[山梨県内の神社仏閣] カテゴリの記事
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宮原浅間神社～山梨県市川三郷町
山梨県市川三郷町宮原。中部横断道六郷ICのすぐ近くに、宮原の地名の由来となったお宮があります。景行天皇56年（126）に甲斐国造（かいのくにのみやつこ）の塩海足尼（しおみのすくね）が甲斐入国のさいに幣帛（へいはく＝神様への捧げもの）を奉じたと伝えられる、歴史ある宮原浅間神社です。戦国時代に焼失したものの江戸時代に有栖川宮家から正一位の神階を賜り、同家の祈願所となり栄えました。町指定工芸の精緻な神輿と町指定無形文化財の太太神楽が有名で、春と秋に例大祭が行われています。御祭神の木花開耶比売命に長く人里に留まっていただこうと、神輿の行く手を阻む山車と神輿との攻防が見ものです。静かな田園地帯に佇む宮原浅間神社：左手が中部横断道六郷ICです。この神社は岩間庄の総鎮守であり、宮原・岩間・葛篭沢（つづらさわ）の産土神（うぶすながみ）でもあります。堂々とした参道です。流れを巡らし赤い橋を渡って拝殿に至る風雅な造りです。瓦葺入母屋造の拝殿：社殿の中に山梨県の三大神輿の一つ、町指定工芸の神輿があります。下山宿大工棟梁・石川七郎左衛門源重甫により文化13年に建造されました。銅板葺流造の本殿：御祭神は木花開耶比売命（このはなさくやびめのみこと）、邇々藝命（ににぎのみこと）外九柱です。神楽殿：宮原浅間神社の太太神楽は町指定無形文化財となっています。手水舎
2024.09.19
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流された若宮様（後編）波高島の若宮八幡宮
昨日ご紹介した常葉氏が勧請した若宮八幡宮は、栃代川と常葉川の合流点にあり、天文十九年（1550年）に台風で流されてしまいます。神社は常葉川を流れ下り、なんと下流の波高島（はだかじま）村で、住民に拾われるのです。・・・よかった・・・もう少しで富士川・・・。拾われた神社は穴山氏の家臣・佐野信義によって波高島に祀られました。現在、国道300号波高島トンネルの富士川側に小さいながら端正な姿をみることができます。家内安全、商売繁盛、立身出世、仁徳運、学問等の神様です。国道300号波高島トンネル：醍醐山の3つのピークの1つ・西山のトンネルです。右手に若宮八幡宮波高島の若宮八幡宮：かつて常葉川上流の常葉に常葉氏によって祀られた神社です。波高島の若宮八幡宮：常葉から波高島まで流されたところを拾われ、穴山氏の家臣・佐野信義によって波高島に祀られました。醍醐山には、醍醐山（634ｍ）、西山（487m）、上の山（541m）の3つのピークがあります。波高島トンネルは西山を通っています。右手が中部横断道下部温泉早川ＩＣになります。若宮八幡宮からの中部横断道下部温泉早川ＩＣ：正面の山は685mピーク、奥は大垈の911mピーク富山橋からの富士川上流（早川富士川合流地点）：右は醍醐山、正面は644mピーク、奥は富士見山富山橋からの富士川下流：篠井山（1,394ｍ・南部町）
2024.09.11
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流された若宮様（前編）常葉の日光権現
今、ゆるキャン△の聖地として人気の五条ヶ丘は、甲斐源氏の血を引く常葉氏が居を構え栄えたところです。初代の常葉光季（みつすえ・長兄は秋山氏、次兄は下山氏）は、現在のJR身延線甲斐常葉駅近くの常葉川と栃代川の合流地点に若宮八幡宮を勧請しました。常葉川（左）と栃代川（右）の合流地点：下部小学校の校歌にうたわれた「栃代の流れ常葉川幾千年も変わりなく」の、二つの川が交わる場所です。左奥がJR身延線甲斐常葉駅。八幡神社は戦の神として知られる第15代応神天皇を祭神とし、八幡大神として全国の八幡社に祀られています。若宮はその子・第16代仁徳天皇（大鷦鷯命・おおささぎのみこと）を指します。仁徳天皇は高台から家々の煙を眺めて民の暮らしを思いやったと伝えられ、聖帝とあがめられました。常葉光季ももしかしたら同じように、五条ヶ丘から常葉の家並みを見下ろしていたのかもしれません。若宮八幡宮はその後台風によって流失し、江戸時代に徳川家康公を祀った日光権現社が現存しています。栃代川左岸の参道入口：土手に向かって登り、途切れています。栃代川左岸からの日光権現社：左岸の土手で途切れた参道が、川から石段になって中央に見えます。社側から見下ろした参道：対岸から一旦栃代川に消え、また川から現れたかのよう。かつてはどんな橋があったのでしょうか。ゆるキャン△で常葉を訪れたら、是非お参りしたいパワースポットです。（流された若宮八幡宮の行方はまた明日）大ケヤキ（身延町天然記念物）：夫婦ケヤキと呼ばれるケヤキが2対あります。杉の木の道祖神
2024.09.10
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身延山ロープウェイで涼しい別天地へひとっ飛び
