花の名前 0
ラ行の花 0
全182件 (182件中 101-150件目)
初夏から秋まで、地をはう茎の節から根を出し枝分かれして広がりながら、葉のわきから伸びた花茎の先に、下唇の中央に黄色の斑紋のある白や淡い紅紫色の唇形花が咲きます。誕生花のない花は、小さな花が愛らしいグラウンドカバープランツ、ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)。花の名は、岩場に垂れるようにして咲くイワダレソウ(岩垂草)の仲間で、花がイワダレソウより小さいことから名づけられました。別名のリッピアは、旧属名のLippiaが流通名として定着したもので、現在はイワダレソウ属に分類されています。 花言葉「誠実」は、夏の暑さの中で、小さいけれど可憐な花をせいいっぱい咲かせ続ける姿からつけられたのでしょう。花言葉「絆」は、球状に集まった淡い紅紫色のつぼみが外側から開いていき、人形のような花がくっつきあっている様子からきているのでしょうか。 夏にフラワースタンドの一番上のプランターから茎を垂らして花を咲かせ、晩秋から徐々に茎が枯れていき、冬に茎葉が茶枯れて休眠し、暖かくなると緑を取り戻しました。緑化植物としてよく知られるようになった今では、川の土手や公園の木々の下などで、雑草除けに植えられたヒメイワダレソウが一面に広がり、花を咲かせています。クマツヅラ科イワダレソウ属、耐寒性常緑ほふく性低木、原産地:南アメリカ別名:リッピアヒメイワダレソウ(姫岩垂草)の花言葉:誠実、絆。ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)の誕生花:―流通時期:ポット苗を夏に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、花みどりマーケット 楽天市場店、国分グリーンファーム、みんなの花屋さん ほのか、ここなぎ、お台場ガーデンクラブ、緑の空(SORA)さんにあります。
2019.04.06
コメント(0)
春から初夏に、よく枝分かれした茎の深くて細かい切れ込みが入った葉の間から出した花柄の先に、淡紅色や白などの小さくかわいらしい5弁花が咲きます。誕生花のない花は、切れ込みがおしゃれな大きい葉に愛らしい小さな花、アメリカフウロ(亜米利加風露)。花の名は、アメリカ産のフウロソウ(風露草)から名づけられました。フウロソウの名の由来は不明で、アメリカフウロは昭和初期に牧野博士が京都で発見しました。 花言葉「誰か私に気づいて」は、花弁に3本の脈の入った淡紅色の花がきれいで可憐なのに、草姿の大きいわりに花が小さすぎて目立たないことからつけられたのでしょう。ガーデニングを始めてしばらくすると、庭に掌状に分かれた葉の先が2~3回裂けた珍しい形の葉が伸びてきて、どんな花が咲くのだろうと楽しみにしていました。 晩春に咲いた花は驚くほど小さく、すぐ細長い実をつけて基部の5つの袋からタネを飛ばすので、20年以上庭のどこかで咲いています。アメリカフウロは今では、道端や空き地、アスファルトのすきまにも生えていて、あちこちで見かけます。フウロソウ科フウロソウ属、一年草、原産地:北アメリカアメリカフウロ(亜米利加風露)の花言葉:誰か私に気づいて下さい、誰か私に気づいて。アメリカフウロ(亜米利加風露)の誕生花:―流通時期:―フウロソウ
2019.04.05
コメント(0)
晩春から初夏に、白い粗毛の生えた大きい長楕円形の葉の間から伸びた長い花茎に、淡い紫色の釣鐘状の花が垂れ下がった穂になって咲きます。誕生花のない花は、昔は長寿の効があるといわれ今は多量の摂取が禁止された葉、コンフリー。花の名は、英名Comfreyの音読みで、英名はconfirma(骨を硬くする、骨を接合する)が転訛したもので、古くに根や葉が抗炎症薬や骨折の治療に使用されていたことから名づけられました。学名Symphytum offcinaleは、属名がギリシャ語のsymphyton(癒合する)で、種小名がofficinale(薬用の)で、切り傷に効果があることに由来します。別名のヒレハリソウ(鰭玻璃草)は、上の葉が魚の鰭のように茎につく様子からヒレをつけ、白っぽい淡紫色の花が玻璃(ガラス)のようであることからつけられています。 花言葉「努力」は、若葉を次々摘まれて食べられてもすぐ繁殖する生命力の強さとたくましさからつけられたのでしょう。コンフリーは明治時代に導入され、薬用や食用で一時は広く栽培され、1株植えれば横に広がって、みるみる大きくなって葉を茂らせ、春から秋まで食べられました。 昭和40年代にブームとなった頃、父が庭に植え、若葉を天ぷらなどで食べましたが、ざらざらした粗毛がのどにひっかかって口に合わず、そのうち花を見るだけになりました。昨年、古くからの大きな家が取り壊された広い跡地の片隅で、久しぶりにコンフリーの花を見かけ、いつの間にか知らないうちに庭から株が消えていたことを思い出しました。ムラサキ科ヒレハリソウ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ、小アジア別名: ヒレハリソウ(鰭玻璃草)コンフリーの花言葉:努力。コンフリーの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。大神ファーム、ファーム フローラルさんにあります。 プルモナリア
2019.04.04
コメント(0)
春から秋に、茎がどんどん枝分かれして這うように広がり、茎上部の小さい葉のわきから長く伸びた花茎の先に、上唇に焦茶色の筋が入った小さな黄色い唇形花が咲きます。誕生花のない花は、さわやかに咲くかわいい黄色の小花、メカルドニア。花の名は、学名Mecardoniaの音読みからで、スペインのバルセロナの王立医学校付属植物園の創設時に土地を提供したAntoni de Meca i Cardonaにちなんで名づけられました。現在の流通品種はメカルドニア属の種間交配種Mecardonia hybridsで、マジックカーペット、イエロークロサイト、ブライト・イエロー、ゴールドダストなどがあります。 花言葉「思い続ける」は、春から秋まで長く愛らしい花が途切れることなく咲き続けることからつけられています。花言葉「知性」は、この高温多湿にも強く元気で明るい花のどこからきているのでしょう。 晩秋に入手したポット苗のイエロークロサイトは気がつくと真冬のビニール温室の中で、レモンイエローの花を咲かせていて、早春に鉢に植え替えると、晩春には花いっぱいに咲きました。葉や花がらが黒く見苦しくなって短く2cmほどに刈り込んでもすぐカーペット状に広がり、夏は花数が少なくなりましたが、秋にはまた花が多く見られ、冬もちらほら咲いていました。ゴマノハグサ科メカルドニア属、半耐寒性多年草、原産地:南アメリカメカルドニアの花言葉:知性、思い続ける。メカルドニアの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森、花みどりマーケット 楽天市場店さんにあります。 ジギタリス
2019.04.03
コメント(0)
春から初夏に、茎が地を這って横にマット状に広がり、先のとがった細長い小さな葉のわきから伸びた花茎の先に、白い5弁花が一面に咲きます。誕生花のない花は、ピレネー山脈に咲く清楚な高山植物、アレナリア・モンタナ。花の名は、学名Arenaria montanaの音読みで、属名Arenariaはラテン語のarena(砂)で、砂地に生えることから名づけられました。種小名はラテン語のmontana(山の、山地性の)で、南西ヨーロッパの山岳地に自生することつけられています。 花言葉「愛らしい」「可憐な」は、ふんわりと咲く小さなかわいらしい白い花の風情からつけられています。花は波打った白い花弁に細い筋が入り、基部が黄緑色をしていて、10本のおしべが中央の膨らんだ黄緑色の子房を囲んでいます。 アレナリア・モンタナは鉢からこぼれるように花を咲かせ、暑くなって花数が少なくなっても、風通しのよいコニファーの寄せ植えに鉢を置いて置くと初夏まで咲いています。暖地では高温多湿に弱く、夏を越さないので、小さな鉢植えにして、涼しい場所へと移動しています。ナデシコ科アレナリア属(ノミノツヅリ属)、耐寒性多年草(一年草扱い)、原産地:ヨーロッパ南西部別名:ヤマユキソウ(山雪草)アレナリア・モンタナの花言葉:可憐な、愛らしい、気が利く。アレナリア・モンタナの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、産直花だん屋さんにあります。 スズラン
2019.04.02
コメント(0)
春から初夏に、切れ込みの入った細い葉の中からゆらゆらと伸びた細長い花茎の先に、丸い黄色の小さな頭花がふわふわとゆれながら次々と咲きます。誕生花のない花は、乱舞するホタルのようなユニークな花、ハナホタル(花ほたる)。花の名は、細い茎先に次々と咲く黄色の丸い花の姿が飛び交うホタルのように見えることから名づけられました。別名のカゲロウソウ(陽炎草)は、地面からもやもやと立ちのぼる陽炎のように、細い花茎を高く立ち上げて、漂うようにゆれてはかなげに見える花の姿からつけられたのでしょう。 花言葉「はかない恋」は、はかないもののたとえのホタルや陽炎を連想してつけられた花や繊細な草姿をたとえたのでしょう。花言葉「失われた希望」は、希望のイメージカラーの黄色い花が細い茎先で風にはかなくゆれる様子からきているのでしょうか。 ハナホタルは初夏までたくさんの花が咲きますが、梅雨に入るとクッション状にふさふさと茂った葉が蒸れて、暖地の高温多湿にはかなく消えてしまいます。キク科マメカミツレ属、半耐寒性多年草(秋まきの一年草)、原産地:南アフリカ別名:コツラバルバータ、カゲロウソウ(陽炎草)ハナホタル(花ほたる)の花言葉:失われた希望、はかない恋、恋の苦しみ。ハナホタル(花ほたる)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、ハッピーガーデン、花まるマーケットさんにあります。 母の日ギフト
2019.03.28
コメント(0)
