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FIIOから発売された、ドングルタイプのUSB-DAC/Amp、KA17を購入したのでレビューしてみます。個人的にはAKM製DAC搭載のQ3を購入して以来、久しぶりのFIIO製DAC/Ampです。 外観背面。解码和耳机功率放大器の文字が中華っぽさを感じさせますポータブルのドングルDACとしてはやや大きめのスティックタイプで、ディスプレイとX状のプレスラインが印象的です。FIIOのポータブルデバイスはこの数年、プレーンなデザインからこうした方向性に転換していて、ガジェットっぽさも感じさせつつ、プレスラインやボタン形状の角度を揃えているあたりはステルス航空機のような統一感を感じさせるものになっています。入力はUSB-C、出力は4.4mm Bal/3.5mm SE(S/PIDF兼用)。ボリュームボタンの他、個人的に購入動機の一つになったDT(デスクトップ)モードスイッチや、外部給電用のUSB-Cポートが配置されています。 仕様DACはESS製E9069Qを2基、アンプにはFIIOお馴染みのTHX AAA 78+を採用。USB入力にはXMOS XU316だそうです。出力はバスパワー駆動の場合、300mW(Bal)/140mW(SE)ですが、デスクトップモードを使った場合、650mW(Bal)/270mW(SE)※いずれも32Ω としています。フォーマットは最高でPCM32bit/768kHz、DSD512、MQAに対応(レンダラーかフルデコ―ドか良く分かりませんでした)。多機能なドングルになっていて、8種類のデジタルフィルター、10種類のイコライザ、2段階のゲイン切替、2段階の音量分解能切替、USB-1.0/2.0切替、3.5mmジャックからのS/PDIF出力(最高24bit/96kHz)など、コンパクトな筐体に結構詰め込まれています。デバイスに接続しなくても、外部給電がされていればこれらの設定は単独で変更できます。できれば外部給電とデスクトップモードは常に使いたい機能 音質(個人の感想です)初めに書いておくと、デスクトップモードONはOFFの状態から劇的な音質向上がなされるわけではなく、あくまでも第三のゲイン、副変速と思っておくくらいでちょうど良いと思います。ハイゲインでも音量が取れなければ、外部給電を繋いでデスクトップモードをONにするという使い分けのほか、バスパワー以上の安定供給を期待して最初からデスクトップモードを使っても良いと思います。ちなみに十分な電力が供給できるUSBポートなら、この専用ポートを使わなくてもデスクトップモードは有効になります。KA17の音質は、やや寒色系の音色にダークな艶が加わって、一聴すると暖色系に転換してきたか?と思わせるものに聞こえます。よくよく聞きこんでみると目指したのは中庸では…?と思える仕上がり。もう少し丸さというか、瑞々しさが欲しくなりました。音像は繊細すぎないだけの太さはあり、やや硬めの印象で、とりたてて厚みのある音とまでは言えません。音場は意外と広く感じられ、それでいて見晴らしはやや甘いようにも感じましたが、ドングルサイズなのでコストやクラスを超えた音質はそもそも難しいでしょう。特にポータブル環境では広い音場に音が点在するよりも、やや狭い音場で音が整列している方が騒音が気になりにくいのではと思います。THD+Nがあまり良くない機種はホワイトノイズなどが気になってしまう場合がありますが、KA17はSEでもTHD+Nが0.002%と優秀だからか、Live音源や古い音源などで聞こえることのあるような、バックグラウンドのサーっという音はあまり聞こえません。もちろん録音に含まれていれば聞こえますが。 デジタルフィルターとイコライザKA17はアプリなどを必要とせず、デジタルフィルターやイコライザも変更することができます。ひと押しするだけで低音増強をしたりクロスフィードを調整するようなボタンはありません。ストリーミング音源でもハイレゾが多くなり、以前よりもデジタルフィルターを選べる恩恵は減ってきたように思いますが、それでもお気に入りの曲がハイレゾでない場合は選べることにありがたさを感じます。↑ファームウェアver0.84の頃KA17では初期状態がFASTで、他にはSLOW、MINI、MINI-S、APODISING-1/-2、HIBRID-F、BRICKの8種が用意されています。個々の詳細は見つけられませんでしたが、ES9069Qのデータシートを見つけられれば、ある程度類推できそうです。個人的にはなんとなくAPOD-1を選んで落ち着いていますが、MINI-Sもよさそうな気がします。さすがに8種類もあるとどれが一番いいのか決めかねます。ちなみにNOSは用意されていないようです。イコライザはOFFで聴く派なのですが、一応紹介するとOFFの他に、JAZZ、POP、DANCE、ROCK、R/B、CLASSIC、HIP-HOPがあり、更にUSER1/2/3の枠も用意されていますが、これはアプリなどが必要のようです。追記:ファームウェアver 0.99がリリースされ、早速アップデートしました。デジタルフィルターはリネームされ、初期値はMIN、以降はFAST-A、FAST、FAST-R、SLOW、MIN-F、MINI-S、MINI-SDという名称です。イコライザはOFFから順に、BYPASS、JAZZ、POP、DANCE、ROCK、R/B、CLASSIC、HIP-HOP、USER1/2/3です。BYPASSというのが新しく増えましたね。MQAとDSDはイコライザOFFの状態でのみ再生されるようです。 その他パッケージの底にはマニュアルと一緒にUSB-Cポートのキャップが入っています。見逃さないように注意してください。Lightning to USB-Cケーブルは付属していないので、別途FIIO LT-LTシリーズなどのケーブルが必要になります。付属ケーブルではなくLT-LT1というLightning to USB-Cケーブルを使っているのですが、再生中に曲の中で必ずとまでは言えないものの、微かにポップノイズのようなものが聞こえることがあります。大音量のノイズではありませんが、聞こえると興ざめしますし、ハイレゾ曲でなくても聞こえるので、ファームウェア更新で解消されるなら対策版を出してほしいですね(記事作成時点のファームウェア:Ver0.84)。まぁ、非付属品を使っているので強くは言えませんが。追記:ファームウェアver0.99を適用後、このポップノイズは聞こえなくなりました。追記:4月後半に入り、Ver1.16がリリースされ、すぐさま2.00に公開が切り替わるなどあわただしい展開がありました。曲送り/戻し操作が加わり使いやすくなっています。【Firmware】FIIO KA17 Ver 1.16を適用してみた(そして2.00へ)| そゆぶろ - 楽天ブログ3.5mm(SE)に4極グラウンド分離端子(Φ3.5mmだが4極あるもの。試したものは先端からL+/R+/L-/R-)を挿してみると、片チャンネルだけくぐもったような鳴り方で使えなかったので、同様の端子にリケーブルしている方は事前に試聴してみるなど確認した方が良いと思います。FIIO KA17 USB DAC アンプ楽天で購入今回、久しぶりのFIIO製DAC/Ampを購入してみました。ポータブルとデスクトップのエントリーモデルとの境界に位置するような製品なので、それぞれに専用のものを購入する予算は無いけれど、どちらのシーンでも使いたいというユーザーや、デスクトップ用になるべく小さくて、充電が要らないDAC/Ampがほしいというニーズを取り込めるかもしれません。他にもS/PDIF出力で小型DDCとして使うなど、いろんなニーズに応えられる製品ではありますが、機能を拡充していくとどんどん上位機種との境界があいまいになり、だったら上位機種(バッテリー付きのポータブルDAC/Ampなど)でよいのでは・・・と迷ってしまうこともあるでしょう。有線が煩わしいと感じるなら、音質は犠牲になるかもしれませんがBluetoothレシーバータイプもあります。KA17の価格や出力は正にそんなゾーン、つまりいろいろなジャンルのセンターに近い位置にあると思うので、評価の主軸によってちょうど良いとも、中途半端ともなりそうです。迷っていたり、逆にオーディオ熱がひと段落して、コンパクトなモデルに集約して落ち着きたい有線派ユーザーにも良いかもしれません。私としては普段はデスクトップで省スペースドングルとして使って、たまに持ち出すような使い方になりそうです。ポータビリティ優先の時はBluetoothレシーバーや他のドングルを、音質優先の時は据置機やポータブルDAC/Ampを使います。
2024.02.27
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今回はフルワイヤレスイヤホン・・・ではなく、既存のMMCX端子採用イヤホンをフルワイヤレス化するためのアダプタ、SHURE RMCE-TW2をレビューしていきます。主にSHURE SEシリーズとAONICシリーズのユーザーにオススメのアダプタですが、形状さえ合えば他社製のMMCX採用イヤホンでも使えると思いますよ。 外観写真では既にAONIC4のイヤホン部分と組み合わせていますが、もちろん付属品ではありません。私は以前購入したこのAONIC4があったのでイヤホンが付属しないTW2単品を購入しました。ゼロスタートを決めたい方向けには、SE215のイヤホン部分が付属するAONIC215が用意されています。ただし有線版AONIC215には注意しましょう。SHURE AONIC215(SE21DYBK+TW2-A)(トランスルーセント...価格:29920円(税込、送料無料) (2021/10/5時点)楽天で購入SHUREが自社製イヤホンのために作ったようなものですからAONIC4もフィットするに決まっていますね。他社製と違って曲線を多用したデザインです。SHUREの有線イヤホンは耳掛け部分のワイヤーを購入者自ら開封後に曲げる(だからこそ個人に合わせてフィットできる)のですが、このTW2は最初からパッケージ写真のようにカーブが形作られています。SHURE RMCE-TW2 ワイヤレス イヤホンケーブル Bluetooth ...価格:22680円(税込、送料無料) (2021/10/4時点)楽天で購入ケースはフルワイヤレスイヤホンのそれとして見ると大きめで、どら焼きや中華まんを想起させるサイズ感。素材は硬質なプラスチックですが手触りとファスナーのファブリックのおかげか、どこか柔らかな印象を受けます。ケース外側の下部には充電残量をチェックするボタン・ランプと、充電用USB−Cポート。付属するケーブルはUSB-C to Aです。 装着感SHUREイヤホンのユーザーのみならず耳掛けタイプのイヤホンを使う方は耳掛け部分の装着感が気になるところでしょう。SHUREの有線タイプであればワイヤーを自分で曲げて耳に合わせますが、TW2では開封時点でやや窮屈(耳への着脱を考えるとね)なくらいにカーブしています。私の耳にとってはこの初期形状は少し窮屈な着脱でした。しかし故意に曲げ拡げることなく少し開いてきた(L側)ので、使ううちに馴染ませる設計思想なのかもしれません。併せてイヤホン部分の耳への密着が増してきた感じもあります。メガネとの相性は悪くありません。しかし近年流行のマスクとの併用は、特にマスクを外すときはちょっとぎこちない外し方になってしまいます。外す頻度が少ない方を最初に装着すると良さそうですが、例えばメガネ+マスク+TW2の3段装着は耳の付け根にとってやや負担になるかもしれませんね。これはメガネの重さやマスクのゴムの強さにもよると思います。 操作感とアプリ操作はLR双方にある丸いボタンを単押し回数または長押しによるコントロールです。再生/停止/曲送り/戻しに加え、音量の上下も可能なので、この2つのボタンである程度完結できます。ボタン操作に対する機能の割り当てはスマホアプリ(SHURE Plus PLAY)から変更が可能で、イコライザの他外音取り込みの挙動やレベルも設定できます。アプリでは組み合わせたイヤホンを設定することもでき(SEシリーズとAONICシリーズのみ)、これによって出力が最適化されるようです。SHUREならではの機能と言えるでしょう。装着中このボタンは耳の少し後ろ、やや下に位置し、操作によるタッチノイズはあるものの他のフルワイヤレスと違ってイヤホン本体を触りません。よって装着状態の変化やタッチノイズは軽微なものに抑えられています(個人的にフルワイヤレスイヤホン本体をタップする操作は好きではありません)。 音に関する仕様と印象Bluetooth接続を利用したオーディオ再生(A2DP)のうち、基本的なコーデックであるSBC / AAC / aptXに対応します。ハイレゾ相当のLDAC等には非対応。AONIC4を組み合わせた音の印象(iPhone/iPadとAACにて。個人の感想です)は、若干の音圧痩せは感じるもののAONIC4の傾向をフルワイヤレスにうまく落とし込めていて、アプリ側からイコライザ(プリセット数種とマニュアルセット)によるアレンジも可能なことを考えれば十分な出来だと思いました。【レビュー】SHURE AONIC4【1BA + 1DD】 | そゆぶろ - 楽天ブログ一度ペアリングを済ませた端末間の切替は、接続されていない端末のBluetooth設定に表示された【Shure AONIC TW2】をタップすれば切り替わります。元の端末側は接続が解除されますがこちらをタップすればまた切り替わるので簡単ですね。Bluetoothオーディオはホワイトノイズが心配という方もいるでしょう。TW2+AONIC4の場合、聞き分けようと思ってようやく感じる程度で、曲再生中に気になるレベルとまでは感じませんでした。しかし外音取り込みにおけるホワイトノイズは少し気になります。 その他装着中は違和感というほどではないものの、耳の後ろに位置するユニットが頭に触れている感触が常にあります。有線イヤホンのケーブルと比べれば全く問題ないでしょう。バッテリー性能は本体のみで8時間+ケース側に24時間でMAX32時間。十分な性能ですね。遮音性はイヤホンに依存します。ANCは非搭載。防水性能はIPX4相当です。MMCXの先のイヤホンまで保証できないのでそこまで高くはできないのでしょう。過信は禁物です。ワッシャはTW2のMMCXに初期装着されています。予備はありません。音飛びは自宅で使うぶんには今のところ経験していません。電源はケースから取り出せば自動でONになります。TW1の頃と比べると細部がようやくユーザーフレンドリーになってきたと言えるでしょう。ケースは大きめなので収納時でもちょっとした隙間があります。予備のイヤーピースなど入れてもいいかもしれませんね。着実な進化を遂げたTW2。SHUREイヤホンのユーザーならば、その音質的特徴をフルワイヤレスに持ち込めることは魅力的なはず。SHURE AONIC FREEも発表されましたし、価格的にも迷うところだと思います。今後は外音取り込みの音質向上やコーデックの追加、耳から外した時の再生停止といったセンシング系が充実してくれると嬉しいですね。
2021.10.04
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初代hip-dacからの置き換えとして、現行のhip-dac3を購入したのでレビューしてみます。初代と2、そしてこの3もシンプルなポータブルUSB-DAC/ampの第3作として登場しました。初代hip-dacは鮮烈な青と黄銅色が映えるデザインで、私にとって初めてのiFi製品でした。IFI-HIP-DAC3 アイファイ・オーディオ USB-C接続対応ポータブルU...楽天で購入 外観hip-dac3はチタニウムカラーと銘打った、初代と2から比べて落ち着いたカラーリングです。大きな変化点は2つあり、データ入力用のUSBに一般的なUSB-Cを採用したことと、アッテネーターであるiEMatchをhip-dacシリーズとして初搭載した点です。初代を購入した時に気になったギャングエラーと音量の大きさに対して、ようやく制御できるスイッチが内蔵されました。iEMatchは出力を上げるPOWER MATCHとは正反対の効果があるので、iEMatchを使いながらPOWER MATCHも使うというのは、アンプに対して余計な負荷がかかりそうです。データ入力用のUSB-AはType Cになり、ケーブルの選択肢が増えることでしょう。充電専用のUSB-Cポートもあるので紛らわしくなったことは否めませんが、初代と2に合うUSB-Aはあまり選択肢がないので、データ用もUSB-Cになったのは嬉しい変更点です。 仕様(抜粋)対応フォーマット:PCM384kHz DSD256 MQAフルデコ―ドヘッドホン出力 :400mW(Bal) 280mW(UnBal) @32Ωアッテネーター :iEMatch (4.4/3.5/OFF)ゲイン切替 :POWER MATCH (High/Low)エフェクト :XBass(ON/OFF)入力(データ) :USB-Type C入力(充電) :USB-Type C付属ケーブル :USB-C to C / C to A / C to Lightning 音質(個人の感想です)音の傾向は、所有している初代の特長を概ね踏襲している印象です。hip-dac2は持っていないのですが、初代と3に共通すると感じるのは、解像感ある高音・中音域と、太く立ち上がる低音域の組み合わせです。音域によって違うこの鳴り方は、例えるならDD+BAのハイブリッドイヤホンのような印象がありますが、ほどほどのメリハリというかドンシャリ感があると好意的に評してもよさそうな鳴り方です。ノリや高揚感よりも高音質を重視する場合、hip-dacシリーズに共通する特徴として、ここは好みが分かれるポイントかもしれません。音場感はコンパクトなほうで、特に前方遠くまでは抜けていかない感覚を覚えますが、これも初代と共通する感想です。開放型ヘッドホンで聴いてみても音場のコンパクトさは感じるので、アンプ依存だろうと思います。低域が太めなので、もともと低域が強い密閉型ヘッドホンやイヤホンよりも、鳴り方のあっさりした中高域メインのヘッドホン・イヤホンを組み合わせて、必要ならXBassで低音を補うと良さそうです。低域がタイトになりやすいBAイヤホンや、低音の量感が少なくなりがちな開放型ヘッドホンでは使う機会が多いかもしれません。初代と比べて、hip-dac3では高音域のギラギラした印象や中音域にかかる低音の量感が幾分か抑えられ、ほんの少しだけ洗練されたと感じます。特に低音の太くふわっと膨らむような鳴り方は中低域を覆うこともあったのですが、分離感も上がったのか見通しが良くなりました。全体的な傾向は上で書いたように変わらないものの、フィルムコンデンサやGMT回路の改良がされているそうなので、その効果でしょうか。hip-dac3はシリーズに共通する特徴を持ちつつ、改善された点もあり単なるカラーリング変更でないことに安心しました。