたいぞ~~!! 年収150万円一家毎日のこんだて夫はSF作家、妻はイラストレーター。夫婦あわせて年収は150万円。だけど、食べることに妥協はしません!食費1万円でできる、格安&激ウマレシピを大公開。読めば読むほどお腹が空いて、お料理したくなるコミックエッセイ。 食費1万円!野菜をはじめ食費どんどん高騰の折興味を持たずにはいられません!! 名字の世界第2版名字の起こりと、その歴史について。「地名と名字」「職業と名字」の関係がわかる。全国に広がる名字の大元となった名字を紹介。有名氏族や武将とあなたの名字との関係がわかる。代表的な名字と珍名の由来を紹介。分布地図や県別ランキングで「名字のお国柄」がわかる。全国のあらゆる名字を徹底的に紹介。 これは面白そう!!名字って結構不思議がいっぱいな気がするのですよね~~ ジャニドラの嵐総数900本!平成時代のジャニーズタレントたちが出演した全テレビドラマ作品の完全データ&セレクト・レヴュー。90年代のSMAP、ゼロ年代の嵐はもちろん、V6、TOKIO、KinKi Kids、タッキー&翼、KAT-TUN、NEWS、関ジャニ8、さらには懐かしいジャニーズJr.出演作も完全網羅!グループごとの歴史=縦糸、各ユニット同士の繋がり=横糸を解説するコラムも満載。作品名、出演者名の索引は実用的。ファンなら必携の1冊! 見たい見たい!こんなのあったなぁと懐かしみたい!!見たらすぐレンタルショップに出掛けそうな気もするけれど・・・ 名字の世界はまだしも他の本は図書館には置かれないような気がする・・・ さぁ、どうしよう・・・
2010年10月16日
コメント(4)
白い猫 柴田哲孝さんの作品 犬、猫、カラスetc...生き物たちが、闇の中から人間を見つめる。動物たちの奇妙な世界。身近な生き物をモチーフにしたミステリー、ホラー、ノワール、怪談など 全てに身近な生き物が絡んでいる短編集 美しい表紙にだまされてはいけません表題作「白い猫」は背筋がゾッとしました恐ろし・・・ 「人間狩り」では思わず本を閉じました 気持ち悪いにも程がある!! 中にはいい話もあるのですが全ての印象は「人間狩り」のインパクトの前には無力です ま、どの作品も面白いのは面白いんで一気に読んだんですが・・・
2010年10月16日
コメント(2)
100のコツシリーズ山のように出版中 健康関連脳リフレッシュ100のコツコレステロール・中性脂肪を下げる100のコツ不眠症・睡眠障害みるみるよくなる100のコツ肝機能をぐんぐん高める100のコツ体の中からやせる!背骨のゆがみ直し100のコツ体温を1度上げて病気を治す100のコツ腰の痛みがみるみる消える100のコツ、「体の毒」を出し切る100のコツひざの痛みがみるみるよくなる100のコツ、冷え症がみるみるよくなる100のコツ気になる「臭い」がみるみる消える100のコツ食べて痩せる100のコツ、ボケ・認知症らくらく解決!100のコツ自律神経失調症がみるみる改善する100のコツ血圧がみるみる下がる100のコツ、「軽症うつ」を治す100のコツ骨粗鬆症をらくらく予防・改善する100のコツ髪の悩みがみるみる解決する100のコツ肩こり・首こりがみるみる消える100のコツ「メタボ」解消100のコツ、もの忘れ・ど忘れを防ぐ100のコツがんこな便秘を治す100のコツ、血圧がムリなく下がる100のコツみるみる禁煙できる100のコツ 家事関連うまい!をつくる料理100のコツ「煮る」、うまい!をつくる料理100のコツ「焼く」手抜き片づけ収納100のコツ、手抜きエコ家事100のコツ 節約関連お金を貯める100のコツ、楽しい節約倹約100のコツ 子育て関連赤ちゃんがストンと眠る100のコツトイレトレーニング大成功100のコツ赤ちゃんがピタッと泣きやむ100のコツ子育てウツからスルリと抜け出す100のコツ いつか100のコツをやり遂げる100のコツが出そうな気が・・・
2010年10月14日
コメント(0)
Tengu 柴田哲孝さんの作品 第9回大藪春彦賞受賞 26年前の捜査資料が、中央通信社・道平慶一の目の前にあった巨大な手で握りつぶされた頭骨食いちぎられた顔面など人間業とは思えない他殺体の写真そして唯一の物証である体毛 当時はまだ無かったDNA解析を行うと意外な事実が明らかになる犯人は人類にはありえない遺伝子を持っていたのだ・・・ 1974年秋群馬県の寒村で起こった凄惨な連続殺人事件は一体何者の仕業だったのか? 1974年と2000年が絡み合って書かれています 時々これは「いつ?」と読み返したりしました(^_^;) その上に 作中に1970年代の世界情勢などが出てきます でも、殆ど混乱せずに読めました これは作家の腕?私の読書慣れ?? 犯人は一体何者なのか!? そう、 誰なのか?じゃなくて何なのか? この疑問に引き込まれてどんどん読み進めます その結末が謎のままで放っておかれることなくちゃんと判明します 現実の出来事などを絡めてあって説得力を持たせるところが すごい それでも「それはすごすぎる・・・」と思いました(苦笑) この作品こそ決して未読の人に結末を話さないで下さいです!!
