韓国まで行って、卵子提供をしてもらったらしい。
産んだ日本人の女性は、47歳。
提供してもらった卵子と、旦那さんの精子で
体外受精して、その女性のお腹に戻した。
うまく着床して、出産することができた。
ホントによかったと思う。
そういう道を選択した事自体、辛かっただろうし、
まわりにもいろいろ言われる事もあっただろう。
その人の日記で、ズシっときた言葉があった。
「私の卵子って、そんなにダメなの?」という言葉。
それまで治療してきた彼女の姿が目に浮かんだ。
きっと、ありとあらゆることをしてきたのだと思う。
卵を確実に大きくする為に、
排卵誘発剤の薬や注射(筋肉注射)も、何回もしてきたのだろう。
(排卵誘発剤というものは、排卵を促進するのではなく、
卵がちゃんと大きくなって排卵するように使われる。)
しかし、報道で気に入らない事がある。
最初の報道では、”人工授精した”と言っていた。
だが、あとからおさらいして報道すると
”体外受精した”と言っている。
正確には、他の人の卵子提供なので”体外受精”が正解だ。
同じようにとられるかもしれないけど、
”体外受精”と”人工受精”では、意味は全然違う。
”体外”では、文字通り、卵を取り出して、
受精卵を作り、再びお腹に戻して着床を待つ。
”人工授精”は、受精卵を作ることまでは行わない。
精子を濃縮洗浄してから、子宮の奥に届けるだけ。
受精も、もちろん着床も自然まかせ。
だからといって、簡単なことではない。
人工授精でも、生理の5日目からお薬が始まり、
注射も打って、卵の育成の状態をみながら、人工授精の日取りを決める。
人工授精したら今度は、ちゃんと排卵するように、排卵促進の注射を打つ。
私は偉そうに言っても、一度もしたことがないが
どちらも大変な事は、聞いてよくわかっている。
不妊治療は、悲しい事に世間では理解されにくいところがある。
だからこそ、テレビなどでの放送では
きちんと専門用語も説明して使ってほしいと思うのだ。
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