音域を跨いだ音色の統一感でいえばnano iDSD BLやZEN DACの方が優れていますが、どちらも落ち着いて聴ける環境に合っていると思うので、ポータブル用途にはhip-dac3の方が音楽に集中できそうです。iFiのポータブルにはGO bluやGO barもありますが、GO bluは超小型でワイヤレスということもあってhip-dac3よりも低音の力強さや実在感が薄く感じますし、GO barは高価格で音像が太くパワフルですが、デバイス側のバッテリーを消耗するなどそれぞれにデメリットもあります。上位のxDSD Gryphonはこれらを統合・高品質化したようなDAC/ampなのでかなり高価になり、サイズも大型化します。予算と用途に沿うものから選ぶとなるとGO bluやhip-dac3から試してみるか・・・となる人も多かろうと思いますが、携帯性ならGO blu、音質重視ならhip-dac3が良いと思います。【レビュー】iFi Audio GO blu【Bluetoothレシーバー】| そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】iFi Audio GO bar【USB-DACアンプ】 | そゆぶろ - 楽天ブログ その他電源スイッチを兼ねるボリュームは初代ではカチッという感触と音とともに電源のON/OFFが切り替わりましたが、hip-dac3では緩い起伏を越えるような感触とともに電源が入るようになりました。加えてギャングエラーは初代よりも格段に抑えられていますし、ボリュームノブの回転範囲(始点と終点)も少し変わったようです。電源ON/OFFのタイミングや回転範囲の端に当たる感触など、全体的に角が取れたものになり上質さが増したと思います。両脇にある、音源のレートによって色が変わるLEDは健在ですね。左から順に、電源OFF、ON、音量Maxですポータブル向けのGO bluやGO barと比べるとエフェクトやデジタルフィルターといった多機能さでは劣るものの、滑らかなボリュームノブの操作感は洗練された印象を受けますし、ボタンスイッチ(POWER MATCHとXBass)にしろスライドスイッチ(iEMacth)にしろ、長押しや同時押しで有効になる隠し機能は私が試した限りでは存在しないようなので、不慣れな人にも薦めやすいと思えます。付属品の中には初代と同じくゴム脚が4つ含まれていて、iFiロゴがエンボスされた凝ったデザインです。しかしhip-dac3にはiEMatchスイッチが底面の端にあり、ゴム脚を貼り付けるのにちょうどいい場所です。iEMatchが不意に動いてしまっても困るので、ゴム脚を貼るのは有効な対策ですが、4つ目をどこに貼るか、ちょっと迷います。付属するケーブルは3種類ありますが、iFiのホームページを見るとLightningケーブルが付属しないかのような写真があります。意図は分かりませんが、仕向地によっては付属品が異なるか、将来的に付属しなくなるのでしょうか。ファームウェアは7.4がインストールされていました。公式ページには7.6が公開されていたので、とりあえずこの最新版を自分でインストールしました。他にもMQAを無効化した7.6b、デジタルフィルターをGTOというものに替える7.6cがあり、自分で選ぶことができます。hip-dac3はデジタルフィルター切替や音場補正機能、ボリュームシンクロといったマニア向け(?)の機能は搭載されていませんが、内蔵バッテリーで駆動するBurr-Brown DACと特注OVアンプなどを搭載した回路によって、音質のアップグレードが期待できます。スマホやタブレット端末と安価なフルワイヤレスイヤホンの組み合わせよりも取り回しは悪くなりますが、音質向上を目指すなら購入検討してみてはいかがでしょうか。
2024.11.22
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以前購入した普及価格帯のS5270/12を愛用し続けています。刃も馴染んできて、自分も回転式に慣れてきたおかげで剃り具合も上々。シャワーついでのシェーブで使用後もすぐ洗えて清潔です。ちょっとした泊まりでの遊びにも付属のケースで持っていくのですが、できればもう少し小さいといいなぁというのが正直なところ。あと朝のバタバタで剃り残してしまって、通勤中に「あぁ〜」となることも。→以前のブログ ということで同じPHILIPSさんの乾電池式PQ208を買ってみたのでレビューします。早速本体と付属品を見ていきましょう。 本体とシェルケース(左)、刃のカバー、クリーニングブラシ(掃除刷毛って書いた方が短いよね)単三電池2本を入れる場所と、手に持ったサイズ感 ↓ 次に、刃のヘッド部分と、ヘッド部分を掃除する際の分解例です ↓ 防水ではないのでお風呂で使用は出来ません。簡単にヘッド部を分解できるので、自分は本体側を刷毛で掃除して、外した刃はホルダー含めぬるま湯ですすぎ洗い→自然乾燥するつもりです。(取説記述では刷毛を使用した掃除しかないので、すすぎ洗いは自己責任です) ちなみに↑の分解した様子は、一度無精髭を剃ってみてから刷毛掃除&刃のすすぎ洗いした後です。 使用感まだ刃が馴染んでいないので剃り具合は特筆することもないのですが、ネガティブな点もありません。こいつの真骨頂は乾電池駆動であることと、剃ったヒゲのくずが散らからない事。 肌に優しい点もポジティブな特徴ですね。2つのヘッドは独立して顔の凹凸にある程度追従してくれますが、機構や外刃のスリット、内刃を見る限り剃り味は数千円〜数万円の充電式に並ぶ事は無いでしょう。とはいえ、車通勤の途上で剃り残しを(深剃りでなくても)剃り上げたり、昼休みなどの隙間時間に剃り直したり、といったシーンが思い浮かびますので早速次の通勤からカバンに忍ばせておこうと思います。 乾電池だからバッテリー劣化というものが無く、コンビニ等で調達できるのも大きな魅力ですね。あ、一番の魅力は、価格かもしれません。なんたって安いんだもの。 (Am●zon価格に合わせて変動しているようなしないような) 【あす楽対象】 フィリップス 回転式ポータブルシェーバー(回転刃) PQ208 ブラック[PQ208]
2016.06.03
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Bluetooth機器はPCサプライにとどまらず、オーディオでも活用されてますね。昔は、無線で接続されたヘッドフォンでいい音を聴けるとは思っていませんでした。今となってはSONYのMDR-1000Xに惚れ込んでいますwさて、今回は通話を考えて作られたヘッドセットのお話。私が使ってきたのは、Jabra sealthという商品です。Jabraロゴの部分が押しボタンになっており、受話/終話/電源残量確認/Bluetooth接続 などを担当します。私の場合、写真の構成で右耳使用がメイン。左耳につかないこともないです。イヤージェル(オレンジのやつ)は左耳用?の付属品もあるので、つけたい側の耳にフィットする組み合わせで使用できます。内側の写真。充電はmicroUSB(カバー付)、その横にあるスライドスイッチが電源。側面にある楕円形の押しボタンでsiriなどの音声コントロールを起動できます。ノイズを低減してくれる機能もついており、音楽再生でも意外といい音が鳴ります。音量についてはスマホなど親機側でしか調整できない点が欠点といえば欠点。でもデザインがいいので私は気にしない!正直不便に思う時もあるけど気にしない!! stealthの派生モデルJabraさんも売れ行きが良かったのか、派生モデルやデザインの似た後続商品を発売してきました。ドングル付きモデルや【送料無料】GNジャパン 5578-230-309 Jabra STEALTH UC MS【在庫目安:お取り寄せ】防滴・防塵モデルJabra■Bluetooth ヘッドセット STEEL■新品未開封【即納】充電スタンドセットの、より洗練された外観のものまで。【送料無料】JABRABluetooth対応 ヘッドセット Jabra ECLIPSE-BLACK(ブラック)100-98200000-36これに限っていえば、形状的に右耳装着に最適化されています。左耳派涙目。ヘッドセットを使うことで、通話のスタイルが手ぶらになるというのはかなり便利で、作業を中断する必要がないんですね。もう所有して2年になりますが、もともと通話頻度も多くないのでバッテリーの持続時間も大して低下していないように思います。もともと6時間の使用に耐えるバッテリー性能というのも心強い。ヘッドセットはいろんなメーカーから発売されていますが、まだまだstealthでいこうと思います。
2017.07.03
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中国のオーディオメーカー、FIIOから新たなエントリー向け製品が発売されるようです。(11月3日発売予定) FIIO K11 Black フィーオ ヘッドホンアンプ...楽天で購入FIIO K11は、据置型のUSB-DAC/Amp。ワイヤレス機能は非搭載で、入力はUSB-Cポートと他2種、出力は前面の4.4mmバランスと6.35mmシングルエンドのの他、背面にRCAなどが用意されています。価格や構成はiFi AudioのZEN DAC(価格改定前)を想起させますね。ちょうどZEN Air DACとZEN DAC v2の中間的な価格に設定されていて、私のような初心者は「ちょっと試してみようかな」と思える製品です。電源は12Vの外部入力で、バスパワーには非対応のようです。この点はバスパワーでも外部入力でも動作可能なZEN DACの方が導入しやすいですね。DACにはCirrus LogicのCS43198を採用し、PCM384kHz、DSD256まで対応するので、たいていのストリーミングオーディオには対応できるスペックとなっていますね。ポータブル向けのQ11というエントリーモデルにもこのCS43198を採用していますから、FIIOはこのDACチップを積極採用していくのでしょうか。FIIOは製品の命名ルールを少し変えたようで、英字+数字+数字の3文字で表しているようです。K11はQ11はそれぞれ、据置ないしポータブル(K/Q)のエントリー向け(1)の何番目(1)という感じでしょうか。このせいで以前から販売されているK9といった製品と比べ、11という数字はなんだかさらに高性能な印象を持つかもしれませんが、スペックを見れば明らかにK9の方が上位モデルであることが分かります。K11の発売は11月3日予定です。
2023.10.28
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去年(2016)の購入時に付属していた火口を今も使っていますが、シーズン毎の交換が推奨されているのもあり、一応、交換品を購入しておきました。結構見た目に違いがあったので記録として残しておきます。色の薄い方が付属品で、1シーズン使用したもの(毎日ではありませんが)。濃い方が今回購入した火口。見た目も結構違いました!※追記2018年9月 交換しました。発熱量は交換前以上に満足のいくものとなり、点火(といっても、触媒反応させるためにZippoの火をこの火口に近づけるだけ)の速さもUPしました。やはり劣化は進んでいたということなのかな?今年の冬は、昨シーズン以上に熱く過ごせそうです笑ハクキンカイロ ミニ HAKKIN WARMER mini 保温18時間 【ハクキン懐炉】【送料無料】【smtb-MS】【RCP】【在庫あります!】【飛脚メール便にて送料無料でお届け 代引き不可】【☆】ハクキンカイロ株式会社HAKKIN換火口(STANDARD・mini対応)(メール便は発送から10日前後がお届け目安です)【ドラッグピュア楽天市場店】【RCP】
2017.11.28
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音の良し悪しは本当に言葉で表現しにくいものですね。こう感じる人もいるんだな 程度に受け止めていただければと思います。前回の記事ではMacbookAir(mid2012 MacOS Sierra)とMDR-1000X間のBluetooth接続に使うコーデックを選べるようにしました。MacbookAirとMDR-1000Xの接続にaptXを指定してみた | そゆぶろ - 楽天ブログちなみにMDR-1000Xは、SBC , AAC , aptX , そしてLDAC (SONY独自)のコーデックに対応しています。別格のLDACを除いて、一番低圧縮なaptXが一番いいだろうと思っていましたが、AACはビットレートをいじるバーがついてるんですよ。気になる・・・正直私の耳はオーディオの音質をよく聞き分けられる耳ではないと思いますが、今回は個人的感覚で、どちらがいいか聴き比べてみました。 同じ曲をAACとaptXで聴き比べ条件を今一度書き出しておきましょう。再生機 MacbookAir mid2012 (OS:MacOS Sierra 10.12.6)音源 iTunesStoreで購入の曲 (AAC 44.1kHz 256kbps)Codec ・AAC (ビットレートMax) ・aptXAACの時は、Enable AACのみにチェックを入れ、下のバーを右端に。これでビットレートMaxになるはず。対してaptXは、Force use of aptXにチェックを入れるだけ。 結果私の耳には、ドングリの背比べですかねぇ(笑)気持ち、やっぱりaptXの方が音に艶が出るような気がしますけどね。曲の終わりに残る余韻は、aptXの方がより長く残る。 ・・・ような 気が します。。。耳で判断するには自信がないので、もっとわかりやすい目安で比べてみる。◆データ転送レートを見てみるこれもBluetooth Explorerに含まれている機能です。どちらも同じとある曲の、残り1分時点でのグラフです。これがAACでのグラフこっちがaptX桁が違いますやん!グラフ縦軸のMax値はそれぞれ・AAC 30,000Bytes/sec・aptX 100,000Bytes/secとなっており、平均的にもaptXの方が転送量が多いみたい。aptXの方が転送量の変動が激しいようにも見えますけど・・・曲の特徴なのか、その時の通信具合によるのか、判断しかねます。また、転送量=音質かどうかも私には分かりません。ちなみに、SBCとaptXでは別途Bit Rate(kbps)が表示されていたので、参考までに掲載します。以上、素人の音質比較でした。私はとりあえずaptXで楽しみます〜こちらもどうぞ。【比較】MDR-1000Xでハイレゾ音源を聴く【有線/無線】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【有線】初代WI-1000Xで有線 | そゆぶろ - 楽天ブログ
2017.07.21
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久しぶりにワイヤレスヘッドホンを購入したのでレビューしてみます。GRADO GW100xはGRADOヘッドホン全体のドライバ刷新(e → x)に合わせGW100をリニューアルしたモデルで、シリーズで唯一Bluetooth対応の開放型ワイヤレスヘッドホンです。 外観相変わらずGRADOらしいデザインを踏襲していて、印象は左右両出しのケーブルがなくなったGRADO Prestigeシリーズです(重量感もそんな感じ)。しかし細部を見てみると、L/R表記が内側に移動していたり、際限なくクルクル回りそうなシャフトの断面形状は●から◖状に変更されていたりと変更点は多いようです。各回転軸の稼働範囲は制限があり、ヘッドバンド端から伸びたケーブルに負担をかけにくいよう配慮されています。ボタンやステレオミニジャック、充電用USB-CなどはL側に集約。USB-Cポートにはカバーも。ヘッドバンドは本革・ステッチ仕様で、革は薄そうですがクッション材が入っているので痛みは感じません。側圧はさほど強くなく、Wクッション(イヤーパッド)の柔らかさもあり開封時点の側圧でちょうど良かったです。このスポンジタイプのイヤーパッド、Wクッションは、一見するとSRシリーズ60x~125xのSクッションと同じもののように見えます。ドライバ正面も覆っていて、仮に全く同じドライバだったとしてもSR225xや325xとは聴こえ方に違いがありそうです。ハウジング内部にはバッテリーや基板があるはずで、開放型としつつもGRADOヘッドホンの中では密閉型に近い造りのようですね。基板ないしプレートで塞がれた内部。音の抜け具合を決定づけていそうな穴も見えます。ちなみに有線モデル(SR225x)は似ているようで違う設計です。【レビュー】GRADO SR225x【開放型ヘッドホン】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 仕様(抜粋)インピーダンス 38Ω音圧感度 99.8dB/mW周波数特性 20Hz〜20kHz左右間精度 0.1dB (±0.05?)Bluetooth Ver 5.2コーデック SBC / AAC / aptX Adaptiveバッテリー 最大46時間USBポート type-C有線接続 Φ3.5mm(シングルエンド)Sクッションを採用しつつL/Rチャンネルの誤差も小さく抑えるなど(箱表記は0.05dBで、ホームページを見ると0.1dBでした)、SR80x~125xあたりの特長が混在しています。規格としてのaptX Adaptiveは現在、最高音質で24bit/96kHzに対応しているそうですが、GW100xのスペック表を見ると周波数特性は20~20kHzとなっていて、ハイレゾワイヤレスのロゴもありません。aptX Adaptiveへの対応はGRADOがホームページなどで明示していますが、実のところ何bit/何kHzまでの音質で通信ができるのかまでは示していない点には注意が必要です。そもそも受信側のGW100xだけでなく、送信側のスペックも無視できません。例えばiPhoneしか持っていないのにGW100xを購入しても、aptX Adaptiveでの接続はできず、SBCかAACになるでしょう。話が少し逸れましたが、aptX Adaptiveは高音質と可変ビットレートによる接続安定性の良さを掲げていますから、GRADOとしては接続安定性の方を期待して採用したのかもしれませんね。実際のところ、途切れがちな高音質よりも、安定している普通音質の方が聴く気になれます。できればサンプリング周波数をLED色で表示してくれたり、アプリで動作状況を確認できる機能があると嬉しかったですね。現状この辺の情報量は送信側の機器に依存しますが、後述する私の使い方(iPadとBTD600の組み合わせ)では、判別できることはBTD600のLED色くらいしかなさそうです。そんなことを考えてしまう一方、GRADOの音はそんな細かいことまで気にして聴くものじゃない と言われれば、まぁそれも納得してしまう気もします。 音質(個人の感想です)●ワイヤレス接続量感のバランスは低音はやや控えめで、全体的に明るすぎない、やや落ち着いた印象です。GRADOにしては穏当な仕上げでしょうか。