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2026.09.17
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「その救済、本当は違反ですよ!」 たいがいのゴルファーが勘違いしているルールとは?
9/14(月) 8:00配信 ゴルフのニュース

 グリーン周りのスプリンクラーヘッドからの救済

 いわゆるレジャーゴルファーのなかにはゴルフルールを“テキトー”に覚えている人も少なくないようです。今回は誤認・誤用されがちなルールを選んでみました。あなたは大丈夫?

 まず一つ目。

 「グリーン周りのカラーにあるスプリンクラーヘッドがプレーの線上にあったので、動かせない障害物からの救済を選択した」

 一般アマチュアが最も誤認している救済ルールの一つでしょう。

 グリーン周りのカラーに敷設されたスプリンクラーヘッドがプレーの線上にあって、パターでアプローチしようとすると障害になるので救済を受けた、ということです。

 この救済処置はプロゴルフ競技で目にすることがあるので、てっきりジェネラルルールと思われるのも無理はありません。でも、これは「ローカルルールひな型 F-5.1」を採用する競技やゴルフコースで認められる救済で、ジェネラルルールではありません。



 その日プレーする競技やゴルフ場が同ローカルルールを採用しているのか。そして、スプリンクラーヘッドの位置が救済の条件を満たしているのか。よく確認してください。

 アンプレヤブルの救済のドロップが元の場所近くに戻った

 「ボールはブッシュの中に止まっていたので、アンプレヤブルでラテラル救済を選択したが、ドロップしたボールがまたそのブッシュの中に戻ったので再ドロップした」

 プレーヤーはラテラル救済を選択し、元のボールの箇所(基点)から2クラブレングスの救済エリアにドロップしました。ところが、ボールはブッシュの中に戻り、また、スイングができない状況になったので再ドロップしたというのです。

 しかし、R&A発行の「ゴルフ規則のオフィシャルガイド」の規則19.2/1「アンプレヤブルの球の救済を受けた後で球がプレーできる状態となる保証はない」にこうあります。

 「アンプレヤブルの球の救済を受ける場合、プレーヤーは、ドロップした球が救済を受ける前の元の場所に止まったり、救済エリア内の別の場所で悪いライに止まるなど、好ましくない結果になったとしても、その結果を受け入れなければならない」

 つまり、ドロップしたボールが基点から2クラブレングスの救済エリア内に止まれば、ボールはインプレーで、あるがままでプレーしなければならないということ。それができないときは、再度1罰打でのアンプレヤブルを考えなければなりません。

 グリーン周りのカラー上、プレーの線上の砂を払い除けた

 「ボールはグリーン周りのカラーにあり、そこからカップまでのプレーの線上に散っていた砂を払いのけた。グリーン上だけでなく、カラー上の砂も一緒に払った」

 グリーン上の砂を払い除けた勢いで、ついカラー上の砂も払ったのかもしれませんが、これはルール違反です。なぜなら、砂とばらばらの土はルースインペディメントではなく、ルール上は地面の一部だからです。ただし、グリーン上に限って、規則13.1c(1)により取り除くことが「認められる改善」となっています。

 また、グリーン外でもそれがプレーヤーのボールが止まったあとに運ばれてきた砂――例えば、他のプレーヤーのバンカーショットで飛ばされてきた砂――の場合、プレーヤーはボールが止まったときの元の状態に復元することが認められています。



 「ティーショットのボールは林の中へ。ロストボールの可能性があったので暫定球をプレーすると、ナイスショットでフェアウェイのいいところに飛んだ。そのため、キャディーさんが(インバウンズで)初球を見つけてくれたのですが、『ロストボールにします』と宣言し、暫定球でプレーを続けた」

 ルール上、プレーヤーはインプレーのボールを勝手に「紛失球」とすることはできません。

 ルールブックの「定義」に、紛失は「プレーヤー、またはそのキャディーが球を捜し始めてから3分以内に見つからない球の状態」と定められており、「プレーヤーが紛失であると宣言することでは紛失とはならない」と明記されています。初球がインバウンズで見つかれば、そのボールがインプレーですから、プレーヤーはそれを紛失球とすることはできないのです。

 しかし、別の手はあります。規則18.3cに、「プレーヤーが暫定球でプレーを続けたい場合、そのプレーヤーは他の人たちに元の球を捜さないように依頼できる」とありますから、まずは初球を誰にも捜させない。そのうえで暫定球のプレーを続ければ、「元の球があると推定する場所よりホールに近い箇所から暫定球をプレー」すれば、ルール上暫定球がインプレーになります。



 2つの「異常なコース状態」からの救済を一度の処置で済ませた

 「ボールはカート道路近くの『一時的な水』の中にあった。その救済エリアはカート道路にスタンスがかかりそうなので、最初から『一時的な水』と『動かせない障害物』(カート道路)の両方を避けられる箇所にドロップした」

 このような場合、正しくはまず「一時的な水」からの救済エリアにドロップ。そのボールが、カート道路による障害が生じるのであれば、改めてその救済エリアにドロップする2段階救済を行わなければなりません。

 しかし、それでは二度手間で面倒だからと、一度の処置で済ませたというのです。

 残念ながらルール上、このような処置は基本的に認められません。

 「ゴルフ規則のオフィシャルガイド」の規則16.1/3 「2つの状態による障害が存在する場合、プレーヤーはどちらの状態から救済を受けるか選ぶことができる」に、「同時に2つの状態の障害がある状況では、どちらの状態から救済を受けるか選ぶことができる。1つの状態から救済を受けた後で、2つ目の状態による障害が存在する場合、そのプレーヤーはその後でその2つ目の状態から救済を受けることができる」という手順が示されています。

 そして最後に、「そうした状況では、プレーヤーは1回の処置で、両方の状態からの統合した完全な救済のニヤレストポイントによって決められた単独の救済エリアに球をドロップすることで、同時に2つの状態からの救済を受けることはできない」。つまり、一度の処置で同時に2つの状態からの救済を受けることはできないと規定されています。

 ただし、2つの障害からの救済がいわゆる「行って来い」で繰り返されるような場合は、例外的に2つの障害を避けられる「完全な救済のニヤレストポイント」を定めることができます。





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Last updated  2026.09.17 00:00:07
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