全17件 (17件中 1-17件目)
1
紫陽花の季節・横浜イングリッシュガーデンー ローズ & シュラブガーデン ーこちらは横浜イングリッシュガーデンの中で一番広いローズ & シュラブガーデンです。芝生広場を取り囲むように、四季折々、様々な草花や花木が植えられています。木々の間を縫うように小径が続き、ところどころにベンチが置かれています。私の一番好きなガーデンです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓↑ あじさい ‘ティンカーベル’( D.C.H.Austin ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー その他の花 ー↑ ユリ ‘ランコン’横浜イングリッシュガーデン 公式サイト
2018.05.30
コメント(10)
横浜イングリッシュガーデン紫陽花が見たいという友人を誘って、横浜イングリッシュガーデンへ行ってきました。紫陽花といえば鎌倉を思い浮かべますが、どこも花の数より人の数の方が多いのでは無いかという混雑振りです。イングリッシュガーデンといえばバラで有名ですが、ここは紫陽花も素晴らしいのです。公式サイトによりますと、「首都圏随一と言われる300品種のアジサイのコレクションを有し、山アジサイから華やかな園芸品種まで色も花姿も多種多様です。」とのこと。こちらの紫陽花は、鎌倉とはちょっと違った表情を見せてくれます。イングリッシュガーデンの紫陽花の魅力を2回に分けてご紹介いたします。バラも未だ綺麗に咲いていました。まずは、ローズトンネルを囲む5つのガーデンから。↑ 左=グリーンシャドウ、右=君の名は左の紫陽花は、見たこともない赤茶色でした。↑ フェアリーキス冴え冴えとした青が美しい。どちらも、入ってすぐの場所に展示されていました。紫陽花の名前は、横浜イングリッシュガーデン様が教えて下さいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー ローズ&クレマチスガーデン ー↑ ‘アジアン・ビューティ・ベニ’Hydrangea ‘Asian Beauty Beni’・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー ローズ & ペレニアルガーデン ー↑ 純白のヤグルマギク↑↓ クレマチス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー ローズ & ハーブガーデン ー↑ クレマチス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…ー ローズ & グラスガーデン ー↑ アマリリス ‘夢みたい’↑ ハナタバコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー ときめきガーデン ー横浜イングリッシュガーデン 公式サイト
2018.05.29
コメント(8)
いま使っている黒地の配色が重苦しくて、お気に入りのエンゼルトランペットのデザインで、色合いを変えて作りました。涼しげで気に入っているのですが、汚れ目が目立ちそうなのが難点かも・・・。2018.6.6 追加
2018.05.28
コメント(8)
公園の紫陽花の色が冴え冴えとしたブルーになりました。5月1日から、しばらくサボっていた朝のウォーキング & ラジオ体操を再開しています。休んでいる間に朝のローテーションが変わり、なかなか再開の決心がつかずグズグズ先延ばしにしていました。ところが習慣とは不思議なもの、行き始めた途端に当たり前のように元の生活リズムに戻りました。嬉しいことにワンちゃんたちもちゃんと覚えてくれていました。
2018.05.27
コメント(8)
瀬戸神社の山紫陽花が見頃を迎えていると、木漏れ陽のとき(あびあんとーさん)が教えて下さいました。今日は午後から雨の予報が出ていました。雨が降る前にと、大急ぎで出かけました。9時20分くらいに到着すると、見学の人は私ともうお一人だけ・・・。ゆっくり見せて頂いてきました。あびあんとーさん、今年もありがとうございました。瀬戸神社は、京浜急行金沢八景駅から徒歩2~3分のところにあります。去年はピークを過ぎていましたが、あびあんとーさんのおかげで今年は綺麗な山紫陽花を見ることが出来ました。去年も書きましたが、こちらの山紫陽花は、東日本大震災の後、瀬戸神社の宮司さんの奥様が「天にいちばん近い花」と言われるヤマアジサイを、祈りを込めて育てていらっしゃるのだそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑↓更紗空木(さらさうつぎ)横浜市金沢区 → 瀬戸神社
