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5/25(土)に岐阜市のコンサートホール、
Cas'Applausiカーザップラウジで開催された
チェロコンサートに出かけたことを少し紹介したいと思います。
チェロ奏者の山田真吾さんからある日、
コンサートの案内を送っていただきました。
当日JRとタクシーを乗り継いで出かけたところ、
まだ開場前でちょうど山田さんが一人いるだけで会場に一番乗りでした。
少しお話をしてから開場まで待ちました。
彼のコンサートを聴くのはこれで3回目で
CDも数枚持っています。
しかしコンサートホールで聴くのは初めてでした。
こじんまりしたコンサートホールですが、音響効果は素晴らしかったです。
午後2時からコンサートが始まりました。
20世紀のチェロの巨匠、ロストロポーヴィチ氏に献呈された作品を
紹介する「ロストロポーヴィチと20世紀の作曲家」も
これで7回目だそうですが、私は初めて出席しました。
最初は「バッハの無伴奏チェロ組曲第3番」で、
私は最前列のチェロの前で聴きました。
チェロが奏でる音が耳だけでなく体中に響いて心地よい時間が流れました。
チェロの生演奏はこれで4回目ですが、
(35年前に小澤征爾氏の指揮でロストロポーヴィチ氏の生演奏を
目の前で聴いたことがあります)
ますますチェロの音色に魅了され好きになりました。
演奏中は撮影できませんが、演奏後のお話は撮れました。
ベルリンの壁崩壊後にロストロポーヴィチ氏が
バッハの第3番を壁の前で演奏したことがあり、
「チェロを抱えた平和の闘志」と言われたロストロポーヴィチ氏が
壁の崩壊を心から喜んだ時に演奏した曲だと聞いて
ますますこの曲が好きになりました。
休憩をはさんで後半は「ショスタコーヴィチの
チェロ協奏曲第2番全3楽章」でした。
こちらはピアノ演奏を北川美晃さんがされました。
冒頭はアダージョ(ゆっくり)ですが、
次第にピアノ演奏もチェロ演奏も力強く盛り上がっていき、
弦を指で奏でる箇所もたくさんあり、ピアノもチェロも
こんなに迫力あるダイナミックな演奏を聴いたのは初めてでした。
世界的に有名なロストロポーヴィチ氏とショスタコーヴィチ氏は
我々にとっては雲の上の存在ですが、山田さんは話術がうまいので
とても人間臭い身近な存在に感じられるお二人に思えてきて
クラシック音楽がますます身近に感じられたのでした。
最後まで会場で粘って
皆さんがお帰りになってから若き演奏家のお二人と
スリーショットで記念写真を撮っていただきました。
山田さんとは共通の知り合いであるハンガリーのリスト音楽院の
教授(音楽家)たちの話で盛り上がり、つい長話をしてしまいました。
そして次回会えるのを楽しみにしてますと言って帰ってきました。
PS) 山田真吾さんは岐阜県芸術文化奨励賞を受けています。
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