記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2007.10.03
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行くたび、なんか気が重くなるのはなぜだろう。

いつもどおり次回の認定日を聞いて、いつもどおりお仕事相談へ。
その前に、少し仕事があるかどうか調べてみる。
柚木崎の条件に合うものは、ない。
お断りした会社が、今でも募集しているのを見て、なんだか心が痛む。
でも、こればかりは両者の合意でお断りとなったのだから
仕方がないのだと自分に言い聞かせている。

職業相談もしないと、仕事を探した実績にはならないので
少し待って仕事の相談をすることに。
自分の希望する条件に合ったところがないのですが、と話を持ちかけた。
すると、何も言わずに担当の人が立ち上がり、
何かをプリントアウトして持ってきた。
・・・柚木崎のプロフィール(お仕事探しています、というオープン系のもの)だ。
そのまま、何も言わずに手元のノートパソコンに向かい、
なにやらカタカタと操作を始めた。
何も言わない、何も聞かない。
ただ、黙々と何をやっているのかわからない時間が過ぎていく。
10分ほど待っただろうか。
また、すっと立ち上がった。
何をしに行くのだろう、と思っていたら。
今度はずっと動いていたプリンターの元へと行く。
数枚のプリントアウトされたものの束を持って戻ってきた。
そして、座るなり、こういった。
「あなた、我侭すぎるんじゃないですか?
 これだけありましたよ?」
ぽいっと放り出されるようにして出てきたのは、6件ほどのデータ。
だが、どう見ても給料が柚木崎の希望より低い。
そのことを指摘すると、鼻先で笑われた。
「あなたくらいのレベルで、その給料は無理ってもんじゃないですか?
 それより、稼ぎたいんだったらもっと別の仕事探したらどうでしょう?」
・・・むかっとした。

出されたデータに目を通してみる。
見ていると、明らかに柚木崎ではできない仕事が混じっている。
持っていない資格のものを出されても、無理というものだ。
静かにそれをきちんと話して、一枚一枚出していった。
すると、手元に残るものは一枚もなくなった。
はあ、とでかいため息をこれ見よがしに吐いて、
その担当者は何にも言わずに柚木崎の顔を穴が開くほど見た。
なかったんだったらさっさと去ね。
そういわれている視線だった。
その人の顔を見ているのがそれ以上いやになったので、
家に帰って検討する、とだけ言って形ばかりのお礼を言って席を立った。

なんだかなぁ。
できることは全部、プロフィールに書いたのだけれど。
よく見てなかったのだろうなぁ。
というか。
馬鹿にされてたのかなぁ?
・・・またひとつ、資格を取ろうと思ってる矢先に
出鼻をくじかれた形になった柚木崎である。





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Last updated  2007.10.04 00:29:52
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