2010年10月14日
コメント(2)
親不孝通りラプソディー 北森鴻さんの作品 1985年、博多の町を騒がす高校生コンビ鴨志田鉄樹(通称テッキ=俺)と根岸球太(通称キュータ=オレ)。美人局に引っかかったキュータは、地元信金の裏金を奪おうとテッキに持ちかける。警察の射撃訓練場で拾った弾丸を現場に残し、捜査を撹乱させる計画も存在。無謀な計画をテッキに断られたキュータは、山沢組の下っ端少年と組んで決行。首尾よく金を手にした途端、歯車が狂い始めた。残された弾丸があぶり出す警察の裏事情、一連の計画の裏で糸を引く謎の人物、金を狙う山沢組、さらに脱北者グループも絡んで博多は危機寸前。テッキとキュータに明日はあるのか-。 親不孝通りディテクティブ の続編?それとも前編? 鴨ネギコンビシリーズ第2弾 高校時代のやんちゃなテッキとキュータです 博多弁が読みにくい・・・ 馴染みのない方言なのでやむを得ません それでもガンガン読んでいってしまうほどにリズムがあって勢いがあります テッキとキュータの若さの表れなのかもしれません まったくどうしようもないキュータにため息をつきつつどんどん深みにはまっていく彼らにハラハラ 最後は続きがありそうな終わり方でしたがもう続きが出ることはないのですね 北森鴻さんのご冥福を心からお祈り致します
2010年10月05日
コメント(0)
久遠(上) 久遠(下) 堂場瞬一さんの作品 夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。訪問者は青山署の刑事たち。彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」それが彼の命を奪ったのか? 情報屋に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び鳴沢に嫌疑がかかる状況で...。身の潔白を証明しようと奔走するも、同僚に警察内部の圧力がかかり、いよいよ孤立無援の状況に。ようやく謎の言葉「ABC」が大規模な国際犯罪に繋がることを掴むが、捜査は行き詰まる。ついに敵の銃弾は、鳴沢に向け放たれたのだった。 前半は辛かった~~鳴沢が独りで・・・ 鳴沢了シリーズの最終巻ということでオールスターキャスト! 今まで読んできて良かったと思いました 読んできたからこその最終巻でしたから・・・ 藤田や小野寺冴のような頻繁に出てくるキャラクターだけでなく新潟の海くんや警察を辞めた今なんかもしっかり絡んできて読んでいて嬉しかったです 最後の最後にこれから鳴沢はどうなっていくのかな?と少々気にはなりましたが 全巻通してのテーマだった仲間と家族良い感じにまとまった気がしたのでした このシリーズを読んで強く心に残ったこと ポップコーン・ベーコン・ピザは油の固まり& 夜9時以降にものを食べるのは犯罪にも等しい しっかり心に焼き付けておきます
2010年10月02日
コメント(2)
渇いた夏 柴田哲孝さんの作品 死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女...。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相を探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも20年前に端を発した一連の事件へと繋がっていた!? 何やらハードな始まり方をします それがどう繋がっていくのか先を急いで読んだのでした 何もかもが伯父の死に関連していきます 主人公の持つ20年も前の不思議な記憶さえ・・・ 様々な事実が徐々に明らかになっていく中それなりに結末の予想なども立ててみるのですが そこにはやっぱり どんでん返しも待っていて・・・ おっと、そうきましたか~~ってな感じ 始まりに続いて読後感もハードな印象が残ったのでした 雨の少なかった今夏に読んだおかげでより臨場感を感じたような気がしたのでした
2010年09月28日
コメント(0)
疑装 堂場瞬一さんの作品 西八王子署管内で保護された、日本語は分かるようだが喋らない少年。鳴沢はどことなく勇樹と重なる彼を気遣うが、病院から忽然と消えてしまう。調査を進めると少年が日系ブラジル人であること、父親が罪を犯し、ブラジルに帰国したことが判明する。単なる失踪なのか、あるいは...強引に捜査に乗り出した鳴沢は、一路群馬に飛ぶ。 鳴沢が転勤してない!!前作 被匿 でコンビを組んだ鳴沢ストッパーこと藤田が転勤してきていたので今回は・・・? と思っていたら 出張しました・・・ なるほど・・・・・そうきたか・・・ 今回は日系ブラジル人社会に関わった事件偏見や差別心を持つ人間が出てきて鳴沢と共にうんざりします 言葉の壁信頼の壁 大きかったですが乗り越えてくれる人がいてヒントを掴んでいきました ところで今回は 次回にそのまま引き継がれるところで終わっています 毎度の事ながら早く次が読みたい!!
