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スコットランド本土に戻る船は、午後5時半ごろバーウィックを出港する予定ですから、逆算すると送迎バスが来るのは、午後4時か4時半であったと思います。
詳細は覚えていませんが、とにかく予定通り送迎バスに乗ってバーウィック港に到着。
ほぼ定刻通りフェリーに乗ってジョン・オ・グローツの港を目指しました。
来るときはあれほど荒れていた北の海は、まるでの昨日の荒波が嘘だったように静かです。
ほとんど大きく揺れることもなく、対岸の港に辿り着きました。
それはそれでよかったのですが、問題はまだありました。
港に着いたのは午後6時を過ぎていましたから、その日の宿を探さなければならないんですね。
車を持っている人や、予定をきっちりと立てて来ている旅行者は、それぞれの交通手段を使って次の目的地へと三々五々に散っていきましたが、私のように行き当たりばったりで旅をしている旅行者は宿探しが急務です。
9月といえば、段々と日が暮れるのが早くなってきています。
明るいうちに眠る所を探さなければなりません。
地元の人か誰かに聞いたら、坂を15分ほど登った高台にいくつかB&Bがあるとのこと。
そこに向かって歩いてゆくことにしました。
周りを見ると、私のように宿が決まっていない人が7、8人いて、その人たちと一緒に宿探しが始まりました。
辺りはかなり薄暗くなってきていました。
夏の間は午後10時くらいまで明るかったのが、懐かしいです。
高台にはB&Bが3軒ほどありました。
「空き室あり」と書かれているB&Bに泊まれるかどうか、訪ね歩きます。
結局、そのとき一緒に歩いていた全員が泊まれることになったのですが、相部屋にならないと部屋が足りないことがわかります。
私はたまたま隣にいたスーツを着た紳士に相部屋でもいいですか、と尋ねると、「まったく構わない」という返事が返ってきます。
私の格好はほとんどバックパッカーで、向こうはスーツ姿の紳士ですから、ちょっと気が引けましたが、そのようなことに構ってもいられません。
空き室があっただけでもラッキーです。
ツインルームをその人とシェアすることになりました。
(続く)
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