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おはようございます、ひなこです。昨日は1月28日(月)でしたけれども、毎月、日めくりカレンダーをめくって28日を見ると、なんだか幸せな気分になることに気付きました。「え、なんで?」と考えたら、父の給料日が28日だったので、子供の頃、毎月28日はお小遣いを貰える日だったからだと思い当たりました。当然、現在は28日だからといって誰もお小遣いはくれないんですけどね。ハハハ。今回、私が日本にいた間に、父が散歩中歩けなくなって、しゃがみ込んでしまったそうです。どうやら、母に、ひなこが心配するからひなこには言わないようにと口止めされたようなのですが、父はどうしても言いたかったらしくって、実はこんなことがあった!と教えてくれました。と言っても、父は、最近ますます言葉が出て来なくなってきているので、何が言いたいのか今一つわからず、「足が、えーっと右の足が」とは言うのですが、右足に何が起こったのかうまく説明できず。そこで私が待っていられなくて、「足がつったのかい?」と聞いたら、「違う」と言うのです。その場にいた母が、「もう年だから筋力が落ちてるでしょ。だから足に力が入らなくなったのよ」と代弁してくれましたが。で、偶然、しゃがみ込んだ場所が、某コーヒーショップの店の前だったので、ガラス張りの店内から店員さんが気づいて、「大丈夫ですか?!」と外に出てきてくれて、ご親切にも店内で休憩させてくれたそうです。無料のコーヒーまで出してくれたそうだ。「お金は払わなかったのかい?!」と聞いたら、「おいくらですかって聞いたら、代金はいいって言われたんだよ」とのこと。で、お客さんとして来店していた見ず知らずの女性が、車で送ってくれたんだそうだ。とんでもない迷惑老人。でも、皆優しい人で良かったです。12月の北海道で85歳のじいさんがずっとしゃがみこんでいたら、下手をしたら凍死しますからね。どうもありがとうございました。「あの店のコーヒー、美味しかったなあ」なんて、本人は呑気なことを言ってましたが。ボケても感情は残るという話を聞いたことがありますが、うちの父もコーヒー美味かったというのが一番印象に残ったんでしょうかね。一度、私と母がタクシーで買い物に行こうとしたら、父が「サバ缶買ってきて!」と言い出しました。どうやら今日本では、サバ缶が体に良いとブームらしいですね。父も、サバが体に良いという講釈を述べだしたので、「いやいや、お父さん。一昨日の夜のサバの塩焼き残して、昨日も食べず、今朝も残したままだったでしょう。そんなにサバが体にいいなら食べなさいよ、まずあのサバを!」と私が言ったら、「どうして、そういうものの言い方をするんだ!」と自分の言っていることの辻褄が合っていないことはさておいて、私の口の利き方が悪いと傷ついてました。いやはや、年寄り、面倒だわ。超短期滞在でこれですから、介護に励んでいらっしゃる方などは、本当尊敬します!ご機嫌よう!
2019年01月29日
おはようございます、ひなこです。男子シングルスは、ラファは準決勝の時のスーパーサイヤ人モードではなくて、ジョコヴィッチ選手が圧巻の世界一選手らしさで勝ちました。ちょっと拍子抜け。大坂なおみ選手の賞金額は、4,100,000豪ドルだそうです。日本円にすると3億円以上。テニスって凄いねえ。まあ、勝ってなんぼの世界ですが。そして、友達からラインがきていたのですが、嵐が活動を一時休止というか、まあ事実上の解散みたいになるらしいですね。SMAPと違って約2年の猶予があるようですが。SMAPの時は解散商法で儲けられなかった事務所が稼ぎ頭嵐には稼いでもらわんと!と思ったんでしょうか。大野君がちょっとお休みしたいと言い出したらしいですが、以前「今の夢はパン屋になること」と言っていたのを聞いたことあります。ニノが「じゃあ、嵐はなんなの?夢叶ってないの?」って言ってたのが印象的でした。大野君って歌は上手いし踊りも上手いし(嵐の時は突出しないように手を抜いて踊る)、実はすごい人だと私は思っていました。本人やる気なさそうなんだけど、ドラマの「魔王」の時も、この人は天才肌?なんて思って見てました。まあ、私はSMAPファンなので、そんなに衝撃とか受けないんだけど~。安室ちゃんの引退の仕方はカッコよかったなって思います。抜糸の時一つだけ残された糸。日本に行く前には確かにまだ残っていました。が、日本滞在中に、消えていました。日本でお餅を食べた時に、ねばっとくっついて取れたのかしら?続く。
2019年01月28日
おはようございます、ひなこです。昨夜のAO女子シングルス決勝、大阪なおみ選手が優勝しました!!!!うおおおおお!!!おめでとう!!!!やったぞおおおお!!!北海道も盛り上がった模様。https://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/public/?d_date=20190127&d_seq=0海外在住の人は住民票を抜くもんだと思うんだけど、まあいいか。ひなこは住民票は海外転出として抜いてあります。でも、戸籍は残ってますから、戸籍抄本や謄本はもらえますけど。お腹の薬は正露丸を常備してましたが、安売りしてたので、初めて新ビオフェルミンSを買ってみました。少し前に読んだ、医者が家庭に常備している市販薬という読み物で、これを常備しているお医者さんが多かったと記憶していたせいもあったかもしれません。しかし、これは、普段のお腹の状態を良く保つための乳酸菌のサプリでした。お腹が痛くなったから飲むというものではないようです。何回か試しに飲んでみましたが、効果があるのかは不明です。うちの次男は「お腹が痛い時はあの臭い薬(正露丸のこと)が一番!」と絶大な信頼を寄せていますが、ネットには正露丸は体に悪いとか書いてあったりもしますね。私は、親に洗脳されたのかもしれないけど、やっぱり腹痛には正露丸!と思います。では、ご機嫌よう!
2019年01月27日
おはようございます、ひなこです。日曜日に行われるAO男子シングルス決勝は、ナダルとジョコヴィッチ選手です。予想通りの妥当な決勝戦ですかね。凄い試合になりそうだ。悟空対ベジータみたいなね。それから、タイの洞窟から少年たちの救助の時に重要な役割を果たしたオーストラリア人のダイヴァー2人が、今年のオーストラリアン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたそうです。私の父の頭の中では「あれは日本人が助けた」ということになっていましたけれども・・・。私も、もう反論とかする気もなくて、「はい、はい」と聞いてました・・・。尿トラブルに効くという漢方の八味地黄丸(錠剤)を購入。これは、まあアンチエイジングに良いらしいです。かすみ目とか冷えとかね。冬になるまで(こちらのですよ)飲まずにおこうと思って未だ飲んでないので、効果は不明です。続く。
2019年01月26日
おはようございます、ひなこです。大坂なおみちゃん、決勝進出です!ここまできたんだから、優勝してもらいたいです~!解説の人が「ベースラインのあんな後ろからあの角度に打つのってとっても難しいんですよ、皆さん!」とか「サーヴを受けるのに、ラインの前にあんなに出て来られると、相手はすごくやりづらいものなんですよ」とか、いかになおみちゃんがすごいかを力説してました。ニコール・キッドマン夫妻が観戦してたんですが、ニコール年取ったなー。という自分もしっかり年を取っているんですが、自分の姿は見えないので~。そして、ナダル。あんたは悟空の親戚かなんかか。スーパーサイヤ人なんじゃないの?今回は、日本で用事を済ますことが最大の目的だったため、小さなスーツケースを持って行き、お金もちょっとしかなかったし、買い物はあまりせず。そんな中での買い物の話です。カナダ在住の筆子さんのブログで知ったワンタフトブラシという歯ブラシ。今回、日本のアマゾンで日本製のを購入。このイラスト↑は、普通の歯ブラシですが、ワンタフトブラシというのは、その名の通り一房だけの歯ブラシです。歯と歯の間や、歯並びの悪い所でもブラシが届いて良く磨けます。なかなか良いです。私が気になっていたのは、インプラントの隣の自分の歯で、なんとなく普通の歯ブラシでごしごし磨くのがためらわれる感じがあったのですが、ワンタフトブラシなら大丈夫。あー、小学生の頃から、これだけ歯磨きに一生懸命だったら、虫歯もなくて、今頃インプラントにする必要もなかったのに。後悔先に立たず。続く。
2019年01月25日
おはようございます、ひなこです。オーストラリアン・オープン、準々決勝、大阪なおみ選手は、朝飯前、ア・ピース・オブ・ケイクという感じで勝ちました。一方、錦織君はこの前の試合の疲労が抜けきっていないようで、第1セットを落とした後、メディカル・タイムアウトを取って右足をマッサージしてもらってテーピングしてもらっていました。解説の人が、「リストバンドの下にも時限爆弾が」と言うのでじとっと注目したら、リストバンドの下にも黒いテーピングが見えました。ジョコヴィッチ選手が試合終了後に言ってましたが、深刻な怪我などではなくて、直ぐリカヴァリーできる程度のものであると良いですね。しかし、私はテレビで見ている人なので、そうでもないけど、お金を払ってチケットを買って会場に見に行った人は、「金返せ!」的な気分になったのではないでしょうかねえ。今回、北海道で子供の時以来ぐらい久しぶりに食べました、カジカ汁。ていうか、カジカってああいう魚だったんだというのを初めて知りました。(母と買い物に行って、カジカが売っていたので「久しぶりにカジカ汁でも食べようか」と母が買った)グロテスクな感じなんだけど、顔が結構ひょうきん。もう、匂いとか味とかが、あー、子供の頃すっごく食べさせられたよな、これって感じでした。特に美味しいとも思わなかったけど、懐かしの味でした。北海道在住の親でさえ、「いや久しぶりに食べたな」って言ってましたけども。あと、子供の頃、タチ汁っていっつも食べさせられてました。中1くらいの時に、あのタチというものが、タラの白子だと知り、そんな気持ち悪い物をずっと食べさせられていたのか?!とびっくりして、「もう食べない!」宣言をして、我が家から消えました。まあ、昔は安かったのが値段が高くなったというのもあったのかな。懐かしのカジカ汁のお話でした。ご機嫌よう!
