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本当は<Dynamite>と<やれんのか!>を見たいけど…、グッと我慢でレジャー施設で現場の大晦日。夕方、出口でお客さんを観察していると、「Dynamiteが始まるから、そろそろ帰ろう…」「桜庭 vs 船木…どっちかなぁ?」という方々が数組いた。少しの時間でこの場所で聞こえてくるくらいだから、全国でも相当な人数いるだろうな、と。レジャー産業では、とかく近隣の施設との来場者数の争いになりがちだが、もっと大きく捕らえれば、こうしたテレビコンテンツにも大きく左右されることがわかる。魅力的な番組があれば、それに合わせて行動する人が多いから。<来場者予測>を考える時に、天気の次にテレビ欄チェックを重視しておくことは大事であると実感した。=====…と言っている最中に、なんとスペースワールドでジェットコースターの事故が発生。8名のお客さんが怪我をされたとか。大晦日に…(汗)。今年は、エキスポランドに始まって、大小様々な事故が発生し、あと数時間で年越し…という土壇場で、また事故。遊園地、テーマパーク事業者にとっては、一言では言い表せないほどの<教訓の一年>だった。業界内にはまだまだペーパーコンサル、博覧会流れの知ったかぶり代理店、20年間勉強してないプロパー社員、結局どこにでも同じモノを提案するデザイナー…など、ヌルい商売人がまだまだたくさんいる。これでは「反省します」と言ったところで、「きっとまた起きるはず」という気持ちになる。そんなことで、来年は、溜めていたけどなかなか書けなかった<失敗の教訓>を(一部は書けなかった…:汗)少しでも公開して、再発防止に役立てられるようにしたいと思う。
2007/12/31
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仕事がら、年末年始は現場が多い。今年も運営コンサルタントは大好きなDynamiteを録画に託して、ダウンジャケットを身にまとい、いざ現場へ…。現場で効率よく働くには、ツールが重要。最近は、ウィルコムのPDA<ZERO3>を使用している。写真を撮ったら、すぐに関係者に送信。「すぐに…」が最も重要なポイント。(情報の遅い人は現場では役に立たない)PC用のメールも現場で確認できるし、すぐに返信できる。シーンによってはビデオも撮影できる。休憩時には、メモを入力して、自分のPCに送信しておく。すると、報告書の作成が2倍以上速くなる。出張の飛行機や新幹線の中では、ビデオ三昧。もしくはMP3。もちろん、電話もかけられるから、シーンによっては、ノートPCよりも便利だ。10年前には考えられないというか「あったらいいなぁ」と思っていたモノが手元にあるのだから、ありがたい。同じ仕事を続けていると、こういう実感がを噛み締めることができる。しかし、問題は、これだけ世の中が便利になって仕事しやすく速くなっていってるのに、ことサービス業は生産性が上がってないこと(汗)。原因は、これまた現場にいれば実感できることで、ツールで便利になった分「サボってしまう」からだ。プラスアルファになっていけばいいんだけど、現実はそうはならないで、手抜きに使われてしまう。その典型は、情報の扱いが下手になっていって、かつての<電話とFax時代>よりもクレームが多くなったり…。スタッフ同士のコミュニケーションも「聞いてないよぉー」「ええ?メールしたよ」で終わってしまうから酷いもんだ。現場は本当に遅くなった(涙)。ケータイ電話もメールな時代に、公衆電話に張付いてでも情報共有のために本部や関係者に報告しまくっていた世代からみれば、明らかにレベルが下がっているのを実感する年の瀬だった(汗)。
2007/12/30