身延山久遠寺と身延山頂（1,153ｍ）は全長1,665ｍの身延山ロープウェイで結ばれています。山麓の久遠寺駅と山頂の奥之院駅の高低差は763ｍ（ほぼ醍醐山全て！）あり、関東一です。山頂には、日蓮聖人が故郷、房州小湊（現在の千葉県鴨川市）のご両親様・お師匠様を追慕した奥之院思親閣があります。また展望台が3つあり、東の富士山、西の七面山、北の南アルプスなど素晴らしい眺望が楽しめます。身延山ロープウェイからの身延山久遠寺：左から思親山・白鳥山・貫ヶ岳・篠井山、中 大野山山塊・御殿山、身延山久遠寺身延山ロープウェイからの毛無山山塊：武山・蝙蝠山（五老峰・大ガレの頭・毛無山）・金山（かなやま・1,686m）身延山山頂駅より：大ガレの頭・毛無山・金山・雪見岳、富士山、五宗山、下方 中部横断自動車道・富士川身延山山頂駅より：三石山・思親山・白鳥山・貫ヶ岳身延山山頂からの眺望：七面山・稲又山・布引山・笊ヶ岳・偃松尾山身延山山頂からの眺望：白剥山・笹山・大籠岳、白根三山（農鳥岳・間ノ岳・北岳）、手前 富士見山身延山山頂からの眺望：富士見山・櫛形山・鳳凰三山・八ヶ岳・茅ヶ岳・金峰山塊身延山奥之院親思閣：日蓮聖人は身延在山の９年の間、西谷の草庵から道なき道を登り、遙かに房州小湊のご両親、師の道善房を追慕しました。今もなお思親大孝の霊場として多くの参詣者が訪れています。
2024.07.22
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鳳凰山願成寺
山梨県韮崎市ののどかな田園地帯の中に佇む古刹・鳳凰山願成寺。甲斐武田氏の祖、武田信義公の菩提寺です。脇参道の「願い坂」からは丘の下の韮崎西中の元気のいい部活の声が響き、京都の祇園寺の末寺として開創されてから1250年余りの歳月が、流れ去るのではなく、豊かに積み重なっているのを感じます。願成寺遠景：水ケ森、帯那山、棚山参道の秩父三十四観：寛文6年(1666年)の安置から一体も欠けていないそうです。山門：平成2年(1990年)に室町時代の手法を模して再建されました。山号額は信義公が時の摂政後白河法皇に奏請し、下賜された寺宝です。本堂：江戸時代の欄間彫刻や須弥壇を用い、平成27年に建て替えられました。御本尊の薬師如来が祀られています。信義公墓所：信義公は甲斐武田氏の祖で、信玄公の十五代前のご先祖にあたります。願成寺を祈願所とし、中興開基とされています。仏足跡：かつてインドではお釈迦様を形にするのは畏れ多いと考え、その足跡を石に彫って象徴としました。直接手に触れて拝む仏様です。国指定重要文化財の阿弥陀三尊像（木造阿弥陀如来及び両脇侍像）の拝観には予約が必要です。信義公の懇請で、京都七条の定朝系の仏師が造顕したといわれ、平安時代末期から鎌倉時代初期に作られたまま現存しています。脇の参道には丘の下の韮崎西中の生徒たちの元気な声が響いてきます。脇の参道「願い坂」
2024.07.15
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華嶽山龍雲寺
山梨県身延町の曹洞宗の名刹・華嶽山龍雲寺。檀家の作務が長年定期的に行われている数少ないお寺のひとつです。「ねぎらいの言葉など何らかの見返りを求めるのが【作業】。何の見返りも求めず、感謝を込めて、今この時の命を輝かせるのが【作務】」と方丈様に教えていただきました。全ての檀家に命を輝かせる機会が与えられている・・・ありがたいことです。三門：悟りに至る3つの関門・三解脱門を略して三門といいます。私達庶民にとっては俗世界の欲や怒りや迷いを脱ぎ捨て、仏様に静かに近づいてゆく第一歩です。四季折々いつ訪れても、ご住職の手による禅語が掲げられています。「水は竹辺より流れ出でて冷ややかなり 風は花裏より過ぎきたって香し」本堂：武田信縄（武田信玄の祖父）の家臣穴山信綱が開基で、屋根には武田菱が掲げられています。「ねぎらいの言葉など何らかの見返りを求めるのが【作業】。何の見返りも求めず、感謝を込めて、今この時の命を輝かせるのが【作務】」桜時の庭内からの三門：正面は五老峰門前からの蝙蝠山：左から五老峰（1618ｍ））、大ガレの頭（1904ｍ）、毛無山（1964ｍ）幸恵（しあわせ）観音：清々しいモミジの青葉が秋には美しく色付きます。作務の参加者に毎回配られる大人気の稲荷寿司と煮卵と饅頭の天婦羅。龍雲寺の奥様の手作りです。豊かな食の恵みを司るまさに大黒様の心尽くしを皆さんありがたく頂戴していました。
2024.07.12
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河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）（後編）
「おせんげんさん」の信仰は山梨県内各地に見られます。もともと古い言葉で火の山の事を「アサマ」と言い、後に「浅間」という漢字を当てて「せんげん」になったという説があります。河口浅間神社は「あさま」と読みます。境内には樹齢1200年を超える七本杉があり、そのうち2本並んだ杉は「縁結びの杉」として特に信仰を集めています。両柱杉（ニ柱杉）：いざなぎのみこと（男神）と いざなみのみこと（女神）の二柱の神です。男・父杉：樹高47.5m、幹周り18.3ｍ、女・母杉：樹高42.5m、幹周り15.5ｍ河口浅間神社から垣間見える富士の高嶺諏訪社天壌杉（てんじょうすぎ）：天地と共に無久無限の象徴とされています。樹高43.0m、幹周り30.0ｍ。山神社出雲社栃ノ木：県下有数の巨樹です。樹高25m、幹周り4.3ｍ。
2024.07.06
