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Facebookで情報をいただき、メガネがくもらないマスクを教えてもらいました。日本マスク イーズマスクゼロ レギュラーサイズ 5枚 眼鏡用マスク(リンク先価格:税込み295円)僕は以前コロナ対応の特集記事の第1回目でマスクの記事を書いたのですが、そのときに書いた「メガネが曇りにくい付け方」をしていても、早朝の寒い時間帯の立ち番では、どうしても曇っちゃうのです。何とかしたいと思っていたので、とてもありがたい情報でした。こちら、完全ではないものの、前の対策よりもかなりいい感じです。鼻の部分のワイヤーがかなりバシンと折れ曲がり、鼻のところにフィットします。マスク全体が3つの層に分かれており、それぞれが組み合わさって立体的にフィットするので、付けた感じ、かなりカッコイイという印象を持ちました。(客観的にどう見えているかは、自分ではわかりません。)さらに追加の情報として、メガネの曇り止めの情報もFacebookで教えていただいたので、こちらも合わせれば完璧かもしれません。【メール便で送料無料】くり返し使えるメガネのくもり止めクロス(リンク先価格:税込み 540円)(関連する過去記事)▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて (2020/3/5の日記)
2021.02.05
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昨日に続き、新型コロナウイルスについて。今朝(2020年12月6日)の神戸新聞は、1面で「県内自殺者 10月急増101人 コロナ長期化で困窮か」と報じました。医療体制のみならず、経済的支援等、コロナ関連死も含めてセーフティネットを強化する必要を感じます。医療体制に関わる朗報としては、ワクチンの実用化が進んでいることが挙げられます。コロナウイルスワクチンについては、同新聞が2面で「ロシア ワクチン接種開始」と報じました。ただし臨床試験は未完了なのだとか。また、同日付の子ども向け「神戸新聞・週刊まなびー」でも、「ワクチン、米で初申請 ファイザー、年内にも実用化」の記事が掲載されました。子ども新聞なので漢字にはすべてルビが打たれ、読みやすく分かりやすいので、大人にもおすすめの記事です。記事によると、「基礎疾患のない一般の米国人の接種は来年4月以降になる」とのことです。日本にも供給されることで日本政府と合意がされていますが、「マイナス70度前後でなければ長期保存できない。このことが普及のネックになる」とも書かれており、ワクチンとして普及するかどうかはまだ不透明です。このようにコロナウイルス関連のニュースは連日取り沙汰されていますが、タイムリーなニュースだけでなく、統計を踏まえた落ち着いた現状認識も必要だと思います。すでに新型コロナウイルスの初確認から約1年が経過。春先ならいざ知らず、分かってきたことは多くあります。今回は、厚生労働省新型コロナウイルス感染症アドバイザリーボードによる、「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識(案)」の内容を見ていきたいと思います。なぜ「(案)」がついているのかは、僕には分かりません。おそらくまだ情報をアップデートしている途中だということだと思います。元情報は、以下のサイトに掲載されています。▼厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について ↑上のサイトの中の、下のPDFファイルです。 ▼(11月時点)新型コロナウイルス感染症 の“いま についての 10 の知識 (※11月27日掲載)以下は、レポートの内容を部分的に引用したものです。====================・日本で新型コロナウイルス感染症と診断された人は全人口の約0.1%。・重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下。・重症化する人の割合は約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)・死亡する人の割合は約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)(↑リンク先資料3ページより一部を引用)・感染した人が他の人に感染させてしまう可能性がある期間は、発症の2日前から発症後7~10日間程度。・診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の人に感染させていない。・軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行います。「新型コロナウイルス感染症 の“いま についての 10 の知識」(2020年11月27日厚生労働省)より====================具体的な割合の数字を挙げられており、安心感があります。感染者の割合は全人口の0.1%。致死率は全てトータルで見た場合に1%。この数字は現時点では決して怖いものではありません。50代以下の健康な男女が仮にコロナになったとしても、高齢者や基礎疾患のある人にうつさないことが大事で、その人自身は治癒するとみていいと思います。人にうつしてしまう割合も2割以下ということで、これまで診断が確定した方がいかに周りにうつさないように気を遣ってこられたかが分かります。大事なのは、高齢者や基礎疾患のある人にうつさないこと。ただし、冬のデータではなく、これまでのデータを元にしているので、第3波で急速に拡大すると、一気に数字が跳ね上がる可能性もあります。ただ、「跳ね上がるかもしれない」は憶測に過ぎないので、事実としてどうなるか、今後のレポートも気をつけて見ていく必要があるでしょう。こういったレポートは厚生労働省の同サイトに「10月時点」のものも掲載されており、おそらく毎月1回ずつ、最新の情報をふまえたものが掲載されると思います。ニュースなどで流れるのはこういった情報を元にした2次情報になると思いますので、国が出しているそのままの情報にストレートにあたるためにも、今後もチェックしてみるといいと思います。ちなみに、春のような学校の一斉休校は現段階では考えられていません。児童生徒の感染データを分析すると、学校で新たに感染した割合は少なく、家族からうつされたケースが過半数だそうです。▼児童生徒3303人がコロナ感染 休校判断は保健所の指導後 (2020/12/3 神戸新聞)こういった統計データの分析は、大事だと思います。
2020.12.06
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新型コロナウイルスについては正しい情報を把握しておくことが重要かと思います。第3波が到来して警戒を強めなければいけない時期のため、その必要性は特に高いです。ネットは便利なのですが、噂レベルのものや個人の考えが簡単に発信できるので、玉石混交です。ネット情報よりは新聞のほうが信頼できると感じています。ちょうど今朝の地元紙「神戸新聞」が新型コロナウイルスに関する記事を多く載せていましたので、まとめてみたいと思います。地方紙なので、兵庫県の場合です。顔マークの後の緑文字は僕のコメントです。====================・冬場の予防対策は、換気と加湿。部屋の乾燥は大敵。・飛沫は、湿度が下がれば 空気中を長く漂う。今このブログ記事を書いているときも、加湿と加温の暖房機を入れています。 今年は新しく2台も買いました。快適です!・冬場でも換気は必要。 ただし1人暮らしの場合は無理に窓を開ける必要はない。 ↑これは割と大事なことかと思います。 感染リスクを減らすための換気なので、そもそも感染源が室内にない(=感染者等がその部屋にいないことが明らかである)場合は、特別な対策を取っても無意味なのです。 十把一絡げに「いつでもこれはしなければならない!」と考えてしまうのはおかしいですし、負担が増すだけです。状況によって必要な対策は変わるので、ケースバイケースで考えようとする柔軟性は持ちたいものです。 それにしても冬場の換気は寒い! 記事では「換気扇の活用」を勧められていました。なるほど!・インフルエンザとの違い ↑紙面では表で整理されていました。分かりやすかったです。 新型コロナは無症状者の割合が数%~60%。(インフルは10%) インフルの発熱は39度以上の高熱が1,2日と短時間で下がる。 新型コロナの発熱は38度前後が4日以上続くことが多い。 致死率はインフルが0.1%以下に対し、新型コロナは3~4%以下。・兵庫県内の市町別感染確認状況 ↑特集記事では県の地図で示され、分かりやすかったです。 毎日、市町別の表は載るのですが、地図で見ると一目瞭然でした。 都市部が非常に多く、日本海側の市町はゼロ。 兵庫を南北に2分割すると、北半分は未だ少数。 山が多い田舎の地域はそもそも人口密度が低く、感染リスクは都市部とは全く異なることがうかがえました。・高齢者は重症化リスクが顕著・県内11月死者18人のうち、非公表分を除く14人全員が80代以上。 ↑この記事だけ、ネット上でもすぐに見つかりましたので、リンクを張っています。 僕のこのブログも個人によるものなので、ぜひ元情報にあたってください。・受診控えによる健康リスク 通院抑制で持病悪化1割 ↑僕も持病がありますので、この間検査に行ってきました。 やはりコロナが流行っていても持病のある人は必要な通院はしないといけないと思います。 地元病院は地元紙を通じて市民向けに情報を発信しています。 コロナ感染者を他市町から受け入れて入院させているが他の患者との接触をしないように完全に分けていることを知らせており、安心感があります。 ・イギリス中央銀行が研究結果 紙幣から感染「リスク低い」 ↑以前から気になっていたおカネによる接触感染のリスク。 これだけは外国の研究結果なのですが、興味深いので紹介します。 記事によると、直接咳を吹きかけても5時間経つと5%以下に。 また、「使用直前まで財布やレジに収納される現金は、感染者の咳にさらされる可能性は極めて低い」そうです。・本来の「三密」は、真心を持つこと ↑三木市の住職によると、「三密」は本来真言密教の教理の神髄を指すとのこと。 すなわち、手を合わせる「身密」、真言やお経を唱える「口密」、仏の心を抱く「意密」。 「新しい生活様式」という言葉もおかしい、と言われていて、 「感染拡大を防ぐための生活様式であって、収束後は元の状態に戻らないと」 「出会って話をして心がつながる」とのこと。 非常に重要な指摘だと思います。 人が人と出会えない、話ができないというのはあくまでも臨時的な措置として、こんなことをずっと続けてはならない、と僕も思います。一応、Zoomなどの遠隔ビデオ会議などで会って話すことは代替的にはできるのですが、やはり直接出会って交流することのメリットには及びません。(情報元:2020/12/05付「神戸新聞」)====================↓神戸新聞の公式サイトは、こちら。 https://www.kobe-np.co.jp/新型コロナウイルスを正しく怖れる、必要な予防措置を場や状況に応じてとるためにこういった新聞記事をぜひ参考にしていきたいと思います。一方、新型コロナに関してはまだまだ研究途上であり、どこからの情報だったとしても100%正しいとは言い切れないことにも留意したいと思います。大事なことは、情報はあくまでも参考にし、自分の頭で考えることでしょう。
2020.12.05
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今週の人権集会で子どもたちに話をする内容を今考えています。もともと、コロナに関する誹謗中傷を取り上げるつもりでいました。特に今、コロナの感染者数急増により、人々の不安も急増しています。そのなかでふれようとしているのが、1度ブログにも書いた「新型コロナウイルスの差別・偏見をなくそうプロジェクト」の考え方。「病気だけが感染症ではない。不安も、差別も、人から人へうつり、拡大していく感染症である」という考え方です。同プロジェクトではこれを、「3つの感染症」と呼んでいます。日本赤十字社が考えたものが、もとになっています。(↓詳しくは過去記事をご覧ください。)「新型コロナウイルスの差別・偏見をなくそうプロジェクト」 (2020/11/9の日記)病気そのものよりも、「不安」や「差別」が過剰に急拡大していくことが怖いです。ニュースや新聞は連日感染者数の拡大を報じていますが、「また増えた」「また増えた」と気にしすぎることから、子どもたちよりも、大人たちのほうが不安になり、差別をしてしまっていないか、と思っています。子どもたちに話をする話し方についてこのところずっと考えていました。子どもたちは春の一斉休校で、友達と会えないさびしさをいやというほど経験しています。だからこそ、「友達を大切にする」という気持ちをとても強く持っているように思います。今回のコロナ禍においては、大人のほうが、常にスマホをチェックして情報を気にしすぎて、不安になり、心ならずも差別的な言動をしてしまうことがあるのでは、といぶかっています。子どもたちに話をするにあたり、決して偉そうな口をきくのではなく、むしろ逆に、子どもたちのやさしさに学びたいと思っています。「コロナと人権」というテーマは、この春から、一番気になっていたテーマです。最近読んだ『コロナ論』の中で、小林よしのり氏が新型コロナの行き過ぎた隔離や全国一斉の緊急事態宣言の必要性を真っ向から否定していました。特に隔離政策は過去のハンセン病患者の隔離やユダヤ人隔離政策から全く学んでいないと批判されており、僕はこの点については非常に共感します。人権の制限が国家によって行われることにはそれ相応のチェック体制など、過去の教訓から学んだ慎重さが求められると思っています。小林よしのり氏は少々舌鋒鋭すぎるところがあり、他者を断罪しすぎる印象も抱いていて全面的に支持するわけではありません。しかし、人民感情が「コロナ怖い」の一色に染まって違う意見を言いにくい状況は日本の戦前の状況に重なると言っていて、そういった現状分析からは学ぶところもあると思っています。ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 [ 小林よしのり ]
2020.11.23
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新型コロナによる差別・偏見が大変気になります。子どもたちにもしっかりとした指導をする必要を感じます。「新型コロナウイルスの差別・偏見をなくそうプロジェクト」というのが始まりましたので、申し込みました。11月26日の全校人権集会で全校生に話をする機会があるので、このプロジェクトの内容も参考にさせていただこうと思っています。学校勤務者ならば無料で利用できます。(申し込み後、ネットからダウンロード。 教材サンプルはこちらで共有されています。)授業用のパワーポイントデータ、ポスターのPDFデータ、約6分の啓発動画などがセットになっています。約3分のダイジェスト版動画なら、申し込まなくても、YouTubeで見られます。「感情補助カード」がついてくるのが、個人的には素晴らしいと感じました。「怒り」「悲しい」「怖い」「楽しい」などの表情がカードになっていて、イラストのパターンが3種類あります。特別支援学級などの個別または少人数の授業ではこういったカードも使うといいかもしれません。「こんなことを言われたら、どんな気持ちになる?」とか、「こんな表情になるのは、どんなとき?」などの発問が考えられます。児童数分印刷すれば通常学級での授業でももちろん使えるでしょう。実施後のアンケートもついてきますが、教材を確認してから実施を決めてもいいようです。申し込みには期限があり、11/30までとなっています。(参考リンク)▼新型コロナウイルスの差別・偏見をなくそうプロジェクト…文科省 (教育業界ニュースReseEd、2020/10/19記事)なお、日本赤十字社ではすでに3月の時点で、新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~.pdfというものを作成して公開していました。今回のプロジェクトのもとになったものです。(▼新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~、日本赤十字社、2020/3/26記事)こちらは「差別・偏見をなくす」ということより、「コロナについて知る」というねらいに沿ったものになっています。ただ、「差別・偏見をなくす」内容も十分含まれており、こちらも参考にするといいと思います。注意点としては、小学生にそのままスライドを見せる場合、赤十字社版は漢字が多くてふりがながふられていないので、手書きでふりがなを添えるなどをしたほうがいいかもしれません。スライド自体はとてもよくできていると思います。
2020.11.09
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コロナ関係で都市部での研修がオンライン研修に切り替えられることが続いているようです。昨日お出会いした先生は、「神戸市で研修を受けるはずが・・・オンラインに切り替わったんです。」と言われていました。僕はコロナ禍の前から教員免許更新講習などをe-ラーニングで受けています。オンラインで講義ビデオを視聴して勉強する際の僕のスタイルをお伝えすると、「なるほど。いいことを聞きました。やってみます!」と言われました。皆様のお役にも立つかもしれませんので、お伝えします。僕のやり方は、「全画面で講義ビデオを視聴することをやめる」です。勝手に全画面表示になることもありますが、おそらくウインドウ表示に切り替える機能がどこかにあるはずです。画面を2分割し、横半分で講義ビデオを視聴します。もう半分にはWordを立ち上げ、講義ビデオを視聴して重要だと思ったことをその場で打ち込んでいきます。手書きのノートでも同じことだと思いますか?デジタルノートの場合、1つ利点があります。講義ビデオの画面キャプチャを挿入できることです。画面キャプチャは、別名スクリーンショットと言います。たいていのキーボードには、キーボードの上のほうに「F1」から「F12」までのファンクションキーが並んでいて、その右横に「PrintScreen」というキーがあるのではないでしょうか。これは、画面をキャプチャするキーです。講義ビデオ内のスライドをキャプチャして自分のノートに貼り付けるといいです。もちろん、著作権のことがありますので、不特定多数にネット上に公開することは基本的にできません。しかし、自分の勉強用として、個人の記録としてWordに貼り付ける分には大丈夫です。(※オンライン上で公開されるスライドは基本的に個人情報は隠されていると思いますが、特定の児童生徒や特定の場所に関するスライドを画面録画や撮影をしない前提で公開される場合も、ありえます。講師の指示に従って行ってください。)↓ワード上にスライドを貼り付けたところをさらにキャプチャしてブログに貼り付けた画像です。わりと常識的な内容のような気もするので、すでにご存じの方は多いと思いますが、ご参考まで。昨日お話した先生はパソコン室でオンライン研修を受けると言われていました。パソコン室の教師機はもともとモニターが2つあります。そういう場合は特にやりやすいと思います。↓過去記事のコチラも、お役に立つかもしれません。▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。(2019年08月22日の日記)
2020.08.22
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学校で使うTeamsの分かりやすい解説が、公式サイトに行ってもなかなか見つからなかった。リンクを飛ぶとすぐに英語になるし・・・。YouTube内で検索すると、ようやく、分かりやすい解説動画が見つかりました!2分で分かる! 授業で使うOffice 365~Teamsで円滑なコミュニケーションを~ | 日本マイクロソフトこれを見てやっと、「なかなか、よさそう」と思えました。それまでは堅苦しくて難しそうな印象しか受けていなかったので・・・。休校中などにTeamsを生かしてクラスの子どもたちとコミュニケーションをとったり学習を進めていたりした学校がいくつかあります。先日もその報告をYouTube Liveで視聴させていただきました。ありがたいことに報告会が終わってからも、YouTube上で誰でも見られる形で公開されています。「学びを止めないTeams活用」でYouTube上で検索すると出てきます。学芸大附属小金井小の取組です。同時双方向にこだわらず、チャットのようにアクセス時間をずらして交流するやり方が、非常に参考になります!=========================■2020年7月26日に開催された 学芸大附属小金井小、オンラインセミナー「学びを止めないTeams活用 Vol.3」 を視聴した際の、僕のメモ・同期型と非同期型を組み合わせてやっている。・同期型は、同期で行う意味があることだけにする。・ハイブリッド型授業も行う。<小2生活科>・難しいことはしない。・休校中に「おしゃべりタイム」週に2回・ワークシートを写真に撮って投稿・非同期型は、自分のペースで進めることができる。・Teamsの場の雰囲気をどうやってつくっていくか(このときは後半のセミナーは視聴できなかったので、前半のみのメモです。 小2のオンライン導入は特に参考になりました。)=========================GIGAスクールによる1人1台端末の導入で、一気にこういう学校が増えそうです。先進校の情報をしっかりとキャッチして、スムーズな導入につなげたいところです。
2020.08.01
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通級の巡回指導が再開し、巡回校に再び行くようになりました。尊敬する音楽の先生に、「音楽の授業、しにくくないですか?」と尋ねました。「歌う回数は制限するように言われています。」とのこと。「だからこそ、1回1回の歌を大切にするよう、子どもたちにあらかじめ指導し、イメージを持たせてから、初めて歌わせています。」と言われていました。コロナ後の制約を、子どもたちの意識の高まりにつなげる。1回の歌にかける、子どもたちの気持ちが、以前とは変わってくる。「なるほど。そういう考え方、いいですね!」とお話ししました。吹奏楽をしていた頃の、「一音入魂」という言葉を思い出しました。機会が限られていると思えば、その分、魂を込めて、その1回を大切にする。現状では、歌以外にも、いろいろと制限がかかっています。登下校、集会、朝会、座席配置、会話、学び合い、給食、掃除、運動・・・。「これはだめ」「あれもだめ」に、教員も子どもたちも、ストレスがたまっています。→「だからこそ、1つ1つを大切に・・・」かけがえのない仲間たちとの時間を、本当に大切に、過ごしてほしいと思います。
2020.06.13