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バイクに乗っていて、一番怖いのが「迷っている車」。「どっちに曲がろうか?」「この辺かなぁ」とトロトロ走っているかと思うと、いきなり左折してくる。学生時代も、これで車に轢かれた。(その後数回の経験者である:汗)走るなら走る。止まるなら止まって欲しい。マイペースは結構だけど、交通の<流れ>があるから、突然の行為はいい迷惑である。そういう車が混ざっているから、事故もないのに渋滞は多発することになる。これは一般社会も同様で、研修で呼ばれる多くの会社に<迷ってる人>が多数混ざっていることがある。経営者の方々はそれを「最近、コミュニケーションがよくなから…」「集中力が…」と考えてそういう研修なんかをオーダーして来るが…。しかし、元々「迷っている」ワケだから、集中力もモチベーションもないのは当然で、まずは「腹を据えて働こう!」という人を採用しなければならないはず。<迷っている人>を見抜くのは簡単で、仕事や社内で問題が起きた時にすぐにわかる。何か問題があると他人事だし、逃避するし…。本人は気づいてなくても、周りにはバレている。仕事をしていても、ペースが安定しない。コロコロとペース(モチベーションかな?)が変わるから、一緒に働くスタッフたちはとても疲れる。この場合、一緒に働くスタッフたちの方が心配だから、研修を実施する時には、こちらのケアをする。こちらにポイントを合わせる。迷っている人たちは、「早く決めちゃいなさい」だけ(笑)。これは僕の周辺でも全く同じで、今までのスタッフを振返れば、最もパフォーマンスが高かったチームは、期間限定の契約社員だった。「期間は3年」と、締め切りが決まっている方がパフォーマンスが圧倒的に高い。少なくとも、その3年間は迷ってないので、モチベーションも高いし、没頭して仕事に取り組んでいた。実は、「社会人として大切なことはディズニーランドで教わった」の香取くんもこれで、契約期間を経て社員になったので、集中力が高かった。モチベーションも「自分で点火できる人」となっていった気がする。また、学歴も時に邪魔な存在になることもわかってきた。なぜか?と言うと、他の仕事でいくらでも「潰しがきく」と思ってしまうからだ。だから、自分の希望でサービス業を選んでおいて、「僕は、マーケティングがやりたかったんです」とか言い出して、辞めてしまう。文学部だの経済学部だの、学歴と仕事のピントが合っていればいいんだけど、そうでない人が多いから、すぐに迷うわけだ。これも大きな原因の一つ。だから、近年は短卒や専卒の評価が高いのはうなずける。彼らは専門の勉強をしたし、それしかしてないとも言えるから、何しろ、その道に進んでいく。ある意味では「逃げ場」が少ない。だから、結果として長く続くし、スキルも伸びていくから、いずれ仕事が楽しくなる。逃げ場が多い人は、極端な話、ズーッと迷っていて、気がつけば適齢期で、思い切り能力を発揮して、人の役に立てるようになる前にそのキャリアが終わってしまう場合が多い。(結婚後、専業主婦の道など…)半端に学歴があると、様々な企業で「再出発の機会がたくさんある」と思ってしまうから、学歴の分だけ、迷いも大きくなるのかもしれない。再就職はできるかもしれないが、それで世の中の役に立てるほどの仕事ができるか?は別。学歴を重ねるときにピント合わせをやりながら進学するならいいが、そうでないと、社会に出て<虚脱感>に見舞われやすいようだ。そういった意味では、契約社員というのは、働く人にとっても、雇う側にとっても、いい制度かもしれない。20年先までのことまでの覚悟はないが、3年ならやってみよう!ということで、集中して3年間も働けば、チンタラ迷いながらグチグチした3年間よりも高い成果を残せるから、周囲からも賞賛させるし、結果としてその仕事が好きになる可能性が高い。そういった意味でも、契約社員制度はうまく使えばお互いにとってメリットが高い。何しろ<社内のモチベーション渋滞>を回避するためにも、(これによるロスは予想以上に大きいし…)短くかくてもいいから、期間と目的を決めて、集中して働ける環境を整えるべきだと思っている。
2007/12/27
