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食堂に「汚伝九江」の額掲げ 好幹食堂に「汚伝九江」の扁額がかかげてあったという。学者らしい御仁が学生数人とこの扁額を見て件の学者「君たちこの額が教えるのは、汚いことをすれば揚子江を九つ越えたところまで伝わるということだ。汚いことをせずに堂々と世の中を渡っていけ」学生たちも納得して帰ったという。みんなが帰ったあとでおでん屋の主人に聞いたら「おでんくえ」と書いてあるのだと
January 31, 2019
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雪女白に溶け込み消へにけり 好幹雪女シリーズの一句である。俳句は滑稽・挨拶・即興といわれるがこの滑稽の部類の句である。
January 30, 2019
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寒の水ぴたりと止まる胃のあたり 好幹よく夜中に水を飲みに起きる。すきっ腹に通る水は今喉元を過ぎた。今胃の辺りだ。うん旨い
January 29, 2019
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初雪の白さを口に含みけり 好幹積雪である 何年かぶりである 前のことはいつだったか思い出せない 孫は始めての雪で 興奮し雪達磨を作っていた ものの凍らぬ国に住んで久しぶりの積雪であった
January 28, 2019
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いくたびも冬を迎えし如来かな 好幹ピーンと張り詰めた冬の空気が境内に漂っている。このやうな冬を菩薩は何千年と迎えているのである。冬に弱い私には気の遠くなる話だ。昨夜初雪でした こちらでこだけの積雪は何年ぶりかです暖冬でなかったのですね
January 27, 2019
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二度三度同じ話や温め酒 好幹以前に聞いた話をまた数日してからくり返す人がいる。これが酔っ払いだとすぐにまた話し出す相手によっては聞いたともいえず黙って聞いているのである
January 26, 2019
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湯豆腐の崩れて膝を崩しけり 好幹「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」といふ久保田万太郎の句が好きですといふ人がいたが向かい合って湯豆腐を食べていても湯豆腐が崩れかける時間になるとそれまでの正座も崩れてくるのである。
January 25, 2019
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手袋を口に咥えて外しけり 好幹右手で左の手袋を左手で右の手袋をはずせばいいものをこの人の癖であろうか口ではずすのである。
January 24, 2019
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観音の千の手先や冬ざるる 好幹西国三十三所をはじめとして多くの観音霊場におまいりしてきた。聖観音 馬頭観音など多くの観音様がおられる。千手観音もそのひとつだ。その手先がすべて冬ざれているのである。冬ざれるのは草木だけではないのである。
January 23, 2019
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風邪薬貰ひて医者の小言聞く 好幹 風邪をひいたから薬をくださいと言ったら「あんたは肺が悪いのだから気をつけなさいといったでしょう」と小言を言われながら薬をもらってきた
January 22, 2019
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魑魅魍魎引きずりまわす去年今年 好幹ちみもうりょうひきずりまわすこぞことし様々な化け物、妖怪変化。魑魅は山の怪、魍魎は川の怪であり、一般には山河すべての怪として魑魅魍魎の名で用いられるこれらには新年早々から負けてはおられないのである。一番怖いのは人間であるが
January 21, 2019
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着ぶくれて尼僧の歩みおぼつかな 好幹 歳をとった尼僧がおられる 若いときは男勝りで作務を行い修行もされたであろうによる年波には勝てない
January 20, 2019
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微笑みの弥勒菩薩や山眠る 好幹境内は不気味なほどの静けさである。観光客や信者も境内に多くいる。それでも静かである。本尊の弥勒菩薩は微笑んでおられる。そして借景の山は境内の静けさよりも静かに眠っているのである
January 19, 2019
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二上の寒夕焼けの浄土かな 好幹二上山の夕焼けはそれがそのまま浄土世界である。極楽や天国はこの世に存在するものだと思いもしたが、浄土念仏の時代は時代がそれを許さなかったのであろう。いい時代に生かされている。
January 18, 2019
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二上の山の眠りや曼荼羅図 好幹当麻寺での吟行句である。ご案内の通り当麻寺は曼荼羅図で有名なお寺で歴史のある寺である。 二上山の麓の寺である
January 17, 2019
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阿弥陀仏すくつと立ちて冬ぬくし 好幹 奈良の寺での吟行句である。ここのお寺の阿弥陀仏は立像でそれもすっきりとしておられる。私のやうなずんぐりむっくりでは無いもう少しずんぐりであったら親しみを感じるのだが
January 16, 2019
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上人に報恩謝徳冬最中 好幹高田本山専修寺でお七夜が挙行されている毎年お参りしているが今年は天気がよかったので人出が多かった知り合いにも6人会った いつもなら北風がきつく寒いが今日はそれほどでもなかった昔は家から歩いて2時間ぐらい往復で4時間ぐらいかけて行っていたが今は駐車場も完備されてよい環境であるが三女一家が駐車場がいっぱいで待ち時間も長いと言うことで会わずに帰ってしまった