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昨日と一昨日、非常に久しぶりに子どもたちが学校に登校してきました。まだ分散登校なので、全員そろっていないわけですが。勤務校では授業時間にどのクラスも運動場が使えるようにしていました。必ず使わないといけないわけではありませんが、あいているところで思いっきり体を動かすことができました。これまで長期間ずっと家で過ごすように言われていた子どもたち。日々の運動量が圧倒的に足りていないと思われます。斎藤孝さんは、『子どもの集中力を育てる』の中で、朝イチから思いっきり運動させることが、その後の子どもの集中力を高めることを書かれています。少し古い本ですが、紹介します。『子どもの集中力を育てる』 【リンク先は古本】 (齋藤 孝、文藝春秋、2004、約1000円)====================・朝一番の活動として、はじめに体育ローテーションを行い、思い切りからだを動かすようにしてから、日課の活動への取り組み方が変わった・エネルギーを完全に吐き出すことが、次の活動の有効な手立てになっている(p148より)====================本書で紹介されている事例は、パドマ幼稚園の取組です。幼稚園なので学校とは違うと思われるかもしれませんが、同様の取組は学校でも効果があると思います。「体育ローテーション」の説明では、プールの時間にみんなで渦を作るときのように、自分から進んでしようとする意志が少ない子どもでも、全体の流れに身を任せながら活動を楽しむことができると書かれています。子どもたちは多様ですので、「運動」ということがあまりに強調されすぎると、「きらい」「やりたくない」という子も出てきます。心理的な負担をあまりかけずに、みんなができる取り組みはステキです。「体育ローテーション」の具体的な中身は僕もよく分からないのですが、そのメリットは本書からずいぶん感じられます。機会があれば一度是非見に行きたい!調べてみると、大阪にあるんですね。大阪の天王寺。知らなかった。ページを少し戻って、今度はp121からの「●個を問わないことの意味」からも、少し引用します。====================・このメニューのもう一つのすばらしい点は、非常に素早いテンポで流れていくものですから、個人の誰ができて誰ができない、というようなことがまったく問題にされないということです。できるできないではなく、とにかく繰り返すということが重要なのです。・個人というより、園全体が一つの大きなからだになっているような印象をもちます。・1人ができなくても、全体がやっているので リズムがこわれません。(p121より)====================こういう取組は、近年非常に少なくなってきたような気がします。世間の風潮が、「個」にスポットが当たりすぎているような気がします。それだけに、全体で、どんどん繰り返しやっていって、個人の記録よりも、全体がとにかく繰り返すことを追い求める取組は、新鮮ですらあります。パドマ幼稚園の公式ブログでも「体育ローテーション」にふれられていました。リンクをはっておきます。こちらも、素晴らしい内容です。かなり気づかされることが多いです。▼体育ローテーション。みんなとともに生きていく (「学校法人蓮光学園 パドマ幼稚園」ブログ:2014年4月20日の記事)パドマ幼稚園の事例を読んだ後に、今度はp31からの「●エネルギーは使い切る」を再度読んでみましょう。特別な環境でなくてもできることが、具体的に書いてあります。たとえば、縄跳びにしても、次のような提案がされています。====================・縄跳び程度の軽いジャンプなら、1分あれば100回くらいできてしまう。 1000回だって10分もあるとできるのです。 そういうふうに力を出し切って乗り越える体験は、自分はこんなにできるんだという自信につながります。(p33より)====================縄を使わずにただジャンプするだけでもいいと思います。縄跳びのところを読んだら、次はp51からの「●軽いジャンプでリフレッシュ」にジャンプしてみましょう。====================・私は講演会のときなどにも、よくみなさんに軽くジャンプしてもらってから始めます。・肩甲骨など からだのいろんなところがこわばっていると、何かを受け入れるというのが難しくなります。からだをほぐすだけで、聞く姿勢に積極性が見えてきます。(p51-52より)====================僕は斎藤孝さんの講演会に、1回だけ参加したことがあります。たしかに、その場でジャンプをして体ほぐしをしたような気がします。学ぶというのは、学ぶ側の、学ぶ構えが、圧倒的に重要です。学ぶ準備さえできていれば、しっかり学ぶことができます。逆に、学べる状態にないなら、学びの時間は全くのムダになるかもしれません。学ぶ構えを作るときのキーワードとして、「からだ」を意識しておくと、ずいぶん違うと思います。学ぶ構えを作るために、机と椅子のみを使って「姿勢をよくして」「しっかり聞きなさい」という指導だけをするなら、効果はあまり望めないのではないか、と思います。体を動かして学ぶ構えを作るには、斎藤孝さんの提唱されている方法は、かなりオススメです。この本の前半には、「運動」に呼べるのかどうかも怪しいような、ほんのちょっとしたからだの使い方も書かれています。「四股踏み」とか「肩入れ」とか、「蹲踞」(そんきょ)とかです。ちょっとした隙間時間しかないときでもできるのが、いいですね。僕は子どもの頃に剣道を習っていました。なので、その頃は蹲踞をずっと、やっていました。確かに、体のバランスをとるために、効果がありそうです。今回は、斎藤孝さんの『子どもの集中力を育てる』の中のページを飛びながら、学校でできる運動と、その重要性について書いてみました。いかが思われたでしょうか?すでに【休校期間お役立ち情報】のシリーズの第3回では、同じようなテーマで家庭向けにも書いています。興味がおありでしたら、そちらもお読みください。▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう
2020.05.23
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わが子の学校では、休校期間中に週2回、ZOOM朝の会が実施されています。(「ズームイン!!朝!」とは、何の関係もありません。)ZOOMをするときに親がついていられるとは限りません。むしろ、親はついていられない。子どもが、自分でアクセスし、ZOOMができなければなりません。これまでにいろいろやってきて、分かったことを書いておきます。まず、結論から言うと、古い型のタブレットは適しませんでした。スマイルゼミで使っていたAndroidタブレットは、ZOOMのバージョンアップに本体のバージョンがついていけず、一度は成功したものの、その後は接続ができなくなりました。うちで使っていたスマイルゼミタブレットのAndroidのバージョンは、5.1でした。Androidのバージョン5というのは、今ではもうずいぶん古い部類です。ずいぶん古いのに、アップデートしようとしても、「お使いのは、最新です」と表示されます。最新のものが適用できないくらい、古いのです。5をせめて6にしようとがんばったのですが、無理でした。最新のAndroid OSはすべての機種に提供されるわけではなく、古い機種ではそもそもアップデートができないのです。Androidのアップデート等については、以下のサイトが詳しいです。▼AndroidのOSバージョンを調べアップデートする方法! 最新機能へソフトウェアを上げよう (「あっとはっく」内)もちろん、新しいAndroidタブレットなら、問題ないと思います。iPadは我が家に2台ありますが、古いほうのiPadはZOOMに接続ができるものの、カメラとマイクの許可がうまくいかず。(iPadは「世代」で呼びますが、古いほうは、たしか、第2世代。新しいのよりも分厚くって重いです。)エラーメッセージは、たとえば、などと、表示されます。表示に従ってプライバシー設定を見ましたが、どうすればいいかわからず。「新しいiPadがあるから、別にいいか」と、古いほうの設定をいじるのは、早々にあきらめました。一応、以下のようなリンクを見つけたので、同様の問題が出た場合でも、解決方法はあるようです。▼【解決】Zoomアプリで「カメラにアクセスできません」と表示される場合の対処設定方法(「スマホPCの使い方説明書」:「Zoom」アプリの使い方 2020/04/16付記事 より)結局、新しいほうのiPadで子どもたちはZOOM朝の会に臨んでいます。下の子は8:30~9:00、上の子は9:30~10:00がZOOM朝の会の時間です。兄弟で時間帯がずれているので、1台のタブレットがあれば、問題ありません。iPadを子どもに使わせるにあたっては、ゲームや動画の時間制限を設けています。今のところ、ちゃんと機能しています。ゲームを1日2時間したら、もうそれ以上できなくなっています。しめしめ。iPadの子ども用の使用時間制限は、「スクリーンタイム」を使いました。「スクリーンタイム」については、5月10日の記事に書きましたので、そちらを参照ください。▼iPadを子ども用に、新規に設定! (「きょういくユースフル」2020/5/10記事)さらに強い使用制限としては、1つのアプリしか使えなくするものもあります。「アクセスガイド」と言われるものです。これは古いiPadでも設定可能でした。これを設定すれば、iPadを、子どもにとってはZOOMしか使えないZOOM専用機にすることもできます。一度設定しても、ホームボタンのトリプルクリックで制限解除の事前画面に行くことができ、パスワードを入力すれば、制限を解くことができます。「ゲームも動画もさせたくない。ZOOMだけ使わせたい」という場合は、iPadのアクセスガイドが一番いいような気がします。「アクセスガイド」について詳しいサイトは、こちら。▼iPadで1つのアプリのみ使用可能にする「アクセスガイド」の使い方 (「iPadWave」内)学校から知らされるZOOMのミーディングIDとパスワードは、紙に書いて子どもが自分で入力できるようにしてあります。毎回同じIDとパスワードなので、親と一緒に子どもも自分で入力してみて、いったん成功すれば、次からも自分でできます。学校から知らされたIDとパスワードは、ZOOM開始時間にならなくても、いつでも入力して接続することができます。ただ、接続に成功しても、相手が誰も出ないだけです。親と一緒にいったん接続させておいたほうが、安心です。ZOOMを使う際は、家庭のプライバシーが子どもの背景に映る可能性があります。そのため、「タブレットの置き場所を考えて。 自分の後ろに、壁が映るようにしなさい」と言ってあります。ZOOMは仮想背景(バーチャル背景)の機能があり、その機能を使えば自分の後ろの景色を隠すことができます。しかし、これを使った場合、手持ちの何かを相手に見せる場合にうまくいかないことがあります。(背景と同じように、持っているものも、ぼやけたり、消えたりしてしまうことがある。)たとえば、休校中に家で折った折り紙とか、今やっているプリントの問題用紙とか、自分で作ったお菓子とか。顔を見て話すだけならバーチャル背景でもいいのですが、手に持ったものを紹介することも考えて、我が家では「自分の後ろに、壁が映るように」という指導をしています。ミーティングIDは電話番号のようなものですし、デジタル機器に慣れている今の子どもからすれば、IDとパスワードを入れるくらいは、小2くらいからなら、できそうです。小1はちょっと厳しいかもしれません。いちおう、自分でIDを入れる代わりに、過去にアクセスしたミーティングIDを一覧から呼び出すこともできるので、そのやり方を教えれば、入力はパスワードのみで済みます。(IDを入力する画面の時に、右横の▽を押します。)つながった後に表示される「自分の名前」は、学校とつながったときに相手から見てわかる名前にしておいたほうがいいでしょう。うちの場合は兄弟2人の共用なので、僕が兄弟両方の名前を入れておきました。一度つながってしまえば、あとはカメラとマイクの使用を許可するだけです。子どもは画面に表示されるメッセージの漢字が読めないことが多いです。初回は親が一緒にやって、メッセージの漢字を読んでやり、意味を説明してあげるといいですね。必要がない場合はカメラやマイクを自分でミュートすることもできるといいですが、学校の先生とつなげている場合は、相手の先生もその設定を遠隔で実行できるので、あとは先生任せでもいいかもしれません。と言っても、ミュートのやり方はボタンを1回押すだけで、とても簡単ですが。ZOOMは電話と同じで、つながってしまえば、あとは顔を見て話すだけです。小1の子が自分で電話することが難しくても、つながった後の電話機を渡せば、話をするだけなら普通にできるのと一緒で、「つなげる」ことさえできれば、あとは簡単です。「つなげる」こともそんなに難しくはないので、慣れれば小1でも大丈夫かもしれません。わが子のZOOM朝の会は、その時間を使って授業らしいこともするようになっています。一斉音読に挑戦したら、声のタイムラグがひどくて、次からはやめよう、という話になったのだとか。先生も試行錯誤ですね。我が家の隣の市町村でも、今週からZOOM朝の会が始まったようです。ただ、初めてのチャレンジは、学校も家庭も、ドキドキです。僕のこの記事が、少しでもこれからチャレンジする人の助けになれば、幸いです。
2020.05.13