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この時期のレジャーサービス業界は、年間でも最も稼ぎ時です。ただ、社内の仕切りが悪いと、クリスマスとカウントダウンがどっちも中後半端になりがち。日程が近いから。結局、「両方不発だった」ということがよくあります。それでもっともらしい理由を並べるのですが、原因は、「担当者がダブっている」所が不発をやらかします。掛け持ちしちゃうんです。準備期間が重なっているので、同じ担当者では無理なんだけど、自称企画マンたちは「できます」とか「今年はカウントダウンに力を入れます」とか勝手に判断してしまうんです。本来は両方大事。「どっち」なんて選ぶほど贅沢は言ってられないはずで、一年の中での数少ない稼ぎ時だから。それぞれイベントの性格が違います。一発の集客力なら、カウントダウンでしょう。外に出て年を越したい人は大勢いますから。もう、お祭り騒ぎモードです。しかし、カウントダウンはお土産購買率は低いので、単価はクリスマスの勝ち。クリスマスの方が、食事とショッピングの単価が高い。年間で、最も高いシーズンと言えます。だから、そういうことが詳しい人たちが担当した方がいいだろうし、カウントダウンは、何しろたくさん集客することに力を発揮できる人が担当すればいい。過去の経験から、クリスマスシーズンの企画は女性スタッフが重要で、男性ばかりではやはり不発に終わることが多かった(汗)。だって、クリスマスとか記念日を大事にしていない人が集まって、あーだ、こーだと議論しても…ねぇ。無理でしょう。カウントダウンは、テレビでも「PRIDE男祭り」なんてやっているくらいだから、野郎パワーでやっても大丈夫かな。でもね、どっちも夜がメインのイベントでしょう。夜モノはやはり女性の企画力が光りますね。きれい、かわいい…に価値を置いて生活してない人々が口出ししない方がいいわけ。だから、クリスマスとカウントダウンのどっちをやりましょう?と男性の上司に聞けば、「カウントダウン!」となる確立は高い。だから、少々荒く言えば、「記念日系は女性」で、「祭り系は男性」。それで、準備するチームを立ち上げておくようにしておくことが大事ですね。
2007/12/23
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従来、地域の警察署で保管されていた落し物。落とした場所がわからないと発見が困難だったが、<遺失物法改正 1>法改正後は、警察のホームページで公開され探しやすくなる。<遺失物法 2>しかし、保管期間は6ヶ月→3ヶ月に短縮された。落し物の数は年々増加の一方で、1954年 183万点2006年 1,222万点保管のための倉庫代や人件費が膨れ上がっている。<遺失物法改正 3>特に多いものは、傘や衣類などの安価なもので、これらは2週間以内に落とし主が現れない場合は売却できるようにした。<遺失物法改正 4>落し物が多い交通機関などでは、警察署に落し物を持っていく必要がなくなる。ところが、交通機関の多くは、自分たちで管理したくないのが本音。「今まで通り、貴重品は週に一度、警察署に届けるということで、保管の責任は慎重にならざるを得ない」とのこと。*WBSより=====落し物の伸びは本当に凄い。倉庫が足りなくなる、というのは受取りに来ない人が多い証拠。20代の頃、ある施設のインフォメーションを担当していた時、初めて遺失物法を勉強した。遺失物の対応で、一番やっかいなのは落とし主への返却だった。特に当時流行していた<使い捨てカメラ>には、本当に泣かされた。「あのぉー、カメラ落としたんだけど届いてませんか?」=はい、確認します。どのようなカメラでしょうか?「使い捨てカメラで24枚撮りのやつ!」=24枚撮りですか。他に何か特徴はありませんか?「さっき買ったやつだから、特徴も何もないでしょう」…と、こんな具合。特徴のない市販品は、他にも<透明のビニール傘>などもあるが、これは返却しても問題はない。しかし、カメラの場合はそうはいかない。数枚でも撮影しているから、違うものを返却しては大変なことになる。かといって、現在のデジカメと違って画像の確認ができない。現像するしかない。だから、何の特徴もないカメラに特徴を持たせるようにするしかない。そこで<落とした場所><時間>などを細かく聞き出して、かなり高い確率で返却していた。そうは言ってもこういう対応の連続は疲れるので、カメラを販売する売店で工夫してもらうようにした。販売時に、ペンを貸して名前やニックネームなどの印を入れてもらうのだ。こうすることで、万が一落としても、確実に返却できる可能性が高くなった。反対に、休日に自分が他施設へ遊びに行ってカメラを落としたことがある。インフォメーションで返却してもらった時は、やはりうれしかった。