2019年01月24日
おはようございます、ひなこです。日本にいる間、新聞広告で、スカーペッタシリーズの新作が出たのを知りました。一瞬、買っちゃおうかと思いましたが、もう20年くらいブランクがあるので、読んでも意味不明かもなと思って買いませんでした。で、スカーペッタものの翻訳はいつも相原真理子さんだったのですが、今は池田真紀子さんという方が翻訳されているようなので、相原さんは引退されたのかな、なんて思ったのですが、2010年に63歳で亡くなられてました。知らなかったです。アマゾンの書評を読んだら、これが最終巻のような感じを受けました。うーむ、読もうかな。どうしよう。「標的」と「邪悪」も読んでないと意味不明らしいけど。うーむ。体力続くかな。(読書も体力が必要となってきた今日この頃)ご機嫌よう!
2019年01月23日
おはようございます、ひなこです。大坂なおみちゃん、勝ちました!いえい!そ、そして、錦織君!相変わらずオーストラリアのテレビはセリーナとジョコヴィッチ選手の試合を放映して、錦織君のにの字もなかったのですが、なんと死闘の5時間越えで、勝ちました!今ハイライトを見ましたが、すごい!彼のテニス人生において、最も印象に残る一試合となったのではないでしょうか。ひなこは、試合速報をネットでチェックしていたのですが、最初に2セット取られたし、こりゃ負けるかと思っていたのですが、その後2セット取り返し、最終セットも「もう負けたか」と思ったこと数回でしたが、なんと勝ちました。そして最後は、サービスエースでびしっと決めて、カッコよかったなあ。本人は疲れ過ぎて、何も考えられない状況だったでしょうが。明後日、錦織君に「一番勝ちたい相手」とご指名されたジョコヴィッチ選手と準々決勝(クウォーター・ファイナル)です!友達に借りて読んだ気がしなくもないけど、内容を全く覚えてないので読んでいないのか?定かではないので文庫で買いました。サハリンに行ったのを読んでみたかった。地球の歩き方を意識したタイトル。名古屋市、熱海市、ハワイ、江の島、サハリン市、清里を訪れています。ひなこが行ったことあるのは、清里だけだなー。名古屋が予想外に結構面白かったですねえ。では、ご機嫌よう!
2019年01月22日
おはようございます、ひなこです。昨日21歳のお誕生日だったTiafoe選手、ベスト8進出です。そして、フェデラーが20歳の選手に負けてしまいました。世代交代の時期なんでしょうか。解説の人が「来年のオーストラリアン・オープンにフェデラーの姿はあるのか」みたいなことを言っていてちょっと寂しかったです。今日はなおみちゃんと錦織君の試合があります。これは、梨木果歩さんのエッセイです。若い頃に英国でホームステイしていたお家のウェスト夫人(アメリカ人の清教徒)を軸に、梨木さんの英国、カナダ、アメリカの旅などもからめて書かれています。面白かったですが、群ようこさんのよれよれエッセイの方が共感できる自分がいます。私も年取ったもんだ。梨木果歩さんも私より年上で、5歳上の方です。続く。
2019年01月21日
おはようございます、ひなこです。昨夜は久々に涼しい夜だったので、熟睡できました。が、寝違えて首が痛い。いいとこないなあ。さて、オーストラリアン・オープン。大坂なおみちゃんも錦織圭君も、勝ちましたよ!でも、オーストラリアのテレビは錦織選手の試合は放送しませんでした。大坂選手はばっちり放送したので見ましたけど。ちょっと残念。ストレートで3セット取った試合だったようですから、見たかったです~。日本で文庫で買った群ようこさんの『ゆるい生活』。これは、昨日の『ぬるい生活』から更に群さんが年を取って、2008年の11月のある日、原因不明のめまいに襲われます。群さんが、ちょうど今の私ぐらい(54歳くらい)だった時でしょうか。その年の夏に、お母様が入院されたりして色々大変だった様子です。そこで、群さんは漢方薬局に行き、漢方薬とリンパマッサージを受け、水分を取り過ぎないように、甘い物を食べないように、疲れをためないようにと先生から指導を受けます。それから、毎週1回通って、体調を戻していく様子が書かれています。漢方は健康保険が効かないのでお高いようですが、なかなか面白かったです。今、とにかく水を飲めって言いますよね。でも、体質によって皆が皆そうじゃないんだっていうのが新鮮でした。もしかしたら、私も水分取り過ぎなのかもな、って思いました。はい、舌に歯型がついてます、私。群さんは、身体に溜まっていた水分を取り、体重もすっかり減ったそうです。おおお!もしかしたら自分も水分でむくんでいるのか?!という幻想を一瞬抱いてしまいました。鳩胸だと思っていたんだけれども、それは老廃物が溜まっていただけだったので、リンパマッサージで落とし、胸も小さくなったとのこと。うーむ。胸は私には該当しないかもしれないなあ。自分の生まれた干支と親の生まれた年の干支の肉は食べるなって話があったんですが、私は辰年だからまあ関係ないけど、母が羊で父が酉年生まれなんですが。父は戸籍上は戌年だからまあいいか。年に4度ある土用には体調に気をつけろって話が書いてありますが、今まさに最初のその土用のようです。節分で終わるみたい。でも私、新年から風邪ひいてたしな~。土用関係なかったと思うけど?3部作というか、「かるい生活」という本もこの後出版されたようなので、文庫になったら読んでもいいかも。続く。
2019年01月20日
おはようございます、ひなこです。オーストラリアのアレックス君(19歳)は、NADALにストレート負け。やっぱり強いなあ、ラファ。スピードもパワーも次元が違うという感じでした。体つきもアレックス君は子供に見えたくらいです。解説の人が旦那様と丁稚の試合だと言ってましたが、丁稚にしては第3セットは健闘したよね、アレックス君。そして、アメリカのTIAFOEという選手。勝ったんですが、解説の人が「このヤング・プレイヤー」と言っていたので、何歳なんだろと調べたら、なんと20歳。ええ、20歳?もっと年上に見えるよねえとびっくり。今日は錦織君となおみちゃんだ!今回は、そんなに買い物もしませんでしたが、前回購入した群ようこさんの『肉体よれよれ百科』に続き、『ぬるい生活』と『ゆるい生活』を文庫で購入してみました。『ぬるい生活』は、群ようこさんがまだ50歳前に書かれた自分や友人の更年期の話などを扱っています。読んでいる私は、群さんより10歳年下なのかな?でも、もう50歳過ぎたので、この本を書いた時の群さんよりは年上になってしまっています。若い人が読んでも、共感できないでしょうが、わかるわー、なんて読みました。あっという間に読めます。『ゆるい生活』に続く。
2019年01月19日
おはようございます、ひなこです。稀勢の里が引退しました。お疲れさん。まあ、しょうがないですよね。そしてテニス。錦織君、勝ったあ!でも、ハラハラドキドキして、見てて疲れたわ~。そして、その後は大坂なおみちゃん。彼女は安定の勝利。去年のオーストラリア・オープンでは、世界ランキング72位だったそうですが、今年は堂々の4位。解説の人が、「すごい飛躍の1年だった」と。ダニエル太郎君は負けてしまいました。暑いし、昨日はテニス観戦三昧でした~。今日はもっと暑いみたいですが・・・。(泣)父が月~金見ている、時代劇シリーズ。今回は、銭形平次と水戸黄門でした。私の知っている銭形平次は、大川橋蔵さんでしたけど、北大路欣也さんが主演でした。素朴な疑問。銭を紐に縛って持ってますけど、あれどうしてパって取れるんですか?!不思議。銭形のとっつぁんは、銭形平次の子孫なの?あ、バスにルパン3世が描いてあるバスに遭遇しました、地元で。なんか得した気分だった。続く。
2019年01月18日
おはようございます、ひなこです。昨夜は、アレックス・デ・ミノー君が、最初の2セットを楽に取ったので、このまま楽勝かと思ったら、第3、第4セットとスイスの選手に取られ、結局フルセット戦い勝ちました。次は、ナダルとだ!アレックス君は、シドニーっ子だけど今はスペインに住んでいるそうで、ナダルとの対戦って結構わくわくしてるんじゃないのかな~。自称「ディーモン」のアレックス君ですが、閣下とお呼びしましょうか?みたいな。日本に帰ると母が、「最近、塩味が良く分からない」とのこと。でも、まあ、ずっと料理を作り続けていた人なので、今までの経験と勘で作ってました。なので、今回、私が家にいる間は、「ちょっと味見して」と頼まれ、私が味見係をすることに。でも「いいんじゃないの、これで」なんて返事ばかりしていたら、信用を無くしてしまったようですけれども~。今回は、前回帰国してからまだ1年過ぎていないし、そんなに両親の老いを感じないのではないだろうかと思って帰ったのですが、なんだか一気にガクッと老いてました。今年は、年明けからいきなり風邪をひき、私も2週間くらい嗅覚および味覚がゼロになり、「お母さんってこんな感じだったのかしら」と思いました。続く。
2019年01月17日
おはようございます、ひなこです。熱波到来中のオーストラリアです~。土曜日までは暑いらしいので、梅干しを(杏子だけど)を干してます。なんかもう杏子が煮えちゃうぐらいの熱を吸収してますが、あっという間に乾燥します~。日本では3日干せと言うようですが、そんなに干したら干物になるぞという感じです。昨日のオーストラリア・オープンでは、錦織選手とダニエル・太郎選手は対戦相手が棄権して勝ちました。そして、大阪なおみ選手は安定の勝利。試合中に笑顔も見れました。いかに彼女がすごいか!というのを、解説の人が画面をストップして3Dで回転させて力説してましたが、私は素人なのでよくわからず。ジョコヴィッチ選手も世界王者の貫禄の勝利でした。帰国中に、吹雪になりましてねえ。ちょっとしかいなかったのに、2回も降りました。久々に、雪の上を歩いて、あの新雪のキュッキュッという音を聞いているうちに、若かりし頃の別れ話とか突然思い出して、その場で「ぎゃああ!」と叫びそうになったり、そういえば吹雪の日にあんなこともあったよな、なんて忘れていたことを思い出したりしました。若い頃の思い出は、雪と共にあるんだ、私、みたいな。子供の頃から慣れているので、転びはしませんでしたが、横断歩道の白いところが滑るんですよね。皆さん、ご存知でしたか?では、ご機嫌よう!