2010年09月18日
コメント(2)
被匿 堂場瞬一さんの作品 西八王子署管内で代議士が不審死。ろくな捜査もないまま事故と断じられる。苛立つ鳴沢に地検から、死んだ議員が近々大規模収賄で事情聴取される予定だったとの裏情報が入る。捜査を始めた鳴沢は議員が当夜女と一緒にいたことを突き止めるが...自殺か?それとも他殺か?事件は思いがけず旧知の人物へとつながっていき-。 鳴沢日本に帰ってきてます でもやっぱり知らない街に転勤です で転勤前日に起こった事件(?)に引っ掛かります 嫌みと反感の嵐の中途中から相棒が出来ます 鳴沢を「伝説の男」「文化遺産」とする自称「鳴沢ストッパー」藤田 今とのコンビが好きでしたが藤田とのコンビはそれ以上かも?? ふたりで田舎の人間付き合いのややこしい中に捜査の手を伸ばします 権力持つ人間もいやだけどその周りにいる腰巾着もいやだ自分たちだけが良かったらそれで良いという考え方はもっといやだ!! あまり後味が良くなかったけれど最後に救いがあってほっ
2010年09月15日
コメント(2)
血烙 堂場瞬一さんの作品 NY市警で研修中の鳴沢の元にもたらされた凶報勇樹がバスジャックに巻き込まれた。現場に駆けつけた鳴沢が見たのは射殺された犯人の遺体、そこに勇樹の姿はなかった。見え隠れするチャイニーズマフィアの大物マシンガン・トミーの影。勇樹の行方は。NY、アトランタ、マイアミ-かすかな手がかりを追い、鳴沢が爆走する。 爆走・・・暴走の間違いでは?と思えるほどに必死で冷静になれない鳴沢です その中でついに仲間の大切さ、有り難さを自覚 毎回勤務場所の違う鳴沢了今回はついに日本を飛び出しています シリーズ第3弾 熱欲 で出てきたチャイニーズマフィアが絡んできます やはり鳴沢シリーズは発行順に読む方が良いと再認識 研修中のアメリカでのこの行動 「それはないだろう・・・」と思いはしますが 鳴沢だったらそれもありなのかも・・?などと思わせるキャラクターの濃さが定着しきっています 最後の最後で今後が気になる出来事が・・・ 早く次が読みたいです!
2010年09月12日
コメント(2)
讐雨 堂場瞬一さんの作品 「間島を釈放しろ。さもないと、爆発は続く」連続少女誘拐殺人事件の犯人・間島を逮捕し、解散が目前に迫った捜査本部。最後の裏付け捜査を担当した鳴沢は、相棒と帰還途中、車の爆破事件に巻き込まれる。怪我を押して署に戻った二人を待つ犯行声明。そして第二の爆破事件。犯人の目的は?見えない動機を追う鳴沢だが-!? こどもを持つ親としてとても身につまされる作品でした 犯人の快楽のために大切なわが子を殺された親の気持ち 想像するだけでも苦しくて吐き気がします 鳴沢はちゃんと仲間と捜査しています ひどい目にあっても辛い思いをしても頑張ってます 随分、随分、丸くなっています 前作から少々時間が空いてしまいましたがやはりこのシリーズは第1作目から順に読まなければいけない・・・と強く感じたのでした 今年5月に坂口憲二さん主演でドラマ化 矢田亜希子さんの復帰作としても話題になりましたが原作での「聡子」は全然イメージが違いましたちょっとびっくり
2010年08月28日
コメント(2)
悪魔は天使の胸の中に 柴田哲孝さんの作品 長い髪の女を殺せ。新宿、仙台、福岡、米沢...各地で同時多発する通り魔殺人。連鎖する殺意の背後に潜むものは?元FBI捜査官エミコ・クルーニルが事件のプロファイリングに挑む。 あちらこちらに暴力シーンなどかなりハードなシーン満載 けれどそれだけでは決して無くものすごく読まされました 作中ではとても現実感のない、とんでもないことが起こっているのですが自然にスラスラと違和感もなく読めていく印象 どこかに説得力が隠れている感じでした 柴田哲孝さんの作品しばらく要チェックになりそうです!! 元FBI捜査官のエミコ・クルーニルシリーズ化して欲しいなぁ~と思っていたら 第2弾『サイコパス』問題小説 2010年 08月号 [雑誌]連載中のようです
2010年08月25日
コメント(0)
邂逅 堂場瞬一さんの作品 大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。 大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。 一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが...。 警視庁 失踪人捜査課 DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF! ドラマ「警視庁失踪人捜査課」第8話に当たる作品 ではあるのですが随分違いました 登場人物も設定も一緒なんですが後は殆ど違うような印象を持ちました ドラマの記憶が薄れてきたというのもあるかもしれませんが・・・ で・・・ 原作の方が良かったです 訳のわからない状態から少しずつヒントを見つけていくのですが段々落ち着いて安心して読めるようになってきた気がします 「仲間」という言葉が何回も何回も出てくるからでしょうか? 管理職と言いながら「想い」を大切にする高城に安心出来るからでしょうか??