2018.05.23
コメント(20)
ー シロバナムシヨケグサ ー先日行ったアメリカ山公園で咲いていました。細くて長い茎を伸ばし、マーガレットに似た純白の花が風に揺れていました。マーガレットより可憐で、ずーっと魅力的♡なんという花?と見ると、ご覧の札が・・・。除虫菊=黄色と思い込み、勝手にもっと逞しげな花を想像していた私は、清楚で可憐な花の姿と「ジョチュウギク(除虫菊)」の文字が結びつくのに時間がかかりました。除虫菊の花には赤は有っても黄色は無いということも初めて知りました (゚o゚;;それにしても、こんなに素敵な花なのに、あまり見かけないのはどうしてなのでしょう?katananke 05さんのコメントを読み、家にある蚊取り線香の缶を出してきました。金鳥とアース、どちらの缶にも「白い除虫菊の絵が入っていました。ずーっと見てきた筈なのに、初めて気が付きました。(ライオンかとりにも。こちらは借りてきました)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー ジニア(百日草)・エンビー ー緑の色が爽やかな百日草港の見える丘公園の入り口付近で咲いていました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 煙の木 ー
2018.05.20
コメント(14)
急にバラが見たくなり、花壇のリフォームは小休止・・・。午後から港の見える丘公園へ行ってきました。イギリス館の周辺は既にピークを過ぎていましたが、お目当の「沈床花壇」のアーチのバラは未だ未だ綺麗に咲いていました。ー イギリス館付近 ーー 沈床花壇 ーこの沈床花壇は、低く下がった地形で、大きく育ったカイヅカイブキに囲まれ、香りが溜まりやすい地形になっています。この環境を生かして、平成27年度の改修工事で、香りをテーマとした庭がつくられたのだそうです。噴水を中心に4つに分かれたコーナーには、それぞれに異なる香りのテーマが設けられ、テーマに合わせたバラを集めているとか・・・。バラを鑑賞するだけのバラ園とは一味違い、ここは不思議な魅力のある空間に生まれ変わりました。
2018.05.16
コメント(8)
昨秋は、庭の花たちの手入れだけでなく施肥も全くできずに放りっぱなしでした。球根類とクレマチスは綺麗に咲いてくれました。けれど大半の鉢植えや花壇の花は成長不良で花の寂しいこと・・・。ちょうど良い機会かもしれないと、一念発起して、4月末から少しずつ花壇の模様替えをしています。大きい方の花壇は楕円形だったため、これまで真ん中辺りは手が届かず手入れが大変でした。そこでレンガを敷いてS字型の通路を作ることにしました。なぜか庭にたくさんあった大小様々な玉石と、これもまた庭にあった古いレンガを使いました。そのせいか今風のおしゃれなガーデンのイメージには程遠く、見栄えはいま一つですが、これからぽちぽち考えて手直しすることにしました。↑ヘレボルス・リビダス3月初めに買った、原種のクリスマスローズが次々と咲いています。この花、咲き方が面白くて、細い茎が横に広がるように伸び、次々と花をつけています。背丈の高い鉢に植えかえた方がよいかも。3月2日 → ヘレボルス・リビダス行き当たりばったりで、地面をシャベルで均しただけで、そのままレンガを敷きました。見た目ではさほど気にならないかと思った高低差が、歩いてみるとよく分かります。人の足裏の感覚って凄いと、変なところに感心しています。一部の花は、定位置が決まるまで一先ず鉢に植えて並べました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ジギタリスの一種普通のジギタリスより背が低くて花も小振りです。ちょうど手入れをなさっていたご近所の方に、この花の名前を聞きました。すると「名前は分からないけど挿すとつくよ」と、脇芽を無造作に摘んで下さいました。