しかし、後日、現像してみると、全く知らないカップルが写っていた(涙)。何のことはない、インフォメーションの受け渡しミスだ。ただ、その難しさがわかるので、責める気持ちにはならなかった。だけど、この現像してしまった写真をどうしたものか?と悩むことになる。写真を撮影した人たちは、きっと欲しいだろうな、と。現代のようにインターネットはなかった時代は、写真の持ち主を探すのは至難の業だった。とりあえず、施設に写真を送っておいて、問い合わせがあったら、返却してあげて欲しい、と伝えた。(ついでに、僕らの写真が届いたら連絡してもらうために、住所、氏名、電話番号、それに念のための証明写真と送付しておいた)しかし、現代のようにメールで写真を確認できる時代ではないから、これまた至難の業だ。数日後、何と当事者に写真が返却できた、と連絡があった。さらに驚くことに、その人たちの所に僕らの写真、つまりカメラがあったようで、交換するように写真を送付して頂いた。「偶然は素晴らしい」と感動したことを覚えている。本来は、忘れなければいいのだが、こうして忘れ物になって、戻ってくるとタダの写真でも数倍うれしいから不思議だ。
2007/12/17
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北京行きの中国国際航空の飛行機は、定時より約3時間遅れて出発。しかし、北京空港に到着してみると、タッチの差で国内線の乗換えに間に合わず…(涙)。(ちなみに日系のエアラインはしっかり定刻で飛び立ち、しっかり着陸してました:汗)空港近くのホテルに宿泊して、朝、4:30に起床…のつもりが、絶対に寝坊できないというプレッシャーで一睡もできず(汗)。5:00にホテルを出発して、北京空港へ向かう。朝一番の瀋陽行きに搭乗するためだ。カウンターが開くと同時にチェックインすると…、「機材が瀋陽から到着していないので、何時に飛べるかわかりませんけどいいですか?」とのこと(号泣)。(やっぱり寝とけばよかった)良いわけないが、他に打つ手はないので、じっと我慢でロビーで待つ。改めて北京空港を見渡すと…、成田空港より新しいはずなのに、すでにボロい…と再確認。それと動線計画がきちんとできてないから、混雑に弱く、働くスタッフも仕事しづらいな。上海浦東空港並に良くない。あまりに寒くヒマなので、撮り溜めたテレビをみる。(PSPを買って、本当によかった噛み締める瞬間である)7:30の予定が9:00で出発。1時間少しのフライトで瀋陽につくと、「そりゃあ、機材が遅れるわけだ」と十分に納得できるくらい、滑走路にも雪が残っている。着陸時に明らかに機体が滑ったのは参った(汗)。現地の担当者のお迎えでホテルに向かう。チェックインすると、いわゆるコーナースイートで、応接室まである豪華なお部屋。だけど、誰も部屋には来ないので、使うわけないけど…。結局、研修は午後からに変更されていた。現地の方々に申し訳ないと思いつつ会場に入ると、驚くほどの大歓迎ぶりで、あまりに長かった道中もあり、「ジーン」と立ちつくす。(結局、24時間もかかったことになる:涙)=====このように書くと短いけど、この行間には、素敵な事件に溢れてました(笑)。実は、レジャ研メンバーは、最近、北京空港でのトラブルに見舞われることが多く、今月だけで、北京空港に合計20時間くらい滞在しています(涙)。=====研修の合間に<<KFCチェック>>中国のたいていの街にあるKFC。同じKFCなのにサービスが違うので、初めての街に行ったら必ずチェックしている。それで、大体、どの程度のサービスまで行けるのか?創造がつく。瀋陽のKFCは、GOODでした。笑顔がよい。何と言うかスレた感じがしない。声がよく出ている。スタッフがDon't stop motion で、常に動いて働いている。整理整頓が行き届いている。ズレているものはすぐに直す。…などなど、北京、上海あたりのKFCとは比較にならないレベルだった。=====夜は中国東北料理をごちそうになる。今まで食べた中華料理で一番口に合うかな。辛くもなく、油もきつくないし…。おいしいです!その後は、マッサージに行って爆睡。気持ちよかったのかどうなのか?まったくわからないので、もったいなかったかも。