2010年08月17日
コメント(0)
ドント・ストップ・ザ・ダンス 柴田よしきさんの作品 ある園児の父親が暴漢に襲われ昏睡状態に陥ってしまう重傷を負う。花咲は失踪中の母親・並木久美を探そうとする。 一方、城島事務所から若いパティシエの身辺調査を依頼され、内偵を進めると、殺人の疑いをかけられ、命を狙われているとの噂もあった。 久美を追っているうちに、駅のホームから突き落とされ間一髪電車に轢かれそうになる花咲...。 命懸けの追跡行が、過去の火災事故の真相を浮かびあがらせる。 今回は山内練の影を余り感じないまま読み進みましたがちゃんと出てきました~~ レギュラーですね~~ 今回もハナちゃんは園関係のゴタゴタと探偵関係の依頼とに翻弄されます 2つの出来事が同時進行して途中でもう一つ抱え込んで、最後には・・・ 今回の最後は今までと少々印象が違いました もしかしてもしかしたら次回作に繋がらないかな??? なんて期待もほんの少し・・・ 今回も命の危険にさらされながらあれにもこれにもそれにも頑張るハナちゃん 毎回最後にはキッチリと収めていくんだからハナちゃんの運は良いのかもしれない・・・
2010年08月13日
コメント(0)
帰郷 堂場瞬一さんの作品 話があるんです父の葬儀の翌日、一人の若者が訪ねてきた。 新潟県警鬼の一課長と呼ばれた父にとって唯一の未解決案件を再捜査しろというのだ。奇しくも時効は葬儀の当日であった。 遺品の備忘録に綴られる捜査への飽くなき執念、不審な元同僚、犯人と名指しされた男、そして謎の記号父が遺した事件を追って雪の新潟を鳴沢、疾る。 鳴沢了シリーズ 第5弾 鳴沢了丸くなりましたね~~~ 今回は正式な捜査ではないので鳴沢がひとりで行動します 相棒のいない中海君の再登場が嬉しかったです!! これまた途中で怪しい人物がわかってくるのですがやっぱり最後まで読まないとスッキリしない しっかり読まされます~~ 鳴沢が過去のしがらみから少し逃れられる感じがしました
2010年08月01日
コメント(2)
ア・ソング・フォー・ユー 柴田よしきさんの作品 呪いの藁人形、捨てられた赤ん坊骨折した靴磨き逃げたインコ殴られたゲーセン景品売り消えた骨壷 絡み合う謎を解きほぐすその探偵は、絶望の淵にいる子を決して見捨てない。 「ブルーライト・ヨコハマ」「アカシアの雨」「プレイバックPART3」「骨まで愛して」懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた四つの物語。 歌謡曲になぞらえたって事で思い出したのは マグレ警部シリーズ もちろんマグレ警部ワールドみたいになることなくハナちゃんは頑張っていました!! ちゃんと山内も出てきて背中が寒いことにもなりますが命がけなんてことにはならず(そうか?)あれもこれも収まるところに収まっていきます 個人的に特筆すべきなのは 山内の恋人登場!!!名前は出てきませんがもちろんあの人!! うわぁ~~!!です!! 山内が毎回しっかり出てくるのでいつかは・・と思っていたのでした!!! かなり嬉しい!! 次がものすごく楽しみ!!!ドント・ストップ・ザ・ダンス
2010年07月26日
コメント(0)
孤狼 堂場瞬一さんの作品 一人の刑事が死に、一人が失踪した。 本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。 調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。 執拗な妨害、愛する人への脅迫警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。 鳴沢了シリーズ 第4弾 いままで作品ごとに所属が違う鳴沢了今回は刑事課勤務 とはいうものの捜査対象は警察官たち・・・ またまたかなりな孤独な戦い状態ですが新しい相棒の今(こん)がいい!! 予想外の相棒に再会した元相棒 どちらも良いですが私のお気に入りは今です!! 頭の中で常に石塚英彦さんでした~~ 途中から結末がある程度予想されるんですがそれを上回る何かがちゃんとありました
2010年07月23日
コメント(4)
フォー・ユア・プレジャー 柴田よしきさんの作品 無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。通称ハナちゃん彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。その上、最愛の女性・理紗が行方不明に...。次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!? 花咲慎一郎シリーズ 第2弾 本当に無理難題の嵐ですどうやって収拾をつけるのか心配しながら読みました 段々やばいことになっていって第3弾、読後でありながらハナちゃんの身を案じました・・・ カネゴンこと山内練がとっても山内練らしく登場します憎たらしいほど山内練です でも、山内練はハナちゃんのことがかなり気に入っている気がします そんなところがほんの少しでも垣間見えるから山内練が憎みきれなくなってしまうのです・・・ とにもかくにもハナちゃんがすさまじく頑張ったお話でした
2010年07月20日
コメント(0)
殺してもいい命 秦健日子さんの作品 「殺人ビジネス、始めます」「新規開業につき、最初の三人までは特別価格30万円」胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は...。 刑事 雪平夏見シリーズ 第3弾 や~~っと手に取ることが出来ました こどもに「殺してもいい命なんて無いよ」と突っ込まれながらも一気に読破 小説の方は安藤も頑張っていて嬉しいです 雪平もしっかり雪平らしくて・・・ でも、雪平にとっては今までで一番切なく心揺れる事件だったと思われますとはいうものの雪平そんな素振りを殆ど見せてくれないのですが・・・ ラストには大変なことになりますが疑問が残ったまま 多分続編は書かれるのではないかな?読後の印象です 【国内ドラマCP】アンフェア DVD-BOX篠原涼子/アンフェア the special「コード・ブレーキング~暗号解読」【smtb-MS】アンフェア the movie ドラマシリーズとは全く違った進行ですがドラマは殆ど観ていない私にはそれはそれでOK それでも雪平は篠原涼子さん安藤は瑛太さんのイメージから逃れられません~~ このシリーズでは本の中の紙に色が付いていたり文字の書体が違っていたりといった演出があってそれも興味深かったのでした
2010年07月18日
コメント(4)
