記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2003.12.02
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柚木崎の実家では、セキセイインコを飼っている。

今までもずっと飼っていた。
この間、この子で何代目だ? と母と数えて
8代目くらいになることが判明。
短命だったのも多いが、
そんなに長く飼っていたのだな、と感慨深くもあった。

さて、現在のセキセイインコ。
名前をなぜか「ゴロー」という。

兄貴のところに娘が生まれて
その名前と柚木崎の名前を組み合わせると、
どうもつくばいに書いてある文字になるというのである。
残念なことに、柚木崎も母も、もちろん片割れも
誰一人として親父様のこの言葉、分からなかった。
だから、「はいはいそうですか」と聞いていたのだが、
そこからどうやら「吾郎」とつけたようなのだ。
(あとで調べたら、龍安寺のつくばいがこれらしい)

親父様が名前を付けたインコはこれが初めてで
それ以外は全て母がつけている。
一番最初に飼った白文鳥は、譲ってもらった子なので


母がつける名前は、「ぴー」がつくのが少ない。
季節にあわせた名前もあったりしてバリエーション豊かだ。
杏がいて、若葉がいて、
モグ(ご飯をモグモグよく食べたから、だそうだ)がいて、
あいこ(みんなに大事にしてもらいたい、という思いから)がいて

そういえば「ぴー」がついたのは
「ぴーすけ」(この間までいた子)と
「ぴぴ」(ちびの前)だけのような……。
どちらのネーミングセンスが良いか、というのは……
あえて明言しない方が良さそうである。

どの子もみんな、
親父様のことも母のことも、
もちろん柚木崎や兄貴のことも癒してくれた。
みんな個性があって、面白かった。
忘れることなど出来るわけがない、大事な家族である。

歴代のインコたちが雛の時
母が育てるために使っているエプロンは未だに健在で、
友人知人の間から「子育てエプロン」と呼ばれている。
胸元にチャックのついた大きなポケットがあり、
その中に入れてどこにでも連れ歩くのだ。
現在、そのポケットにはゴローが入っている。
覗き込むと「ひよひよひよひよ!」と抗議する。
多分寒いのだろう。
この間の釣りの時には
ペットボトルに少し手を加えて
簡易巣箱を作って連れてきていたり、
巾着袋の中に入れて連れ歩いたりとまたバリエーション豊か。
それで大丈夫なように慣らされてしまうからだろう。
どの子もそういうお出かけ方法で平気だったりする。

今度のゴローにも、
先代のちびた(呼ぶときはこう呼んでいた)並に
長生きをして欲しいと思っている。
ちびすけ





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Last updated  2003.12.03 11:19:55
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