2019年01月16日
おはようございます、ひなこです。昨夜は、先日涙の引退会見をしたアンディ・マリー君の試合を見入ってしまいました。あっさり負けるのかと思ったら、第5セットまで持ち込みまして。結局負けましたけど、体調万全ではない中あそこまで検討するとは思っていませんでした。ひなこは知りませんでしたが、スコットランド人の気質として、粘り強く諦めず、頑固みたいなところがあるようで、解説の人が「スコッツ魂炸裂!」などと興奮してました。アンディ君は子供の時、幼稚園だか学校に男が押し入り大虐殺事件の経験者で、そんな話を聞いてからは、観客席で応援するお母様の姿を見る度、ぐっときていたひなこでした。(昨夜もお母さんいた)とても面白い試合でした。お疲れ、アンディ君。北海道の人にとっては、懐かしの飲み物です。というか、全国区の飲み物ではないと知った時の驚きといったら!東京の大学に行った友達が、「東京にはカツゲンがないんだよ」って教えてくれたんです、確か。今回は、私が飲みたいと言ったのではなくて、母に「カツゲン買ってきて」と頼まれて、私がおつかいで買ってきたんですけれども。でも、母が飲む前に私が飲んだという!これも懐かしの味でした。そういえば、カツゲンが東京にないと聞いた時、同時に「ジンギスカンのタレも売ってない」と聞きました。続く。
2019年01月15日
おはようございます、ひなこです。こちらオーストラリアは、本日1月14日(月)よりメルボルンでのオーストラリアン・オープンが始まります。シドニー・インターナショナルで優勝したシドニーっ子のアレックス君(19歳)は昨日「シドニーからプライヴェイト・ジェットでメルボルンに来た。こういうのは慣れてないから、ちょっとびっくり」なんて言ってました。やっぱり勝ってなんぼの世界やね~。大坂なおみちゃんと錦織君には、頑張ってもらいたいものです。懐かしの味。パッケージはすっかり別物ですけれども。スーパーで安売りしてたので、3つも買って飲みました。今回、まだインプラントの治療中で下の奥歯が左右4本ないので、いつものように日本に帰って来たからと、美味しいゴマ煎餅をぼりぼり食べたりはできず、こんな噛む必要のない飲み物でお茶を濁しました。続く。
2019年01月14日
おはようございます、ひなこです。最近、日本で本を買うのは、もっぱら密林。本屋に行くこともなくなりました。しかし、今回、ちょこっと本屋さんに行き、すっかり忘れかけていた本屋の匂いを嗅ぎ、懐かしさのあまり、思わず深呼吸して楽しんでしまいました。「おおお、本屋の匂いだ~!」って。ちょっと変態っぽいですが、書店でバイトもしてたことあるし、懐かしの匂いでした。最近、本屋の数が激減しているようですが、本屋がなくなったら、本屋の匂いもかげなくなっちゃうね。続く。
2019年01月13日
おはようございます、ひなこです。実家に到着するなり親に一番最初に頼まれたこと。それは、トイレの電球を交換することでした!脚立に乗って交換しないとならないじゃないですか。一応、恐れ知らずの母が取り換えようと脚立に立ったらしいのですが、「カバーが全然びくともしなかったので諦めた」そうです。確かに、最初のうちは、私も「あれ?このカバー動かないよ」という感じだったのですが、「なんだ、この、この!」とカバーをガンガン揺すっていたら、パカっと取れました。荒技。そして、電球を取り換えたら、ばっちり電気がつきました。「いつ電球が切れたの?」と尋ねたら、「数日前」という返事が返ってきましたが、実のところはどうだったんだろうなあ。今年55歳の私も、脚立は最初ちょっと怖かったことは親には内緒です。続く。
2019年01月12日
おはようございます、ひなこです。突然の緊急帰国だったので、誰にもお土産も何も買う暇もなく、羽田の国内線ターミナルで、親に松露卵焼きと丸武たまごサンドを買いました。そういえば、丸武はテリー伊藤さんのご実家だそうですね。トニー滝谷風なお名前ですが、本名は伊藤輝夫さんだそうです。私、現在奥歯がないのでよくわかりますが、卵は歯がなくても食べられる優れた食品です!なので後期高齢者の親にも食べやすいだろうと思い購入したのですが、あんまり好評ではありませんでした。とほほ。自分の朝ごはんは、佐藤水産のおにぎりを空弁工房で購入!エアドゥさんでは、今回はリボンナポリン・クリームソーダ味を飲みました!!そして、20周年の丸いステッカーも頂きました!念願の音尾さんの番組もやっと聞きました!続く。
2019年01月11日
おはようございます、ひなこです。シドニーでは、数年前から日本のパスポート保持者は、出入国を顔認証ゲートでできるようになっていましたが、日本は事前に登録が必要なこともあって、ずっと対面で係の人にスタンプを押してもらっていましたが、今回、羽田で日本人なら誰でも使える顔認証の機械が導入されていました。入国した時は、なんかこっちの方に人が少ないな~、とふらふら奥の方へ行ったのですが、そちらは事前登録をしてある人用でした。そこで、誰でも使える方に戻って並びました。入国日のスタンプが必要な方は、何番へお越しくださいみたいな表示があったと思います。例えば、住民票を日本に戻すとか、そういう手続きが必要な人は、何日に帰国したかという証拠が必要らしいです。北海道新聞によると、来年度千歳空港にも9台設置されるそうです。あ、そうだ。今回、シドニーでオーストラリアから出国する時、私の前にはアジア人の私より年上のおばさんが並んでいたんですが、こちらに住んでいる人ではなくて、英語も話せないし、旅慣れてない感じのおばさんで、顔認証システムというのも理解していない様子でした。パスポートを機械に乗せて受け取るところまではよかったのですが、そのままずんずん進んで行って、閉まっているゲートに憤慨して「何で通れないのよ!」とばかりにゲートを壊して開けようとする勢い。英語で「そこの黄色い丸の中に立って!」と怒鳴ってみても英語をわかってくれず、マジかよと焦りました。列の後ろの人に助けを求めようとしたら、アジア人だったので「あなた達同じ言葉が話せる?」と聞いてみたら、多分中国語かな?何かを叫んでくれて、おばさんは黄色い丸の中に戻ってきました。やれやれ。ところが、おばさん、じっとしてないので、いくらたっても認証されないんです。「動くな~!ドン・ムーヴ!」と叫ぶ私。段々周りの人たちもざわつき始めます。向こうにいるイミグレの係の人に「エクスキューズ・ミー」と叫んでも聞こえないみたいだし、四面楚歌みたいな気分だったのですが、最後におばさんは認証されて出て行きました。何事が文句をぶーたらデカい声で言っていましたが、私のわからない言葉でした。おばさんの前に通り過ぎた人が息子だと思うのですが、とっとと荷物検査の方に進んでしまって姿なし。ちゃんと母親を待って一緒に進むということはこれっぽっちも考えなかったみたいです。いやー、私も後10年くらいしたら、ああいう風になるんでしょうかねえ。ご機嫌よう!
2019年01月10日
おはようございます、ひなこです。小学生の頃、アグネス・チャンさんの♪失くしたものなど何もないけれど~白い靴下もう似合わないでしょうって歌好きだったんですけど、あれはユーミンの作った歌だったと数日前に知りました。おお、そうだったのか。大発見の気分。機内でいつもほとんど寝られないのですが、今回、初めて、眠くなる抗ヒスタミンの酔い止めの薬を飲んでみました。そうしたら、普段薬を飲まないせいかもしれないですが、結構こてっと寝てしまいました。まず、岡田准一君の『関ケ原』を見て、それからニノと木村君の『検察側の罪人』を見ていたのですが、知らないうちに寝ていました。ニノが絶叫する声で「む?」と目が覚めましたが、またすやすやと眠りました。自分では、ちょっとうとうとしただけの気分でしたが、目が覚めると数時間寝ていたようでした。こんなことは私には珍しいことです。そこで目が覚めてから、再度『検察側の罪人』を最初から見て、どうでしょうの甘い物対決が2話あったのでそれを見ていたら羽田に着きました。朝五時です。夜のフライト、機内で寝られる人にとってはとても短いんですね。帰りのフライトでも、味をしめ、眠くなる酔い止めを飲み、空いていたので3席使ってごろ寝して帰ってきました。帰りは、国内線で志ん生師匠の「井戸の茶碗」(私この人情噺好きなんですよ)を聞いたので、国際線でも、上方落語会を見て、その後、笑点を見ていたら寝てしまいました。目が覚めてから、笑点を再度最初から見て、チコちゃんに叱られるを見て、関ジャニ∞の番組を見ていたらシドニーに着きました。酔い止めの薬のおかげで行きも帰りも普段より短く感じました。これから、これはマストかも?!続く。
2019年01月09日
おはようございます、ひなこです。現在、歯を治療中で、下の奥歯が4本ないので、この次日本に帰るのは、インプラントが入ってからだよな。じゃなきゃ美味しいもの日本で食べられないもん!と思っていたのですが、急用ができて突然帰国しないとならないことになりました。もたもたしていると、こちらの夏休みに入り航空券がとっても高くなるので、パッと決めて、パッと行って、パッと帰ってきました。あれは夢か幻か?という感じでした。親の方も、この娘はつむじ風かなんかか、と思っていたかもしれません。母が「旅というのは荷物の準備だけじゃなくて、心の準備というのが必要なんだよ」と言っていたことがありますが、今回は心の準備は全くなしで、いきなり出発しました。荷物も最小限です。バックパッカー風というか、若い頃の旅を思い出す感じです。今回もANAさんを利用しました。以前は野菜スープでしたが、ベジタリアンも食べられる仕様のコーンスープに変更になっていました。これが、大変気に入り、行きと帰りで3回も飲みました。ほんのり甘くて美味しかったです!!!ハーゲンダッツのアイスクリームも美味しかったあ!続く。
2019年01月08日
おはようございます、ひなこです。昨夜のブリスベン・インターナショナル男子シングル決勝戦、日本の錦織圭選手が優勝しました!おめでとう!錦織君!今の所最新作の『騎士団長殺し』です。これは、面白かったです。初登場で、村上さんの作品で一番好きな物第1位に躍り出そうな勢いです。これを読んで、過去の作品のあれやこれやで、腑に落ちたところもあって、これ一作というより、今までの作品に思いをはせることができたからかもしれません。そういえば、この本を買った時も何か書いたんだったな。https://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/draft/?d_date=20190106&d_seq=15132063https://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/public/?d_date=20190107&d_seq=0これでお茶を濁してこのシリーズはおしまいです。ご機嫌よう!
2019年01月07日
おはようございます、ひなこです。昨日のブリスベン・インターナショナル、大坂なおみ選手は女子シングルス、錦織君は男子シングルスのそれぞれ準決勝の試合がありました。なおみちゃんは不調のようで負けましたが、錦織君は絶好調で勝ちました!!!大坂選手は身体能力は高いんだから、あとは精神を鍛えるのが大事なのかしら?北海道で流れたCM。やっと「どうでしょう」の編集作業に取り掛かった様子!https://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/reservation/?d_date=20190106&d_seq=556407これは、お友達が日本から単行本を送ってくれました。ありがたや~。でも、未だに作品名を全部言えない私であった。村上さんが、僕の中編小説は、概して評判が悪いというようなことをおっしゃっていた気がしますが、私も、どっちかというと長編の方が好きです。すみません。でも。中編も読んじゃうんですけれども。続く。
2019年01月06日
おはようございます、ひなこです。大ヒット作となった『1Q84』です。お手製1Q84しおりの裏と表。私は、最初の2巻(2009年5月29日発売)は、シドニーの紀伊国屋書店に予約をしておいたので、問題なく購入できました。が、東京に住んでいる友達は、手に入らず、「オーストラリアにいるひなこが先に入手して読んでるってどういうこと?」と言われたりしてました。Book 3(2010年4月16日発売)は、東京の友達が送ってくれて、読み終わってから東京に送り返しました。何やってんだか。これは、何回も読み返して、楽しい読書時間を過ごしましたねえ。最初に1984年だからマイケル・ジャクソンが出てくるんだけれど、この本が刊行されてすぐ、2009年6月25日にマイケルが亡くなったんですよね。だからテレビからマイケルの曲がガンガン流れて、小説とシンクロしてました。こういうのも、村上春樹さん、何か持ってる感あふれてます。オーストラリア人でも英語で読んでる人結構いますね、1Q84。続く。
2019年01月05日
おはようございます、ひなこです。本日は『海辺のカフカ』です。これは、確か日本に帰った時に単行本を買って読みました。2002年9月12日、単行本発売。主人公は15歳の男の子です。これも、2つの世界が交互に書かれていて、村上さんっぽい書き方です。そして、その一つの世界が3人称で書かれています。登場人物に名前もついてる。この本を読んでいる時、現実世界の割と身近なところで15歳の少年が家出騒ぎを起こして、物語がシンクロしてる~!とびっくりしました。後に、こちらの図書館から英語版も借りて読みました。なかなか面白かったです。続く。
2019年01月04日
おはようございます、ひなこです。今日は、中編の『アフターダーク』です。これは、シドニーの紀伊国屋書店で単行本を買いました。2004年9月7日発売。確かこれは、夢で「9月に村上春樹の新作出るんだって!」と誰かから聞いて、調べたら本当に9月に出るようだったので、紀伊国屋に予約を入れたんじゃなかったかな。戯曲風の書き方で面白かったです。話の内容云々より書き方が面白くて気に入りました。どうやら最初に会話のところだけを書いて、後からト書きのように会話以外の部分を書いたということらしいです。村上さんの中編は、あんまり気に入らなかったりする私ですが、これは例外でした。続く。
2019年01月03日
おはようございます、ひなこです。新年早々、鼻風邪をひき(夏なのに)、洟を垂らしています。寝冷えかな?ティッシュでつっぺかっときました。(鼻に栓をすること)さて、SMAPが解散してからは、紅白を見ていなかったのですが、今年はちょっと見てしまいました、スイカを食べながら。日本にいたらミカンが紅白のお供ですが、こちらシドニー夏なので。のっけからSMAPの映像が出て、ちょっとうっ!とこみ上げるものが。中島裕翔(ゆうと)君ってドラマでしか見たことないんですが、Hey!Say!Jump!のメンバーとして紅白に出てた。ジャニーズだっていうのは知ってましたが、本当に歌って踊ってたわ。しかし何故でしょう、一気にアホっぽく見えるのは。ゴメン。先輩の関ジャニ∞が良かったなあ。天童よしみは、歌が上手い。一緒に出ていた道産子・武田真治さんはいつからああいうキャラになったんだろう?そしてこれまた道産子のメイガス。知らな~い。サラ・ブライトン、知らな~い。紅組司会の広瀬すずちゃんは、司会は下手だけど美しい。ケン玉のギネス記録はどきどきした。歌は聞いてなかった。サブちゃん!TWICE?知らない。そして、聖子ちゃ~ん!ウッチャンが同い年なので、「聖子ちゃんの歌を聞くと、高校の教室やら体育館やらがぶあっと浮かぶ」というコメントに激しく頷く。そして、ユーミン!後ろには、ご主人松任谷正隆氏!ユーミン、もう歌は歌える状態ではありませんでしたが、曲が懐かしい。ゆずには、昭和元禄落語心中の主題歌「マボロシ」を歌ってほしかったなあ。去年のイチオシドラマなんです、昭和元禄落語心中。ゆずといえば、オーストラリアでは、今、ゆず風味が流行しているようです。そして、サザン!懐かしいなあ。歌詞、今でもちゃんと覚えてるもの。♪胸騒ぎの腰つき~でも、一番好きだったのはパフュームと米津玄師かな~。あ、最後の「蛍の光」の指揮を振ってたのが、スタ誕で昔見ていた、都倉俊一さんだった!年取った!そうか、平尾昌晃さん、亡くなりましたものね。今日は、『スプートニクの恋人』です。これは、単行本で読んだ気がしなくもない。文庫では読んでないから、やっぱり単行本で読んだと思います。1999年4月20日発売。単行本化は、2001年4月13日、とのことですから、多分、2000年に帰国した時買ったのかも。ギリシャが出てきます。短編の『人喰い猫』を発展させた感じのお話です。村上さんが奥様とギリシャに住んでいた時の経験が生かされているだろうなあ。ひなこ、ギリシャはアテネで半日くらい過ごしたことがあるだけですが、海がきれいだったなあ。中編は、読み返さないから、これもはっきり言って細部は忘れています。文庫を買って読み返してみてもいいなあ。続く。
2019年01月02日
おはようございます、ひなこです。新年明けましておめでとうございます。シドニーにいると、特に正月気分というのもないですが、今日はホリデイです。2019年。4月末までは、日本は平成31年なんでしょうか。外国に住んでいると、日本の年号が何年かよく覚えてなくて、日本で役所に行ったりすると焦ります。今日は、『ねじまき鳥クロニクル』です。単行本発売が、最初の2巻が1994年4月12日、3巻が翌年1995年8月25日。文庫は、1997年10月に出たそうです。96年に一時帰国した時、単行本で最初の2巻を購入して読んだのかな。そして、3巻は誰かに借りて読んだのかも?というのも、千歳空港に見送りに来てくれた友達にねじまき鳥の1・2巻をあげて、これだけだと中途半端だと思って、千歳空港の書店で3巻を文庫で買って渡したような記憶がうっすらあるような気がするので。夢じゃないよな。夢だったりして。これは面白かったですねえ。3部作ですけど、長さも気にならず、楽しい読書の時間を過ごせました。ずっと一番好きなのが『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、2番目が『羊をめぐる冒険』、そして3位は『ダンス・ダンス・ダンス』と『ねじまき鳥クロニクル』という位置づけでした。パソコン通信なんて言葉に哀愁を感じます。では、ご機嫌よう!