フォー・ディア・ライフ 柴田よしきさんの作品 新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、あまりにも切なかった...。 かなり、というか相当シリアスなんですが2カ所ほど吹き出してしまいました 聖なる黒夜(上) 聖なる黒夜(下)に出てきたキャラクターがしっかり出てきます 山内練だけしか出てこないと思っていたので少々驚き RIKOシリーズのスピンオフシリーズな感じなんですね 何にしてもハナちゃんがどうしてこんなに追い詰められなければいけないのか気の毒に思いながら読み進めたのでした 第3弾を先に読んであったから安心して読めたのかもしれません
2010年07月15日
コメント(4)
破弾 堂場瞬一さんの作品 故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。警視庁多摩署で現場に戻った了は、刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、被害者の周囲にはなぜか公安の影が...。東京郊外の新興住宅地に潜む、過去の闇を暴けるのか? 鳴沢了シリーズ第2弾 鳴沢了「トラウマ」パート2ですね 始めからそうなんだろうとわかって読んでいったのですがその知識はちっとも邪魔になりませんでした 被害者がいない事件 そんなの警察では扱ってないんだと思っていたのですがそんな事件に取り組みます ほぼ嫌がらせです どこの世界もこんなものなのでしょうか???空しいです 宙を掴むような話から徐々に徐々に何かに近づいていく様が読んでいても苦しい 人が秘密にしていることを調べるっていうのは簡単であるはずがありませんものね・・・ しかし、これで鳴沢のトラウマ認識出来ました この後の作品も読んでいきたいです
2010年07月12日
コメント(4)
雪虫 堂場瞬一さんの作品 俺は刑事に生まれたんだ祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか? 鳴沢了シリーズ第1弾 鳴沢了が尖っていて独りよがりで決して友達になりたくない人物だったのにビックリ!! 事件の複雑さや何もわからない状態から捜査していくしんどさがひしひしと伝わってきました 読んでいく中で「何か変だな?」とか「あれ?」と思ったことは決して忘れず読み進めましょう! 色々なことが繋がっていくのはちょっとした快感です これで鳴沢了のトラウマがひとつわかりました鳴沢というキャラクターの変化も興味深くなりそうです さぁ!順番に読むぞ~~!!
2010年07月07日
コメント(4)
火村英生に捧げる犯罪 有栖川有栖さんの作品 「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」。臨床犯罪学者・火村への挑戦状が予告する犯罪とは-。名コンビが活躍する七篇。 作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)第18弾 短編集ものすごく身近な作品からそこそこの長さの作品まで色々収録 事件現場に出向く場合もあれば電話で事情を聞いただけだったり昔の事件を語っていたり描き方も色々 京都の私大・英都大学社会学部の准教授で犯罪社会学を専攻している火村英生と彼の大学時代からの友人の推理作家 有栖川有栖このふたりが探偵と助手 研究の一環としてフィールドワークと称し事件を解決 マジですか?と思うが警察と上手くやっている どうしてそんなことになっているのか?シリーズ始めの頃の作品を読もうかな・・・ あぁ、全作品入れられない・・・
2010年07月04日
コメント(0)
宙都(第四之書)邪なるものの勝利 柴田よしきさんの作品 少女の腕に抱いたテディベアには闇の神官が宿っているのか。鞍馬の大天狗・天成と三善は、航空機事故から奇跡の生還を果たしたカリスマ・アイドル、岩瀬涼香のコンサートを偵察するが、思わぬ窮地に立たされる。一方、"空間を繋ぐ"能力を鍛え始めたゲッコー族の珠星は、青の民と目される藤島美枝がいるハワイへの移動を試みるが、亜空間突入に失敗、予想もしない場所に着地する。そして、いよいよ動き始めた闇の勢力との決戦を控えた、テニアン島の真行寺君之の前に、元妻のジュディが意外な武器を持って現れる-。 具体的な戦いもあり戦いの地に赴くとまどいの告白あり勝利への大きな鍵になるのでは?と思われる出来事あり 丁寧に丁寧にえがかれています で 終わってないよ~~ ものすごくクライマックスに近いところまでいって 「第五之書に続く」 そして第五之書は第四之書発行からすでに6年まだ発行されていない悲しさよ・・・ 記憶の薄れぬうちに次をクライマックスを読みたいと心から願うのでありました
2010年07月02日
コメント(0)
灰の旋律 堂場瞬一さんの作品 神奈川県警を辞し、探偵事務所の看板を掲げたものの相変わらず、無聊をかこつ真崎薫のもとに、プロデューサーの矢吹調を捜して欲しいとレコード会社の中山秋穂が訪ねてくる。矢吹は、若手バンドのアルバム・プロデュースを依頼されていたのだが、レコーディングが始まる直前に姿を消して...。酔いどれの音楽プロデューサー。失踪したギタリスト。一世を風靡したロッカーたちを切り裂く一発の銃声。みたび猟犬が横浜を奔り、音楽業界の闇に迫る。 蒼の悔恨 青の懺悔 に続く真崎薫シリーズ第3弾 今回は普通に探偵稼業にいそしんでいるのかと思いきや途中ででいきなり大事件 またしても強烈なキャラクターが出てきて今回は真崎が食われちゃってる様な印象も・・・ 相変わらず服装や車にこだわっている主人公真崎ですが1冊ごとに変化を感じます 権力を持つ者から個人で動く者への変化なのかな? 第4弾の発行はあるでしょうか?期待します
2010年06月30日
コメント(2)
宙都(第三之書)風神飛来 柴田よしきさんの作品 幻の大陸に住むという青の一族は、人類の敵なのか?青の民と時空を共にした男は、青い鱗でおおわれ、犠牲になるらしい。阿川真知は全身を鱗でおおわれつつある暮間清治とともに、ハワイ島で危機管理委員会の加藤に捕らわれていた。一方、木梨香流は、孵化した巨大な蛾・カトカラの背に乗って自在に京都や、琵琶湖の上空に浮かぶテニアン島を行き来していた。香流の恋人でビシマの攻撃力を制御できる唯一の存在・真行寺君之の前に元妻ジュディが現れる。その狙いは?そして蠢き始めた闇の神々と神官の恐るべき罠とは。 疑問がいっぱい提示されて何も明らかになることなく深まりました すぐ「第四之書」に進まないと!!と気持ちが焦ります それ位ワクワクしながら読み進んでいる自分にビックリ 明らかに私の想像&常識圏外の作品です今までこういった作品は殆ど読んだことがなかったのですが登場人物が魅力的な事も手伝って違和感なく読んでいます スケールの大きさと同時に 登場人物の多さがすごいですが丁寧な登場人物表がついているので、「これ誰だっけ?」の場合も安心 さぁ、次だぁ!!
