PR
カレンダー
コメント新着
フリーページ
おかしいな・・・。私は今、こんな事を語っている余裕はないはずなのに・・・。
第百四十七訓 ゲームは一日一時間
第百四十八訓 休みだからってゲームばっかやっちゃダメ
(第十七巻収録)
第百四十九訓 人生もゲームもバグだらけ
(第十八巻収録)
-その1
「OWee争奪戦」編です。
この話は、 「万事屋+真選組ワイワイもの」
です。
桂さんとエリー
も出てきて、お得な感じの話です。
この話、 アニメになるのが凄く遅く感じたんです。
この後の「洞爺湖仙人」や[マダオ痴漢裁判」、「ダイエット寺」はやるのに、
この話をやったのはアニメ二年目の終わりでした。
こうも遅いと、 アニメにするにあたって、何か問題があるんだな
、
と考えるのが普通だと思います。
その普通な考えにのっとり、私は以下のようなことを考えました。
問題その1・提供の関係。
銀魂って、たしかバンダイがスポンサー(?)だから、
ライバル社(?の)任天堂のゲームをもじったものをテーマにするのは
いけないんじゃないか。
第七十訓のあごひげ危機一髪は、大人の事情により麻雀になっていたし...。
逆に、話の最後そのゲームが発売中止になっていることから、悪評を植え付ける行為になることを危惧したのではないか。
その2・長老。
あそこで、「どうぐ」に「ちょうろう」が出てきたのが、
全ての始まりだったと思う...。
...やっぱ、 ちょっと問題があったのかな...?
って...。その...長老の扱いが、あまりに非人道的っていうか...。
大人は冗談だって笑えるだろうけど、小さい子が見たら泣くかもなぁ...。
う~ん、アニメで放送するのって、大変なんだなぁ...。
いろんなことのバランスをとっていかなくちゃいけないんだなぁ...。
...云々考えていた私の時間は全て、 ゴミ箱にポイって感じで無駄になりました。
...めっちゃ普通に、原作通り放送してました。
銀魂のアニメ、すごすぎるよ...。
次の回では、伝説の「ギンタマン」偽OPだし...。
アニメオリジナルではサドンデス方式だし...。
...本当に大丈夫...?!
名誉毀損とかで、訴えられたりしない...?!
っていうか、何で大丈夫なんだろう...?
イヤ、でもよく考えると 銀魂のパロディって、愛あるパロディ
だと思うんです。
恐ろしいことに、パロってる作品をけなして笑わせてるわけじゃないんです。
話は飛びますが、私が好きな作家さんに、 井上ひさしさん
がいます。
好き...というか、ちょっと読んだだけなんだけどめちゃめちゃ面白かったので、
これから読んでいきたいな~、と思っている作家さんです。
その方の「わが人生の時刻表」というエッセイ集で、なるほどな~と思った部分があります。
「大なるものを小なるものにおとしめる」...これがパロディ。
逆に、
「小さなものを偉大なものと比肩させる」...これがユーモア。
この二つは、 表裏一体
。
これ、銀魂の場合はどうなのかな~、って考えたんです。
歴史、歴史上の人物、漫画、番組、芸能人、製品...。銀魂には、様々なもののパロディが存在します。
...存在っていうか、土台から幕末のパロディで、
パロディ部分は「銀魂」の重要な構成要素
です。
銀魂のパロディって、 名前をちょっともじって
持って来るじゃないですか!
これ、ものすごく上手いと思うんです。
パロったもの全て、 「この銀魂内では」
という形にしてしまうんです。
伏字だと、伝わるニュアンスは、「皆の知ってるアレは...」であり、ダイレクトにその作品を指すことになるんですが、
もじりのニュアンスは、「この作品も銀魂の世界では...」です。
つまり、
銀魂の世界に持って来た為に、
あの素敵な作品がこうなっちゃった
ってことになるんです。
大なるものを小なるものへとおとしめる行為に変わりはないんですが、
その理由付けがもの凄く上手。
「みんな銀魂が悪いんです」
って感じに...。
むしろ製作者の、パロってきた元の作品に対するリスペクトをものすごく感じるんです。
この「もじり」ですが、 かなり意図的に使っているんじゃないか
と思います。
というのも、銀魂にはまれにもじらないそのままの単語が出てくるからです。
動乱編ではトッシーが、
「Dr.スランプ アラレ氏」とか、「ベルセルク」とか言ってるし、
竜宮城編では、はっきりと「スカウター」の単語が出て来ていますし...。
その作品"それ自体"を指す時とちゃんと区別されてるんですねぇ...。
イヤー、すごいなぁ...。
...で、ここからが本題です。
じゃあ結局、様々なものをパロったことで「銀魂」はどうなるのか。
...面白くなって、深くなって、広くなって、名作になる。
銀魂の魅力の一つに、 「普通っぽさ」
ってあると思うんです。
読んでて、「あ~、すげ~よく分かるwww」ってとこ。
これは、何かにつけて「キャラクターを落とす」という
コンセプトから生まれていると思うんですが、
パロディによって、「銀魂」自体を落とす!
先ほどの、
「銀魂の世界に持って来た為に、あの素晴らしい作品がこうなっちゃった」
って部分です。
銀魂ってよく作品自体の自虐ネタも出てきますが、それによって、
「銀魂」という作品自体を身近に感じるんです。
あとは...パロディって、
作品の世界観やキャラクターを使った比喩表現
という側面も持っていると思うんです。
比喩表現を使うと、文章って途端に面白くなるじゃないですか!
なんか世界が広がった感じがして。
この効果で、銀魂のあの
「なんでもあり」という世界観が作られているんだと思います。
「パロディ」で他の作品を落としておきながら、
それを自作のせいにすることで反発を緩和し、
さらにそれすら自作の魅力にしてしまう!
ちょっと...(いや、かなり)意味は違うと思うけど、まさに「大→小」のプロセス=「小→大」のプロセスって感じですよね!!
う~ん、面白すぎる!深すぎるぞ「銀魂」!
...ってあれぇぇぇ?!いつの間にこんな長文?!
まだ本編やキャラクターついて(長老とか)ほとんど語ってないのにぃぃぃ!
これもはや「OWee争奪戦について」でも何でもね-よ!!
私って何?!書くたびにどんどんどんどん長くなってくんだけど...。
...イイや!!
というわけで、苦し紛れに、 「OWee争奪戦について-その2」に続く!
最後に。
この話の三つのタイトルの 「ゲーム」を「PC」に置き換え、
自分への戒め
としたいと思います。
「PCは一日一時間」
...すみません。1時間か...。0が一個足りない生活を送っております...。いや、ちょっと大げさだけど...。 ちょっとだけ
...。
「休みだからってPCばっかやっちゃダメ」 ...すみません。昨日一日中PCいじってました...。
「人生もPCもバグだらけ」
...ですよねぇ...。PCも調子悪いんだけど、 人生の方がね...
。
ホント、深刻極まりないっていうか...
・・・っていうか、私明日までにやらなきゃならないことあるはずなんですよ!
イヤイヤ、ポジティブシンキングだ!
寝ずにPC打てば何とかなる!!!
(↑こうして折角の戒めは、水の泡となる。)
by姉
映画『銀魂 THE FINAL』感想 2021.01.17
銀魂、76巻まで追いつきました。 2019.07.15
web拍手撤去しました&銀魂について 2019.01.31