シャルドネ。様

訪問いただき光栄です
みんなやっぱりさびしいので、ブランド物着てイケイケの世界だろうが、新興宗教だろうが、時代ハズレの学生運動だろうが、やっぱり村の中で暮らしたいのだと思います。
ぼくも故郷の村を離れて海外で1人で暮らしていますが、けっきょくインターネットの村で仲間を見つけて馴れ合っています
(2008.01.27 16:45:06)

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2008.01.23
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カテゴリ: 思い出話

チェ・ゲバラの語録 を載せていていたのを読んでいて、学生時代のある遠い記憶が蘇ってきた。大学1年次、オイラは革命的共産主義者同盟すなわち中核派にしつこく勧誘されたことがあったのだ。

といってもオイラの学生時代は80年代の後半、いわゆるバブルの時期だ。学生運動なんてもう流行っていなかった。世間はおニャン子クラブだのオールナイトフジだのボディコンだのイケイケだのマハラジャだのブランド物だの言って急速に軽薄化の道をたどっていた。体制だの革命だの造反有理だの言っている連中はもはや新興宗教にハマってるヤツと同じ扱いをされていた。

なぜオイラが中核派に勧誘されることになったのかよく覚えていない。
たしかその中核派のお兄さんは、大学の名簿を見ていきなりオイラの下宿を訪ねてきたとか言っていた。名簿には出身高校名が書いてあるので、「地方出身者」を狙ってオルグ活動をしていたのだ。

オマケにオイラは当時 「中核派だった頃の糸井重里」 に異様に似ていた(笑)。
当時、「佐世保エンタープライズ入港反対デモの先頭に立つ法政大学在学中の糸井重里」の写真が『フォーカス』に載ったのだが、そのページをオイラに突きつけて「似てるなあ!」と言ってくる学友や先輩が3人くらいいた。その中核派のお兄さんがその『フォーカス』を見たかどうかは知らないが(笑)、まあ、オイラのルックスに「反体制」のバイブレーションを感じ取った可能性はある。

hagaki.JPG
1983年 NHK教育『You』の
司会をしてた当時の糸井

オイラは当時、中核派に限らず、そういった政治組織とか宗教組織にやたら勧誘とされた。なにせ1年前まで「質実剛健」「文武両道」とか本気で言っているような地方の男子高の応援団幹部長だったのだ。チャラチャラした私立のボンボン大学で、1人だけ地方の国立大学の学生が混じったようなカッコをしていたのだ。「チャラチャラした大学生活に適応できず、孤独な学生生活を送っています」と書いてあるような顔をしていつも1人でキャンパスを歩いていたのだから、そういう組織の連中にとっては格好のターゲットだったに違いない。

オイラは心が広いので、マヒカリ教を名乗る学生などから「アナタの幸せをお祈りさせてください」と言われれば、ベンチに座って手をかざさせてやったし、その中核派の先輩がいきなり訪問してきても門前払いすることなく、毎回コタツに招いて話を聞いてやっていた。ただ、この人の場合ヤバかったのは、当時中核派がゲリラ活動と称してJRや新幹線のケーブルを切断し交通機関をマヒさせた 事件 があったのだが、彼はその直後に「戦果」を報告しにオイラの下宿に来たことだ(笑)。何せ、「ゲリラ活動」によって「体制側」をマヒさせ混乱に陥らせたことや、この下宿に来るまでに公安らしき男の尾行を振り切ってきたとかいった話を、自慢げにオイラに語るのである。

しかしオイラは、その人からいくらそんな自慢話や「体制の矛盾」とか「正義」とか「闘争」とか聞かされても、エライともカッコいいとも思わなかった。それはたぶん、政治だの宗教だのにカブレるより先に心理学とか精神分析にカブレていたので、そういうリクツに対し斜に構えるのに慣れていたのだろう。

たとえば、その先輩の「理論」を聞きながらオイラはいつも、「 ああ、この人を突き動かしているのは強いエディプス・コンプレックスであって、『権力』に『父親』を重ね合わせて反発しているんだなあ 」とか、「いかにもそれが“真理”だからその思想を信じているような話をしてるけど、ホントは自分のやりたいことを正当化するのに都合のいい思想を見つけてきて、それを“真理”と呼んでるんだよなあ」とか思っていたのである。

