ところで、本盤の邦題は『ボビー・ジャスパー・ウィズ・ジョージ・ウォーリントン』となっている。ただし、原題は『ボビー・ジャスパー・ウィズ・ジョージ・ウォーリントン、アイドリース・シュリーマン(Bobby Jaspar with George Wallington, Idrees Sulieman)』であって、3曲(1., 4., 5.)でトランペットを演奏しているシュリーマンは邦題では無視されていることになる。単に知名度の問題で削られたと言えばそれまでなのかもしれないが、邦題に残ったジョージ・ウォーリントンの役割がなかなか大きいというのは確かのように思う。