記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2007.10.12
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出張先の飛行機最終便で帰ってくる片割れ。
いつも自宅に帰り着くのは夜中の11時を回っている。
そうなると、バスもかなり本数が少なくなっているので
荷物を大量に持った片割れを待たせるのも可哀想なので迎えに行くのだ。

先週も行ってきたのだが、今週もである。
いやなことではない。
どちらかというと、あんまり運転しなくなったので、
久しぶりにハンドルを握れるのは嬉しいことだ。
だが、夜中だからか、怖い運転の人が多いことは確かである。

うちの前の道路は片側2車線の道路。
場所によっては3車線になる、かなり広い幹線道路である。
夜中はトラックも多いし、勿論暴走運転の人も多い。
別に暴走運転は気にしないのだけれど(というのも変なのだけれど)
怖いのはトラックの居眠り運転だ。
今日は、そんな人らしき運転に出会ってしまった。
3車線の真ん中を走っていたのだが、どちらにもよけることができない。
前の軽トラが、ふらふらと怪しい運転をしているのだ。
しかも、速度が50km/h制限のところ、20km/hほどで走っている。
みんな抜けなくて、ここから渋滞が始まっているような感じだった。
すぐ真後ろについていたスバルの車が、思い余って抜きに入った。
所謂「追い越し車線」と言われる右側からだ。
がん、とスピードを一気に上げて抜きにかかる。
と、ふらりとそちらに軽トラがハンドルを切ったらしく、近寄っていく。
うわああ! と思ったが、スバルのほうが早かったようで、切り抜けた。
ほっと一安心である。
それを見た次のホンダ車が「走行車線」の左側から抜きにかかる。
こちらは、右にそれてくれたおかげですんなり抜いていけた。
だが、今度はふらりと右に寄っていく。
車線を越えた、と思ったらガクリとまたハンドルを戻す。
すぐ後ろになってしまったワゴンが、抜けずに困っているのがわかった。

柚木崎だって、抜きたくない、こんな車。
だからといって右車線に移動したら、それについてくるようにふらりとやってくる。
左に行けば、左に。
見えているのかいないのか、寝ているのかいないのか。
ワゴンの左となりに移動して、クラクションを鳴らしてみた。
カク、と車の向きが左に寄った。
と思ったら。
一気に右に戻される。
運悪く(?)道は下り坂。
車の速度は40km/hほどになっていた。
目が覚めたのか、その勢いでアクセルを踏んだらしく、
エンジンが妙な音を立ててすっ飛ばしていきかけたが、
かなり先の交差点は赤信号。
急ブレーキを踏んで止まって、また動き始めた。
・・・やっぱり寝ていたらしい。

信号待ちで並んだところで、窓を開けて声をかける。
「眠かったら、どっかで休んだほうがいいですよ。
 運転危なかったですよ」
すると、あちらも窓を開けて覗き込んできた。
「いやぁ、ごめんなぁ。
 寝てたつもりはなかったんだけど、寝てたみたいだねぇ。
 起こしてくれてありがとなぁ」
・・・それより、運転気をつけてください。

迎えにいった片割れに、その話をしたところ、
「危なかったら無理に抜かなくていいんだから」と言われた。
もちろん、抜かなかったし、どちらかというと後をついていったと話したら、
「そういうので苛つかない性格の人でよかったねぇ」とほのかに笑われた。
確かに、運転で性格が変わる人ではないので、別に気にしない。
それより、本当に気をつけて欲しいと願うばかりである。
・・・自分も気をつけなければいけないけどね。





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Last updated  2007.10.16 17:37:08
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