PR
東日本大震災が起こり、言うのが遅れてしまいましたが
今月の10日に、父親になることができました
元気な女の子でした
産まれて、娘の元気な泣き声を初めて聞いたとき
なぜだか、涙が止まりませんでした
感動だと思うのですが、涙の理由は今でもうまく説明できません
この感情は生まれて初めてでした
本当に苦しみながら産んでくれた妻
僕の仕事が11月からほとんど休みなしだったので
妊娠中はたくさん苦労をさせてしまったことでしょう
しかし、愚痴ひとつ言わずに頑張ってくれて 本当に感謝しています
産まれてきた娘、喜んでくれる両親や親族、友人達
その光景を見て、自分自身が産まれたときも
こんな感じだったのかと不思議な気持ちになりました
泣き声、ちっちゃい掌、くしゃみ、あくび、しゃっくりなどしぐさ
すべてがたまらなく愛おしいです
こんな感情も、娘が産まれてくるまでは想像しませんでした
そして、僕の生徒たちも
ご両親から こんな思いを受けて育ってきたのだと
改めて気づかされました
僕らは、保護者の方から
自分の命よりも大切なものを預かっている
そのことを常に忘れないでいたい
そう強く思いました
そして、翌日にあの悪夢のような大震災
胸が張り裂けそうでした
あの津波で犠牲となった人の多くが 老人
特に体の不自由な方々
僕はものすごいおばあちゃん子でした
亡くなる数年前からは、ずっと病院に連れて行っていたので
体が弱っている老人がどれほど苦労するか見てきました
だから、テレビの報道で悲惨な話が流れてくるたびに
悲しくて、苦しくて
本当に言葉になりません
あれから1週間
ずっと、自分自身に何ができるか考えていました
こんな微力な自分に何ができるのか
被災者で苦しんでいる人たちのために少しでも力になりたい
テレビやネット見ると、できることは以下の4つ
1.節電
これはもっとも簡単にできる協力
あれから自宅でエアコンをほとんど使わなくなりました
使っても、設定18度
厚着をすれば全然平気
他にも使っていないコンセントは抜く
テレビは主電源まで消す
塾でもエアコンは我慢、明かりも最低限
あとは生徒に節電を呼び掛けること
2.買いだめをしない
今日、子どものおむつを買いに行ったら
買いだめされていて、置いていない
何件か回ってようやく見つけました
このように買いだめされると
きっと、自分のように本当に必要な人に
必要なものが届かない
原発のこともありますから
「今のうちに」という気持ちも分からなくはないのですが
それによって、本当に苦しい人をさらに苦しめてしまう
だから、普段通りに必要なぶんだけ購入することにしました
3.援助金
僕個人としては 毎日の楽しみだった晩酌を
1年間我慢して、それをそっくり援助金として送ろうと思います
これだったら、健康にもいいし、妻も賛成してくれました
5~6万円程度ですけれど、僕の胃袋に消えるよりもずっといい
そして、ブラック先生と相談して
できればGゼミとしても援助金を送りたいと思っています
4.仕事
これが僕にできる、最大の貢献
日本の明日を担う子どもたちの成長の手助けをすることで
これからの、この国のために貢献したい
資源がないこの国にとって、人こそ資源
その人を育てる仕事をできる幸せを感じて
精一杯の力で仕事をしていきたい
僕個人でできることなんて
たいしたことでないのは分かっています
それでも、微力でも力になりたい
どんな苦難があっても、日本はそれを乗り越えることができる
それは歴史が証明しています
そして、その大きな原動力となるのは
日本人の最大の長所
『思いやり』と『勤勉』であると歴史は語りかけてきます
だから、僕も日本人の一人として『思いやり』と『勤勉』をもって
微力ながら貢献していこうと思います
人生観をひっくり返されるようなことが続いたこの数日間
『生』と『死』
その2つを見つめざるをえなかったここ数日
多くの塾の先生方がブログでこの大災害に触れている中で
僕もブログに書こうと思ったのですが
感情や頭の整理にずいぶん時間がかかってしまいました
(いや、まだ整理できていないかもしれません)
娘の誕生も、ご報告が遅れてしまい申し訳ございません
Gゼミは明日で、今年度が終了
いよいよ新年度がスタートします
計画停電はいまだ続いており
多くの苦労が待っていることでしょう
しかし、それはみんな同じ
被災者の方々に比べれば屁でもない苦労
だから、自分にできることを精一杯やっていこうと思います
カレンダー