2019年01月01日
おはようございます、ひなこです。気付けば、なんと今日は大晦日。1年が過ぎるのが、早いったらありません。来年は55歳になるから、アラ還になるのか。とほほ。そんな私の今年の最大のニュースは、次男が、長男より先に結婚しちまったことでした。いやはや、びっくりでした。兄ちゃん、来年結婚するかなー。今日は中編の『国境の南、太陽の西』です。これは、日本に帰国して、成田の書店で単行本を購入して、家に帰った日の夜に子供が寝てから、自分は寝ないで読んだのでよく覚えています。そして、その私が読書中に、北海道の反対側の方で大地震があって(私の地元では何も揺れませんでした。北海道は広いですからね)、海外でも大きなニュースになったため、皆が「ひなこはへらへら喜んで日本に帰ったが、初日に地震で死んだんじゃないか?!」ととても心配していたということもありました。この小説も、「こんな小説書いちゃって。どうした、村上春樹」と思いました。すみません。なので、全く読み返すことなく、古本屋へ売り、どんな内容だったかもすっかり忘れてしまった何十年後に文庫で読んだら、初めて読んだかのような新鮮さがありました。最初に読んだ時よりは面白かった。この作品については、内容より、私が読んでいた時に地震があったということが印象に残り過ぎています。調べたら、1993年7月12日のことでした。そして、この本が発売されたのは、1992年10月5日とのことです。皆様、良いお年を!続く。
2018年12月31日
おはようございます、ひなこです。今日は、『ダンス・ダンス・ダンス』です。単行本発売が、1988年10月13日、文庫発売が、1991年12月3日だそうです。私はいつ読んだんだろ?単行本で読んでいれば1989年に読んでいるはずだけど、文庫で読んだ気がするので、そうすると、日本に帰った時期は、1993年だよな。そんなに遅く読んだのかなー。まあ、小さい子供が2人いたので、自分のことは後回しでしたけども。これは、『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』と続いた僕と鼠シリーズの完結編です。村上さんは、『羊をめぐる冒険』で主人公にひどいことをしてしまったという思いがあったそうです。なので、ハッピーエンド風な終わり方になっています。これも札幌が出てきます。なのでお気に入り。地元愛の強い私であった。ハワイも出てきますけど。イタリアでこの小説を書いていた時、すごく寒い部屋に住んでいて、暖かいハワイを夢に思い描いて小説に書いたらしいですけれども。まだ幼い美しい長い黒髪の少女が村上作品にはよく出てきますが、この作品に登場する少女がそのハシリかな?彼女がいつもウォークマンで聞いている80年代の音楽も懐かしいです。続く。
2018年12月30日
おはようございます、ひなこです。こちらシドニーは、絶賛ヒートウェーヴ(熱波)到来中で暑いです~。どうやら新年まで続くようです~。そして日に日に前日より暑いんですけど~。大ベストセラーとなった『ノルウェイの森』。これも、日本に帰った時に文庫で買ったのかな。単行本発売は、1987年の9月4日。文庫発売は、1991年4月15日。確か、91年には、長期で日本に滞在して歯医者通いもしたので、その時文庫を買って読んだんだと思います。この小説は、村上さんらしくない、リアリズムの小説です。デビュー作からオンタイムで読んでいた私としては、「こんな小説書いちゃって。どうしたんだろう」という気分でした。それが、何百万部も売れてしまって、「いや。村上春樹さんってこういうものを書く人じゃないから」と心の中で、初めて村上さんの作品を読んだ人々に訴えていました。後に、一度はリアリズムの小説を書いておかないとな、と思って書いて、ちゃんと書けたから、もうこれでよしと思ったと知り、それでやっと納得しましたが、当時は、かなり当惑していた私です。なので、この小説は全然好きじゃなかったです。でも、それで読むのを止めずに、次作に期待しよう、とずっと新作が出れば買いましたけど。一番印象に残っているのは、きゅうりを海苔で巻いて醤油をつけて食べるというところ。名付けて『ノルウェイの森巻き』と勝手に呼んで、たまに今でも食べてます。私のおばあちゃん(ひなこおばあちゃん)は。きゅうりに味噌をつけて食べていたなあ、そういえば。続く。
2018年12月29日
おはようございます、ひなこです。今日は、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』です。学生時代のことは、記憶が鮮明なんですが、結婚して子供が生まれてからは、忙しかったので記憶が曖昧です。単行本で読んだ記憶はないので、日本に帰国した時に、文庫化されたものを購入して読んだのだと思います。調べてみると、単行本の発売が1985年の6月。きっと日本で仕事が忙しくて、そんな新作が出たことも知らなかったんだろうなー。文庫化されたのが、1988年の5月だそうですから、多分、1989年の2月から6月まで長男の里帰り出産の時に、買って読んだんだろうな。覚えてないけど。この本は、ボロボロになるほど読んだので、今は、新装版の文庫に買い替えてます。地図も変わったしね。そして、この作品は、ずっと私の中では、村上さんの小説で一番好きなものの第1位でした。ちなみに、2位は『羊をめぐる冒険』で、3位は『ねじまき鳥クロニクル』か『ダンス・ダンス・ダンス』かなーって感じでした。特に世界の終わりパートの寒い世界が好きでした。2つの世界が交互に語られるところとか、新鮮だったし、本当にこの小説も何度読み返したかわからないです。続く。
2018年12月28日
おはようございます、ひなこです。本日は、『羊をめぐる冒険』です。これは、大学受験が終わって、上下巻を単行本で購入しました。この作品によって、私は村上さんが言う所の”作家との信頼関係”が出来上がり、これ以降の作品は、絶対購入するようになりました。「悪いようには、せえへんで」というメッセージを受け取ってしまったわけです。一方、同時に購入した村上龍さんの『だいじょうぶ、マイフレンド』に「?」となってしまって、村上龍さんの本を読むのを止めてしまいました。すみません。地元、北海道が出てくるというのも大きかったのかもしれないですが、この小説は大のお気に入りになりました。何回読んだかわからないくらい読みました。人生においてかなり大きな影響を与えた本であったと言えるでしょう。続く。
2018年12月27日
おはようございます、ひなこです。今日は、『1973年のピンボール』です。これは、デビュー作の『風の歌を聴け』の続編です。昨日、村上龍が大好きだったと書きましたが、それと相反するけど、文庫で『限りなく透明に近いブルー』と『海の向こうで戦争が始まる』は持っていましたが、『コインロッカーベイビーズ』は図書館から単行本を借りて読んで、買いはしませんでした。だけど、この『1973年のピンボール』は、自腹で単行本を買って持っていました。何故でしょう。今となっては理由も不明ですが、『風の歌を聴け』が好きだったから、この本買ったんでしょうね。当時は、デビュー作の方が好きかなって感じでしたけど、今読み返すと、好きですねえ、『1973年のピンボール』。既に、井戸とか双子とか、出てきてるんだ、というような新たな見方もできるし、今読み返すと。実は、先日、「あ、この時すでにこんなことが書いてあったんだ!」という発見があって、この中・長編を書こうかなって思いたったのですが、54歳、どの本のどのページだったのか、もう不明です。とほほ。『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』の、このすかした感じの文体、やっぱり今も好きです。今現在の村上さんの文章は、もちろん格段に進歩されて磨きがかかっていると思いますが、なんか懐かしくて、つい読み返しちゃいます。続く。
2018年12月26日
おはようございます、ひなこです。以前、村上春樹さんの短編を扱ったので、じゃあ中・長編も一応やっとこうか、みたいな企画です。まずは、デビュー作、『風の歌を聴け』。これは、高校生の時に単行本で読みました。図書館から借りたのか、村上春樹さんファンの友達から借りたのか今となっては定かではありません。感想は、新しい小説だ!教科書に載っている文章とは明らかに違う!というものでした。新しい時代を感じたと言いましょうか。だから、結構興奮したと思います。だけど、前にも書きましたけど、当時の私は、春樹さんよりも、村上龍さんイチオシでした。英国パンクが好きで、『海の向こうで戦争が始まる』、『コインロッカー・ベイビーズ』を読んで、「村上龍天才!」とわめいていました。お恥ずかしい。若気の至りです。続く。
2018年12月25日
おはようございます、ひなこです。90%のダークチョコレートです。今まで80%のダークチョコレートしか食べたことなかったけど、初の90%登場!これは、健康のために食べています。おやつとして食べるなら、ホワイトチョコレートかミルクチョコレートの方が美味しいけど、これは大人の味です。と思ったら、日本には95%のチョコがある!とのことで、実は先日食べました。苦かったです。これ!では、ご機嫌よう!
2018年12月24日
おはようございます、ひなこです。The New YorkerのHPで読めるんですが、最後に著作権云々についてダダンダーンと書いてあるので、翻訳じゃなくてあらすじにしてみました~。日本語訳を読んだ記事リンクです。https://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/public/?d_date=20181223&d_seq=0タイトルは、~日暮れた後の村~みたいな感じでしょうか。アフターダークって村上春樹さんの中編ありますけれどもね。舞台はイギリスです。日本モノではありません。主人公は、フレッチャーという男性です。年齢ははっきりとは書かれていませんが、かなり年を取ってきたように書かれています。『充たされざる者』を、そして主人公のライダーを彷彿させるお話です。フレッチャーの一人称で書かれています。ライダー同様、はっきりとした理由はわかりませんが、旅を続けているようです。冒頭に、もう若い時のようには旅ができないという記述があり、読者は彼がもう若くないんだと知ります。今回の行先は、自分が若い頃に住んでいた村です。なにやら、その村で自分が影響力を発揮していた物言いをしています。最初の村の描写などが『充たされざる者』のように、私達が夜寝てる時に見る夢のようで、石黒ワールドが既に炸裂。そういえば、小説の題名が既に夢っぽいかもしれません。「昨日の夢なんだけどね、なんか日が暮れた後のどこかの村でね」なんて感じで。で、その村を歩いていると、若い女の子に「フレッチャーさんですよね」と声をかけられます。フレッチャーは、こんな若い子が自分のことを知っているんだと驚きます。「デイヴィッド・マッギスもこの前村に来たんですよ」と女の子が言い、ひなこは勝手に”これはビートルズがリヴァプールに帰るようなもんか?リンゴさんですよね?この前ポール・マッカートニーも来たんですよ的な?”と想像。じゃあ、フレッチャーはミュージシャン?その後、フレッチャーは、目についたコッテージのドアを叩いて、中にいれてもらいます。ドアを開けた老人は「フレッチャーじゃないだろうね?」と彼に気がつきます。中には老人が沢山います。『充たされざる者』のように、しばらくしてから、その家こそが自分が昔この村にいた時に住んでいた家であると気づいたりします。多分、この短編から『充たされざる者』という大傑作に発展していったのでしょうね。急に睡魔に襲われ、そこでいきなりベッドへ直行してうつらうつらします。目が覚めると、40歳代あたりの一人の女性がやって来て、「あなたが戻って来るのを長い間待っていたのよ」と話し出します。でも、フレッチャーは彼女のことなど何も覚えていません。「あなたのせいで私の人生はめちゃくちゃになった」などと女性は言うのですが、でも声は優しい。「私、今でも昔みたいに魅力的でしょ?それに引き換えあなたは、すっかりお爺さんになっちゃって。こんな人に昔性的魅力を感じていたなんて変なものね」などと言われても、フレッチャーは何も思い出せません。この二人の会話から、どうやらフレッチャーはミュージシャンではなくて、何か思想家として活動していた人のような感じを受けます。とても影響力があったよう。でもまあ、カズオ・イシグロさんの一人称の小説の主人公は、言っていることがどこまで本当なのか、信用できませんけどもね。その後、フレッチャーは嫌気がさしてこのコッテージを出るのですが、そうすると外に先ほど声をかけてきた女の子がまだ待っています。うーむ、夢っぽい。若い人々がフレッチャーを待っているのでそこに行くという展開になります。こういう展開の仕方が本当上手です。私が同じことを書こうとしたら支離滅裂で終わってしまいます。で、彼女に道案内になってもらって、歩き始めます。すると、子供の頃、カナダに住んでいた時にクラスメイトだった、やはりイギリス人のロジャー・バットンにばったり会います。これも『充たされざる者』でありましたね。ジェフリー・サンダーズだったかな。ロジャーの語るフレッチャーは、全然良い人ではありません。フレッチャーはムッとして反論したりしているうちに、気づくと女の子の姿はありません。これも『充たされざる者』でありましたね。ソフィーがどんどん先を歩いて行っていなくなっちゃうという場面が。そして、ロジャーが「あそこからバスに乗りなさい」と教えてくれます。これも『充たされざる者』と同じ。「大丈夫。こんな夜遅くでもバスは来るんだ」と言われます。そこで、フレッチャーはロジャーと別れ一人バスを待ちながら、若者達の自分を崇める顔を思っていい気持ちになる、というところで話は終了。『充たされざる者』は、ここから話がどんどん進みますが、これは短編なのでこれだけです。ご機嫌よう!
