天の王朝

天の王朝

PR

×

プロフィール

白山菊理姫

白山菊理姫

フリーページ

ハーバード経済日誌


ハーバード経済日誌(2)


ハーバード経済日誌(3)


ハーバード経済日誌(4)


ハーバード経済日誌(5)


ハーバード経済日誌(6)


古代飛騨王朝を探して


海外でのダイビングあれjこれ


海外でのダイビングあれこれ2


海外でのダイビングあれこれ3


驚異のガラパゴス(1)


驚異のガラパゴス(2)


驚異のガラパゴス(3)


歴史箱


山口博教授の講演録


古典SFの世界


富山サイエンス・フィクションの世界


ETとの交信は可能か


不思議な世界


不思議な世界2


不思議な世界3


不思議な世界4


不思議な世界5


不思議な世界6


不思議な世界7


不思議な世界8


フォト・ギャラリー


雑感


誰がケネディを殺したか


誰がケネディを殺したか2


誰がケネディを殺したか3


誰がケネディを殺したか4


カストロが愛した女スパイ1


カストロが愛した女スパイ2


カストロが愛した女スパイ3


カストロが愛した女スパイ4


カストロが愛した女スパイ5


カストロが愛した女スパイ6


カストロが愛した女スパイ7


カストロが愛した女スパイ8


カストロが愛した女スパイ9


カストロが愛した女スパイ10


カストロが愛した女スパイ11


出雲族と大和族の話(パート1)


出雲族と大和族の話(パート2)


サイド自由欄

設定されていません。
2023.02.27
XML
カテゴリ: 文学・芸術
確かゲレンデの名前は藤原スキー場だったと思います。
それほど難しいコースではなく、初、中級者用のゲレンデだったでしょうか。
伯父とはお昼を一緒に食べたとき以外は別行動で、お互い勝手にスキーをして、帰るときも自分で勝手に帰るという取り決めでした。
本当に勝手気ままでマイペースな伯父です。 

こうして一日中滑って、ふと気づくと、リフトがもうすぐ終わりになる夕方になっていました。
ゲレンデを探しても伯父の姿はありません。
きっと先に帰ったわけですね。
私もリフトで上まで上がって、記憶を頼りにゲレンデの途中からバックカントリーに入って宿泊先の温泉宿に向かうことにしました。 

しかしながら、ここに大きな誤算がありました。

高速道路の下りと上りでは、感じがまったく違うのと同じです。
来たときの道を思い出すために、何度も後ろを振り返らなければなりません。 

それでも勘違いは起こります。
何本もの尾根がある中で、私はきっとこの道だろうと思って降りた尾根が実は一本下(谷側)の尾根だったんですね。
それに気づいたのは、谷に降りてからでした。
もう一本上(山側)の尾根に再び登らなければならなくなりました。
大幅なタイムロスと体力の消耗です。
多分20分くらい余計に歩くことになりました。

この20分というのが、結構大きな意味を持っていました。
秋だけでなく冬の日もつるべ落としです。
アッという間に、夕闇が迫ってきました。 

明るいときは見えた目標物も、暗くなると見つけづらくなります。
加えて、道に迷ったことによって生じた20分間のロスで、体力も消耗しました。

気温も急に寒くなってきます。
するとかなり心細くなってきますね。
無事に宿屋に着けるのだろうかと心配にもなります。 


ひたすら寒さと孤独と焦燥と戦いながら、自分が信じる道に向かって疲れて重い足を前へ前へと動かします。
そしてようやく、遠くに温泉宿の灯が見えてきたときの安堵とその喜びようといったらなかったです。
遭難は免れました。

おそらく30分で帰れるはずだった道を1時間近くかけて戻ったのではないかと思われます。
伯父が心配して宿の外まで出てきていました。
私が「道を一本間違えた」と説明すると、「ちゃんと覚えなけりゃ駄目じゃないか」と怒られました。
まあ、結果オーライでしたね。 

で、この時の心細さとか、疲れとか、焦りとか、灯を見つけた時の喜びを作品の中に取り入れて、「冬の花」という短編小説を書き上げたわけです。 

この話のどこに「冬の花」があるのかと思われるかもしれませんが、答えは温泉宿の灯です。
小説では、吹雪の中、疲れて倒れそうになったときに、淡いオレンジ色の花の幻影を遠くの雪景色の中に見つけます。
最後の力を振り絞って、意識が朦朧としながらもそのオレンジの花畑に向かったら、温泉宿の灯であったというプロットです。

単純なプロットですが、私は同時にロマンチスト(オカルティスト?)でもありますから、ただの宿の灯の幻影にはしませんでした。
救出された主人公が小屋の中で温かいスープを飲んでホッとしているときに、外の吹雪の中では本当に目には見えない霊的な花が、見える人に見えていたのだとして結んでいます。

まあ、そのようなちょっとした6600字ほどの短編でした。
(続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.02.27 22:32:29
コメント(0) | コメントを書く
[文学・芸術] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

立山の百姓@ 尖山について はじめまして。 尖山の近くで農園を営ん…
simo@ Re:新刊『UFOと交信すればすべてが覚醒する』の解説(03/21) こんにちは。初めまして。 昨年妻が海で撮…
たぬき@ Re:ニニギの兄に祭り上げられたホアカリの正体(03/12) ホアカリ。 徐福が秦の始皇帝の使節を隠れ…
たぬき@ Re:サノノミコト(神武天皇)になぜ神が付いたのか(07/29) ジンム。と読まずに 大和言葉風味、古代語…

カレンダー

バックナンバー

・2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10
2025.09
2025.08

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: