記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2003.01.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日の話の続編になってしまうのがとても厭なのだが…。

今日もセンター入試である。
雪が降らなくて良かった。初日は良い天気で、今日は曇りながらも持ってくれた。夜になって冷たい雨が降り始めたが、雪になる気配はない。嬉しい。ウチの子、雪が降るとお蔵入りになるから(^^;

本日も気分があまり宜しくない話である。
今日を含めて2日間、一緒に仕事をした人の一人は、柚木崎の片割れの高校時代の友人の一人と、去年結婚したばかりの新婚ほやほやの人である。片割れの友人であり、柚木崎も顔見知りの旦那さんを持つ彼女が、この2日間、柚木崎と目線をあわそうとしない。それどころか、話し掛けもしない。こちらから話し掛けても聞こえない振りをするのだ。いったいなにがあったのだろう? と思っていたら、理由が判明した。
例の勘違いしている人が、休憩の合間を縫って、彼女に会いにきたのだ。慇懃に「出てってくれない? 話ができないの」という。厭な言われ方だな、と思ったが、仕事の話をするのであれば仕方がないので、席を外した(こちらも休憩時間なのだが)。廊下に出たとたん、大きな声がした。
「言った通り、話してないでしょうね? あなたは裏切らないよね?」
……裏切るってなんだ? 柚木崎は、裏切った覚えは一度もない。片割れに会うのにお世話になった人だと感謝こそしているが、こちらから裏切ったことなど一度もない。なおも声が続く。
「人のモノを取った奴と口をきいたら、あんたも性格が悪くなるよ。やめときなよ。一緒に仕事してるってだけでも厭なのに…」


こういうことをしていて、いいことはあるのだろうか? 何か自分にメリットはあるのだろうか? ばれなければいいのか? 自覚しようとしないのか? いったい何があの人をこんなに変えてしまったのだろう?
時々夢に見る。
以前のあの人に戻った夢である。以前のように明るく、さばさばしたあの人に戻って、柚木崎と歓談している夢である。目が醒めるととても悲しい。二度とあの頃のあの人は戻ってこないのを知っているから。大事な大切な友人を、柚木崎も片割れも失ったのだ。





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Last updated  2003.01.21 09:38:49
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