春から初夏に、きらきら光る粒々におおわれたへら形の肉厚の葉をつけた茎先に、細い花弁の白い花が一輪咲きます。誕生花のない花は、プチプチとした食感と塩気のある野菜、アイスプラント。花の名は、英名Ice plantの音読みからで、葉や茎の表面に氷粒のような水泡がついていて、葉が凍っているように見えることから名づけられました。表皮の水泡はブラッダー細胞と呼ばれ、生育地の海岸の砂地や塩性湿地などの土壌から吸い上げた水分中の塩分を隔離しています。 花言葉「あなたの容姿は私を凍らせる」は、葉や茎にびっしりとついている粒々が鳥肌が立っているように見えることからつけられたのでしょう。花言葉「冷淡」は、英名のイメージからで、冷たい氷の粒がついているように見えることからきているのでしょう。 アイスプラントはポット苗から鉢に植え替えて育てましたが、うまく粒々をつくってくれず、ポットのままの方は初夏に葉先や茎がほんのり赤く色づき、花を咲かせました。最近では、冬から春に、佐賀県産のアイスプラント、サラダ野菜プッチーナがスーパーの棚に並んでいるので、手軽に食べています。ハマミズナ科メセンブリアンテマ属、半耐寒性多肉植物、原産地:南アフリカ別名:ツブリナ、プッチーナ、ソルトリーフアイスプラントの花言葉:あなたの容姿は私を凍らせる、冷淡。アイスプラントの誕生花:―流通時期:ポット苗を春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、イケダグリーンセンター、フラワーネット 日本花キ流通、なえ屋さんにあります。 母の日 ギフト
2019.03.26
コメント(0)
早春から晩秋まで、根際から数枚出した葉の間から伸びた茎先に、白に淡紫色を帯びて先が3つに分かれた下唇に黄色と赤褐色の斑紋のある小さな淡紫色の唇形花がまばらに咲きます。誕生花のない花は、ムラサキサギゴケの仲間、トキワハゼ(常磐爆)。花の名は、いつも葉をつけていることからとも、春から秋まで花が咲くことからともいわれるトキワ(常磐)と、タネの入った丸い実がはじけることからのハゼ(爆)から名づけられました。 花言葉「いつもと変わらぬ心」は、花の名前の常盤(永久不変な)からで、薄紫色のかわいい花がほとんど1年を通して咲き続けることからつけられています。トキワハゼは一年草で、秋に発芽してロゼット葉で冬を越し、実が爆ぜて飛んだタネはすぐに発芽して、花を咲かせ、また実を結ぶことを秋まで繰り返しています。 トキワハゼは田畑の畦道や道端などに生えていて、いつしか庭でも見られるようになり、他の草が生えていないときはかわいい花がよく目立ちます。よく増えるので抜いていましたが、暖地の春の草抜きが遅れるようになると草丈の高い雑草に負けて、通り道に遠慮がちに咲くようになり、鉢の中に逃げてきたものも抜かずにいます。同属のムラサキサギゴケは多年草で、ランナーを出して増え、トキワハゼより花が大きく花色が濃く、下唇に黄褐色の隆起した斑紋があります。ハエドクソウ科(ゴマノハグサ科)サギゴケ属、耐寒性一年草、原産地:日本、朝鮮、中国、東南アジア、インドトキワハゼ(常磐爆)の花言葉:いつもと変わらぬ心。トキワハゼ(常磐爆)誕生花:― 流通時期:―母の日ギフト
2019.03.25
コメント(0)
夏に、茎先の向かい合う2枚の先の尖った細長い葉(対生)の中心に、黄色い大きな5弁花が朝に開いて夕方にしぼみ、毎日のように咲き続け、次々と広卵形の実を結びます。誕生花のない花は、ねじれた花弁が風を切って涼しげな花、トモエソウ(巴草)。花の名は、花弁がねじれて巴(勾玉のような形をした紋様)の形になっていることから名づけられました。漢名の連翹(レンギョウ)は、原産地の中国ではトモエソウやオトギリソウ(弟切草)のことで、渡来したときに、誤って早春に黄色い小花が枝いっぱいに咲くレンギョウにつけられました。 花言葉「人気のある」「集中力」は、大きく輝くような黄色い花が毎日のように一つ二つと咲き続けることからつけられています。花言葉「集中力」はレンギョウの花言葉でもあり、花言葉「秘密」はオトギリソウの花言葉でもあります。 トモエソウは次々と枝分かれする茎につぼみをいくつもつけ、上から見ると十字形になる葉(十字対生)の上に、スクリューのような形の花を咲かせています。十数年以上前から育てているフジトモエソウは冷夏の年に枯れたと思いましたが、こぼれダネで芽を出して、絶えることなく庭のどこかで花を咲かせています。オトギリソウ科オトギリソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮、中国、シベリア別名:クサビヨウ(草未央)トモエソウ(巴草)の花言葉:人気のある、集中力、秘密。トモエソウ(巴草)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、charm 楽天市場店、トオヤマグリーン、つどいの里八ヶ岳山野草園さんにあります。 オトギリソウ
2019.03.24
コメント(0)
春から初夏に、やわらかい枝先や枝の線形の短い葉のわきに、淡いピンクの花弁の中心に濃いピンクの筋が入った小さな5弁花がこぼれるように咲きます。誕生花のない花は、風になびくやさしい枝先のかわいい小花、コレオネマ・プルクルム。花の名は、学名Coleonema pulchrumの音読みで、属名の Coleonema はギリシャ語のkoleos(鞘)とnema(糸)に由来し、花筒の中にたたまれているおしべの花糸から名づけられました。種小名はラテン語のpulchrum(美しい)で、小さな花が集まって咲く姿が美しいことからつけられています。 花言葉「幸せな思い出」は、枝いっぱいに咲く小さな愛らしい花が幸福を連想させるピンク色をしていて、やさしくしあわせな気持ちにしてくれることからつけられたのでしょうか。鉢植えのピンクファウンテンは真夏の高温を避けて、半日陰のスイレン(睡蓮)の水槽のそばに置いたら、涼しくなる秋までに鉢から根を下ろして、ブッシュ状に大きくなっていました。 半日陰では花数が少なくなりましたが、夏に繊細な葉がよく茂り、触れると柑橘系のさわやかな香りがほのかにします。コレオネマ・プルクルムの園芸品種には、緑葉のピンクファウンテンと、葉色が明るいクリームイエローのサンセットゴールドがあります。ミカン科コレオネマ属、耐寒性常緑低木、原産地:オーストラリア、南アフリカコレオネマの花言葉:幸せな思い出。コレオネマの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店さんにあります。母の日ギフト
2019.03.23
コメント(0)
春に、少し波打って縁がギザギザでトゲのある葉のわきに、鮮やかなオレンジと濃いピンクの小さな蝶形花が横に伸びた枝に集まって咲きます。誕生花のない花は、あふれるように咲くかわいらしい炎色の豆の花、コリゼマ。花の名は、ギリシャ語のChoros(踊る)とzema(飲み物)で、喉がからからの探検隊が飲み水を見つけて小躍りした場所に咲いていたことから名づけられました。英名のハートリーフ・フレームピーは、炎のような花色とマメ科特有の花形、心臓形の葉からつけられています。 花言葉「栄光」は、枝をおおい固まって咲く小さな花の炎のように燃え立つ派手で目を引く花色をたとえたのでしょう。コリゼマの花はオレンジ色の大きい花弁(旗弁)の基部に黄色が入り、下の左右のショッキングピンクの花弁(翼弁)から突き出ている濃紅紫の竜骨弁(舟弁)と、鮮やかな色彩をしています。 コリゼマは原産地のオーストラリアでは、冬の終わりから春にかけて早春の庭を彩って咲くそうですが、高温多湿に弱く、晩秋には葉を少し落としてしまいました。室内で冬越しして葉が傷んで、ちょっと悲しい姿になっても、翌春に花を咲かせていました。マメ科コリゼマ属、非耐寒性常緑低木、原産地:オーストラリア別名:ハートリーフ・フレームピー、ヒイラギマメ(柊豆)、コリゼマ・コルダタムコリゼマの花言葉:栄光。コリゼマの誕生花:― 流通時期:鉢植えやポット苗を早春に見かけます。園芸ネット プラスさんにあります。母の日ギフト
2019.03.22
コメント(0)
晩春から初夏に、ロゼット状に広げた小さなハート形の葉の中心から立ち上がった細い花茎の先に、青紫色の小花が20個以上集まって玉になって咲きます。誕生花のない花は、ヨーロッパアルプスの山地の岩場に自生する高山植物、タマシャジン(玉沙参)。花の名は、シャジン(沙参)の仲間で、花が玉咲きになることから名づけられました。シャジンは、沙参がツリガネニンジン(釣鐘人参)などの根を乾燥させた漢方の生薬名であることから、ツリガネニンジン属とその近縁属を呼び、タマシャジンは同属の仲間ではありません。 花言葉「気品」「品格」は、ユニークな形をした繊細な小花がたくさん集まって玉状に咲く、青紫色の花の上品な美しさにつけられたのでしょう。小花は、濃紫色のカーブした管状花の先端が完全に開かず、糸のように細い花弁と花弁の間からおしべとめしべが飛び出した風変りな花形をしています。 鉢植えのタマシャジンは卵形と先のとがった細長い葉がわさわさしていましたが、翌年はロゼット状に広げた小さな葉の間から花茎を伸ばして、花を咲かせました。タマシャジンの仲間は株の寿命が短く、タネで更新するそうですが、タネは一度もつきませんでした。キキョウ科シデシャジン属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパの高山帯タマシャジン(玉沙参)の花言葉:気品、品格。タマシャジン(玉沙参)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、花みどりマーケット 楽天市場店、石田精華園 楽天市場店、おぎはら植物園、トオヤマグリーンさんにあります。
2019.03.21
コメント(0)