中高域は抜けが良くややドライ(これはドンシャリ感に繋がるかもしれません)、中低域付近はほんの少し籠っているのか、中高域よりも密度を感じる音場感です。通常のGRADOと比べて音の抜け具合が違うのでしょう、結果的に薄っぺらい音にならず悪くないと思います。解像感はそれなりですが分離感は並みといった印象です。音場感は左右の展開は悪くないものの前方へはあまり広がらない印象で、解析的にならずに、ながら聴きしやすく聴き疲れしない音だと思います。GW100xに限らず、クラシックなBluetoothオーディオ(SBC / AAC / aptX)では、どこか消費電力に配慮しつつ整えた印象の残る音でしたが、aptX Adaptiveでは音像の輪郭というか、ニュアンスの再現性が一段良くなる印象です。ちなみにワイヤレス接続ではaptX Adaptiveを使うためにSennheiser BTD600を組み合わせています(Lightning - USB3カメラアダプタ経由でiPadと接続)。この場合GW100xがペアリング・接続するのはBTD600です。aptX Adaptiveの挙動はBTD600をWindowsPCに接続した場合、24bit/44.1kHz, 48kHz,96kHzが選択でき(BTD600への入力を選択しているのか、BTD600からの出力を選択しているのかいまいちはっきりしません)、どれを選択してもGW100xから音が出せましたが、iPadではそういった選択はできないようでした。ちなみにBTD600 → GW100xの順で電源をONした方が接続後の安定性が良さそうです。Sennheiser BTD600【簡易レビュー】Sennheiser BTD600【Bluetooth】 | そゆぶろ - 楽天ブログしかし音質、特に実在感という点では、やはり有線接続でアンプ(iFi audio hip-dacを使いました)を通した方が良いと感じました。●有線接続付属のケーブルで有線接続(電源はOFF)して聴いてみると、意外と音量をとりにくかったです。hip-dacでPowerMatch OFFの場合、11時半くらいまでボリュームを上げてあげるとちょうどよい音量がとれましたが、PowerMatch ONで10時半くらいのボリュームの方がしっかりと鳴らせている感覚が得られました。 (再生機と繋ぐの忘れたまま撮ってますね)【レビュー】iFi audio hip-dac DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログ同じXドライバを搭載する有線モデルのSR225xと比べて音量がとりにくいのは単にケーブルによるものなのか、ドライバまでの電送系全体を含めた抵抗が高いのかは定かではありませんが、有線接続でアンプを使った方が音の一つ一つに芯の強さというか、押し出し感のある音だと感じました。日頃からアンプを通して有線ヘッドホンを鳴らしている人なら、「やっぱりこっちだな」という感覚になるのではないでしょうか。音抜けが良い、ということで音漏れの方は相変わらずありますし、侵入もしてくるので環境次第で快適さは変わります。ANC付の密閉型ヘッドホンとは使うシーンが違いますね。静かな環境を基本としつつも通知音や環境音を遮りたくない場合には合いますし、ANCによる環境音の遮断に違和感を覚えてしまう人にもお勧めです。大事に長く使おうとしてもバッテリーの劣化は避けられませんが、スペックの46時間から半減したとしても23時間。そこまで連続して聴くことも少ない・・・というかないと思うので、軽量なワイヤレスヘッドホンとしてもそこそこ長く使えそうですし、有線使用しかできなくなっても不満は少なそうです。 快適な軽量ワイヤレス各社のANCヘッドホンは概ね密閉型アラウンドイヤーであり、特に夏場は蒸れを気にして使用をためらってしまいますが、GW100xはオンイヤーのスポンジパッドである上、開放型で蒸れにくいヘッドホンです。けっこう軽量(185g)なのでヘッドホンとしては快適な装着感といえるでしょう。価格に対する音質は有線のSR225xに及ばない印象があるものの(価格改定前のSR225xを購入しているので強くそう感じます)、有線GRADOの太いケーブルを考えればワイヤレスの快適さは段違いです。それでいてワイヤレスヘッドホンのトレンドに全面的に追従することなく、GRADOヘッドホンの特長を堅守している点が他のワイヤレスヘッドホンにはない魅力です。Bluetoothオーディオの次世代規格であろうLE audioだとかLC3だとかいったものが思ったほどヘッドホン商品に展開されていない状況を待ちきれず、久しぶりにワイヤレスヘッドホンを購入しましたが、結果的にはaptX Adaptiveが安定動作するならもう及第点といった印象ですね。GRADO GW100x楽天で購入
2023.05.30
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帰宅後の暇を持て余して、手持ちのデバイスを普段と違う組み合わせにして試していました。せっかくなので挙動とかを書き残しておきます。まず知らない人のために紹介すると、BTD600はSennheiser製のBluetoothトランスミッターで、USBポートに挿すことで音声をBluetoothで飛ばすことができます。GO bluはiFi audio製のBluetoothレシーバー兼USB-DAC/Ampで、Bluetoothを受信して内部のDAC/Amp回路がヘッドホン出力まで音楽を送ります。【簡易レビュー】Sennheiser BTD600【Bluetooth】| そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】iFi Audio GO blu【Bluetoothレシーバー】| そゆぶろ - 楽天ブログBTD600は普段、フルワイヤレスイヤホンやBluetoothヘッドホンとペアリングして使っていて、GO bluの方はiPhoneと組み合わせています。しかしこの組み合わせだと、GO bluの対応コーデックのうち、AACしか使っていないということで、aptX Adaptive(GO bluは48kHzまでの対応)で使わないのももったいないなと思いました。BTD600とのペアリングを済ませると、自動的にaptX Adaptiveが選択されました。これはBTD600のLEDが薄紫色であること(コーデックによって色が違います)、GO bluの音声アナウンスでaptX Adaptive 48kHz(ビット深度はアナウンスされません)とアナウンスされることから分かります。挙動の方はというと、ちょっと心配していた曲送りや戻し、再生/停止といったBluetooth経由の操作は問題なくできました。しかしボリュームの増減はiOSとの同期がうまくいっていないようで、GO bluのボリュームノブを操作すると実際の音量は問題なく増減しますが、iPhone側のディスプレイに表示されるボリュームバーのアニメーションはアップダウンを繰り返していますし、反対にiPhone側でボリュームを増減させると実際のボリュームの方が意図とは連動しない小刻みなアップダウンを伴ったりしてしまい、直接iPhoneとペアリングして使うよりもクセがあります。再びiPhoneとの接続に戻すと、ボリューム同期が効かず、GO bluのボリュームノブを回転させても実際の音量は全く変わりませんでした。結局GO bluの電源を入れ直すことで元通りボリュームシンクロするようになりましたが、同じような使い方を想定している人は気に留めておいた方が良さそうな挙動です。
2024.04.17
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チプカシ(チープカシオ=CASIO STANDARDシリーズ)は安価であることが最大の魅力。最近、G-SHOCKの5000系(通称角G)を買おうか迷っていたけど、ちょっと冷静に自分の用途を分析。◆あんまりゴツいのは邪魔になる◆時間のズレは5分くらい進めておくから気にしない◆潜水どころか水泳もしない◆国外へ出るのは年に1〜2度と、列挙してみた結果、買ったのはチプカシの中でもベーシックなF-91W文字盤の枠が金色のものを買ってみました。通常のF-91Wと比べていく形でご紹介していきましょう。 外観を比較基本的には全く同じ。違いは文字盤の枠色、ボタン類のメッキ、そして些細な違いですが液晶の色味。視認性は青枠の文字盤の方が若干優れているかな?光源の角度によっては、文字が浮かび上がったように見えます。 機能は同じボタンは3つ。詳細は省きます。とっても簡単なので、ポチポチ押して体で覚えてしまえる方も多いのではないでしょうか。ちなみに、3つ全部を同時に押すと、液晶の全点灯?になります。液晶の文字欠けなどはこれでチェック可能。 薄型軽量、G-SHOCKに劣る耐衝撃性能とっても薄型で軽量なこの時計、G-SHOCKのような耐衝撃性能や防水性能は保証されていません。がしかし、そこがまたこの時計の長所だったりするのです。装着感を感じにくいほど軽く、袖に引っかかりにくい薄さ。普段使いにぴったりだと思います。 安価だから紛失しても気が楽決して失くす前提で言っているわけではありませんが笑万が一紛失・盗難にあっても、買い直しやすい時計なのが救いです。ただ、海外ではちゃんと時刻合わせをしましょう。もち、手動です。チプカシはバリエーションも様々ですが、シンプルなほどにチプカシらしさがあると思います。一つは買ってみてほしい腕時計ですね!CASIO-F-9 カシオ 腕時計 チープカシオ デジタル F-91W-1 / ...楽天で購入
2018.02.05
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静電容量無接点方式を採用するPFUさんのHHKB(Happy Hacking KeyBoard)シリーズ。現行モデルの中で最もベーシックなHHKB Professional Classic 英語配列は、キーボードとしての基本的な機能のみを備えた実質的なエントリーモデル。HHKB Professional Classic 英語配列/墨楽天で購入それではどんなキーボードなのか見ていきましょう。フラッグシップモデルであるHYBRID Type-Sのレビュー記事も参考にどうぞ。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 外観簡単に言ってしまえば、英語配列60%キーボード。上位モデルと違って有線専用なので、電池を入れるスペースが無く更にコンパクト。カラーは今回も墨(有刻印)を選びました。視認性はあまり良くないものの落ち着いた配色が気に入っています。底面にはDIPスイッチを搭載しており、キーボード単体で少しだけ修飾キーの配列をアレンジできます。四隅には滑り止めがあり、チルト調整できる脚は収納状態も含めて3段階調整が可能です(この脚の先端には滑り止めがありません)。 接続はUSB Type-CのみClassicは上位モデルと違い有線専用。必要なUSB Type-C to Aケーブルは付属しています。Type-C且つL字型なので、ケーブルをキーボードに沿わせて左に引き回すことができるし、右に引き回すことも可能。Type−Cコネクタの利点(リバーシブル仕様)が活きますね。 HHKBの英語配列一般的なUS配列とは少し違います。Return(Enter)キー上段にDeleteキーがあり、その上にチルダ(~)があります。そのほか、Aの隣はCapsではなくControlキー(CapsはTab+Fn)。カーソルキーも含め、Fnキーを使ったコンビ入力の多いキー配列となっていますFnキーとのコンビ入力となる文字・操作はキー側面をご覧くださいこれもHHKBの特徴の一つですね。私の場合、HHKBのキーボードはロゴよりもキー配列の方で見分けている気がします。これまでの写真で分かるように、墨モデルの文字はとても見にくい配色です。朝夕のちょっと薄暗い時なんかは照明がないと読みとれません。タッチタイピングが身に付いていない方は白を選んだ方がストレスなく使えると思います。 打鍵音と打鍵感■打鍵音打鍵音は明確にあります。底打ちはストストと比較的穏やかですが、キーが上に戻った時の音は軽め。押下(↓ "スト")と復帰(↑ "カチャ")、この2トーンの打鍵音ははじめ違和感を覚えるかもしれません。静粛性を求めるならType−S仕様(Professional HYBRID Type–S)が良いかな。打鍵音はオフィス向きとは言えないものの、自室で使うなどの用途であれば程よいBGMになってくれるかもしれません。私はこのカチャカチャいう打鍵音も割と好きで、Type−Sよりも軽快な気分になります。■打鍵感押下圧は45g。約19mmのキーピッチと4mmのストロークに加え、シリンドリカルステップスカルプチャを採用。押下のはじめに極々弱いタクタイル感を感じますが、ほとんどフラット的な特性といっても過言ではないと感じました。(少なくとも見えるところには)鉄板など使われておらず底打ちの反力は柔らかい印象で、鉄板を使って剛性を高めたメカニカルキーボードとは違いますね。スイッチング原理は全く違いますが、メンブレン式キーボードの打鍵感を超がつくほど磨き上げたかのよう。考えてみればメンブレン式も静電容量無接点式もラバー部品をキー下に配置しています。私がこう感じたのはもっともな事なのかもしれませんね。そうそう、HHKBは厚みのあるキーボードなので、パームレストを併用した方が疲労は少ないと思います。写真はProfessional HYBRID Type-Sパームレストウッド(ウォールナット色)PZ-WPHHK2WN(バード電子製)楽天で購入 入門機にして高級機静電容量無接点方式を採用したキーボードは他社製のもう少し安価なモデルが存在するので、このキーボードはHHKBの入門機だろうと思います。しかしキーボード市場の中では高級機ゾーンに属しているのも確かでしょう。以前の私なら単価2万超のキーボードなど選択肢に入りませんでした。HHKB Professional Classic 英語配列/墨楽天で購入■上位モデルとの違いと共通点上位機種との違いは明確で、Professional HYBRID Type−SからTypeーS構造を取り除き(=HYBRID)、Professional HYBRIDから無線とキーマップ編集機能をカットしたものがこのProfessional Classicです。しかしこれまでレビューしてきた様に、省スペースなキー配列やシリンドリカルステップスカルプチャといったHHKBらしさは失われていません。もちろんこれも静電容量無接点方式を採用していますから、打鍵感の特徴や耐久性など基本的なところは同じ。(DIPスイッチや底面のゴム足、チルト調整機能も各モデルに採用されています)人とマシンの間を取り持つ存在であるキーボード市場は、配列や構造の違いで実に多種多様です。だからこそ自分の意思と指に馴染むものが見つかると嬉しくなりますね。
2021.05.02
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時々、ふと考えてしまうことがあります。もうちょっと詳細に表せば、スマホをミュージックプレーヤーとして、更にプラス1するなら、バッテリー内蔵タイプのポータブルDAC/アンプが良いのか、スマホからのバスパワーで駆動するドングルタイプのポータブルDAC/アンプが良いのか?です。長い・・・ちょっと整理してみましょう。共通の長所・有線接続によりBluetooth接続よりもロスが少ない場合がある・スマホ内蔵のDACよりも高音質で聴ける場合がある・3.5mmジャックがないスマホでも有線イヤホンを使える共通の短所・持ち物が増える・有線接続による取り回しの悪さ・スマホからイヤホンの中間に重量物が生まれ、聴く時のスタイルがちょっと鈍重・乱暴に扱うとOTGケーブル(スマホ〜アンプ間ケーブル)が断線しやすい個人的な考えですが、このような図式ですね。・音質向上>手軽さ → バッテリー内蔵DAC・音質向上<手軽さ → バスパワーDACその他、こんな図式も成り立つのでは?と考えています。(なにもDAC/アンプに限った話でもないような)音質向上ーーーーーー低価格 | | | | | |小型軽量ーーーーーー多機能・何か1つを推し進めるとすると、隣り合う要素はマイナスの影響を受ける・一番遠い要素に対しては結果的にプラスの影響となる場合がある・隣り合う要素も追求すると、一番遠い要素がマイナス影響を受ける例えば、音質向上を推進すれば結果的に大きく高価になりやすく、しかし多機能を兼ねるかもしれない。低価格を推進した場合は音質と機能は制約を受けやすく、しかし小型軽量を実現するかもしれない。小型軽量/高音質/多機能なものを目指せば、おそらくそれぞれに高品質な部品が求められ、それは価格に反映される。市場ニーズの最大公約数的なものからかけ離れたモノが出来上がる。実際の製品開発(企画)段階では部品の入手性であったり、音の味付けに関する方向性であったり、環境保護への配慮であったり、製品群の中での位置づけといった様々な事情も反映されるとは思います。少し話が逸れました。もう少しそれぞれの長所短所を掘り下げてみましょう。バッテリー内蔵タイプの長所と短所長所・独立したバッテリーを内蔵していてスマホのバッテリー消費増を抑える・パワーや音質アレンジなど、比較的充実している場合が多い・Bluetooth内蔵であれば一部無線化もできる短所・充電をする機器が増える・ドングルタイプより大きく重いものが多い・スマホ側で音量調整できないタイプがあるバスパワータイプの長所と短所長所・軽量コンパクト・単体の充電は不要・バッテリーの劣化を心配しなくて良い短所・小型故に回路やボタン、端子を充実させにくい・スマホ側のバッテリーを消費する・小さくて紛失しやすい・表面積が小さく放熱にやや不利例えば自宅に据置機など自分の中でのオーディオのホームがあるなら、ポータブルな場面ではドングルタイプに妥協するのも良い選択だと思います。それこそフルワイヤレスイヤホンとかもありますね(これはこれで充電必要ですが)。逆にそういった基盤的なものを持たないのであれば、ポータブルとしてはやや嵩張りますがバッテリー内蔵タイプのより高音質で多機能を目指した製品を選んで、自宅でも外出先でも使い込むというのも、選択の一つだと思います。
2022.01.04