2007/12/11
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2000年、一人の中国人留学生に出会った。ちょうど、北京で研修の仕事があったので、毎週のようにサービスに関する風習などを教わった。(それで準備して行った)(それ以来、ずっと教わっている)そのうち、彼女は大学院を卒業しいよいよ就職。その際には、今までのお礼を込めて、就職活動をサポートさせて頂いた。念願かなって、第一希望の知る人ぞ知る国際企業(日系)に就職した。現在では、アジア地区の教育担当者にまで昇進した。偶然、今朝は成田空港で一緒になった。「所長さん、今回はどこに行くの?」「中国の瀋陽だよ」「え?私の実家よ」「そうなんだ。ちょっと教えて欲しいんだけど…」…と楽しい会話をしたのちに、彼女は、ハノイ、ジャカルタの出張に旅立って行った。(いやー立派になったもんだ…と見送る)日本をベースにして、中国をはじめ、アジアを駆け回るなんて、ちょっとうらやましいなぁ…と思いつつ、そろそろこちらもチェックイン…と思っていると、「北京空港が大雪のため、機材がまだ北京です。よって…」と、大幅な遅れの様子。それどころか、北京で乗換えて、今日中に瀋陽に到着できるのかな?(汗)。かれこれ3h近く待っている。最近、エアラインがらみのトラブルが多くて(涙)。こんなに近い国なのに、やたらと遠く感じる今日この頃。
2007/12/10
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5月にジェットコースターの脱線事故で乗客一人が死亡、19人が負傷した大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」の経営陣が7日、記者会見し、10日から当分の間、営業を休止すると発表した。また、6日付で山田三郎社長が会長に退き、清水忠一総務部統括部長が社長に就任したことも明らかにした。山田会長は休業の理由について「赤字が続いており、イメージチェンジが必要」と述べた。~日刊工業新聞より~「イメージチェンジ?」情けなくて腰が砕けそうなコメントである。そういう問題じゃないだろう。イメージが悪いんじゃなくて、事故を起こす企業体質が問題なはず。それに、「会長に退き」とは、ようは社長から会長になっただけだ。どうやら責任の取り方、問題解決を教わったことがないようだ。山田氏の経営する泉陽興業のアトラクションを購入した遊園地がたくさんあって、この事件のお陰で、大被害を受けた。全国で遊園地離れを誘発してしまった。その結果、いくつもの遊園地が閉鎖に追い込まれた。そこで働いていた従業員たちの怒りは凄まじい。売るだけ売って、自分のところで大事故を起こして、業界に破壊的なダメージを与えておいて、出てきた言葉が、「イメージチェンジ」である。ある遊園地では、エキスポランド、泉陽興業からの謝罪はFax一枚だった、と。元社長の山田氏が講演会などで「顧客満足とは…」と得意げだったシーンが脳裏に甦る。本田宗一郎氏は、社長引退後、約3年くらいかけて、全国の販売店を巡業した。「今までホンダを売ってくれてありがとうね」と。これはお互いにHAPPYだったからよかった。山田氏は、まずは、全国の遊園地に謝罪巡業くらいはしてもらいたい。(もちろんそれでは済まないが…)よりによって、Faxじゃないだろう。売るだけ売りつけて、利益を上げておいて、最後に業界を半壊させたんだから、こんな目茶目茶なビジネスモデルはなかなか探せるもんじゃない。悲しいかな、日本の万博の遺産である。(山田氏は大阪万博で巨万の富を得た)政治がらみで発生したビジネスは結末が悲惨だ。ある会合で、こうした僕の発言に対して「そう言っても近年の動物園人気があるから、遊園地の経営が厳しいのは、そうした影響があるのではないか?旭山動物園をはじめとして、あの人気にはとてもかなわないでしょう?」というもっともらしい意見を頂いたことがある。(彼らもアトラクション業者である)既存の遊園地ではもう動物園にはかなわないと分かっているなら、なぜ新しい提案をしていないかの?または、「このままでは動物園にもディズニーランドにもとてもかないません。このままでは赤字が続きます。