2010年06月27日
コメント(0)
シーセッド・ヒーセッド 柴田よしきさんの作品 新宿二丁目の片隅に佇む無認可保育園の園長にして、ハイリスクな依頼も拒まない探偵が副業のハナちゃんこと、花咲慎一郎。元締めから回されてきたストーカー被害の依頼人は一見まともに見えたのだが...。園児たちの笑顔のため、優しすぎる一匹狼が新宿を駆ける。 花咲慎一郎シリーズ第3弾 ・・・またしても第3弾でした・・・計画性無く図書館で本を探すと毎度のようにはまる気がします・・・反省が足らんっ!! 保育園の園長しながら探偵稼業一体どうやって・・・と思ったら睡眠時間を削ってました またしても、やたら体力のある主人公です持病に悩む私から見たら仮面ライダーかウルトラマンかっていう位すごいです 行動力もあるし忍耐力もあるしややこしい、雲を掴むような以来もちゃんと解決していくし・・・ その上 RIKO(村上緑子)シリーズの山内練が出ています 花咲慎一郎とは因縁の関係みたいです もうそれだけでシリーズ全作読破を目指すというものです~~ 第1弾はこちら で、第2弾 第4弾もすでに発行
2010年06月24日
コメント(2)
宙都(第二之書)海から来たりしもの 柴田よしきさんの作品 破壊神=闇の神が、海より姿を現した。窒息しそうな濃密な匂いがたれ込め、天狗の三善とゲッコーの珠星、蒼星ともに隠れてその行方を見守るしかなかった。闇の神の狙いは何か?木梨香流は巨大な芋虫から振り落とされ、深い山中で、傷つき横たわっていた。しかも、飛黒烏が香流を狙っていた。一方、ビシマを操る十文字雄斗は、夜明けの琵琶湖で全裸で泳ぐ謎の女性を救助し、空中要塞テニヤン島に連れ帰った。そして、京都府警の刑事・村雨祐馬は幻の浮遊大陸を追って、ハワイに辿り着いた。それぞれの闘いは新たな段階に...。 今回の見どころ(読みどころ?)は香流と芋虫の戦い(?) ハラハラするやら、笑えるやら・・・ 過去の3作品と違い「宙都」は数冊に渡っているためかひとつひとつのエピソードがとても丁寧に書かれていて読みやすい それでもわからないことが満載 で、早く次を読みたく、なる まだ続く・・・
2010年06月21日
コメント(0)
宙都(第一之書)美しき民の伝説 柴田よしきさんの作品 京都を襲った直下型の大地震を発端とする大災厄は日本を真っ二つに裂き、列島移動は200万人以上の死者をもたらした。今や日本は、海洋地質学では説明のつかないプレート移動に乗って、ミクロネシア海域にあった。地質調査技師の木梨香流は危機管理委員会の支配する京都で夜毎、妖怪と戦っていた。ハワイ島の海岸で救出された藤島美枝と阿川真知は一緒に海底研究所から逃れた暮間清治の行方を探していた。ゲッコー族の珠星と蒼星は、天狗の三善と共に、とてつもなく邪悪な存在の出現に備え、海へ向かった...。 炎都 禍都 遥都に続くこの作品 決していきなり手にとってはいけません炎都から順に読んでいかないと訳わかりませんついて行けません 折れ曲がってミクロネシア海域にある日本日本上空に浮かぶテニアン島 衝撃的な状況です 登場人物も多くなっていますそれぞれがそれぞれの場所でそれぞれのするべき事をしている状態です 天狗がいます帝がいますヤモリがいます妖怪もいます そして今作新たに「美しき民」「ローラースケートを履いたモスラの幼虫」登場 とんでもない世界ですが惹き付けられて止まないのです・・・
2010年06月19日
コメント(0)
十三番目の人格(ペルソナ) 貴志祐介さんの作品 第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作 賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。 ホラーだってわかっていたのに手に取ってしまった作品 前半はそうでもなかったのだけど途中から怖っ! でも、先を急いで読んでしまいました怖いもの見たさなのかな??? 阪神大震災後の被災地が舞台になっています東京地下鉄サリン事件も出てきます 現実にも大変な年でした 読んでいてつくづく小説でよかったと思いましたが木村佳乃さん主演で映画化してます 【23%OFF!】ISOLA 多重人格少女(DVD) もちろん観てませんホラーは苦手なんです!!