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河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）(1)
河口湖にほど近い河口（かわぐち）は、かつては富士山信仰の重要な拠点でした。富士山を目指して鎌倉街道を一心に旅してきた信者にとって、難所の御坂峠を越えて、眼前に富士山の景色が開ける河口は、さぞ心躍る地だったことでしょう。ここにある河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）は、864年（貞観6年）年の富士山の大噴火を鎮めるため、その翌年、富士山の神様である浅間大神を祀り、建立された神社です。御坂道からの河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）境内入り口：伝統芸能「稚児の舞」は国の重要無形民俗文化財になっています。大鳥居：「三國第一山」参道には樹高45mの樹木が11本（杉10本・檜1本）あります。樹齢は約800年です。随神門：左は手水舎、右は社務所拝殿：御祭神は木花咲耶姫（このはなさくやひめ）です。本殿（富士河口湖町指定有形文化財）連理の楓：連理とは別々の木が重なって一つになる意で、夫婦男女の仲睦まじいことを言います。
2024.07.05
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瀬戸のお観音さん、本日秘仏の御開帳です～龍湖山方外院
「瀬戸のお観音さん」として昔から地元に愛されている身延町瀬戸の龍湖山方外院。県の文化財の木造如意輪観世音菩薩坐像は、秘仏として毎年３月１８日の一日だけご開帳されます。霊験あらたかな子授け観音です。あわせて必見なのは凶作の年に奉納された日本最大と言われる千匹馬の絵馬です。「瀬戸のお観音さん」のお祭りにでかけませんか？桜の見ごろは今月下旬から4月上旬です（写真は昨年4月）山門水子地蔵尊と六地蔵総門と鐘楼堂千匹絵馬：総桐材造り。横19.42ｍ、縦2.24ｍ。本堂と庫裏左から武山(たけやま)、五老峰、三角山甲斐百八霊場九十八番：江戸時代には甲斐三十三観音霊場の1つとして信仰を集めました。
2024.03.18
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酒折宮（さかおりのみや）～古事記にも日本書紀にも登場する神社
甲府市酒折（さかおり）はかつて甲斐の治所（政庁）が置かれ、甲斐からの九つの街道全ての起点となる重要な地でした。『古事記』には、日本武尊（やまとたけるのみこと）が東征の帰路に酒折宮に立ち寄ったことが記されています。日本武尊がかがり火を焚いていた老人に「新治（にいばり） 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる」と問いかけたところ、老人は「かがなべて 夜には九夜 日には十日を」（日数を重ねて、夜では九夜、昼では十日ですよ）と答えました。この片歌問答が連歌の起源とされ、酒折宮は連歌発祥の地とされています。酒折宮：鳥居を入って左手に【酒折宮壽詞（さかおりのみやほぎごと）】 の碑、手水舎、【酒折宮壽詞（さかおりのみやほぎごと）】の碑、辻嵐外の句碑があります。国道411号（城東通り）の酒折宮入口から大鳥居をくぐり中央線の宮前踏切の向こうに鳥居が見えます。山梨学院高校のすぐ近くです。狛犬と拝殿。左手に酒折宮壽詞（さかおりのみやほぎごと）の碑拝殿：ここでお祭りや拝礼を行います。本殿：御祭神は日本武尊（やまとたけるのみこと ・72年頃〜113年頃）です。酒折宮壽詞（さかおりのみやほぎごと）：寛政３年１月本居宣長が撰文、のちに平田篤胤の書による碑が建てられました。酒折祠碑（さかおりことひ） ：山縣大弐が撰文、加藤翼の書による碑です。（宝暦１２年４月） 連歌の碑 ：「新治筑波を過ぎて幾夜か寝つる かがなべて夜は九夜日には十日を 」連歌発祥の地の由来となった日本武尊と御火焚の者の歌が刻まれています。拝殿からの宮前の街並み。右手に辻嵐外の句碑「月の雲 雲から先に 離れゆき」＼1等最大100％ポイントバック／ バレンタイン スイーツ リンツ Lindt チョコレート バレンタイン限定 リンドール テイスティングセット ショッピングバッグ付 送料無料 ｜ギフト お菓子 チョコ 洋菓子 詰め合わせ 個包装 プチギフト 誕生日 2024 義理 本命 ばらまき価格：2,980円（税込、送料無料) (2024/2/1時点)
2024.02.10
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高野山真言宗 金剛山宝寿院（市川三郷町）甲斐百八霊場・甲斐西八代七福神（3・最終回）
平塩の丘の天台百坊の面影を残す金剛山宝寿院。JR身延線の市川本町駅のすぐ南側です。宝寿院には、山々の眺望、枝垂れ桜、庭園だけでなく、多くの人々を惹きつける魅力や試みがあります。「甲斐西八代七福神」の第三番・福禄寿のお寺でもあります。平塩の丘に是非一度登ってみましょう。高野山真言宗 金剛山宝寿院三門三門を参道の上からその名も「宝寿院踏切」。甲府行きの特急ふじかわ甲府行きが通りました。福禄寿：「甲斐西八代七福神」の第三番・福禄寿のお寺です。徒歩で半日で全て回れる回れる10キロほどの行程です。六地蔵：後ろは観音堂。右手奥に市川三郷町立市川小学校があります。桜時（さくらどき）には丘が桜色に染まります。お砂ぶみ：弘法大師の周りに四国八十八ケ所霊場の砂が埋められています。親子地蔵尊：参道途中、霊園の入り口にあります。無心に手を合わせる子供の姿が愛らしい。【1/30】 買えば買うほど★最大10％OFFクーポン ザ・ノース・フェイス BC Fuse Box II BCヒューズボックス2 30L ブラック NM82255 K バックパック リュック THE NORTH FACE ノースフェイス価格：14,900円（税込、送料別) (2024/1/30時点)
