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空が狭い峡南地方から富士川を遡ると、ずいぶん視野が広がる気がする市川三郷町。今年もまた、富士川沿いの県道バイパスの美しい花畑が道行く人の目を楽しませてくれています。「花の郷こせえるじゃん甲斐プロジェクト」の花畑です。花の郷こせえるじゃん甲斐プロジェクト:"中山間ふるさと・水と土保全対策事業"(ふるさと・水と土基金、棚田基金)という国家プロジェクトによって、全国でそれぞれの県が主体的に持続可能な事業を行っています。この花畑は山梨県農務部と峡南農務事務所の支援事業です。ヒナゲシ:雛芥子 ケシ科阿片を採るケシの仲間ですが、ヒナゲシには麻薬成分が含まれていなく、栽培できます。左から茅ヶ岳・曲岳・黒富士・金峰山・朝日岳・大弛峠・北奥千丈ヶ岳・甲武信ヶ岳JR身延線:富士が起点。甲府行きが下りです。花畑は鰍沢口駅と市川大門駅の間にあります。アヤメ:文目 アヤメ科湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の草原に見られます。ジャガイモ:別名・馬鈴薯(ばれいしょ) ナス科生育適温は15~20℃で、イモ形成には昼間20℃で、夜間14℃付近が適温です。キンセンカ:金盞花 キク科学名はカレンダーと同じ語源に由来するラテン語のカレンデュラです。クスダマツメクサ:薬玉詰草 花序が薬玉のように見えることからこの名があります。コキア:ヒユ科和名はほうき草といい、かつては茎を乾燥させて箒にしました。
2024.05.23
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西沢渓谷は国師ヶ岳・奥千丈岳に源を発し、笛吹川として広瀬湖(広瀬ダム)に注ぎます。やがて甲府盆地の南東を潤し、富士川町で釜無川と合流して富士川となり、駿河湾へと流れつきます。多くの伝説や民話を持ち、田部重治の「笛吹川を遡る」をはじめ、深沢七郎の小説「笛吹川」や木下恵介監督の映画「笛吹川」などの芸術を生み出しました。カラマツ:唐松 マツ科日本の固有種で日本産針葉樹の中では、唯一の落葉樹です。ミツバツツジ:三葉躑躅 ツツジ科開花後、あるいは同時に葉が出るのが特徴です。シロスジカエデ:葉の形がガチョウの足に似ているため、ガチョウの足とも呼ばれます。広瀬湖:水害の被害の防止と、水利用による沿岸地域の飛躍的な開発を目的として昭和50年に完成しました。ユキヤナギ:雪柳 バラ科枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引きます。水源の碑(平成元年):「先人の遺徳を偲び、未来の三富村の躍進を請け願い、ここに水源の碑を建立するものである」オオヤマザクラ「あこがれのたましひ宿れ山桜」 佐藤鬼房広瀬ダム:ダムの形式は、中央遮水壁型ロックフィルダムで、堤高75.0m、長255.0m、堤体積140万m3の規模があり、湛水面積は0.55km2、集水面積は76.64km2あります。
2024.05.22
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西沢渓谷は渓谷美だけでなく、季節ごとにたくさんの高山植物も多数見られます。木陰の小さな花たちにも目を向けてみましょう。ワチガイソウ:輪違草 ナデシコ科湿った日陰を好み、面の木では林下の渓流沿いで見られます。アズマシャクナゲ:東石楠花 ツツジ科「高嶺の花」の由来の花だといわれます。リンドウ:竜胆 リンドウ科高山に咲くものが多く、上向きに開花させる花が特徴です。約20種類くらいあります。エイザンスミレ:叡山菫 スミレ科葉が細く裂け、一目で他のスミレとは区別がつきやすいスミレです。日本の特産種で、比叡山に生えていることから来た名前ですが、各地で見られます。 ヒカゲツツジ:日陰躑躅 ツツジ科珍しい黄色の花で、わかり易いツツジです。オオクボシダ:ヒメウラボシ科山地林内の湿った岩上や樹幹に着生する常緑性のシダ植物です。根茎は短く、斜上の数枚の葉の形が特徴です。 イワタバコ:岩煙草 イワタバコ科日本各地の日当たりの悪い湿った岩や崖に生える多年草です。葉は柔らかくて水っぽく、光沢があります。鶏冠山(左)と木賊山:鶏冠山は鶏の鶏冠を思わせるような険しい山で、山梨百名山で最も難易度の高い危険な山です。
2024.05.21
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日本山岳会では120周年記念事業として、先人の精神を受け継いで山岳伝統文化を守るため、全国13の山岳祭を引き継ぐ活動をしています。そのうち山梨県では4月の深田祭と田部祭、10月の木暮祭の3つの山岳祭が、地元関係者のご理解とご協力のもと、毎年開催されています。今年も西沢渓谷の山開きは、田部祭と共に行われました。西沢渓谷は森林浴のリラックス効果が実証され、森林セラピー基地に認定されています。また「平成の名水百選」「森林浴の森100選」「水源の森百選」などにも選定されています。 七ツ釜五段の滝:西沢渓谷のシンボル的存在で「日本の滝百選」に選定されています。 滝見橋:冬季施工などの労苦を経て4月29日に開通し、周遊コースが復活しました。七ツ釜五段の滝上部妖精の家:所々に温絵文さんの遊びごころが活きています。不動滝:西沢渓谷 最奥の滝です。 旧森林軌道休憩場より:左から1648mピーク・鶏冠山2115m・木賊山2469mミヤマウラボシ:深山裏星 ウラボシ科幼葉です。大きくなると葉が裂けていきます。対岸からの七ツ釜五段の滝
2024.05.20
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今日は下部温泉郷の熊野神社で太々神楽の奉納(午前10時~午後3時頃)が行われます。下部温泉郷を見守るように建つ熊野神社は湯権現とも呼ばれ、下部温泉に来た湯治客がケガや病の回復を祈願し、帰りに松葉杖を奉納してゆく神社として有名です。社殿の創建はおよそ1100年前。神楽も古く、多く原型をとどめている貴重なものです。太太神楽・大海原蛭子:2018年(写真提供・塚家英雄氏)今年も地元の子供たちによる稚児舞が行われます。昨年のしもべの湯オープン時・猿田彦命(さるたひこのみこと)の矛の舞:猿田彦命は天孫降臨の際に道案内をした神様。常に先頭を行って慶事の先ぶれをし、正しい道へと導き道中の安全を守ってくれる、頼もしい神様です。社殿は湯治客の願いを込めた落書きでいっぱいです。緑を縫うような風情ある石段耳に笛太鼓・頬に薫風。下部温泉の熊野神社に是非お越しください。
2024.05.19
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5月11日(土)12日(日)の2日間、五条ヶ丘活性化推進協議会は、身延町常葉にある旧身延町立下部小中学校において、「ゆるキャン△モデル地ー本栖高校文化祭2024ー」を開催しました。天候にも恵まれ、2日間で約2,200名もの方が来場しました。五条ヶ丘活性化推進協議会は、峡南地域や身延町に愛着を持っていただけるよう、魅力的な取り組みを行っています。次回の校庭キャンプは7月20日(土)~21日(日)「熱気球×校庭キャンプ×???」です。文化祭の模様はNHK甲府や静岡新聞が取り上げてくれましたのでご覧ください。