2018年12月23日
おはようございます、ひなこです。この曲は、2017年に発売されたステイスィー・ケントさんのアルバム『アイ・ノウ・アイ・ドリーム』に収録されているそうです。(日本語のアナウンス)女性の声:「名古屋、名古屋です。ご乗車ありがとうございました。この新幹線は東京行きです。東海道線、中央線、関西線、名鉄線、近鉄線、地下鉄線は、反対・・・・」(関西線の後ぐらいから、フェイドインしてきた楽器の音の方が大きく聞き取りづらく、もしかしたら違うことを言っているかもしれません。しかし、やはり母国語。聞き取りできます。英語のディクテイションならこうはいきません)歌詞の中では、東京発になってますが、アナウンスは東京行きになっていました。まあ、この矛盾が気になるのは日本語のわかる人だけですね。あなたの頭が私の肩に寄り掛かっているまた寝ちゃったのねこの夢の列車の私の隣で日本の人はシンカンセンって呼ぶ東京から名古屋へ名古屋からベルリンへそのうち、私は分からなくなる私達がどっちの半球にいるのか窓から外に見えるこの街はたった今私達が通り過ぎた街そっくりに見える人はこれを弾丸列車って呼ぶでも私達は全然移動していないように感じるだけど私は私達が移動しているはずって分かってはいるのよそう、分かってるわ、私達が移動していること、私達が移動してるって、私達は移動している、それもかなり速くあのトローリーを押している乗客係の彼通路をこっちに向かってやって来るわ彼は、私の地元のクラスメイトちょっと付き合ってたこともあった人噂を聞いた気がする彼はニューヨークに住んでいるってウォ―ル・ストリートのスーパー弁護士かなんかになったってじゃあ、何故、彼はとてもリラックスして見えるの飲み物と軽食を給仕しながらこの東京発名古屋行の列車で?それに何故、夜が更けるのがこんなに遅いの?人はこれを弾丸列車って呼ぶでも私達は全然移動していないように感じる教えて、私達本当に移動しているの?だって移動しているようには思えないんだもの、動いてないように感じるのよ全然、移動していないように感じるのあそこのプラットフォームにいる男性私達がたった今通り過ぎた街であの人、完全に私の先生に瓜二つずっと昔、中学・高校の時の先生皆その先生のことが好きだった優しくて、生徒を鼓舞する人だったじゃあ、先生はここで一体何をしているのかしらこんな日本の辺鄙な場所で?何もない土地が沢山ある都会のあの無秩序に拡大したスプロールの後で人はこれを弾丸列車って呼ぶでも私達は全然移動していないように感じる教えて、私達本当に移動しているの?だって移動しているようには思えないんだもの、動いてないように感じるのよ全然、移動していないように感じるのあなたの頭は私の肩に寄り掛かっているあなたは又ぐっすり眠っているこの夢の列車の私の隣でシンカンセンって呼ばれてる東京から名古屋へ名古屋からベルリンへそのうち、私は自分がどこにいるのか分からなくなるそれに、どこに行ったのかも私達はお互いを見つけることができてとても幸運だったわこの鋼鉄とガラスの世界で人はこれを弾丸列車って呼ぶでも私達は全然移動していないように感じるだけど私は私達が移動しているはずって分かってはいるのよそう、分かってるわ、本当に私達が移動していること、私達が本当に移動してるって、私達は本当に移動している、あまりに速くあなたが私の隣にいてくれて、私は本当に嬉しいのこの弾丸列車の中で私の肩に寄り掛かって夢を見ているあなたをもっと近くに抱き寄せてもいいかしらこの弾丸列車の中で夜が更けて段々寒くなってくるにつれて私達は未来へと向かっているこの弾丸列車に乗ってだけど、私達、年を取るのかしら?弾丸列車に乗って弾丸列車に乗って弾丸列車に乗ってサー・カズオ・イシグロさんが来日して新幹線に乗った時にインスピレーションを得たのでしょうか。歌っているのが女性なので、女性視線になっているけど、あなたに会えて本当にラッキーなんて書いてあると、奥さん喜びそうですよね。だって、新幹線で隣に座っていたのは奥さんだと思うから!ご機嫌よう!
2018年12月22日
おはようございます、ひなこです。昨日は、大嵐で、どでかい雹がガンガン降って、雷鳴轟き、非常に怖かったシドニーです。身の危険を感じ、「もっと善い行いを積んでおくんだった」と思いました。私達はリオを出るところ?それとも、ニューヨークにいたの?そよ風が吹いていて、ボサノヴァを覚えてる私達は後部座席にいた私達には贅沢なタクシーのねあなたは膝の上に私のぼろぼろのリュックサックを握っていたあなたはあなた側の窓に寄り掛かってた前方の道路状況を確認するために「この通勤通学者達は皆」あなたは言った「歩く死人達なんじゃないか」そして私達は誓った。私達の夢を護るって前に立ちはだかる全ての嵐から恐怖、そして年を取ること、妥協、それらの強風から、私達は絶望を笑ったとても沢山の人々の人生の絶望を私達がゆっくりと変わろうと点滅する信号に向かっている時にあれは、(パリの)レ・インヴァリデスだったかしらそれとも確か(ロンドンの)トラファルガー・スクエアあれは、夜遅くで、街は眠っていたあなたは後部座席でおどけていた私達がどこかで見つけた友達と一緒にあの頃、私達がいつも出会う種類の人達「この偉大なる世界には」とあなたは言った「只、成功すると運命づけられている人々がいた」そして、私達は幸運な者達としてあの車の中にいたそして、あなたの友達が歌を歌いだした「星に願いを」あなたは手拍子し続けた、何も気にしちゃいないみたいにだけど、一度私が振り向いてあなたに目を向けると広場を運転して横切った時にだけどね変わろうと点滅する信号の光で、あなたの顔は幽霊みたいに見えたあれは去年の9月だったかしら?多少、秋めいていた頃よあなたはとある大通りを横切ろうと、待っているところだった携帯で話しながら相手は多分、あなたのご家族ねあなたのブリーフケースは、脇の下に挟んであった私が近づくと、あなたは振り向いたあなたの瞳には問いかけがあった私はあなたを無視すればよかったのかもしれない只歩いて、横を通り過ぎてしまえばでも、私達は微笑んで、ちょっと立ち話をしたお互いの暮らしぶりについて1,2度、私は思わせぶりな語気に気づいたそれからあなたは、横断歩道に向かって行った車が停まるためにスピードを落とした時にそして、私達は手を振って別れた。変わろうと点滅する信号の下で。うっ。なんか、私ものすごく悲しいんですけど、この歌詞。いや、ひなこさんの訳じゃ全然ぐっときませんよと言われそうですが。若い頃、多分大学生の頃あたりに恋人同士で、お互い夢を持って世界中を一緒に旅した二人ってイメージです。ずっと、そんな若い頃の思い出が振り返られ、最後に最近、去年の9月頃に、ばったり再会したと。二人共、大人になって、お互い家庭を持って、とそんな感じです。あー。それが、信号とからませてあって、まるでもう、映画のようだわ。さすがです。続く。
2018年12月21日
おはようございます、ひなこです。ウェイター? ウェイター?ウェイター?ウェイター、ちょっとウェイター、私を助けに来て頂戴このメニューに書いてあること、一言だってわかんないの私がこういうお洒落な料理に慣れてないからじゃないのよだけど、あなたが私に手渡してくれたものには、私が今まで見たこともない言葉が書いてあるそして、ここにいる私の連れが私をじっと見つめる様子ときたら私がどんどん海の沖の遠くの方に流されているような気分にさせるわ全てが怖く見える、ここにあるもの全てが素敵に見えるちょっと、ウェイター、お願い、ウェイター!まじであなたのアドヴァイスが必要よウェイター、ちょっとウェイター、ほんっと私恥ずかしいのもしこれが本当にフランス語なら、パリで使ってるのとは違う種類よねこの蟹とロブスターの泡は何?このカスレ―(フランスの肉入り白いんげんシチュー)には何が入ってるの?私の連れはとってもくつろいで、ひどく精通しているようだけど私は賢者の言葉を必要としているの、あなたに私の肩を持ってもらいたいのだってもうすぐ決めなきゃならない時が来るってわかってるものこのメニューの最初から最後まで通して助けて頂けない?只、私と目を合わせるだけでいいから、お願いできる?だから、ウェイター、ちょっとウェイター、今晩、私を救い出してそのぴっちりしたタキシードの下では、あなたも人間でしょうあなただって傷心の日々があったはずそしてあなたの幾つかの夢が叶った日々もだから、ウェイター、ちょっとウェイター、今夜は私を救って頂戴ウェイター、ちょっとウェイター、私を助けに来て頂戴これだってあなたの給仕の仕事の一部でしょ私がこういうお洒落な料理に慣れていないからじゃないのよだけどこのメニューは、今まで私が見たどんなものより難しい向こうの方から彼が冷笑的な視線で私を見る様子といったら自分が波立つ幾つもの波へとどんどん流されていくように感じる全てがとっても怖く見える、そしてここの全てが素敵に見えるちょっとウェイター、お願い、ウェイター!あなたのアドヴァイスが必要なのそのぴっちりしたタキシードの下では、あなたも人間でしょうあなただって傷心の日々があったはずそしてあなたの幾つかの夢が叶った日々もだから、ウェイター、ちょっとウェイター、今夜は私を救って頂戴なんでしょう。カズオ・イシグロさん、フランス料理の店で困った経験でもあるんでしょうか。私は、オーストラリア人の日本とは全く関係ないカップルが、なんかのはずみで日本食レストランに行って、そうしたら出てきた料理が全部冷たい物だったそうで、「どうして日本人は冷たい物しか食わんのだ?」と聞かれたことありますけど。「それは、あなたたちが冷たいものばかりをオーダーしたからですねえ」と答えましたが。冷ややっこに酢の物、和え物、おひたしとか頼んだのかしら?!「隣のテーブルに座ってる人、暖かい物食べてませんでしたか?」って聞いたら、「食べてた。なんか美味そうなもの食べてた」と言うので、「もしまた日本食レストランに行く機会があったら、”隣のテーブルの人と同じ物を”って頼むという手もありますよー」なんて答えときましたけど、きっとあの時のあのカップルもこの歌の主人公みたいな気分だったのかなー。何がなんだか全然よくわからんっていう。続く。
2018年12月20日
おはようございます、ひなこです。この曲から『ザ・チェンジング・ライツ』までの3曲は、『ザ・チェンジング・ライツ』というステイスィー・ケントさんのアルバムに収録されているそうです。2013年の発売だったそうです。ここ何年間かあなたが大変な目にあったからだとあなたは言うあなたが以前からずっと抱いていた夢の重さが今あなたを潰したキャンドルを灯した二人のディナーは、全部温めなおしたものばかり二人の喧嘩と失望の数々も繰り返されるえーっと、私二人分の旅行鞄の準備をしたわ。あなたにも相談すべきだったって分かってるけど取引してるふりをするのは、あなたを侮辱するだけでしょうだから私が言った通りにして頂戴今日、二人は旅に出るあなたが何と言おうと、情熱はまだ燃えるのよさあ、また若くなりましょう、週末だけだとしてもまたバカになりましょう、どん底まで落ちましょうさあもう一度やってみましょう二人で昔やった全てのことを私達が雨の中ヨーロッパを旅した夏にあのホテルのこと覚えてる?バルコニーのひん曲がったドア私達が立っている所から、豪雨の市場を見たわね温かいバゲットを二人で分けて夏の寺院の階段でタンゴを踊って、雨を待ったさあ、また若くなりましょう、週末だけだとしてもまたバカになりましょう、どん底まで落ちましょうさあもう一度やってみましょう二人で昔やった全てのことを私達が雨の中ヨーロッパを旅した夏に(これはパートナーを元気つけようとする歌なのかな)ご機嫌よう!