晩春から初夏に、銀白色の毛でおおわれたシルバーグリーンの葉をつけて枝分かれした茎先に、白い蝶形花が輪状に咲き、花後に円筒形のさやができて褐色に熟します。誕生花のない花は、産毛に包まれた葉が美しいカラーリーフ、ロータス・ヒルスタス ブリムストーン。花の名は、学名Lotus hirsutusの音読みで、属名のLotusが古代ギリシャ語の植物名から、種小名 hirsutus(粗毛のある、多毛の)は葉に短い毛が生えていることから名づけられました。Lotus hirsutusの園芸品種のBrimstone(硫黄)は、若葉の色が硫黄を連想させることからつけられています。 花言葉「完璧な美しさ」は、黄色い花が咲いているような感じのふんわりとした葉と冠のように咲く白い小さな花の調和のとれた美しさからつけられたのでしょうか。ロータス・ヒルスタス ブリムストーンを初めて見たときは葉色がシルバーグリーンだったので、冬に葉の間から黄色い新芽がのぞいているのを遠目で見たとき、花だと思ってしまいました。 暖地では、冬に少し精彩を欠いたシルバーリーフが春になると、ふわふわと毛の生えたクリームイエローの新葉をつけて茎が伸び、花が咲き始めると葉はシルバーグリーンに変化していきます。マメ科ミヤコグサ属、耐寒性常緑~半常緑半低木、原産地:地中海沿岸、ポルトガルロータス・ヒルスタス ブリムストーンの花言葉:完璧な美しさ。ロータス・ヒルスタス ブリムストーンの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。おぎはら植物園、FLOWER&PLANTSあとりえ、園芸ネット プラス、ハッピーガーデン、ここなぎ、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、千草園芸、花みどりマーケット 楽天市場店さんにあります。
2019.03.20
コメント(0)
晩春から初夏に、立ち上がった新枝の羽状の葉のわきからつぼみをつけた細い花穂が伸び、紅紫色や白い蝶形の花が房になって咲きます。誕生花のない花は、色鮮やかな花房とコンパクトな姿、ニワフジ(庭藤)。花(木)の名は、川沿いの岩場に自生していて花がフジ(藤)に似ていることから呼ばれたイワフジ(岩藤)が転化したものです。フジは、花が風に吹き散るフキチリ(吹散)が転訛したという説や、つる性で茎にある節(ふし)があることからフシが転訛したという説などがあり、漢字の藤は上にのぼる意を表しています。 花言葉「恋に酔う」はフジと同じ花言葉で、フジのような美しい花房が優雅に揺れている様子からきているのでしょう。花言葉「しなやかな体」は、細い枝や花房がしなやかに風にゆれる姿からつけられたのでしょう。ニワフジは樹高50~60cmほどの小型の樹木でつるが出ないので、枝が茂るとこんもりと広がり、花房が葉の間に見え隠れします。 鉢植えのニワフジは、木が小さかったときには花房が上向きで下から上へと登るように咲きましたが、木が大きくなると、花房も大きくなって、横向きや垂れ下がるものもあります。マメ科コマツナギ属、耐寒性落葉小低木、原産地:日本、台湾、中国別名:イワフジ(岩藤)ニワフジ(庭藤)の花言葉:しなやかな体、歓迎、恋に酔う、陶酔。ニワフジ(庭藤)の誕生花:― 流通時期:ポット苗や鉢花を春に見かけます。charm 楽天市場店、山野草と盆栽の専門店ヴェールモア、トオヤマグリーン、やましち山野草店さんにあります。
2019.03.19
コメント(0)
晩春から初夏に、先が尖って縁にぎざぎざ(鋸歯)のある葉のわきに、白い5弁花が下向きに次々と咲き、花後に小さな緑の実がたくさんなり、秋に淡緑黄色に熟すと甘酸っぱい味がします。誕生花のない花は、緑の実がかわいい山に自生する果樹、サルナシ(猿梨)。花(木)の名は、実の形がナシ(梨)に似ていて、猿が好んで食べることから名づけられました。別名のシラクチヅル(白口蔓)は、古くは猿をマシラと呼び、マシラが実を口にすることからのマシラクチヅル(猿口蔓)が転訛したものといわれています。 花言葉「誘惑」は、甘酸っぱい実がおいしくて猿がすぐ実を食べつくしてしまわずにいられないことからきているのでしょう。鉢植えのジャンボサルナシは最初の頃、木が小さくて実が少ないうちは収穫できていましたが、木が大きく育って実がたくさんなると、秋に完熟する直前に鳥が食べてしまうようになりました。 サルナシは雌雄異株ですが、ジャンボサルナシや大実サルナシは1本でも自家結実性があり、ベビーキウイはサルナシが品種改良されたものです。マタタビ科マタタビ属、耐寒性落葉つる性低木、原産地:日本、中国別名:シラクチヅル(白口蔓)、コクワサルナシ(猿梨)の花言葉:誘惑。サルナシ(猿梨)の誕生花:―流通時期:鉢植えを秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター annex、千草園芸、相馬グリーン、苗木の専門店 グリーンでGO!、e-フラワーさんにあります。
2019.03.14
コメント(0)
初夏に、新しい枝先につぼみをつけて、5枚のガク(萼)に包まれた紫がかったピンク色の5弁花が次々と咲き、真夏に一休みして、秋になると休み休み咲きます。誕生花のない花は、花弁より少し長い同色のガクに引き立てられた可憐な花、スイレンボク(睡蓮木)。花の名は、木に咲く花がスイレン(睡蓮)に似ていることから名づけられました。別名のグルーイアは、属名Grewia の音読みで、属名は17世紀に植物の解剖学と生理学に業績を残し、植物生理学の父として有名な英国のNehemiah Grewにちなんでつけられています。 花言葉「純潔」は、スイレンと同じ花言葉で、光沢がある濃緑色の楕円形の葉の上に咲く気品のある花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「優しさ」は、先が細く尖った花弁の鋭い印象をやわらげるような優しいピンクの花色からきているのでしょう。 スイレンボクは開閉を繰り返して何日か咲くスイレンと違って、花は朝に開いて、よく晴れた日には夕方にしぼむ一日花です。(雨や曇りの日は2~3日咲いています)スイレンボクは暖かい室内で冬越して、晩春から伸びた枝に次々とつぼみをふくらませて、毎日のように花を咲かせます。シナノキ科グルーイア属、非耐寒性半つる性低木、原産地:南アフリカ別名:グルーイアスイレンボク(睡蓮木)の花言葉:純潔、優しさ。スイレンボク(睡蓮木)の誕生花:―流通時期:ポット苗や鉢花を春に見かけます。みどり屋 和草 楽天市場店、花心盆栽 楽天市場店、盆栽妙 楽天市場店、モダン盆栽 中村屋、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、遊恵盆栽 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンターさんにあります
2019.03.12
コメント(0)
晩春から初夏に、細長い披針形の葉をつけて伸びた花茎の先に、上品な青紫色の星形の花が集まって咲き、花後に二股に分かれた細長い袋果の中にタネをつけます。誕生花のない花は、星を散りばめたように咲くコバルトブルーの野の花、チョウジソウ(丁子草、丁字草)。花の名は、花を横から見ると丁の字に見えることからという説と、花の形が香辛料のチョウジ(丁子)に似ていることからという説があります。チョウジはチョウジノキの乾燥させたつぼみが釘や丁の字に似た形をしていることからつけられています。 花言葉「上品な優雅さ」は、花の根元の濃い青色と花弁の淡い青紫色の花色のさわやかで気品のある美しさからつけられています。花言葉「威厳」は、花色を紫と見て、威厳や権威などを連想させる色とされる紫色からつけられたのでしょうか。 在来種のチョウジソウはレッドリストの準絶滅危惧種に指定されていて、園芸用には北米原産のホソバチョウジソウ(細葉丁字草)やヤナギバチョウジソウ(柳葉丁字草)が流通しています。他のキョウチクトウ科の植物と同じように、葉や茎にアルカロイドを含む有毒植物で、葉は秋になると黄葉します。キョウチクトウ科チョウジソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:アンソニアチョウジソウ(丁子草、丁字草)の花言葉:上品な優雅さ、威厳。チョウジソウ(丁子草、丁字草)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。おぎはら植物園、千草園芸、園芸ネット プラス、苗木部 by 花ひろばオンライン、四国ガーデン楽天市場支店、フラワーネット 日本花キ流通、トオヤマグリーンさんにあります。
2019.03.09
コメント(0)
晩春から初夏に、ゆるやかに曲線を描いた茎の葉のわきから出した細い花柄が枝分かれして、先が緑色の白いつぼみを2個つけ、先端が6つに開いた筒状花が咲き、花後に小さな実をつけます。誕生花のない花は、ゆるくカーブした茎に並んで垂れ下がるキュートな花、オオナルコユリ(大鳴子百合)。花の名は、垂れ下がる花の様子を鳴子(田畑を荒らす鳥獣が来ると縄を引き、鳴らして追い払う仕掛け)に見立てたナルコユリ(鳴子百合)より草丈が大きいことから名づけられました。一昔前の時代劇で、領内の山や屋敷の庭などに侵入した不審者の足が草木で見えないように張り巡らされた縄に当たると、縄に吊るした木の板(鳴子)がカラカラと音を鳴らしていました。 花言葉「気品のある行い」は、整然と互い違いになった葉のわきに並んで咲き上がっていく、花弁の先の開いた上品な花の姿をたとえたのでしょう。オオナルコユリは草丈が高くなるので、咲き上がっていく花を下からのぞき見できます。 オオナルコユリはほのかな甘みと上品なヌメリがあっておいしい山菜とのことですが、ほとんど群生しないそうなので、通販で届いた1芽が増えるのを気長に待っています。ユリ科アマドコロ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国オオナルコユリ(大鳴子百合)の花言葉:気品のある行い。オオナルコユリ(大鳴子百合)の誕生花:―流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。ファーム フローラル、四国ガーデン楽天市場支店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、トオヤマグリーンさんにあります。 ナルコユリ
2019.03.08
コメント(0)
春に、雌株の芽吹いた葉のわきに、先が2つに裂けた花柱を長く突き出して淡黄色の小さな雌花が咲き、柔らかい粒が集まった細長い実がつき、初夏に黒紫色に甘く熟します。誕生花のない花は、郷愁誘う童謡赤とんぼの山の畑の桑の実、クワ(桑)。花(木)の名は、蚕(かいこ)が食う葉(くうは)からの食葉(くは)、蚕葉(こは)が転訛(てんか)したものといわれています。桑はクワ科クワ属の総称で、日本に自生するヤマグワ(山桑)、中国北部~朝鮮半島原産のカラグワやログワを基本にして、多くの品種改良がされています。 花言葉「彼女のすべてが好き」「ともに死のう」は、桑の木がピュラモスとティスベの血を大地から吸い上げて白い実が紫色になったとされるギリシャ神話の恋人たちの悲恋からきています。隣り合って住むピュラモスとティスベは親たちの仲が悪く、町外れのクワの木の下で忍び逢っていて、先に来たティスベは近づいてきたライオンに驚き、ヴェールを落として逃げ出しました。あとから来たピュラモスがライオンに引き裂かれた彼女のヴェールを見て、ティスベが食べられたと思い絶望して短剣で自害し、戻ってきたティスベも恋人のあとを追いました。シェイクスピアの戯曲ロミオとジュリエットはこのお話をモチーフにしているそうです。 マルベリーは桑の実の英名で、鉢植えでも次々と実をたくさんつけていて、実の成りはじめは白く、次第に赤くなり、熟すと赤黒くなっていきます。盆栽のクワの小さな実は緑から次第に赤くなり、熟すと赤黒くなって、完全に黒くなると甘くておいしく、童謡の赤とんぼの桑の実を思い出します。クワ科クワ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国、朝鮮半島クワ(桑)の花言葉:知恵、彼女のすべてが好き、ともに死のう。クワ(桑)の誕生花:― 白い実の花言葉:知恵。黒い実の花言葉:私はあなたを助けません、あなたより生き延びる。流通時期:苗木を秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、園芸ネット プラスさんにあります。 マルベリー
2019.03.06
コメント(0)
春から初夏に、どんどん伸びていくつるの葉のわき(葉腋)に、花筒が赤褐色で五枚に裂けた花弁の黄色い花が数輪ずつ咲き、花の盛りには辺りにカレーの匂いが漂います。誕生花のない花は、巻きひげに吸盤を持つクライミングプランツ、ビグノニア。花の名は、属名Bignoniaの音読みで、フランス国王ルイ14世の司書Abbe Jean Paul Bignonにちなんで名づけられました。別名のカレーカズラ(カレー葛)は、つる性で花の色と香りがカレーを連想させることからつけられています。和名のツリガネカズラ(釣鐘葛)は、釣鐘状の花がつるにぶら下がるように咲くことからつけられています。 花言葉「濃厚な愛」は、花色と匂いから濃厚な味わいのカレーを連想してつけられたのでしょう。花言葉「豊富な愛情」は、絡み合うつるに花がびっしりと咲くことからきています。花言葉「私を見て」は、気づかず通り過ぎることができない花の匂いと異国的な花色や花形からつけられています。 ビグノニアは学名Bignonia capreolataで、種小名capreolata(巻きつく)のとおり、とにかくどこにでもよく巻きつきます。屋根瓦の葺き替え時に、西の道路沿いのフェンスと一緒に取り払われても、地面を走って根をおろしていたつるが生き延びて、今でも花を咲かせています。ノウゼンカズラ科ツリガネカズラ属、耐寒性常緑つる性低木、原産地:北アメリカ東部~南部別名:カレーバイン、カレーカズラ(カレー葛)、ツリガネカズラ (釣鐘葛)ビグノニアの花言葉:華のある人生、濃厚な愛、私を見て、豊富な愛情。ビグノニアの誕生花:― 流通時期:苗木やポット苗を早春に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、エストアガーデンさんにあります。
2019.03.04
コメント(0)
春から初夏に、羽状に細かく切れ込んだ銀葉をつけて這い広がった茎先に、花弁の裏が紅紫色をした花芯が黄色い一重の白い花が朝開いて、夕方閉じます。誕生花のない花は、紅紫と白のストライプに閉じるユニークな花、アナキクルス。花の名は属名Anacyclusの音読みで、属名はギリシャ語のa(欠如)とanthus(花)とcyclus(円)の合成語で、円形のカーペット状に広がっていく株の中心に花がない草姿から名づけられました。別名のイワコマギク(岩駒菊)は、岩場に自生し、細かく裂けた銀灰色の葉がコマクサ(駒草)に似て、花がキク(菊)に似ていることから呼ばれているのでしょう。 花言葉「かわいらしい想い」は、半分開いたときに、花弁の裏側の紅紫色を見せた白い花の愛らしさからつけられたのでしょう。アナキクルスは夜や雨の日に花を閉じると、花弁が鮮やかな紅紫と白のストライプになり、花が半分開くととてもきれいです。 アナキクルス・ピレツルム(Anacyclus pyrethrum)はヨーロッパではハーブとして知られた薬用植物で、根を煎じてうがい薬や強壮薬に用いるそうです。 暖地の真夏の暑さは苦手で、夏越ししてくれないのが残念です。キク科ピレツルム属、半耐寒性多年草、原産地:モロッコ、アルジェリア、チュニジア別名:イワコマギク(岩駒菊)アナキクルスの花言葉:かわいらしい想い。アナキクルスの誕生花:―流通時期:ポット苗を早春に見かけます。花苗と球根の店 Better Gardens、やましち山野草店さんにあります。コマクサ
2019.03.03
コメント(0)
春に、紫紺色の縦縞が入った狭楕円形の一枚の葉の間からすっと伸びた短い花茎の先に、小さな桃紫色の六弁花が穂状に咲きます。誕生花のない花は、南アフリカの可憐な山野草、シマツルボ(縞蔓穂)。花の名は、葉に縦の縞があり、花がツルボ(蔓穂)に似ていることから名づけられました。ツルボの名は群生して並び立つ穂が連なるという連穂(ツラホ)からという説や、球根の外皮をむくと、つるりとした坊主頭に似ていることからのツルボウズが転訛したという説などがあります。 花言葉「とても真面目」は、短い花茎に精一杯小さな花をたくさん咲かせている様子からつけられたのでしょうか。春に旅先の山野草のお店で、かわいい花を咲かせていた鉢植えを連れ帰り、花が終わると、ストライプの入った葉が長く伸びました。 毎年小さな球根がよく増えて、花が見られましたが、ここ数年は球根が小さくなって、早春に葉が芽吹いたあと、花が咲きにくくなっています。ユリ科(ヒアシンス科)レデボウリア属、耐寒性の秋植え小球根、原産地:南アフリカ別名:シラー・アドラミー、レデボウリア・クーペリーシマツルボ(縞蔓穂)の花言葉:とても真面目。シマツルボ(縞蔓穂)の誕生花:―流通時期:鉢花を春に見かけます。SORAさんにあります。マイヅルソウ
2019.02.27
コメント(0)
夏から秋に、よく分枝してまっすぐ伸びた白い細毛に覆われた茎先や、縁に浅いギザギザ(鋸歯)のある長楕円形の葉のわきに、白い小花がまとまって咲きます。誕生花のない花は、16世紀から使用されているパラグアイの甘味料、ステビア。花の名は、属名の音読みで、スペインの医師で植物学者のPetrus Jacobus Stevus(Pedro Jaime Esteve)にちなんで名づけられました。別名のアマハステビア(甘葉ステビア)は、英名Sweetleafの直訳と花の名(属名)からつけられています。ステビアは全草に砂糖の200倍以上の甘み成分が含まれていて、低カロリーなので、ダイエット用食品や糖尿病患者用メニューなどに砂糖の代わりに用いられています。 花言葉「生きる」は、かつて原産地では貴重な甘味料や薬草で、薬として使用されたことからきているのでしょうか。花言葉「清潔」は、長い2枚に分かれた柱頭を突き出した白い小さな花が花火のように咲く姿のどこからきているのでしょう。 ステビアの生の葉は噛むと少し青臭く、強い甘味が口の中に広がります。以前は暖地でも冬に霜が降りると枯れていましたが、今は耐寒性が強くなったのか、冬暖かくなったのか、何年も戸外で冬越ししています。葉をちぎって、飲みにくいハーブティーや料理などに使用したり、葉を煮出してシロップを作ったり、葉は乾燥させて保存できます。キク科ステビア属、半耐寒性多年草、原産地:パラグアイ、ブラジル別名:アマハステビア(甘葉ステビア)ステビアの花言葉:清潔、生きる。ステビアの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。苗木の専門店 グリーンでGO!、charm 楽天市場店、Herb&Rose楽天市場店、トオヤマグリーン、ハーブティー専門店 e-ティザーヌさんにあります。
2019.02.26
コメント(0)
初夏から秋に、春になって伸びた小さな葉が密生してふんわりとした糸のような細い枝先に、淡い紅色の小さな5弁花が穂状にまとまって咲きます。誕生花のない花は、枝垂れながらこぼれるように咲く花、ギョリュウ(御柳)。花の名は、漢名の御柳の音読みで、唐の玄宗皇帝の寵愛を受けた楊貴妃が後苑に植えて観賞したことから呼ばれるようになったと伝えられています。別名のタマリクス、英名のタマリスクは、ピレネーのTamaris川流域に多く自生していることからつけられた属名のTamarixと、英名のTamariskは属名を綴り間違えたと思われます。ギョリュウは中国原産のTamarix chinensis(中国の)を指しています。 花言葉「犯罪」は、乾燥地から湿地、砂地でも育ち、猛繁殖して他の樹木を駆逐してしまう強健な性質からきているのでしょうか。19世紀初めに、アメリカ西部の川沿いの土壌の安定を目的にヨーロッパやアジア原産のタマリクスが植えられ、グランドキャニオンでは川沿いに自生していた樹木を駆逐してしまったそうです。 ギョリュウは水を好み湿地に適しているそうで、鉢植えでは水が不足するのか大きくならず、花は枝ごとに少しずつ咲いて散っていきました。年を経ると垂れ下がる枝がだんだんふえてきてその姿がヤナギ(柳)に似るそうです。ギョリュウ科タマリクス属(アルクトティス属)、耐寒性落葉小高木、原産地:中国別名:タマリクス、タマリスクギョリュウ(御柳)の花言葉:犯罪。ギョリュウ(御柳)の誕生花:― 流通時期:鉢植えを早春に見かけます。遊恵盆栽 楽天市場店、山野草と盆栽の専門店ヴェールモア、産直花だん屋、園芸ネット プラス、おぎはら植物園さんにあります。
2019.02.25
コメント(0)
春から初夏に、這うように伸びた茎先の3枚の小葉をつけた葉(3出複葉)のわきから出した花茎の先に、黄色い小さな蝶形花がたくさん集まった球形の花が咲きます。誕生花のない花は、黄色いミニクローバー、コメツブツメクサ(米粒詰草)。花の名は、非常に小さいツメクサ(詰草)の意味で、米粒のように小さな花が咲き、草姿がシロツメクサ(白詰草)より小さいことから名づけられました。ツメクサの名は、江戸時代末期にオランダから送られてくるガラスの器を入れた箱に、乾燥したクローバーがいっぱい詰められていたことからつけられています。別名のキバナツメクサ(黄花詰草)は、黄色い花が咲くツメクサからです。 花言葉「お米を食べましょう」は、花の名前の米粒にちなんでつけられています。花言葉「小さな恋人」は、ごく小さな花が集まってまんまるくなった愛らしい花の姿をたとえてつけられたのでしょう。 毎年近くの駐車場の枯れた芝生の中に、晩秋に芽を出して、冬の寒さの中で赤くなった葉は暖かくなると緑色になり、春に四方に伸ばした茎葉で芝生をおおって、黄色い花を次々と咲かせます。コメツブツメクサの花は受粉すると垂れ下がり、花弁は淡褐色になりながら、豆果をつつみ、タネが熟すと枯れるので、初夏になると芝生は青々としています。よく似ている花にコメツブツメクサより大柄なコメツブウマゴヤシがありますが、どちらも帰化植物です。黄色い花が咲くクローバー バディウムがあります。マメ科シャジクソウ属、耐寒性一年草、原産地:ヨーロッパ、西アジア別名:コゴメツメクサ(小米詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)コメツブツメクサ(米粒詰草)の花言葉:お米を食べましょう、小さな恋人。コメツブツメクサ(米粒詰草)の誕生花:―流通時期:―クローバー
2019.02.23
コメント(0)
冬の終り頃から、タケノコ状の偽茎を出して、早春に手のひらのように広げた葉のつけ根から褐色の仏炎苞(苞)に包まれて花柄を伸ばし、小さな花(肉穂花序)を咲かせます。誕生花のない花は、おとぎ話の浦島太郎が釣り糸をたらしたような花、ウラシマソウ(浦島草)。花の名は、仏炎苞の中に伸びた肉穂花序の付属体の先端が細く糸状に垂れる様子を、浦島太郎の釣り糸に見立てて名づけられました。別名のヘビクサ(蛇草)は、蛇が鎌首をもたげたような花の姿からつけられています。 花言葉「過ぎ去った日々」は、花の名前から浦島太郎が助けたカメに連れられて竜宮城に行き楽しい日々を過ごしている間に、村で過ぎた年月を連想してつけられたのでしょう。花言葉「注意を怠るな」は、浦島太郎が家に帰ると告げたとき、乙姫様から開けてはいけないと渡された玉手箱を開けてしまったことからきているのでしょう。 ウラシマソウはツバキの木の下で長年花を咲かせ、球根の周りに小さな球根をつくってふえて、今年もタケノコ状の偽茎をのぞかせています。球茎が太ると雌花に、やせると雄花に変わるという性転換する雌雄異株の花なので、秋につけるという真っ赤な実を見たことがなく、ずっと雄花のようです。ウラシマソウは仏炎苞が鮮やかな赤褐色の赤花、緑色と白色をした素心など花色変わりや、さまざまな斑入り葉などがあります。サトイモ科テンナンショウ属、秋植え球根、原産地:日本、東南アジア別名:ヘビクサ(蛇草)ウラシマソウ(浦島草)の花言葉:過ぎ去った日々、不在の友を想う、注意を怠るな、懐古、回想。ウラシマソウ(浦島草)の誕生花:―流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、石田精華園 楽天市場店、片岡笑幸園「悠々の森」さんにあります。
2019.02.22
コメント(0)
春から初夏に、楔形の小さな葉の間から伸びた花茎の先に、淡紅色の筒状の先が深く裂けた5枚の花弁のうち3枚が大きく、花弁の真ん中に縦筋が入った小さな花が群がって咲きます。誕生花のない花は、ヨーロッパアルプスの高山に咲く可憐な小花、イワカラクサ(岩唐草)。花の名は、岩場に小さな花が群生して咲く様子を唐草模様にたとえて名づけられました。別名のエリヌス・アルピヌスは、学名 Erinus alpinusの音読みで、属名Erinusがギリシャの植物erinosの名に由来し、種小名がalpinus(高山性の)で、アルプスの高山に自生することからつけられています。 花言葉「清らかな思い出」は、ヨーロッパアルプスの高山で春を待ちわびてたくさんの花を咲かせる様子から連想してつけられたのでしょうか。それとも、ヨーロッパアルプスの高山を訪れて、思いがけなく群生して咲く小さく可憐な花を見つけて、心を奪われたことからきているのでしょうか。 ポット苗のまま、花を楽しんで、過湿にならないように気をつけて夏越しさせると、秋にもちらほら花が咲き、翌春もたくさんの花が咲きましたが、再度の夏越しはできませんでした。イワカラクサの園芸品種には白や紅、菫色などの多くの花色があります。ゴマノハグサ科イワカラクサ属(エリヌス属)、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパアルプス、ピレネー。別名:エリヌス・アルピヌスイワカラクサ(岩唐草)の花言葉:清らかな思い出。イワカラクサ(岩唐草)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店さんにあります。
2019.02.21
コメント(0)
春から初夏に、ランナーを出して横に這って広がりながら、立ち上がった花茎の先に、空を飛ぶ鳥のような愛らしい小さな唇形花が一輪咲きます。誕生花のない花は、田や畔などの湿地に咲く可憐な花、サギゴケ(鷺苔)。花の名は、白い花の形を鷺(さぎ)に、地面にびっしり生える様子をコケ(苔)に見立てて名づけられました。サギゴケはムラサキサギゴケ(紫鷺苔)の学名Mazus miqueliiに、品種名form. Albiflorus(白花の)をつけられた白花種を呼んでいます。 花言葉「想いを募らせないで」は、ランナーをどんどん出して、粗いギザギザのある葉の上に小さい花が咲く様子をたとえたのでしょう。花は浅く2つに裂けた上唇と、深く3つに裂けた下唇の中央に黄色い斑紋が2列に並び、毛が生えています。 庭のサギゴケは日当たりがよかったときには、清々しい小さい花を咲かせて、ランナーでよく増えていましたが、数年後には他の花に押しやられたので、鉢植えにしました。ハゴマノハグサ科サギゴケ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、台湾別名:サギシバ(鷺芝)サギゴケ(鷺苔)の花言葉:想いを募らせないで。サギゴケ(鷺苔)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。charm 楽天市場店、苗木の専門店 グリーンでGO!、四国ガーデン楽天市場支店、おぎはら植物園、花みどりマーケット 楽天市場店、みらなモールさんにあります。
2019.02.18
コメント(0)
初夏から秋に、這うように伸びて枝分かれした細い茎先の小さな葉のわきに、緑がかった黄色の小花が固まって咲き、花後にベル形をしたかわいい白い実の中央に黒いタネがつきます。誕生花のない花は、小さな丸い葉がかわいらしいリーフプランツ、ワイヤープランツ。花の名は、光沢がある赤茶色の細い茎が針金のように見えることから名づけられました。別名のミューレンベッキアは、属名Muehlenbeckiaの音読みからで、植物学者のHeinrich Gustav Muhlenbeckにちなみます。英名のmaidenhair vine(乙女の髪の蔓)は、ヨーロッパでは結婚式やパーティーなどに女性の髪飾りとして使われることから呼ばれているようです。 花言葉「あなたを思っています」は、花嫁の髪を飾る花冠やウェデングブーケに丸い艶のある葉と硬めの細い茎が使われることからつけられたのでしょう。花言葉「純愛」も、英名の由来からきているのでしょう。恋人たちが鳴らす鐘のような、白い鐘形の実の様子からつけられたと思っていました。 吊り鉢で咲かない花を見たいと思って、ご近所のお店の植え込みや木のまわりに植えられているワイヤープランツを何年か覗いていたら、寄せ植えにした鉢の中で花を咲かせ始めました。そのときには、ご近所のあちこちでも花が見られるようになっていました。ワイヤープランツには斑入り葉や、葉がハートの形をしたワイヤーハートやスペードの形をしたワイヤースペードもあります。タデ科ミューレンベッキア属、耐寒性半常緑つる性低木、原産地:ニュージーランド別名:ミューレンベッキアワイヤープランツの花言葉:憧れ、純愛、あなたを思っています。ワイヤープランツの誕生花:― 流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、花 ガーデニングshop岐阜緑園、緑の風yamashoku、charm 楽天市場店、山野草と盆栽の専門店ヴェールモア、FLOWER&PLANTSあとりえさんにあります。
2019.02.15
コメント(0)
秋から冬に、縁にギザギザのある葉のわきに垂れ下がった花茎に、白い壺形の小さな花がまとまって咲き、花後に結んだ実は翌秋の花の傍らで、黄緑色の丸い実が赤く熟していきます。誕生花のない花は、ゆっくりと大きくなって紅色に熟すかわいい実、イチゴノキ(苺の木)。花(木)の名は、英名のstrawberry treeからで、小粒のタネを含んだ赤い実の粒々感がイチゴを連想させることから名づけられました。学名のArbutus unedoは、属名がラテン語のarbutum(イチゴ)から、種小名がunum edo(一回食べる)で、一回食べればもう食べたいと思わない味からつけられています。 花言葉「後が楽しみ」は、白い花が咲き終わって結んだ実が黄緑から黄、オレンジ、赤へと1年ほどかけて色づき熟していくことからつけられたのでしょう。小さな鉢植えのイチゴノキは結実してもすぐ実が落ちていましたが、だいぶ大きくなって花数も増え、今小さな実がたくさんついています。 植物園のイチゴノキのように実と花が同時に見られ、本当に一回食べればもう食べたいと思わない味なのか確かめる日を楽しみに待っています。園芸品種にはコンパクトなヒメイチゴノキや紅花種のベニバナイチゴノキなどがあります。 ツツジ科イチゴノキ属、半耐寒性常緑低木、原産地:南ヨーロッパ別名:ストロベリー・ツリー、アルブツス・ウネドイチゴノキ(苺の木)の花言葉:後が楽しみ。イチゴノキ(苺の木)の誕生花:―流通時期:鉢植えを春と秋に見かけます。ガーデニングショップ四季の里、遊恵盆栽 楽天市場店、ガーデンタウン、ぐりーんぐりーん、園芸ネット プラス、苗木の専門店 グリーンでGO!、千草園芸さんにあります。
2019.02.13
コメント(0)