2024.05.18
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山梨県身延町の富士川クラフトパークのバラが見頃です。パーク内には1,500㎡もの広さのバラ園があり、約130種2,900株のバラが咲き誇っています。左から醍醐山のピークの1つ西山、武山、通称・蝙蝠山(五老峰・大ガレの頭・毛無山)、中央は中部横断道下部温泉早川IC左から醍醐山・醍醐山のピークの1つ西山正面が醍醐山芝生広場や遊具の広場はもちろん、水場も子供達には大人気5月26日までバラまつり開催中で、苗の販売などが行われています。富士川クラフトパークは入場無料(駐車場も無料)・年中無休です。(施設は水曜定休、園内はいつでも自由に入れます)
2024.05.17
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下山は、大子(だいご)から上之平に下り、醍醐山カフェから下部温泉駅を経て、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館で閉会です。ゲスト登山者・金子潤さんの、はだしで大自然を感じる人生観に、皆感動した一日でした。次回第24回は紅葉の11月23日(土・祝日)です。是非ご一緒に。醍醐山カフェ復活!:上之平の有志によるカフェです。いつもありがとうございます。閉会式にて、常幸院住職・深山光信さん:醍醐山を愛する会はもちろん、五条ヶ丘活性化推進協議会を通して、地域活性化にご尽力頂いています。望月さん(身延町):いつもご家族での参加ありがとうございます。自然の中でのびのびとふれあう大切さをお話し頂きました。中村さん(三ツ峠山荘):日本高山植物保護協会本部長としてご活躍です。醍醐山の活動にご理解ご協力ありがとうございます。渡辺さん(日本山岳会):12年前の醍醐山開削時からの主力メンバーです。ロックシンガー・山本美香さん:「希望の醍醐山 バージョンⅡ」動画を制作中です。「素足のふるさと 下部温泉郷」:下部温泉駅前の碑。ゲストに金子潤さんを迎えた今回の登山にピッタリ!
2024.05.16
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楽しみながらの下山です。同行者とのコミュニケーションは登山の楽しみを倍増してくれます。大子集落では大子出身の小山公子さんから果物の差し入れが。そして上之平集落の遠藤さん宅では醍醐山カフェが特別オープン。醍醐山は地域の暖かい支援に支えられています。下山も楽しモミジ林を下山:秋には真っ赤に染まります。大子集落入り口にて:磯野事務局長からの説明大子集落にて:大子出身の小山公子さんから、今回も果物を差入れていただきました。ありがとうございました。ハート形の石祠・猪(い)の目の解説:猪の目を模し、魔除けや福を招く護符の意味合いがあります。伝統的な日本建築や石灯籠などによく見られます。下山時にはみんな友達裸足で踏破!醍醐山カフェ:久々に特別開店し、大好評でした。ありがとうございました♪
2024.05.15
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山頂では恒例の一言報告会があり、それぞれの立場から生き生きとした現況報告が行われました。裸足で歩いた方々の感想発表伴野嶺ちゃん:昨年9月、小6でアフリカ最高峰:キリマンジャロ (5895m)に登ってきました。自然に親しみ心が洗われる良さを説いてくれました。依田貴司常任運営委員:五条ヶ丘活性化推進協議会事務局長として、先日の本栖高校文化祭等、地域おこしに大活躍中です。ナラ枯れの深刻な被害をお話しいただきました。 「お日様は 時折雲に 春の山」高田風人子東京から身延町に移住し、こちらでは 農作業を楽しんでいるそうです。ロックシンガー山本美香さん:東京からお越し頂き「希望の醍醐山」バージョンⅡを披露して頂きました。
2024.05.14
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醍醐山山頂の新緑は大変美しく、心身共にリフレッシュできます。いよいよ「はだしの人 金子潤」氏の講演の始まりです。「夏草のなか透けて見た笑顔なら あげられるものすべてをあげる」天野慶「【幸せな時間】はとてもせっかちで お茶も飲まずにお帰りになる」木下務「吾が背子と 二人し居れば 山高み 里には月は 照らずともよし」高丘河内(万葉集)(この歌の背子は親しい友を指します)「ひと目惚れ 以外したことありません どうぞよろしくお願いします」中川愛「私には 才能がある気がします それは勇気のようなものです」枡野浩一山頂で、金子潤さんの講演、始まり、始まり第23回醍醐山一斉登山ゲスト講師・金子潤氏「裸足で味わう森歩き」
2024.05.13
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一斉登山で一番楽しいのは、昼食時間です。家族友人知人それぞれに、若葉の中で会話が弾みます。「どうしても 跣足(はだし)になつてしまふ児よ」 稲畑汀子食当班の皆さん、いつもありがとうございます♪縁の下の力持ち・会計さんご一家登山道整備などいつもありがとうございます♪若手で地域を盛り上げる五条ヶ丘活性化推進協議会との橋渡し、ありがとうございます♪ダンビラムーチョ(M-1グランプリ2023ファイナリスト)の大原さんのご家族「握り飯 ころがりさうな 春の山」西川織子静岡県からのご参加、ありがとうございます♪
2024.05.12
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醍醐山一斉登山には、大勢で一緒に登る楽しみがあります。参加者同士の語らい、自然とのふれあい、そして愛情のこもった登山道・・そこには下界の日常にはない世界があります。五老峰展望台にて:自然を謳歌する金子潤さんのお話急登でもみんな笑顔ナラ枯れ被害:山梨県内でもナラ枯れ被害は深刻です。こんな大木でも1~2年で倒木になってしまいます。醍醐山にターザン現る!「 銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも 」山上憶良キンラン:金蘭 ラン科クヌギやコナラの生える日本古来の里山の森の中で金色に輝きます。キリ:桐 キリ科随所で磯野事務局長の解説があります。天気の急変と急なダジャレに注意しましょう。展望台より:五老峰・五宗山・三石山・貫ヶ岳・篠井山・十枚山・大光山・身延山・七面山・笊ヶ岳等静岡県境の山々が一望できます。
2024.05.11
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参加者72名を4班に分け、経験者が前後に付いての安全な登山です。「はだしの人」金子潤さんをゲストに迎え、落ち葉の多い柔らかい登山道で裸足に挑戦する参加者も見られました。足取りも軽く登山開始今回のゲスト「はだしの人」金子潤さん:本当に裸足です!五月の山を五感で感じながら登ります。ギンラン:銀蘭 ラン科控えめに半分だけ花開く花です。ウツギ咲く中を鳩打峠にて:みんな笑顔鳩打峠にて:可愛い笑顔!醍醐山Tシャツの最高のモデルさんです!鳩打峠にて:大勢って楽しい!
2024.05.10
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GW最終日の5月6日、第23回醍醐山一斉登山が、81名(登山者72名、支援者9名)の参加で盛大に行われました。今回は北杜市在住の「はだしの人」金子潤氏をゲストにお迎えし、十数名の方々が裸足で醍醐山の感触を楽しみました。まずは開会式のスナップをご覧ください。JR身延線甲斐常葉駅に集合:81名(登山者72名、支援者9名)の参加でした。今回のゲスト・金子潤さんと「醍醐山を愛する会」山内惟治顧問「醍醐山を愛する会」佐野和彦副代表の開式の言葉「醍醐山を愛する会」依田武司代表のご挨拶深山光信常任委員からゲストの金子潤さんが紹介され、ご挨拶をいただきました。昨年見事アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登頂した伴野嶺ちゃんも参加してくれました♪(後方は五老峰)白樺水:白樺の葉はホワイトバーチと呼ばれるハーブで、フラボノイドやビタミンCを豊富に含んでいます。水は八ヶ岳大門沢の水です。巡り巡って富士川に注ぎ、醍醐山の山裾を流れます。
2024.05.09
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西沢渓谷渓谷を1周するトレッキングコースは、滝や橋、清流、奇岩など見どころ満載です。一部狭かったり滑り易い場所もあり、注意が必要です。貞泉の滝:巨大な一枚岩を流れ落ちる姿は壮観です。落差は7~8mほどで滑らかに落ち込みます。コスギラン:小杉蘭 ヒカゲノカズラ科スギの葉を小さくしたような形からこの名があります。爽やかな渓谷道母胎淵:西沢の流れの浸食によって作り上げられた、洞穴です。コチャルメルソウ:小哨吶草 ユキノシタ科世界に20種、日本に11種あるチャルメルソウ属のなかで、山梨県内で唯一見られる種類です。カエル岩:奇岩が多く、見方によって様々に見えます。ミヤマカタバミ:深山片喰 カタバミ科普段はうつむき加減ですが、太陽に向かって歌うように開花した姿の愛らしいこと。ミヤマスミレ:深山菫 スミレ科葉はハート型で小さく、濃い紫色の花が特徴です。
2024.05.08
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山梨市の西沢渓谷は、秩父多摩甲斐国立公園内にあり、花崗岩を清流が浸食してできた渓谷が大変美しい景勝地です。いくつもの滝が織りなす神秘的な光景は、何度見ても魅力的です。 大久保の滝:西沢渓谷滝見道を進むと、最初に出てくる滝です。落差は30m程で新緑の中を静かに流れ落ちています。三重の滝:その名の通り三重(三段)になり全体としては10m程度の落差です。フタバアオイ:二葉葵 ウマノスズクサ科一般にアオイ(葵)と呼ばれる植物は、フタバアオイを指します。徳川家の三葉葵はニ葉葵に一葉加えたと言われています。フグ岩:文字通り、フグに似た岩です。人面洞:奥の岩壁が人面に似ているようです。 竜神の滝:上の釜から溢れるように下の釜へと6m程の落差を勢い良く流れ落ちています。 ヤマホトトギスの幼葉:山杜鵑草 ユリ科恋糸の滝:木々に隠れ、見えにくい滝です。「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」壬生忠見
2024.05.07
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日本山岳会では120周年記念事業として、先人の精神を受け継いで山岳伝統文化を守るため、全国13の山岳祭を引き継ぐ活動をしています。そのうち山梨県では4月の深田祭と田部祭、10月の木暮祭の3つの山岳祭が、地元関係者のご理解とご協力のもと、毎年開催されています。令和6年度西沢渓谷の山開き式典と、田部重治の遺徳を忍ぶ「第7回田部祭」(碑前祭)が、4月29日、西沢渓谷の入口で地元・山岳関係者により盛大に開催されました。英文学者・田部重治(1884年~1972年)は奥秩父をこよなく愛し、とくに笛吹川源流域を世に広めた登山家です。随筆[笛吹川を遡る]は国語教科書に載り、笛吹川の渓谷美が全国に知れ渡ることとなりました。石碑にはその一節が刻まれています。令和6年度西沢渓谷の山開き式典と、田部重治の遺徳を忍ぶ「田部祭」山開き式典:無事に登山やハイキングが行えるよう安全を祈る祈願祭です。山開き開始:蔓を切り、登山解禁です。西沢渓谷鳥瞰図:醍醐山のイラストマップでお馴染みの温絵文さん作です。ポイントに掲示されています。田部重治は秩父山地の魅力を「緑の渓谷美」と表現しました。日本山岳会「引き継がれる山岳祭」プロジェクトリーダー坂井広志氏に、山岳祭の継続の重要性を伝達して頂きました。二俣吊り橋からの西沢渓谷下部二俣吊り橋からの東沢と鶏冠山(2,115m):鶏冠山はその名の通り山頂付近に連なる岩峰がニワトリのトサカのように見えます。稜線付近には岩の大障壁が続き、岩登りの技術と体力・ルートファインディングが要求されます。
2024.05.06
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ゲストの金子潤さんから「わたしは今のところ裸足で登る予定。ついでに貸し出し用の五本指シューズも持参します」とメッセージをいただいています。【五本指シューズのレンタルご希望の方は五本指ソックスをご持参ください】登山靴の靴底で有名なVibram社が開発した裸足感覚の5本指シューズ(Vibram FiveFingers)のレンタルです。希望者は五本指ソックスを持参の上、お申し出ください。レンタル代は一足1000円です。「もちろん、私と一緒にはだしで登る方も大歓迎です。明日は素足のふるさとならではの体験を楽しみましょう!」
2024.05.05
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茅ヶ岳は、深田久弥終焉の地として知られています。昭和46(1971)年3月21日、深田久弥は頂上直下で脳卒中のため急逝しました。以降、茅ヶ岳は多くの深田ファンが集う地となり、没後10年、山梨県韮崎市の登山道入り口に深田記念公園が造られ、深田祭が開催されています。深田久弥終焉の碑:茅ヶ岳(1,704m)の山頂直下に建てられて、今も多くのファンが訪れています。稜線の登山道:後方は平見城養鶏場茅ヶ岳山頂(1,704m)山梨百名山:甲府盆地から見た山容は、金ヶ岳と連なって八ヶ岳そっくりに見え、ニセヤツとも呼ばれます。茅ヶ岳山頂から:八ヶ岳(編笠山・権現岳・阿弥陀岳・赤岳)・金ヶ岳(左)茅ヶ岳山頂からの富士山 ヤドリギ:宿生木 ヤドリギ科「あはれなる 寄生木さへや 芽をかざす」加藤楸邨ミツバツツジ:三葉躑躅 ツツジ科まわりの植物が芽吹く前、薄闇に灯りをともすように紅紫色の花を咲かせます。ハシリドコロ:走野老 ナス科代表的な有毒植物で、食べると狂乱状態となって走り回ることが名前の由来です。深田久弥といえば名著「日本百名山」があまりに有名ですが、茅ヶ岳で命を落とした時、彼は「世界百名山」を連載中でした。没後「世界百名山―絶筆41座」が新潮社から刊行されています。
