記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2007.10.07
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今日は二人で山梨へ行ってきた。
勿論日帰りで。
しかも、忍野八海オンリーで(笑)
途中の道は、まだ紅葉にはわずかに早く。
でも、空気も冷たくてとても気持ちが良かった。
なにせ、昼間の気温は15度だったのだから。

柚木崎も片割れも、忍野八海という場所が好きである。
水場、というのもあるのだけれど、
なによりもここの水の綺麗なことがとても嬉しい。
なんというのだろう。
ここの水場に来て、綺麗な水を眺めていると、
なんだかとても気持ちが綺麗になっていく気がするのだ。
ついでに一番近い駐車場を持つお土産屋さん(ひのでやというのだけれど)の
おじさんとおばさんの人柄も大好きだったりする。
結構頻繁に行くので、すっかり顔なじみだ。
「駐車券をお持ちくださ~い」とアナウンスしているのだけれど、
うちら二人は一度も言われたことがない。
さらに、湧き水を汲もうとすると、「店の中で(同じ水だから)汲んで行きなよ」と
お誘いされてしまったりするのだ。
さらにお客さんが少ないときだったりすると
おじさんおばさん、さらにご家族の方とお茶したりすることもあったりする。

人柄もよく、場所も気に入っていて。
だから、年に2~3回ほど訪れる忍野八海。
だが、昨年8月を最後にしばらく来ていなかった。
久しぶりに顔を出したら、おじさんにもおばさんにも心配されてしまった。
「体調でも崩してたんかと思ったんよ~!
 大丈夫だった? 
 元気だった?
 もっとしっかり顔を見せて!!」
と、片割れは顔をなでなでされてしまったり。
あとでおそばとお惣菜あげるから、気持ちをきれいにしておいで、と
忍野八海に押しやられた。

水場をのんびりぐるりと一周してきて。
すっかり観光地になってしまったね、と片割れとぼそり。
初めて忍野八海に来たときは、それほど観光客はいなくて、
なんというか、言葉は悪いかもしれないが、ちょっと寂れていて。
それがまた良い雰囲気だったのだけれど、
今はすっかり観光客でいっぱいになってしまった。
犬を連れてきている方も多く、中には外国人観光客の姿もちらほら。
途中で『甲斐犬譲ります』と看板を出している店があって、
本当に子犬の甲斐犬を店先に出していて。
昨年もこの姿を見たのだけれど、今年もみごとに引っかかってしまった。
「お持ち帰りした~い!!」とじたばたする柚木崎を
「うちにはちびごんがいるでしょう!」となだめながら引きずる片割れ。
でも、片割れもかなり未練たらたらの視線を最後まで投げていた。
ふかふかの毛並み。
愛らしい顔立ち。
大人になればきりりとするだろうけれど、まだ子犬ならではの愛らしさを残したその顔。
ちっこい足で、伸ばした手に一生懸命とんとんしてくるその姿。
・・・やばい。
やっぱりお持ち帰りしてくればよかった。

帰り道に先ほどのお土産屋さんへ。
実際、ここで買い物をしないと駐車料金を取られるのだけれど、
ここでのお買い物、ひとつお勧めがある。
蒼龍ワイナリー で作っている、一升瓶のぶどうジュースだ。
しかも、100%のストレート果汁である。
本家本元の蒼龍ワイナリーでも同じものが売っているが、微妙に味が違う。
飲み比べをしたことがあるのだが、柚木崎たちは、ひのでやさんで売っているほうが好きだ。
こちらのほうがわずかだけれど、癖が少ないのである。
だからこちらに買いに来る。
人にお土産としてあげるのにも好評なので、
いつも10本単位で買っていくのだ。
今回もいつもどおり10本購入。
すると、1本おまけでつけてくれる。
行くときに薦められたとおり、本当におそばも頂き(試食だけれど)、
同じく試食で並んでいたお漬物もどんどこおそばに載せられ。
あいていないお漬物はあけてくれたり。
「もうおなかいっぱいですぅ」と音を上げるまで食べさせてもらった。

食べている間に水を汲ませてもらって。
10Lのタンクにいっぱい汲んで、さらに500mlのペットボトルに2本分。
来る途中に飲んできたお茶のボトルである。
それにも水を汲んで。
美味しかったからおそばとうどんも購入して、いつもどおり信玄餅も買って。
「またね~!
 気をつけて帰るんだよ?
 風邪なんかひくんじゃないよ?
 また絶対顔を店に来るんだよ~?」と
まるで帰省した子どもを送り出すような感じで送り出された。
おじさんとおばさんに手を振られながら。

帰り道、道の駅で寄り道。
富士吉田ではもうすぐ時期が終わってしまう葡萄を購入。
甲斐路と巨峰の2種。
本当は『藤稔』という種類の葡萄が好きな柚木崎と片割れ。
でも、時期が見事に遅かった。
もう甲州葡萄(葡萄の時期、最後に出るものらしい)の時期だから、
来週には甲斐路も巨峰も終わりだろう、と。
農家の方が話してくれた。
藤稔を食べ逃した、と笑いながら話したら、
「来年またおいで。
 去年食べたのより、絶対もっと美味しいのを食べさせてあげるから」と。

多分、柚木崎も片割れも、こういう山梨の人たちの人柄が好きなのだと思う。
見知らぬ人でも、話しかけると満面の笑みで答えてくれる。
毎年行っていたイチゴ農家の方もそうだし、
さくらんぼ狩りで行った蘭農家の方もそうだった。
暖かく、優しく、包容力がある。
うん。
大好きだ、と思う。

帰宅して、早速甲斐路を洗って食べてみる。
・・・甘い。
明日あさってになったらもっと甘くなると言っていたから、
少しおいてまた食べてみよう。
今年の葡萄はどうやらかなり美味しい。





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Last updated  2007.10.10 15:47:27
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