2024.02.06
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高野山真言宗 金剛山宝寿院（市川三郷町）甲斐百八霊場・甲斐西八代七福神（2）
宝寿院の庭園は、室町時代の偉大な造園芸術家、夢窓国師の築庭です。夢窓国師は9歳の時、白雲山平塩寺西院（現宝寿院）で出家し、18歳まで修行しました。宝寿院の庭園は国師が30代で奈良から戻り、母の供養のために作ったものです。宝寿院庭園:古代インドの仏教の宇宙観を表現した石組み「須弥山（しゅみせん）式」の庭園です。コノテガシワ（市川三郷町文化財・天然記念物）：目通り幹囲2.70ｍ、根廻り幹囲4.65ｍ、樹高10.9ｍ、枝張りは東西6.66ｍ、南北6.96ｍ。全国でも稀に見る大木です。アララギ（市川三郷町文化財・天然記念物）：目通り幹囲2.32ｍ、根廻り幹囲2.42ｍ、樹高5.15ｍ、枝張りは東西6.38ｍ、南北6.60ｍ。夢窓国師お手植え枝垂れ桜：樹齢200年。現在6代目です。奥は慈悲観世音菩薩。ぐち聞き地蔵：ぐち書きノートも置かれています。鐘楼：現在の鐘は十四世快憲上人が享保８年（１７２０年）に鋳造したものです。鋳造にあたって、数万の善男善女が金・銀の指輪、髪飾等を供養にと寄進したためにこの鐘は妙音を発するといわれ、甲斐の名鐘の一つに数えられています。初代の時の鐘：享保年間の作です。平時だけでなく、空襲警報や火事の際にも撞かれました。観音堂（3）は6日に掲載します。The North Face (ザ・ノースフェイス) USAモデル 550フィル アークティック ロングダウンジャケット (Arctic Parka)レディース (Black) 新品 EU/USAモデル 2023秋冬価格：59,980円（税込、送料別) (2024/1/30時点)
2024.02.04
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高野山真言宗 金剛山宝寿院（市川三郷町）甲斐百八霊場・甲斐西八代七福神（1）平塩の丘からの眺望
桜の名所として知られる高野山真言宗の古刹・金剛山宝寿院。JR身延線市川本町駅のすぐ南にあり、ほんの少し参道を登るだけで、平塩の丘から素晴らしい眺望が開けます。甲斐源氏の祖、源義清が館を構えた地といわれる平塩の丘。古くから仏教にとっても重要な地で、古代甲斐国における天台宗仏教の拠点・平塩寺（へいえんじ）があり、周辺には天台百坊があって、市川大門は門前町として栄えてゆきました。宝寿院はその平塩寺の西院です。（東院は福寿院）左から鐘楼、本堂（本尊は虚空菩薩像）、阿弥陀如来尊像：春には桜に彩られます。宝寿院から西の眺め：八町山、源氏山、丸山、櫛形山宝寿院から西北の眺め：櫛形山、鳳凰三山宝寿院から西北の眺め：桜のつぼみ、身延線、左から大崖頭山、辻山、薬師岳、千頭星山宝寿院から北の眺め：八ヶ岳（左は旭岳）、トンビが舞い、市川本町駅に身延線が入ってきました。宝寿院から北～北東の眺め：左から八ヶ岳、茅ケ岳、曲岳、黒富士、金峰山宝寿院から北東の眺め：左から金峰山、北奥千丈ケ岳、、小楢山、乾徳山敬愛自尊の碑：宝寿院は「ミラクル市川」と関係の深いお寺でもあります（ご住職が元市川高校野球部部長）。現在は青洲高校と名前を変えましたが、多くの人々の心を躍らせてくれた市川高校野球部の甲子園での記録が刻まれた石碑があります。ノースフェイス ( THE NORTH FACE ノースフェース 国内正規 ) リアビュー ジップ パーカー メンズ ( ノース Rearview zip up parka 2023秋冬 レディース対応サイズ フード NT12340 国内正規 )価格：12,375円（税込、送料無料) (2024/1/30時点)
2024.02.03
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比志に降る雪
北杜市比志集落の比志神社は、平安時代の「日本三代実録」にその名が見られる古社です。現在の本殿は室町時代に建てられたもので本殿と棟札が山梨県指定文化財に、御神木の大杉が山梨県天然記念物に指定されています。古社に降る雪をご覧ください。郷社・比志神社比志神社の狛犬：拝殿に向かって右側に、口を開けている「阿(あ)形」、左側に口を閉じている「吽(うん)形」が構えています。「阿吽の呼吸」の阿吽です。比志神社の大スギ：山梨県指定天然記念物。樹齢約600年、根元の周囲11.7ｍ、目通り周囲6.8ｍ、樹高33.0ｍ。県内有数の巨木です。 比志神社と塩川：奥はみずがき湖にある小山です。比志神社本殿：付棟札1枚と共に山梨県指定有形文化財雪降る比志からの雨竜山『るうふ 峡之家』：古民家を再生した、1日1組限定の宿です。比志のエゾエノキ：山梨県指定文化財、樹高15ｍ、樹齢300年以上の巨木で集落の高台にあり目立ちます。ナイキ ゴルフシューズ メンズ レディース エア マックス 90 G ブラック 黒 レッド 赤 グレー NIKE AIR MAX 90 G CU9978 シューズ ゴルフ スニーカー ローカット ブランド シンプル カジュアル スポーツ スポーティー 靴 人気 おしゃれ価格：15,400円（税込、送料別) (2024/2/1時点)