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ZOOMが注目を集めています。ZOOM(ずーむ)は、無料で利用できるオンラインビデオ会議アプリ。「ミーティング」と呼ばれるビデオ会議は、お互いの顔を見て話せて、無料で主催したり、参加したりできます。学校のPCには勝手にソフトがインストールできないように強固なセキュリティがかかっていますが、パソコンに対しては「インストール不要」で使用することもできます。実際に勤務校の校務用パソコンでも利用することができました。ただ、パソコンにカメラがついていないと、自分の顔が映せないです。その点は、タブレットやスマホのほうが、最初からカメラがついていて、ビデオ通話には向いているかもしれません。スマホの場合はアプリのインストールが必要です。(無料)招待を受ければ、自身のメールアドレス等の個人情報は一切公開することなしに利用することもできます。そういうわけで、利用障壁は、かなり低いです。Google Meetなどでも、同じようなことはできるようです。ただ、サービスというのは、それを使って何をするかのほうが重要。休校期間が長引いているので、学校と家庭が同時双方向の連絡をとれる、というのが今考えられる最大のメリットです。実際に我が家の子どもたちは、ZOOM朝の会で担任の先生やクラスメイトと画面越しに顔を合わせて、会話をしています。緊張しているのか、言葉少なでほとんど話をしていませんが、それでも、全く学校が始まらない状況下においては、オンラインで顔を見て話せるのは、貴重な体験。一方で、僕が住んでいる自治体はかなりの先行事例では、あります。全国的には、同時双方向のビデオ通話によるネット上の教室は、なかなか進んでいないのが現状のようです。それについては、働きかけは続けていくにせよ、自分に決定権がないことでぶつくさ文句を言っていても、始まりません。自分ができることにエネルギーを注ぐとするなら・・・ZOOMで受けられる無料の研修会・交流会が、今、非常におすすめです。有料のものもありますが、無料のものもまだまだ多い。教育書を出されている遠くの有名な先生のお話が、顔を見て聞けるチャンスです。ZOOMの教師向け講演会のような企画は、僕が知る限り、Facebookで、主催者にかかわりのある方に案内が来ているのが現状です。Facebookの個人の投稿の中に、企画がまぎれて投稿されています。Facebookは、仲間がつながるSNSアプリ。その中では、勉強会のような相互交流会のような「グループ」がいくつも立ち上がっていて、そのグループのメンバーになると、ZOOMでの交流会や研修会などの情報が教えてもらえることも多いです。講師の先生と直接の知り合いでなくても参加できるグループも、多くありますよ。ZOOM研修会は、会場をおさえる手間も、料金もかからず、交通費も不要のため、開催する側にとっても、非常に開催しやすい。(一応、主催者については有料会員になっておかないと、時間の制限があります。 1か月2000円の有料会員には、なっておく必要があるようです。 ちなみに、円よりもドルで払うほうが、今はかなりお得のよう。 ドル払いなら実質1500円くらいかな?)▼Zoomの価格プランは?無料プランと3つの有料プランの違い (デジタルマーケティングポータルサイト「デジマチェーン」内記事)これまでにいくつかのZOOMでの講演会や勉強会に参加させていただきましたが、どれもとてもよかったです。自宅で簡単に受講できて、しかも無料(もしくは格安)で、リアルタイムに質問や交流もできる。今後、勤務先がZOOMを取り入れて活用するために自ら勉強していくことも兼ねて、ZOOM上での研修会や講演会、本当におすすめです!ちなみに、僕がこれまで参加させていただいたZOOMのミーティングは、以下の通り。・Zoom未体験の先生・学校・教育委員会等の方へ。キノコによる初めてのZoom!・【ティーチャソン!集まれ繋がれ全国の先生!】1Day授業体験 初めてのZoomホスト・緊急オンライン対談 学校休校「学びを止めるな」子どもと自宅でどう過ごすか?・オンラインを活用した授業を実践者から学ぶ #1・大人も子供も夢中になる!フチモトムネジの折り紙レッスン(家族で参加)・「未来の学校のつくりかた」出版記念 木村泰子先生をZOOMで囲む会・「今、知ってほしいファシリテーション〜オンライン職員室の進め方〜」どうです? タイトルを見ただけでも魅力的なラインナップでしょ?著書を出されている有名な先生方の講演会に参加費どころか交通費も無料で参加できるなんて、少し前では考えられない。自宅にいながらリアルタイムにこれだけ学べるなんて、今は学びたい教師にとってはかつてないチャンスが来ていますよ!ちなみに、僕は上に挙げた以外に、自分が主催する自主研究チームのZOOMミーティング「ZOOM体験会」も2度行っています。そちらは勤務市の教職員限定。習ったことは、周りにも広めていきたいと思っています。少しずつですが・・・。P.S.Googleのサービス Google Meet が無料開放されました。▼Google Meetが、全Googleユーザーに無料開放! (「GIZMODO(ギズモード・ジャパン)」4.30付記事)そのため、今後はZOOMよりもGoogle Meetのほうが流行るかもしれません。ただ、どっちにしろ、無料で貴重な体験ができるので、早めに体験しておいたほうがいいと思いますよ。(^0^)
2020.05.06
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このところ、勤務校では、YouTubeでの授業動画の配信を各学年単位で行っています。それぞれの学年教員が工夫して作成し、なかなかいいものができあがっています。限定公開なので、お見せするわけにはいきませんが・・・。僕自身は、音楽系の動画を中心に、10年前から個人的にYouTubeで動画を配信してきました。チャンネル名は、「にかとま」です。初期の投稿動画は、次のようなものでした。↓ただ、今回の勤務校での授業動画YouTube配信は、僕の発案ではありません。むしろ、僕は授業動画の撮影・配信には消極的でした。僕の意見は、「動画は一方的でしかなく、早期に双方向のコミュニケーション経路を確保するべきだ」というものです。その意見は、まだ、変わっていません。ただ、「授業がまったくできない」という状況下で、ICT活用の最初の一歩として授業動画の撮影・配信を始めたのは、なかなかよかったのかな、と思っています。なんと言っても、参加障壁が低い。教員はスマホやタブレット、ビデオカメラなど多彩な手段で動画撮影をすることができます。教員の顔出しをしなくてもとることができ、外国語科であれば、ALTの声の出演もできます。編集をせずに投稿することもでき、編集する場合にも、学校の古い型の校務用パソコンにムービーメーカーが搭載されていて、編集が容易です。(※新しいWindows10PCではムービーメーカーは利用できなくなっています。 この点に関してだけは、学校のWindows10が古くてよかった、と思っています。(^^;))動画は、「限定公開」にすることで、検索等では現れなくなり、URLを知っている人でないと現実的にアクセスすることはほぼできなくなります。URLはQRコードに変換するサイトを利用することにより、プリントにQRコードを貼り付けることができ、保護者はスマホのカメラからQRコードを読み取ることで、自分のお子さんに動画を見せることが可能です。(QRコード作成サイトの例)▼「QRのススメ」動画自体は長くても10分ぐらいまで。新教科書に付いている教科書会社のQRコードから見れる動画もふまえ、それでも補足が必要だと思われる内容に限り、学年教師の手作り動画で補足解説を行っています。担任を含む学年教師の手作りのため、一方的ではありますが、「お手紙」をもらったときのような、心のつながりを感じられるものにもなっています。動画の内容は視聴が必須というものではありませんが、室内での運動を担任一同がまず動画の中でやって見せて、「君たちもよかったらやってみてね!」と促すようなものも作っています。ユーチューバー(?)の僕から見ても、「なかなかおもしろいんじゃないの」と思えるものが多く、現役小学校教諭の動画作成能力もまんざらでもない、と感じました。1年生向けにはパペットを登場させて教育テレビのようにしたり、子どもたちの実態を考えて工夫しています。動画配信以外では、プリント課題をポストインで担任が投函・回収するやり方をとっているため、視聴覚教材で補足することは、プリントだけでは学習することが難しい内容について、一定程度役に立っているのでは、と思います。また、YouTubeの動画を配信するには、学校としてGoogleアカウントを取る必要があります。アカウントをとったことにより、在宅でもネット上で動画の投稿やチェックがおこなえ、GoogleドライブやClassroomなどの利用も副次的に可能になりました。(Googleドライブの利用はまだ全くやっていませんが、在宅勤務では今後ファイルのやりとりをする必要が生じてくると思われ、学校外からアクセスできるクラウドサービスの利用は必須かな、と考えています。)先週新たに分かったのですが、在宅環境の新しいPCであれば、投稿済みのYouTube動画に部分的にぼかしをいれることや、編集で部分的にカットすることが可能でした。部分的にぼかしをかけるのは、隠したいところを追尾する機能や、同時に複数箇所にかけられる機能があり、重宝します!▼YouTube:動く対象にモザイク加工できる「カスタムぼかし」の使い方 (「PLUS1WORLD」様)現役ユーチューバー(?)の僕にとっても、新しい発見の連続です。「学びを止めない」ために、YouTube動画の利用も含め、いろいろなやり方を検討し、実践していくことは大事なのかな、と思います。確かに、動画での授業は、NHK for schoolをはじめとして、すでにいいものがたくさんあります。ただ、そういった既存のものも利用しつつ、足りないところを各学校の工夫で補っていく、というのは、いいんじゃないかな、と思っています。
2020.04.29
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3月末まで書いていた特集記事 【休校期間お役立ち情報】。まだまだ休校が続きそうなので、需要がありそうです。不定期にこのテーマでまだまだ書いていきます。我が家は休校がずっと続いている地域にあります。うちの子どもたちには「課題」が届きますが、基本的にプリントやドリルです。夏休みでもないのに夏休みがきたような感じです。学校がないので当たり前かもしれませんが、学校で教えていたことを家庭で教えないといけないようだと、これは家庭の負担は、ものすごいものがありますね・・・。学校や担任によっても、課題の量や内容に差があるようです。大量の課題が出たうちの息子は、やる気はあるのですが、何しろ量が多いので、なかなか苦しんでおります。。。今日は僕ははじめての在宅勤務でしたので、勤務時間終了後、自分の子の勉強を見ました。在宅勤務は、通勤時間がないので、勤務の開始と終了の前後に余裕ができるのがいいところです。以下は、子どもがやっていた課題をひととおり確認した上での、感想です。国語や算数は教科書+プリント課題で、まだなんとかなりそうです。教科書を見ながら、穴埋めしていく課題は、ハードルが低く、取り組みやすいのが、いいですね。(僕も、特別支援教育に携わる者として、よくやる手です。)しかし、難易度が上がると、子どもが自立的にやっていくのは、なかなか厳しくなります。オンラインとプリントの合わせ技とかで、視覚的なヒントを多用しながらプリントに取り組めれば、少しはマシかもしれません。うちの子はまだプリントオンリーですが、市としてはオンラインの利用を模索しているようです。漢字ドリルの課題も出ていますが、うちの子は漢字の間違いがちらほらありました。漢字の間違いは、親が気づいてやらないと、間違いを指摘されるのが、先生に課題を提出して、その結果が帰ってくる2~3週間後、ということになります。やっぱり親が見るしかないか・・・。ただ、もしもオンラインで学校とつながることができて、書いた漢字を写真に撮るとかして学校の先生に見てもらうことができれば、担任が早めに気づいて間違いを指摘してくれるようになるかもしれません。そういうことを考えると、やっぱりオンラインを導入した方が、親の負担は軽くなるかな・・・。理科は教科書を写しただけで実験・観察を実際にしていないのが気になります。とりあえず親のマルつけのときに教科書のQRコードをスマホで読み取って、動画や音声を視聴させました。新教科書は、ところどころQRコードがついているのですが、これがかなり助かります。ご存じの方は多いでしょうが、スマホのカメラで読み取ると、該当のサイトのアドレスが読み込まれますので、関連動画などに簡単にアクセスできるのが、QRコードです。便利な世の中になったものだ。余談ですが、小学1年生なんて、入学式の次の日から休校になって、鉛筆の持ち方も習っていないのにプリント課題をするという、大変な状況になっています。ただ、小1の国語か書写の教科書の最初の方には、鉛筆の持ち方のQRコードがあると思います。(たぶん)これを読み込んで動画を見せると、家庭で鉛筆の持ち方を指導する際にかなり使えます。このタイミングで小学校教科書が新教科書に切り替わったのは、不幸中の幸いかもしれません。話を理科に戻します。5年の理科は「顕微鏡が家にあるかもしれないから、実際にやってみるように」と伝えましたが、どうやらなかったようです。ないものは、さわれないなあ。。。休校が続いて家庭で新年度の学習をしないといけなくなった場合、一番実施が難しい教科は、理科かもしれません。なにしろ、ビーカーやフラスコがある家庭というのは、珍しいですからね・・・。春の草花の観察くらいなら、できるかもしれませんが。器具を使った実験というのは、たとえオンラインで学校とつながったとしても、動画で見ただけでは、さすがに学習したとは言えないでしょう。せめて、立体映像くらい使わないと、学習にならなさそうです。「ドラえもん」のいる未来なら、物質転送装置で学校から顕微鏡とか実験器具が送られてくるかもしれませんが、さしあたって今回の休校がどんどん伸びた場合、理科の実験は、どうしたもんでしょうね?ここまで読まれた方は気づかれたと思いますが、うちの子の学校では、新年度の学習もぼちぼちプリント課題に入ってきております。まあ、それは、遅かれ早かれ、そうせざるを得ない状況だと思います。これだけ休校が続いて、昨年度の復習ばかりでは・・・と思いますので。その場合、国語の物語教材や音楽でリコーダーを吹く課題は、範読を聞いたり、模範演奏を聴いたりすることが最初にできると、子どもだけでも学習していきやすいと感じました。そういえば、音楽の教科書の曲の模範演奏は、教科書会社のサイトで聴けるようにしてくれているものがあります。学校の先生でも知らない人が多い気がしますが、これは、家庭で音楽の課題をさせるなら、かなり助かるんじゃないでしょうか。我が家の子どもたちにはリコーダーを吹く課題が出ているのですが、どんな曲か分からずに吹くのは、なかなかハードルが高い。というか、ちょっと無理がありますぜ。たとえば、我が子に小5のリコーダー課題として出ていた「小さな約束」ですが、楽譜だけだと、曲の感じとか、テンポとか、分からなかったんです。↓のリンク先から模範演奏を聴くと、どんな曲かがすぐに分かってとてもよかったです。▼教芸 教科書掲載 歌唱教材ライブラリー – Just another Music (2020年度 休校期間限定 自宅学習支援コンテンツ)この教科書会社以外も同じサービスをしているかは分かりませんが、「音楽」の課題が出ている家庭は、こういうのを調べてみると、いいかもしれません。学校の先生は、こういうのが利用できるなら、家庭に知らせておくと、喜ばれるかもしれませんね。
2020.04.21
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長らくこのブログで書いてきた「休校期間お役立ち情報」。今日が年度末の3月31日ということで、ひとまず今日を区切りとしたいと思います。そういうわけで、突然ですが、最終回。室内でできることで、まだ書いていなかったオススメを書いていきます。 これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない ▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう ▼【休校期間お役立ち情報】その4 ゲームから現実へつなげよう ▼【休校期間お役立ち情報】その5 やっていいこと、悪いこと ▼【休校期間お役立ち情報】その6 録音・録画したものをネットや放送で発信する ▼【休校期間お役立ち情報】その7 自宅で楽しく長時間取り組める教材 ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ これまでの記事では意図的に、漢字や計算のドリル学習のようなものは取り上げてきませんでした。今回が最終回ですが、やっぱり取り上げません。(^^;)というのも、想定外の長期休みでしかも行動制限がかかる中、子どもたちには「ダカラコソ、デキルコト」に取り組んでほしいと思っているからです。学校で毎日やっていたようなことと同じことをやるのもいいのですが、せっかくだから、全然違うことをやってみたら?というふうに思っています。想定外のことは長い人生、これからも起こると思います。そんなとき、どうするか。時間ができたなら、腰を据えて、これまでにはできなかったチャレンジをしてほしい。マイナスをプラスに変える。ダカラコソ、デキルコトを探して、取り組む。それは、未来の自分への投資であり、未来の社会への投資です。大人だったら、どうでしょう。「時間があったら、やりたいなあ」と思っていることには、何があるでしょう。弾けなかった楽器を弾けるようにする、とか、ステキですね。観たかったけど観れていなかった映画を観る、というのも、いいかもしれません。(今はAmazon Prime Videoなどで、名作がとても観やすくなってますし。。。) 読書にふけるのも、いいと思います。何をやりたいかは、人によって違います。自分で、見つける。普段だったら、自分で見つけなくても、言われたことをやっていれば、済んでいたわけです。それが、やるべきことが、一気になくなる。何をしていいか、わからない。暇だ。・・・人生には、そういう時間も必要です。自分で探して、自分で取り組む。うちの子は、今日は、ウクレレを弾いていました。調弦が狂っていたので、ピアノの音と聴き比べながら合わせる方法を教えてあげました。フレット1つ分がピアノの半音にあたることも教えて、ドレミの弾き方も教えてあげました。ただ、それをふまえて、これからも練習するかどうかは、本人次第です。時間をどう使うか。大人にとっては大問題であるこのことを、子どもたちも考えることができたのは、チャンスかもしれません。この時間を、ぜひ、生かしてほしいと思います。・・・自分で見つけることが大事、なんてことを書いておいて、前回の最後には「他の教材の紹介は、また次回!」と予告していたので、矛盾してますね。一応、参考までに、「こんなんあるよ」というのを、最後に書いておきます。基本的には、うちの子にさせたものを中心に紹介していきます。もしもやってみたいものがあれば、やってみても、いいかもしれない。(1)認知トレーニング系『わざわざ買いたい!!! てんつなぎ』(ワニのあそび知能本シリーズ)(わざわざ買うほどうつくしいてんつなぎ制作委員会、878円、2020/2/27)「点つなぎ」というのは、どういうわけか、子どもに大人気です。無料のものをネットでとってきてもいいのですが、タイトルに「わざわざ買いたい」とあったので、買ってみました。タイトルの付け方がうまいです。(笑)最初が20までの点つなぎ、最後は200までの点つなぎなので、難易度は低め。小学校低学年が取り組むのにはベストでしょうか。うちの子は思いっきり小学校中学年ですが、それでも、夢中でやっていました。やる前に予想して、やっていくうちに予想が覆るのが、面白かったようです。オールカラーで背景が凝っていて、無料で印刷できるネット上の点つなぎとは、確かに違います。初歩の点つなぎとしては、おすすめ!『漢字てんつなぎ』4月号(マイウェイ出版、662円、2020/2/19)これも夢中で取り組んだ点つなぎ。大人用の点つなぎ雑誌ですが、点をつないでいるうちに漢字熟語が出てくる。子どもが習っていない漢字が出てくる可能性もありますが、ノープロブレム。習っていない漢字が出てくるくらいの方が、挑戦意欲が刺激されるようです。点をつないだ後は、漢字を丁寧に書いて、懸賞に応募します。当たれば現金がもらえるとあって、嬉々として取り組みます。山ほど問題が入っているので、たくさんやれば、もしかすると、当たるかもしれません。『大きくて見やすい数独初級編 目にやさしいからサラサラ解ける!』数独も、子どもが夢中になるパズル。推理力も鍛えられて、いいんじゃないでしょうか。1つできると、次もやりたくなるという、中毒性があるようです。やめられない止まらないのかっぱえびせんのようです。気づけば、時間が、あっという間に過ぎているかも?『算数と国語を同時に伸ばすパズル(入門編) 考える力試行錯誤する力が身につく 小学校全学年用』 [ 宮本哲也 ]推理問題や数独など、考える力を鍛える教材。考えることが好きな子が、さらに考える力を伸ばすことになる禁断の本。ただ、もともと「勉強好き」な子でないと、厳しいかもしれない。これらのほかにも・・・DSなどでできる「脳トレ」「英語トレーニング」も、ゲームを通して楽しくトレーニングできるので、僕は、好きです。(2)楽器演奏系音楽は一生の趣味になりますので、この機会にやってみると、いいんじゃないでしょうか。学校で使っている鍵盤ハーモニカやリコーダーを家で練習すれば?と思わないでもないですが、子どもは学校で習っていない楽器をやりたがります。♪ウクレレ安くて取り組みやすい。ギターと違って指が痛くならない。適当に弾いていても、なんか楽しい。(笑)というわけで、オススメです。今から買う方は、下のサイト様などが参考になります。▼子供用の可愛いウクレレおすすめ5選!独学でも弾けるようになるの? (「ウクレレ初心者のすすめ」様)教則本は、たとえば、以下のようなものがあります。コード2つで弾けるようなのが、簡単でいいです。『「コード2つ」から弾けるやさしい曲がいっぱい!ウクレレで一緒に歌おう♪こどものうた』ただ、要注意なのは、コード1つやコード2つの曲は、収録曲の中でも、かなり少ない。コードをいっぱい使う曲も、けっこう載っているので、ほとんどの曲は、弾くのがわりと大変です。 ♪キーボード(ピアノ)楽器の王様と言えば、やはり、ピアノでしょうか。うちの子たちは、ピアノを習ってますが、やはり、遊びで弾く方が、楽しいようです。カシオ 電子キーボード ブラック/グリーン SA-46 [SA46](税込3259円)安いのに使い勝手がいいという、スグレモノ。一家に一台!カシオ計算機 電子キーボード LK-512(32,780円)カシオの電子キーボードは、光ナビゲーションがついていて、弾く鍵盤を教えてくれます。いろんな曲が弾けるようになるスモールステップが工夫されていて、素晴らしい。次の記事も参考になります。▼実は37年間進化してきた! カシオ「鍵盤が光るキーボード」の楽しさ大解剖 (価格.comマガジン2018/12/3)なんか、かなりかたよった紹介だったように思いますが、このへんでおわります。僕と趣味が似通った人には、「おっ♪」と思えるものも、あったかもしれません。では、毎回恒例の、最後のメッセージを。今回が、本当の、最後になります。 悪い点にばかり過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 今の世の中、いろんな手段でいろんなことが可能ですよね。 ダカラコソ、デキルコトのほんの少しの例を示させてもらいました。何かしら、参考にしていただけるところがあったなら、幸いです。
2020.03.31
