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韓国国会議長の不遜なる態度が韓国民の総意であるならば、日韓関係の将来は絶望的だ。ビスマルクだったら、このような事態をどう捉え、行動に移したのだろう。何とまあ、2012年10月5日の中央日報でこんなコラムがあった。ビスマルク外交の優れた点は、常に先を眺めて駒を動かすことにあったと指摘しつつ、「現在の韓日中関係が最悪であるのも、3カ国指導者の言行が瞬間のムード、新聞の見出しやニュースだけに合わされるからだ。」と、当時の指導者の不甲斐なさを嘆いている。「瞬間のムード」で最も盛り上がっているつもりなのは、言うまでも無くお宅さんらの指導者であろう。 レーダー照射を受けた哨戒機 ~ 訪韓中止の護衛艦いずも海上自衛隊が日韓対立の矢面に立たされている。そもそも我が国は島国だから、陸上自衛隊がどんなに気合を入れたところで直接韓国軍と対峙することが無い。接触する現場は必然的に海となる訳だ。哨戒機へのレーダー照射事件の前から不穏な空気があった。それは韓国で開催された国際観艦式でのゴタゴタ。韓国は日本に対し、自衛艦旗の掲揚自粛を要求→軍艦旗を掲げないなどとあり得ない→観艦式への参加は不可能、という流れはご承知のとおり。これには珍妙なオチがついた。韓国は参加各国に対し「韓国と各国の国旗を掲揚してほしい」と要請しながら、自分達はなぜか「李舜臣の旗(豊臣秀吉時代の)」を掲げたのだ。あり得ない対応と言っていい。では、こっちは松浦党の旗でも掲げて乗り込めばいいというのか(笑)。豚コレラ並みに危険な某プロパガンダ韓国が言いたいのは旭日旗=カギ十字、という「あり得ない解釈」だ。第三帝国のハーケンクロイツ旗は、国家社会主義ドイツ労働者党という一政党のシンボルマークであり、そこには政党としての政治的メッセージを含まざるを得ない。第三帝国が崩壊すると、必然的に国旗や軍艦旗としての使用はあり得ないこととなる。ソ連の旗だって似たような意味合いだ。それに対して旭日旗は、当の日本人でさえ起源をよく承知しておらず、それこそチコちゃんに叱られる可能性が高い。そんな曖昧なモノに政治的な意味合いなど無いに等しい。そもそも自然発生的なシンボルだから、軍旗に限らずいろいろと汎用性がある。朝日新聞社の旗など、旭日デザインの最たるものだ。他国を侵略して植民地にした国の旗だとか言い出したら、ユニオンジャックやフランスの三色旗はどうなるというのだろう。彼らの罵詈雑言を追っていくと、必ずどこかで何かが行き詰る。ちなみに、フランスの植民地獲得熱を陰で煽ったのはビスマルクだと言われている。対独復讐の国民感情が強いフランスの意識を外に向けさせることでフランスの軍事的圧力を軽減させ、その間に国力の増強を図ったのである。さすが「常に先を眺めて駒を動かす」とはこのことだ。ドイツ軍旗で旭日旗に近いのは、拙者の自宅Barに掲揚してる帝政ドイツの軍旗であろうか。でもやっぱり旧プロイセン王国の紋章が入っているから、同質とは言い難い。鉄十字と同等というのが妥当かも知れない。もちろん、鉄十字もドイツ連邦軍に引き継がれている。あの独特の意匠は、ドイツ軍らしさを象徴するものだが、ドイツ騎士団以来の伝統あるマークである。「旭日」だって武家の家紋として用いられて来た歴史があるので、両者はやっぱり似ている訳だ。くだらないプロパガンダが既成事実となる前に、我々が物事の本質を理解しなければならない。ボーッと生きてる場合じゃないのだ。海上自衛隊の写真集もあります →写真集はこちらから・・・。
2019.02.27
親戚から頂いたモンカフェがちょうど無くなった。しばらくコーヒーを飲む機会がなかったが、カルディの前を通りがかった時に売り子さんが入れてるコーヒーの香りに誘われて、ついでに一杯もらって口にして、やっぱりちゃんとコーヒー飲みたい!と思ってみたけど、家にコーヒーメーカーなんかある訳ない。年末年始、伸井太一先生著「第二帝国」を読んでいて、紙フィルターでコーヒーを作る方法は帝政ドイツ時代に考案されたことを知った。しかも、発明者はメリタ夫人というアマチュアの専業主婦。スーパーとかで「メリタ」のフィルター紙が忘れられたように積まれているのを目にするが、なるほど人の名前だったとはねぇ。一般家庭の主婦が世界で支持される発明を成し遂げたのも夢のある話だ。帝政ドイツ萌ぇな拙者にとって、何とも興味深いネタを仕入れることが出来たよ。ペーパードリップかぁー・・・。