2010年06月14日
コメント(0)
熱欲 堂場瞬一さんの作品 掏摸や詐欺師を追うなんて俺の仕事じゃないと思ってきた。だが奴等は老人のささやかな欲望と不安につけ込み金を奪うだけじゃない。被害者の生活も家庭も壊していく。この事件、仕掛け人を捕まえなければ意味がない。被害者が加害者でもあるマルチ商法の捜査は困難を極めた。そして、事件の背後にNYの中国系マフィアの存在が浮かび上がる-。 鳴海了シリーズ 第3弾 またやってしまいましたいきなりシリーズ途中に着手 第1,2弾の内容がかなり色濃く影響している上に詳しく語られないので後悔の色かなり濃し・・・ それでも本作の事件に関しては読み切り状態なので問題なし マルチ商法の捜査を扱った作品を読んだのは初めてでしたから難しく感じましたが警察というのは本当に色々な能力や工夫が必要なんだなぁとしみじみ うまい話には裏があると思え 改めて思ったのでした 第1,第2弾はこちら第4弾以降はこちら
2010年06月09日
コメント(2)
殺意/鬼哭 乃南アサさんの作品 『殺意』は、加害者・真垣徹の独白で綴られている。内なる大輪の花に魅せられ、彼は「殺人者」になる。 『鬼哭』は、被害者・的場直弘の独白で綴られている。それは刺されてから死ぬまでの3分間の意識の流れ。 の「殺意」を読みました 先に「鬼哭」を読んだせいか真垣に同情する気持ち少々で読み始めたのですが 完全に理解不能 途中までは「犯罪抑止力になりそうかな?」なんて思ってましたが 読めば読むほど深まる理解不能 う~~ん「殺意」と「鬼哭」どちらから読むのがよかったのでしょうか???何だかよくわかりませんでした・・・
2010年06月03日
コメント(2)
殺意/鬼哭 乃南アサさんの作品 『殺意』は、加害者・真垣徹の独白で綴られている。内なる大輪の花に魅せられ、彼は「殺人者」になる。 『鬼哭』は、被害者・的場直弘の独白で綴られている。刺されてから死ぬまでの3分間の意識の流れ。 「おそらくミステリー史上、かつてない試みであろう。エンターテインメントの域をはるかに越え出た力業である」と評された異色作。 元々は「殺意」「鬼哭」別々に発行された作品文庫化にあたってくっついてます で『鬼哭』だけを読みました 何も知らないで読み始めたので何事かと思いました 1ページ目にはもう、刺されてましたそれから3分間の独白ですが 長い内容盛り沢山 乃南アサさんの創造力と想像力に完敗です ただし、落ち込んでいる時や鬱っぽい時には読まない方が良いような気がします何だか気分がしんどくなります とは言いながら 早速『殺意』も探しましょう なんで殺されたのか?そこはやっぱりはっきりさせないと!!
2010年05月26日
コメント(4)
ST警視庁科学特捜班 今野敏さんの作品 多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班略称ST。 繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は一人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。 ST警視庁科学特捜班シリーズ第1弾 ST第1作の主人公は青山でした 事件そのものが色々な組織の対立や日本政府の事情なども絡んだ裏事情が出てくるので少々ややこしい感じだったのですが 読み進むにつれどんどん面白くなって読むスピードも速くなっていました 第1作だからといって説明が多いようなこともなくそれでいてSTメンバーの個性や能力はしっかり見えてくる さすがな印象を持ちました
2010年05月07日
コメント(2)
蒼の悔恨 堂場瞬一さんの作品 雨の横浜「猟犬」と呼ばれる男、神奈川県警捜査一課・真崎薫の孤独な戦いが始まる! 連続殺人犯・青井猛郎を追い詰めた真崎だったが、コンビを組んだ赤澤奈津をかばった一瞬の隙をつかれて深手を負い、逃走を許す。捜査から外されるも、青井を追い続ける真崎。 犯人が次に狙う標的とは?そして真崎、赤澤、青井を結ぶ意外な接点とは? 真崎薫シリーズ 第1弾 ハードボイルドってこういうの?? 格好を付けてるような軽口がいっぱいで服装や音楽にもやたら具体的な名詞が登場 最初は正直戸惑いましたが読み進めるうちに気にならなくなって(減って)きました。 真崎薫はこんな人間というのがしっかり確立されていて彼の視点で書かれている 私とは全く違う考えを持つ人でも読んでいて段々納得させられていくのでした 事件の途中からいきなり唐突に始まるので前作があるのかと勘ぐったほどでしたが間違いなくシリーズ第1作目 第2弾青の懺悔 第3弾灰の旋律
2010年05月02日
コメント(2)
暗鬼 乃南アサさんの作品 両親、弟妹、祖父母に曾祖母。今時珍しい大家族に嫁いだ法子を待っていたのは、何不自由ない暮らしと温かい家族の歓待だった。しかしある日、近所で起きた心中事件に彼らが関係しているという疑惑を抱いた法子は、一見理想的な家族を前に疑心の闇にはまっていく。やがて暴かれる、呪われた家族の真実とは。 数ページ読んだ辺りからはまりました~~ 面白い!! なのに、読後感は恐ろしいやら、不気味やら・・・ 価値観の変化?解放?洗脳?宗教?団体?セミナー? 詳しく書きたいけれど何を書いてもネタバレになってしまう~~ とにかくはまります
2010年04月15日
コメント(0)