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手帳を購入したついでに、かねてより興味のあったLAMY2000も購入してみました。よくレビューの対象になっている4色タイプ(L401)ではなく、単色のボールペンです。【あす楽】ラミー LAMY 2000 油性ボールペン ノック式 ブラック モーク...楽天で購入 外観ダークグレーの胴軸とその他のパーツがシックなモノトーンを構成していて、ほとんどの面がヘアライン仕上げ。光を受けることでその仕上げが浮かび上がります。葉巻型のリラックスしたシルエットにくらべて、表面の仕上げはシャープな印象です。ツルツルしすぎない表面処理なので夏場でもほどほどに手に馴染むところが良い感じです。(逆に乾燥肌の方にとってはグリップ不足を感じるかも?)胴軸をひねるとネジ止めされた軸が分割され、芯(リフィル)を交換できます。一見するとその分割点は分かりにくいのですが、上の画像中央にうっすらと見えるのが分かるでしょうか。へライン仕上げはこれを目立たなくする効果もありそうです。純正の替芯はM16という型番で、標準のMと、一段細いF(別売)から選べます。愛用確定というくらい既に気に入っているので、追ってFを買い足しました。ラミー LAMY ボールペン替芯 ブラック ブルー レッド F 細字 / M 中...楽天で購入胴軸の内側は、芯が真っすぐ口金に向かうような口径になっていますね。4色ボールペンのL401は同じようなサイズの胴軸に4本の芯(おそらくD規格品)が並んで収められているので、内部構造はちょっと違うと思われます。あちらは色選択の方式に振子式を採用していますね。それはそれで興味深いギミックです。【あす楽】ラミー LAMY 複合筆記具 2000 4色ボールペン 黒赤青緑 モー...楽天で購入私は普段色分けして書くことがないので、内部構造がシンプルで、インク量も多そうなL201を選びました(こちらの方がちょっと安価というのもあります)。多芯式のペンと違って、軸中心に真っすぐ芯が通るシンプルなノック式なので、信頼性の高さに期待しています。ペンクリップはソリッドな仕上げで、ペン中央に向かって細くなっていきます。胴軸は逆に太くなっていくので、なんだか対比的な演出に見えてきます。このエッジを丸めない仕上げはケガをすることはないと思いますが、見方によっては前時代的と言えるでしょうか。LAMYロゴのほか、裏面にはGERMANYの刻印も隠れています。 使用感素材の大部分が樹脂製なので、価格の割に(?)意外と軽い本体。書き出しの掠れは他のボールペンと大差ない印象ですが、インクの粘度が軟らかすぎず、ペン先の滑りが控えめで書きやすい印象です。インクがダマになりにくいようにも感じますね。ノックの感触は少し重めで、本体の軽さと比べると意外の感。普段手にする国内メーカー品(安物)と比べると2割増し程度には重く感じました。これだけで敬遠する理由にはなりませんが、ノックするたびに「他より重いなぁ」とは感じています。ノックをする時のガシュガシュとした感触や重さ、ペンクリップのソリッドな仕上げなど、何十年もLAMYを代表するペンの一つとして作られ続けているからこそ安易に変えられない事情もあるのかもしれませんね。例えばペンクリップの角を丸くしてしまったら、安全配慮としては歓迎されるでしょうけれど、それはそれでデザイン上の個性が弱くなってしまいそうです。手帳運用の再開をきっかけにボールペンにも凝りだしてしまい、気づけば何本もストックしてしまうようになりました。どのモデルも長所があり、このLAMY2000も日替わりで使っていくことになりそうです。もしかしたらスタメン扱いになるかもしれない、なんて思ってもいます。そのくらい魅力のあるモデルなので、私がよくペンのレビューで言うフレーズを今回も使いますが、プレゼントにも良い一本だと思います。
2024.08.11
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今回は、FitbitFlex2での睡眠ログについてです。アプリはiOS版。※睡眠ログのスクショを貼っていきます。それぞれ別々の日の睡眠ログなので、単純比較するものではないことを前提としてます。傾向を比較する程度。 以前使用のFitbitChargeHRでの睡眠ログ FitbitFlex2のログあれ、僕って寝返りゼロ人間になったの・・・?まさかね。 というわけで、アプリの設定を見直してみたら、睡眠感度なるものがありました。画像の一番下です。(アカウント_ 詳細設定_ 睡眠感度_ 【Normal or Sensitive】を選択) Sensitive(高感度)での、FitbitFlex2を使った睡眠ログです寝返りと判定された時間帯がしっかりと反映されています。就寝〜起床まで、7時間近くあるのに睡眠時間3時間15分とあるのは、寝返りを繰り返す状態と目覚めた状態をログから差し引いているからでしょうね。それにしても寝返ってるなぁ。それに、ChargeHRと比べると、別の日のログとはいえ寝返りを繰り返す(と判定された)時間が増えていますね。Normal⇨Sensitiveの違いで、ログデータの中身がより細かに記録されているのか、それともログデータ自体は変わらず、睡眠・寝返りの判定基準が変化しているかはユーザーである私には知りようもありません(多分)。結果として、アウトプットはより細かになりますよということ。バッテリーの持続時間に影響するかも不明です。あまり深く考えずに、眠っていた時間だけ知りたいならNormal睡眠中の細かなログも知りたいならSensitive結局、「そりゃそうだろ、何文字も費やして締めがそれかよ」な結果になっちゃいました。とはいえ、センサーの個体差や装着の仕方で測定に対するノイズは変わってくると思います。同じトラッカーを、同じ装着方法で毎日使っていくことが、日々のログを蓄積していく上でも大事なことだと思いますよ。【送料無料】 FITBIT ウェアラブル端末 フィットネスリストバンド 「Flex2」 FB403BK-JPN Black【送料無料】 FITBIT ウェアラブル端末 心拍計+フィットネス リストバンド 「Fitbit Alta HR」 Lサイズ FB408SBKL-CJK Black
2016.12.15
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Zippoのインサイドユニットを分解してみたら、ウィック(芯)の入り方がとても残念な感じ。自分で理想の状態に直してみた。コットンボールを8割出してようやくウィックが顔を出した【3点セット】ZIPPO 消耗品3点 ZIPPO フリント ウィック コットン ...楽天で購入まずウィックをまっすぐにして、コットンボールを3つ詰める。フリントチューブとケースの隙間に1つ、ウィックの両脇に1つずつここで一度、風防内のウィック長さを調整します。ウィックを横に倒し、軽くコットンボールに押し当てます。空いたスペースに次のコットンボールを詰め、その上にまたウィックを折り曲げて・・を繰り返します。最後のコットンボールを詰める時は、平らになるように。少しほぐした方がうまくいきます。赤いラインがウィックの蛇行イメージ 隙間にはコットンボール最後にフェルトパッドを戻して、ちょっと強めに押し込んではみ出しを減らします。あとはフリントとスプリングを戻して完了。ピンセット、マイナスドライバー(の代わりになるもの)があれば簡単にできる調整です。購入直後やウィック交換時に整えてみましょう。
2017.03.30
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SHUREの新しいライン、AONICシリーズのエントリーゾーンに位置するAONIC215 UNI-AとAONIC3。ともに有線モデルですが、AONIC215は1DD、AONIC3は1BAという明確な違いがあります。【レビュー】SHURE AONIC215 UNI-A 【1DD 有線】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】SHURE AONIC3【1BA】 | そゆぶろ - 楽天ブログ以前のAONIC3と4の比較のように、音質をメインに比較。【比較】AONICの3と4【1BA | 1BA + 1DD】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 環境iPad5th直挿し 標準のミュージックアプリを使用。イヤーピースはどちらも初期装着品(フォームのMサイズ)です。2機種の違いを抜粋すると以下のようになっています。構成 AONIC215 1DD(=SE215通常版) AONIC3 1BAインピーダンス(1kHz) AONIC215 17Ω AONIC3 26Ω周波数帯域 AONIC215 22Hz - 17.5kHz AONIC3 20Hz - 18.5kHz価格 AONIC215 約¥13,000 AONIC3 約¥21,000付属品 AONIC215 AONIC3215と比べて実に豊富。写真にはありませんがキャリングケースは同じ。 高音AONIC215 ★★★☆☆AONIC3 ★★★★☆3の高音はクリアな鳴りで、215よりも伸びを感じます。どちらも刺さらないマイルドな音像ですが、215は印象がちょっと薄い。 中音AONIC215 ★★★☆☆AONIC3 ★★★★☆215は少しこもり気味に感じるウォームな鳴り方で、疲れにくい聴きやすい音。3はこもりは感じないが音像がマイルドに感じられ、高音と共にクリアな鳴り。ボーカルと演奏の位置関係はどちらも全体的に近距離な感じで、3の方が音場は広く感じられます。215に前後を足した感じ。 低音AONIC215 ★★★★☆AONIC3 ★★★☆☆215は低音がやや強め。量感は十分で、タイトさと広がりが程よい。しかし中音域がこの低音にやや押される場面もある感じ。3の低音はタイトで好印象なのですが量感がちと寂しい。 総評AONIC215 ★★★☆☆(付属品が少ないが安価)AONIC3 ★★★☆☆(音は★4 装着感△)全体的にAONIC3の方が好印象で、中・高音がメイン。タイトな低音からクリアな高音まで音像がマイルドで心地よい。しかし低音域と装着感は215に分があり、自分に合う装着状態にたどり着くまでしばし時間が必要でしょう。215は相対的に低音域の良さが光る一方、中・高音はそれなりという印象。装着感は良好で、耳にピタッと収まる。個人的には、初期装着のフォームよりも付属のシリコンタイプのイヤーピースを使った方が装着の手間や音質が好みです。付属品の違いはやや不満。しかしそれぞれの立ち位置を明確にしているような気もします。DD/BAの違いはあれど、どちらも1ドライバで音の統一感はあります。傾向が違うので好みは分かれるでしょう。いかがだったでしょうか。あくまで私個人の感想ですが、クリアな中・高音を求めるならAONIC3、低音重視のややウォームな音ならAONIC215がいいかと。予算で決めるより音の好みで決めた方が納得できそう。価格差は¥1万もしないくらいですが、付属品の差と発売年次を考えればまぁまぁ納得かと。(新製品) SHURE シュア AONIC215 UNI ブラック 【SE215...価格:14420円(税込、送料無料) (2020/9/18時点)楽天で購入例えるならAONIC4や5は完全に上級生(5は聴いたことないけど)。215と3は得意科目の違う同級生という感じ。どちらもリケーブル可能なイヤホンなので、付属品のイヤホンや¥5,000未満のイヤホンに飽きたら、ちょっとお金をためて挑戦してみると面白いかもしれません。【新製品】SHURE シュア AONIC3 エオニック ブラック 【SE31BA...価格:21780円(税込、送料無料) (2020/9/18時点)楽天で購入
2020.09.19
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iFi UnoはUSB-DAC/Ampのデビューにも良いと思います。レビューは既に書いているので、概要はそちらをご覧いただければ。【レビュー】iFi Audio Uno【USB-DAC/Amp】 | そゆぶろ - 楽天ブログ今回は、ヘッドホン出力に内蔵されている S-Balanced という回路に合うプラグ規格について書いてみたいと思います。 Φ3.5mm S-Balanced外見は一般的な3.5mmのイヤホンジャックに見えますが、iFi audioの製品ではS-Balancedという機能の採用が増えています。後述するTRRSプラグのケーブルを使うと本領発揮するようですが、一般的な3極(TRS)のものでももちろん使用可能です。私が所有している機種に限ってもnano iDSD BL、hip-dac、GO bar、Unoといった、ZEN DAC v2を除く全てで採用されています。ちなみに初搭載機はnano iDSD BLだそうです。●TRS(3極)とTRRS(4極)の違いイヤホンなどのステレオミニ3.5mmのプラグ先端をよく見ると、絶縁層(写真のものでは黒)で仕切られ金メッキされたエリアが3つか4つあります。一般的なものはTRSと呼ばれ、先端から順に左音声(L)、右音声(R)、接地(GND LR共通)です。TRRSは最後の接点が分割されていて、GND(またはバランス駆動のL-/R-)用としてLRそれぞれ単独で設けられています。これとS-Balanced回路を組み合わせた場合、回路上の左右共通GNDを分け、クロストークと呼ばれるものの低減を図っているわけですね。こうしたアプローチはグラウンド分離と呼ばれたりするようです。※注意したいのは、見た目がTRRSでも、イヤホンマイクやヘッドセットといったステレオ音声+マイク入力のある製品は上のような2つのGNDではなく、どちらかがマイク用の接点になっているものがあるということ(L+/R+/GND/mic とか)。そのほか、メーカーが自社製品どうしのマッチングのみを考慮して独自の接点順を採用している場合などです。 リケーブルという方法手持ちのイヤホン・ヘッドホンがTRS 3極プラグだとしてもすぐに気落ちする必要はなくて、S-Balanced採用機はプラグがTRSだとしてもクロストークの低減はある程度期待できるようですし、TRRS 4極プラグのケーブルに交換(リケーブル)するという方法もあります。そのためにはmmcxや2pinといった、ケーブル交換が可能なものが採用されていないと難しいのですが。それができるなら、例えばこういったケーブル単品を購入してリケーブルするという選択肢もありますね。onso オンソ 3.5mm4極プラグ-MMCX(L/R)イヤホンケーブル 1....楽天で購入うーん、書いてみると試してみたくなる・・・
2023.01.13
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Sennheiser BTD600を簡単にレビューしてみます。BTD600はBluetooth接続用のUSBドングルで、USB-AまたはCポートに接続してSBC/aptX系コーデックでワイヤレスヘッドホンを利用できます。USB-A端子の使用を軸に設計しているようで、USB-C端子で接続するには付属のアダプタを組み合わせることになります。USB-AポートのあるPC等での使用が最もコンパクトな利用スタイルですね。ゼンハイザー公式 Sennheiser BTD600楽天で購入Bluetoothバージョンは5.2で、プロファイルはHFP、AVRCP、HID、A2DPに対応。A2DPのaptX系とは具体的に3つのようです。・aptX・aptX Adaptive・aptX Low Latencyペアリングしたヘッドホンなどのスペックに応じて自動的にSBCまたはaptX系コーデックが選択されるようです。AACやLDACには対応していません。ドングル本体のボタンを押すことでSBC(LED色:白)/aptX系(LED色:薄紫)を切り替えることは可能ですが、どちらもビットレートがどうだとか、aptX系からどのコーデックが適用されているかといった動作の詳細は見分けられません。ペアリングを保存できるのは直前の1台のみで、別のヘッドホンなどをペアリングすると以前のものはペアリングからやり直しになります。iOSで認識した状態では、コーデックは判別できず(BTD600のLED色である程度判別可)。WindowsPCで認識した状態。24bitの時点でSBC、aptXではなく、aptX Adaptiveであろうことが窺えます。私はWindowsPCやiPad(Lightning-USB3カメラアダプタ経由)で使っていて、ワイヤレスヘッドホンを接続しています。ヘッドホンの電源ONよりも先にBTD600を待機状態にしておくのが安定接続のコツでしょうか。【レビュー】GRADO GW100x【ワイヤレスヘッドホン】 | そゆぶろ - 楽天ブログ
2023.06.11
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今回はアメリカのMECHANIX WEAR(メカニクスウェア)が販売しているグローブ、FAST FITをレビューしてみます。メカニクスのグローブはこのFAST FITのように大まかにシリーズが分かれていますが、その中でもいくつかの違いがあり、今回レビューするのはFAST FITシリーズの中のタクティカル(品番がFFTABから始まります)グローブ です。MECHANIX WEAR FAST FIT楽天で購入 外観手の平側は指先まで合成皮革。手の甲側はややメッシュ調のファブリックで縫製され、手首周りはもう少し厚手のファブリックが使われています。親指を除く指先、爪のあたりにはラバーコートもあります。メカニクスはブランド名に対する誇りが高じてか、手首、手の甲といった各所にMECHANIX GLOVESのロゴがあしらわれていますね。 FAST FITこのシリーズは手首にベルクロ(マジックテープ)などのフィット感を高める別パーツはなく、縫い付けられているゴムと合皮以外の生地の伸縮によってフィット感を高めています。また手首内側の端にはナイロンループがあり、装着時はこれに反対の手の指を引っかけて引くように装着すると素早く装着できます。 使用感手に合うサイズが前提になりますが、フィット感は良好です。合皮の手の平側は通気性は良くありません(グローブの中で手の平が蒸れる感覚があります)が、手の甲側は通気性が良いのでしょう、蒸れる感じはほとんどありません。合皮パーツは指先までカバーしていて、実はスマホなどのタッチパネル操作にも対応しています。当然ながら指紋認証はできませんしキーボードなどの細かな操作は厳しいものがありますが、着信への応答くらいであれば外す必要に迫られないでしょう。この合皮はなかなか優れもので、使い込むとそれなりに劣化してきますが握力を上げるほどグリップが得られ、まさに人工皮革といった印象です。手首のループは使わない時にフックなどに引っ掛けるという使い方もできます。私は写真のグローブで通算3双めの購入です 他のシリーズメカニクスのグローブは手首にベルクロのあるオリジナルモデルや、より過酷な現場に向きそうなM-PACTといったシリーズがあります。FAST FITのそれよりも値が張りますが、相応しい場面では頼りになりそうなラインですね。Mechanix Wear THE ORIGINAL楽天で購入Mechanix Wear M-PACT楽天で購入MECHANIX WEAR FAST FIT楽天で購入暑いと素手で作業したくなるものですが、人間の手は傷つきやすいもの。農作業や引っ越し、機械整備に災害ボランティアなど手袋をした方が良い場面はたくさんあります。皆さんも手に合い、目的に沿うグローブを探してみてはいかがでしょう。それではご安全に!