半信半疑で挿芽をしたものの、冬の間に姿が見えなくなりました。てっきり枯れてしまったと諦めていたら、春になるとぐんぐん伸び出し咲き始めました。今朝、ラジオ体操の帰りにこの花の親株を見て来たのですが、当然ながら全く同じ花が咲いていました。ジギタリスはタネを蒔いて咲くまで2年かかります。タネを蒔いた年は、タンポポのようにロゼッタ状態で越冬します。2年目でようやく開花です。どんな色の花が咲くかは、咲いてのお楽しみとなります。けれど、脇芽を摘んで挿す方法なら、間違いなく全く同じ色の花がよく年には咲きますネ(^∇^)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 今年植えた花たち ー上段:左=ユーホルビア・ダイヤモンドスター、右=マリーゴールド(矮性)下段:左=メランポジューム、右=アゲラタムー 4月30日 ー(リフォームを始めて 4~5日目)↑ ジギタリスこちらは普通のジギタリス。発育不良ながらも、花が大きく、ブロッチの数が多いです。ジギタリスの背景に写っているのは、ラッパスイセンの葉の束。球根が太るまで、こちらのゾーンは手がつけられません。さーて、あとに何を植えるか思案中です。とりあえず、昨秋もらった黄花コスモスのタネを蒔いてみましょうか〜〜♪
2018.05.14
コメント(10)
ー 平野いづみさんの作品 ー戦後生まれの平野いづみさんが見た昭和の風景です。↑ 小学校に必ずあった二宮金次郎像↑馬乗り(馬)何という遊びで、どんなルールだったのか、すっかり忘れてしまいました。笹ゆりさんは「馬」と呼んでらしだそうで、遊び方を教えて下さいました。呼称は地方によって違うのでしょうか、wikipediaでは「馬乗り」という呼称で掲載されていました。遊び方とルールは同じでした。思い出しました。懐かしいです。笹ゆりさん、ありがとうございました。子供の遊び《馬乗り》チームを2つに分けて行う。馬側となったチームは、まず一人が壁に立ち、その股間に別の一人が頭部を入れて「馬」となる。他のチームメンバーもその後ろに、同じ姿勢でつながる。「馬」が完成したら、もう片方のチームが跳び箱の要領で一人ずつ「馬」に飛び乗っていく。途中で「馬」が崩れてしまったら馬チームの負け。乗る時に落ちてしまったら、乗るチームの負けである。乗る側の全員が「馬」に乗った場合は、壁に立つ人とじゃんけんで勝負を決める。負けた方が次の馬チームになる。(wikipediaより)詳しくはこちらをどうぞ→wikipedia 馬乗り↑ 炬燵でミカン↑巨人、大鵬、卵焼きという言葉がありましたっけ。私は3人とも、もちろん知ってます(*^^*)↑ こんな番組、ありましたねぇ!↑ だっこちゃん人形このころは「おんぶ」が普通でした。↑ シェー!のポーズ一世を風靡したのは昭和40年頃だそうです。↑ 綿入れのねんねこ半纏↑ 駄菓子屋さん・くじ引き?↑ バケツの中は魚でしょうか?↑ 腹掛け?背景の「ハタキ」、見かけなくなりました。 ー 持田万福(まとみ)さんの作品 ー戦中生まれの持田さんが、お孫さんのために、子供の頃を思い出して書かれたのだそうです。紙芝居新聞販売店かき氷とアイスキャンデーこちらの店では ポン菓子を作っています。配給の行列でしょうか?防空頭巾を被っている人がいます。こちらは醤油や味噌を売っている店でしょうか?薪割りの道具の横で、秋刀魚を焼いています。水のバケツを置いて、焚き火で焼き芋チャンバラごっこ 風鈴売り涼しげな音色が聞こえてきそうです。岡村公園のホームページはこちら →岡村公園
2018.05.12
コメント(10)
我が家のご近所には、薔薇を綺麗に咲かせていらっしゃるお家が何軒かあります。今日は天気が捗々しくないため、外出を諦めてご近所を一回りして、薔薇を写させて頂きました。途中から一気に晴れて、素晴らしい青空が広がりました。ー Aさん ーー Bさん ーー Cさん ーー Dさん ー
2018.05.10
コメント(6)
