記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2003.10.14
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今週は変則的に休みがある。

その休みの一日が今日だったので、
仕事関連で銀行と郵便局に行かなきゃいけない用事があったのもあり、
雨が降っているが、ふらふらと出かけることにした。

雨は小降り。止む気配なし。
のんびり歩きながら銀行まで。
鴨が少し水量の増えた川を、流されて遊んでいる。
ちょっと寒いがいいかもしれない。

銀行で振り込み及び入金をすませ、
郵便局で支払いを済ませ、
ふと今日は買い物をするにも適した日だと思い出した。
火曜日は近くのスーパーで100円市をやるのである。
雨も降っているからあまり買い物をしないようにしようと
それでも覗きに立ち寄った。

立ち寄ってしまうと結構買ってしまうもので、
持って行った買い物バッグに入りきらず
レジ袋というのだろうか? 
あの袋をもらうことになってしまった。
もらうつもりはなかったのになぁ、

そう思いながら詰めていたときのことである。

同じようにいくつか買った品物を袋に詰める場所がある。
そこはもちろんテーブル状になっているし、
食べ物を含め、買った品物を一時的に置くところになっている。
柚木崎が詰めているところとは別のところ、

親子連れが同じように品物を詰めていた。
それだけだったら気にしなかったのだが、
2~3才くらいの男の子が
一生懸命そのテーブルに足をかけ、登ろうととしているのである。
母親は叱るかな、と思いながらその背中を見ていた柚木崎は
その母親の取った行動に目を丸くしてしまった。

子どものその行動に気づいた母親。
いきなり子どもの両脇を抱え上げ、
靴のままテーブルの上に乗せたのである。

子どもは大喜びで飛び跳ねる。
土足のまま、テーブルの上で飛び跳ね、
ビニール袋の設置されているところをたたき、
引っ張り、どこまでも引き出して、一部破損したのが見えた。
悪行の限り、というべきかもしれない。
目の前で詰めていた女性が目を丸くして見ている。
しかし、母親は気に留めない。
自分の子どもがやっていることに全く目をやることもなく。
自分の物が詰め終わったら
何事もなかったかのように子どもを抱き寄せ、抱え上げ。
さっさとその場を立ち去ってしまったのである。

柚木崎も、なにも言えなかった。
一緒のテーブルにいた女性も、なにも言えなかった。
柚木崎は場所が少し離れていたからという
言い訳に近いことを自分に言い聞かせているが
やっぱり言えば良かったと後悔している。

お母さん。
子どもは叱るべきじゃないのか?
一時的にとはいえ、食べ物も載せる場所。
土足で乗っていいところではあるまい。
自分以外の人も使うところだという認識を
お母さん自身も持つべきじゃないのだろうか。
悪いことをしているなら、
きちんと叱るのが親の役目じゃないのか?
褒めるところはきちんと褒めるのが親じゃないのか?
親だからやらなきゃいけないことがあるだろう。
親じゃなければできないこともあるだろう。
親は、きちんと
その「義務」を果たさなければいけないのではないだろうか。

今でも気持ちがもやもやしている。
やっぱり離れていても言うべきだった。





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Last updated  2003.10.15 12:34:19
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