春に、偽茎の3~5枚の小葉がある鳥足状の葉のわきから伸びた花柄の先に、紫褐色の仏炎包(ぶつえんほう)に守られた白く丸い付属体の基部に、小さな単性花(雄花または雌花)が咲きます。誕生花のない花は、不思議な形をした仏炎包を持つテンナンショウの仲間、ユキモチソウ(雪餅草)。花の名は、付属体が白い棍棒状で先端が雪のように白く、つきたての丸い餅のように見えることから名づけられました。学名のArisaema sikokianumは、属名がギリシャ語のaris(植物名の1つ)とhaima(血)で、葉の斑紋に由来し、種小名sikokianum(四国の)は自生地が四国であることからつけられています。 花言葉「苦難の中での力」は、花名の雪と餅から、雪かきなど雪のもたらす難儀な作業などや、食べると力が出るという力餅を連想してつけられたのでしょうか。ユキモチソウは雌雄異株で、地下にある球茎が十分に成長するまでは雄花が咲き、球茎が成長すると雌花が咲き、結実すると球茎が痩せるので、翌年は雄花が咲くそうです。 鉢植えのユキモチソウは10年咲いて、雨の多い夏に枯れて、その後は環境が整わなくなったのか育てられなくなり、今では植物園で見るだけになりました。サトイモ科テンナンショウ属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:ヤマユキソウ(山雪草)ユキモチソウ(雪餅草)の花言葉:苦難の中での力。ユキモチソウ(雪餅草)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、四国ガーデン楽天市場支店、charm 楽天市場店、e-フラワー、片岡笑幸園「悠々の森」さんにあります。
2019.02.12
コメント(0)
早春に、大小の鋭いトゲをつけたまっすぐな幹先に葉芽をふくらませ、大きな羽状の葉が集まって四方に広がり、晩夏から初秋に、枝先から伸びた花茎に、白い小花が放射状にたくさん咲きます。誕生花のない花は、風味豊かでコクのある若芽と数多くの白い小花、タラノキ(楤の木)。花の名は、山菜のウド(独活)に似ていることからウドの朝鮮の古名Ttatur(つちたら)が転訛したという説や、トゲが多いことからトゲの古名のたら(棘)になったという説などがあります。 花言葉「他を寄せつけない」は、細い幹や枝だけでなく葉柄や葉軸にもびっしりと固く鋭いトゲをつけて、鹿などに食べられないようにしていることからつけられたのでしょう。花言葉「強い態度」は、新芽をみんな食べられると枯れるので、幹につけたたくさんの鋭いトゲで威嚇していることからきているのでしょう。 庭のタラノキはトゲナシタラですが、近くの川岸に生えている野生のタラは幹や枝だけでなく葉にもたくさんのトゲがありました。タラノキに添付されていた育て方のとおりに、収穫枝の下から3~4芽残して切り戻していると、大きくなって、毎夏、花を咲かせて実をつけるようになりました。ウコギ科タラノキ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本、朝鮮、中国別名:ウドモドキ、オニダラ、タロウウドタラノキ(楤の木)の花言葉:強い態度、他を寄せつけない。タラノキ(楤の木)の誕生花:―流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、charm 楽天市場店、産直花だん屋、苗通販店:ぐりーんべりぃ、ガーデニングショップ四季の里、花みどりマーケット 楽天市場店、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ファーム フローラルさんにあります。
2019.02.10
コメント(0)
冬の終わりから早春に、横に連なって伸びた塊茎から出た花柄に、深い切れ込みの入った葉を開き、細い緑の葉の上に、6枚の萼片が花弁化した鮮やかな黄色い花が一輪咲きます。誕生花のない花は、可憐な白い花を咲かせるセツブンソウ(節分草)の仲間、キバナセツブンソウ(黄花節分草)。花の名は、黄色い花がセツブンソウに似ていることから名づけられました。セツブンソウの名は旧暦の節分の頃に咲くことからつけられています。別名のエランティス・ヒエマリスは、学名の音読みで、属名Eranthis はギリシャ語のeri(早い)とanthos(花)に由来し、種小名はhyemalis(冬季の)です。 花言葉「ほほえみ」はセツブンソウと同じ花言葉で、いち早く春の到来を告げて暖かい春風に揺れて咲く愛らしい花の姿をたとえたのでしょう。花言葉「光輝」は、冬枯れの中で咲く黄色い花の鮮やかで輝くような美しさからきています。キバナセツブンソウの花弁は退化して筒状の黄色い小さな蜜腺になっています。 キバナセツブンソウ(黄花節分草)はセツブンソウより花が大きな強健種で、暖地の夏の過湿と高温に耐えて、何年か花を見せてくれ、タネもつけました。キンポウゲ科エランティス属(キバナセツブンソウ属)、耐寒性多年草、原産地:南ヨーロッパ別名:エランティス・ヒエマリス、セイヨウセツブンソウ(西洋節分草)キバナセツブンソウ(黄花節分草)の花言葉:光輝、ほほえみ。キバナセツブンソウ(黄花節分草)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を冬~早春に見かけます。e-フラワーさんにあります。 セツブンソウ
2019.02.07
コメント(0)
晩秋から冬に、葉の落ちた枝に、濃いピンク色の花弁の基部が淡黄色の大きい5弁花が次々と咲き、楕円形の緑の実がなります。誕生花のない花は、徳利のような樹形で大きく美しいピンクの花、トックリキワタ(徳利木綿)。花(木)の名は、幹の基部が徳利(トックリ)のように膨らんだ形をして、長い実から白い綿毛をもったタネが出てくることから名づけられました。別名のヨッパライノキ(酔っぱらいの木)は、幹の基部の膨らみが酔っぱらいのビール腹のように見えることからつけられています。 花言葉「偉大」「優秀」は、古代から栽培されているワタ(綿)と同じ花言葉で、美しい花の姿とタネを包む綿毛が詰め物などに使われていることからきているのでしょう。バスガイドさんのお話では、葉は花が咲く晩秋頃から春になって、実が熟してひび割れ、中に詰まっている白い綿が出てくるまでついていないそうです。 1月末に訪れた沖縄では、トックリキワタの花はもう終わりかけで、大きなピンクの花が枝をおおう満開のときはどんなにきれいだっただろうと、残念に思いました。幹は成木になって樹皮が褐色に変わるころトックリ状になるそうで、まだ膨らんでいませんでしたが、10年近く経った今ではりっぱなトックリになっているのでしょう。パンヤ科トックリキワタ属、非耐寒性落葉高木、原産地:ブラジル、アルゼンチン別名:トックリノキ、ヨッパライノキ(酔っぱらいの木)トックリキワタ(徳利木綿)の花言葉:尊敬、信頼、偉大、崇高、優秀。トックリキワタ(徳利木綿)の誕生花:―流通時期:―
2019.02.06
コメント(0)
早春から初夏に、つるになって横に伸び地面をおおって広がり、まっすぐに立ちあがった茎先や光沢のある長楕円形の葉のわきに、先が5つに大きく裂けた青紫色の筒状花を咲かせます。誕生花のない花は、ツルニチニチソウ(蔓日々草)の近縁種、ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)。花の名は、ツルニチニチソウ(蔓日々草)に比べて葉や花が小さいことから名づけられました。ツルニチニチソウの名はつる性で日ごとに新しい花を咲かせることからつけられています。花名の由来と同じように、ヒメツルニチニチソウの学名はVinca minor(小さい)で、ツルニチニチソウの学名はVinca major(大きい)です。 花言葉「幼なじみ」は、つるがからまった茎や葉の間で咲く花の様子が手をつないで寄りそうように見えることからつけられたのでしょう。花言葉「優しい思い出」は、葉の間に見え隠れする花の姿が幼い頃かくれんぼをして遊んだ日々に結びつくことからきているのでしょう。 早春の植物園で、ヒメツルニチニチソウが日当たりのよい花壇一面に広がっていましたが、元気に伸びる茎葉に隠れて咲く青紫の花も多くあり、花のじゅうたんにはならないようです。紫や白の花、八重咲き、斑入り葉などの品種もあります。キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属(ビンカ属)、耐寒性・耐暑性常緑つる性半低木、原産地:ヨーロッパからコーカサスヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)の花言葉: 幼なじみ、優しい思い出。ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)の誕生花:―流通時期:早春から見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、園芸ネット プラス、ここなぎさんにあります。
2019.02.01
コメント(0)
冬から夏に、根元から分かれて斜めに伸びた茎の細い線形のやわらかな葉の間から、淡緑色の円錐状の小穂を出して、緑白色の小花を数個咲かせます。誕生花のない花は、踏まれて育つ踏み跡植物、スズメノカタビラ(雀の帷子)。花の名は、小さいを表す接頭語の雀と帷子(裏地のない単衣の着物)で、小さい花穂を雀の着る帷子に見立てて名づけられました。別名のハナビグサ(花火草)は、小穂が花火に似ていることから呼ばれています。 花言葉「わたしを踏まないで」は、踏みつけに強いので、踏まれれば踏まれるほど元気に育って増えますよの意を込めてつけられたのでしょうか。小さいとき、ずっとその名も知らず、春の田んぼで青々とやわらかく茂った草に寝転んで遊んだ草で、一斉に田をおおうように芽生え、同じ草丈で一斉に花を咲かせていました。 今、スズメノカタビラは初冬に田起こしをした田で芽生えて青々と伸び、穂を出す中にタネをつけて枯れているものや、あわてて芽生えてしっかりと穂を出している小さな株も混じっています。庭や鉢植えの中では、春から秋までタネをつけて枯れては芽生えを繰り返して、抜いても抜いてもどこかで花が見られます。イネ科イチゴツナギ属、一年草~越年草、原産地:世界各地別名:ハナビグサ(花火草)、ホコリグサ、ビンボウグサスズメノカタビラ(雀の帷子)の花言葉:わたしを踏まないで。スズメノカタビラ(雀の帷子)の誕生花:―流通時期:―ムレスズメ
2019.01.31
コメント(0)