2018年12月19日
おはようございます、ひなこです。この曲は、2011年発売の『ドリーマー・イン・コンサート』(2011年)というステイスィー・ケントさんのアルバムに収録されているそうです。最近、私は絵葉書の恋人になってしまったみたい特に、あなたからもらうのがそうこれから、それもあんまり頻繁に来なくなるなら絵葉書が着いたら、きっと今以上にあなたの絵葉書に魅了されるでしょうお天気の良い港の近くにいるあなたを想像するむこう岸に連れて行ってくれるボートを待ちながらあなたの指は絵葉書スタンドをだらだらと回してるみすぼらしい旅行者向けの店の入り口であるいは、魔法にかけられたあの暖かな夕暮れをぶらぶら過ごしているどこかのカフェのどこかの片隅で絵葉書を書いている良く考えもしないで書かれた、あの言葉と感情のコレクションあの日もそんな風にして、私に送ろうって思ってくれたのかな私は捨てずに全部取ってあるのよ。最近ちょっと大変だけど統一感のないお土産と一緒じゃきちんと整理できないのちょっと驚いてる、私達がどうなってしまったのかにこんな風に絵葉書の恋人達になるなんて、大洋と年月に隔てられてあなたは素敵な道連れを見つけた?そして天が許す全ての幸福をそれとも、あのどんよりと灰色の、小ぬか雨降る国にホームシック?夕方の帰宅ラッシュの人込みの中、家路へ急ぎ歩いている時に私が旅行した時にあなたに送った絵葉書それらは、あなたが送ってくれたものとほとんど合致しないでも、少なくとも私は自分が今何をやっているかというニュースをあなたに知らせたそして、たまにはあなたに心を開いたあなたがくれた絵葉書を全部見返しながら太陽の下、全ての遠く離れた辺鄙な場所から実際にはあなたがどんな暮らしをしているのか、ちっとも書いてないどんな人になったのかちっとも書いてないでも未だ全ての特別な場所の痕跡を帯びている私達の希望と私達の恐れを深くしまい込んでちょっと驚いてる、私達がどうなってしまったのかにこんな風に絵葉書の恋人達になるなんて大洋と年月に隔てられて(あれ?これも悲しいな。きっと女の人の方は彼が好きだったんでしょうね。彼も勿論彼女が好きだから絵葉書を送っていたんだろうけど、旅行に出たままイギリスに帰ってこなかったんだね。女性の方もイギリスにはいないような書き方してるけど)続く。
2018年12月18日
おはようございます、ひなこです。あなたはいつもこういう映画が好みだったわ「カサブランカ」とか「我が心の歌」なんかがね複雑な世界や冒険への誘惑が本当に愛し合っている恋人達を別れざるをえなくするヒーローがストイックに彼ら二人にあったであろう全ての幸福に背中を向ける時あなたはいつもそれをとてもロマンティックだと感じるでも私はそんなのただ悲しいだけだと思うあんなタイミングを選ぶなんて、とてもあなたらしかった広場に太陽が沈みかけてた歩道のカフェ、近所の子供達が遊んでたどこかからアコーディオンの音色突然、あなたは言った、「運命が僕ら二人を別れさせてしまうんだ」それからあなたは肩をすくめた。それ以上もう何も付け足すことはないみたいに多分あなたは、それがとてもロマンティックだと感じるのねでもね、私はそんなのただ悲しいだけだと思う多分あなたは今、アメリカに住んでいる多分、あなたは今、ティンブクタ(アフリカのマリにある)にいる私の中の小さな一部が、こんなに時間が過ぎた後でもあなたを待つことを決して止めないこの希望という楽観的状況に生きるために希望を持つなんてことは、完全に狂っていると思える時私はそれがとってもロマンティックだと思わずにはいられない本当は、それを悲しいと思うべきだと分かっているけど(ああ、これも切ないねえ。女性シンガーが歌う歌の歌詞だから、こういう切ない歌になるのかなあ)続く。
2018年12月17日
おはようございます、ひなこです。そういえば、昔、ブレックファースト・イン・アメリカって歌あったなー。歌っていたのは、ほら、ええと、そう、スーパートランプ!一瞬スーパースランプと言いそうになりましたが、スーパースランプは爆風スランプの前身のバンドだった。今トランプと言ったらアメリカ大統領を思い出しますが、スペルが違います。ザ・グルメにも何度も出てきましたが、TRAMPとは浮浪者のこと。スーパートランプは「漂流者」のこととウィキペディアに書いてありました~。一方、大統領の名前は、TRUMPです。ドイツのアシュケナージユダヤ人の苗字を英語風にしたらしい。スーパートランプってイギリスのバンドだったのかー。だからアメリカで朝食なのね。もうひとつ、知ってる歌あったよな。うーんと、ロジカルソングだったかな?まあそんな話は置いといて。このタイトルを聞いただけで、これはもう『充たされざる者』のラストシーンが浮かびますけれども!そんなわけで、あなたは今この街にいるきっと砕けた心であなたが到着した時は夢の休暇を過ごすんだって思ったはずなのにねもしそうできたなら、あなたは泣きながら眠りについたことでしょうでも、一晩中起きていたさて、あなたがやらなくちゃならないことがあるの朝日の最初の兆候が現れる時に人気のない街を横切って歩いてアムステルダムの大通りへそしてそこで待つのここの市民達が朝食路面電車って呼んでるものをねステップを上がって乗車そうしたらあなたはすぐ車両の一番後ろに見つけるでしょう最高に素敵はビュッフェをあなたの食べたい物が全部あるご馳走を自分の席に持ちこめるなんでもあなたのトレイに詰め込めるだけそして、窓の結露は消え始める太陽が空高く上るにつれてそして、あなたはカフェオレを手にリラックスして座ることができる外では、目覚めた街が音をたて始めるそう、物事は予想通りにはいかないでもあなたはきっと熟考することになるあなたが気にすることなんて何もない自分にご褒美をあげようシナモン・パンケーキを食べよう即、傷心なんて忘れるわ朝の路面電車で朝食を食べるとねあなたが最初に乗車した時はすごく静かかもしれないだけど路面電車が進むにつれて一日を始める人々で一杯になる食べながら、笑って冗談を言っているお皿を席から席へと手渡しするあなたの傷心の夜は、あっという間に遠いものに思えるたとえあなたがよそ者でもその人たちはあなたを生まれ故郷にいる気持ちにさせるその人たちは、あなたのコーヒーのおかわりを尋ねるあなたを一人ぼっちで座らせてなんておかないその人たちは、丁度あなたと同じような人に沢山会っている全員、一人一人に同じことをしたのだから、スクランブル・エッグとハムを楽しんで自分にご褒美をあげようシナモン・パンケーキを食べよう即、傷心なんて忘れるわ朝の路面電車で朝食を食べるとねたとえあなたがよそ者でもその人たちはあなたを生まれ故郷にいる気持ちにさせるその人たちは、あなたのコーヒーのおかわりを尋ねるあなたを一人ぼっちで座らせてなんておかないその人たちは、丁度あなたと同じような人に沢山会っている全員、一人一人に同じことをしたのだから、フレッシュなクロワッサンとジャムを楽しんでそして、ベルギーのワッフルも忘れずにね即、傷心なんて忘れるわ朝の路面電車で朝食を食べるとね以上。うーむ。傷心には食欲!?これは『忘却のサチコ』に相通ずる理論でしょうか。刺身にカキフライにエビの天ぷら~、みたいな。オランダには、本当にそんなトラムがあるのだろうか?!オーストラリアに『寿司トレイン』という名の回転寿司があったけど(今もあるのかな?)、朝食トラムより寿司トレインがいいなあ、私!続く。
2018年12月16日
おはようございます、ひなこです。また旅に出られたなら夏が決して終わらないように感じる私は何人もの友人達から、とっても素晴らしいオファーを受けたものまた旅に出られたらいいな私は日よけの下に座って、私のラテをちびちび飲みたい有名なカフェの雨おおいの下で時差ぼけと迷子になった私達の預け荷物また旅に出られたらいいのになウェイターに私達を叱ってもらいた私達二人がどちらも理解できない言葉でその土地の習慣について私達が言い争っている時にまた旅行に行きたいな交通渋滞に巻き込まれ座りながらイライラして、私達の乗る飛行機のことを心配したいあなたのうんざりするコメントに、私は半ば気が狂いそうになりながら熱帯の雨の中を、あなたと一緒にダッシュして雨宿りしたいまた旅行に行きたいな火災報知器の誤作動の音で目を覚ましたい全然魅力的じゃないぼったくりのホテルでそれから、あなたの腕の中で二度寝するまた旅行に行きたいなでも、どうやってまた旅行に行けるだろうまた私が一人で想い出に浸っているだけだって分かっているのにまた私が一人でかき集めてるだけだって知っているのに私の心を壊してしまう想い出をね(あれ?楽しい歌だと思ったのに!最後に一気に哀しい歌になっちゃった)続く。
2018年12月15日