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「休校期間お役立ち情報」の続きです。今回は、第6回で予告したとおり、室内でできることを取り上げていきます。 これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない ▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう ▼【休校期間お役立ち情報】その4 ゲームから現実へつなげよう ▼【休校期間お役立ち情報】その5 やっていいこと、悪いこと ▼【休校期間お役立ち情報】その6 録音・録画したものをネットや放送で発信する ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ 東京、大阪、神戸など、大都市を中心に自粛要請が出ています。人口密集地の場合、普段はどこに行っても人がいるので、こういう場合、行動制限がハードにかかるので、つらいですね。では、自宅で過ごす場合、どんな工夫ができるか。第4回「その4 ゲームから現実へつなげよう」で、少しゲームのことを取り上げました。基本的にはゲームの中でも、長時間かけて創意工夫できるものや、時間をかけて思考力や粘り強さを伸ばしていけるものをオススメします。マインクラフトやドラゴンクエストビルダーズ、将棋や囲碁ですね。ネット対戦については、将棋や囲碁のネット対戦なら、個人情報の流出をさほど気にすることはありません。チャットができるものもありますが、しなくてもいいわけですし・・・。ネットとはいえ、対人戦は、やはりやりがいが違います。身近に遊び相手がいない場合、コミュニケーション主体ではなくあくまでも一緒にゲームをすることが主体のネットゲームであれば、いいのではないか、と思っています。インターネットを利用する場合、やはり子どもであれば子ども用のサイトを利用したい。代表的なのは、Yahoo!きっず。▼https://kids.yahoo.co.jp/教科の学習もできるし、ゲームもできるし、調べ物もできる。漢字にふりがなをつける機能があるのも、うれしい。教科学習は、NHK for School と連携。ハイクオリティな教育番組の動画にすぐにアクセスできます。ネットを使わせたくない家庭も多いと思います。その気持ちは、よく分かります。そこで、ネットを子どもに使わせない場合も考えてみます。大きく分けて2つあります。(1)テレビやパソコンは使うけど、ネットは使わせない場合(2)テレビも含め、デジタル機器自体を使わせない場合では、いってみよう♪(1)テレビやパソコンは使うけど、ネットは使わせない場合運動不足解消もかねて、運動系ゲームとか、いかがでしょう。ゲームの中で運動するのではなく、実際に体を動かすタイプのゲーム。実は、そういうジャンルがあることが、あまり知られていない。(^^;)たとえば、エポック社の「エキサイトピンポン」。▼エポック社 卓球やろうぜ! エキサイト ピンポン 体感ゲーム - アマゾンちょっと古いんですが、小学校の特別支援学級の教材として活用されていた例もあります。ホントにラケットを振らないといけないので、いい運動になります。注意集中や反射神経も鍛えられますよ。エポック社の体感ゲームは、卓球以外にも、いろいろ出ています。▼体感ゲーム (エポック社)(Wikipedia)ただ、かなり以前の商品なので、今は中古でないと買えないと思います。特別なゲームを買わなくても、今あるゲーム機のソフトでも、いわゆる「フィットネス系ゲーム」というのがあります。任天堂のゲーム機 Wii や Switch でいくつかのソフトが出ています。その分野の先駆けとしては『Wii Fit』が有名ですね。中古市場価格は暴落しており、楽天で調べたら72円からとビックリ価格でした。Wiiをすでに持っているなら、この機会に買ってもいいかもしれません。【中古】【表紙説明書なし】[Wii]Wii Fit(ウィーフィット)(ソフト単品)(2)テレビも含め、デジタル機器自体を使わせない場合マインクラフトみたいにでっかい建物をゲームの世界上に作る代わりに、レゴとか紙工作で作る方が、手先も器用になって、いいかもしれません。(^^)レゴはいろいろ出ていますし、マニュアル通りに組み立てた後は、崩してオリジナルのものを作ることができるので、オススメです。「ピタゴラスイッチ」が好きなら、この機会にピタゴラ装置を作るなんて、考えただけでワクワクしちゃいますね!レゴでピタゴラ装置的なものを作るには、次のようなものがあります。▼カラコロピタン! レゴブロックで作るからくり装置(ポプラ社) ▼【送料無料】Lego Chain Reactions レゴ チェーンリアクションズ(完全日本語マニュアル付き) 【レゴ ギミック カラコロピタン 自作 ピタゴラスイッチ 本 連鎖 装置 LEGO 作り方】(すでにレゴブロックを持っている人向け。上の商品だけですべての装置が作れるわけではありません。)紙工作も、なかなかすごいのが作れたりします。「ペーパークラフト」で検索すると、ネット上でデータがとれるので、自宅のプリンターで印刷すれば安上がりです。(^^;)以下のようなまとめサイトもあります。▼休校のお供に。ペーパークラフトが無料ダウンロードできるサイト50 有料の場合、有名どころで人気なのが、「小学館の図鑑NEOのクラフトぶっく」シリーズ。うちの子どもたちも、2年くらい前(小学校低学年の頃)はかなり熱中して作っていました。公式サイトの対象年齢は、3歳から中学年向けとなっています。確かに、それくらいの年齢層を幅広くカバーしているかな、という気がします。簡単なものはかなり簡単だけど、難しいものはかなり作りがいがあります。 ちなみに、うちの息子は、折り紙でスゴイ作品を作り続けています。今は、ゴジラを折るために超巨大折り紙をほしがっています。仕方ないのでネットで注文してあげたところです。世の中には1辺が60cmという巨大折り紙が売っているって、皆さん知ってました?折るのにとんでもなく時間がかかりそうですが、とんでもなくスゴイものができそうです。もっと大きな教育折り紙60cm6色組(1) 暖色7-801【松田商店】一方で、娘は折り鶴オンリーで、なぜか千羽鶴を作っています。まあ、千羽鶴も、時間をかけて取り組まないといけないという意味では、いいのかもしれません。何のために千羽鶴を折っているのかが、謎なのですが。(笑) さて、僕が最後に書くことは、毎回同じです。 臨時休校等の悪い点にばかり過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 デメリットばかりでもないですし、今の世の中、いろんな手段でいろんなことが可能ですよね。 今回は、室内でできるいろいろなことを紹介しました。 皆さんのお役に立つところが少しでもあれば、うれしいです。長くなったので、他の教材の紹介は、また次回!
2020.03.30
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「休校期間お役立ち情報」の続きです。 これまでこのブログで取り上げてきた「休校中の外遊びの保障」は、ずいぶん世間で行われるようになってきたように思います。今回からは、室内でできることを取り上げていきます。 これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない ▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう ▼【休校期間お役立ち情報】その4 ゲームから現実へつなげよう ▼【休校期間お役立ち情報】その5 やっていいこと、悪いこと ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ 僕は音楽教育に関心があるので、たまに『教育音楽』という学校の音楽の先生向け月刊誌を買っています。最新刊の4月号(3月18日発売)を読むと、なんと!今回の長い休校をふまえて、新年度の最初にどうするか2ページだけですが、そんな内容が、書かれていました。「かつてない春を迎えて」(東京都府中市立府中第四中学校 横田純子主幹教諭、 『教育音楽 中学・高校版』2020年4月号 p56-57)『教育音楽 中学・高校版 2020年4月号』 音楽之友社休校は2月末に突然決まったので、それを踏まえて原稿を書いて4月号の印刷締め切りに間に合わせるとは、すごい。雑誌印刷前に急遽原稿を書き直して差し替えられたのだと思います。今回、全国の先生たちが一番気にしているのは、まさに、このこと。よくぞタイムリーに4月号に間に合わせて載せていただいた!と感動しました。その文章の中で横田先生は、「卒業式や入学式で歌うはずだった曲を歌って、それを録音して昼休みの放送で流せたらいいな、と思っています。」と書かれています。飛沫感染のおそれから、式の中で歌を歌うのをとりやめる学校が頻発している現在、子どもたちの「届けるはずだった思いのやり場」はどうしたらいいのか・・・と思っていただけに、このアイデアには、なるほど!と思いました。歌えなかった歌がある子どもたちの思いに寄り添った、横田先生の愛を感じました。横田先生はその後、「人と人が接触できないのであれば、ネットや放送、何らかを介して伝えるしかない」というご自身の考えを書かれています。僕も、同じことを思っていました。というわけで、今回はネットや放送の利用についてです。前回紹介した文部科学省の休校期間特設サイト▼新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応についてには、全国の取組事例も掲載されています。その中には、次のような取組事例が載っていました。「在校生による合唱や吹奏楽部による演奏は、休業に入る前に事前に録音し、卒業式で流すことで卒業生を祝福。」(学校の臨時休業の実施状況、取組事例等について【令和2年3月19日時点】 スライドp4より)これは、卒業式の事後ではなく事前に録音する取組ですね。そういう学校もあったようです。ただ、卒業式前に在校生が登校できたとしても、未履修の授業をするだけで時間がかかった学校が多く、卒業式前に在校生の歌を録音できた学校は少数派ではないかという気がしています。文科省の取組事例報告には、先生たちによる放送の例もありました。「箕面市のコミュニティFM放送に、市立小学校の先生が出演し、メッセージやアドバイスを生放送で伝える。放送した音声は、放送後2日以内にYouTubeチャンネルにアップされるので、聴き逃した場合やもう一度聴きたい場合でも改めて聴くことが可能。」(学校の臨時休業の実施状況、取組事例等について【令和2年3月19日時点】 スライドp5より)箕面市の先生方からのメッセージは、YouTube上で、たとえばこんなふうに公開されています。このご時世、すでにあるインフラを使って、思いを伝えられるというのは、かなりありがたいですね。ただ、公共のインフラだと、一部の人しか思いを伝えられないと思うので、全員に保障しようとなると、一人一人が一人一人に電話で話す、ということになるのかな、と思います。学校のホームページに各担任から児童生徒向けのメッセージを載せている学校もあるようです。メール連絡網が整備されている学校であれば、メールでメッセージを送っているところもあるでしょうね。事例としては大人から子どもへ、というものが多くなりますが、中には、子どもの側からの発信もあります。▼子ども対話教室Y&B (YouTubeチャンネル)上のリンク先の各動画では、小学生が先生役になったり、本の紹介をしたりしています。臨時休校でできた時間を使って社会に発信をするというのは、もしかすると有意義な時間の使い方かもしれません。不特定多数へのネット配信については、大人が管理・監督するべきだと思いますが、学校ではどうしても受け身になりがちだった子どもたちが、自主的に取り組んだ成果を、広く世の中に知らせる活動をするというのは、非常に有意義だと思います。僕は以前、国語の教科書の朗読をYouTubeで公開したことがあります。こんなふうに、著作権の切れた教科書教材の音読を録音してYouTubeで公開することも、いいかもしれませんね。ネットや放送の利用については、個人情報の漏洩や、気づかずに他者の権利を侵害するおそれなど、いろいろなことに気をつけなければいけません。しかし、うまく使えば、出会えないけどつながれる、という大きなメリットも期待できます。YouTubeは不特定多数向けだけでなく、限定範囲での公開もできるようです。時間をかけて完成させた動画をネットを通じて他の人に見てもらえれば、休校による不全感解消にかなり役立てるかも!?僕が最後に書くことは、毎回同じです。 臨時休校等の悪い点にばかり過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 デメリットばかりでもないですし、今の世の中、いろんな手段でいろんなことが可能ですよね。 今回は、「できることをしよう」と意欲的に取り組んでおられる事例を紹介しました。皆さんのお役に立つところが少しでもあれば、うれしいです。
2020.03.21