2023.07.29
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時間を持て余していた先週末、手持ちのnano iDSD BLに、GTOフィルタを適用してみました。いわゆるifi_Xmos_5.3Cというバージョンのファームウェアです。これを適用すると、PCM音源はnano iDSD BLに入力された後、384kHzにアップサンプリングした上でGTOフィルタが適用されるようです(LED発光色が384kHzを示す白色になります)。背面のフィルタスイッチを切り替えても聴感上変化を感じないので、従来の5.3で選択できるMeasure/Listenは選択できなくなるようです(ファームウェアを5.3に戻せば再び使用可能)。iFi Audio公式によるGTOフィルタについての解説はこちらに詳述されています。iFI-Audio.jp News and Blog ギブズ・トランジェント・オプティマイズド・デジタル・フィルター;ほんものの音楽のようなトランジェント↑外部リンクです私個人の聴感上は、音のブライトネスがやや落ち着き、ギラつきが大人しくなると同時に、特に低音がやや緩く(時間軸上のキレが甘く)なったように感じます。どう感じるかは人それぞれだと思いますが、個人的には低音が薄いイヤホンなどを使っている場合はGTOフィルタを適用したDAC/ampの方が、比較的に低音を感じやすいような気がします。低音の量感が増えるように感じるわけではありませんが、キレの甘さが低音を感じる"間"を与えてくれているような感じでしょうか。まぁそうは言っても聴感上の些細な差という表現を超えるものとは感じませんでした。興味深いのが、上段のリンク先で述べられている解説から受ける印象と、私の感想がやや異なることです。iFi Audioユーザーでファームウェア変更ができる環境にある方は、時々試してみてはいかがでしょう。もしかしたらスタンダードなフィルタ(FIRとかリニアフェーズとか呼ばれる左右対称なインパルス応答を示すもの)よりも、GTOのようにプリリンギングをカットしたものや、ビットパーフェクトといったNOSのようなものが気に入るかもしれません。【レビュー】iFi Audio GO bar【USB-DACアンプ】 | そゆぶろ - 楽天ブログ実際私の場合、iFi Audio GO barはビットパーフェクトがなんとなく好みでした。残念なことに私の環境で5.3Cを使うと、iPhoneに対しては特に問題なく動作するのですがPCに接続するとどうしてもぷつぷつとノイズが入るので、その日のうちに5.3に戻しました。
2022.09.08
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昨年(2022年)からiittala(イッタラ)の魅力にハマりだしているのですが。肌寒さを感じるようになってからというもの、シンプルなKiviとはある意味対極にある、Ultima Thule(ウルティマツーレ)というシリーズのキャンドルホルダーも気になってきてしまいました。ウルティマツーレは融けつつある氷と雫を模したようなデザインが特徴的なシリーズで、デザインはタピオ・ヴィルカラ氏(故人)の手によるものだそう。暖かい季節には全く気にならなかったシリーズなのだけど、冬を感じはじめてからというもの・・・気になって仕方がない。フィンランドほどではないものの、私の住む土地も雪は降るし氷柱(つらら)もできる。その寒さとウルティマツーレのデザインがとても近しい存在だと感じたのです。ウルティマツーレは大きめの雫のような3つの脚で自立するようにデザインされていて、ほかにも小さな雫を模したデザインが底に集まっています。側面は氷結した柱状節理のようなデザイン。こうした凹凸のあるデザインは、無色であってもガラスそのものの透明度と相まって印象的ですし、気泡やスジといった品質的な揺らぎが目立ちにくくなります。内側にはぼこぼことした凹凸はなく、中央に向かって滑らかな起伏を伴いつつ窪んでいきます。(視認できませんが)強い光が上から当たると凹凸に沿って光が収束し、独特の模様が浮かびますこの中(Kiviより広いです)にティーライトキャンドルを置いて火を灯すと、まるでティーライトキャンドルの小さな炎が氷塊を溶かしているような、温かいんだか寒いんだか分からないような、暖かい部屋で食べるアイスのような感じなのです(あくまで視覚的な印象です)。光沢のあるテーブルに置くのがおススメiittala イッタラ Ultima Thule ウルティマツーレ キャンドル...楽天で購入視覚的なリラックスのためのアイテムとして、ティーライトキャンドルとキャンドルホルダーの組み合わせ、おススメです。Kiviもおススメですよ。【レビュー】iittala Kivi 眺めるだけ。それがいい | そゆぶろ - 楽天ブログおっと!くれぐれも安全な使用を心がけることをお忘れなく。また、ウルティマツーレは食器用商品の方が多く販売されています。キャンドルホルダーとして間違えて購入・使用しないよう注意してください。
2023.01.03
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今回はスイスのカランダッシュ製ボールペン、849というモデルです。カランダッシュ849はカラーリングが非常に豊富且つ価格も多様で迷ったのですが、まずはベーシックなモデルで気負わず使えればと思い、通常塗装のブラックを選びました。 外観ノック部分とクリップ以外はマット塗装のアルミ製軸です。ブランドロゴは奥ゆかしくクリップの真下に配置されていて、むしろSWISS MADEロゴの方が目立ちます。ノック部分にもロゴはありますが、普段は環境光が反射してほとんど視認できません。クリップのデザインは直線的で、シャープな印象です。先端(口金)は胴軸と一体で加工されていて、継ぎ目のないデザインです。六角形の断面形状といい、とても鉛筆らしさを感じさせるデザインですね。 純正リフィルは独自規格のゴリアット芯交換はノック部分を緩めて行います。リフィルはステンレス製のストレートタイプで、独自規格のゴリアットと呼ばれるもの。初期装着芯はF(細字)で、自分で書いてみるとΦ0.7mmのボールペンくらいに思えました。低粘度インクのペンよりもペン先が暴れる感じがなくて、これはこれで悪くないです。ゴリアット芯は筆記距離がセールスポイントとなっていて、なんと距離にして約8kmだそう。(ゴリアット…Goliathといえば、ペリシテの巨人兵が起源でしょうか)CARAN D'ACHE(カランダッシュ)ボールペン用替え芯 ゴリアット ボール...その分価格は他の安価なリフィルよりも高価ですが、ランニングコスト的には実は悪くないのかもしれません(検証はしていません)。コストも大事ですが書き味なんかも大事ですし、好みによるところもあるので一概に言えませんね。筆記距離の長さは多色ボールペンで採用のある細く短いリフィルより頼もしいですね。しかし入手性はどちらが勝るだろうか・・・? ノックの感触はクリック感がなく 「シャッ」ノック部分は一般的なボールペンにあるカチッとしたクリック感と音がなく、アルミ軸の内側とノックの擦れるやや乾いた音と感触があるだけです。比較的静かなので、ノック式が好きだけどカチッと鳴る音を好まない人には良いかもしれません。カランダッシュには高級モデルのエクリドールというラインもありますが、気負わず使える849のクラシックラインも悪くないと思います。カラーも豊富なので、お好みの一本を探してみてはいかがでしょう。カランダッシュ CARAN D'ACHE ボールペン 849コレクション クラシ...楽天で購入【あす楽】名入れ ボールペン カランダッシュ CARAN D'ACHE ボールペ...楽天で購入
2023.03.22
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今回はワイヤレスキーボードのレビューです。旧IBMの、今となってはLenovoのブランドへお引越しして久しいThinkPad。キーボードの赤ポチことポインスティックが特徴的で、且つ7段のキー配列もアイデンティティの一つでした(私自身はあまり触れたことがありません)。Lenovo傘下となってから、というか世のラップトップが薄型化していくのに合わせて、といった方が正確か。ThinkPadキーボードのデザインも薄型化してきていますね。そんなThinkPadのキーボード、ワイヤレスキーボードとして販売されているモデルがあります。それが今回レビューするTrackPoint KeyboardⅡ(日本語配列モデル 4Y40X49522)です。Lenovo ThinkPad キーボード 4Y40X49522楽天で購入 外観カラーはブラックのみ。使われている素材は特に高級感は無く、シルク印字のキープリントも事務用品といった趣。アイソレーションタイプのキーボードは、ラップトップからそのままトリミングしてきたような印象です。FnLockやCapsLockはキートップのLEDが点灯するので視認できます。有線モデル(0B47208)は未だにこのLEDがなかったり、microUSBポート採用であったりと前時代感があるので、本機の方がインフォメーションが豊富で現代的です。ちなみにThinkPadの「 i 」ドットは光りません。ESCキー近くにあるLenovoロゴはとても控えめな配色。スイッチ類はDeleteキー付近の側面に集約されていて、電源スイッチ、ドングル/Bluetooth切替スイッチ、OS切替スイッチが用意されています。画像ではボケていますが、OS切替スイッチの奥には充電専用のUSB-Cポートがあり、隣には2.4GHz帯接続用のドングル(USB-A)が格納されています。マウスの3ボタン相当の機能を盛り込んだクリックボタンはSpaceキー手前に配置。このあたりはなだらかに傾斜しているものの、パームレストを途中で切り落としたような中途半端な感じになっていますね。背面には畳まれた脚が用意されています。 キー配列私は英語配列の支持者ですが、今回は日本語配列を選びました。ここは仕事の環境を考えての妥協点です。メインとなるキーに不自然なシュリンクはなく基本的な部分は良好と言ってよいと思います。右手用のAlt/PrtScだけは小さめですね。ただ、配置的にFn/Ctrl/PrtSc/PgUp/PgDnなどは馴染めないと感じる方もいると思います。独立キーとしてHome/End/Insert/PrtScが残されているのはThinkPadキーボードとしての矜持でしょうか。Spaceキーは日本語配列らしく小さめで、左側にやや寄せてあります。IBM時代の7段配列と比べると、アイソレーション化やクリックボタンのフラット化など、ずいぶん変わってしまっていますね。特にクリックボタンはフラットになっていることで指先に感じられる周囲との差が少なく、使い始めたばかりの私は誤打が多かったです。カーソルキーについてもとっさに押すとPgDnを押してしまうことがままあります。Ctrlキーの位置もあまり好きではありませんが、Fnキーよりも若干大き目なので思ったほど誤打にはならなそう。私としてはCtrl2CapをインストールしてCapsLockキーをCtrlキー化しているので、この配置にはあまり不満はないというか、関心の外にあります。また、Fn+ESCでFnLockのON/OFFが切替でき、最上段のキーをマルチメディアキーと通常のF1~12のどちらかに固定できます。 打鍵感薄型のアイソレーション(パンタグラフ)ですが、頻繁に使うキーのピッチに窮屈な感じはなく(約19mm)、キーストロークは約1.8mmとある程度の深さが確保されていて好印象。浅いことは浅いのですが、押下した感覚が得られます。タクタイルな感触のあとは一気に下死点にソフトランディングする印象で、底打ちの打感はソフト。薄型キーボードとしては長時間の打鍵でも疲れにくい部類になるのではないでしょうか。打鍵音は静音設計とは感じませんが、うるさいとも感じません。私は割と静かに打鍵するタイプなので、よほどカチャカチャ鳴らない限り気にならない質です。キー表面はSpaceキーなどを除いて形状がやや窪んでいるので、指先をミートしやすいですね。メカニカルキーボードなどのキーキャップのような深いシリンドリカル形状ではありませんが、フラット形状よりも良いと思います。Spaceキーと両脇の無変換・変換キーは表面形状がやや膨らんでいてデスクトップPCのキーボードのよう。アプリケーションキーの代わりにPrtScキーをねじ込むように配置しているのは、きっとこだわりなのでしょう。多くのキートップ形状は下端が少しだけ湾曲していて、単純な正方形でない点もIBM時代からの継承を感じます。カーソル [↑] キーの真横にあるPgUp/PgDnキーの誤打は今のところ多いです。一応カーソルキーとは形状が少しだけ変えてありますし、[↓] キーにはF/Jキーのようなポジションマークがあるのですが、小指で操作しようとすると誤打しやすいですね。不本意ながらホームポジションから右手をずらして、人差し指、中指、薬指をカーソルキーにあてがうスタイルが一番誤打が少ないです。Fn+I/J/K/Lでカーソル操作できるキーボードが羨ましくなります。 ポインティングスティックとクリックボタンこのキーボードがThinkPadキーボードたる所以、それがこのポインティングスティックとクリックボタンでしょう。ホームポジションから手を放すことなくマウス操作ができる・・・これがあればマウス要らず・・・まぁ確かにそうなのですが、慣れるまではむしろマウスが恋しくなるのではないでしょうか。ひとたび慣れてしまえば、ホームポジションと同軸に3ボタンマウス相当のデバイスが組み込まれたThinkPadキーボードはとても快適です。手をホームポジションから離すのが手間に感じてしまうようになり、よほどマウスの操作性が有利な場面以外はトラックポイントシステムで済ませたくなります。ショートカットキーを駆使する人ほど強く感じるのではないでしょうか。もともとテンキーレスキーボードですし、マウスを置かない分、デスク上もスッキリします。対極にあるのはテンキー付フルキーボードとマウスの組み合わせでしょうか。ポインティングスティック先端は凹凸のある赤いキャップがあり、指先へのかかりは良好です。G/B/Hキーをタイプする時に邪魔になることもありませんが、その分低く設計されており、倒す感覚と水平に力、というか圧を加える感覚は、水平加圧の感覚が支配的。ここは好みが分かれると思います。スペアの型番は0A33908です。スティックの感度調整をするにはドライバのインストールが必要で、中央クリックボタンを押しながらスクロール操作はできるものの、このドライバで設定をしない限り横スクロールはできず縦スクロールのみのようです。ちなみにこのドライバソフトでF12キーに任意の機能をある程度割り当てることもできます。上の方でもふれましたが、クリックボタンの起伏の少なさは誤打というか指が彷徨ってしまう原因の一つのように思えます。ネットでIBM時代のキーボードを見ると分かりますが、当時のクリックボタンは明確に起伏があり、分かりやすそうですね。Lenovo傘下となってから、徐々に簡素化されているのでしょうか。これも慣れてくれば解決されそうではありますが、ボタン表面に厚みのあるシールなどを貼って分かりやすくするという手段もありますね。クリックボタンは垂直に押下する他のキーと違い、左右クリックは手前、中央クリックは奥側に倒れるように押下される構造になっているようで、左右クリックボタンは親指の第一関節側、中央クリックボタンは親指の先で押すようにしてみると、押しやすい上に誤打もホームポジションの乱れも減らせることが分かってきました。有線モデルではまだクリックボタンの起伏がある程度残っていますし、価格も比較的手ごろなのでワイヤレス不要ならこちらを選んでも良いですね。コネクタは表裏の存在するmicroUSBで、キーボードとしての剛性感はやや劣る感があるものの、キーストロークは有線モデルの方が深くてこちらも悪くありません。有線モデル(0B47208)のクリックボタンは感触で判断しやすいLenovo ThinkPad キーボード 0B47208楽天で購入 その他このキーボード、USB-Cポートはあるものの、充電専用であり有線キーボードとしては使えません。付属ドングルを使った専用の2.4GHz帯接続またはBluetooth接続の2台までとなっています。側面のスライドスイッチによる接続切替は2台のデバイス間で可能ですが、ショートカットキーで切り替えられるタイプと違ってあまり頻繁な切り替えには向かない手順だと感じました。Fn+1/2/3とか、そんなショートカットが良かったと思います。有線接続が不可なのも残念ですね。全部盛りモデルは敢えてやらないのでしょうか。誤打しやすいと下げた、カーソルキー周りのPgUp/Dn。ブラウジングではCtrlと組み合わせてタブ切替、カーソルキーの左右はAltと組み合わせて進む/戻る の操作ができ意外と高い操作性を発揮します。用途によっては一般的なマウスやトラックボールが適しているケースもあると思いますが、ポインティングスティックとクリックボタンをキーボードに統合しているThinkPadキーボードを導入すれば、デバイス数の削減、デスク上の省スペース化、手の負荷軽減といった効果が期待できるのではと思います。趣味性は薄く、実用品として購入するキーボードであってマルチデバイスでの利用を考えると痒いところも残るキーボードですが、それでもブラックの筐体に鎮座する赤いポインティングスティック、ThinkPadのロゴ、打鍵感にはブランドとしての魅力を感じてしまいます。Lenovoさんにはこれからも大切にしていただきたいブランドですね。Lenovo ThinkPad キーボード 4Y40X49522楽天で購入
2023.11.15
