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冬の寒さがまだ残る3月の東京。 そう今日はあの後世にも語り継がれるであろう大震災からちょうど一年の日。もう一年かと月日の過ぎゆく速さをまじまじと感じ、この一年に何があったか、何が変わって何が変わらないのかを考える。この日に僕はあのリーマンショックがあり急速な世界的恐慌に以降していく直後マレーシアに移住し、移住直後に職もヴィザも保障も住む家さえも一瞬にして失い、自分もゼロな状態からゼロな状態の無人島、マンタナニ島を異国の地で異国人達と立ちあげてきた。そんな思いでの深い土地に約2年ぶりにこの日に戻ることになろうとは感慨深い。今日の出発は夜遅いので(エアーアジア)日が出ている暖かいうちに散歩がてら、飛行機の中などで読む本を探しに行った。まだ例年よりも寒さが残る今年の春、人足もまばらであったが、ある一角に人が集まっていて、寒い中人々はその歩みを止めて立ち止りその頭上を見上げていた。散歩中の犬達もその匂いにつられ立ち止る。白、朱、桃色に染まるその奥ゆかしい姿。例年よりも今年は寒いので梅がまだ見事に咲いている。梅はサクラのように派手ではないが、その慎ましげで奥ゆかしい、物をあまり言わないが芯がしっかりしていて凛とした着物を着た日本人女性のようなその姿は見る者みんなに深い驚きというよりは、一人一人の心の中でじんわりと響く、これからじょじょにやってくるあたたかな春の到来の喜びを日に日に実感していくそんなほんわかあたたかい気持ちにみんな一人一人が浸っているような光景だった。これからマレーシアに行き、コタキナバルの自然や文化、マンタナニ島の自然や海の魅力などをみなさんに紹介していくがそんなサクラのように声高にアピールしていない日本の美、日本の良さはまだまだ数えきれないほどありそういったものも含めて日本を世界にもっと紹介していこうと最近より思うようになってきた。世界のいろいろなところを紹介しながらもそれは当時に日本も発見することであり、紹介していくことでもある、今日3月11日という大震災からちょうど一年の日に世界中のいろいろなところでイベントが行われ、いろいろなメッセージが届いている。世界は一つなのだということが実感でき、平和のありがたみがわかってくる。ただ、それらをただ単に紹介したり、ありがとうという感謝の気持ちを伝えるだけではもう遅いと思う。日本がこの日を境にリーダーシップを発揮して、この日を教訓の一つにし国境や民族、宗教や人種、言葉などの差別のない世界、世界を一つに、平和な世界を作るために導いていけるぐらいにしていかないとそのためにも僕らは世界に発信していき、世界の声を聞き、実際に見て共に歩んでいかなければいけないと思う。僕は短い期間ではあるが、マレーシアという人種のるつぼで彼らと一緒に働きビジネスをしながらいろいろみてこようと思います。日本代表としてでは今から行ってきます!もし3月12日から27日までの間にマレーシア、コタキナバル方面に来る方行こうかなと考えている方は是非連絡ください。
2012.03.11
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さらにジャングルの奥地へと未知なる出会いに胸を躍らせながら突き進む。 なかなかこれが休憩なしに歩く歩くがいろいろな出会いがそこらかしこにあるので退屈しないし、不思議と疲れない。 あ!と母が急にしゃがみこみ何か小さな物を撮りはじめる。 じっと見るとただのアリだが、葉っぱの切れ端のようなものを一生懸命運んでいる。 しかも少ししかいないと思ったら瞬く間にワラワラと増えてきて行く手を遮るほどの川のような大群になっていく。 僕は微妙だなーと思ったが、ハキリアリはディスカバリーやナショナルジオグラフィックチャンネルで何度も取り上げられているらしく世界中で有名で、他のアメリカ人や、カナダ人やドイツ人のメンバーはどこどこ?と必死に探し写真を撮っていた。 ここにいる生物のほとんどが珍しいものなので、だんだん感覚が麻痺して何が珍しいかわからなくなってきて、多くの貴重な生物を撮らずに通り過ぎてしまった。 珍しいというのは結局はその人それぞれの主観であってその人にとって珍しくなければ珍しいとは言えないと思う。 ただ、一般的に珍しいというのはあって何が一般的なのかはよくわからないが、数が少ないとか貴重とかそういうのはあってその一つにやはり人間は集団や社会に左右する生物なので、ガイドがこれ珍しいんですよと言うと、おーー珍しいんだとなり、 今までただのアリとしか思わないものでも珍しくまたありがたく思えてくる。 ふと、あまり話さなく無骨な感じで表情も薄いドイツ人の旦那か彼氏の方が、あ!!と声をあげ一同がその方向に注目するとなかなかカラフルな蛇だった。 ガイドがどんな蛇か説明して、どうやら毒はないらしいが、ガイド曰くけっこう珍しいらしく、しきりに今日何で俺はカメラを持ってきていないのか!こんな時に限ってと嘆いた。 みんな珍しいというのを聞いていったん通り過ぎたが戻ってきて、長い間 写真を撮っていた。 うちの母は動画まで撮っていたが蛇の動画を撮ってどうするんだろう?と蛇は蛇的な動きしかしないし、あまり面白味がないだろうにと僕は思った。 珍しいマジックにみんな踊らされていた。 どんどん奥の方に行くにつれて、鋭く森中を響き轟くあの独特の声が大きくなってきた。 ガイドが鳴き真似をしながら進んで行く。 周りの音やわずかな動きに集中しながら歩く、枝のかすかな揺れ、どうやらやっと出会えたようだ。 ガイドがスコープをかまえ一人一人見せてくれる。 そうこのジャングル一大きな声の持ち主。 その名もホエザル。 何かホエザルという名前からか怖いイメージを持っていたが、なかなかチャーミングなクリクリした目の持ち主。 その独特の大きな声とのギャップもありこれを見るとみんな自然と笑顔になった。 4時間ぶっつづけで歩き12時近くになったので、ジャングルを抜けた海岸沿いでランチにしようということになる。 ジャングルを抜け出し水辺に着いたその瞬間奇妙な風景が目の前に見えた。 え?えーーー?? 何と白人の若者のすぐ近くに巨大なワニという光景。 しかもその若者がほふく前進をしながらワニにどんどん近づく、何かのショウかと一瞬思ったがここは自然の真っ只中そんなはずはない。 大惨事になるかと一瞬頭をよぎったが、ワニもそんなバカじゃなくすんなりと逃げる。 ワニの写真を撮りたかった僕らは、あーあと落胆し、アメリカ人のおじさんは このバカ者が!!と怒りをあらわにする。 一同バカな若者を横目で睨みつつ、適当な倒木に腰かけランチタイム。 さすがにお腹がすいたし、疲れた。 必死にサンドイッチを食べていると、こんなところも野生の王国、ヒチコックのホラー映画のように、気持ち悪いくらい大量のヤドカリが現れ、パンのくずに群がる。 その数半端ではなく一面ヤドカリの絨毯、脚の踏み場のないほど。 もううわーーーーって感じである。 その光景にも慣れっこなのかガイドはさっさとランチを食べ終え。 おもむろに海の方にスコープをかまえる。 またワニか?さっき見たからいいのにーと思っていると。 やっぱりいたぞ。 シャークだ、ブルシャークだ!!と ブルシャークってあの巨体とブルドックのようなちょっと怖い顔をした わりと凶暴なサメのブルシャークがこんなところに! しかも水深はかなり浅く、人間の背も立つのではないかと思うくらい。 肉眼でもその不気味なヒレを確認でき、しかも2匹並んで行ったり来たり何かを狙っている。 絶対にこの海では泳ぎたくない、入った瞬間脚や腕が一本なくなり そのまま慌ててビーチに戻ってくる恐怖映像が目に浮かぶ。 サメのランチにならなくて良かったと思いながら、一行は再びジャングルに入って行く。 ジャングルに入っていく時に今までと違い僕らはガイドのすぐ真後ろを歩いていた。 そう、人間の気配がすっかりなくなり、前にも後ろにも他のグループが通った感じがしばらくなかったので、こういう時が一番何かが現れる確率が高いと思い、僕は 素早くガイドの後ろ、一番動物が見られる先頭に立ったのである。 予想は的中し、素晴らしい今度こそ本当に珍しいものが目の前に現れ。 人間に気づいた瞬間逃げていってしまった。 が僕らは数秒見ることができ 後ろの人達はまったく見ることができなかった。 タイラーというイタチの仲間らしく、ガイドも数十年以上ガイドをやっているがこんなに近くで見たのは初めてだ!とかなり興奮していた。 君達素晴らしくラッキーな人達だ! ラッキーだよを連発しガイドは興奮気味に 進んで行く。あれ見たよね?写真撮った?すごいよねー?とガイドが一番興奮して喜んでいる。 この後もラッキーのオンパレード。 