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「休校期間お役立ち情報」というシリーズ(?)の続きです。 前回からかなり久しぶりの更新。その間に、学校が再開されたところもあり、休校期間中に登校日があったところもあります。そしてもうすぐ春休み!休みから休みへという・・・学校に行かない日が続く状況になっています。状況は変わってきているところもあるし、変わっていないところもあります。今だからこそ、「やっていいこと、悪いこと」というテーマで、休み中の行動基準みたいなものを確認していけたら、と思います。 これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない ▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう ▼【休校期間お役立ち情報】その4 ゲームから現実へつなげよう★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ ★ ~ 文部科学省は、休校期間に「Q&A」を随時更新しています。以下に記載する内容は、基本的には文部科学省の▼新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応についてに通知関係のリンクがまとめてありますので、そこからの情報になります。このシリーズの第3回の時のコメント欄に書きましたが、最初、文部科学省は次のように言っていました。「新型コロナウイルスの感染の拡大を防止するための臨時休業の措置であるという趣旨を児童生徒に理解させ,人の集まる場所等への外出を避け,基本的に自宅で過ごすよう指導すること」(2月28日付の文部科学省の通知)これをふまえ、おそらく全国のほとんどの学校で、「外出禁止」に近い指導があって、休校期間を迎えたものと思います。ただ、3月4日の時点で「一斉臨時休業中の児童生徒の外出について」の通知が新しく出ました。休校中の子どもたちの「外出」について、どう指導するか について。(1)軽い風邪症状(のどの痛みだけ,咳だけ,発熱だけなど)でも外出を控えること。(2)規模の大小に関わらず,風通しの悪い空間で人と人が至近距離で会話する場所やイベントにできるだけ行かないこと。以上の2点が示されました。この時点で、外出自体を控えるように指導するわけではない、というふうに変わってきていました。「Q&A」の項目で言うと、「問2 学校が臨時休業でも、児童生徒が外出したら効果がないのではないか。」がこれに当たります。3月4日の通知が回答に含まれたほか、追記として次のようなことも書かれています。「児童生徒の健康維持のために屋外で適度な運動をしたり散歩をしたりすること等について妨げるものではなく、感染リスクを極力減らしながら適切な行動をとっていただくことが重要であると考えています。」他の子と混じって一緒に遊ぶことも含めて、健康な子どもが外で遊ぶことについては、特に問題ないということが、周知され始めたと言えます。そして3月17日、「Q&A」には春休みの子どもたちへの指導内容が掲載されました。基本的には3月4日の内容と同じです。問57 春季休業期間中の過ごし方として児童生徒にどのように指導すればよいか。指導内容は、以下の3点。・咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策を徹底すること。 ・風邪症状がある場合には外出を控え、やむを得ず外出する場合には、マスクを着用すること。 ・集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」であるため、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けること。僕が赤字にしたところが、特に重要なところではないかと思います。つまり、健康な子どもにずっと家の中で過ごせということはなく、外で運動することはOKということです。校庭や体育館を運動のために開放することについても別のQ&Aで示されました。(問45 春季休業中に学校の校庭や体育館、公共スポーツ施設を開放して運動の機会を提供すること )文部科学省のQ&Aは更新も頻繁でとってもありがたいのですが、項目がどんどん増えてきて、目的のものを探すのが少々大変になってきているのが難点です。世間は相変わらずコロナ騒ぎが続いており、外国でもすごいことになっています。ただ、次の丹波新聞(3月12日付)の記事のように、恐れすぎず、気をつけるべきことを知りつつ、過剰反応をしないことが大事です。▼専門医「感染者も被害者」 風評と差別懸念「検査する人出なくなる」 勇気出した検査に感謝 新型コロナ初確認受け兵庫県丹波市の医療センター長は症状が出ないのに受診して感染確認をしてくれた市内初めての感染者に感謝し、過剰に感染者を怖がることが検査を受けようとしなくなることにつながることを戒めています。僕が最後に書くことは、毎回同じです。 悪い点に過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 ウイルスよりも風評被害のほうがよっぽど怖い、ということもよく聞きます。ウイルスを過剰に怖がって子どもたちを外に出さないこともいけないし、確証のないことで怖がったり、感染者を犯罪者のように見てしまうこともいけない。良識ある大人としての対応をし、落ちついて過ごしましょう。 冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。 まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。
2020.03.20
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最近、「休校期間お役立ち情報」というテーマで、記事を書いています。 今回が、第4回。内容は第3回からつながっています。 (これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない ▼【休校期間お役立ち情報】その3 子どもたちの外遊びを保障しよう) 第3回で、「普段外に出ていないうちの子たち。 休日は無人の場所を探して遊ばせています。」という話をしました。先週は川に行ったので、昨日は山に行きました。場所は、綾部市の天文館パオの横。大きなローラー滑り台と、山小屋のような休憩所があり、トイレは天文館のトイレが使えます。あまり知られていない穴場です。ここのローラー滑り台はとても素晴らしい!それ以外にも、「野山で遊ぶ」というのがお手軽にできるのがおすすめポイントです。うちの子どもたちは何回か来たことがありますが、今回はすべり台よりも、木の枝を拾ったり、自然のもので遊ぶ方が、面白かったようです。で、こっからが本題です。3月になってから、うちの子どもたちには、あるゲームをさせていました。テレビゲームは平日はできないので、休日だけですが、ソフトは僕が「これがいい」と思ったものを買っています。3月から導入したゲームソフトとは、マインクラフト(マイクラ)のドラクエ版『ドラゴンクエストビルダーズ』。【中古】 ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ /PS3▼メーカー公式サイトこのゲームの中で、主人公が「ひのきのぼう」を装備し、地面を壊して素材を集めます。そして、使いすぎた「ひのきのぼう」は、やがて壊れてしまいます。子どもたちは昨日、実際の野山の中で、同じことをしていました。棒を拾って、「ひのきのぼうやー」。棒で地面をほじくって、「石炭でてきたー」「ここは粘土やー」ゲームでやっていたことを、現実でも、楽しそうに、やっていました。「子どもがゲームにハマってる」っていうのは、普段は悪い意味で使われることが多いですよね。ゲームにハマると、ゲームの世界だけでなく、現実の世界でも、同じことをやってみようとします。これは、悪い影響を受けて実際にやっちゃう場合もありますが、いい影響を受けることも、少なからずあります。ゲームの世界で家を建てていると、現実世界でも特製ノートにオリジナルの家の設計図を描いたりします。それって、かなり素敵なことだと思います。(だからこそ、たとえゲームの世界であっても、人を傷つけるようなゲームはさせたくない、と思っています。)僕はゲーム大好きなので、ゲームを子どもたちにさせるのは悪いと思っていないのですが、いろんなゲームが世の中にはあるので、何を選ぶかは、かなり気にしています。個人的な考えですが、教育的効果が高いゲームというのは、次のようなものだと思っています。(1)学習ゲーム(お勉強をそのままゲームにしたもの)(2)脳トレ系ゲーム(認知トレーニングを含む)(3)頭の中で作戦を考えるもの(囲碁、将棋、パズル等)(4)自由に考えて創作できるもの(プログラミング系、マインクラフト等)あまり学習が前面に出たものは子どもが嫌がることが多いのですが、「マインクラフト」だったら今子どもたちに大流行しているということもあり、食いつきがいいだろう、と思いました。本家マイクラではなくドラクエ版を買ったのは、僕の趣味ですが・・・。休校期間中のおすすめゲームとしては、囲碁・将棋もおすすめです。「どうぶつしょうぎ」はスマホアプリ版が無料でできますし、ルールも簡単なので、小さい子にもおすすめ。大きい子には、この機会にぜひ本将棋のルールを覚えて、ネット上でいろんな人と対戦してみてほしい、と思っています。「将棋倶楽部24」という老舗のネット将棋サイトがあり、これも無料で使えます。レーティングという本人の成績の数値が上下するので、やりがいがあります。囲碁・将棋の場合も、コンピュータ対戦でルールを覚えたら、対人戦で駆け引きとかコミュニケーションも覚えてほしいと思います。ゲームの世界から次第に現実の世界に広げていく。ゲームが「きっかけ」になって、現実の豊かな体験につながれば、と思います。 僕が最後に書くことは、毎回同じです。 悪い点に過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 ウイルスのことも、しかり、ゲームのことも、しかり。「ゲームばっかりしてる」というのを悪いふうに捉えるだけでなく、いい方に捉えることも、できるかもしれませんよ。日常生活で、できる範囲で気をつけてさえいれば、過剰にウイルスを恐れる必要はありません。 冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。 まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。
2020.03.08
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このところ、「休校期間お役立ち情報」というテーマで、記事を書いていきます。今回が第3回です。(これまでの記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて ▼【休校期間お役立ち情報】その2 恐れすぎない)「恐れすぎない」の続きですが、具体的にしていきたいと思います。つまり、どこまでならOKなのか?ということです。基準が明確でないと、際限なく恐れすぎることにつながってしまいます。たとえば、今回の休校に際し、各学校は子どもたちにこんな話をしているようです。「夏休みや冬休みとは違います。不要不急の外出をしてはいけません。 友だちとは遊べません。家で過ごしてください」これは、果たして、家に閉じこもれということでしょうか?家に閉じ困らないと、ウイルスに感染するのでしょうか?外に出ただけで?・・・そんなわけは、ないはずです。前回引用した情報の中にも、「空気感染はしない」というものがありました。換気しない室内にいる方が危ないのです。僕は、自分の子には「散歩には出てもいい」と言っています。「健康な者が、家の中に閉じこもっている方が、病気になる」と話をしました。考え方は人それぞれですが・・・。ただ、実際には散歩に行っておらず、家の中で暴れているようです。せめて、親が付き添える休日には、親の責任で一緒に外へ出て、運動させてやりたいと思っています。僕は普段から、土日のうち1日は、クルマで田舎の方へ出かけ、誰もいない広いところを見つけて遊ばせるようにしています。別に誰もいない必要はないのですが、田舎住まいなので、クルマで少し行けば、誰もいないところはいっぱいあります。都会住まいの人は、少人数で屋外で遊ぶ分には、それでもOKだと思います。子どもを家の中に閉じ込めておいたときの子どもたちのストレスは、容易に想像がつきます。子どもは元来、動きたがるものです。平日の親がいないときに我慢しているなら、その分はどこかで発散させてやりたいと思います。先週の週末は、誰もいない田舎の公園に行ってきました。