Happy Valley Blog

Happy Valley Blog

PR

Comments

araiguma321 @ Re[1]:シャインマスカット 花開き始め 2024.5(05/29) kiki ☆さんへ  ありがとうございます。…
kiki ☆ @ Re:シャインマスカット 花開き始め 2024.5(05/29) シャインマスカットを育ててらっしゃるん…
araiguma321 @ Re[1]:レモンの花 2024.5(05/07) うしまるさんへ 黒くてズングリでブンブ…
うしまる@ Re:レモンの花 2024.5(05/07) 実はおとなしいと聞く「くまばち」君です…
araiguma321 @ Re[1]:四季の香ローズガーデン 2024.5(05/12) kiki ☆さんへ どういたしまして。バラに…
kiki ☆ @ Re:四季の香ローズガーデン 2024.5(05/12) ご紹介ありがとうございます😊 行ってみた…
araiguma321 @ Re[1]:Dr. Yellow(01/21) うしまるさんへ ありがたや~ さて、何に…
うしまる@ Re:Dr. Yellow(01/21) 風水的には、金運アップでしょうか  ٩(ˊᗜ…

Free Space

新聞の堕落: 朝日の「記事」はどこまで信じられるか 朝日誤報事件と現場の真実
職務への献身: ポーツマスの旗 、冬の鷹、間宮林蔵、白い航跡、光る壁画
崇高 :  、共に在り、 原千畝、 争解決人、 色の魂、 クター・ハック、 跡のリンゴ、 メリカ本土を爆撃した男、 本国最後の帰還兵、 容所から来た遺書、 れる星は生きている
電力の振興と宿命 : 高熱隧道、死の淵を見た男、電力と震災、 田調書を読み解く
伝承なき悲劇 : 津浪と人間、天災と国防、三陸海岸大津波、関東大震災、 京都市計画の遺産
石油の呪縛 : 海賊とよばれた男、綻びゆくアメリカーディーン・プライス、勁草の人
組織の真贋と航空 : Jal再建の真実、推定脅威、虹の翼、永遠の0、零式戦闘機、 劇の発動機「誉」、 海に消ゆ、 ンダジェット
専断の惨禍 : 白い航跡、 イス諜報網の日米最終工作 
敗者の法理 : プリズンの満月、"この命、義に捧ぐ"、やくざと芸能と 
鎮魂 : 慟哭の海峡、烏の浜、 者たちは海に向かった、 首の記憶、 の墓標、 ンジェルフライト
高水準言語としての日本語  日本語の科学が世界を変える 日本語を作った男
本づくり : "紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている"、舟を編む、 書になった男
闇にかかわる : 闇の絵巻、闇のひらめき、 生をいじくり回してはいけない
停滞 :  メリカ、 A verage is Over(大格差)、 活過保護クライシス、 録!熱血ケースワーカー物語、 方消滅、 院消滅、 京劣化、 境の人びと
再生 : ローマ法王に米を食べさせた男、 井モデル、 陸資本主義、 い物難民を救え!、 張再生市長、 じめての福島学、 るさとをつくる、 ・観光立国論、 えは必ずある、 園回帰1%戦略
資本の堕落 : 世界を操る支配者の正体、倒れゆく巨象、 簿の世界史、 P redator Nation(強欲の帝国)、 E nd This Depression Now!(さっさと不況を終わらせろ)、 T he Great Devide(世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠)、 んがり、 幕、 り捨てSONY

Favorite Blog

蒸し野菜を愉しみま… New! 湯元榊原舘さん

姉妹館夢乃井の新客室 New! 潮彩きらら 祥吉さん

NMAX155 プロテクシ… kiki ☆さん

山梨県甲府市古府中… 歴城19さん

ラゲッジフック施工 … quanta511さん

生であまーいとうも… かずやんの旅日誌管理人さん

田中善助の謝罪状か… さんけんろうさん

秘湯、名湯!日本全… rururu_greenさん
パクス・ジャポニカ… たけB777さん
Canon Boy のブログ Canon Boyさん

Category

カテゴリ未分類

(2)

温泉

(145)

(20)

(34)

ダム

(10)

Tour

(81)

工夫

(87)

農業

(24)

(20)

(173)

音楽(Jan Garbarekはじめ)

(197)

(34)

映画

(33)

心地よい動画

(8)

ラジオドラマ

(2)

日常

(5)
Oct 17, 2014
XML
テーマ: 私の図書(49)
カテゴリ:
津浪と人間 寺田寅彦 1933年

 1933年・昭和8年の三陸大津波の惨事に対して、繰り返される津浪を人間が世代を超えて記録し続けることができない弱さについて説いている。寅彦は地震と津浪について教育することを提唱している。


天災と国防 寺田寅彦 1934年

 口伝の「天災は忘れた頃にやってくる」について触れている。
 文明が進むほど天災による損害の程度は累進する傾向がある事実を自覚して、平静から防御策を講じなければならないのにいっこうにできていないのはなぜかと問う。主な原因は、天災が極めてまれにしか起こらないで丁度人間が前車の転覆を忘れた頃にそろそろ後車を引き出すようになるからだとする。昔の人間は過去の経験を大切に保存蓄積してその教えにたよることがはなはだ忠実であったと評している。
 文明は進歩しているのに、伝承を忘れ、同じ徹を踏むとの指摘である。結語では、○国や△国よりも強い天然の強敵に対して国民一致協力して適当な科学的対策を講ずるのも現代に相応しい大和魂の進化の一相として期待すべきでないかと提起している。


三陸海岸大津波 吉村昭 1970年

 次の地震による大津波を克明に現地資料蒐集し、存命者にも聴取した迫真の実証記録である。

 1896年・明治29年6月15日午後7時

 1960年・昭和35年5月23日午前4時 震源チリ 24日午前3時大津波到来

 その後、半世紀以上経過し、文明は限りなく進歩したが、寅彦の言う通り、損害の程度は累進してしまった。悲劇を伝承して後車が別の轍をふむすべは文明の進歩にはないのであろうか。


関東大震災 吉村昭 1973年

 1923年・大正12年9月 1日午前11時58分 震源相模湾沖 (近年調査 犠牲者10万5千人 内火災9万2千人)の実証記録。
 被害の深刻さ、特に大火の旋風による悲惨さには驚くばかり。本所陸軍被服廠跡での悲劇性には言葉がでない。スカイツリーから浅草に向けて歩き、隅田川を渡るとき枝を張る木々が悲しげに思えてくる。
 この天災の中、恐怖の極限にあった民衆の根底に潜んでいた暴力性には心が痛む。また、混乱に乗じて憲兵大尉が起こした殺人事件には底のない暗黒を見る思いがする。
 地震予知をめぐる地震学者師弟の確執は、地震学の学理と社会的責任との相克が、今も解決されていないと感じさせられた。
 伝承すべき悲劇がここにある。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 18, 2014 11:15:52 PM
コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: