音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2011年08月27日
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テーマ: Jazz(1968)
カテゴリ: ジャズ




 個性的なサックス奏者リー・コニッツ(1927年生まれ)、多彩な経歴のベテランであるチャーリー・ヘイデン(Charlie Haden、1937年生まれ)。この二人に、当時まだ若き新星的ミュージシャンであったブラッド・メルドー(Brad Mehldau 、1970年生まれ)が加わり、異色のトリオでのライブが収められたのが、1997年に出た『アローン・トゥゲザー(Alone Together)』であった(念のため、この3人の演奏なので、ドラムは入っていない)。録音がなされたのは、1996年(ライナー等では明示されていないが、おそらくは発売前年の1996年と思われる)12月、ロサンゼルスでの実況録音である。先頃、この三人にポール・モチアン(ドラム)を加えたライヴ演奏盤が出たが、筆者は未聴(とはいえそのうちに聴くのを楽しみにしている)ため、ひとまずは1997年のこの盤を取り上げておきたい。

 当時、リー・コニッツは御年70歳。若い頃のアドリブの凄みは緩んできたものの、つかみどころのない独特のプレイは健在で、本盤でも“妖しげな舞い”を披露している。チャーリー・ヘイデンとブラッド・メルドーは、個人的にはパット・メセニーとの共演(録音日は本盤よりも後)を先に知っていたので、ある種現代的な仕上がりになっているのかな、とのイメージもあった。チャーリー・ヘイデンに関しては、リベレーション・オーケストラの印象も強い。彼ら二人のそれぞれの個性がどうリー・コニッツと組み合わさるのか、名前が併記されている時点から、期待が膨らむと同時に、不安がよぎる組み合わせである。

 コニッツによれば、そもそもは日本のレコード会社からチャーリー・ヘイデンとのデュオ盤制作の申し入れがあり、実況録音するクラブも準備したと言う。ところが、ヘイデンの希望でブラッド・メルドーが加わってトリオになることとなった。本番に向けては、リハーサルや事前のアレンジは一切なく、デュオとトリオでの演奏が繰り広げられたと言う。

後編 へ続く)

 *今回はやや長めの文になりそうなので、2回に分けて掲載します。演奏曲、パーソネルなどの情報は 後編 をご覧ください。





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Last updated  2011年08月29日 10時22分20秒 コメントを書く


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