何か物音を聞きつけガイドが茂みの中に分け入り、スコープでとらえたものはハナグマだった。 動いてしまい全体は見れないがなかなか可愛らしいその姿。 調子に乗ったガイドは今度はトゥーカンを見せてやる!と意気込む トゥーカンは僕らが見たい動物リストの上位にあり、そのほとんどを見てしまった今は 一番見たいものである。 簡単に言うとまさにあのお菓子のチョコボールの鳥である。 しかし、自然はそんなに甘くなく、必死にガイド探し続け、すれ違った別のガイドにも聞くが、いないの一言。 スタート地点に戻る時間がせまってきている。 トゥーカンだけは見れなかったね、またコスタリカに来た時の宿題にしようと思っていると、いたぞ!と遥か高い木の上をガイドは指す。 素早くスコープを用意し、早く見ろ!と真剣に言う。 いた!!ついにいた!!トゥーカン!!美しい、何だあの色遣いと感激していると 横で母がおー本当にチョコボールだね!と感激している。おいおいそこか スタート地点に戻り、朝来たように船に乗り込みコルコバード国立公園の旅は終了した。 5時間以上歩き続けたがあっという間だった。 帰り道のボートでまたイルカと出会い、良かった本当に面白かったこのコスタリカのメインイベントは終わってしまった。 部屋に戻り母はさすがに疲れベットに横になってしまったが、興奮醒めやらない僕は外に飛び出し、このドラケ湾の散策に出る。 往復2時間以上は歩いただろうか、行きかう人々と挨拶をかわし時に話しかけられるも理解できなく適当にごまかしながら散策を楽しんだ。 ふと人気のないビーチに迷い込み辺りは夕暮れに沈みはじめた。 いいねー、今日は一日中歩きっぱなしで適度に疲労した体のだるさと 今日の数々の思い出が重なり、実際にそうなのだが わけがわからない遠いところに来た、ここは東京と同じ地球かな? いや違うんじゃないかなという不思議な感覚におそわれる。 自分が住むところとは遥かに離れた世界にどっぷり浸かる喜び それを人々は非日常と呼ぶが、現実と非日常の間には何があるのか? どういう違いがあるのか? それが現実ですと決めているのは自分たちで、その自分達が決めた社会で 僕はこの時非日常と言われている世界に居続けて何が悪いのかと思い。 非日常と言われる世界で生き続けていこう、生き続けられるためには何をすれば良いかを考え続けた。 そう今までのように僕の旅は終わらない。 僕の人生は常に旅の途上にあるようなもの自分の選んだ道に向かって自分を信じ進み続ける。それが時に茨の道だとしても自分の選んだ道を歩み続ける。 いつかその茨は消えていき、また茨にも慣れていくから 将来のありもしない出来事やまだ起こっていない病気などを怖がっているなら今というこの時を120パーセント楽しみ精一杯生きる方がよっぽど確実だと思う。 この日本から遠い遠い所の夕陽を見ながら僕はまた勇気をもらった。
2012.03.11
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今日はついにコスタリカのメインイベントずっと行きたかった、コルコバード国立公園へ乗り込む。 体調はもう万全だが、眠い。 朝5時起き朝食を食べて6時半にボートのお迎えが来る。 スピードボートで約1時間半なかなか遠い。 海は少しうねっていて、ぎゅうぎゅう詰めのスピードボートは不規則に跳ねて腰とおしりが痛くなる。 が、そこは野生の王国コスタリカ、まだジャングルに入ってないが広い広い海の真っ只中だが、イルカが次々と現れ、しまいには親子クジラまで現れる。親子クジラのジャンプ&スパイホップまで見られコスタリカは何でもいるんだなとあっけにとられる。 国立公園に到着し、何組かのグループに分かれお弁当と水を各自渡され 出発。 まずはレンジャーステーションに立ち寄り各自手続きをしないといけないらしい。 海岸線の砂浜をテクテクとみんなで歩く 歩きながら、ガイドからこれからジャングルに入っていく注意点や、動物が逃げないように物音をたてないでそっと歩くこと、歩き方の注意点などのレクチャーをうける。 何度もしつこいようだがここは動物の楽園。 ただレンジャーステーションに向かうこの砂浜でも動物はいるらしく、砂浜に動物の足跡が。 ふとガイドがこれはタピアだ! と言い一同おーーーと歓声をあげたが、 タピアってなんだ?と首を振る僕ら、 そのままガイドがついてこい!あまり物音をたてないようにと言い、森の方の茂みに木を避けながら突っ込んで行く 獣臭がするがなんだなんだ? あれ!とガイドが指を指すがしばらく何のことかわからない。 暗がりにいるのは大きな黒い物体。 おーーーわかった! バクだーーー。でかいな。それにしてもバクって本当に夢を食べるのかな?という疑問が頭に浮かぶ。 再び海岸線を歩く。 おーこれは俺にもわかる足跡だぞ! 猫だ―――, ひろしだーーー 日本語がわかったのか?「これはオセロットだ」とガイド。 オセロット? ひょうとジャガ―の中間のようなやつだが(ひょうとジャガーは同じか?) ネコ科だからネコにはかわらないぞ!とブツブツ日本語で言いながら歩く。 それにしてもどこにいても本当に様々な動物が見られる。 ガイドがいきなり何もない方向に強力スコープをかまえはじめて ほら見てみなと。 え? ワニ? なんと海の中にワニが、さっき来た時のボートから落ちなくてよかったーと いまさらながら恐ろしくなる。 レンジャーステーションに行きトイレ休憩と名前や国籍などの情報を記入し、いよいよジャングルの中へ! しかしあなどってはいけない、レンジャーステーションの裏手にはクモの巣があり いっぱいクモが、なんだよただのクモじゃんと思ったが。 これはあのタランチュランと同じように猛毒を持っているクモです。とガイドがしらーと言う。 ってそこら中にクモの巣はっているじゃんかよ!! レンジャーステーションの裏手の屋根の上にはこんな見たこともない鳥が タイガーヘレン 普通にいるがけっこう珍しいよう、みなさんラッキーですねーをガイドが連発。 数歩歩くと、ガイドがスコープをかまえる今度はなんじゃ? クモザルの家族、しかも赤ちゃんまで連れている 背中にしがみついている赤ちゃんが何とも可愛らしい。 まだジャングルに入っていってもいないのにこの素晴らしさ! ついについにジャングルに突入します。 アムロ行きまーす!! 入ってしばらくすると、急に周りからするどい獣臭がどこからともなく漂ってきた。 ふと、枯れ葉を踏みつぶしながら歩く足音がどこからともなく、近づいてきた。一瞬にしてその音に囲まれ、え?と呆然としていると、ペッコリ―の群れだ!とガイド。 ペッコリ―?とまたしても何のことかわからなかったが、その姿をみたら明らかだった。 10匹ほどのペッコリ―があまりこちらのことは気にする様子もなく近づいてきて、 地面に鼻をこすりつけながらエサを探しすぐ脇を通り過ぎて行く。 一瞬の出来事にあっけにとられ、獣臭は消えて行き、彼らはどこかに消えて行った。 ふとガイドが前方を指し、クラサオ!と叫ぶがクジャクのような大きな鳥は素早く逃げて行ってしまった。 クラサオって言うんだあいつ、日本男児のような名前だな。 ジャングルの中は静まりかえりとか書きたいところだが、海の中同様生命溢れる大自然の中では沈黙の世界というのはありえなく、そこらかしこで様々な鳥の鳴き声や、ホエザル、セミ、得体の知れない鳴き声がジャングル中に轟き、来るものを威圧する。 しばらく歩いているとそれにも慣れてきて、むしろ当然のことのようにその音が心地良くさえもなるのに人間も動物、自然の一部なのだということを実感する。 大きく素晴らしい生命をたたえているような木に出くわした。 いくつもの木がからまり共生していて、一つの大きな生命体を形成している。 それはまさにこのような命の宝庫ジャングルの中でどうやって生きていくのかが良いのかを物語っていて、また人間の世界にもあてはまることではないかと思う。 一つのちっぽけな生命単独では生きていけないが、みんな寄り集まり支え合い大きな生命、大きな共同体として生きて行こう。 それはどこかに依存する、依存し合う集合体ではなく、 個人個人を尊重し共に歩んで行く独立した強い共同体だ。 この強い生命力みなぎるコミュニティーツリーに手をあて その力を少しもらったような気がする。 何だか元気がでてきたぞーー! 適度にいろいろな生物が出てきて楽しめせてくれるので僕らは疲れを知らずに歩き続ける。 森の声を聞き、物音に耳を傾けながら、わずかな葉の揺らめきも見逃さずに 5感をフル活用し何かを探しながら歩き続ける、時に自分自身の声に 耳を傾けながら、いろいろな生命からパワーをもらいながら。 次回はコルコバード国立公園後半 出会えるか幻の鳥トゥーカン、森に響き渡る声のぬしホエザル! そして意外な出会いブルシャーク。 こうご期待!!
2012.03.10
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今日はこの旅初のダイビング。 カリブ海デビュー!といきたいところだが、コスタリカは太平洋とカリブ海に挟まれていて今日潜るのはその太平洋側のカーニョという島の周り。 たが太平洋と言っても日本や東南アジアとははるか遠く東部太平洋地域になるので、いつも見ているお魚さん達とは違いどんなものが現れるか期待がもてる。 スピードボートで45分、他に5、6人のお客さんがいるがダイビングをやるのは僕らだけらしい。 ボートはまず島に上陸し、そこで各種書類などに記入し、ブリーフィングをする。最初からあまり期待していなかったが、現地ガイドのブリーフィングは世界中どこでも同じようなことを言っていて、見れる生物もウツボとかサメとかカメとか カサゴ類とか白人の好きな生物ばかりしか紹介しない、そのような生物はまず世界中で存在していて、ここでしか見られないものを見たいのに、まあいいか。 それにしても驚いたのが、コスタリカでもこの後潜るホンジュラスでもメキシコでも器材のセッティングからタンクを背負わせてくれたり、タンク交換まで白人のショップ、白人のダイバーしかいないショップでもほとんどショップ側がやってくれること。 かなりいたれりつくせり。 フィリピンが殿様、お姫様ダイビングとか言って全部やってくれるのを売りにしているが、 実は今の世界的な主流になりつつあるのかな?(その方がお店側もコントロールしやすいし、事故が起こりにくいし、実は自分達で全部やってしまう方が楽なことも大いにある) それに考えてみると、この地域はチップの文化があるアメリカ人ダイバーが主流なのでその現金なサービス精神にもとづく考えが浸透しているのか?そう思うとあまり良い気がしないが。 とにかくタンクを背負わせてくれたり、器材をつけてくれちゃうなんてことまでしてくれるのだが、長年インストラクターをやっている僕にはこっぱずかしく、またもし万が一何か起こった場合は自分で何とかするのが一番確実だと思うので、この器材にさわっている人達が助けてくれるわけではないので、むやみに器材にさわられたくないのである。 カーニョ島の海はけっこう濁っていた。 水温25度から26度。 普段年間通して水温29度から27度の海で潜っている僕にとってはけっこう寒い! ガイドはお客さん僕ら二人だけなのに、おかまいなしに何を急いでいるのかどんどん進んで行ってしまうのですぐ見失ってしまう。 濁っているし、ガイドが先に行ってしまうので写真を撮るのがなかなか至難の業。 ただこんなに濁っているのはプランクトンや養分がこの辺りに豊富にあり、それが固まっているので、おのずと魚達はここに集まってきて群れを形成する。 濁っているので魚の警戒心が薄く手の届く距離ぐらいまで近づいてくる、むしろぶつかりそうでこっちが怖いぐらいいたるところで、いろんな種類の魚がぐちゃーーーと群れていて目の前に魚の壁を形成している。 かなり大きめの人間の慎重に近いもしくはもっとでかい奴も数匹見かける。 名前はわからないが、こいつがヌ――といきなり目の前に現れ、また通り過ぎていく。 手を大きくふると近づいてくるのか、ガイドがしきりに手を大きく振る 手を振るとヌ――、また手を振るとヌ――とどこからともなく集まってくる光景がちょっと滑稽だ。 狭いエリアにかなりの数の魚達の群れ、まるでタイのタオ島のような光景だが それもずっと見ていると飽きてくる。 その群れている魚達もわりとどこでも見える種なので むしろその近くを泳いでいるこのガイドにとっては当たり前の魚達が 僕らの潜っている太平洋地域では見られなく、珍しい。 しかし、透明度が低いと光がうまく届かないし、にごりに焦点があたってしまいピンボケが多い、うまくとれない。 別付けのライトを買ったり、もっと良いカメラにすれば良いが予算がない。 なんとか執念で撮ったバーバーフィッシュ チョウチョウウオの仲間で通常はなんとかチョウチョウウオという名前になるが、こいつだけ何故かバーバー、しかもフィッシュ。 おそらく大型の魚のクリーニングをするので、それが床屋、バーバーみたいだからバーバーフィッシュと名付けられたのだと思う。 魚の名前はたいがいあまり深い意味はないのだー 僕がどうしても撮りたくて、すばしっこくて、警戒心が強く、 ガイドにもおいていかれながら、執念で撮った キングエンジェルフィッシュ その色使いの素晴らしさ、光の加減によりいろいろな色に光る美しさ 模様の斬新さ、もう少し透明度の良いところで見たかったが さすがキング! この後カリブ海でクイーンにも出会うが また違った存在感を見せつけてくれる素晴らしい出会いだった。 一回目のダイビングが終わり、島に再び上陸 そこでランチを食べて少し休んだら二本目に出かける。 ランチは予想通りサンドイッチ、白人がほとんどなのでしょうがないが コスタリカでも米を食べているので何だか物足りない感じ。 それにしてもアジア人などまったく見かけない、何だかでかい人達がこの小さな島にいっぱいいて、別の惑星に来たような変な錯覚をおこす。 二本目は僕らがうまいことがわかったからか、ガイドいわくここらで一番難しいポイントだが一番良いポイントに連れて行ってくれるとのこと。 透明度はさっきよりはましだが、やはりあまり良いとは言えなく 今回は流れがなかなか複雑で時に速い。 カメラを持っている二人にはまたしても過酷な環境。 しかし、入った瞬間にギンガメアジの群れが現れ、かなり近くまで近づける。 水底にホワイトチップシャークが5、6匹じっとしているところの上を通過してきたが おとなしく、あまり大きくはないとはいえちょっとドキドキしてしまう。 昔タイで働いていた時にシミランクルーズのガイドでナイトダイビングをしていたら、 暗闇で背後からガンガン体当たりしてくるものがあるなと思って、ふとライトで照らすと ホワイトチップシャークで、さすがに度肝を抜いた経験があるからかな。 時に強い流れに逆らい、ドンドン行ってしまうガイドにもめげずに進む。 時にカラフルな斬新な模様のバナナマンの日村似の魚にも出会い、過酷な水中観光はハイテンションで進む。 ハイテンションと言えば、ガイドはハイテンションで水底に隠れている エイを必死に教えようとするが、僕らにはそう珍しいことではなく ああわかった、わかったよ、いたねいたね。と素通りしてしまう。 それよりもエイひれと日本酒だよね。 やはり海に潜る、海につかるというのは気持ちがよく、心を豊かにしてくれると思う。 ハワイでも今ですら、何か病気になったらまず海につかってこいと言われる。 海に入ればいろいろついているものがすべて洗いながされ、リセットされる。 ダイビング後すぐに他のメンバーが二回目のスノーケルに行こうとしているので、 僕らも言ってもいいかと聞き、またまた海で遊んできた。 たっぷり海で遊び、その後飲むビールのうまさは言うまでもない。 その後のちょっとした昼寝もまたしかり。 夢の中でも海に潜っていて、あの不思議と安心感に包まれた世界に漂う。 そう母親の羊水の中のような すべてはリセットされ、また新たな世界を作って行く
2012.03.09
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このまま勢いに乗った僕らは早朝からコルコバード国立公園の入り口がある ドラケ湾までの船が出ているとばかり思って、丸半日以上使った大移動で酷使された腰が痛いのをこらえベットから飛び起きた。 しかし、またまたコスタリカの秘境は自分達の思い通りにいかない。 まあまあゆっくり行こうや、と言わんばかりに朝一番のボートの出発時刻が11時発 もう昼やないか! とつっこみたいが誰につっこんでよいのかもわからずその時間に合わせるしかない。 小さな小さな村を散歩するが、どう転んでも小さな村なのである。 でもそれなりに楽しんじゃう僕ら。 村人はすれ違うと必ず挨拶してくれ、話しかけてくれる。(何言ってるかほとんどわからないが) 様々なカラフルな野鳥が飛び交い、バシリスクなども現れ、 小学校低学年の身長はある大きなトカゲが道路を横切る。 その図体に似合わず素早い動くに圧倒されていると、ココナッツ売りのおっさんが、 「この村ではトカゲ食べないからこのトカゲも命拾いしたなー、鶏肉に似ていておいしいんだけどなーー、」とブラックジョークをかます。 朝食をゆっくり食べ、これからの旅程のスケジュールの打ち合わせをして、 コスタリカのドンコリオーネ風ボート乗り場兼レストランのやり手オーナーにドルケ湾での宿泊先の手配を頼み ‘あとは行くだけー、ドルケ湾 向かうはコルコバード国立公園なり!’ 11時になりみんな動き出す。 そうバスもそうだが、11時出発なのだが 11時にみんな準備をしだすので、当然出発は11時20分くらい、まあ ラテンタイムだな、なれっこなれっこ スピードボートで約1時間半、順々に各宿泊先に人を降ろし、僕らは最後の方に降ろされた、灰色のビーチのはじっこにポツンとあるコテージ風の建物 部屋はここから丘を上がり、丘の上に建てられた決して豪華とは言えない山小屋風?掘っ立て小屋風宿泊施設。 ただこの眺めは最高だし、部屋が他に3部屋ほどしかなく静か。 秘境ライフの始まりである。 このエリアの宿はみな3食飲み物等付きのオールインクルーシブスタイル 周りにレストランと言えるところはほぼなく、食材を買えるようなスーパーはない。 (コンビニはある) 毎回朝はおばちゃん達が、夜は昼から勤務の背が高く、その外見とは調子はずれな高い声でスペイン語なまりの英語を話すのっぼさんが作ってくれる。 のっぼさんは話し好きで人なつっこく、特に料理についての質問をすると時にうざいぐらいに説明してくれこっちがわからないと、下の写真のように食材ごと持ってきてくれ説明してくれる。 知っている人は見事おっさん、おばさんの仲間入り、もしくはすでにそのいちみだが、ノッポさんとは昔のNHKの子供番組に出てきた、あのノッポさんに似ているからである。 たしかノッポさんは言葉を発しなかったが、言葉を話すとこんな調子のはずれた高い声なのかなと想像すると噴き出してしまう。 大人にしかわからない話題である。 ノッボさんネタで盛り上がっているところで(ノッポさんがまったくわからない若者たちよすまない)ついでに、これから3日間も苦しめられる恐怖のノッボさんデコボコ料理の存在を知らせておこう。 ノッポさんは何を間違ったか出す料理すべてがオリジナルのコスタリカ風創作料理それがおいしければ良いのだが、何とも不思議な味で毎回ウ――ンと唸ってしまう。 材料を聞いたが最後までよくわからなかったドロドロしていて、ピリッと辛い わりとしょっぱい謎のスープ。 豪快な鳥肉の煮込みに、巨大バナナのフライグラタン風 バナナが甘くかつグラタン風で食感が固く、チーズも乗っていて なかなか見た目と味と食感すべてに裏切られかつ巨大鳥肉の煮込みのあぶらっこさに 食欲がいっきに減退するという優れもの、何でものこさず意外と大食いな僕ですが、 これはさすがに残してしまった。ごめんよノッボさん。 俺にはこの味覚がよくわからん。 豚肉のココナッツミルク風煮込み、何かのフルーツソース これまた豪快な肉の塊に繊細でかつ大胆な味付け 一言で言うと甘脂っこく塩けが足りなく、途中でこれデザート?と言いたくなる不思議な味わい、御飯のおかずにするのはやめましょう。 そんなPURA VIDAな味覚を持っているノッボさんですが、 かなり優しい一面もあります。 他のお客さんの誕生日に何と!手作りケーキを作ってあげ、ハッピーバースデイを熱唱。 そうです、本当は心優しく、人好きな良いノッボさんなのです。 しかし、そのケーキは切り分けられ僕らにもおすそわけが周ってきたのですが、、、 そのケーキが殺人的な甘さなのは言うまでもありません。 今日は結局ここドラケ湾に着いたのが13時を過ぎてしまったので、コルコバード国立公園まで行くツアーが出ていなく、作戦会後の結果、 明日がカーニョ島というところで一日ダイビング、明後日が国立公園に行くことにした。 地球の迷い方ですら地図がまったく載っていないこのドラケ湾、国立公園に行く拠点になるし、空港もある場所らしいのだが、ざっと歩いてみたが周りにはほとんど何もなく 数軒のコンビニ、食堂、青空八百屋、青空雑貨店、バーばんざい、 鉄筋コンクリートの破片をおいただけの危ない橋などしかない。 これからの三日間コンビニまでビールを買いに行くのが僕の日課になり、 高台の上に立つ僕らの部屋の前に椅子を並べ、夕陽が暮れるまでビールを飲み 語るのが僕らの日課になった。 ああ素晴らしき人生よ! PURA VIDA
2012.03.07
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マニュエルアントニオの朝はまさに心地よい朝というのを絵に描いたような、快晴でこれからの大移動の不安を少し軽いものにしてくれた。 まずサンホセまで4時間弱、ここは来た時に通ってきた道なので、不安はない。 しかし、まず第一の不安は昨日バスのチケットを近くの街で購入したのだが、バスが出るのがその町からではなく、ここ国立公園の入り口の街のようだ。 じゃあチケットをこの街で売ってればいいのに!でも待てよと、そんな効率の悪いことするのかな? 本当にこの街からバスが出るのかと不安になってきた。 もし仮にこの街から出ないでチケットを買った町から出るとすると、バスに乗り遅れてしまい確実に今日中にコルコバード国立公園には着けなくなる。 昨日チケット売り場を聞いたホテルの受付のお兄ちゃんに再度聞いてみて、ここから出るとのこと でも本当にここから出るのか? コスタリカ人のラテン気質の適当さに慣れはじめている僕は疑り深くなっていた。 そう日本以外の国はだいたい適当な国が多くて結局は自分の頭で考えたり、自分で責任をとらないといけない、人まかせにしてはいけない文化なのでこういう習慣が身についてしまう。 この後の旅でもこの習慣に何度となく助けられたが、この時は大丈夫だった。 兄ちゃんありがとう! バスは時間よりも早く来てその場所では僕らのみを乗せ、スムーズにサンホセまで向かった。 ここまでは順調順調! よし次はコルコバードまでの分岐点になる街パルマルノルテに向かうバスターミナルへGO! GO!と勢いよくバスターミナルに向かうべくタクシーに乗り込もうとしたら、タクシーの運ちゃんにどこに行くのだとタクシーに乗る前に聞かれ、パルマルノルテ行きのバスターミナルだ!バカ野郎!!ばりの勢いで気合いを入れて言ったら、は??? お前そのバス亭はここだ!バカ野郎!!とあっけなく言われた。 そう、またまた地球の迷い方には違うバスターミナルと書いてあるのだが、この初日に タクシーの運ちゃんに案内してもらったこのバスターミナルはパルマルノルテまでも行くらしい。 ラッキー! 気を取り直して何事もなかったようにチケット売り場まで直行する。 そうそう、ここで今日の大移動の大まかな行程をを説明しておこう。 まずさきほどのマニュエルアントニオ国立公園~サンホセまで4時間弱 ここサンホセ~パルマルノルテまで約6時間。 パルマルノルテ~シエルペというコルコバード国立公園の入口になる場所までの船が出ている小さな町まで約1時間半の行程だ。 丸半日の大移動!! チケットはスムーズに買え、乗り込むバスもわかりこの大移動のメインイベントともいえる6時間の移動のはじまりーーー このバス、終着点がパナマとの国境近くの街まで行ってしまうらしく油断ができない。 パナマの国境地帯や秘境と呼ばれるエリアに入っていくせいか、先住民族みたいな人が多く、アジア顔に近いので親近感が持てる。 それにしてもコスタリカは人種のるつぼ、マレーシアのようにわりと近いアジア系の人々がいろいろいるのではなく、おおまかに白人、黒人、中間、アジア系、先住民族系などなどありとあらゆる髪の色、目の色、肌の色がいて同じバスに乗り込んでいる。 その中にいるので僕らなどあまり珍しくもないのか、ほとんど気にする様子がない。 相変わらず、トイレが心配なので朝出発してからほぼ飲まず食わず、こういう旅に慣れているので、どこかでストップをかけられるらしく、けっこう平気。 それよりも何よりもパルマルノルテで無事止まれるかの方が心配なのである。 その心配が悪い方向に行ってしまったのか、はたまたアメリカン航空の怨念の残党か、 走り出して、2時間ほどでバスはガソリンスタンドに止まり、そして何故かそのまま止まり続けた。 どうやら、タイヤのどこかに不具合があるらしく、運転手と修理工の人が巨大なタイヤをはずし修理している。 ものすごい手際の良さ、こういうことには慣れっこのようだ。 みんなバスから降りてその作業を見ている それにしてもこのままでは何時に着くのだろうか?予定通りでもちょうど日が沈む頃に 目的地に着く。そこから乗り代えるのが暗くなってくると難易度がましてくる、ましてや 秘境と呼ばれる地域、スペイン語しか通じないと考えてまず良い。 1時間たたないうちに修理は終了し、またバスは走る 遅れを取り戻すべくものすごいスピードでバスは駆け抜け、どんどん進んで行く しかしどこを走っているのかよくわからん。 目的のパルマルノルテがどのくらいの大きさの街なのかもよくわからん。 出発したバスターミナルで同じバスに乗り込む二人の外国人と思われる白人を見つけ、 きっとこの人達も僕らと同じ所に向かうに違いない、よしこれで大丈夫だと少し安心していたが、そのうちの一人が4時間ほど走ったところで止まった食堂で何故だかバスを降りてしまい周りにほぼ何もないと思われる場所で、大きなバックパックを背負いどこかに消えてしまった。 僕らの希望の火が一つ消えてしまった。 辺りは暗くなりはじめ周りの景色がわかりづらくなってしまった。 ますますどこで降りたらよいかわからない。 中米のバスは日本のようにバス亭などあるわけもなく、自分が降りたい所で素早く運転手がいるところまで行き、運転手に降りたい旨を伝える。 当然僕らはその降りる場所がどこかもわからないし、どういうところかも知らない。 他の人が大量に降りてくれるか、運転手が教えてくれない限りわからない。 わからないまま素通りされてしまうということもありえる。 周りの景色を見てもわからないが、たまーーに目的地までの距離が出ている看板があり またどこの街を通っているかというので検討がつけられる。 が、この時はあまかった!! 辺りはもう真っ暗。到着予定時刻がせまってくる、だがどこだかわからん。 近づいてはいると思うのだがーーー、、、 バスは頻繁に止まるようになったが、降りるのは一人や二人、しかも街らしき街がない。 その時、一瞬パルマルノルテは左方向とかかれた看板を見つけ、あれ? でもこのあと周りこむはずだよな、しかも街じゃないし小さなガソリンスタンドしかない、街とは言えない場所を通り過ぎ、やまみちを抜けバスは進む進む、 僕らの不安も加速してく。 朝からほとんど飲まず食わず、10時間を超える移動、さすがに疲労困憊 はやく目的地に着いてくれ!! 少し街と思われる街で止まり、数名が降りて行ったのですかさず、乗客の荷物を降ろしている運転手に駆け寄りここはパルマルノルテか?と聞くと、はあ?? 「ここは○○という街だ、パルマルノルテはもうとっくに通り過ぎたぞ!!」 ええーーーーーーーーーーーーーーー やばい、ここからどうしようかと一瞬の間にいろいろな方法を模索する。 とりあえずバスを降りて、この名前もない街灯もほとんどない街の暗がりで、緊急作戦会議。 しかしここがどこだかすらわからない。 ふと暗がりから白タクの運ちゃんと思われる、マンガにでてくるような、いかにも 悪そうな兄ちゃん二人が近寄ってきて何やら話しかけてくる。 「どこに行くんだ?」 僕は最終目的地のシエルペだと言い 二人は顔を見合わせ「ここからめちゃめちゃ遠いぞ」 「ここから80KMはある」 と冗談じゃないという口調で言う。 冗談なのはお前らの顔だ!とつっこみたくなったが、この時はそれどころではなく、 こいつら嘘を言ってるのかと相手にしなかったが、俺らは行かないけどと タクシーを止めてくれ、そのドライバーに事情を説明してくれた。 タクシーのドライバーのスーパーマリオに似た、人の良さそうなおじさんは しばらく考えていたが、よし私が行ってあげるよ!!ただUS90ドルだと 別に行かないならそれで良いんだけどと余裕の表情で言った。 ちょっと待ってくれと、また作戦会議。 ここで予定外の90ドルを使うのは正直痛い、だけどこのままこの街に泊まり 明日の朝また不確かな来た道を戻り、乗り換え、そしてボートに乗り コルコバードに明日中にたどりつけるだろうか? たどりつけないとすると旅程がくるい、どこかを削らなくてはいけなくなってしまう。 うーーんと考えていると。 あんちゃん達が、親切に90ドルは高いよなー、 今日はこの街に泊まって明日の朝移動しろよ、この道路の反対側からバスに乗れるからさ。 ホテルはほらあそこにあるだろと しかし、何としてでも今日中にボートの出る街まで行きたかった僕らは、 今回の旅の出資者である母に許可をもらいタクシーに乗ることにした。 しかし、90ドルは高いので80ドルだーー!と言い、まけてもらった。 ただでは転ばない五十嵐家、 実はものすごい良い人達だったあんちゃん達と握手をかわし、真っ暗な名も知らない街を出発、ここからさらに80KMの旅が予想外にはじまった。 この運ちゃん、人が良くわりと陽気なのだが、英語がまったくわからなく なかなか会話が成立しない。 いきなり何だか話しかけられ、OKか?と許可を得ようとしているらしいがいまいちよくわからない、ようやくカサ(家)という単語が出てきて、ミカサに行きたいというので あーと自分の家に行き、誰かを連れて行くのかというのがわかった。 その誰かはもちろん奥さんなのだが、何とも不思議なドライブがこうやって幕をあけた。 奥さんもニコニコしていて、この珍客とのドライブをどう思っているのかは謎だが、 この思いがけない臨時収入があり、僕らを送った後、御飯でも食べに行くのかな―と想像した。 タクシーは暗闇をけっこうなスピードで走り、ほとんど車が走っていない道をわがもの顔で爆走、時には犬を蹴散らし、ひいてしまってもまったく気にしない運ちゃん。 80KMはやっぱり遠く、逆にこっちがこんな時間にこんな距離を付き合わせてしまい 申し訳ない気持ちになってくる。 デコボコ道を通りガクガク道を通り、まったく車が走っていない道をひたすら抜けたら シエルペに着いた。 ようだ あまりにも小さな街というより小さな村。 が、もう一つこの運ちゃんは知らない問題が、 村に着きさてと思っていると、ホテルは?と聞かれ知らないとスペイン語で答えたのだが、 スペイン語を知らないとわからないと思われたようで、それはわかってるけどホテルは?と聞かれたが、ここの村のホテルがわからないんだけど、予約もしていないし というよりも根本的にホテルがあるのかこの小さな村は?と再び不安に陥ったが。 運ちゃんもこれまた親切に人に聞いてくれ、その人がまた親切に知っているホテルに 電話してくれた、がそうあまくないのがこの旅。 部屋がいっぱいらしい。 何とかこの村にあるもう一件のホテルにたどり着き。 運ちゃんと奥さんに別れを告げ、本当にお疲れさまでした! 二人でこの時はさすがに緊張もとけ、ガッツポーズ!!やったーーー やっと着いたよ―――――。 この時ほど嬉しいことがあろうことか。 今晩の寝どこを確保し、まだぎりぎりあいていたレストラン兼バーで 今日初のまともな食事を食べ、ビールを頭が痛くなるほどの勢いでがぶ飲みしこうし大移動は終わった。 明日はついにコスタリカ旅のハイライト秘境コルコバード国立公園へ さらにレアーな動植物との出会い、そしてこの旅初ダイビングも待ってるよー
2012.03.06
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お昼御飯を食べ生き返った二人は、早速マニュエルアントニオ国立公園に行ってみることにした。ガイドブックによるとわりと広いし、国立公園内にきれいなビーチがあり海でもジャングルでも遊べるように書いてある 今日は下見で明日本格的にグルグル早朝から周ろうという計画をたてた。 が、実際に公園を周ってみると意外に狭く、そして通行止めになっているコースがいくつもあった。 なにー早く言ってくれ― ざっと外周をぐるっと周ってしまい、二人で苦笑い。 「これって今日だけでいいんじゃない?」「明日見るとこないぞ」 嫌な予感が脳裏をかすめたが、気を取り直して別にコースがないか探し周る。 ガイドが先導しているグループが立ち止り何やら一つの方向をみんな見ている。 が、何を見ているのかさっぱりわからん、集中するがわからん、望遠鏡を使うがわからん、 あそこにいるよと教えてくれるがわからん、と突然母が「わかったー!」と どこだどこだ、「あの木と木の間をまっすぐ見て、奥の木の盛り上がっている枝の右上にいるよ」え!だからなになに!! 「ナマケモノだよ!」え?俺は怠け者じゃないぞ!! と言いかけたが、あ!!ナマケモノね!!と でもいない、、、、という見えない、、、、、 コタキナバルのジャングルやボルネオ島奥地のジャングルにも行き、現地ガイド並みに 動物を見つけられる、走っているボートから小さな生物さえ一瞬で見分けられるこの俺が、、、、わからん 海の中で数ミリの小さな生物をその一瞬の動きで見分けられるこの俺がまったくわからない。 数分後何となくわかったが、ナマケモノは夜行性なので寝ていて、本当にまったく動かない、つまり全然面白くないし、枝を見ているのとあまりかわらない もっと劇的にナマケモノだ!!!となると思っていたがうーーーん。微妙。 その後、木を見上げている人が続々といて、意外とナマケモノってこの公園内に いっぱいいるんだなということがわかった。 そして、何となくその可愛さもわかってきて、子供を抱いていてびみょーーうに動いたり、 そのびみょーーーうの中でも赤ちゃんはびみょーーうぐらい動いてくれるのがわかった。 なかなか味わいがあって、噛めば噛むほど味が出て来る、大笑いではなく くすっと思い出し笑いするぐらいの奴なのである。 ナマケモノを見つけてというか見つてくれたのを後から来て横からみている僕らは 勢いづいてきて、イグアナやアライグマ、ホワイトフェイスマンキーなどを見つけこの公園内をグルグル周るが、狭いぞ!!同じ道をまた戻りを繰り返していた。 しかし、そこは野生の王国同じ光景が続くわけではない、ビーチの木陰でピクニックをしている地元の家族、ちょっと小腹がすいてきたなー、クーラーボックスに入っている サンドイッチでも食べるかーとクーラーボックスを開けた瞬間、それは見事だった! ホワイトフェイスマンキーが木の上からそれを見張っていて、すかさずジャンプ、サンドイッチを見事に盗み取り、大成功!! その家族は唖然、サルはしてやったりと木の上でサンドイッチをむさぼり食う。 だがこのサルそういうことに慣れているのかパンは食べずに中身だけ器用に出して、パンは下にポイっと捨てる。 すかさずどこからともなくアライグマが現れそれを食べる、サルがポイ、アライグマがパクっと見事な連携プレイ、それを見ていた人々から大歓声と大笑い どこかのショウみたいだが、これもエコツーリズム大国コスタリカの実力ということか。 恐るべし。 しかしこのままでは、明日やることがなくなってしまうので他のルートを探す。 ガイドブックによるとちょっと戻ると別のルートへの道があるらしいが、ほとんどの人はそこには行っていない。 が、僕らは見つけてしまった、また新たな野生の王国への扉を。 そこはちょっとハードなトレッキングコースになっていて、なかなか見ごたえがありそう、 森も深くさらなる野生生物が期待できそう。 今日はもう国立公園の閉館時間まで後数十分しかないので明日へつなげた。 よかった、明日やることがある!! よっしゃーそれでははりきって行きましょう!! と気合い十分で出発、やっぱり朝の森の中は気持ちが良いし、人が少ないし これはいろいろな動物が見られる期待十分だなーと期待に胸躍らせ歩く。 と、早くも幸運の予兆が、幸運を呼ぶチョウとして有名でこのチョウだけの映画も撮られたことがあるほどに人気があり、その姿はブルーがまさに光り輝いている少し大きめのチョウ。 飛び方の優雅さやその美しい輝きは一瞬にして周りを魅力してしまう。 モルフォチョウ!! ゲット!! 昨日はまったく見かけなかったのにこのモルフォチョウ今日は朝早いせいか、いたるところにいる。幸運のオンパレードで気分最高。みなさんここの国立公園は朝がお勧めですよ。 昨日発見したトレッキングコースに入り、まずは少し山を登っていく。 足音や鳴き声などに意識を集中しつつ、こちらの足音を殺しつつ進む しばらくして、枯れ葉の上を歩く微妙な足音が、何だ? 暗がりで蠢く茶色い物体をとらえた。 ネズミ? シカ?アライグマ? いや、昨日ガイドブックでこれ見たいねーと言っていたアグーチだ!! 何とも中途半端で不格好なこの動物はこちらの気配には気づいていると思われるがあまり気にすることなく、ゆっくりゆっくり何かを探しながら動いている。 残念ながら暗過ぎて写真におさめることができず、またネットで探してもおそらくいろんなアグーチがいるのか、ここでみた不格好アグーチはでてこず、可愛いアグーチしか発見できなかった。 残念!!この頭がでかくて脚がすごく細い目玉のおやじ的な 不格好アグーチがいいのに。 この日はつきについていた、鬱蒼としたジャングルトレールを鳴き声や足音、わずかな物音も見逃さないように、わずかな視界の変化を見逃さないように、視覚と聴覚に神経を集中させながら歩き続た。 これも速すぎて残念ながらカメラにおさめることができなかったが、ふと、ブ――ンという音が耳物で聞こえ、何だハエか、うっとおしいわーと思っていたら、あれ?ハチかな? 近づかないでくれよー、目の前にいきなり現れたのはその美しい模様と愛くるしい小さな小さな鳥、その名もハチドリ。 こんなにも近くで見たのは初めてだったので、可愛く 動くがせわしなくて、その小さな虫みたいな羽でよく飛べるなーと思わず見とれてしまう。 熱もおさまり、体調もほぼ全快に戻ってきた僕は、神がかり的な、動物探索能力を発揮する。 一回通り過ぎた場所であれ?何か違和感があるぞ、しかもこの鳴き声はちょっと妙だなー、少し戻ってみようと、戻って木の上を見上げるとまさか見れるとは思っていなかった、あの鳥が!! いやーー美しすぎる!! ファンタスティコである。 どんだけの色づかいだーーと終始見とれてしまった。 普通のデジカメでみなさんごめんなさい。 こういうところには一眼とかみんな持ってくるのですが、予算オーバーでございます。 次は何が見られるのかなと、足取り軽く進んでいくと。明らかに木から木へジャンプする サルの移動の音が、なんだ昨日見たホワイトフェイスマンキーかと思って通りすぎようとすると、こっちに近づいてきたそのお方達は顔が違った。 そうおじいちゃんのような顔のホワイトフェイスとは違い、愛くるしい少年のような顔立ち、リスザルだった。 しかし、サルにはかわりなく図々しくもその愛くるしい顔を武器に使い?えさをねだってくる小悪魔的なサルだった。 後から来た白人はその魅力にまんまとはまり、えさをあげてしまうという愚かな行為を。 帰り道、ツルツルで可愛らしい眼のシカちゃんを激写し、大満足で国立公園を後にした。 二日間いてよかった! だから言っただろーーと昨日とは打って変わり強気になった僕だったが、さすがに動き周ったのとさらなる体力の回復を願うべくホテルにて昼寝を決行した。 数時間寝た後、明日のサンホセに戻るバスのチケットを取るべく、近くの街まで行き、 (地球の歩き方いや迷い方にはこの国立公園付近でチケットが買えると書いてあるが、いろいろ聞いたが買えなく、近くの街まで行って買うしかない。バス乗り場等もあいまいで情報が間違っているのでみなさん気をつけてください) 100パーセントスペイン語しか通じないチケット売り場で、どうやら明日の朝一番のバスが満席かもしくは日曜日だからのいずれかで次の時間のバスしか取れないと言うことだと思うが、その時は何を言っているのかわからなかったのでだんだんめんどくさくなり まったくの無視に入ろうとするおばちゃんと格闘し、またバスでホテルのある小さな町まで戻ってきた。 夕暮れまで後1時間、白い砂浜のビーチで寝っ転がり、不覚にもまた寝いってしまい 起きたら夕陽がちょうど沈むところ、慌ててコスタリカの太平洋側に沈む夕日を激写。 ジャングルもいいけど、海もいいなー、夕陽も最高だなーー これはまさに PURA VIDA(プラヴィダ)直訳すると純粋な人生ということだが、 いろいろな意味で使われ、いい感じとか、元気とか、いろいろな挨拶、感謝の言葉にも 使われるらしい。 まさに言葉には表せない素敵な風景をみなさんの感じるままに 受け止めてみてください。 PURA VIDA!!