晩秋から冬に、羽状に細かくさけた葉をつけてよく分枝した茎先に、濃黄色の一重の花が固まって咲きます。誕生花のない花は、葉に触れるたび香り立つ宿根マリーゴールドの可憐な花、レモンマリーゴールド。花の名は、マリーゴールドの仲間で、葉に強いレモンの香りを持つことから名づけられました。マリーゴールドの名は聖母マリアの祝日に咲く金色の花からで、年に何度もある聖母マリアの祭日にいつも花が咲いていることからつけられています。 花言葉「健康」は、寒さに強く丈夫でビタミンカラーの輝くような黄色い花が次々と集まって咲く様子からつけられたのでしょう。花言葉「可憐な愛情」は、花の少なくなる頃に暖かい色のかわいらしい花を見せてくれることからきているのでしょう。 レモンマリーゴールドは油断すると草丈が1mにもなって広がりすぎますが、初夏までに好みの高さで切り戻すとコンパクトになり、何年も晩秋から冬まで咲いています。夏の庭の水やりの楽しみの一つは、わさわさと茂ったレモンマリーゴールドの葉に服や足を触れて、強いレモンの香りに包まれることです。キク科マンジュギク属、耐寒性多年草、原産地:メキシコ別名:レモニー、マウンテンマリーゴールド、宿根マリーゴールドレモンマリーゴールドの花言葉:健康、可憐な愛情。レモンマリーゴールドの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春に見かけます。苗木の専門店 グリーンでGO!、ハーブティー専門店 e-ティザーヌ、大神ファーム、lapaix8さんにあります。
2019.01.29
コメント(0)
春から秋に、よく枝分かれしてふんわりと広がる枝上部の毛の生えた細長い葉のわきに、淡い紫色の唇形花が3~5輪咲きます。誕生花のない花は、輪になって咲く人形のような愛らしい花、ウエストリンギア。花の名は、属名の音読みで、スウェーデンの医師Johan Peter Westringを称して名づけられました。英名のAustralian rosemaryは、オーストラリアの海岸の岩壁などに自生し、花や葉の形がローズマリーに似ていることからつけられています。ローズマリーはラテン語のros(雫)とmarinus(海の)からで、地中海沿岸の海辺に多く自生し、淡いブルーの花色と花形が海の雫を連想させることからつけられました。 花言葉「誠実」は、次々とつぼみをつけて律儀にかわいい花を咲かせ続けることからつけられたのでしょう。花言葉「真実の愛」は、下唇弁に黄褐色の斑点を見せて淡い紫色の5枚の花弁を包み隠さず広げた優しい小花をたとえたのでしょう。 ウエストリンギアは四季咲き性で、春になるといっせいに花開き、猛暑でない夏にはポツリポツリと咲き、秋にまた花数が増えて、暖地では冬の暖かい日にもつぼみをつけてまばらに咲きます。やわらかな枝や葉にローズマリーのようにウッディーな香りはなく、花色は白やピンク、斑入り葉があります。シソ科ウエストリンギア属、半耐寒性常緑小低木、原産地:オーストラリア別名:オーストラリアン・ローズマリーウエストリンギアの花言葉:真実の愛、誠実。ウエストリンギアの誕生花:―流通時期:鉢花を秋~冬に見かけます。ブルーミンググレイス、LAND PLANTS 楽天市場店、charm 楽天市場店、園芸ネット プラス、大神ファーム、植木組合、ハーブとアロマテラピーさんにあります。
2019.01.27
コメント(0)
早春に、株元からよく枝分かれし垂れ下がった枝の葉のわきに、花弁の先が6~8つに裂けた一重や花弁が二重に重なった鮮黄色の平な花が次々と咲きます。誕生花のない花は、金色の花のシャワー、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)花の名は、中国の雲南地方に自生し、黄色い花の形がウメ(梅)に似ていることから名づけられました。別名のオウバイモドキ(黄梅擬き)は、オウバイ(黄梅)とよく似た花を咲かせることつけられています。 花言葉「明朗」は、黄色い花が集まって咲いてもまばゆくなくきれいで明るい陽だまりのような花色からきているのでしょう。花言葉「優美」は、黄色くしだれて趣があり、しっとりとした美しい花姿からつけられています。 早春の公園で、ウンナンオウバイがしだれた枝をのびのびと広げて、一重や半八重の花を入り混じらせて咲かせている中に、花の中心に旗弁(おしべが花弁化したもの)のある花を見つけました。モクセイ科ソケイ属、半つる性耐寒性常緑低木、原産地:中国別名:オウバイモドキ(黄梅擬き)、ウンナンソケイ(雲南素馨)、オウバイソケイ(黄梅素馨)ウンナンオウバイ(雲南黄梅)の花言葉:優美、明朗。ウンナンオウバイ(雲南黄梅)の誕生花:―流通時期:冬~早春に鉢植えを見かけます。日本花卉ガーデンセンター、石田精華園 楽天市場店、トオヤマグリーンさんにあります。 オウバイ
2019.01.26
コメント(0)
春に、枝先に集まってついたつややかな深緑の葉のわきに、10~20枚の細長い花弁をひらひらさせたクリーム色の花が固まって咲き、8本の突起のある変わった実を結びます。誕生花のない花は、枝葉が線香や抹香の材料になる木、シキミ(樒)。木の名は、実の形からの敷き実とも、有毒なことから呼ばれた悪しき実の「あ」が省略されたともいわれています。 花言葉「猛毒」は、木全体に有毒物質を含み、食べれば死亡することがあるほど有毒な実を警戒してつけられています。シキミの実から抽出単離されたシキミ酸はタミフルの原料成分で薬になっていますが、有毒成分のアニサチンを多く含み、植物では唯一「毒物及び劇物取締法」で劇物に指定されています。 仏前に供えるために植えた2鉢のシキミは交互にしょっちゅう枝を切られて、大きくなれず花も実もつけないで、庭の片隅でひっそりしています。お寺のシキビは春のお彼岸の頃から咲き始め、初夏に実をつけています。シキミ科シキミ属、耐寒性常緑高木、原産地:日本、台湾 別名:シキビ、ハナシバ(花柴)シキミ(樒)の花言葉:猛毒。シキミ(樒)の誕生花:― 流通時期:苗木を秋~早春に見かけます。季の香(きのか)、千草園芸、苗木の専門店 グリーンでGO!、遊恵盆栽 楽天市場店、園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、花と緑の専門店 土っ子倶楽部さんにあります。
2019.01.24
コメント(0)
冬から早春に、地際からたくさん立ち上がった枝の先の葉のわきにつぼみが数個つき、濃黄色の五弁花が輝くように次々と咲きます。誕生花のない花は、冬枯れの庭を明るく照らす黄色い花、ウンナンゲッコウカ(雲南月光花)。花の名は、中国の雲南省に自生し、美しい黄色の花が月の光に似ていることから名づけられました。別名のキバナアマ(黄花亜麻)は、アマ(亜麻)の仲間で黄色い花を咲かせることからつけられています。 花言葉「希望」は、春に先がけて冬枯れの景色を明るく照らして咲く黄色い花の姿からつけられたのでしょう。ウンナンゲッコウカは毎年年末頃からつぼみをふくらませて、お正月を祝うように咲き始め、早春まで次々と花を咲かせています。 夏の高温多湿には弱いようで、小さな鉢植えはうまく夏越しさせられなかったのですが、庭の方では暖地でも夏越ししています。アマ科キバナアマ属、耐寒性常緑亜低木、原産地:インド、中国別名:キバナアマ(黄花亜麻)、レインワルティアウンナンゲッコウカ(雲南月光花)の花言葉:希望。ウンナンゲッコウカ(雲南月光花)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンターさんにあります。キンシバイ
2019.01.23
コメント(0)
夏から秋に、大きな葉を広げた太い茎先に、何十枚も重なった黄色い仏炎苞が大きな花弁のように少しずつ開く間に、細い筒のような黄色い小さな花が並んでいくつか咲きます。誕生花のない花は、ほぼ1年間咲く世界一の大きく珍しい花、チユウキンレン(地湧金蓮)。花の名は、中国名の音読みで、地面から金色のハス(蓮)の花が湧き出したように見えることから名づけられました。 花言葉「幸福を招く」は、幸福や希望のイメージカラーの輝く黄色い花色からきているのでしょう。チユウキンレンカは真冬に根のない30cmほどのすりこぎのような細い茎を一番大きい素焼きの鉢に植えて、翌夏には鉢を割ってしまったので、そのまま地に放しました。 みるみるうちに大きくなって、花を咲かせ、ひと月のうちに茎の周りに出た小株もみんな黄色い花を咲かせ、冬に葉が枯れても咲き続けていました。花が咲いたわりに実を結ばず、タネをひとつもつけていないように見えましたが、猛暑水不足だった5年後にブロックの穴から芽を出して、3年ほどして花を咲かせました。プラスチックの鉢のままでは大きくなれなかったようで、茎の周りに小株は咲きませんでした。バショウ科ムセラ属、耐寒性多年草、原産地:中国別名:ウンナンチユウキンレン(雲南地涌金蓮)、ムセラ・ラシオカルパチユウキンレン(地湧金蓮花)の花言葉:幸福を招く。チユウキンレン(地湧金蓮花)の誕生花:― 流通時期:鉢植えを冬~早春に見かけます。観葉植物の専門店e-RAN、TAHITI MARCHE ータヒチマルシェーさんにあります。
2019.01.21
コメント(0)
春から初夏に、根元が赤みを帯びた茎が斜めに伸び、縁に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある長楕円形の葉のわきに、黄白色の小花が固まって咲き、茎の節がふくらんで小豆色のムカゴをつけます。誕生花のない花は、茎を食べる山菜の赤みず(アカミズ)、ウワバミソウ(蟒蛇草)。花の名は、大蛇のウワバミが出そうな渓流沿いの湿った斜面や崖地などに群生することから名づけられました。別名のミズナ(水菜)は、茎がみずみずしく食べられる菜からつけられています。 花言葉「変わりやすい愛」は、毎年池代わりの水槽のそばで増え続けて、茎の葉のわきごとに黄白色の小さな花をつける姿のどこからきているのでしょう。ウワバミソウは雌雄異株で、雄株は葉脈に出した花柄に黄白色の小花が集まって咲き、雌株は葉脈に柄のない小花が咲きます。 2株からたくさん増えて、収穫できるようになりましたが、秋にできるという小豆色のムカゴが茎の上部の方の葉のつけ根にでき、花が下方の葉のわきから咲きあがってくるのを見てためらっています。イラクサ科ウワバミソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:ミズナ(水菜)ウワバミソウ(蟒蛇草)の花言葉:変わりやすい愛。ウワバミソウ(蟒蛇草)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。charm 楽天市場店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、ファーム フローラル、e-フラワーさんにあります。 ハオルチア