ー 近所の散歩道 ーこのところ気温が低く、一旦しまったコートを引っ張り出してきました。やっと午後から雨が上がり、遠回りして図書館へ行ってきました。行き帰りに咲いていた花を写させていただきました。↑ クレマチス見たことが無いクレマチスです。こちらは、いつも珍しい花を植えていらっしゃいます。「矢の根梵天花」を初めて見たのも、名前を教えて下さったのもこちらのお家でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ブラシの木(学名:Callistemon speciosus)Wikipediaによりますと、学名の「カリステモン」は、ギリシャ語で「美しい雄しべ」と言う意味だそうです。なるほど!納得です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑道路脇に作られた家庭菜園に早くもジャガイモの花が・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 図書館の帰り道 ー↑路地をのぞくと、早くもホタルブクロが咲いていました。↑ 赤いクレマチス↑ シレネペンジュラ(袋撫子)名前が分からなかったのですが、下記のように書いたところ、マルリッキーさんが教えて下さいました。365花撰 → シレネ・ペンジュラとっても可愛いピンクの小花です。なんと言う花でしょう?並べられたプランターから溢れんばかりに咲いていました。
2018.05.09
コメント(17)
☆蒲公英草紙・恩田陸 常野物語(とこのものがたり) - 2 「光の帝国」の続編・集英社・2005年6月10日 第1刷発行・初出:「青春と読書」2000年1月号〜2001年2月号ー峰子の回想ー中島家はかつて藩医を勤めたこともあり、祖父の代にこの槇村に引っ越してきました。その中島医院の末娘として、私は生まれました。私が育った槇村集落は、阿武隈川に沿って緩やかに広がる平野の中にありました。小高い丘に登れば、整然と整えられた水田が屋敷林の塊を超えて一望できました。雪も少なく天候も安定しており、比較的余裕のある農村地帯でした。集落の名称にもなっている大地主の槇村家は古くから続く名家で、村の用水路や道路の整備、学校や公会堂も槇村家の財力で建てられてきました。槇村家の末娘、聡子様は生まれつき心臓が弱く、成人するまで生きられまいと言われておりました。医師の家に生まれた私が、聡子様のお話相手としてお屋敷に上がるように言われたのでございます。槇村家には、17代目当主ご夫妻と、長男の清隆様、次男の廣隆様、三男の光隆様、そして長女の貴子様と次女の聡子様。他にも客人として、発明家の池端先生。書生をしながら師範学校に通う伊藤新太郎様。東京美術学校を出て洋行し、洋画を学んだ椎名様。若い仏師の永慶様。そして、お屋敷は、いつもたくさんの人たちが出入りしていました。ご当主の槇村様とは古くからのお知り合いだと言う春田葉太郎様と奥様、姉娘の紀代子様と弟の光比古様は、ある日ふいにいらっしゃいました。常野からいらしたという春田家の皆様は、不思議な感じのする方達でした。初めて私がお屋敷に行ったあの日のことは、今でもはっきり覚えております。次男の廣隆様に犬をけしかけられてベソをかいていた私を、ご長男の清隆様が優しく案内して下さいました。色白ですっきりと通った鼻、くっきりとした二重まぶたの美しい顔は、時々見かける奥様にそっくりでした。渋い着物を着た奥様が玄関に現れると、薄暗い三和土がぱっと明るくなりました。普段とあまりにも違う、洗練された世界です。奥様がすっと襖を開けると、一段高いところにしつらえられた洋風の寝床にいたおかっぱ頭の少女がぱっとこちらを振り返りました。その瞬間をなんと表現したら良いのでしょう。今まで感じたことのない驚きと心の震えを感じたのです。それが聡子お嬢様との出会いでした。そして、それはその『幸福な季節』に出会う不思議な人達との、最初の出会いでもあったのです。けれど、その幸福な季節は長くは続かず、ある日ぷっつりと断ち切られたのでございます。あの恐ろしい嵐の夜に・・・。聡子様は、ときどき不思議なことを仰いました。あるとき、突然、聡子様がびくっとして、顔を曇らせました。じっと周囲の様子を窺っておられたかと思うと、顎を上げて空を見上げます。私の呼びかけにも気づかない様子で「雨・・・?」見上げた空のどこにも雨雲の気配などありません。「いま、なんだか雨が降り始めたような気がしたのです」そんなときの能面のような聡子様の顔は、いつも私を不安にさせます。ふと、思い出しました。あの時もこんな表情でした。「誰かお客様がいらしたような気がしたのです。3人?4人かしら?」すっかり忘れていたけれど、思えばそのあと春田家の人たちがお屋敷にやって来たのです。