2012.03.05
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サンホセの朝は思っていたよりも寒く、まだ体調が万全ではない僕は 当初の予定では今日、コスタリカの最後の秘境と言われているコルコバード国立公園に行きその後なんとか国立公園に行く予定であったが、 それはきついと判断し、わりと近くアクセスも良いマヌエルアントニオ国立公園に最初に行って体調を整えることにした。 ホテルでタクシーを呼んでもらい、バス亭まで行ってもらうのだが、ここからあるショッキングな現実が露わになってくる、コスタリカは観光立国でエコツーリズムの先進国と歌われているので勝手に英語がバンバン通じる国だと思いこんでいたが、ところがどっこい!ホテルや観光地の一部では通じるがこれがなかなかどうしてまったく通じないことがほとんど!! 呼んでもらったタクシーの運ちゃんがまず英語がまったく通じないのだ。 そして追い打ちをかけるように、地球の歩き方改め迷い方に書かれていたバスターミナルは今は違うところに移っているらしく、それすらも知らなくしかも何を言っているのかわからないので、どんどん地図とは違うところに連れていかれる二人 この運ちゃんなかなか親切だったようで、わざわざ無線で確認したり、バスターミナルの人にマヌエルアントニオ行くよね?っと確認までしてくれた。 おー着いた―と喜ぶ二人だったがそんなに人生は甘くなく、 チケットを買う窓口の人もスペイン語オンリー、本当にこのチケットでいいのか? という不満が常に付きまとう。 これから中米を旅して行くのになんといっても旅行客の大半はアメリカ人やカナダ人だから英語通じるだろーと高をくくっていた僕は、ことごとく裏切られ遂には開き直り、スペイン語の面白さに気づいていくのだが まったくスペイン語がわからなかったわけではないのだ 昔取ったきねづか?かよくわからないが、フィリピンの公用語タガログ語や、特に僕が現地の人になんだーフィリピン人なんだね!と間違われるくらい話せるヴィサヤ語は スペイン植民地時代のなごりでスペイン語がいろいろなところに混ざっている、数字や曜日、時間はほぼ同じで、これスペイン語だったんだと日々新たな発見があるぐらいけっこうスペイン語が混じっているので、そのフィリピンの言葉から来る怪しい 単語の羅列エスパニョールで何とか乗り切ることができるのである。 バスのチケットを買うのにも時間や料金は数字なのでわかるし、どのくらいの時間かかるかや何時に出発するかなども確認できるのである。 フィリピンで働いていてよかったーとこの時つくづく思った。 近いと行ってもマニュエルアントニオ国立公園までは4時間近くかかる サンホセを出るとどんどん山を下り、太平洋の方に森に向かい進んで行くので、だんだん 気温が上がり天気もよくなってきて、1時間ちょっと走ったら半袖でちょうど良い気候になってきた。 やっぱりこれだよなーー、きたっーーーーーー!!と体調が一気に回復してきた。 南国育ちの僕にはこの気候が一番肌に合っている。 とはいえ、移動中は言葉もわからないし、どこで止まるかもわからないので トイレの心配もあり、ほとんど飲まず食わずでいるようにしている。 バスは順調に進みエアコンはまったく効かないがそれが僕らにとっては幸いで3時間半をすぎたあたりでどうやら国立公園のすぐ近くまできた。 中米全体で言えるが、バスはだいたいどんな時でも出発が15分から30分は平気で遅れるが到着はけっこう定刻通り到着するという不思議なもの、遅れることを見込んでの到着時間の設定なのか、到着時間に合わせてわざと出発時間を遅くしているのか謎である。 だがこの時はまだアメリカン航空の怨念が残っていたのか、あと20分ほどで到着というところでバスが原因不明のアクシデントで止まってしまった。 運ちゃんが裸になり懸命になおしているようだが、あきらめがかなり早くすぐにあきらめてバスの中に戻り寝てしまった。 ここからどうすればいいんだと呆然としていると、英語が話せるおそらくゲイのカップルの片方のゲイが今の状況がつかめているかい?と話しかけてくれた。 一瞬お前ら二人のことか?と頭の中がいらぬ方向に向かってしまったが、我に返って よくわからないと尋ねると、他のバスを呼んでくれてそのバスが向かってきているから ここで待っていろとのこと。 この二人はどっちがどっちの役なのかなーとかいらぬことを考えながら待っていたら バスが来て、すんなりと目的地に着いた。 いきなり目の前に太平洋が広がる白い砂浜のビーチがどーーんと広がり おーーーついに来たぞ―――とテンションが上がったが、まずは今夜の寝どこ探し 歩いていると東南アジアにもよくいる、ホテル紹介人が。 ホテルを紹介してそのホテルからマージンをもらういわば一人独立ホテル代理店 いつもなら無視するか断わるが、このおっさんしつこくそして、スペイン語通じないのもおかまいなしに普通に話しかけて来る、何故だかいやらしさがまったくなく、笑顔が素敵なツワモノおじさん。 しょうがないから紹介してもらうホテルまでついて行くことに、それにしても 4時間前までいたサンホセとはうってかわり、あつい!!少々暑すぎる 今回の旅行は僕が、すべてのコーディネートや通訳、ダイビングでの安全管理などなど をやるので、母がお金を出してくれることになっていて そこまで貧乏旅行でなくても良いはずなのだが、バックパックを二人ともしょっているからか、身なりなのか、おじさんいきなりドミトリーがある一番安いクラスのゲストハウスを紹介する。 母と旅をしていて、ドミトリーはないだろうと思ったが この後の旅でも度々教えてもらったり紹介してもらう宿はかなりの安宿ばかりなのである。 貧乏旅行が体全体、オーラにも染みついちゃったのかな―と、毎回思った。 決めたホテルはなんと、国立公園の入り口の目の前で国立公園の名前がついたホテル。 割引を希望したら、いきなりスペイン語になって、数字なら得意な僕はすんなりと割引をさせた。 が一日目はおっさんにマージンを払わないとダメだから割引できないんだごめんよとあっさり、おっさんもごめんねとにっこり みんな正直でよろしい!と即決二日目から5ドル割引してもらった。 暑い中けっこうな距離を歩き付き合ってくれたおっさん最後にチップとか言われると思ったら、まったく何も言わなく笑顔でありがとうと固い握手をかわして別れた。 本当に良い人だったんだな―と 移動が終わり、断食明けのイスラム教徒のように、即効水を飲み、近くのレストランで待ちに待った昼食をとった。 今思うとコスタリカの観光地は他の中米諸国やメキシコと比べても物価が高く、最初の目的地だからすんなり払っていたが、一番最後だったら高いなーと思っていたと思う。 料理もメキシコやグアテマラに比べて種類が少なく、工夫がなく 自然遺産や動植物の観光資源でもっているが、自国の文化をもっと発見、盛り上げていかないと飽きられてしまうなと思った。 いろいろな人種が混じり合い、いろいろな新しい文化が交錯しているのは面白いのだが、まとまりがなく、一つの国としての文化、歴史ある独自の文化が少ないようで欧米諸国に観光地なども合わせている、独自の面白味にかけていると思った。 フィリピンにもまったく同じことが言えるのだが、コスタリカは自然遺産が豊富な分そういうところのアンバランス差が特に僕には感じられる。 日本人やアジア人の旅行者をあまり見かけない、バックパッカーはほぼいない、ヨーロッパのバックパッカ―も比較的他の国に比べて少ないのはそういうこともあるのかなと思った。 しかし、そのお得意の自然遺産は素晴らしいものであり、その素晴らしさをこれからまじまじと見せつけられることとなる。 どうだアンバランスで悪いか! これがうちの売りだ、気に入らないのだったら来なくてもいいよー、と言わんばかりの動植物のオンパレード、メリーゴーランド? 次回からは写真も交えて紹介していこう。
2012.03.04