2024.02.02
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市瀬山光勝寺の紅葉～山梨県市川三郷町・甲斐国33観音霊場第3番、甲斐108霊場第94番、甲斐西八代七福神第7番大黒天札所
芦川渓谷の入口、市川三郷町樋田に、高野山真言宗の古刹・市瀬山光勝寺 があります。今紅葉に山内が美しく染まっています。紅に染まる山門鎌倉時代初期の承久２年（１２２０）、宥教僧都(ゆうきょうそうず)により真言密教の道場として開かれ、鎌倉時代末期には後醍醐天皇の勅願寺となって隆盛し、武田家の祈願所にもなりました。本尊の千手観音菩薩立像をはじめ、不動明王立像、毘沙門天王立像、仁王門が町指定文化財となっています。江戸時代も徳川家歴代将軍から庇護を受け、当時の朱印箱が残っています。仁王門（町指定文化財）：運慶作の広目天像と多聞天像が安置されています。三間一戸、八脚単層門、入母屋、桟瓦葺。江戸時代初期に建てられた寺院山門建築の遺構として貴重な存在です。御詠歌：いちの瀬や 一世を登る 迎い舟 後の世までも たのもしきかな 本堂（観音堂）：現在の本堂は江戸時代初期の寛文年間（１６６１～１６７２年）に建立されたものです。本尊は運慶作とされる千手観音菩薩立像（町指定文化財）です。甲斐西八代七福神巡り・大黒天：表に立たず奥方（おくがた）で実務を仕切ることから、お寺の奥さんは大黒さんとも呼ばれます。福の神としての面がよく知られていますが、（悪魔）降伏（ごうふく）、財宝、冥府（死後の守護神）の三面を持ち、常に暮らしに寄りそってくれる神様です。鎌倉時代、鎌倉へ駿河へと通じる門前の街道は往来が多く、道中の安全祈願の寺でもありました。今、紅葉が見頃ですが、初夏の紫陽花、夏のサルスベリ、大銀杏、黒松の古木なども楽しめます。防寒 パンツ メンズ 裏起毛 カーゴパンツ 冬 裏ボア 暖かい パンツ 極 暖 パンツ 太め イージーパンツ ウエストゴム ブランド outdoor products アウトドア プロダクツ ワークパンツ 作業着 ズボン ゆったり 冬物 丈夫 ゴルフ 釣り 黒 登山 バイク M L LL 裾上げ 不要価格：3,790円（税込、送料無料) (2023/11/19時点)
2023.11.24
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下田原（しもたんばら）八幡神社（旧郷社）～身延町下田原
中部横断道中富ICのすぐ近く、富士川左岸の見上げるような急坂の上に、下田原（しもたんばら）八幡神社があります。祭神は誉田別命（ほんだわけのみこと・応神天皇）です。康平7年（1064年・平安時代）に源頼義の命によって造られ、鎌倉時代と室町時代に改築されました。擦り減った石段が歴史を感じさせます。桃山時代に仲哀天皇と武内宿禰（たけのうちのすくね・5代の天皇に仕えたとされる伝説上の忠臣）をあわせて三社八幡となりました。下田原八幡神社鳥居から中部横断道中富IC一瞬ひるむような急な石段です。左に見えるのは「大東亜戦争記念碑」踊り場から赤い屋根が見えてきました。下田原八幡神社拝殿覆屋の中に本殿があります。下田原八幡神社本殿：誉田別命（ほんだわけのみこと・応神天皇）、仲哀天皇、武内宿禰（たけのうちのすくね・5代の天皇に仕えたとされる伝説上の忠臣）を祀った三社八幡です。擦り減った石段と木漏れ日と富士川のきらめき富士川の向こうに身延山
2023.10.31
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八日市場八幡神社
先月ご紹介した大聖寺のすぐ隣に、やはり京都に縁のある神社があります。京都の男山八幡（石清水八幡宮の旧称）の神影を遷祀した八日市場八幡神社です。創建は1142年、祭神は誉田別命（ほんだわけのみこと・応神天皇）を主神として、珠依比売命（たまよりびめ・神武天皇の母）、息長足志姫命（おきながたらしびめのみこと・応神天皇の母である神功皇后）の八幡三神を祀っています。八日市場八幡神社鳥居拝殿拝殿：左が身延町指定文化財のケヤキです。本殿は身延町指定文化財です。現在の社殿は天保14年（1843年）に再建されたもので、一間社流造り、破風表御拝彫物附、檜皮葺。下山大工（しもやまだいく・身延町指定文化財）の下山村松木運四郎宜絹、飯富村嶋村半兵衛玄良、下山村望月松兵衛隠清の造営です。左が本殿：覆屋（おおいや）で保護されています。右は「蚕影大神」：山梨ではとても大切だったお蚕さんの守り神です。和久産巣日神（わくむすびのかみ）、埴山姫命（はにやすびめのみこと）、木花開耶媛命（このはなさくやびめのみこと）を祀っています。身延町指定文化財・ケヤキ：幹周は６ｍ以上、樹高約３０ｍ境内のヤブツバキとヒイラギは富士川流域では自生の北限です。正面に醍醐山を仰ぎます。千代治トレッキング ソックス 2足組【ネコポス送料無料】ドラロンウール使用 本格 パイル 登山 アウトドア 厚手 靴下 メンズ レディース 登山用価格：2,420円（税込、送料無料) (2023/9/24時点)楽天で購入