そういえば、私が春田家の皆様のことを聞いた時、聡子様は「あの方の先祖とその一族に、お祖父様と更にその先代の時代にお世話になったのです。どういう風にお世話になったのかは教えてくれませんでしたが、とにかく槇村の家では、あの方達がいらした時は、できる限りのことをしなければならないのです」と話してくれました。「あれっ」小さな叫び声をあげた聡子様の視線の先には、小さな黒い台がありました。それは一目で高級だと分かる、螺鈿の細工も見事な黒塗りの『書見台』でした。私は、手をついて書見台をいっしんに見つめている聡子様の目が気になっていました。黒い鏡のようになった目。聡子様の顔が、磨き上げられた台の上に映っているのが見えました。私はふと、心のどこかで聡子様のことが怖くなることがありました。初めて見た時から、お屋敷の方たちは私とは違う世界の人だとは思っていましたが、聡子様はなんだかこの世の人ではないような心地すらしたのでございます。私は心の中で考えていました。きっと雨が降る。聡子様の言う通り、雨が降り出すに違いないのだと・・・・・。ー この作品のあらすじを短く纏めるのはとても難しく、序章というか、物語の大まかな背景と登場人物の紹介に絞り、「本書の文体」を真似てまとめてみました。そういえば、「光の帝国」の中に「春田家では代々、子供が生まれると真っ先に、桜でできた美しい『書見台(ヒロシ)』をこしらえる。」と、書かれていましたっけ・・・。《しまう》とは?春田家は、常野の一族の歴史を記録することを定められている。単に言葉や出来事を記憶するだけでなく、一族の者一人一人のなりわいや心持ちそのものをまるごと自分の中に飲み込み、蓄えるということを指す。《虫干し》とは?日々一族の者を探して旅を続け、ひとの半生ばかりをしまって(飲み込んで)いると、年に一度、心がいっぱいになって何も受け付けなくなり、猛烈な眠気に襲われる。心の中のたくさんの記憶を並べて収める間、何日も眠り続ける。部屋の隅にろうそくの炎と水を絶やさずに。我々はこれを『虫干し』とよぶ。(春田葉太郎氏の話から)
2018.05.09
コメント(0)
☆臨場・横山秀夫・光文社 文庫・2007年9月20日 第1刷発行・初出 「小説宝石」2000年6月号~2003年7月号 (2004年4月 光文社刊)臨場とは?警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検死官』ーー。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全8編。(カバー、裏表紙より)倉石義男=52才。警視に昇進して7年。捜査一課調査官。 終身検視官の異名を持つ。*赤い名刺一ノ瀬和之=41才。L県警警部。検視担当の調査官心得となって2年。妻子あり。彼がかつて半年余り付き合って別れた相沢ゆかりが首を吊って死んだ。2ヶ月前に偶然銀行のキャッシュコーナーで会ったゆかりは溌剌としていた。左手の薬指に、小さな赤い石をあしらった指輪をしていた。相手は一ノ瀬も知っている男だと言っていた。ゆかりが自殺するとは思えないが、自殺であってほしい。飢餓にも似た思いが突き上げた。検死官に同行して事件現場に着いた一ノ瀬は、倉石検死官から「現場を仕切れ」と命じられた。溢血点の確認。紫斑の位置。首の索溝の状態・・・と、手順通りに確認を進めた。あらゆる材料が、「これは縊死。殺しではなく首吊り自殺だ」と無言の発言をしている。警察医の谷田部が到着すれば同じ見立てをする。明らかな自殺だ。司法解剖に付されることもなく、ゆかりの遺体は母親の元に戻される。一ノ瀬は立ち上がった。嘔吐感は消え、安堵感が湧き上がってきた。縊死です。そう言おうとして振り向いた。が、「死体が泣いてるぜ」部屋に響いたのは、倉石の声だった。ひょっとして・・・。〈睡眠薬中毒死の死体は涙を流す〉以前、ノートに書き留めた倉石の言葉を思い出した。倉石は鑑識に床の足紋を撮るように指示した。間も無く検死官の谷田部克典が到着。「縊死ですね」谷田部は顔色一つ変えずに言った。一ノ瀬は、倉石に洗いざらい話した。ゆかりとの関係。指輪のこと。隣の部屋の加藤への疑惑・・・。だが倉石は、「自分の見立てとは違うな」と応えた。「私でも加藤でもなくて、私が名を知っている新しい恋人なんて・・・」言いかけた一ノ瀬は全身が強張った。いる。1人だけ。ゆかりがそう思ってもおかしくない人間が。*眼前の密室*鉢植えの女*餞(はなむけ)*声*真夜中の調書*黒星*17年前
