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陶磁器上絵付けの絵の具で、主にピンク色のことを「円子」といいます。「えんじ」と呼びます。日本画の絵の具にも同じ名称があります。臙脂とも書くそうです。臙脂色でインターネットで調べると、黒味をおびた深く艷やかな赤色とあります。上絵付けの円子の絵の具は、色目としてはピンクですね。上絵の具の場合、深く艷やかなな赤色となると前述のマロンを差します。上絵の具では円子と名乗っている絵の具もありますが、ピンクの名の付いた絵の具もあります。たぶん近年になって新たに販売された絵の具をピンクと呼ぶのだと思います。私の使っている円子色は、25円子とか1850ピンクとかとか。円子、ピンクはマロンやライラック同様、含金絵の具になります。そこそこ高価な絵の具です。大事に使いましょう。円子という色の呼名は、顔料が似合いますね。宝石を見て、「まあ!素敵な円子色のルビー」ってのはちょっと・・・ありえない。(笑)商品を載せました。見に行ってください。家族を絆を結ぶ 白磁上絵付犬筥可愛いウサギの置物 「白磁上絵付ウサギ」インスタグラム
2018.03.14

陶磁器の上絵の具は、焼成することによる科学反応で素地に定着して発色します。科学反応のため、絵の具によって混色できない組み合わせがあります。そのなかでも鉄赤が、一番混色できない絵の具ではないかと思います。簡単に言っちゃうと、鉄赤にその他の絵の具を混ぜると、赤がなくなったゃうんです。マツモトのオリジナルの犬筥です。この写真の場合、混色ではありませんが、犬の首の赤は鉄赤です。首の赤を一度焼成した後、盛絵具の白と黄色でドットを描いています。透明感のある盛絵具ですが、下に塗られた鉄赤は消えて、色がなくなっています。鮮やかな赤の上に、黄色や白、あるいは緑や青の絵の具が映えます。商品を載せました。見に行ってください。家族を絆を結ぶ 白磁上絵付犬筥可愛いウサギの置物 「白磁上絵付ウサギ」 インスタグラム
2018.03.04

赤、その3です。セレンは欠点が2つありました。一つは絵付けでのグラデーションができない。もう一つは毒性の問題。そしてもう一つ欠点があります。それは、セレンはその他の有鉛絵の具と、混色ができないのです。セレンやカドミウムという名前の絵の具どうししか混ぜ合わせることができません。これは鉄赤にも同じような混色の条件があります。鉄赤に混ぜてはいけない絵の具があるのです。このちょうちょの写真は、もう何年前だろう?2度目の登場です。このちょうちょのノベルティの花の芯。オレンジ色に見えますが、鉄赤の絵の具をオレンジ色に見えるように調色してあります。オレンジ色っぽいんです。この花の場合、花びらがあざやかな黄色なので十分オレンジ色に見えますね。上絵付けの絵の具は、調色にそれなりの制限があります。デザインの段階では表現できても、今の陶磁器の技術ではありえない色もあります。「この色はできない」ってことになります。それは焼き物に限ったことではないでしょうが。しかしその制限の中でいろいろ考えながら品物を表現していく。制限があるからより焼き物らしいのかも知れません。制限があるから面白いんでしょう。品物を載せました。見に行ってください。iichicreemaインスタグラム
2018.03.03

もう一回、赤です。赤絵の赤は、酸化鉄を主成分にした顔料で作られています。赤絵などは、朱色なんですね。鉄の錆びた色なんです。もっと赤い絵の具ないの?そこでセレン赤という絵の具ができました。セレン赤はより赤色の、いわゆる真赤な赤を発色します。例えばイチゴ、南天の実など。チカデーセレン赤は陶磁器上絵付けの表現に、大きく貢献しました。しかし欠点が2つあります。一つはセレン赤は絵の具の性質上、グラデーションができないのです。薄く塗った部分は、焼成によって顔料が昇華してしまい、色がなくなってしまいます。セレン赤という絵の具はフラットな赤しか絵付けの表現がができません。チャイナペイントなどのボカシができないのです。そしてもう一つ大きな欠点。それは原料であるセレン、そしてセレン赤の絵の具に含まれるカドミウムの毒性にあります。「カドミウム汚染」のカドミウムです。最近はセレン赤を使用した商品はかなり減りました。セレンやカドミウムの毒性を避けたデザインをするようになったのです。私も絵の具の在庫にはセレン赤が何色かあります。だけどもう使用することは、たぶんありません。商品を載せました。見に行ってください。アースカラー チェックプレートcreemaインスタグラム
2018.03.02
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