...なわけで、ついにオイラは学生時代中核派にもマヒカリにも統一教会にも入ることなく、かと言ってブランド物を身につけてマハラジャで踊る気もなく、気がつくと美術サークルに入ってバンドを始めていたのであった。

だから、トイモイさんの日記のゲバラ語録もなんかを読んでいても、その熱いセリフを「カッコイイ!」と思う前に、つい「あー、これって典型的なエディプス・コンプレックスじゃん!」とか 「主義思想を借りたロマンチシズムなんだよなあ~」 という冷めた発想が先立ってしまうわけである。

それにしても、あの中核派のお兄さんはどうなったのかなあ。家業でも継いだのか、糸井重里みたいに広告代理店で大手企業の宣伝でもしているのか、はたまたその後中米に渡ってゲリラ活動を支援しているのか…





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Last updated  2008.01.25 13:16:14
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バブル  
といもい さん


(2008.01.25 10:26:40)

Re:バブル(01/23)  
ハルジ さん
といもいさん
いま通勤電車の痴漢とかノゾキとか使い込みとかで企業や学校をクビになっている定年前のオッサンたちってのが、当時「闘争」とか言って佐世保や成田でゲバ棒を振るってた連中じゃないっすか。当時の気概というか気骨や理想がどこに行ったのかと思いますよね。
ゲバラは死ぬまでアメリカに食って掛かったに点は個人的に好感を持っているのですが、ゲバラであれ連合赤軍であれ、革命家に共通した自己陶酔と独り善がりというのはいつ見ても神経に障ります (2008.01.25 13:11:01)

Re:カクメイと私(01/23)  
放浪の達人  さん
でもそれ言っちゃうと三島由紀夫とかもその部類に入っちゃうし
太宰などの文豪家もそれに準じちゃうことない?

>「主義思想を借りたロマンチシズムなんだよなあ~」という冷めた発想が先立ってしまう (2008.01.25 13:48:59)

Re[1]:カクメイと私(01/23)  
ハルジ さん
ほうろうさん、
三島センセイのスゴイのは、縦の会とかやりながら、「これは主義思想の形式を借りた私的なエロチシズムの追究に過ぎないのだ」という意味のことを、内輪にほのめかしていたことなんだなあ。
あんな活動をしながら実際にはカンペキに冷めた頭で冷徹に計算し尽していて、それでも「オレは本気なんだ」と自他に言い聞かせていた、演技=真実の人。ボクにとってのマラソンとかトライアスロンとかとよく似てます (2008.01.25 14:04:45)

Re:カクメイと私(01/23)  
ナッチ(*^-^)  さん
バブルの時は学生だったので
あまり楽しかったという思い出がありません
バブルを味わってみたかったような これで良かったような (2008.01.25 17:12:51)

Re[1]:カクメイと私(01/23)  
郡山ハルジ  さん
ナッチ(*^-^)さん
ボクもバブルには間接的な恩恵にあずかった程度ですが、100万円接待とか10万円コーヒーとか経験したいとは思わないですね
ところでナッチさんの日記に「昭和に帰りたい」というのがありましたが、まだ世紀末が来るんじゃないか、何か大転換があるんじゃないかと思っていた80年代に帰りたいという気持ちはボクもコレを書きながら感じました (2008.01.25 23:02:59)

Re:カクメイと私(01/23)  
自分は、都市の難民のようなものでカクメイともバブルともまるで疎遠でした。

おばけのQ太郎の話を読んでいると、自分自身がまさに おばけのQ太郎そのものだと言う気がしてきます。


ロマンを掻き立てようとする人達は、まだ上をみているのでしょう。企業の隊伍にはいるのも、入れなくて拗ねているのも、同じ村の人って感じ。


最初から村に入れなかった難民には、どちらも羨ましいぐらいのものがあります。(笑)

(2008.01.27 11:39:40)

Re[1]:カクメイと私(01/23)  
郡山ハルジ  さん

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Comments

郡山ハルジ @ Re[1]:おひとりさま(07/31) 放浪の達人さんへ あ〜なるほど、そう言え…
放浪の達人 @ Re:おひとりさま(07/31) 最近はインスタ映え目的で独身でも行動す…
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