2024.05.05
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日本山岳会では120周年記念事業として、先人の精神を受け継いで山岳伝統文化を守るため、全国13の山岳祭を引き継ぐ活動をしています。そのうち山梨県では4月の深田祭と田部祭、10月の木暮祭の3つの山岳祭が、地元関係者のご理解とご協力のもと、毎年開催されています。深田祭は登山家・深田 久弥の遺徳を偲び、氏が急逝した茅ヶ岳の登山道入口の深田記念公園で開催されます。深田 久弥は「日本百名山」をはじめとする数々の山岳著書や小説を著すなど文壇で活躍し、日本の山岳界に大きな足跡を残しました。深田祭(4月21日):「百の頂に百の喜びあり」深田久弥深田久弥が愛したゲーテの詩の一節に「なべての頂に憩あり」という言葉があります。深田久弥:出身地の石川では「ふかた」と呼んでいる例があるそうです。深田祭主催者・内藤久夫韮崎市長のお話:日本山岳会「引き継がれる山岳祭」プロジェクトリーダー坂井広志氏、深田久弥生誕地の石川県の方々にもお越し頂きました。深田記念公園登山口ニリンソウ:二輪草 キンポウゲ科一本の茎にたいてい二輪ずつ花をつけることが名前の由来です。 茅ヶ岳登山道マルバスミレ:丸葉菫 スミレ科ハート形に近い葉をしています。女岩:茅ヶ岳登山唯一の水場ですが、現在は落石の危険があるため立入禁止です。
2024.05.04
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角田山には7つもの登山コースがあり、その1つが灯台コースです。角田岬灯台は、美しい景色とロマンチックな夕陽が眺められ、「恋する灯台」に認定されています。角田岬灯台:岬に隠された険しい洞窟道と、心を安らげる風光明媚な海辺のコントラストの絶景です。 灯台コースからの越後七浦の洞門灯台コースからの角田浜判官舟かくし(はんがんふなかくし・新潟市文化財):源義経が兄頼朝に追われ奥州平泉に海路で逃れる際に、舟とともに身を隠したと伝えられる洞穴です。「世や花に 判官(ほうがん)びいき 春の風」越後七浦の洞門立岩:長岡市寺泊野積から新潟市角田浜の約14kmの越後七浦シーサイドラインは、国道402号のなかでも特に美しい区間です。日本海に沈む夕日西山町の海岸線から見た米山993m:手前は苅羽原発
2024.05.03
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角田山は高山植物の宝庫であるだけでなく、日本海と佐渡島が見え、大変眺望の良い山です。初心者から熟練登山者までレベルに合わせた登山が楽しめ、四季折々、登山者の絶えない人気の山です。角田山山頂(481.7m)横山太平翁の銅像:新潟市生まれの明治・大正期の実業家です。洪水の多い信濃川において分水路の必要性を説き続け、実現しました。角田山山頂:花の時期には登山者で大変賑わいます。登山道沿いのお地蔵様灯台コースからの佐渡島遠望灯台コースからの洞門岩 ハマダイコン:浜大根 アブラナ科 大根が浜辺で野性化したものです。ヤブツバキ:藪椿 ツバキ科「行春に 赤き物あり 藪椿」支考
2024.05.02
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★一斉登山の参加申し込みを本日〆切とします。「ひやひやと風がもてくる若葉の香」林翔登山道整備を終え、清々しい新緑の醍醐山が皆さんをお待ちしています。風薫る五月の醍醐山へいらっしゃい!醍醐山の3つのピークの1つ上ノ山(うえのやま)醍醐山山頂:醍醐山は富士川と常葉川に挟まれていて、登山道は森に囲まれ、真夏でも涼しく快適な山です。展望台からの富士川クラフトパーク倒木処理大子鉄塔からの眺望:左から布引山・笊ヶ岳・偃松尾山、身延山支稜・富士見山、早川・飯富の工場 スーパー 飯富病院・富士川中部横断自動車道下部温泉・早川IC:下部温泉の玄関口です。醍醐山の真下が醍醐山トンネル(延長2.5km)になります。コウシュウヤバイ:甲州野梅 ウメ科山梨県の甲州地域に自生している野生の梅が原種です。 葉が他の梅の品種に比べて小さく、幹肌が黒いのが特徴です。倒木処理
2024.05.01
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醍醐山を愛する会は、4月28日(日)、身延町常葉の下部地区公民館で「三枝亭二郎落語会」を開催しました。愛する会が大切に守り繋いでいる、三枝亭二郎さんの創作落語「醍醐山」が披露され、約60人の観客が楽しみながら聴き入りました。落語「醍醐山(だいごやま)」は三枝亭二郎さんの創作落語です。身延町下山の妙見寺に妙見の滝にまつわる美しい伝説があり、かつて故加藤為雄氏が巧みに文章化して妙見寺に奉呈しました。ミスター醍醐山・詔ちゃんこと故遠藤詔示さんはそのコピーを大切に保管していて、「醍醐山を愛する会」発足後、愛する会でデータ化させていただきました。これが落語「醍醐山」のベースとなったお話です。最初の落語会には加藤さんの奥様もいらっしゃり、ミスター醍醐山も大喜びでした。落語会の盛会を今も誰より喜んでいるだろうと思います。山梨県身延町にある醍醐山(だいごやま)は、標高が634mであることから「山のスカイツリー」として親しまれています。約12年前、地元有志が地域を盛り上げようと「醍醐山を愛する会」を発足し、登山道の再整備や年2回(5月と11月)の一斉登山の開催、オリジナルグッズの製作・販売等の活動を通じて、身延町と下部温泉のPRを行っています。今年度も5月6日(月・祝)に23回目となる醍醐山一斉登山を実施する予定です。醍醐山は、JR身延線の甲斐常葉駅から下部温泉駅間に位置し、標高差約400mの登山には手頃な山です。多くの方々と身延町の大自然を満喫したいと思いますので、奮って御参加ください。★申込期限が4月28日(日)となっていますが、5月1日までとなりました。まだ間に合いますので、お申し出ください。これからも醍醐山を旗印に、峡南地域や身延町の賑わい創出に向け、取り組んで行きたいと思います。
2024.04.30
