かめさんの百名山日記
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今日2016年6月19日は、日本百名山第75座目として、新潟県と群馬県の県境にまたがる平ケ岳(2141m)にソロナイトアタックしました。この平ケ岳は、冬場の積雪期は尾瀬からのアプローチは可能ですが、メインの鷹ノ巣登山口のある国道352号線(樹海ライン)は、桧枝岐村から先豪雪地帯の山間部を通る為、毎年6月初旬までの約7ケ月冬季通行止めとなる為、アプローチ出来る期間が短いのです。さらに、情報によれば、日本百名山の中でも、登山道が10km以上と長く、日帰りがキツイ山と紹介されています。 鷹ノ巣登山口に午後6時過ぎに到着、40台ほど停められる無料駐車場は、半分くらい埋まっていました。綺麗なバイオトイレも完備されており、登山口としてのわかり易さとベースとしては申し分ないでしょう。 夕食は、尿酸値をドクターに指摘された為、好きなビールをあまり好まないハイボールを、コンビニで調達した惣菜をつまみに、簡単に夕食を済ませ、仮眠に入りました。 23時に起床し出発準備、23時40分にクライムオン。登山道は、しばらくは広くなだらかです。十五夜の月夜で登山道はぼんやり明るく、なんの不安も無く歩けます。約20分ほど歩くと、「すぐやせ尾根です」の立て札があり本格的な登山道になります。平ケ岳10.5kmの道標に、「あぁ~遠いなぁ!!」とため息です。 この登山道の登りの一歩で小石を踏んだ瞬間に、カカトに激痛が走りました。尿酸値の上昇による痛みではないか?と頭をよぎりました。足の運びをいろいろ変えてみると、斜面の角度が緩ければ痛みは無い事を認、急斜面は、かかと浮かす事で痛みを受けないように工夫して高度を上げて行きます。やせ尾根は確かに、ところどころ両わきが切れ落ちてはいますが、暗いので高度感はまったく感じません。途中、長短20ケ所ほど、ロープが設置されていましたが、難なく登る事が出来ました。午前2時9分下台倉山(標高1604m)に到着。ここから台倉山(標高1695.3m)までは、やや稜線部を捲いて、数十mのアップダウンを何度か重ねて午前3時7分 台倉山に到着です。古い墓石のような三角点にドキッ!!振り返ると遠くにヘッドライトが揺れて登って来ている登山者を目視できました。この台倉山からは、遥か彼方に燧ケ岳や平ケ岳のシルエットを目視する事ができますが、ともかく、まだまだ遠いんです。テンションがさがりますが、小休止、行動食を頬張り気を取り直して出発です。次の目標は、標高約2000mの池ノ岳、この山の向こうには、広大な湿原が広がっているハズです。その情景を妄想しながら先を急ぎます。 午前3時22分に台倉清水の水場を通過。今回は、夏場、かつ20km以上のロングピストンを強いられる為、距離の1.5倍の30kmを10で割ってリットル換算した3リットルの飲料を担いでいるので、そのままスルー。途中にもう1ケ所水場はありますが、ほとんど枯れていて水たまり程度。とても飲めるような水場ではありませんので、これから登られる方は、飲料水は持参される方が無難と思います。午前3時30分を過ぎる頃、東の空がほんのりとオレンジ色に染まり始めました。ナイトでは、暗闇の圧迫感と眠気で一番キツイ時間帯ですが、もうひと頑張りで夜明けを迎えます。午前4時30分、待ちに待った日の出です。 しばらくは樹林帯の小さなコルとピ-クを越えて行きます。もう辺りは明るくなり、池ノ岳も平ケ岳、そして遥か先には燧ケ岳もクッキリと望む事が出来ます。最後の標高差200mはけっこう急登です。こうした急登は、私は30歩、1クールとして10秒休むを繰り返す事で、息を荒げる事なく高度を上げて行くようにしています。稜線に吹き上げてくる風は、けっこう強く、寒かったです。 午前5時37分、池ノ岳に到着。目の前には、広大な湿原が広がっています。ワタスゲやチングルマがとっても綺麗です。平ケ岳の頂上までは1kmの道標があります。なだらかな丘陵地帯で木道も設置されていますが、頂上まで標高差約150mほどの登りとなります。 午前6時6分、無事に誰もいない平ケ岳(2141m)に登頂成功です。三角点のある頂上部は、周囲を低い樹林帯に囲まれていて眺望はありません。平ケ岳の四周には、数えきれないほどの既知未知の山々が立ち並んで、この山の奥深さを感じました。 しばし周辺を散策して、次の目標である「たまご石」をめざします。途中、若干の残雪を踏んで、約30分ほどで「たまご石」に到着しました。たまご石は、想像していたような白い玉子ではありませんでした。風化が進んでいるので、近寄らない事との注意書きがありました。いずれは、転がり落ちてしまうかもしれません。 この「たまご石」からの眺望も素晴らしく、遠くは、南アルプスの北岳、間ノ岳が、残雪を冠していました。 再度、池ノ岳に登り返して、ウッドデッキに転がって一服です。ただ相変わらず風が強く寒いので、コーヒーもカップヌードルも中腹まで下山してからにしようと、記念撮影のみで下山を開始です。 この時間になると登って来られる方も多くなって来ました。「早いですね~」の言葉に、午前零時頃の出発と伝えると、「やせ尾根怖く無かったですかぁ~」と口々に。下山は、登りではまったく気がつかないヘビやハチが多いのにびっくり。台倉山から先は、痩せ尾根も登りのナイトとは異なり、先が見えるだけにともかく長い。ドライパイナップルを噛みながら、ひたすら下山を続けます。 午後1時11分、無事に鷹ノ巣登山口に下山しました。帰りは、桧枝岐村の燧ノ湯(500円)に直行。単純硫黄泉で、その心地よいぬるぬる感が大好きで、必ず会津駒ケ岳に登った帰りは立ち寄っています。眠くならないうちにと、約250kmを下道で陽のあるうちに帰宅する事が出来ました。 【出会った花チュウ】 【ツマトリソウ】 【ゴゼンタチバナ】 【シャクナゲ】 【ウラジロヨウラク】 【アカモノ(イワハゼ)】 【コツマトリソウ】 【コイワカガミ】 【】 【オオバスミレ】 【ハルリンドウ】 【コイワカガミ】 【カトウハコベ】 【ショウジョウバカマ】 【イワウチワ】 【コイワカガミ】 【チングルマ】 【ワタスゲ】 【コースタイム】(休憩含む)平ヶ岳(鷹ノ巣)登山口→前坂→下台倉山→台倉山→白沢清水→池ノ岳→平ヶ岳→たまご石(ピストン) ・登 り:6時間26分(頂上まで) ・下 り:5時間34分(たまご石より)【歩行距離】22.1km【歩 数】 30857歩
2016.06.25
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