2019.01.18
コメント(0)
春に、よく枝分かれして長楕円形の葉をつけた茎先に、中心に黄色の目をもって深く五つに裂けた空色の小さな花が穂状に咲き上がっていきます。誕生花のない花は、春の野辺に咲く空色の小さな花、キュウリグサ(胡瓜草)。花の名は、茎や葉をもむとキュウリの匂いがすることから名づけられました。別名のタビラコ(田平子)は、田んぼで葉を平たく広げていることからつけられています。 花言葉「小さくても夢は大きい」は、細長い花茎を伸ばしてごく小さな空色の花を次々と咲かせる様子からつけられたのでしょう。花言葉「愛しい人への真実の愛」は、ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)を小さくしたような空色の可憐な花の印象からきているのでしょう。ワスレナグサの花言葉「真実の愛」は、中世ドイツの若い騎士ルドルフと恋人ベルタの悲恋の伝説からつけられています。ルドルフはドナウ川の水ぎわに咲く空色の花をベルタのために摘もうとして誤って川に落ち、手にした花をベルタに投げながら、「私を忘れないで」と言い残し急流に飲みこまれました。 キュウリグサは、最初ワスレナグサが先祖返りしたものと思っていましたが、道端のアスファルトの隙間にひっそりと咲く姿を見かけるようになり、いつしか庭でも咲いていました。晩春に長く伸びた茎の下から順にタネがつき、花穂の先に咲く極小の花がいっそう目立たたなくなった頃に抜いています。ムラサキ科キュウリグサ属、一年草、原産地:日本、アジア別名:タビラコ(田平子)キュウリグサ(胡瓜草)の花言葉:愛しい人への真実の愛、小さくても夢は大きい。キュウリグサ(胡瓜草)の誕生花:―流通時期:―ワスレナグサ
2017.03.15
コメント(0)
冬から早春に、地際からたくさん立ち上がった枝先の葉の付け根に数輪のつぼみをつけて、濃黄色の五弁花が輝くように次々と咲きます。誕生花のない花は、熱帯地域の山地に咲いて幸せを呼ぶ黄色い花、キバナアマ(黄花亜麻)。花の名は、アマ(亜麻)の仲間で黄色い花が咲くことから名づけられました。アマは漢名の亜麻の音読みで、ラテン語のAmaniaからという説や、麻(大麻)に次ぐからという説などがあります。別名のレインワルティアは 属名 Reinwardtiaからで、属名は ドイツの科学者 Caspar Georg Carl Reinwardtにちなみます。 別名のウンナンゲッコウカ(雲南月光花)は中国の雲南省に自生し、美しい黄色の花が月の光に似ていることからつけられています。花言葉「希望」は、春に先がけて冬枯れの景色を明るく照らして咲く黄色い花の姿をたとえたのでしょう。 キバナアマは毎年年末頃からつぼみをつけ、お正月を祝うように咲き始め、早春まで次々とつぼみをふくらませ、咲き続けます。植物園では、中国で迎春柳と呼ばれるように、株元から伸びた細い枝いっぱいに花を咲かせています。アマ科キバナアマ属、耐寒性常緑亜低木、原産地:インド北部~中国別名:ウンナンゲッコウカ(雲南月光花)、レインワルティアキバナアマ(黄花亜麻)の花言葉:希望。キバナアマ(黄花亜麻)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンターさんにあります。アマリリス カラー
2017.01.26
コメント(2)
初夏から秋まで、横に広がって次々と伸びる細い枝先に長い花穂をつけて、花弁が四つに裂けた小さな薄紫の筒状の内側が赤紫色の花が次々と咲きます。誕生花のない花は、蝶がよく集まる花木ブッドレアの仲間、トウフジウツギ(唐藤空木)。花の名は、中国原産のフジウツギ(藤空木)で、フジウツギはフジ(藤)の花を思わせ、葉がウツギ(空木)に似ていることから名づけられました。別名のリュウキュウフジウツギ(琉球藤空木)は、古くから琉球(沖縄)で栽培されていたことからつけられています。 トウフジウツギの学名はBuddleja lindleyanaで、属名がイギリスの植物学者Buddleに、種小名lindleyana はイギリスの植物学者John Lindleyにちなんでつけられています。花言葉「恋の予感」はブッドレアと同じ花言葉で、長い花房の甘い香りと蜜にひきつけられてチョウがひらひらと訪れる様子からつけられています。 花友達のお宅のトウフジウツギはブロック塀から長い花穂を垂らし、足元から伸びた短い枝にも花穂をつけて、長い花筒が際立った花を偏らせて咲かせています。梅雨空に咲き始め、アゲハチョウが訪れ、秋の青空にも長い花房が風に揺られて咲いています。フジウツギ科フジウツギ属、耐寒性落葉低木、原産地:中国別名:リュウキュウフジウツギ(琉球藤空木)トウフジウツギ(唐藤空木)の花言葉:恋の予感。トウフジウツギ(唐藤空木)の誕生花:―流通時期:―ブッドレア
2015.07.14
コメント(0)
夏から晩夏に、細毛が生えまっすぐ伸びた茎先や上部の針状の葉のわきから出た花茎に、十字形の黄色い小さな花が円錐形に集まって咲きます。誕生花のない花は、亜高山帯や高山帯の草地や岩礫地に咲くカワラマツバの仲間、キバナカワラマツバ(黄花川原松葉)。花の名は、カワラマツバの仲間で、花が黄色いことから名づけられ、カワラマツバは川原や草地に生え、葉が松葉のような形をしていることからつけられています。 花言葉「活発」は、上部で何度も枝分かれした茎に無数の小さな花が集まって泡のように咲く様子からつけられたのでしょう。夏の伊吹山で、キバナカワラマツバの花が最初は他の草花の間から遠慮がちに花を咲かせていて、山頂のお花畑へと登っていくと、岩場のあちこちに草姿を見せてキラキラと輝いていました。 伊吹山には白色のカワラマツバ、淡黄色のウスギカワラマツバもありますが、キバナカワラマツバはより高い所に生えることが多いそうです。白い花もいろいろ見かけましたが、カワラマツバの花は見逃したようです。アカネ科ヤエムグラ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮、中国、ロシアキバナカワラマツバ(黄花川原松葉)の花言葉:活発。キバナカワラマツバ(黄花川原松葉)の誕生花:―流通時期:―ホオズキ
2015.07.07
コメント(0)
晩春から夏に、縁にギザギザ(鋸歯)があり毛の生えた長楕円形の葉をつけた茎先に、白い十字状の小さな4弁花が次々と咲きます。誕生花のない花は、すらりと伸びて白い旗を掲げるハタザオの仲間、フジハタザオ(富士旗竿)。花の名は、富士山に咲くハタザオ(旗竿)で、ハタザオは細く長い茎が旗竿のように直立していることから名づけられました。 花言葉「共に生きる」は、富士山の砂礫地で礫とともに流されながら生育することからきているのでしょう。春の植物園の山野草展で、タネから育てたというポット苗と純白の花を咲かせている見本の鉢があって、ポット苗は来年から咲くといわれました。 山野草の土に植え替えて、夏は庭の木陰に、冬は暖かいベランダに置き、早春に根際から生えたへら形のロゼット状の葉の上に、たくさんのつぼみの固まりをちょこんとつけていました。暖地の猛暑日の続いた年の夏を越せずに、見本のように大きな株にまで育てられませんでした。高山に咲く花は夏を越せないことが多く、来年の花を見られないかもしれないと思って、見本の写真を撮らせてもらいましたが、咲いてよかったです。アブラナ科ヤマハタザオ属(ハタザオ属)、耐寒性多年草、原産地:日本フジハタザオ(富士旗竿)の花言葉:共に生きる。フジハタザオ(富士旗竿)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春に見かけます。ハタザオの仲間ブーゲンビリア
2015.06.04
コメント(0)
春から夏に、3つに分かれた小葉にギザギサ(鋸歯)のある葉(3出複葉)をつけた茎先に花柄を出して、小さな黄色の5弁花が咲き、淡い緑色のトゲトゲとした実を結びます。5月22日にご紹介する誕生花のわからない花は、エナメルのようにピカピカ光る金色の花と金平糖のようなかわいい実、キツネノボタン(狐の牡丹)。花の名は、キツネが出てきそうな野原に生え、葉の形がボタン(牡丹)の葉に似ていることから名づけられました。別名のコンペイトウグサ(金平糖草)は、実(集合果)が金平糖のような形をしていることからつけられています。 花言葉「騙ましうち」は、葉がボタンに似ていて、実が金平糖のようなことから、狐に化かされたと連想してつけられたのでしょう。花言葉「ひとりぼっち」は、まっすぐ伸びた茎の上部でよく枝分かれして次々と咲く花のどこからきているのでしょう。 キツネノボタンは田植えが始まる前の田の縁や畦のあちこちで、光沢のある花と金平糖のような実を見かけます。近縁種に、ケキツネノボタン、コキツネノボタン、シマキツネノボタンなどがあります。キンポウゲ科キンポウゲ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:コンペイトウグサ(金平糖草)キツネノボタン(狐の牡丹)の花言葉:騙ましうち、ひとりぼっち。キツネノボタン(狐の牡丹)の誕生花:―流通時期:―ハイビスカス
2015.05.22
コメント(0)
晩春から初夏に、羽状に切れ込んで裏側に白い毛の生えたやわらかな葉をつけた花茎の先にいくつにも枝を分けて、突起のある球形の総苞の上に紅紫色の頭花が咲きます。誕生花のない花は、ユーモラスなアザミのような花、キツネアザミ(狐薊)。花の名は、花がアザミに似ているけれどアザミ特有のトゲがなく、狐にだまされたようだということから名づけられました。狩人に追われた狐が急いで近くにあったアザミにあわてて化けたとき、トゲをつけ忘れたという逸話があるそうです。 花言葉「嘘は嫌い」は、花の名の由来のようにアザミに似ていてだまされたということから連想してつけられたのでしょう。キツネアザミは、糸のように伸びた細長い花弁がたくさん集って総苞にたれる姿が髪をたらした子供の頭のように見えてユーモラスで、アザミよりほっそりした草姿をしています。 キツネアザミは古代に稲作とともに大陸から渡来した史前帰化植物とされ、ご近所の田の畦や畑のわきでやさしい花を咲かせています。キク科キツネアザミ属、耐寒性二年草(越年草)、原産地:日本、中国、朝鮮半島キツネアザミ(狐薊)の花言葉:嘘は嫌い。キツネアザミ(狐薊)の誕生花:―流通時期:―ノアザミ。 アゲラタム
2015.04.29
コメント(0)
全182件 (182件中 101-150件目)