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5月6日(月・振替休日)に、第23回醍醐山一斉登山が開催されます。一斉登山に先駆けて、醍醐山を愛する会有志が登山道の整備を行いました。山は生きており、人間と同じように常にメンテナンスが必要です。山頂ではヒトリシズカの群生が迎えてくれました。醍醐山登山道入口:常幸院霊園の常葉平和観音倒木:before倒木:after「おん眉に 若葉影さし又消えぬ」水原秋櫻子マツカサ(松笠):関東の「松ぼっくり」という呼び名は「松ふぐり」がなまった言葉です。倒木:雨が降り風が吹き雪が降り・・・登山道は常に整備が必要です。見晴らし台からの眺め:足馴峠(1884mピーク)・源氏山(1908mピーク)・櫛形山、八町山(手前)ヒトリシズカ:一人静 センリョウ科 早春の一時期だけ地上に姿を現し儚く消えるスプリング・エフェメラルの一種です。
2024.04.29
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★醍醐山を愛する会プレゼンツ★三枝亭二郎落語会開催!【無料でどなたでもご参加いただけます】本日(4月28日日曜日)午後3時~(開場2時)会場 下部地区公民館(JR甲斐常葉駅徒歩5分・駐車場完備)三枝亭二郎さんは大学時代、上方落語の重鎮・桂三枝改め六代文枝に落語をしない弟子として入門。三、四(三枝)の前を行くようにと二郎と命名。声と話芸を武器に幅広く活動し、山梨に居を構えて地元からも愛されています。師匠文枝の襲名に伴い、一門の中で初めて三枝の名を亭号にいただき「初代三枝亭二郎」として落語家としてもデビュー。県内外で精力的に活動中です。「醍醐山を愛する会」とは落語「醍醐山」を創っていただいて以来お付き合いいただいています。昨年の10周年記念総会終了後、二郎さんを囲んで【無料でどなたでもご参加いただけます】是非お出かけください。5月6日には春の一斉登山を開催します。【ゲストの金子潤氏のプロフィール】(一社)ミチヅクリ代表理事。はだし探究者。早稲田大学大学院人間科学研究科修了、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、環境再生医、観光地域づくりマネージャー、中京大学体育研究所特任研究員。 2021年4月、清里に移住。自ら「はだし」で野山を歩きながら、「はだし」をキーワードに森づくり、体験ツアーを始める。観光を通じて、人、社会経済、自然が循環する仕組みづくりとしてエコツーリズムに取り組む。
2024.04.28
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角田山は「花の山」と呼ばれ、新・花の百名山に選定されています。雪解けを待ちかねたように雪割草やカタクリが咲き乱れ、夏にはスカシユリ、サラシナショウマ等の花が楽しめます。「かたかごの 山の斜面の日ざしかな」細見綾子(かたかご=片栗)「片栗の花や 藪みち踏み入れば 」石塚友二「片栗を かたかごといふ 今もいふ」高野素十「かたかごの 蕾ほとほと 人遠し」深見けん二「かたくりの 花咲く雪の きのふ消え」山口青邨「山ふかく咲くかたくりの息きこゆ」能村登四郎「かたくりの 花びらまくれあがりけり」清崎敏郎「かたくりは かなし 二枚の葉 花一つ」 山口青邨
2024.04.27
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角田山の雪割草は、今年も長い冬をじっと耐え、雪融けとともに可憐な花を咲かせました。 新潟県の県花はチューリップ、県の木は雪椿ですが、雪割草は 平成20年にふるさと新潟の環境を守るシンボルとして「新潟県の草花」に指定されました。 「あどけなき 丈を束ねし 雪割草」 山田弘子 「空腹に雪割草の花ふたつ 」宮坂静生「しんしんと 雪割草を 恋ふるかな」 青柳志解樹「ふるさとや 雪割草の かすかなる」 古澤千枝子「みんな夢 雪割草が 咲いたのね」三橋鷹女「控へ目に 雪割草は 地をわりぬ」 松浦ミヤ子「よきことは いつか来るもの 雪割草」 鈴木伊都子「雪割草古き落葉のかげに咲く」山口青邨
2024.04.26
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新潟市にある角田山(かくだやま・482m)は、新潟県内に自生する草木のほとんどが見られるという自然豊かな山です。低山ですが7つもの登山コースがあり、初心者から熟練登山者までレベルに合わせた登山が楽しめます。佐渡弥彦米山国定公園に属して「花の山」と呼ばれる角田山から、今日はユキワリソウをご紹介します。ユキワリソウ:高山植物で日本全土の亜高山帯から高山帯に自生します。サクラソウ科だけでなく、広義にはキンポウゲ科のミスミソウ、スハマソウや、地域によってはイチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲなどもユキワリソウと呼ばれます。「雪割草 風透き通る この辺り」高澤良一「雪割草 佐渡がもつとも 純なとき」中嶋秀子「花日記 雪割草に 始りし」秋葉美流子「雪割草 谷間の風に たじろがず」設楽隆夫「雪を割る力は見えず 雪割草」竹下陶子「思ひ出す ことも供養の 雪割草」気田妙子「雪割草 海無き国は 父の国」成瀬櫻桃子
2024.04.25
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醍醐山を愛する会では下部温泉と身延町のPRのため、おそろいのTシャツやトレーナーを着用しパンフレットを持って、全国の山に登っています。弥彦山には2019年4月、24名で登山しました。醍醐山のオリジナルトレーナー姿で登山者にパンフレットを配布し、大いに下部温泉と身延町をPRしました。弥彦山ロープウェイ山頂駅にて(後方は佐渡島):醍醐山を愛する会PR登山隊(2019年4月)弥彦神社一の鳥居にて:醍醐山を愛する会PR登山隊(2019年4月)弥彦神社は万葉集にも登場する古社です。かつては社殿が朱塗であったと伝えられており、その名残りから朱塗です。弥彦神社 二の鳥居弥彦神社 随神門:彌彦神社では伝統的に随身ではなく「随神」と表記しています。弥彦神社 拝殿・本殿:明治末の焼失後、伊東忠太氏の設計で大正五年(1915)に再建されました。本殿は三間社流造向拝付。幣殿・祝詞舎に入母屋造向拝付の拝殿が続きます。弥彦神社拝殿にて:醍醐山を愛する会PR登山隊(2019年4月)弥彦神社 随神門と回廊今年のPR登山は、やまなしハイキングコース100選の櫛形山です。詳細が決まりましたらお知らせしますので、是非ご参加ください。
2024.04.24