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FIIOの英語ページを見ていたら、KA17の新しいファームウェアのリリースが出ていたので更新してみました。ちなみに発売時にインストールされていたのはVer0.84で、次にVer0.99、今回がVer1.16です。今回のVer1.16では、要望の声があった再生/一時停止と曲送り/戻しの機能が加わりました。XMOSのチップを搭載した製品ということで、アップデート用のファイルをダウンロード・解凍しておき、専用のソフトでbinファイルを選択する流れはiFi audioのそれと変わらない印象です。一つ違うのが、専用ソフトでアップデートを終わらせた後、一度USBケーブルを抜き、再びデバイスに挿した時点でKA17単独でアップデートの適用処理が開始されることです。3分程度待って、UPDATE OK の文字が表示されるとアップデートの全工程が完了します。この文字が表示されるまでは辛抱しましょう今回のアップデートでの目玉機能は、冒頭でも書いた通り再生/停止と曲送り/戻しがKA17の3つのボタンで実行できるようになったことです。ファンクションメニューの中に新しくHID-KEY (A/B/C)という項目が追加されました。HIDというのは Human Interface Design とかでしょうか。HID-KEY:A は今までと同じで再生/停止と曲送り/戻しのないモードで、:B は+/-の短押しが音量のUP/Downで、長押しすると曲送り/戻しが可能になりました。ファンクションボタンの短押しで再生/停止です。ファンクションボタンを2回短押しするとミュート機能が使えたのですが、HID-Aのみにその機能が残っています。:C は、:B の+/- ボタンの短押し・長押しの機能割り振りが入れ替わったモードです。その他の主だった変更点として、イコライザを有効にしたときに音量が小さくなってしまう現象にも対処されていて、極端な音量低下をしなくなりました。今までよりも使ってみようかという気にさせてくれます。【レビュー】FIIO KA17【USB-DAC/Ampドングル】 | そゆぶろ - 楽天ブログーあとがきー個人的な環境として、このタイミングで社外品のLightning - USB-CのOTGケーブルでバスパワー動作をしなくなるという現象が発生しました。FIIO製のLT-LT1ケーブルではデスクトップOFF・ローゲインであればバスパワー動作してくれますが、iOS機器とのネゴシエーションに変化が生まれたのでしょうか。単純にケーブル寿命のタイミングが合ったのかは分かりません。幸いこの社外品ケーブルでも外部電源を供給してあげればKA17を認識してくれるので、引き続きバッテリー内蔵のDAC/Ampなどでは使えそうです。ーあとがき2ーこの記事を書いてわずか三日もしないうちに、Ver1.16は非公開になり、2.00が公開されました。さすがに節操がないというか、マーケティングの都合上の発売時期と、製品完成度のバランスどりの難しさを感じさせる数日でした。iOS環境で使う限りでは、1.16と2.00の違いは特に感じません。
2024.04.24
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iFii AudioのZEN DAC v2を使い始めてからというもの、耳がとっても幸せで嬉しい限りなのですが、なかなかパワーのあるこのDAC/アンプ、あまり高感度高効率なイヤホンですとホワイトノイズ(背景にサーっという高めの雑音が入る)があり、ほかにもギャングエラー(極小音量付近で音量が右chに寄る)があります。【レビュー】iFi Audio ZEN DAC【USB DAC & Amplifier】 | そゆぶろ - 楽天ブログこれらを回避しようと思ったら、抵抗でもってイヤホンの感度を意図的に落としてノイズ低減、そしてギャングエラー付近が適正音量とならないように図るのが効果的なようですね。iEMatch+/4.4というのがiFiからリリースされており、私のZEN DACにあるヘッドフォン出力端子にも対応するみたい(6.3mmには変換端子を使って3.5mm、つまりiEMatch+を使う)。iFi audio iEMatch+ アッテネーター バランス接続対応 アイファ...価格:7480円(税込、送料無料) (2022/1/4時点)iFi-Audio アイファイ・オーディオ iEMatch4.4 オーディオアク...価格:11000円(税込、送料無料) (2022/1/4時点)私は常用しているイヤホンの適正音量ではホワイトノイズやギャングエラーの影響を受けないのですが、それらに悩まされている方には良いアイテムとなってくれるかもしれません。
2022.01.04
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日常の携行品ということで(唐突)、私の最新Verです。家の中でしか使わないものも含め、気に入りのものも入れました。また、この中の数個しか持たずに出かけることも当然あります。あ、車の鍵を入れてなかった。いいや、モザイク入れるのめんどいし。お気に入りのものを整然と並べて撮るって、なぜだか、イイ。ネットでEDC専門のサイトができるわけです。海外はナイフやフィールドノートの出現頻度が高いですね。あとはiPhoneやG-SHOCK、LEDライトなど。他人の持ち物と言ったらそれまでですが、その人が重視しているジャンルなどが窺い知れて面白い。
2017.02.09
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部屋に置いているマルチツールが錆び付いてきたので落とします。今回使用したのは、車のボディ用錆び落としスプレー。 点々とした錆ですね。ティッシュに錆び落とし液をしみ込ませて拭いていきます。 錆に反応すると、無色→紫に変わるので分かりやすいです。 ただ、匂いは特有のものがあります。換気をしながらやりました。 はい、きれいになりました。 ボディに付いた鉄粉を強力洗浄エステーオート コーティング専門店の鉄粉クリーナーボディ用 I-06 男性の親指サイズくらいの超小型マルチツールです。 【並行輸入品】米国新生ツールナイフメーカー、レザーマンのSquirt スクォート PS4 マルチプライヤー【メール便配送可】【並行輸入品】レザーマン LEATHERMAN Squirt スクォート PS4 ミニプライヤーツール ブラック
2016.06.02
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旅行に便利なスーパークラシックの かわるビジネスリュック。名前にビジネスとある割に旅行にしか使っていなかったのですが、少し小さなminiが登場しました。かわるビジネスリュックmini !そのまんまか!記事作成時点では、楽天市場店での取扱いは かわるビジネスリュック(従来サイズ)のみです。今すぐ購入したいという方は、→公式ストア←(楽天Pay決済可)か、直営店まで行く必要があります。そのうち楽天市場店↓にも出品されると期待してます。※販売が始まりました。楽天のポイントキャンペーンを活用できますね!《公式》【かわるビジネスリュックmini】特別な構造の「動く仕切り」がリュックの...価格:22800円(税込、送料別) (2020/11/12時点)楽天で購入 外観高さと奥行がスリムになりましたね。公式ページで公表されている寸法で比較すると、横幅は同じで、高さがー8cm、奥行はー4cmと小さくなりました。一見ちょっと大きめのビジネスバッグが・・・実は背面が大きく開くリュック(にもなる)!背中と接する面が大きく開き(ここが主室)、上部や側面にいくつかのスリムポケットという構成。細かな変更点ですが、ショルダーストラップ上部の付け根が細くなった。前作ではしっかりとした幅がありましたが、今回はリュックスタイルがテンポラリな扱いに変わった事を暗示するかのように変更されています。一方、廃止されたものも。・鍛え抜いた腹筋のようなクッションパッド・キャリーバッグのハンドルに固定するベルト (取手がその機能を兼ねるようになった)・コアポケット近くにあったDカン・ショルダーストラップのチェストベルト・ショルダーストラップ下の四角カン…四角カンは残して欲しかったなぁ。他社製のテープクリップとチェストベルトを買おうかと思案中です(ショルダーストラップの細い部分は幅約2cm)。※結局テープクリップは装備しました。やっぱりスッキリしていいですね。チェストベルトは使ううちに必要性を感じたら追加するかも。【レビュー】NIFCO テープクリップ【幅20mm】 | そゆぶろ - 楽天ブログ一方、廃止されたこれらが備わっているのが、フルサイズのかわるビジネスリュック↓です。(こちらも楽天市場店にて販売中)(公式)【かわるビジネスリュック】通勤・通学に最適。2泊までの旅行用にも。ビジネ...価格:19950円(税込、送料別) (2020/11/9時点)楽天で購入【これはイイぞ】かわるビジネスリュックはなかなか代わりがいない【イイぞ〜】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 横持ちスタイルでのストラップ収納は?2wayスタイル自体は珍しくもありません。巷には3wayのバッグもあります。横持ち用ハンドルには大きな変更は無いみたいですが、横持ちスタイルでのショルダーストラップの収納には変化が。前作ではチェストベルトで括るという提案。かわリュminiでは、ショルダーストラップの下半分を収納するスタイル(隠しマグネットで固定されます)。こちらの方がストラップが垂れないし、悩まずできそう。ちなみにこのリュック、マグネットが仕込まれているのは前面のフラップとショルダーストラップ、そしてそれぞれの受け側。磁気に弱いモノの収納には配慮した方が良いかも。 小さくなった恩恵は大きいフルサイズのかわリュはスクウェアなフォルムにかなりの収納力、タブレットやノートPCが入る複数のポケット、可変できるコアポケットが魅力。そのサイズは人の多い場所や通路の狭い店舗などでは少々困る場面もあり、電車内で膝に乗せると結構な存在感でした。今回は薄く( -4cm) 低く( -8cm) なり、電車やバスの中での取り回しが良くなりました。膝に置いた時の存在感はかなり落ち着き、上棚へも置きやすくなります。上棚の大きさって車両差があるんですよね。ショルダーストラップの収納が素早くキレイにできるようになったので、横持ちに疲れたらリュックに、暑くなってきたら横持ちにといった切替がしやすくなったように感じます。 開口部が変わったコアポケット内張が柔らかで、サイズを可変できるコアポケット。今回もその特徴は受け継いでいますが、開口部は側面がトンネルのように開く構造から、側面〜上部にかけて大きく開けられる構造に変更。フラップは真後ろまで抵抗なく倒せるようになったこれまでのかわるビジネスリュックはドーンと開くけど、側面だけ大きめの荷物を出し入れする時は、マグネットフラップを開いてからファスナーを大きく開ける必要がありますが、ひと手間増えた代わりに中身全体を見渡しやすくなりました。内張は起毛素材。手前の生地余りがやたらと多いような?このコアポケットは主室上部の裏側に位置しています。コアポケットを使うと主室上部の生地が張り出してくるので、コアポケットを使っただけ主室容積は小さくなります。写真左:コアポケット不使用 右:コアポケット使用(上部が張り出します)硬い芯材のない生地で仕切られているので、両方に目一杯詰めても荷物の形に合わせてある程度フィットしてくれます。曲面の少ないフォルムも相まって、小さくなったけど思った以上に入る!という感動体験に繋がっていると思います。この構造は特許取得済みだそう。ひらくPCバッグminiもそうでしたが、ここのバッグ類は名前にminiとついても収納力が余り落ちないのは何なんでしょうね。 使用場面の具体例■日々の通勤仕事道具のほか、主室に空きがあれば衣類の収納もできますね。寒暖差のある時期って暑い時に脱いだジャケットなどは収納したくなりますよね。帰宅時の買い物にも対応できそう。PCやタブレット端末はもちろん、A4書類も折らずに入れられます。■日帰り出張出張になると普段より荷物が増えがちですが、主室/副室(コアポケット)といくつかのポケットに荷物を振り分けることで対応できるでしょう。業務で使うものはすぐ出せるように収納するのがコツです。酒室、いや主室にはお土産だって収納できてしまうかもしれません。■1泊の出張や旅行全体的に小さくなったとはいえ1泊程度なら対応できそうです。この場合は日程の前半や出先・屋外で使うものは取り出しやすいポケットに収納し、翌日の着替えなどホテルに着くまで触らないモノは主室に収納するといった具合です。 車内ではどうか?あまり見かけない自動車内での使用レビュー。右ハンドル車の助手席に置いてみるとこんな感じです。座面のフラットな面にピッタリでした(車格にもよります)。しかし横向きにしようとすると、シートの起伏やシートベルトバックルがちょっと邪魔。後席やベンチシートタイプの車両ならあまり気にならないでしょう。置き方次第でアクセスしやすいポケットが変わります。小さくなったことで乗車時の持ち込みも楽になり、置き方の自由度がUP。自動車通勤や自動車旅行にも使いやすいサイズになりました。 ここが残念イイところばかりではありません。どれも致命的ではありませんが、私が感じたマイナスポイントは以下。▲フラップのマグネットが一発で嵌まらないマグネットボタン自体は剛性感があっていいのですが、かわリュのようにフラップを下ろすだけでくっついてくれることは少なくなりました。凹凸の段差が増えたからでしょうか?▲コアポケット側面だけを開けた場合、手を入れにくいしモノも出しにくい。内張は起毛素材ですが真っ黒なので、小物を入れた場合見つけにくい。使い方を工夫する必要があります。小物は入れないだとか、バッグインバッグを使うとか。▲特定の小物を想定したポケットは無い例えばペンホルダーだとか、カード類、モバイルバッテリーなどのために用意された小さなポケットが無いということです。用途や荷物に合わせてバッグインバッグなどのオーガナイザーを併用した方が使いやすいでしょう。とはいえ、あったらあったで無用のポケットとなる場合もあるので、これはこれで正解とも思います。《公式》【かわるビジネスリュックmini】特別な構造の「動く仕切り」がリュックの...価格:22800円(税込、送料別) (2020/11/12時点)楽天で購入細かな変更点よりも、数泊に対応できる従来のフルサイズから、日常〜1泊程度の扱いやすいサイズへ変化を遂げた今回のminiは、むしろ新しいスタンダード。これを体験してしまうと、元々のかわリュは今や “かわるビジネスリュックMax” のような印象さえ受けます。いや、“ Pro ” の方が相応しいか?サイズ的に人に薦めやすいのは、今回のかわリュminiですね。実は価格がUPしているのですが、個人的には時勢も鑑みれば納得でした。
2020.11.09
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最近どうも静電容量無接点方式 or メカニカルキーボード賛美が顕著な当ブログ。あたかもメンブレンやパンタグラフが悪いかのように受け取られるかもしれないので、今回はメンブレンとパンタグラフの良いところを書こうかと。●価格メンブレンとパンタグラフ、そして静電容量無接点とメカニカル。色々と違いはありますが、まず価格帯。これは好みとか手に合う合わない以前にですね、前者の方が安い場合が多いと思います。安価な方が当然ながら入手のハードルは低く、故障した時の買い替えもしやすいですね。●接点構造と入力判定前者2方式は底打ち=入力となり感触的に分かりやすいのに対し、後者2方式は底打ちする手前、ストロークの中間程度で入力を成立させているものが多い。指先に感触が返ってきて認識しやすい底打ちに比べて、このストローク途中というのは指先で感知することが難しい(クリック感を設けたキースイッチもある)。総ストローク4mm、入力判定が2mmだとした場合、押下始めの2mmは入力に不可欠ですが、残りの2mmは入力には不要です。どうしても底打ちしてしまうという人は、毎回2mmは無駄な押下をしてしまうということです。●底打ちの硬さメンブレン/パンタグラフに使われているラバードーム。底打ちして入力させるこれらはラバードームの弾力のおかげで底打ちしても感触は柔らかい。何も対策されていないメカニカル(特に金属シャーシ採用のモデル)では底打ちすると指先にカツンと硬い感触が返ってきます。打鍵音としても返ってきますね。毎回底打ちしてしまう人は、この感触・音とも付き合う羽目に。静電容量無接点やメカニカルと比べて安価なものが多く、既製品の種類も豊富。底まで押下した時の硬さもメカニカルと比べて柔らかい(ラバー部品の弾力)。そういった比較的柔軟な特性のあるキーボードもいいと思います。メカニカルが剛のキーボードなら、メンブレンやパンタグラフは柔のキーボードといったところでしょうか。言いすぎかな。
2021.03.15
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snow peakさんの代表的なガスストーブである、ギガパワーストーブ地(GS−100R)とギガパワーマイクロマックス ウルトラライト(GST−120R)を比較してみます。どちらもお湯を沸かしたりちょっとした焼きものに使えるストーブですが、それぞれに特徴があります。それでは簡単に比べてみましょう。【レビュー】snow peak ギガパワーストーブ 地 GS-100R | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】snow peak ギガパワーマイクロマックス ウルトラライト | そゆぶろ - 楽天ブログ サイズ・重量すぐに分かるのは、地の方が低重心だということ。重量はウルトラライトの方が軽くできていますね(56g)。五徳にチタンプレートを使っているのが効いているのかな?対する地も75gなのでそこまで差があるわけではありません。スノーピーク snow peak 屋外専用 直結型カセットコンロ ギガパワースト...楽天で購入 五徳地は低重心な上に五徳が4点支持。もう少し背の高いウルトラライトの3点支持に比べると安定感があります。五徳の直径はウルトラライトの方が少し広い。しかし低重心ということはOD缶とバーナーヘッドが近くなるということでもあり、輻射熱にはやはり注意したいところ。それはウルトラライトでも同様です。 接続部分OD缶との接続部分。ネジ山とOD缶の弁を押し下げる部品の素材が変わっていますね。120Rの方が後発なので、素材の進歩が反映されているのでしょうか。 出力と耐風性地(2500Kcal/h)に対し、ウルトラライト(2800Kcal/h)は五徳の形状に耐風性を持たせています。地の五徳は安定感こそありますが風がほぼ素通りする形状。出力の差もあり、フィールドでの実効出力はウルトラライトが優るでしょうね。スノーピーク シングルバーナー ギガパワーマイクロマックスウルトラライト 最大出...楽天で購入 準備と片付け地の収納ケースはプラスチック。ウルトラライトは不織布の巾着です。地が圧倒的に楽ですね。五徳の展開(と格納)が本当に楽。ウルトラライトは五徳の展開・格納ともに滑りの硬さとアクションの多さでちょっと手間取ります。意外にも五徳を格納した後の高さは両者とも同じくらい。しかし直立させておける地に対し、ウルトラライトは五徳が1方向に収束するため重心が偏り直立できません。アップデートを挟みつつ長く販売が続くギガパワーストーブ地、それに続くギガパワーマイクロマックス ウルトラライト。風対策さえできれば地の方が低価格で購入しやすく魅力的なのですが、単体での耐風性や熱出力はウルトラライトですね。そしてチタンの色変化は個人的に大きな魅力です。