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いつも思うことなのだが、アメリカ系の航空会社は何を効率的と考えているのか? チェックインを例のごとくやたらややっこしく時間が余計にかかる、結局は頻繁にエラーになり従業員が余計にかけつけるチェックイン専用マシーンでなんとかチェックインを済ませ。 荷物のチェックインは別カウンターでちゃんと一人か二人ついてやるんかい! じゃあ最初から全部そおせえーー!!とつっこみたくなる時間が二倍かかる チェックインの一連の作業をイライラしながら終えて飛行機に搭乗した。 世界で一番利用者が多いと言われているアメリカ航空はどんなものなのか? 期待を抱く前にことごとく失望させられる。 搭乗してすぐにフライトアテンダントが 男女ともかなりの高齢、つまりおじいちゃんおばあちゃんばかりなのである。 そして、昔はスリムで採用試験のようなものも受かったみたいだが、今は関係ないも――ンといわんばかりの体系の方々ばかりなのである。 そして追い打ちをかけるように、機内アナウンスを話す人が、おいおい大丈夫かこのばあ様は!途中で死んじゃうんじゃないかと思うほどのしわがれ声でのアナウンス、そして不気味な間、この人たちこそこれから12時間ほどのフライトに耐えられるのか? それよりもいざとなったら人を助けたり、的確な指示を送れるのか?この飛行機でだけは死にたくないぞと本気で思った。 案の上その素晴らしい体系の方々は、通路側に座っていると非常によくぶつかってこられる。これが若かったら少しはましなのだが? 謝りもしないのは向こうがもうなれっこってことなのかな? イア―フォンはかなり粗末なもので途中見事に耳にあたり部分が真っ二つに分裂してしまわれるし、接触が悪く、接続部分をしっかりおさえながらかつコードをまっすぐに保っていないと音がよく聞こえないし、なかなかてごわい。 しかもこの手ごわいお方が、なんと2ドルで売られている。 次のフライトでそれが使えるようにという意味がわからない宣伝文句をつけて。 機内食はいまだにこんなものを出しているのか?と疑いたくなるような、今の機内食が昔に比べて充実してきた傾向を根本から打ち壊すようなひどい、ひどすぎるものだった。 酒類はワインすらどこかに隠して持っているし、酒は飲んでくれるな!と言わんばかりのオーラが満ち満ちていて、周りを見渡しても誰も酒類を飲んでいない フライトアテンダント様方は、年齢が異常に高くすばらしい体系なだけでなく、やたらと怖いのである。 これは経営破たんをするのも無理はないなー、ローコストキャリアー(LCC) がどんどん出てきて、航空業界全体に大きな変化がおとずれているのに、 いままでの航空会社がLCCに対抗するためには、サービスの質や量を増やしたり、 圧倒的な差別化をはかり、何故高い運賃を払ってまでもそれに乗りたいのかという 大きな付加価値をつけていかないとダメな時代なのに。 高級ホテルのように高級ファイブスター航空会社みたいなのが現れてすべてエグゼクティブな対応をしてくれる方がよっぽどこれから受けると思うのに、 アメリカン航空は本当にちゅうと半端でかつ恐ろしくけち まあある意味、すべてがひどすぎる、なかなかひどすぎて忘れないという青汁的な? 宣伝効果もあるといえるが。 少なくとも僕と母はこんな会社潰れてしまえー、ばーかばーかと言い続けた。 実は出発数日前に高熱を出してしまい、39度を超える熱がずっと続き 意識朦朧のまま荷づくりをし、顔面蒼白でバスに乗り途中で降りたいと何度も思ったが 空港にすらまだ着いていないのにこの旅は終わりかと思うと寂しすぎるとぐっとこらえた。 12時間のフライト中も具合は悪く、だが現金なことに、ダラスに着いた時は体調が良くなってきて、食欲まで出てきた。 これからの旅を思うとワクワク感の方がまさり熱が吹っ飛んでしまう。 さらにダラスから4時間、この旅最初の国コスタリカの首都サンホセに着いた。 サンホセは標高1000Mを超える高地にあるので、常夏の国とはいえ、気温が年中夏の軽井沢くらいで朝晩はなかなか寒く、天気が何故だかいつも悪く、 具合が悪い僕にはなんだよーとがっかりさせられる気候だった。 到着したのがもう夜だったので、予約しておいたホテルにタクシーで直行した。 が、アメリカン航空の怨念か予約したホテルに着くと、確保しておいた部屋がある棟が今問題がありそこの棟の人達がみんな他のホテルに移ってもらっているという、 そこまでのタクシー代から何から何までこっちがもつから今すぐ移ってくれとのこと、しょうがなく移ったが、本当に本当だったのかな?と疑いたくなるくらいホテルのレベルがどうみてもさきほどより低い。 このホテル音が素晴らしく筒抜けで、夜中どこかの部屋でどんちゃん騒ぎがあり起こされるというおまけつきだった。 しょっぱなからなかなか厳しいなこの旅と思っていたが、まったく考えが甘かった。 アメリカン航空の怨念か?はたまたこれがコスタリカでは当たり前なのか? ただ運が悪いだけなのか? 度重なるトラブルと、厳しさはこれからどんどんエスカレートしていく、大丈夫か? 五十嵐家! 具合が戻っていない僕と52歳の母の過酷な旅はまだはじまってもいなかった。
2012.03.03
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私は1月の末から3週間かけて中米5カ国を周ってきた。 中米のことを書くのは単に自己満足で、この3月に行くコタキナバル&マンタナニ島にも関係なく、またこれからやろうとしているフィリピンの楽園創造計画とも異なっていると思うかもしれない。 実際にそうなのかもしれない。 しかし、私が信じて疑わないことは、すべての物事はどこかでつながっていて、真剣にそれらに向き合えばすべての物事に意味があるということ。 プリンシパル(物事の本質)はシンプルで何をやろうが共通していて、そう大差はないということだ。 何が言いたいかというと、僕のこの旅はこの3月に行く仕事にも大いにつながっていて かつ、楽園創造計画にとってもすごく重要なものということだ。 話せば長くなってしまうが、最近の僕は旅というものが仕事になってきていて、かつ 普通の観光地を巡る旅では自分自身が何よりも満足しなく、それだったら仕事をした方がよっぽど面白くなってきてしまっている。 何か大きな目的がある旅でないとなかなか時間とお金というリスクをおかしてまで行きたいなとならなくなってきてしまった。 そこで今回の旅は、母親が会社の立ち上げから関わっていて5年間本当に早朝から真夜中まで休みが月数日しかない中で、おそらくストレスで大きな円形脱毛症が頭中に出てしまうまで奮闘し、本当にパンが好きで毎日毎日、休みの日まで好きなパンの勉強をし、技を磨いてきた。 この会社と共に自分も成長し、将来パンについてのパンを書くことを夢に歯を食いしばり 睡眠不足と加齢に伴う体力の低下もものともせずひたすらがんばってきた。 しかし、パンのことに関しては素人で暴走癖のある社長のあまりにもひどくなってきたやり方に、適当さに嫌気がさし、もうこれ以上は付き合っていられないと、パン職人としてのプライドもあって会社をやめてしまう。 やめたらやめたであっさりしていて、今までにやれなかったことをと けっこう日々忙しくセミナーや習い事に行き、一人で小笠原に行ってしまった。 そんな中で、世界一周したいなという話が持ち上がり、ただ世界一周するのはあまりにも安易で面白味がなく、目的を持って今まで遠くて行けなかったところにポイントを絞り行ってみたらどうかと提案し、毎年二人で行っているダイビング旅行+アルファーで 今回の旅行が決まった。 母の目的は、カリブ海でのダイビング、カリブのリゾートでのんびりリゾートライフ 中米特にメキシコのおいしいものを堪能すること、おそらく今までの人生とこれからの生き方をみつめること。 僕の目的は、カリブ海でのダイビングを通していろいろなダイビングショップを見ること、 海やポイント観察、他のダイバーが何を求めているか自分がお客さん目線で見れること、 いろいろなリゾートやホテルを見て学ぶ、いろいろな観光地を見て学ぶ 特に中米諸国の観光地としての魅力、将来性、何がもっと必要か、もし自分がこの土地をプロモーション、紹介していくとしたらどうするか、どうすればよいかなどはよく観察してこようと思った。 前置きが長くなってしまったが、こうしてまず旅に出よう、どういう目的を持って旅に出よう、ではどこに行こうとなり僕らの旅が始まった。 この旅行記を書くことはまた、日本中に旅行記は溢れているが、プロ目線で世界の海、特に日本人ダイバーが少ないカリブ海のことを紹介しているものが極端に少ないこと、 またもしかしたら、フィリピンやコタキナバル、マンタナニ島などに行きたいと思っていて、そこを紹介してくれる誰かを探している場合にも僕という人間を知ってもらえる良い機会にもなるかなと思っています。 今回の旅で主にジャングルや海でいろいろなガイドと呼ばれる人達や、旅行会社の人達にお世話になりましたが、やはりその人達の人柄が案内してもらう前は一番気になり、また終わった後も印象に残っているものでした。 今回の旅もいろいろ人から人へ紹介してもらい、より良い旅ができたと思いますが、 やはり現地に住んでいるまたは住んでいた人間で、自分に合うなと思う人が一番自分にとって良い情報をくれます。 こうして僕らのちょっと厳しい目線からの旅ははじまりました。 まずはテキサス州ダラス経由コスタリカからスタートです。
2012.03.02
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