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弥彦山は高山植物の宝庫です。ユキワリソウやカタクリが一斉に開花し、それぞれの群落の競演が楽しめます。ユキワリソウ:雪割草 サクラソウ科春一番に雪をわって春の到来を知らせてくれる山野草です。弥彦山山頂より:信濃川と長岡市寺泊方面カタクリの群落弥彦山南尾根からの風景チョウジザクラ:丁字桜 バラ科花を横から見ると丁字に見えることが名の由来です。豪雪によって樹木が変形する、雪国ならばではの風景です。ユキワリソウとカタクリネコノメソウ:猫の目草 ユキノシタ科九州北部から南千島まで広く分布する日本の固有種です。
2024.04.23
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弥彦山山頂には、越後一宮として「おやひこさま」の愛称で親しまれてきた彌彦神社があり、祭神「天香山命(あめのかごやまのみこと)」が祀られています。越後の漁民に海水から塩を作ることを教え、網や釣針を用いて魚を獲る術を授け、さらには稲作を広めた五穀豊穣の神様でもあります。五合目の石大鳥居 マルバマンサク:丸葉満作 マンサク科冬山に誰よりも早く春を告げる花です。弥彦山山頂彌彦神社御神廟:彌彦神社の御祭神の御廟(奥宮)です。カタクリ:片栗 ユリ科本来の片栗粉は、この地下茎から作られたデンプンの粉です。弥彦山山頂から振り返る電波塔と多宝山(右):多宝山も634mの双耳峰で、電波塔の多い山です。ベンケイソウ:弁慶草 ベンケイソウ科多肉質の葉に水分を蓄えているため乾燥に強く、丈夫な植物です。アラゲヒョウタンボク:粗毛瓢箪木 スイカズラ科 名の由来は、葉に荒毛があり、赤い実は二つくっついていて瓢箪状になるからです。
2024.04.22
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弥彦山は新潟平野のほぼ中央部にあり、日本海に面した弥彦山塊の主峰です。佐渡弥彦米山国定公園の一部で、雪解けと共に高山植物が一斉に開花します。 ヤマガラ:山雀 シジュウカラ科スズメほどの大きさで、オレンジ色の体とクリーム色の頬が特徴です。非常に人懐こく愛らしい鳥です。ショウジョウバカマ:猩々袴 メランチウム科亜高山帯の万年雪の近くの湿った草原に見られる多年草です。コシノコバイモ:越の小貝母 ユリ科山梨では希少な植物です。弥彦山には多数生育しています。エンレイソウ:延齢草 ユリ科葉も、萼も、花弁も3枚です。雪解けと共に咲きだします。リョウメンシダ:両面羊歯 オシダ科名前の通り、裏表がありません。弥彦山神社登山口:標高差600mのノーマルコースです。ロープウェイもあり、頂上近くまで車で行くこともできます。
2024.04.21
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弥彦山(やひこやま)は、新潟県の西蒲原郡弥彦村と長岡市との境界にある、われらが醍醐山(だいごやま)と同じ標高634mの山です。麓の三条市からバスで30数名がお越しくださって醍醐山に登山し、下部温泉に宿泊してくださったり、醍醐山を愛する会でも親睦登山で訪れ友好を深めました。弥彦山は弥彦神社のある山として有名で、表参道ルートはきれいに整備されています。日本海や佐渡までの眺望と可憐な山野草が楽しめる山です。八ヶ岳PAからの仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳八ヶ岳PAからの南八ヶ岳:編笠山・阿弥陀岳・権現岳・三ツ頭・前三ツ頭梓川SAからの北アルプス南部の前衛峰:大滝山・鍋冠山・蝶ヶ岳・常念岳・横道岳梓川SAより:大天井ヶ岳・燕岳・有明山・餓鬼岳北陸自動車道からの米山(よねやま・993m):上越市と柏崎市の境に位置し、日本三薬師の一つとして知られます。弥彦神社の大鳥居:上越新幹線開通を記念して昭和57年に建てられた、当時としては日本一の高さ30mの大鳥居です。扁額の大きさは畳12枚あります。キクザキイチゲ:菊咲一華 キンポウゲ科スプリング・エフェメラルの一つです。花が菊に似ていることからこの名があります。キブシ: 木五倍子 キブシ科冬に、長い枝先に細い紐状の花芽を下垂させて春を待ち、いち早く咲いて森に春を告げます。
2024.04.20
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人影が絶えた山里にも、毎年春は巡ってきます。「青葉さへ みれは心のとまるかな ちりにし花の 名残と思へは」西行荒川岳とモクレン:中央右 別当代山、手前 富士見山・十谷峠・倉尾山「一重づゝ 一重つゝ散れ 八重桜 」正岡子規南アルプス前衛峰とヤマザクラ:倉尾山・源氏山・八町山、奥 塩見岳「もろともに あはれと思へ 山桜 花より外に知る人もなし」前大僧正行尊(さきのだいそうじょう・ぎょうそん)「そのまこと あらはす色や 春の山」 凉菟「紅も萌黄も見ゆる木の芽かな」正岡子規「いちにちを 見飽かず飽きて 春の山」 森澄雄「山々は 萌黄浅黄や ほとゝきす」正岡子規
2024.04.19
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下部温泉郷に上溝桜(ウワミズザクラ)のほのかな香りが漂っています。ウワミズはウワミゾ(上溝)の訛った言葉で、かつてこの木に溝を彫って占いに用いたという説と、鹿の骨に溝を彫ってこの木で燃やして占ったという説があります。下部温泉郷・善隣橋脇の上溝桜(ウワミズザクラ)ウワミズザクラ:上溝桜 バラ科サクラ属の野生自生種で、病害虫に強く強健です。下部川河畔の斜面に根を張り、善隣橋の上でちょうど花を咲かせています。花の時期は短く、今満開です。下部川:昔から渓流釣りに人気の川で、井伏鱒二の作品にたびたび登場します。湯平橋(赤い橋)からの下部川下流:三石山林道の起点です。タンポポ、オドリコソウ、ツメクサ、カラスノエンドウなど、野の花が優しく咲き乱れています。イタドリとヨモギ遠くまでほのかに香る上溝桜(ウワミズザクラ)。温泉街を、香りをたどって歩くのも風流です。
2024.04.18
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春が来た春が来たどこに来た山に来た里に来た野にも来た・・・昔の日本は、山と里と野の区別が明確だったのだなと思います。人が集っているから里だったのに・・・日本に人のいない山里が増えてきました。富士を仰ぐヤエザクラ桜花爛漫:レンギョウ・ヤエザクラ・シダレザクラシダレザクラと富士「しだれざくら山がかこめる空うすし」細見綾子富士と毛無山山塊 ミツバツツジ:三葉躑躅 ツツジ科三葉躑躅の名の通り3枚の葉が生えるのが特徴です。笊ヶ岳遠望。手前は富士見山
2024.04.17