2023.10.28
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浄土真宗本願寺派・中樹山（ちゅうじゅさん）淨照寺（じょうしょうじ）～山梨県大月市
醍醐山と同じく634ｍの標高を持つ大月市の岩殿山（いわどのさん）。シンボルである岩殿山を取り囲むように集落が点在するのが大月市賑岡町（にぎおかまち）です。ここに浄土真宗本願寺派中樹山浄照寺（ちゅうじゅさん・じょうしょうじ）というお寺があります。鎌倉時代の建治元年(1275年)に宗祖親鸞聖人の直弟子で、 関東六老僧 の一人といわれた了海上人によって建立された草庵が始まりとされ、日光東照宮と同じ左甚五郎による欄間や、了海上人が掘り当てたという夫婦亀石などが有名です。中樹山浄照寺本堂：修復を重ねながらもほぼ創建当時のままの姿を残しているそうです。本堂では明日22日（日）まで、『鬼と山梨の妖怪展in中樹山淨照寺』が開催されています。身延町は山梨県内でも妖怪の伝承がきちんと残されている土地柄だそうです。展示されていただけでも身延の妖怪はこんなにバラエティ豊か！（撮影は主催者の許可を得ています）本堂下陣中央上段の欄間3枚は、日光東照宮の眠り猫をはじめ名人と謳われた左甚五郎作といわれています。夫婦亀石：寛保３年に寺基を中村の地から現在地である奥山遲能戸に移した際、夫婦が離れ離れになってしまい、親鸞聖人700回大遠忌の記念事業として雌石の「嫁入り」が行われました。聖徳殿：本堂内には七高僧と共に聖徳太子の肖像画も祀られています。帰り道、西桂から見る富士山には、雪の中にくっきりと登山道のジグザグが見えました。トレッキングシューズ ドイツの撥水・防汚の技術 登山靴 ハイカット 防水 スニーカー メンズ レディース 靴 シューズ ブーツ ウォーキングシューズ 登山 アウトドア キャンプ 釣り 革靴 厚底 人気 ランキング レインシューズ ミリタリーブーツ LAD WEATHER ラドウェザー価格：3,980円（税込、送料別) (2023/10/21時点) 楽天で購入
2023.10.21
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曹洞宗・補陀山（ふださん）円通寺～身延町宮木
補陀山（ふださん）は南方海の果てに有るという観世音の浄土・補陀落山（ふだらくせん）の略です。山梨県身延町宮木の山間にひっそりと佇む禅寺・補陀山円通寺。あじさい寺として有名なお寺は今、萩と酔芙蓉が咲いています。萩と本堂山門への石段右は三界萬霊塔（さんがいばんれいとう）。この世のあらゆる命あるものの霊を宿らせ、供養する塔です。左にある石碑には「不許葷酒入山門（くんしゅさんもんにいるをゆるさず）」と刻まれています。葷（くん）はニンニクなどの匂いの強い野菜のことで、葷酒は禅の修行の妨げになるとされます。森の中の苔むした参道の六地蔵様ご住職が紫陽花の写真を見せてくださいました。初夏には丹精込めたたくさんの紫陽花が花開き、特に白く咲いて赤く色付いてゆく「紅」という紫陽花は珍しいそうです。紫陽花の時期にまた是非どうぞとお声がけいただきました。ありがとうございました。白い萩と庫裏【身延町指定文化財】円通寺の宝篋印塔（ほうきょういんとう）：宝篋印塔とは「宝篋印陀羅尼」（呪文）を内に収めた供養塔（経塔）のことです。寺の裏手に室町末の弘治二年（1556）に造られた、開基の依田出雲守義忠の宝篋印塔があります。出雲守は、穴山信友に仕えた、宮木村の領主でした。木漏れ日の中を戻ります。紫陽花の群落はこの左手です。参道は紅葉もきっと美しいことでしょう。リーバイス 501 LEVI’S 501-0000 オリジナル ボタンフライ ストレート ジーンズ リジッド ｜ メンズ ジーパン デニムパンツ ボトムス 生デニム 未洗い USAライン STF LEVIS RIGID レッドタブ ウエスト28-46 選べるレングス30-40価格：9,990円（税込、送料別) (2023/10/11時点) 楽天で購入
2023.10.12
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小室山妙法寺のあじさい
山梨県富士川町の小室山妙法寺のあじさいが咲き始めました。祖師堂へのあじさいの道コロナ禍前まで盛大に行われていたあじさい祭りが、今年は「あじさい観賞ウィーク」として復活します。小室山妙法寺【あじさい観賞ウィーク】開催日：令和５年６月２４日（土）～６月３０日（金）料 金：１人３００円（あじさいを育成、管理するための協力金）【催し物・展示・模擬店等】・模擬店コーナー 地元農産物、あじさい各種、ゆず餅、ゆず加工品 他・その他 写真展、妙法寺千部会 他【25日（日）のイベント】よさこい踊り（甲州よさこい凛舞増穂）・和太鼓演奏（鷹座巣小林八幡太鼓）・親子写生大会（参加自由）・いしいそうたろうショー他総欅造りの総門：県道が通り抜ける珍しい総門です。三門：間口23メートル、高さ25メートル、圧倒的な存在感です。三門の両脇には鎌倉中期作の仁王像、また楼上には十八羅漢像が奉安されています。本堂：由緒ある日蓮宗の本山（由緒寺院）で、本尊は大曼陀羅です。蓮池からの鐘楼。鐘楼の回りにもたくさんの紫陽花が咲いています。ファンの多い回廊：祖師堂から斜面を上がり本堂へと続きます。彼方に富士山が望めます。1万株以上のあじさい。これからが見頃です。