2021.04.07
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バッテリーとDACを内蔵した2万円前後のポータブルアンプとして国内流通している代表的なものはこの2つでしょうか。iFi audio hip-dacとFiiO Q3を比べてみました。業界人ではなく素人視点(聴点?)での比較になります。hip-dacの価格は発売時よりやや上昇したようですが、サイズ感の近さもありポータブルアンプとして良い比較対象だと思います。【レビュー】iFi audio hip-dac DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】FiiO Q3 DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログ 外観・サイズ全長を除けばhip-dacが全体的に大きい。特に厚みはUSB入力にType-Aを採用しているのも理由では。端子以上に薄くすると段差が生まれてプレーンなデザインが損なわれてしまいそう。重量はhip-dacが125g、Q3は110g。操作と出力側hip-dacは中央のボリュームノブを境にスイッチと出力端子が分かれています。据置モデルのZEN-DACと似たデザインですね。Q3はhip-dacにない2.5mm端子を含めて出力端子が3つあるためか、アシンメトリーな配置。入力側hip-dacが入力端子と充電端子のみのシンプルな配置であるのに対し、Q3はこちら側にもスイッチ類を配置。Q3はhip-dacにない充電のON/OFFスイッチがあります。 ボリュームの使い勝手ボリュームノブの可動域。途中のグリーンの領域は私が普段使うイヤホンで聴く時の音量域です。あまり違いがないように見えると思いますが、hip-dacは極小音量でギャングエラーがあるためQ3と比べて音量を微調整できる幅が狭く感じますね。ノブの回転はQ3の方が重めですが、ギャングエラーがなく微調整はしやすいと思います。どちらも可動域の50%も使わないのでイヤホンなどのポータブル用途ならパワー不足を感じることはないのではと思います。バッテリー容量はhip-dacが2,200mAh、Q3が1,800mAhです。 音(PCM)※個人的な感想です。某タブレットにLightning-USB3アダプタと各々の付属ケーブルを介して接続、ストリーミングサービスの圧縮音源やロスレス音源を聴いての感想です。hip-dacの音Q3と比べて滑らかな印象で、中/低域の質感が特に好み。Bassブーストはより自然に感じられる。両者を敢えて暖色/寒色系で分けるなら、こちらはほんのり暖色系。低インピーダンスのイヤホンではバランス・シングルエンド共にホワイトノイズが乗りやすい。音自体はどちらかといえばhip-dacの方が好みですが、このホワイトノイズとギャングエラーはマイナスポイントかなと。Q3の音hip-dacと比べて全体的に澄んだ音色。Bassブーストは比べてみればややフィルタ感のあるかかり方ですが、効き方はこちらの方が分かりやすい。hip-dacを暖色系とするならこちらは無色か、やや寒色系の感。ホワイトノイズはhip-dacより少なめで、ギャングエラーは感じません。帯域外フィルタの切替もでき、音をアレンジする機能はこちらの方が多く用意されています。 付属品どちらも充電用USBケーブルと幾つかのUSBケーブルがひと通り付属しますが、hip-dacにはiOS系で採用されているLightning端子のケーブルが付属しません。iPhoneなどと組み合わせるなら別売のApple純正アダプタなどが必要になります。Q3にはLightning to USB-Cに加え、3.5mm to 3.5mmのライン入力ケーブルも付属。Q3のシングルエンドがライン入力兼用だからですね。ケーブル以外ではhip-dacには脚用と思われるシリコンが付属するのに対し、Q3にはスマホなどと束ねるためのシリコンバンドとパッドが付属します。この辺に各社が想定するシーンの違いが表れているように思いますね。付属品の充実度はQ3に軍配。端子の種類含めて色々備わっているのは入門用として安心材料ですね。私のように購入後にバランス接続を試してみたくなった場合、変換アダプタ不要で2.5mmと4.4mmどちらも導入することができます。それでは簡単にまとめてみましょう。●音質hip-dac Q3★★★★☆ ★★★☆☆好きな音はhip-dac。Q3が劣るとかではなく、好みの違い。しかしhip-dacはホワイトノイズが気になりますね。低インピーダンスのイヤホンならQ3を使いたい(詳しくは次項 使い勝手をお読みください)。●使い勝手hip-dac Q3★★★☆☆ ★★★★☆コンパクトで端子も音質切替も豊富なのはQ3。ボリュームの調整もギャングエラーがなく使いやすい。しかしコンパクト故のスイッチの小ささ(と後方配置)は少し操作しにくいかもしれません。hip-dacはギャングエラーがある上、やや大きめで2.5mmバランス端子や帯域外フィルタを変えるスイッチがありません。しかしMQA(レンダラー)への対応はQ3にないポイントですし、出力端子やスイッチ類が前方に集約されている点は使いやすいですね。●パッケージングhip-dac Q3★★★☆☆ ★★★★☆これはQ3。音質・サイズ・付属品・価格。これらが上手くまとまったポタアンだと思います。入出力の選択肢が複数あり、それに対応できるだけの付属品が同梱されていますから初めの一台としても良いでしょう。事実私にとって初のポタアンがQ3です。hip-dacはQ3の後に購入したもので、音質こそQ3よりも好みですがLightning端子へ接続するケーブルが付属しなかったり、ギャングエラーだとか価格差を考えると総合的にはQ3比★ひとつ減かなと。【レビュー】iFi audio hip-dac DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログ4.4mmバランス搭載 DAC アンプ iFI-Audio アイファイオーディオ...価格:24200円(税込、送料無料) (2021/9/3時点)楽天で購入【レビュー】FiiO Q3 DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログポータブルDAC アンプ FiiO フィーオ Q3 ポタアン ネイティブ再生 バ...価格:20780円(税込、送料無料) (2021/9/3時点)楽天で購入個人的にはhip-dacの音質+Q3の使い勝手の一台が同じ価格で販売されていると嬉しいのですが・・・ないものねだりというやつですね。hip-dacは特徴を踏まえて選ぶ一台。Q3はより入門向けの配慮がなされたやや安価な設定の一台。今回の比較からはそんな印象を受けました。2つともお迎え(もちろん自腹さ!)した今、比べてみると違いが分かってきましたが・・・1つに絞るのはちょっと難しいかな?と思っています。どちらもいいんですよ、ほんと。ちょっと違うだけ。どちらか一台を購入するなら、お手持ちのイヤホン・ヘッドホンの特徴に合わせて選んでみては。
2021.08.03
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iFi Audio GO barを購入したのでレビューしてみます。iFiとしては初となる、バッテリーレスのUSB-DAC/Ampドングルです。iFi Audioを簡単に紹介すると、イギリスのオーディオ機器ブランドであり、これまでにもUSB-DACアンプにバッテリーを内蔵したモデルを多く展開してきました。私もこれまでに、hip-dac、ZEN DAC v2、iPowerⅡ、nano iDSD BL、iEMatchなどなど購入していて(概ねこのブログでレビュー済み)、かなりハマってしまっているブランドです。今回のGO barはバッテリーレス且つバスパワー駆動(これは据置のZEN DACもそうです)のドングルタイプで、他社製ではもっと手頃な価格の製品が多いタイプ。しかしそこはiFi、かなり造りこんだ自信があるのか価格は高め。当時のZEN DAC + CANのセット並みです。 外観細長いスティックの角をスーッと切り落としたような形状で、nano iDSD BLやmicro iDSD Signatureを彷彿とさせます。こういうタイプは以前はドングルタイプという呼び方が一般的だったように記憶しているのですが、今ではスティックタイプという分類を見かけることの方が多いですね。形は確かにスティック状ですが、機器の分類としてはドングルだと思うのは私だけでしょうか?入力はUSB-C、出力は3.5mm(S-Balanced)と4.4mmバランスの2系統。側面にはボリュームやフィルタ変更に使うボタンが配置されていて、iEMatchもここに搭載。単品で販売されているiEMatchを追加しなくて済むのでスッキリ使えます。底面には動作状況を知らせるLEDが配置されていますが、全体的に文字は読みにくいですね。nano iDSD BLの底面なんかもこうでした。側面のプリントから察するに、ハイレゾシールの貼られた面は底面で、こちらが上面になるようです。この周囲のエッジだけ研磨された鏡面になっていて、スクウェア状に光が反射します。 スペック(要約)対応するフォーマットは同社製のDACアンプと遜色なく、PCM、DSD、DXD、MQAフルデコ―ドに対応しています。しかし¥10万前後のiFi製品よりは劣る程度。DACチップはBurr-BrownではなくCirrus Logic製を採用しており、GO bluと同じですね。しかしモデルNo.をGO barでは開示していないのが謎。GO bluとは違うのでしょうか?個人的に評価したいのが、4種類のデジタルフィルタとXBass+、XSpaceといったエフェクトをスタンドアロンで選択可能な点です(パワーは端末依存ですけど)。ZEN DACやhip-dacといったエントリーモデルでは限定的な選択肢が用意されているにとどまる(その上ファームウェア書き換えによる排他利用)のに対し、GO barではファームウェアの書き換えも必要ありません。フィルタ(色は切替時のLED色です)・ ● Bit-perfect ・ ● Standard ・ ● Minimum phase ・ ● Gibbs Transient-Optimised エフェクト・XBass+・XSpace 音質(個人の感想です)付属のUSB-C to LightningケーブルでiOS端末とGO barを接続、3.5mm端子に1DDイヤホン(16Ω/kHz、100dB/mW)を繋いで、Apple musicからハイレゾ曲を中心に聴いてみました。フィルタはStandard、iEMatchやXBass+、XSpaceはオフに。これがGO barの、というかiFi Audioのデフォルトだと思っているので。ファームウェアは開封時点でVer1.48でしたが、グローバルサイトでVer1.70がリリースされていたので聴く前に書き換えています(いろいろ最適化されているようなので)。2024年5月現在、ファームウェアの最新版はVer 2.50です。USBドライバとかファームウェアの話 iFi Audio製品の場合 | そゆぶろ - 楽天ブログバスパワーのドングルタイプでこの価格・・・期待半分、覚悟半分でしたが、しっかりとiFi Audioの音になっていると思います。nano iDSD BLの音に厚みを持たせ、音色をほんの少しだけウォームに寄せたような感じで、解像感があり、音場と音の粒の大きさを上手くバランスさせた印象です。やや高音でシャリつく感があるものの、ZEN DACにも似た聴きやすい出音だと思います。低音はやや緩さを感じなくもないのですが、気になるほどではありません。適正音量はiPad側のインジケータ上で30%ほどで、余裕がありそう(ボリュームシンクロを有効にした場合)。ギャングエラーは皆無で、この点はこれまでに名前を挙げた製品より明らかに優れていると思います。一方でサイズなりだと感じる部分も。音場は左右だけでなく前方にもある程度広がるものの、それ自体は広くなく、音と音の間に余裕はさほど感じられず、分離感は特に多音なパートでは乏しいと感じました。ポータブル環境では騒音もありますからむしろこれで良いのかもしれませんが、自宅でPCやタブレットに繋いでじっくり聴くとこの辺にもう少し余裕がほしくなるかもしれません。更に高感度なIEM(17Ω/kHz、107dB/mW)に変えてみると、ノイズフロアが高いのか演奏と歌唱前後の短い静寂で定在ノイズを感じます。静かな環境では音楽ファイルそれ自体の再生/終了を感じられる場合もあり、アンプがボトルネックかもしれませんね。この点は同じポータブルでもnano iDSD BLやhip-dacの方が聴感上優れていると思います。4.4mmバランスは手持ちに適当なイヤホンがなく試せていませんが、スペックを見る限り悪くなさそう。iEMatchを搭載したのは、この辺の特性も見越しての判断だと思います。しかしせっかく端末から吸い出したバスパワーですから、できることならiEMatchで抑え込む必要のないイヤホン/ヘッドホンを組み合わせたいところです。【レビュー】iFi Audio iEMatch+ / 4.4【アッテネータ―】| そゆぶろ - 楽天ブログ 機能や細かなことなどGO barはiEMatchのスライドスイッチの他、3つのボタンを駆使していろいろなアレンジが可能で、音を各々の好みに寄せることができます。ホスト側の機器(スマホとか)がGO barをうまく認識しない場合は、まず機器の電源ON・スリープ解除をしてから接続してみてください。電源や接続は上流から順番に進めていくのが基本です。音量の+ / - ボタンは音量のほかにデジタルフィルタの選択や、同時押し(2秒以上)でターボモードの切替(ゲイン切替)も担当します。●ボタンは短く押すとXBass+ / XSpaceの組み合わせを切替でき、2秒以上押すと階層がデジタルフィルタの切替モードに移ります。8秒くらい押すとボリュームシンクロのオン/オフが切り替わり、音量調整が接続した端末からも可能になります※いきなりの大音量などを避けるため、再生前には音量を最低にしておくのが無難です。XBass+は切替前後の違いがあまりはっきりしませんが、出音バランスを崩さず低域の底を補完するような効き方です。XSpaceは比較的分かりやすい効き方で、音場の前方空間を奥へと延長するように感じられる反面、音の厚みは若干薄まるような印象があります。どちらも音源やイヤホン/ヘッドホンに合わせて使う味変的な機能でしょうか。4つのデジタルフィルタは自分には差が分かりにくく、Standardを基本として時折切り替えてみるという模索の仕方をした結果、私的には下のように感じられます。〈娯楽的〉 ・ ● Minimum phase ・ ● Standard ・ー ・ ● Gibbs Transient-Optimised ・ー ・ ● Bit-perfect 〈解析的〉お気に入りの曲ごとに最適なフィルタを探してみるのもいいでしょうし、最大公約数的なフィルタを見つけたらそれだけで聴くのもいいでしょう。どのアプローチが良いかではなく、どちらも選べるのが良いところです。音量は基本的にGO barのボタンで調整。シンクロ機能が無効な状態ではiOS端末側での音量調整はできませんが、WindowsPCで起動したiTunesからは音量が調整できました。この辺の挙動は今後のアップデートでよりユーザーフレンドリーになってくれることを期待します。付属品2種類のケーブルとUSB-C to Aアダプタ、レザーケースが付属。レザーケースは形状はともかく、端処理や銀面裏の仕上げなど、なかなかこだわっています。そしてこのUSB-C to Lightningケーブル。これは単品販売してもいいのでは?と思いますが、今のところないようですね。そしてこのGO bar、iFi Audio設立10周年を記念した限定版である、GOld barという世界限定1000台のモデルもあります(私の資金力では、そっ閉じです)。iFi-audio - GOld bar 正規輸入品(世界限定1000台・18K...価格:88000円(税込、送料無料) (2022/6/18時点)GO-BAR アイファイ・オーディオ スティック型USB-DACアンプGo ba...楽天で購入【レビュー】iFi Audio nano iDSD BL【DAC内蔵ポタアン】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】iFi audio hip-dac DAC内蔵ポータブルアンプ | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】iFi Audio ZEN DAC【USB DAC & Amplifier】 | そゆぶろ - 楽天ブログ2024年にはGOld barの仕様を彷彿とさせる、GO bar Kensei(剣聖)なる上級グレードが発売。こちらは限定モデルではないようですが、価格はまさにプレミアム感のあるものになっています。ビクターの誇るK2HD(圧縮音源をアップサンプリング&波形補完)を搭載しているほか、基本的なTHD+Nなどの向上も図られているようです。iFi audio - GO bar 剣聖(K2 HDテクノロジー搭載スティック...楽天で購入USB入力のみのGO barはGOシリーズの第2弾ですが、ワイヤレスをメインとするGO bluの約3万円という価格帯から一気にxDSD Gryphonの下(ZEN Signature系の価格帯)につけてきたことで、iFi製品の中で価格と音質のヒエラルキーを分かりにくくさせていると思います(Kenseiはまた別)。私的には、音質的にはhip-dacなどのエントリー機のゾーン(+α)にあると感じていて、それに付加価値(iEMatch、フィルタ4種、エフェクト2種、ボリュームシンクロ、品質良さそうなUSBケーブルなどの付属品)を加えた価格なのだと受け止めています。特にGOシリーズは筐体サイズからくる音質面での制約を補うためか、フィルタ・エフェクト切替の点で自由度の高さが目立ちます。この点はガジェット的な面白みがあると言えるでしょう。バスパワーながらパワフルな印象のGO barは、スマホよりもタブレットやノートPCに接続して、バッテリーの減りをあまり気にせず使うようなシーンが思い浮かびますが、しっかりiPhoneでも使えますし(※6S以前のモデルは注意書きあり)、バスパワーのドングルタイプ(スティックタイプ)という枠でiFi Audioの音を求めるのであればコレでしょう!