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蜂城山山頂には天神社、大久保山山頂には那賀都神社が祀られています。蜂城山・神領山(866m)・大久保山の三山は地元では「神山」と呼ばれ、その山裾の真ん中には甲斐国 一宮浅間神社の創祀の地とされる山宮神社が鎮座しています。日本一の桃の里アケビ:木通 アケビ科名は、実が熟すと開くことから「開け実」が転じたものです。カワラタケ:瓦茸 文字通り屋根瓦を敷きつめたように枯れ木に生えているのが特徴です。ガンの薬として利用できるのは、新鮮で裏側が白く虫による被害のないものに限ります。アカフタチツボスミレ:赤斑立壷菫 スミレ科「たちつぼすみれ」の一品種で、葉は心形、葉脈に沿って紅紫色の斑が入ります。シュンラン:春蘭 ラン科日本を代表する野生ランで、古くから祝いの花として親しまれてきました。蜂城山から:南アルプスの高峰は未だ冬~塩見岳、笹山・大籠山・広河内岳・農鳥岳蜂城山から:南アルプスの高峰は未だ冬~聖岳・赤石岳・荒川岳(悪沢岳)蜂城山山宮神社:甲斐国 一宮浅間神社の創祀の地とされ、本社「山宮」に対して浅間神社は「里宮」と呼ばれます。
2024.04.16
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笛吹市は、年間23,000トンの桃が収穫される「日本一の桃の産地」であり、4月上旬には30万本の桃の花が一斉に咲き誇る「桃源郷」です。そのメインとなる蜂城山(はちじょうさん・738m)~大久保山(おおくぼやま・664m)からの絶景をご覧ください。桃の花と甲府盆地、手前はホトケノザ桃の花と菜の花のコラボ:笛吹市は1年中いい香りがします。蜂城山域:左から蜂城山・神領山・大久保山例年桜にやや遅れて満開となります。大久保山からの桃源郷:春日山・滝戸山・蛾ヶ岳・笊ヶ岳等南アルプス南部手前 坊ヶ峰、甲府盆地(笛吹市・市川三郷町・中央市・甲府市)大久保山からの桃源郷:南アルプス北部・甲斐駒ケ岳・大蔵経寺山・兜山、手前 甲府盆地(笛吹市・甲府市) 大久保山からの桃源郷:兜山・棚山・水ヶ森・金峰山・北奥千丈ヶ岳・甲武信ヶ岳・破風山、手前 甲府盆地(笛吹市・山梨市・甲州市)・中央道大久保山からの桃源郷:金峰山・北奥千丈ヶ岳・甲武信ヶ岳・破風山・雁坂嶺・大菩薩山塊、手前 甲府盆地(山梨市・甲州市)
2024.04.15
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日本三大桜の一つ・山高神代桜(じんだいざくら)。現在、神代桜は葉桜となりましたが、周辺には様々な花が咲き乱れ、今日(14日)まで「2024年神代桜まつり」が行われています。大津山実相寺の三門から入り、お参りしてから鑑賞しましょう。山高神代桜(国指定天然記念物第1号):推定樹齢2,000年のエドヒガンザクラ。神話の武将ヤマトタケルノミコトが東征の折に植えたという伝説が名前の由来です。実相寺鐘楼実相寺と甲斐駒ヶ岳:約8万株のラッパ水仙が香ります。実相寺からの鳳凰三山大津山実相寺本堂:身延町にある日蓮宗総本山身延山久遠寺の直末の寺院で、開祖は日蓮聖人です。神代桜の子桜は境内だけでなく日本全国、さらには世界各国に植えられ、平和の使者となっています。境内には身延山の枝垂れ桜の子桜も多くあり、美しい花を咲かせています。神代桜の宇宙桜:平成20年、神代桜の種子118粒はスペースシャトルに乗って、宇宙に旅立ちました。地球に戻り発芽した2粒のうちの1本がこの木です。6枚の花弁をつける花もあるそうです。「争うことより和することを 怒ることより慈しみを」実相寺
2024.04.14
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どこよりも形の美しい富士山と八ヶ岳そして茅ヶ岳。釜無川の向こうに七里岩(しちりいわ)、ワニ塚の桜とのどかな田園風景・・・韮崎市神山はノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんの故郷です。ワニ塚の桜は盛りを過ぎましたが、野辺の花達が穏やかに迎えてくれます。ソメイヨシノと茅ヶ岳世界的な科学者を育んだ豊かな田園風景が広がります。ワニ塚の桜(4月初めの五分咲きの頃):日本武尊(やまとたける)の王子の武田王(たけだのきみ)がこの地域を治めた後に埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったと言い伝えられています。(他に王仁族が住んでいた等諸説あります)ワニ塚の桜(韮崎市天然記念物):推定樹齢300年、幹周り3.6m、樹高17mのエドヒガンザクラです。韮崎からの富士山:手前は蛾ヶ岳(ひるがたけ)荒倉山の入り口に上円井延命厄除け子育て地蔵尊(韮崎市円井町)が祀られています。上円井延命厄除け子育て地蔵尊:お地蔵様をお借りし、満願したら二体にしてお返しするという非常に珍しいお地蔵様です。江戸時代中頃の4月16日に地元住民によって祀られ、今でもその日には「延命子育て地蔵尊祭典」が行われています。また毎年2月14日にはお地蔵様の耳が開くと言われ、「厄除地蔵尊祭典」がおこなわれます。上円井延命厄除け子育て地蔵尊からの八ヶ岳
2024.04.13
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北杜市武川町の眞原(さねはら)地区(標高約680〜690m)には、花々が咲き乱れる牧草地の道路脇に約750mの桜並木があり、「眞原桜並木」と呼ばれ愛されています。戦後まもなく入植してきた人々が、土地の発展を願って昭和40年代に植樹したソメイヨシノが半世紀の時を経て美しいトンネルとなっています。今満開です。約750mの通りの両側にソメイヨシノ約200本が植えられています。左から薬師ケ岳、地蔵ケ岳、高嶺、雛山鳳凰三山上を向いて歩こう甲斐駒ケ岳カタクリ鳳凰三山
2024.04.12
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身延山東谷、寺平(てらだいら)、杉山の桜です。寺平は日当たり良く、古来から住みやすい場所で、紀元前2500年前の縄文中期の遺跡が発見されています。ソメイヨシノの古木が多くある名所のひとつです。「桜ばな いのち一ぱいに咲くからに 生命をかけてわが眺めたり」岡本かの子寺平の桜並木寺平からの身延山寺平からの蝙蝠山朝日之祖師堂のシダレザクラ:日蓮聖人が朝日が森で初めてお題目を唱えたという霊跡です。本堂の中に、その姿を模した立像が安置されています。朝日之祖師堂のシダレザクラ朝日之祖師堂のシダレザクラ杉山から:蝙蝠山(五老峰・大ガレの頭・毛無山)と五宗山(右)覚林坊のヤエベニシダレザクラ
2024.04.11
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身延山には、点在する宿坊にも桜の名木が多数あります。坊をめぐってお気に入りの木を探すのも一興です。「満開の 桜ずずんと 四股を踏み われは古代の 王として立つ」佐々木幸綱北之坊本行坊身延山久遠寺五重塔武井坊御廟所智寂坊西谷久遠寺参道