January 15, 2019
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初詣頭の上を銭が飛ぶ 好幹少し宮さんへの到着が遅くなると参道は人で埋め尽くされ身動きが出来なくなる。本殿に着くのが普段の三倍も五倍もの時間がかかるだから少し早い時間に家を出て人が少ないうちにおまいりして帰ってくるのがここ数年のやり方だ。それでも本殿の前には人盛りができている参拝していると頭の上を賽銭が飛んでいくということもある。
January 14, 2019
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ひび割れて宿の小さき鏡餅 好幹 現役のころは1月3日に泊りがけで新年会をしていた。隣町の有名な温泉街で泊まり4日の御用始に出る公務員がもうひとりいたのでふたりでまだ寝ている同級生を残して出勤したものだ。その旅館の部屋には小さな鏡餅が飾られていた。
January 13, 2019
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初詣満潮なりし二見浦 好幹神宮への初詣は45年ぐらい毎年続けている ほとんどひとりで行く 私鉄で外宮をお参りして内宮に貸し切りバスで向う。そこから猿田彦神社 月読神社へと歩いて参拝しそのまま五十鈴川から電車で帰ってくる。本来は先に二見が浦で禊をしてから参拝するのだという言い伝えがある。
January 12, 2019
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明けてみて皆で分け合う福袋 好幹今の福袋は中身が見えるが昔は中に何が入っているかわからなかった。毎年のように買っていたが気に入ったものが無かったりサイズが合わなかったりでほとんど気に入ったものはなかった無駄であったが今は中身も見えてお買い得である。
January 11, 2019
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代々に続く味なる雑煮喰ぶ 好幹私の家では家で餅を搗く。だから1月の朝は雑煮である。私の家では味噌仕込で四角い餅である。全国で雑煮の味が違うと知ったのはそう遠い昔ではない。それまでは家の雑煮の味が全国的なものだと思っていた。代々に受け継がれた味があるのだ。
January 10, 2019
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屠蘇祝ひをみな大きな欠伸かな 好幹「をみな」の好幹といわれ句会に出す俳句に「をみな」を詠んだ俳句が多いらしい。先師がお元気だったころめったに批評をしない人だったが「年忘れ狂喜乱舞の女かな」と出句したところ「この女はをみなですね」と言われそれから女と詠むべきところはすべてをみなに意識しているこれもその一種だがおせち料理や大掃除で疲れきった女の人の光景である。
January 9, 2019
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御降りの御降りらしく上がりたる 好幹御降りとは新年三が日に降る雨や雪のことで新年の季語である。雨や雪も新年には遠慮して少ししか降らないというほどの意味であるが北海道や秋田ではこういうわけには行かない大雪が降るだろう
January 8, 2019
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下戸とても屠蘇の機嫌や伊勢の宿 好幹まったく飲めなくなった。もともとお酒は強いほうではなかったが勤めていたときには付き合いで飲まなければいけなかったので飲んでいた。多い年には忘年会を9回した覚えがある。下戸といえどもおめでたい酒だといわれれば屠蘇機嫌になるのである。
January 7, 2019
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初句会宿の小さき机かな 好幹以前参加していた結社では旅館で初句会をした。新年会を兼ねているため飲酒し食事をしてからの句会である。飲んでから選句をして批評をする下戸には驚いただけの句会であった。
January 6, 2019
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口癖のそれはそれはと御慶かな 好幹昔むかしのずーーーーーーーーーーと昔であるが裏千家を尼寺の尼さんに習っていた。この尼さんの口癖が「それは それは」である。何かいうと「それはそれはようございますね」から会話が始まる。新年の挨拶も同じである。
January 5, 2019
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初詣これより先は神の国 好幹宇治橋を渡れば空気が変わる。やはりここからは神の国なのである。
January 4, 2019
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平成の御世はお開き初詣 好幹毎年神宮に初詣に行く もう40数年毎年続けている ふと考えると40数年の正月達者で暮らせたと言うことである。ありがたいことだ今日も日の出前に家を出て津駅から電車で外宮に向った 外宮からバスで内宮に向う ここもおまいりを済ませおはらい街を歩き名物の赤福餅を食べここで少し休憩が出来るおかげ横丁の「山口誓子俳句館」で俳句手帳を買い求め行く先々で俳句を読み全部で三十句ぐらい詠みこんだここから約2キロ先の五十鈴川駅まで歩く今日のように天気がいいとありがたい途中猿田彦神社と月読宮をお参りしていく今年は人出が多かった猿田彦でも申年以外は行列が出来ないのに今朝は時間が早かったにもかかわらず行列が出来ていたいつもは朱印を納めないのだが今日はなぜか納める気になった平成の初詣の朱印がいただけた
January 3, 2019
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歓声のあとの静寂や初日の出 好幹車で少し走ると伊勢湾であるここからの初詣を見ようと毎年多くの人が集まる午前7時1分伊勢湾の海から初日の出が上がる この瞬間見ている人から「わあー」といふ歓声が上がる。皆はその一声を上げると手を合わせて静かになる。
January 2, 2019
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今年もよろしくお願いします
January 1, 2019
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