ドリッパーとフィルター紙を手に入れたら、まがりなりにもストレートコーヒーが作れるという訳だ。自宅Bar「プロイセン」運営者として、どうせなら帝政ドイツ時代のコーヒーの淹れ方にこだわるか!と一念発起する。メリタのドリッパー、既製品にピッタリ合った!調理器具といえばカッパ橋商店街でしょうということで、はるばる東京は上野まで行って来た。もちろん、「メリタ」を探しているのである。とある調理器具専門店でドリッパーとフィルター紙を見つけたので購入。その店にメリタ製のコーヒーミルが置いてあったが、値段は5,500円と表示してあって、さすがに買うのは躊躇した。でも欲しい!コーヒーミル欲しい!自分の手でコーヒー豆挽いた!なんてちょっとした話のネタになるよな、そう思うとやっぱりコーヒーミル欲しい!でもここで立ち止まって考えるのが拙者という人間である。世の中便利になったもんで、メリタのコーヒーミルがネットでいくらくらいなのか、スマホですぐに分かってしまう。どうやら、ヨドバシカメラのオンラインショップで2,400円くらいで売ってるようだ。店頭でも扱ってるかも知れないと、かっぱ橋から真っ直ぐ秋葉原のヨドバシまで歩いた。秋葉原のヨドバシは巨大な店舗で、コーヒーメーカーのコーナーへ行ったら、考えられる限りのコーヒー用品が並べてある。コーヒーミルも何種類も置いてあった。その中に、確かにメリタのコーヒーミル・クラシックを発見!やはり2,400円であったので、迷わず購入だ。コーヒーミルと紙フィルター開発者メリタ夫人の紹介も・・・肝心のコーヒーも買わねばならない。しかも、豆のままで売っているコーヒーをわざわざ探すことになった。そして結局、前に売り子さんからコーヒーをもらった記憶のあるカルディに戻って来たというのだから、やはり無料試飲に費用をかけるのは有効なのである。さて、いざコーヒー豆を買おうとしたところで、何を買えばいいのかが分からない。こういう困った時は「安いのから」買うだけのことだが、「ま、豆のままでお願いします!」と店員さんに言うのも少し恥ずかしい気になった。要は、うまくいくか分からないのである。ビジュアル的に素晴らしいカルディのパッケージがかわいらしい。「山羊の伝説」をビジュアル化しており、コーヒーの歴史をちょっと図書館なんかで読んだ拙者にとっては、何とも感慨深いものを感じた。コーヒーが欧州で流行ったきっかけは、トルコ軍がハプスブルク帝国の総攻撃に失敗して撤退する際に、持参したコーヒー豆を大量に遺棄したことがきっかけらしい。カルディが配ってるコーヒーは砂糖入れ過ぎだけど、トルコ人が飲むコーヒーの甘さも尋常でないようだ。数年前、トルコ海軍フリゲート艦が晴海ふ頭にやってきたので、興味本位で見に行ったが、甲板で見学者にふるまわれたコーヒーの甘さといったら!どんだけ砂糖入れたらこんなに甘くなるのか!と思うほど甘かったよ。甲板でコーヒーを配るトルコのご婦人コーヒーだけでなく、串本とエルトゥールル号を重ね合わせたデザインのTシャツまで頂いたっけ。あれは楽しい思い出だったな。自分でコーヒー豆を挽いてみたらこうなったさて、いよいよ豆をコーヒーミルで挽いてみた。あらかじめ必要な量を計量する。挽くのは力の要る作業だった。ドリッパーにフィルター紙をセットし、挽いたコーヒーを投入。お湯を注いでいく訳だが、メリタのドリッパーは穴が一つしか開いておらず、なかなか時間がかかるものだよ。でもこれはメリタ夫人が考案した伝統的な抽出法なのだから、じっと我慢である。一連の作業の合間にも、渋いコーヒーの香りが漂ってくる。香料にまみれた既製品とは全く違う繊細なものである。さて、出来上がったコーヒーを試飲。嫁さんにも飲んでもらった。いつも砂糖とコーヒーフレッシュが必需だった拙者も、コーヒーの味を確かめるためにブラックで飲んでみた。ら、これまで意識もしてなかった酸味をすごく感じる!やっぱり何か違う?甘いクリームのお菓子との相性は抜群だ。まぁ成功といったところか。大変なのはコーヒーミルの後片付け。付着したコーヒーの粉を丁寧に取り除かねばならない。こんな時に役に立ったのは、阪急9300系のNゲージの室内を塗装する時に買った絵筆のセットで、太すぎて使わないまま保管していた筆・・・。これで粉を掃っていく。何とも手間暇かかる作業で、ある種の道楽だと割り切らないとやってられん、という感じである。
2019.02.23
本日2月11日は、大日本帝国憲法が発布された日である。明治22年の今日、国内各地では憲法発布を祝う人々が、仮装行列や山車を引いて町を練り歩いたという。もしチコちゃんが「ところでさぁー、憲法って何?」と彼らに聞いたところで、ほとんどの人が答えられなかったようだ。ハロウィンで仮装行列する人に、何でハロウィンで仮装するの?と聞かれて答えられず、ボーッと生きてんじゃねーよ!というネタがあった訳だが、我々一般臣民は今も昔もボーッと生きてんだなぁ。2月11日のお祭り騒ぎを「絹布のハッピを賜って喜んでいる」、と揶揄されたらしいが、この絹布とやらを作るのに大きな影響を与えたのは帝政ドイツの宰相ビスマルクだ。彼に教えを乞うために来普した日本の使節団に、彼は警告を発した。国際関係は常に弱肉強食であると。ビスマルクについては、鉄血演説ばかり引き合いに出してえらく批判的な評価が多かった訳だが、彼の暗い警告は現代の我々も身に染みて感じるところではないか。マチルダ 禁断の恋前置きはこのくらいにして・・・先月は嫁さんと久々に映画見に行った。場所は恵比寿ガーデンプレイス。何を見たかというと、「マチルダ禁断の恋」というロシア映画。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世は、即位する直前まで、とあるプリマドンナと恋に落ちていたという恋愛物語。ロシア最大のタブーに斬り込んだ映画だそうで、現地ロシアでは一騒動あったという。自分達で殺しといて今さら皇帝の自由恋愛がタブー云々とは笑わせる。さっさと北方四島を返せこのバカ。嫌いな国の、大好きな芸術・・・これが拙者の伝統的ロシア観なのである。拙者にとってロシアとは、ロシア革命までのロシアに限る。チャイコフスキーやラフマニノフが活躍し、ゴンチャロフが美味しいお菓子を作っていた。我が国は、不幸にも日露戦争で戦うことになったが戦後は和解し、同盟を結んでアメリカと対立することになるのだ。今ではとても考えられないことだ。この映画を見る気になったのは、雰囲気からして「宝塚歌劇:神々の土地」の前座のような内容だと思ったから。案の定、登場人物もおなじみの面々で、ニコライはやっぱり優柔不断ではったりの効かない人物。嫉妬に狂う皇后アレクサンドラや、善後策に奔走するマリア皇太后・・・登場するキャラ設定が「神々の土地」で演じられたキャラと見事に一致しているのだ。どうせなら、今回の映画も宝塚で演劇にして欲しい。宝塚音楽学校で勉強したバレエだって披露できるだろうし。清王朝だって満州国みたいに他民族を支配した国なんだろ?その数週間後だったっけ。清朝最後の皇帝を描いた「ラスト・エンペラー」をBSでやっていて、嫁さんが見ていたからついでに見てしまった。この映画は中学の時分に初めて見た記憶がある。その時は、この映画の中身を額面どおり受け取るしか無かったが、今改めて見返すと、中途半端に不愉快な反日映画の臭いがプンプンと漂う。この映画は、有名な某日本人作曲家が甘粕大尉役を「熱演」したことでも知られている。まぁ甘粕大尉は本当に悪い奴だからしょうがないが、この手の映画にホイホイと協力するところが、当時の進歩的知識人の趣向だったのだろう。生涯に渡って日中友好に尽力した嵯峨浩を、まるで日本帝国主義の手先みたいに描いているところなんか、製作者が史実を理解していない一つの証拠だ。まぁ、敢えて評価するとしたら、「戦犯」達に寛容と忍耐の精神で接した中共の収容所長が文化大革命で粛清されてしまうところ。結局のところ、政治というのは風向きによってコロコロ変わる、実にいい加減な事象なのだ。清朝の時代も、民国の時代も、そしてめでたく革命となった後も。 晩年の溥儀は癌を患ったが、紅衛兵を恐れた病院が治療を放棄、周恩来が院長を叱責するという異様な状況だったという。ちゃんとこういう場面も映画にしろよ。彼もまた文化大革命の犠牲者の一人だったのだ。最晩年、彼は日清のチキンラーメンをこよなく愛していたという。もうこれは皮肉以外の何物でもない。彼がもうちょっと長生きして、カップヌードルを手にしたら、さぞかし喜んだのだろう。先日、知人とカップヌードルミュージアムで作ったオリジナルのヌードルを代わりに食べてあげるよ。ほら、ちゃんと友好国のDDR(旧東ドイツ)製と書いてあるでしょう。日本製だなんて気のせいですよ。紅衛兵なんか気にしない気にしない・・・。
2019.02.11
前回、S氏と鉄道博物館で盛り上がった企画の続編で、横浜の原鉄道模型博物館でも行こう!ということになった。ところが、嫁さんとかご婦人も同伴だから、まさか鉄道模型だけという訳にもいかない。ちょうど朝ドラで萬平さんが奥さんの揚げてる天ぷらをヒントに「ついに閃いた!」なんていうシーンがあったから、じゃあカップヌードルミュージアムも行きましょう!ということになった。去る2月9日土曜日、関東地方は大雪が予想されていた。電車止まったらどないしよ、やっぱり中止した方がいいか、と迷いつつ、現に雪がまだ降っていないもんだから、なんとなく決行と相成った。渋谷駅ヒカリエ前に集合し、東急の一日乗車券(中華街食事券付)を買い、東横線に乗り込む。 鉄ヲタとしては、どの会社の車両が来るか気になるところで、やって来たのは西武鉄道。武蔵小杉行の急行だった。武蔵小杉で後続の列車を待ってる間にも、埼玉高速鉄道や「青ガエル」がやって来たりしていろいろ忙しい。続いてやって来た電車もやっぱり西武鉄道だった。最近の東横線ではこういうことが起きる。元町中華街駅は巨大なドーム屋根があって、何だか大阪の御堂筋線の駅を連想させる。地上を出ると酷寒なんてもんじゃないが、幸いなことに雪はそんなに降ってはいない。 中華街の招福門で飲茶などを食し、体も温まったところで赤レンガ方面を目指す。カップヌードルミュージアムへ行く途中に寄ったのは、北朝鮮の工作船展示館である。 こんな汚らしい画像は撮りたくもないが、記念に一枚。機関銃やら対空砲やら、工作員の生々しい商売道具の数々に参加者は絶句。というか、所持品の中に「J-フォン」の携帯電話があったのが味わい深くって、早速ハナシのネタに。ちなみに約10年前ここへ来た際、写真をいろいろ撮っておいたので参考までに(→こちらのページから)こんなところでいきなり東ドイツネタ登場!相変わらず寒いけど雪もほとんどやんだのは不幸中の幸い。カップヌードルミュージアムは静かな美術館みたいな雰囲気を想像していたのが大きな間違いだった。とんでもない盛況ぶりで、これはいつものことなのか、朝ドラの影響なのか、それは分からないが、とにかく人人人・・・である。百福氏の研究小屋 裸一貫で会社をここまで大きくしたのは脱帽するしかないし、百福氏のエンジニア魂にも脱帽するしかない。この会社はとにかく投資が上手いんだなーと感じたのは、大坂なおみ選手と契約を結んでいたこと。全豪オープンの期間中、全世界にCMを流しているようなものだ。しかも朝ドラで勝手にCMをやってくれているのは承知のとおり・・・。 初めてチキンラーメンを試食販売したのが阪急百貨店うめだ本店だった、という新たな発見もあった。さすが今も昔も劇場型百貨店だったという訳だ。 さて、メインイベントはカップヌードルファクトリーでの製作!お好みの具をどう選ぶかは初めから決めている。エビやタマゴ、ネギといった、とにかくクラシカルなヌードル。カップにお好みの絵を描くことになったが、社会人として忙しい大人は、いきなり絵を描けと言われても結構困ってしまうものだ。そういう時の為にとっておいてるネタは、ずばり「アンペルマン」。 図柄が単純なのですぐ描ける。冗談半分に「DDR」とか入れておいた。小学生には絶対分からないネタだろう。ちなみに裏側には東ベルリンのテレビ塔まで描いちゃったよ。続いてみなとみらい駅から新高島駅へ。やって来た電車は横浜高速鉄道で、これは大当たりといったところ。新高島駅を降りて地上へ上がれば、そこは何と京急新本社の工事現場。それはそれで盛り上がる(笑)。鉄道模型博物館は、原信太郎氏のコレクションを集めた博物館だが、2,000両もの車両を自作していた原先生は神のような存在。今回は、原先生が撮影した写真集をいろいろ見させていただいた。宝塚ファミリーランドの電車館の写真がたくさんあって、何でこんなお宝みたいな博物館を潰してしまったのか、収蔵品はどうなったのか、何だかすごく気になってしまった。最後に、冷やかし半分激励半分で日産本社のギャラリーに立ち寄る。そこで一台のクルマに目が釘付けになる。半世紀以上前に試作された電気自動車だ。どうして普及しなかったのだろう。いくらレトロ好きな拙者でも、将来のクルマはやっぱり電気自動車だと思っている。太陽光発電の出来る家を建てて、電気自動車を給電したり蓄電させたりする・・・そういうことを真剣に考えざるを得ない時代になると思う。そんな遠いような近いような将来を思い描きつつ、ツアーはこのヘンで解散!この寒い中、参加者の皆様には心から感謝である。
2019.02.10
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