今朝は、 先生の御霊を鎮めるように涼しい北風が吹いていました。めっきり秋らしくなりました。
つつじヶ丘延浄寺。急な知らせにあたふたと駆けつけた人70人ばかり。
ほんの内々で、こじんまりと、というのが先生の希望だったようですが、うたごえ指導50年余、多くのお弟子さんたちや指導者仲間が、忙しい中を駆けつけました。訃報が2日の間にどっと広がりました。和尚さんも随分慕われていた方なんですね、と驚いていました。
おかげで私も交流があった人たちや、昔の仲間と会うことができました。
真言真宗本願寺派は親鸞上人の教えを受け継ぐものでした。
和尚さんはおっしゃいました。「思い出してご覧なさい。亡くなった方と昔過ごした様子を。それが大事なんです」と。
コーラスで、歌の真髄、歌の意味を深く掘り下げて指導されていたこと、冗談や雑談を交えながら楽しく朗らかに指導されていたこと、時には厳しくグイグイと引っ張ってくださったことを・・・。次から次へと、走馬灯のように浮かんできて、悲しみで、固くなっていた心がほぐれていくのを感じました。
あ、これが供養なんだ、と思いました。今みんな一斉に過去を振り帰って楽しかった先生との思い出を頭に描いている・・・。それが先生の御霊に届いている。死者と生者の暖かい交わり・・・。何よりの供養です。
女声コーラス35周年、40周年記念コンサートで実行委員長を務めた私は、気が済むまでと、最後まで参加することにしました。
堀之内の火葬場へ。お寺に帰って初七日の法要。境内のお墓に納骨。移動はマイクロバスで16~7人。
親族は甥御さんと奥さんだけ。生涯独身でうたごえ運動に身を捧げた方でした。
境内のお墓というのが、共同のお墓で、ひとつの墓石の下に、いくつもの骨壷が入れられ、戒名と俗名が屏風のような石碑にいくつも刻まれていました。 いつでもお参りしたい時にお参りできるとのことです。こういうお墓は初めて知りました。
生前弁護士さんと相談なさって、甥御さんに迷惑がかからないようにと決められたようで、弁護士さんは葬儀にずっと最後まで参加されていました。
告別式から納骨まで、あっという間に今日一日が暮れました。
失った悲しみは大きいですが、すべての法事に参加できて、なにか重い荷を下ろしたような感じになりました。
どうか安らかに天国でお休みください。これからもいつも先生の歌の心を思い出していくことでしょう。プリマベラの練習その2 2019.07.20 コメント(21)
市川新婦人コーラスの練習 2019.07.05 コメント(12)
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