2023.06.18
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大嶽山那賀都神社（だいたけさん ながとじんじゃ）（2）拝殿へ
大嶽山の麓から大嶽山那賀都神社の社殿までは約1キロ、徒歩20分程の道のりです。参道は若葉と笛吹川支流の赤ノ浦川の清流と鳥の囀りに彩られ、登るほどに心身が浄化されていきます。狛犬、杉並木、石段・・・これぞ参道です。春の狛犬にさはりたがりしかな （夏井いつき）天狗（左側）：この神社では神様のお使いです。穏やかな表情で、参拝者を温かく迎えてくれます。随神門：都留市谷村出身の彫刻師・福田俊秀による彫刻が施されています。門の両側では道案内役として、大天狗とカラス天狗が迎えてくれます。神楽殿：かつて水害で流失し、昭和に再建され、平成23年に修理されました。本殿への鳥居拝殿への石段：急な石段を登ります。（迂回路あり）拝殿：昭和30年代に再建された美しい建物です。御祈祷等を受付け、休息もできます。絵馬殿
2023.05.25
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大嶽山那賀都神社（だいたけさん ながとじんじゃ）(1)参道
大嶽山那賀都神社は、昨日までご紹介してきた西沢渓谷の南方、埼玉県との境の深山幽谷にある神社です。木花開耶姫の父神で開運福徳の神・大山祇命（おおやまつみのかみ）、稲妻が稲を孕ませる五穀豊穣の神・大雷命（おおいかずちのかみ）、薬仙の神・高龗命（たかおかみのかみ）の三柱を御祭神に祀り、霊験あらたかな神社として全国から参拝者が集まっています。温絵文さんが奉納した鳥瞰図参道の入り口・大都彦命象：社殿の大造営があった明治時代の宮司・日原彦太郎氏の像が参拝者の安全を見守ります。「この山路（参道）を行楽と為れば辛く、行と思えば又楽し」 天渓の路：拝殿まで約1km、約20分ほど渓流沿いの散策コースを歩きます。刀剣碑：もともとこの神社は日本武尊がその佩剣を国司ヶ岳（2,159ｍ）にとどめて三神を祀った事にはじまるといわれます。大鳥居笛吹川支流の赤ノ浦川を渡ります。大嶽山は「大嶽山鳴渡ヶ崎」と呼ばれ、このあたりの渓谷は鳴渡渓谷といいます。役行者小角が修験道場としていたころは、連日、山が鳴動していたと言い伝えられています。右大臣・左大臣
2023.05.24
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湯村の厄除け地蔵さん～福田山塩澤寺・厄除地蔵尊祭り
「厄除け地蔵さん」として古くから信仰されている山梨県甲府市湯村温泉の福田山塩澤寺。弘法大師が1200年前に開いた古刹です。塩澤寺のお地蔵様は毎年2月13日正午から24時間の間、耳を開き、善男善女の願いを聞き入れて、厄難を逃れさせてくれるといわれています。開催中は毎年全国から5万人以上の善男善女が訪れ、開運厄除、家内安全を祈ります。山門：大同3年(808年)、真言宗の祖・弘法大師空海上人によって開創されました。山門の大わらじ 舞鶴松（県指定天然記念物）：樹齢450年以上のクロマツで、東方枝長14ｍ、西方枝長15m。鶴が両翼を開いて舞い上がる姿に似ています。秘仏祈祷殿：二体のご本尊（秘仏808年建立・開扉仏1050年建立）のうち、地蔵堂に安置されている石造地蔵菩薩座像（県指定文化財）が2月13日正午から翌14日正午までの24時間だけ耳を聞き、善男善女の願いを聞き入れ厄難を逃れさせてくれます。 社務所と地蔵堂（国の重要文化財）西堂と地蔵堂 お砂踏霊場：四国八十八ヶ所霊場からそれぞれの「お砂」を集め、そのお砂を踏みながらお参りすることで四国八十八ヵ所巡りと同じご利益があるといわれています。大祭当日は周辺道路の交通規制が行われます。確認してからお出かけください。
2023.02.04
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小室山妙法寺
6月には2万株ものあじさいが咲き競うあじさい寺・山梨県富士川町の小室山妙法寺。持統天皇7年（693年）に役行者（えんのぎょうじゃ）によって開かれた古刹です。日蓮宗寺院としても約750年の歴史がある荘厳な造りの寺院で、山梨県一といわれる素晴らしい三門があります。三門の両脇には鎌倉中期作の仁王像、また楼上には十八羅漢像が奉安されていて、あじさい祭りの期間中は登楼して参観することができます。あじさいの時期の三門（間口23メートル、高さ25メートルの堂々たる構えです）本堂への石段：擦り減り、歪んで、歴史を感じさせます。鐘楼本堂：本尊は大曼陀羅です。風情ある渡り廊下祖師堂と庫裏子安八幡総門：下を県道が通っています。
2023.01.17
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河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）～山梨県富士河口湖町河口
