国立登山研修所にて実施。参加者名簿は20名。
講師は富山県警山岳警備隊員である。
コダカ隊員(19年目)、ハヤサカ隊員(6年目)、
オオタキ隊員(14年目)の3名である。
参加者の自己紹介から。やまやろうは冬の
剱岳から尖山まで登っていると言ってみた。
ツェルトの張り方を復習したい。
午前中は座学であった。スライドを見ながら
メモを書きまくる。
・ココヘリは電波に指向性がある。電波が届くように
上方を向ける。岩棚に乗せるなどして救助を待つ。
・救助を求める際に必ず伝える情報は以下。
(1)どこで(2)だれが(3)どうなった(4)現在の気象
(5)いつ(6)どうして(7)その他
(1)から(4)に加えて連絡方法(スマホ、無線機)は必須事項。
・遭難した時には物を振ってヘリから見つけてもらう。
・ LIFESYSTEMSのサバイバルシェルター
や軽いテントも
ツェルト代わりに検討の余地あり。
・ツェルトは予めガイラインを付け、底部を閉じておく。
短辺2箇所をペグダウンし、片側からポールを張る。
ストック先端に細引きを巻いて長さ調整。生地の面は
張った状態にするのが大事。触れると身体が濡れる。
・ツェルトの畳み方。ガイラインと生地を交互に重ねると
紐が絡まない。結び目は作らない。
・雪崩の死者の89%が男性(理由不明)。セルフレスキュー
では18分以内の救助を目指す(生存率が大きく低下する)。
雪崩に流されたら諦めない。泳ぐ、上に向かう。
午後からは外で各自ツェルトを張ってみる。
ストックを使う場合と立木を使う場合とを
やってみる。
当会女子も二人がかりで何とか張れた。さすがに
雪の上は寒く、講習会が終わってから泊まるのは
勘弁だと思った。
立木バージョン。妖怪クタベが現れたwww
・ツェルトを張るロープはムンターヒッチで
仮固定すると、ピンと張れるし解除が楽。
写真は警備隊のアドバイスでマッシャー結びで
張ってみたもの。
ビーコン捜索について。
・捜索始めはビーコンを耳に着けて走る。信号を拾ったら
矢印に従う。
・センドモードでは20cm、サーチモードでは50cmスマホ
を離す(電波干渉するため)。最新モデルは電波干渉を
受けない。
・アウターの内側にビーコンを着ける。サーチモードでは
アウターの腹側からビーコンを出す(アウターのジッパー
を開けない)。
・サーチモード時はザックにスマホを入れてビーコン
から離す。
15時には終了。食堂で読書。
懇親会での北アルプ酒縦走は、なかなか
厳しかった。
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