2024.04.10
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★醍醐山を愛する会プレゼンツ★三枝亭二郎落語会開催!【無料でどなたでもご参加いただけます】日時 4月28日(日)午後3時~(開場2時)会場 下部地区公民館(JR甲斐常葉駅徒歩5分・駐車場完備)三枝亭二郎さんは大学時代、上方落語の重鎮・桂三枝改め六代文枝に落語をしない弟子として入門。三、四(三枝)の前を行くようにと二郎と命名。声と話芸を武器に幅広く活動し、山梨に居を構えて地元からも愛されています。師匠文枝の襲名に伴い、一門の中で初めて三枝の名を亭号にいただき「初代三枝亭二郎」として落語家としてもデビュー。県内外で精力的に活動中です。「醍醐山を愛する会」とは落語「醍醐山」を創っていただいて以来お付き合いいただいています。昨年の10周年記念総会終了後、二郎さんを囲んで【無料でどなたでもご参加いただけます】是非お出かけください。5月6日には春の一斉登山を開催します。【ゲストの金子潤氏のプロフィール】(一社)ミチヅクリ代表理事。はだし探究者。早稲田大学大学院人間科学研究科修了、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、環境再生医、観光地域づくりマネージャー、中京大学体育研究所特任研究員。 2021年4月、清里に移住。自ら「はだし」で野山を歩きながら、「はだし」をキーワードに森づくり、体験ツアーを始める。観光を通じて、人、社会経済、自然が循環する仕組みづくりとしてエコツーリズムに取り組む。
2024.04.09
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春の花には散ることの悲しみを詠んだ歌が多くありますが、その一方で、花は散ってもまた咲く・・・人の別れもそうあればいいのにと詠んだ歌もあります。「春くれば 散りにし花も さきにけり あはれ別れの かからましかば」具平(ともひら)親王今年もまた、華嶽山龍雲寺と身延山裏参道・杉山入口は花桃が見事です。身延山裏参道・杉山入口からの醍醐山色とりどりの花の一群は、富士川対岸の中部横断道下部温泉早川ICからも鮮やかに見えます。身延山裏参道・杉山入口からの醍醐山:奥に頭をのぞかせているのは左奥が市川三郷町の蛾ケ岳(ひるがたけ)、右奥は釈迦ヶ岳曹洞宗の名刹・華岳山龍雲寺(身延町下山)庭内からの三門:正面は五老峰華岳山龍雲寺、門前からの蝙蝠山:左から五老峰(1618m))、大ガレの頭(1904m)、毛無山(1964m)華岳山龍雲寺、鐘楼からの醍醐山と蝙蝠山モクレン(木蓮・マグノリア):花言葉は「持続性」なぜかというと恐竜の時代(約1億年前!)からず~っと存続しているから。神秘の花ですね。
2024.04.08
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山梨県南アルプス市上市之瀬の高峰山妙了寺は「裏身延」と呼ばれ尊崇されてきた日蓮宗の古刹です。境内にはなよやかなイトザクラ(糸桜・枝垂れ桜の別名)をはじめ、ソメイヨシノ、エドザクラなどの古木が多数あり、古くから「妙了寺の桜」と呼ばれ愛されてきました。「散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき」作者不詳糸桜越しの本堂県民の森公園線(県道108号)からの三門三門からすでに圧巻の桜尽くし。「妙了寺の桜」として名高いのもうなづけます。本堂:ご本尊は十界曼荼羅です。花に埋もれるかのような鐘楼開基堂:開基は日蓮聖人の直弟子・妙了日仏尼(鎌倉時代1288年)、開山はその子・日了上人(鎌倉時代1324年)です。母子が創始であることから安産・子育ての守護として古くから信仰され、徳川家の出生祈願寺とされました。経堂(南アルプス市指定文化財):扉のガラスから是非中を覗いてください。一切経を納めた輪蔵(八角形の回転式書棚)と、輪蔵を発明した中国の僧・博大士(ふだいし)父子三人の像が祀られています。経堂からの本堂:糸桜だけでなく江戸桜や染井吉野の古木が咲き誇ります。桜の散り敷く庭園
2024.04.07
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身延山西谷の桜です。御廟所(日蓮聖人御墓・御草庵跡)周辺は、四季を通して大変美しい場所です。枝垂れ桜はあっという間に桜吹雪となりました。「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(在原業平朝臣)常唱殿のシダレザクラ常唱殿のシダレザクラ常唱殿のシダレザクラ「雫の桜」:御廟所の手水舎近くの斜面にあるミノブザクラを特にこう呼びます。かつて日蓮聖人の説法に惹かれた因幡房は、この桜から落ちる夜露に衣を濡らして、御草庵から漏れる説法を聞き続けたそうです。やがてその熱意が認められ、弟子になることを許されたと伝わっています。御廟所(日蓮聖人御墓・御草庵跡)常唱殿のシダレザクラ下部川:ヤエベニシダレザクラ下部川のほとりにはサツキも咲き始めました。
2024.04.06
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今年の桜は、2月下旬から3月の低温で例年より遅い開花となりました。蕾から満開までに日数が極端に短く、いつにもましてはかない桜時となっています。「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ」紀友則ヤエベニシダレザクラ:八重紅枝垂 バラ科京都御所から鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に下賜された桜といわれます。サトザクラ:里桜 バラ科オオシマザクラを主とし、ヤマザクラ、オオヤマザクラなどを交雑させた園芸品種の総称です。下岩欠からの醍醐山(手前)と身延山(後方中央)富山橋からの身延山:手前は身延工業団地総門手前から、夜明けの蝙蝠山(こうもりやま):五老峰・大ガレの頭・毛無山の三山を合わせて、蝙蝠に似ている事から地元では蝙蝠山と呼んでいます。シダレザクラ:枝垂桜 バラ科別名糸桜とも呼ばれ、細枝が糸のように長く垂れ下がります。身延山久遠寺総門:日蓮聖人が身延山に入山する際、出迎えた南部実長公と対面した場所に建てられました。門内と身延山:古くから全国からの参拝者をもてなしてきた商店街です。仏具や特産品など数十件のお店が立ち並んでいます。
2024.04.05
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