鬼竜 今野敏さんの作品 修業のために「亡者祓い」をやらされている鬼龍浩一。料金は直接鬼道衆の口座に振り込まれる。日本橋にある有名な食品会社で異変が起きはじめたのは三カ月前。役員が自殺未遂をし、部長のひとりは深夜に交通事故を起こして死んだ。激しい嫉妬、妬み、劣等感、恨み...。そういった感情が陰の気を呼び、凝り固まって亡者となる。周囲の人間を虜にして、廃人にしてしまう化物。そして連続しておこる事件。 第2弾の 陰陽 とは全く違った印象の鬼龍コウイチがいて あれ? と思ったら陰陽 の鬼龍は、光一こちらの鬼龍は、浩一 別人?? そういえばこの作品では 陰陽 とは設定も少々違っていました 鬼道衆しっかり入門にはこの作品を!ただし歴史が苦手だと辛いです。 鬼の歴史、出雲衆の歴史もうちょっと詳しくなりたいな、と思ったのでした
2010年04月13日
コメント(2)
フリーター・オプ 川西蘭さんの作品 ひょんなことから探偵事務所の見習いになった青年が、張り込みをしたり、尾行をしたり、聞き込みをしたり、浮気調査から誘拐事件まで、ソープ嬢とのコンビで難事件に次々とアタックする 連作短編集 探偵見習いがどんどん探偵になっていきますそれも面白いのですが ひとつひとつの事件の描き方がとってもリズミカルな感じで読みやすかったです。 依頼のあらましなどは詳しく経過も丁寧にけれど真実に近づいた様子が伺えると・・・ こんな表現方法もあるのかと感心したりしながら、読まされました。 探偵とソープ嬢のコンビっていうのもびっくりですがなぜか、しっくり(笑)
2010年04月10日
コメント(2)
ボクの町 乃南アサさんの作品 警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。 「今風の若者」と紹介されている高木聖大・・・今風の若者に怒られそうな気がするのだが・・・? 先のことは考えない、行き当たりばったり仕事を舐めてる、自覚がない言葉遣いが悪い、格好を付けたがる先輩をアテにしてるのに、先輩を馬鹿にする、先輩のせいにする 読んでいて正直、イラッとしましたよ。私は しかしそんな聖大が徐々に変わっていくんだなぁ・・・ う~~ん今読むと腹が立つけれど昔はこんなだったのかなぁ・・・私も・・・ 一生懸命でも努力家でも熱血漢でもない金八さんのクラスで心を入れ替えてきたわけでもない でもこちらは一生懸命読んでしまうのでした 続編駆けこみ交番
2010年03月26日
コメント(2)
疑心 今野敏さんの作品 隠蔽捜査シリーズ 第3弾 息子の不祥事で大森署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。異例の任命で、米大統領訪日の方面警備本部長になった彼のもとに飛び込んできたのは、大統領機の到着する羽田空港でのテロ情報だった。 警視庁から派遣されてきた美貌の女性キャリア、空港封鎖を主張するシークレットサービス......。虚々実々の警備本部で、竜崎の心は揺れる。 アイドルを相手にする場面なんかではワクワクして読んでいたんですが・・・ うろたえる竜崎 それを読んでうろたえてしまいましたよ、私は・・・ 楽しめるどころかドキドキして先を急いで読んでしまいました。 あぁ、作者の思うつぼ・・・ それにしても私、 彼が平静を取り戻したことがこんなに嬉しいとは・・・ 本当に竜崎のキャラクターには惚れます 今野敏さんが「第4弾ではすっかり立ち直っている」とおっしゃってらしたので第4作も多いに期待!! 第1弾隠蔽捜査 第2弾果断
2010年03月20日
コメント(4)
クリスマスローズの殺人 柴田よしきさんの作品 女探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。不審に思って駆けつけると、家にいるはずの妻はおらず、海外出張へ出たはずの夫の惨殺体が...。折しもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発。メグの発見した事件もとんでもない方向へ! 失敗しました Vヴィレッジの殺人何が何でもこの本から読むべきでした ものすごく特別な非現実(?)の設定を引き継いだ続編 その特別な非現実(?)の設定を納得しないとこの推理小説は成り立ちません! 柔らか頭で読みましょう そうしたら楽しく読めます面白かったです 「コージーミステリ」というジャンルを始めて知りました
2010年03月17日
コメント(0)
硝子の殺人者 今野敏さんの作品 東京湾岸で乗用車の中からTV脚本家の絞殺死体が発見された。現場に駆けつけた東京湾臨海署(ベイエリア分署)の刑事たちは、目撃証言から事件の早期解決を確信していた。だが、即刻逮捕された暴力団員は黙秘を続け、被害者との関係に新たな謎が-。 東京ベイエリア分署シリーズ(初期) 第3作目ということは安積警部補シリーズの第3作目 何だか前半は、はきつかないというか、何だか手探りな感じです 後半になるにつれて事件が真相に近づくにつれて呆然、愕然、どっきりの内容 まさに安積班のメンバーと共に経緯を見ているそんな感じを持てた作品でした。 復活後のベイエリア分署シリーズは短編が多いですが個人的にはどちらかというと長編の方が好きかもしれません。
2010年03月13日
コメント(4)
全304件 (304件中 151-200件目)