おはようございます、ひなこです。今日からは、サー・カズオ・イシグロが書いた歌詞です。「ザ・アイス・ホテル」から・「ソー・ロマンティック」までの4曲は、2007年に発売されたステイスィー・ケントさんの『ブレックファースト・オン・ザ・モーニング・トラム』というアルバムに収録されているそうです。アイスホテルはスウェーデンにあるようです。北海道にもあるみたいですけど。道産子ひなこにとっては、珍しくもなんともないので、泊まりたくないですけどね。さあ、あなたと私で氷のホテルへ行きましょうカリブ海の方はもうみんな予約済みどちらも同じようなもの前は私、もっと夢中だった(カリブの)バルバドスやアンティグアにだけど今は北極も私達に似合うと思うのあなたと私、二人で逃避行しましょうよ氷のホテルへ何もかもを氷で作ったんだって。それは純粋で透明ソファーもロビーもなんとシャンデリアもよ温度計は保証する常に一定、マイナス5度私達の必要な物をそんなに素晴らしく提供してくれる他の場所があるかしらあなたと私、二人で逃避行しましょう氷のホテルへロマンティックな場所(イタリアの)ヴェロナや(フランスの)パリみたいなそういう所ではいつも他のことに気を取られちゃう初心者だけよヴェニスを信頼するなんてそしてあの夢みたいな水路熱帯地方がどんなかなんて私十分知っているものだからあなたと私、二人で逃避行しましょう氷のホテルへ続く。
2018年12月14日
おはようございます、ひなこです。シーン77.裏部屋/聖具室。早朝。クローズショット:デイヴィッド。壁にもたれかかっている。それから起きだす。辺りを見渡し、それからリラックスする。裏部屋は狭く何もないむき出しの部屋。教会の不用品の奇妙なあれこれが置いてある倉庫のような場所。だが我々はまだそれに気づく必要はない。壁の一つに全身を映す鏡が立てかけてある。床の上には、マンリーがいたことを証明する品々が転がっている。片付けられていない見捨てられたキャンプ場みたいだ。簡易ガスコンロの上に中華鍋が傾いて乗っている。幾つものスプーンにへら、空の皿、瓶や包みが散らばっている。デイヴィッドは、日酔いで目覚めた人のよう。深くため息をついて、首の後ろを摩る。突然シャツの穴のことを思い出し、夜のうちに穴が亡くなったことを期待して、穴を確認する。疲れたように立ち上がる。指で穴をいじくりまわすことに心を奪われているが、視線は部屋の中の何かを探している。視線:デイヴィッド。肉片が3つか4つへばりついている中華鍋。ちょっとした好奇心から、中華鍋に近づきその傍らに跪く。中華鍋から1つ肉をつまむ。ナメクジみたいなので、デイヴィッドは注意深く取る。更に注意深く顔の近くに持ってくる。強烈なひどい匂いが襲い掛かる。しかめっ面をして、肉を遠くに投げつける。それから、又ため息をつき、前方を空虚に見つめる。未だシャツの穴をいじりながら、入口に移動。きょろきょろ何かを探し続けている。入口の向こうに聖具室のドアが見える。今は少し開いている。裏部屋の入口の床が映る。そこにデイヴィッドはの探していた物がある。彼のジャケットだ。白い粉のような灰の中にある。デイヴィッドは自分のジャケットを拾い上げ、灰をできるだけ落とし着る。肩の辺りに大きな焼け焦げた穴がある。それに気づき落胆する。ジャケットの穴に指で触れる。その時、裏部屋の何かに注意を引きつけられる。肩の焼けた穴がまるで傷口であるかのように手で押さえながら、裏部屋へ戻る。デイヴィッドが見たのは全身が映る鏡。壁に立てかけられて忘れ去られている。デイヴィッドは、鏡の前に立ち、ジャケットの焼け焦げから手を離す。自分の姿を無表情に見つめる。それからため息をつき、肩をすくめ、向きを変え、もう一度首の後ろを摩る。シーン78.ロンドン中心部。早朝。ロールスロイスが朝の通りを走る。終。(1987年放送。プロデューサー:アン・スキナー。ディレクター:マイケル。ホワイト。スクレべ・プロダクションズのご厚意によりGRANTAにおいて初めて公開された)いかがだったでしょうか。マンリー、カーターの名前覚えてあげなよー。金持ちなんだから、デイヴィッドのジャケット代くらい弁償してあげなよー!日本の、「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」を思い出したわたしです。ご機嫌よう!
2018年12月13日
おはようございます、ひなこです。シーン72.橋の下。早朝。少し後。1台のロールスロイスが、橋の下の一番向こう側に現れる。ホームレスの人々の前を通り過ぎ、こちらに向かってゆっくり進む。シーン73.車。早朝。カーターが運転している。歩道を見ている。しばらくの間、探している。マンリーを見つけ、じっと見つめるが、顔に微笑みの兆候はこれっぽっちも浮かばない。車を停め、2秒くらい、”席”に座ったままのマンリーの姿を凝視する。シーン74.橋のしたの通路。ロールスロイスが、マンリーとホームレスの男の前に停まる。マンリーは、不機嫌に車を見上げる。だが、立ち上がるために動かない。カーターが急ぐことなく車から下りる。マンリーを立ち上がらせるために手助けする様子は全くない。その代わりに、後部ドアを開け、それを開けたまま立っている。マンリーは、疲れ切った様子で立ち上がる。カーターは、開けたドアを持ちながら待っている。車に乗り込むのに、這いつくばって苦労しているマンリーを、手助けする様子は全くない。ホームレスの男にオンカメ:驚いている様子は全くない。この男は何に対しても驚かないのだ。以前と同様の友好的な微笑みを浮かべている。シーン75.とあるロンドンの通り。ロールスロイスが人気のない通りを走る。シーン76.車。次の会話の間中、マンリーは疲れ切って窓から外を見続ける。具体的にカーターに語りかけているが、実際は声を出して考えているだけで、カーターが無言でも気を悪くしたりしない。マンリー:(意気消沈して)「多分、お前は知りたいだろうね、カーソン。昨夜行うことを計画したことを成し遂げたよ」カーターは何の反応も示さない。マンリー:「期待した程、特別なことでもなかったな。(間)概して失望したよ。多分、又アイスランドにでも出かけるかな。(間)うーん、全く退屈だ、カーソン。(間)ありとあらゆるものを食べ尽くした後では、人生は本当に退屈になってしまう」マンリーは深く考え込んで、窓の外を見ている。続く。
2018年12月12日
おはようございます、ひなこです。シーン71.橋の下。まだ明けたばかりの早朝。橋の下の歩道に、15人ほどの男達が避難している。常住している印が見て取れる。多くの空き瓶、毛布、新聞、寝場所を作る段ボール箱など。半分くらいの男達は座った姿勢。壁に寄り掛かっている。起きているのか、あるいはこの姿勢で寝ている。マンリーの姿が、橋の下の向こう端に現れる。そしてよろよろとこちらに近づいて来る。男達は、マンリーを全く気にかけない。マンリーは、橋の下の半分の所で止まる。壁に寄り掛かり、息を整える。別アングル:マンリーが立ち止まった場所。そこに一人のホームレスの男が座っている。40歳くらい。彼はスーツを着ているが、ネクタイはしていない。彼の衣服は汚れ、染みがつき、しわくちゃだが、思うにこの同じ服を何か月か前に着て、保険でも売っていたのかもしれない。ホームレスの男は、同情的な目つきでマンリーを見、自分の隣の場所を示唆する。そこには、平らになった段ボールの”席”がある。ホームレスの男:「座りなよ。少し休むといい」マンリー:「むむむ」マンリー、座る。まだ息が切れている。ふさぎ込んで自分の前にある空間を見つめている。ホームレスの男はマンリーに友好的な微笑みを浮かべながら、マンリーをじっと見る。しばらくの間、マンリーはその男を無視している。だが、ホームレスの男は微笑み続けている。マンリーは素早くホームレスの男をちらっと見て、それから橋の下の彼の仲間の先を見据える。マンリーとホームレスの男にオンカメ:マンリーはゆっくりとお腹をさすり、それから再びふさぎ込んで一点を見つめる。ホームレスの男:「やりすぎちゃったよね、俺達」マンリー:「何?」ホームレスの男:「昔ながらのあれが過ぎた。(と飲むふりをする)」マンリーは軽蔑してホームレスの男を見る。それから威厳を持って。マンリー:「私は空腹だった。私は食べた。そして今は具合が悪い」ホームレスの男:(肩をすくめて)「そうか、そうか。分かるよ」マンリー:「私の言っていることが分かるだと?全くそうは思わないね。私の経験した空腹がどんな種類のものか、お前に分かるわけないだろう」ホームレスの男:「でも俺達皆、空腹になるじゃないか」マンリー、再び見下した視線をホームレスの男に向ける。マンリー:「お前には、本当の空腹というのがどういうものか分かっていないんだ」ホームレスの男、肩をすくめる。マンリーはゆっくりお腹をさすりながら、目の前の一点を憂鬱そうに見つめ続ける。続く。
2018年12月11日
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