2022.06.18
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イギリスのオーディオブランド iFi Audioから、エントリー向けの製品として発売されたUnoをレビューしていきます。2022年の前半まではZEN DACがその役割を担ってきましたが、世界情勢の影響を受けてか全体的な価格改定があり、時を同じくして新たなエントリー機としてZEN Air DACが登場していました。そして12月。より安価な価格で登場したこのUno。どんな製品なんでしょうか。 外観製品名には冠していませんが、ZENシリーズに似た形状を採用していて、ボディは樹脂製(爪でたたくとカチカチとした感触が返ってくる硬質プラスチック)。前面パネルとボリュームノブのみアルミ製でしょうか。樹脂パーツのボディは青銅色(青と緑の中間色)。私的にはダークグレーとかの方が良かったかな。向かって中央のボリュームノブの左側には基準音量を上げるゲイン切替スイッチ(PowerMatch)と、音のバランスを変えるイコライザ切替スイッチがあり、右側には3.5mmシングルエンド(S-balanced採用)のみ。背面はデータ兼電源入力用のUSB-CポートとRCA出力端子があります。コンパクトなのでポートや端子の存在感が強めですね。底面のパッドは開封時点でフィルムが貼ってあり、剥がすと若干粘着性があります。Unoは自重が軽い(仕様では92gしかありません)ので、スイッチの操作などで本体が動いてしまうのを軽減するためかなと思います。 仕様(抜粋)PCM : 32bit / 384kHz (max)DSD : 256 (max)MQA : レンダラー入力 : USB-C(データ/電源兼用) ケーブルはUSB-A to Cが付属ヘッドホン(イヤホン)出力 3.5mmジャック(S-balanced)ライン出力 RCA(金メッキ)オーディオ初心者(私もですが)にとって何だかよく分からないのがスペック表だと思います。PCM / DSD / MQAというのは音楽データのフォーマットのことで、●●音源などと表現されて使われています。たとえば次の項で音質について書いていますが、そこで利用しているApple Musicで聴けるハイレゾ曲(ALACファイル)は、PCM音源です。iFi Audioのエントリー系製品は概ねPCM 32bit/384kHzまで対応していて、Apple Musicのハイレゾ(最高24bit/192kHz)に対しても余裕がある製品が多くあります。3.5mmジャックは昔から今までイヤホンやヘッドホンの端子として一般的なもののひとつで、昔はiPhoneにもありましたね(iPhone7から廃止されました)。 音質(個人の感想です)他社製のUSB-C to LightningケーブルでiOS端末とUnoを接続、3.5mm端子に1DDイヤホン(17Ω/kHz、107dB/mW)を繋いで、Apple musicからハイレゾ曲を中心に聴いてみました。イコライザはOFFです。ボリュームノブをカチッと感触があるまで回すと電源がONになり、だいたい9時位置近くまで回すと音が聞こえてきます。いきなり半分(12時位置)まで回したりせず、ゆっくりと探る心持ちで回します。ノブの奥で光るLEDは、電源ONを視覚的に通知するだけでなく、入力されたデータの種類(PCM/DSD/MQAなど)を発光色の違いで表してくれます。音の印象はiFiにしてはやや持ち味を抑えたというか、万人受けを狙った仕上げのように感じます。音の温感や厚さ太さといった点はニュートラルといえる範囲で(筐体サイズやコスト的電源的な制約も当然あってのことでしょう)、解像感もソリッドとリキッドの中間的。これはイコライザにあるようなシーン(ゲーム、動画、音楽)でも違和感を感じないように、そして音量をとりやすい高感度イヤホンも想定した設計を目指したのだと思います(つまり極端に低感度な鳴らしにくいヘッドホンは苦手)。例えば上位機種(ZEN DACやhip-dacなど)になると、イコライザスイッチは低音補強程度になるものの、パワーのゲインを上げるPowerMatchスイッチに加えてΦ4.4mmバランス回路も搭載され、さらに余裕が生まれます。音質にも解像感とか音場感、低音の立ち上がりといった点で特徴が感じられます。しかしこれらの機種では極小音量域でギャングエラー(左右音量の偏り)があり、高感度なイヤホンなどはギャングエラーを抜けると既に大音量で困ってしまう・・・なんてパターンもありますから、今回使用したイヤホンのようなスペックであれば、ギャングエラーを感じさせないUnoの方が使い勝手は良いです。イコライザ(モード)切替Unoには3つのモードが用意されていて、状態は天面のLED(ボタンではありません)で見分けることができます。全部消えている状態がOFF(ノーマル)で、EQボタンを押すことで切り替わります。〈Normal →Game →Movie →Music →Normal…〉とループします。切替中、時折プツっとポップノイズが入るのはちょっと耳障りですね。イコライザOFFを音の基準として聴き比べると、聴感上に過ぎませんが以下のような違いがありそうです。 Game : 低音補強 高音補強(人の声よりかなり高い音域) Movie : 低音補強 高音補強(人の声よりやや高い音域) Music : 低音補強一番分かりやすい変化をするのがGameで、徐々に変化を感じにくいものに移っていくのでMusicとOFFの違いはほんのわずかに感じます。とはいえ、モード名を気にせず好きな音、使い方に合う音だと感じられるモードを選ぶのが良いと思います。 その他ここからは細かな点について書いておきます。パッケージ表記にはDACにES9219を採用している旨記載がありました。ESS製はZen Blueでも採用されていましたが、iFiが主力としているBurr Brown DSD1793 ではありませんし、GOシリーズで採用のあるCirrus Logic CS43131でもありません。同時期にリリースのGO linkでもES9219を採用しているようです。特に強くアピールしていないものの、DXD384kHzにも対応しているようです。入門向け的なDAC/Ampですし、初心者が混乱しないよう敢えて言わないだけでしょうか。ZEN (Air) DACに似せたデザインですが、UnoにはiPowerを接続するための外部電源用入力は用意されていません。バスパワーに完全依存する設計はむしろGO barやGO linkといったドングルタイプに分類すべき特長です。●デジタルフィルタ切替?(推測を含みます)EQボタンを3秒長押しすると、天面のLEDが点滅をはじめます。EQボタンを押す毎にGame →Movie →Musicの順で点滅がループし、点滅が終わると鳴り方が少し変わるようです(5秒ほど放置すると自然に点滅が終わります)。聴感上はiFiが推すGTOっぽい感じのフィルタはないみたいで、LEDの数=フィルタ数であれば、iFiなら [Standard / Minimun phase / Bit perfect] の3つでしょうか。だとすれば、音質の項で触れたイコライザ切替とは全く別の機能(オーバーサンプリングフィルタの選択)です。音源も含めた環境や個人差によっては、イコライザよりも些細な変化としか感じられないかもしれません。個人的にはGameのLED点滅状態で選択を終えた後の音が好みで、MovieとMusicの方は圧縮音源ではややシャカシャカと、ロスレス音源ではややトーンが明るくなり、変化のしかたはどちらも似ている印象です。以前からStandardとMinimum Phaseは鳴り方が近いと感じているので、Game LED=Bit perfectかもしれません。こちらは比較的落ち着いた、ややウェットな印象です。ちなみにハイレゾ音源で聴き比べると、聴感上では違いがかなり分かりにくくなります。●点灯LEDの一部消灯(ミュート)天面のモード選択や正面のPowerMatchをONにしていると点灯する、LED光のみを消灯させる機能です。PowerMatchボタンを3秒ほど長押しすると適用されます(ボタン操作直後の約5秒間だけ点灯を保持するようになります)。EQやPowerMatchの機能は使いたいけど、LEDの光が目障り…という場合に有用な機能ですね。ただしノブの奥にあるLEDは消灯しませんし、EQやPowerMatchがオフになるわけでもありません。解除するにはまたPowerMatchボタンを長押しです。iFi-Audio アイファイ オーディオ Uno ヘッドホンアンプ DAC ア...楽天で購入ユーザーの新規参入を狙って、iFiの中では試しやすい価格で登場したUno。軽量コンパクトな筐体はスペースが限られた場所でも使いやすそうですし、分かりやすいモード切替の存在はPCM96kHzだのDSD11.2MHzだのといったオーディオ用語よりもとっつき易いですね。その変化も比較的ハッキリ感じられます。PCやタブレットのイヤホンジャックから聴く音に不満(音が軽い・細い・サーッとノイズが入って気になるなど)があれば、試聴だけでもしてみる価値はあると思います。音楽的にもっと高音質を求めるなら、オーディオ沼が待っていますよ。
2022.12.18
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プログラミング学習などの分野でも有名な、Raspberry pi。このシリーズの中でも、キーボード内蔵タイプのRapberry Pi 400は、往年のキーボード内蔵型コンピュータを彷彿とさせるデザインで、とても興味深いです(私は当時の世代ではないので、興味本位的な意味合いです)。Raspberry Pi 400 KIT 日本版 「SC...楽天で購入実際、スペック表を見てみるとロースペックPC程度には使えそうですし、Raspberry piらしくGPIOコネクタも備えています。私はあまり電子工作系は強くないので、購入したとしたら、サブのサブ的なPCとして遊んでみたいなと思うお手頃ガジェットとして目に映ります。実際、PCに相当するパーツとしてPi 400に不足しているのはディスプレイ、電源、OSくらいですから、発売時よりも価格が上昇しているとはいっても、WindowsPCやMacを購入するよりも安く導入できそうです。
2023.09.10
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静電容量無接点方式のキースイッチを一貫して採用しているリアルフォース(REALFORCE)シリーズに、70%キーボードの新シリーズが加わるようです。発売は10月18日予定だそうです。【10月18日発売予定】REALFORCE RC1 キーボード コンパクト 70...楽天で購入REALFORCE RC1は、横幅を30cm未満に抑えたコンパクトキーボードで、カラーはグレーのみのようですがキー配列は日英の2つから、キー荷重は30g/40gから選べます。同じく静電容量無接点式のキーボードを展開するHHKBのそれと違って、Fキーは独立して最上段に配置され、FnキーとのコンビネーションはHHKBほど必要としない配列のようですね。デバイスとの接続方式はUSB-Cによる有線接続のほか、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応し、複数台のデバイスをこのキーボードで操ることも可能です。注意点としては、乾電池式ではないことと、日英の配列によって右シフトキーとFnキーの配置が結構変わります。70%キーボードにカーソルキーを収めているので、エンターキー下のエリアがやや混雑しているので商品画像をよく見て購入検討した方が良いでしょう。
2024.10.17
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ゼンハイザーからなぜか耳栓が発売されるようです。SoundProtex Plusは、付属パーツの使い分けによって遮音性をコントロールできるイヤープラグのようで、フルワイヤレスイヤホンにおけるヒアスルー機能の効き具合の調整を、耳栓でも提供しますよ、というコンセプトでしょうか。ゼンハイザー公式 Sennheiser SoundProtex Plus | イ...楽天で購入もちろん音楽再生などはできないアナログな製品ですから、できることは遮音性のコントロールのみ。使いどころとして考えられるのは、就寝時に騒音を遮断するとか、騒音下に長時間いなければならない際の聴覚保護がメインでしょう。私は以前、似たコンセプトの商品を使っていたことがありますが、遮音性を選べるということは聴覚から得られる情報量を制御するということになるので、聴覚保護や疲労防止をしつつ、周囲の音を聴き取れるだけの程よい遮音性に音量を近づけることができるようになります。その程度を調整できるのは魅力的ですね。その反面、耳栓タイプは装着感からくる閉塞感や、自分の呼吸音や骨格を伝ってくる音が通常よりも認識しやすくなったりします。耳栓としては高価に思えますが、上記のように遮音性を4種類のフィルターで選択できるのは用途・場面に合わせやすいでしょうし、スポンジタイプのように装着前に小さくつぶす必要がないTPE素材なのは利点となるかもしれませんね。
2024.10.23
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Finalからイヤホンの新製品が3種類発売されるようです。2BAのS4000(ステンレス筐体)、S5000(真鍮筐体)と、1DDのA6000がそれで、どれも設定価格は高めです。しかしどんな音がするのか、とても気になります。私だったら、手持ちのE5000と聴き比べてみたいですね。A6000のみ耳掛け前提のデザインで、発売は11月14日予定です。FINAL イヤホン カナル型 リケーブル 2Pin対応 S4000楽天で購入FINAL イヤホン カナル型 リケーブル 2Pin対応 S5000楽天で購入【2024年11月14日発売予定】FINAL 有線イヤホン カナル型 リケーブル...楽天で購入
2024.11.01
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今回はとうとう万年筆の記事。自身初。日本で100年以上の歴史ある万年筆メーカーである、セーラー万年筆のプロフィットライトを選びました。事前にデスクペンで得られた使用感から、軸の太さはEF(極細)、インクはカートリッジ式のブルーブラックを併せて購入です。 外観PMMA樹脂製の軸・キャップと、ペン先(ニブ)素材は14金にロジウムメッキ仕上げ。なので万年筆でイメージされやすいであろう、黒×金ではなくこれは黒×銀。セーラーではシルバートリムというネーミングを採用しています。フォルムはthe・万年筆といった趣きです。 EF軸とインク装飾の溝に伝うインクが装飾を明瞭にしてくれますインクカートリッジ(そろそろ交換ですね)純正BLUE BLACKペン先の細さを表す記号はEF(Extra Fine?)で、セーラー万年筆では最も細い極細とされています。実際に書いてみるとΦ0.7mmのボールペンよりも細い文字が書けるので、小さな手帳にも書きやすい字幅ですね。私は万年筆についてはまだまだ初心者なので、インクは差し替えるだけのカートリッジ式を使っています。インクは純正のブルーブラック。こちらの記事ではボールペンのインクなどと簡単に比べています。【比較】各社の色とか太さとか【ボールペン・万年筆】 | そゆぶろ - 楽天ブログコンバータ式(インク瓶から吸入する補充方式)も利用できるモデルなので、気が向いたら試してみようと思っています。 書き味万年筆は毛細管現象を使ったペン。鉛筆・シャーペンやボールペンとは違って粘度の低い液体インクが滑らかに供給されます。手に伝わる感触は、極細軸なこともあってか"サラサラ"と"カリカリ"の中間的な書き味だと感じていて、擬音化するなら"サリサリ"でしょうか。毛筆ほど筆圧に敏感でもなく、他のペンほど必要としない。これが万年筆の魅力の一つなんでしょうね。ペン先の字幅や素材に含有する金属の種類によって書き味や字幅の抑揚を好みに近づけることができるようですし、ハマる人がいるのも頷けます。インクは純正のほか、他社製インクを楽しむこともできるようです(その場合はコンバータがよさそう)。マイナスポイントとしては、インクフローの良さ故にペン先が触れると容易にインクが付いてしまうことでしょう。ティッシュにペン先を当てるとじわ~っとインクが染み込んでいくので、衣服に付いたらと思うと怖いです。ま、うっすらとインクを纏ったペン先というのも持ち主としてはウットリしてしまうんですけど。セーラー万年筆 プロフィット ライト シルバートリム 万年筆 極細 11-103...楽天で購入万年筆も価格はピンキリで、多種多様なモデルが販売されていますね。私はベーシックなモデルを入手してみましたが、今のところもう満足してしまっています。使い捨て感覚の安いペンが高コスパなのは経済的ですが、書き味や文字の濃淡、ペン自体の品質など、万年筆も皆さんに体験してみてほしいです。タブレット端末では味わえないであろう、アナログな魅力が詰まっていると思いますよ。
2023.04.09
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