2018.05.09
コメント(0)
今年も友人と一緒に「チャーチル会ヨコハマ」の絵画展に行ってきました。今年は会場を県民ホールギャラリーに変更して、今日まで開催されています。いつものことながら、メンバーの皆さんのレベルの高さにただただ感心しつつ拝見してきました。全作品をご紹介できないのが残念ですが、一部の作品だけご紹介いたします。↑サハラ幻想↑幻の女登場↑ 悲しむ女 冬の駅M.S.さんの作品(上の3点)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ベンガル猫↑ テーブルの静物↑ 人物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ シンボル(ベイブリッジ) ↑ しっとり(上高地散策)↑ 壮快(横浜ベイサイドマリーナ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ノワイエ風景(フランス)↑ヴェズレー中央通り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ゆりの木の秋↑ 雪の朝(丸の内)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 初夏のガーデンテラス↑ 釧路湿原を行く↑ 古い石の家・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ カースルクームにて↑ 横浜開港記念館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ブランチ(シンガポール)↑ 深秋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 親の喜び↑ ボスポラス海峡の春↑ 枇杷を活ける・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 刻・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 花↑ 追憶 1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 安曇野↑ 明神池↑ 馬車道の街角・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 夜の街渋谷↑ 雨の御成門交差点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ Time Flies 2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ばら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ホイアンの春↑ 梵天坐像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 命の森↑ つゆの晴れ間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 景 1↑ 景2 Time Flies・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 夢のフォルム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 装↑遊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 女性像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ ヴェネチア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑ 春爛漫↑ 我は海の子(青春時代が夢なんて)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆new! 5月10日、以下の作品を追加させて頂きました。↑ 三渓園の春公式サイトはこちら → チャーチル会ヨコハマにに
2018.05.06
コメント(10)