かつては富士山信仰の重要な拠点だった河口（かわぐち）。富士山を目指して鎌倉街道を一心に旅してきた登山者にとって、難所の御坂峠を越えて、おおらかに富士山の景色が開ける河口は、さぞ、ほっと一息つき、新たに心躍る地だったことでしょう。御坂道からの河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）境内入り口河口浅間神社（かわぐちあさまじんじゃ）は、貞観七年（865年）に富士の噴火の怒りを鎮めるために勧請されました。大鳥居：「三國第一山」参道の杉並木：樹齢800年、樹高45ｍもの杉並木が連なります。随神門と手水舎：手水舎では可愛い女の子が手を洗っていました。拝殿と本殿（富士河口湖町指定有形文化財）：御祭神は木花咲耶姫（このはなさくやひめ）です。七本杉（山梨県指定天然記念物）の「御爾（みしるし）」杉：社殿周辺には樹齢1,200年の7本のスギの御神木が生育しています。連理の楓：池のほとりの風情ある楓。連理とは別々の木が重なって１つになることです。夫婦・男女が仲睦まじいことを象徴します。美麗石(ひひらいし)：浅間明神を祀った古代祭祀の石閣の残欠です。噴火を鎮め、人々の幸せを願う信仰は今も続き、富士山の信仰対象と芸術源泉の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。
2022.07.28
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鷹尾山 氷室神社（山梨県富士川町平林）
櫛形山の登山基地・平林にある風格ある神社・鷹尾山 氷室神社（たかおさん ひむろじんじゃ）。もともとは鷹尾寺という真言宗の寺院だったため鷹尾山という山号があります。武田家累代の崇敬をあつめ、天正十年には徳川家康から文貫900文と山林八丁四方が寄進されています。鷹尾山氷室神社 一の鳥居：ここから延々と杉林の中の石段を上ります。石段：両側の杉林の中、全て自然石で敷設されています。随身門：手前では狛犬が邪気を払います。最後の石段：何と570段あります！（ちなみに身延山の菩提梯は287段です）本殿と神楽殿：御食津神（みけつのかみ）、倉稲魂命（うかのみたまのみこと）、稚産霊命（わくむすびのみこと）を祀り、産業神として崇められています。本殿と神楽殿：地元の方々の献身的な管理により、維持保全されています。ご神木の大杉：山梨県指定天然記念物 樹齢1200年、幹周8.7ｍ、樹高45.0ｍ平安時代から生き続けているご神木で、樹皮を煎じて飲むと母乳の出が良くなるといわれます。
2022.07.25
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深草観音～甲斐三十三番観音霊場六番
平安時代後期～江戸時代は、観音信仰が盛んで、多くの人が旅をしながら観音霊場の札所を巡りました。西国三十三所・坂東三十三箇所・秩父三十四箇所を総合した日本百観音は有名ですが、甲斐国にも「甲斐三十三番観音霊場」がありました。甲府市上積翠寺にある深草観音は岩堂観音とも呼ばれ、甲斐三十三番観音霊場六番の札所です。遊歩道沿いにある「大岩下の十六羅漢 」深草観音（別名・岩堂観音）：この一帯は岩肌が露出し、岩の壁面が作り出す自然空間は幽玄で荘厳な霊場としての雰囲気を演出しています。ハシゴの上には「奥の院」と呼ばれる観音堂があります。以前、観音堂の中に安置されていた本尊は現在、瑞岩寺に保管されていて、岩穴の中には身代わりに三体の観音像が祀られています。本尊は高さわずか一寸八分（5.4㎝）。33年に一度御開帳される秘仏です。岩堂峠この辺りは要害山の南麓に位置する瑞岩寺の旧地です。寺域の清新な空気を吸いながら歩きます。瑞岩寺から深草観音へは、約1時間10分のトレッキングです。深草観音分岐から、要害山山頂までは約1時間（2.2㎞）のコースです。ヤマツツジ間もなく開花
2021.05.16
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常葉日光社～栃代（とじろ）の流れ常葉川幾千年も変わりなく
ゆるキャン△の聖地のひとつ・JR身延線甲斐常葉駅から、桜越しにのんびり常葉川を眺めていたら・・・むむむ？？何かこっちを見ている？？ここは駅前の常葉川に、栃代川が合流する地点。下部小学校の校歌にうたわれた「栃代の流れ常葉川幾千年も変わりなく」の、二つの川が交わる場所です。その三角形の岬の上にこんもりとした神社の杜らしきものが・・・。行ってみると小さな小さな神社がありました。德川家康公を祀った常葉日光社です。地元では「権現さん」と呼ばれ親しまれています。こちらを見ていた（？）のは樹齢500年とも、600年ともいわれる大ケヤキ。身延町の天然記念物で、幹囲8.5メートルもあり、隣のケヤキと仲良く根を絡ませていることから夫婦ケヤキと呼ばれます。社の入り口の大ケヤキも夫婦で堂々たる大木。こちらは若々しく樹勢盛んです。川へと下る道なのか、川から詣でる参道だったのか・・すり減った石段に尋ねたくなります。栃代の山を流れ下ってきた栃代川の、ここが終点。ここからは常葉川に合流し、やがて富士川となり相模湾へ注ぎます。この桜吹雪も海まで届くでしょうか・・・。橋があるところはすでに常葉川。正面の山は醍醐山です。
2020.04.05
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