記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2004.01.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
明日明後日の仕事に関することで、
今日は連絡会がある。
毎年この時期にある恒例行事で、
連絡会自体も仕事の終わりの時間近くにやるのが通例。
しかし、今年は何かが違う。
何事も早い気がするのは気のせいだろうか。

連絡会開始時刻は14時。
どう考えても通常の仕事が慌ただしい時間である。
だが、行かなければならないのは分かっている。

万全に準備を整えたはず……だったのだが。

予想外のことはいつでも起こるもの。
それを実感したのは14時まであと10分に迫ったときのこと。
人の出入りが激しくなった。
どうやら、上司の一人が何かをやったらしい。
そして、その上司は……いない。
どうやら少しの間、席を外しているようだ。
当の上司は今日帰ってしまったらあとは4月まで来ないのである。
探す方としては必死になる。
このままでは行けそうにない。

仕方がないので、担当部署に電話を掛けた。

「仕事が一段落したらでいいですよ」
助かった。
出来るだけ早く行きますので、と答えて電話を切った。
だが、1時間を過ぎても、まだ行ける気配はない。
……もう一度電話を掛けた。

あとで出ている人に聞くので、力仕事の方はなるべく行く。
そういうと、相手は苦笑気味だった。
仕方がない。そういう部署にいるのだ、柚木崎も相手も。

電話を切って5分もしないうちに電話がかかってきた。
人の対応をしている真っ最中、少し困ったが、出ることに。
明日明後日一緒に仕事をする人からである。
「持って行くものがたくさんなので、至急手伝いお願いします」
いうだけいって切ってしまった。
……やばい。行かねば。
こうなるともう、仕方がない。
背に腹は代えられない。

手近にいた上司に声を掛けた。
「済みません、この件、お願いしてもいいですか?」
結構普段から仲の良い上司だったので、快く引き受けてくれた。
助かった。これで行ける。
要領等を手短に話して、
取るものもとりあえず一気にダッシュを掛けた。
とにかく急がなくてはならない。
走るの苦手な筈なのだが、走らざるを得なかった。
ココにいる、といわれた場所が経由地になるが、
そこには既に探し人はおらず、
もう直接行くしかない状況になってしまった。
他の部署まで歩いて5分。
途中、経由しなければならないことを考えると、
歩いて10分はかかる。
それを3分で駆け抜けた。本気である。

最後のエレベーターでようやく追いついた。
不機嫌な顔で大きな台車を前にした同業者。
忘れていた。
この人は口の利き方を知らない人だった。
覚悟するしか、あるまい。
そう思ったところでもう一人駆け込んできた。
先輩である。
同じく、明日明後日一緒に仕事をすることになっている。
「ごめ~ん、忘れちゃってた~」
この人にはどうやらちゃんと敬語を使うようだ。
おかげで柚木崎も助かった。
お疲れ様です、と声を掛けると、目配せされた。
本当に助かった……。

他に代わってくれる人がいるならなんとかなるが、
なかなかそうはいかないのが現在の柚木崎の仕事である。
柚木崎だけでなく、同業の人たちはみな同じと思う。
この時間に集合というのは無理難題に近いのだが……。
改善、されないだろう、なぁ……。





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Last updated  2004.01.19 15:05:33
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