日比谷花壇 大船フラワーセンター・その3ー グリーンハウス ー( 旧 鑑賞温室 )ホームページが新しくなり、園内MAPも新しくなりました。見ると、以前は「鑑賞温室」だった名称が、「グリーンハウス」へと変わっていました。(園内マップは最下段をご覧下さい。)入って2つ目の部屋は、リニューアルオープン直後にあった衝立が消えて、スッキリとしていました。色とりどりのブーゲンビリアが咲き誇り、嬉しいことに枯れてしまったかと思っていたハイビスカスが生き残っていてくれました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー クレマチス展 ・湘南クレマチスの会 ー2018年5月1日(火) ~ 5月6日(日)ハイビスカスの次の部屋では、湘南クレマチスの会の皆さんの作品が展示されていました。毎年この時期に、フラワーセンターの展示場で開催されていたようですが、私は微妙に行く時期がずれていた様で、今回初めて拝見しました。これまで「クレマチス」と言って一まとめにしていましたが、こんなに様々な品種があるとは知りませんでした。魅力的な品種がいっぱい‼︎ 中でも度肝を抜かれたのは ‘大河 ’ です。↑ ‘大河’会員の方の作品で、上下に分かれた花弁が満開となる珍しい品種↑ ‘ 小豆畑 ’↑ ‘ アンドロメダ ’↑ ‘ ソリダルノシイチェ ’↑ ‘ 桃園 ’↑ ‘ 薄墨(うすずみ)’↑ ‘青梅の風車’↑ ‘ブラックティー’↑ ‘楊貴妃’↑ ‘ マリア ルイズ ジャンセン’↑ ‘ 喜代 ’↑ ‘ ベルオブウォーキング ‘↑ ブルーライト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑買ってきた苗 (600円)‘ 大河 ’ も欲しくて迷いましたが、今回は前から欲しかった純白の ‘ 冬の旅 ’ だけに留めました。来年もまた見に行きたくなりました。新しくなったホームページ ↓↓HIBIYA-KADAN 大船フラワーセンター園内MAP ↓(フラワーセンターのHPからお借りしました) ↑ クリック or タップで拡大画像が開きます。「閉じる=✖️」で元に戻ります。
2018.05.05
コメント(12)
日比谷花壇 大船フラワーセンター・その2ー バラ園 ー今年はどの花も開花が早いです。フラワーセンターのバラのピークは今週末〜来週かなと思いますが、既に見頃を迎えていました。新しくなったホームページ ↓↓HIBIYA-KADAN 大船フラワーセンター
2018.05.03
コメント(8)
神奈川県立 日比谷花壇大船フラワーセンター日比谷花壇大船フラワーセンターとして生まれ変わってから、昨日でちょうど1ヶ月たちました。オープン直後の混沌とした雰囲気はすっかり消え、園内はすっかり落ち着きを取り戻していました。芝生広場の花壇の主役はチューリップから、アイスランドポピーとルピナスに。バラと芍薬が見頃を迎え、園内が華やかでした。ー入園口付近 ー↑スイレン池沿いのヤグルマギク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 牡丹 & 芍薬園 ー牡丹園の広さの半分芍薬園になっていました。牡丹かと見紛うような華やかな芍薬に見惚れました。あらためて芍薬の美しさを再認識しました。花壇に植えたシャクヤクは、今は未だ小さな株でしたが、大きく育てばさぞ見事だろうな、と思いました。牡丹はどこでも見ることができますが、フラワーセンターの芍薬は一見の価値ありです。ここに掲載した花たちは、全てシャクヤクです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 以前からあるシャクヤク園 ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー 花の築山 ー↑ ハンカチの木 真っ白いハンカチが風にそよいでいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー さるすべり園 〜芝生広場 ー↑ ネモフィラ↑↓ ハナビシソウ↑ アイスランドポピー↑ルピナス新しくなったホームページ ↓↓HIBIYA-KADAN 大船フラワーセンター
2018.05.02
コメント(8)
全17件 (17件中 1-17件目)
1