GASLIGHT / I'M GONNA GET YOU (GRAND JUNCTION 1100)'73
70年代初頭に4枚のシングルを残して儚く消えた伝説の甘茶グループ。アルバムを残しておらず、残した数少ないシングル皿がどれも高品質という意味においてTOMORROW'S PROMISEと双璧を成す甘茶者にはとても評価の高いグループです。BUTCH AND THE NEWPORTSという前身グループを経て、後にソロアルバムも出すOLIVER CHEATHAMが率いていたデトロイトのグループです。甘茶偏差値74のDRIFTING AWAYなど既に当ブログでは複数紹介済みですが、今回はいよいよ大本命盤の73年の3rdシングル。
アレンジはPaul Riserで淡く寂しげなピアノから始まるイントロなど繊細なサウンドを作り上げている。特筆すべきはその後いきなり来るサビのフレーズで、甘く優しくなだらかな「I'M GOING TO GET YOU」というコーラスと儚くか弱いリードの掛け合いが絶妙に美味。切ない想いを全放出するかのような甘い雄たけびも魅力に満ちています。バックも郷愁を誘う大泣きのサウンドでそれらが凝縮され一体となったこのサビは甘茶ソウル史上に燦然と輝くサビの頂点と言えるでしょう。