止めるなら今です」とか、進言するべきだった。自分たちが相変わらずアトラクションだけ売りつけておいて、実は動物園の方が楽しいと思っているんだから目も当てられない。そういう意味では、業界関係者はうそつきが多い。作ったり売ったりすることで利益を得るから、延命処置みたいなことばかりする。取れるうちは取ってしまえ、である。それでどんどん赤字が積って行くから、現場で働いている人は悲惨な目にあってきた。=====先日、東京ビックサイトで開催されていた<レジャー&サービス産業展>に行ってきた。かつて展示ブースを占領していた上記のような業者たちは見る影もなく、マッサージ、温浴施設、アウトドアなどの、癒し系が主体のイベントになっていた。彼らには、次に提案するものがない、ということだろう。アトラクション主体の遊園地の時代は終わろうとしている。
2007/12/07
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F1シンガポールGP開催決定!2008年のF1開催地として正式に認可された。お隣のマレーシアGPと連続開催ということで、ドライバーやチームにとっては移動も少なく、ありがたいに違いない。さらに、F1史上初の夜間開催となる予定。まさかF1カーにヘッドライトを搭載するわけにもいかないから、サーキットの照明が重要になるだろう。ちなみに、ほぼ市街地サーキットということで、エキサイティングなレースの期待が膨らむ。中国の上海GPの赤字を横目に見れば、新たにサーキットを作るより、小国シンガポールには、モナコ王国がお手本だったのだろう。大きなサーキットを作って開催して成功を収められるのは、日本やドイツ、フランス、イタリアのようなF1に参戦できるメーカーやチームを持っているか、その国のドライバーがいるか?いずれかだろう。それ以外の国で、大規模なサーキットを用意しても、サーキット自体の経営が逼迫してしまう。その意味では、上海サーキットも同じで、国内の自動車メーカーはF1とは縁遠い。部品メーカーも…。ドライバーは、お金を積んで予備軍にまでは潜り込ませているものの、実力がまだ伴わないから、シートを獲得するまでには至らない。F1用にサーキットを作ったところで、一年間のうち一週間たらずの開催で、残りの53週間が大問題となる。そうなると、公道で開催するのが一番安上がりとなる。あとは、夜間走行に耐えられるコースをどのように準備するのか?観客席はどのように確保するのか?主催者の腕が問われる。開催するより、運営が難しいから。(なんでもそうだけど…)04年の上海GPでは、大惨事寸前だった。(コースのマンホールが飛んで後続車に当たった:汗)(時速250kmで当たれば…)いずれにしろ、かつての失敗の教訓を整理整頓して、よりよいコース造りに励んで頂きたい。個人的には、ぜひ、観に行きたいと思います!
2007/12/06
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KDDI総研の藤原氏によれば、●ケータイと駐車場の切っても切れない関係アメリカの有名な複合ショッピングセンター、モール・オブ・アメリカ(通称=MOA)の駐車場でケータイを使ったサービスが始まったらしい。多い日には一日に約15万人もの来場があそうで、駐車場も12500台と巨大だ。すると買物が終わった客が「あれ、私の車はどこに…:汗」と迷子になる。(オープン当初のTDLと同じ様相かも)多い日には300-400名くらいいる。これを解消するために、ケータイを使用する。標識に書いてある番号にショートメールを送信する。すると、駐車場の場所が書いたメールが送られてくる。大変シンプルなサービスだ。が、こんな使い方があるのか、と感心してしまった。闇雲に高価なシステムを導入してお客さんの負担を増やさないで、ショートメールで対応するところもシンプルでよい。駐車場は、たいていの場合、外部業者に運営を丸投げしてしまっていて、こうした創意工夫から取り残されてしまいがち。個人的には、「その手があったか!」というものに心惹かれる今日この頃です。
2007/12/04
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