田舎であれば、誰もいない公園というのは、わりとあります。駐車場に全くクルマがないのを確認してからとめて、川べりを走ったり歩いたり木切れを拾ったり、岩の上をぴょんぴょん跳んだり。 先週行った場所は丹波篠山市の遠方、ふるさとの川公園。駐車場と公衆トイレがあるところから、川と野原と展望台にすぐ行けて、手軽に自然が満喫できました。川沿いを歩くと、向こう岸に大きな竹林が広がっていて、鳥のさえずりが聞こえました。少し行くと、飛び石を使って向こう岸に渡れるようになっていました。渡った先は、とっても広くて、高いところには、展望台までありました。初めて行きましたが、とてもいいところでした。子育て歴10年の経験からいうと、田舎であっても人工の遊具が整備された公園は、他の子と一緒になる確率が高いです。狙い目は自然に近い公園。川沿いは特に狙い目で、田舎の川はところどころ下りられるようになっています。ただし子どもだけの川遊びは危ないので、保護者の見守りは必要です。僕はいろいろ探検するのが好きなので、子どもを連れて誰もいない自然の中で遊ばせることがたまにあります。地図にも載ってないような穴場で言うと、丹波市の下滝駅の近くに、川のそばに下りれるところがあり、そこもめったに人が来ないところでした。名前は、一応、太田井堰というのが名前かな。行ったのは2ヶ月くらい前ですが。田舎の川沿いを歩くと、上の写真のように、たまに下りられるところがあります。上の写真の右側に映っている階段を降りると、下のようなところに出ます。丹波竜の化石が出たところのすぐ近くです。この場所からも、化石が出たのかも知れません。太古の恐竜時代から続く、ロマンを感じました。感染症にかかるかかからないかでいうと、少しくらい人がいても、屋外で距離1m以上離れていれば、大丈夫でしょう。そこまで「誰もいない」にこだわらなくてもいいと思っています。冒頭にも言いましたが、室内よりも屋外の方が、感染しにくいのですから。僕は神戸市に住んでいた経験も長いですが、阪神間の場合はわりと山が近くにあるので、山の方がおすすめかもしれません。六甲山の山歩きとかは、ほとんど人に出会わなかった記憶があります。ちょこっとだけ散歩するにしても、おすすめです。休校中の外遊びの保障は、都会の方がニーズが高いと思います。神戸市では、外遊びをさせてくれる団体に助成金が出るそうです。▼休校中の子どもの外遊び支援 神戸市、活動団体に助成(神戸新聞NEXT) リンク先の記事にある神戸市長の意見「感染拡大に配慮した上で、健康な子どもが少人数で屋外で過ごせる環境を提供することが重要ではないか」という意見に、僕は賛成です。というか、子どもたちが黙ってずっと家の中や屋内施設の中でおとなしくしていられるのは、限界があります。外遊び支援は、これからどんどんニーズが高まってくるでしょうね・・・。今回の記事はこれで終わりです。あくまでも個人のブログの個人の見解なので、事情によっては変わってくると思います。子どもたちの外遊びをどう保障するかは、それぞれでまた考えていただければと思います。「普通の公園で、子どもが集団で遊具で遊ぶのは、OKなのか?」ということについては、僕はOKだと思っていますが、地域の実情によっても、変わってくるかと思います。基準はいろいろな要素で変わってきますが、神経質になりすぎるのもどうか、と思っています。 僕が最後に書くことは、毎回同じです。 過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 できる範囲で気をつけてさえいれば、過剰にウイルスを恐れる必要はありません。 冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。 まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。
2020.03.07
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昨日に続き、「休校期間お役立ち情報」というテーマで、記事を書いていきます。(昨日の記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて) 第2回目は、恐れすぎないことについてです。僕は、これが一番大事なことだと思っています。リスクに備えることは大事です。しかし、恐れすぎる必要はありません。自己啓発の名著に、カーネギーの『道は開ける』があります。イライラしたり怒ったり、悲しくなったり、やるせなくなったり・・・そういった心理状況から、冷静に落ち着いて行動できるよう、導いてくれる好著です。『道は開ける 文庫版』(デール・カーネギー著、香山晶訳、創元社、2016、700円+税)この中に、次のような記述があります。====================・平均値の法則に照らして、自分の悩みが正当なものかどうかを判断し、いつまでもくよくよしている態度を改めれば、悩みの9割は解消できるに違いない。(p104より)・世界で最も著名な保険会社――ロンドンのロイズ保険組合――は、まれにしか起こらない出来事を気に病むという人間の性質を利用して莫大な富を築き上げた。(p105より)====================「平均値の法則に照らして」というのは、つまり、それが実際にどの程度の割合で起こりうるのか、データにあたってみなさい、ということです。頭の中だけで考え始めると、心配の種が、どんどん膨らんでしまいます。人間は、「まれにしか起こらない出来事を気に病む」という性質があるのです。私たちは、そのようにできているのです。それが本当にどこまで気に病むに値するものかは、しっかりと調べておかなくてはいけません。本書の中に、小児麻痺が大流行したときの実際のエピソードがでてきます。この状況は、今とかなりよく似ています。長くなりますが、以下に引用します。====================・私たちは万全の用心だけはしました。 子供たちを人込みから遠ざけ、学校や映画館へは行かせませんでした。 衛生局に問い合わせて過去の記録を調べると、カリフォルニアで小児麻痺が最も猛威をふるった時でさえ、それに冒された子供は州全体で1835人にすぎないとわかりました。普通の場合は2、300人とのことでした。 これは悲しい記録には変わりありませんが、平均値の法則に当てはめてみると、子供がそれに冒される確率はごく小さなものでしかないという気になりました。 『平均値の法則から見て、まず起こりえない』。 この言葉によって私の悩みの90%は消え去りました。 (p108より)====================カーネギーは、人間は心配すぎる傾向があるので、冷静になるよう呼びかけています。もちろん、今回のコロナウイルスについては、未知のことがたくさんあるので、現時点のデータだけで、楽観視することはできません。ただ、専門家は過去に感染症が大流行したときのデータも含めて、根拠に基づいた予想をしているはずです。私たちはそういった情報を受けながら、現実的にどう行動するか、冷静に考えなければなりません。 カーネギーが『道は開ける』の原著を出したのは1948年ですから、普遍的な人間の性質を扱っているとはいえ、現代を生きる我々には古すぎると思われるかもしれません。そこで、今回のコロナウイルスについての「恐れすぎない」対応について、僕の地元の新聞が取り上げていた内容も、紹介したいと思います。最近は全国紙の多くのページがコロナウイルス関連の記事に費やされています。しかし、僕はこの件については地域によって対応策が違うと思っています。そのため、地域密着型の地元の地域新聞の記事が、かなり参考になりました。以下は「丹波新聞」(2020年3月5日)の記事です。====================・今回のコロナウイルスは、症状のない人でも感染源になるという厄介な特徴を持つ。しかし一方、空中感染はしない。肺炎で死亡する高齢者もいるが、ほとんどの患者は回復する。(具体例略)感染者が広がると言っても、累積していくわけではない。 普段から十分注意自重しつつ、過剰に恐れはすまい。(一面の「丹波春秋」より)====================僕はこれを読んで大変安心しました。引用からはカットしましたが、途中の具体例に説得力があり、感染者が出ても収束に向かっているところの数字を見せられたことが大きかったです。丹波新聞そのものにWeb版はありませんが、一部の記事はWebでも読めます。Web上で読める記事として、専門医の見解も載せています。▼感染症専門医「そう怖くない」 新型コロナ、8割は「風邪かなぁ」 最新情報触れても評価変わらず (「丹波新聞」公式サイト)丹波市内に新しくできた県立丹波医療センターの専門医の見解。僕は、信用できると思います。 前回の最後に書いたことを、もう一度書きます。 過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 できる範囲で気をつけてさえいれば、過剰にウイルスを恐れる必要はありません。 冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。 まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。
2020.03.06
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新型コロナウイルスによる突然の休校で、現場は大変混乱しています。子どもたちが、少しでも安心・安全に過ごせたら、と思います。たくさんの情報があり、それらを整理して提供するサービスもあちこちで見かけます。このブログも、少しでもお役に立てたらと思います。休校期間が解除されるまでは、「休校期間お役立ち情報」というテーマで、記事を書いていきます。なお、記載する情報については、「自分で実際にやってみた。その結果、いいと思った」という基準で掲載します。正しいか正しくないか、自分もやってみるかみないかは、それぞれの判断でお願いします。あくまでも個人のブログですので、「ホントかな?」と思ったら、ご自身でも調べてみてくださいね。では、今回の第1回目は、マスクについてです。(1)マスクの付け方Facebookで教えてもらったのですが、僕はマスク、長年間違ってつけてました。ゴムの継ぎ目を口の側にしていたのですが、逆だったようです。それを知ってからは、ゴムの継ぎ目がある面を外にしています。そして、ワイヤーのところを、外側に折っています。そうすると、ちょうど薄紙のところが鼻の頭にきます。こうすることで、つけたときに、メガネがくもりにくくなるのです。マスクをしているとメガネがしょっちゅうくもるのですが、少しでも対策ができてよかったです。(関連リンクその1)▼【マジかよ】マスクの正しい着け方は? メーカーに聞いてみた結果 → ずっと “逆” に着けてた疑惑が浮上(ロケットニュース24)(関連リンクその2)▼【検証】マスクの上部を折るとメガネがくもらないのは本当なのかやってみた(youpouch.com 田端あんじさんの記事)(2) マスクの効力全国的にマスクが品薄ですね。マスクはかけないよりはかけたほうが安心ですが・・・人混みの中に行かない限り、ウイルスにかからないための効果は、さほどでもないらしいです。田舎暮らしで人混みに行かずに普通に生活できる人は、そこまで必要ではない気がします。もちろん、せきやくしゃみなどが出る人が、病気を他の人にうつさないようにするためには、マスクは効果あり。花粉症の人も、マスクがいりますね。必要な人にマスクが行き渡るようになれば、と思います。(関連リンクその3)▼【マスクの正しい着用方法】付け方と外し方、手順が大事です(ハフポスト 中崎太郎さんの記事)※19:30の予約投稿でいったん公開しましたが、1つだけリンクを追加します。(関連リンクその4)▼感染予防にマスク着用不要 過度の使用控えてとWHO (日本経済新聞)このシリーズの最後には、毎回同じことを書こうと思います。それは、過剰反応をせず、落ち着いて行動してくださいということ。できる範囲で気をつけてさえいれば、過剰にウイルスを恐れる必要はありません。冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。また明日の19:30に第2回を公開します。
2020.03.05
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