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美濃加茂市北部の河川で3月15日、生態系を守ろうと本来この地域には生息していないオヤニラミの駆除調査を目的とした捕獲活動が行われ、市民ら約50人が参加しました。
オヤニラミは、絶滅危惧種の淡水魚である一方、分布の東限が京都府とされていることから国内外来種とされており、また、肉食性で他の魚や昆虫などへの影響を与える可能性があります。市内では、平成24年に行われたカワゲラウォッチングでオヤニラミの稚魚がはじめて確認され、平成25年からオヤニラミの捕獲活動を行っています。
この日は、約500メートルの区間を対象に網を草が生い茂ったところや岩の下などに入れたり、背負い式電撃補魚器と呼ばれる機械を使って、電気を流して一時的に魚を気絶させたりして、約2時間の調査で63匹のオヤニラミを捕獲しました。
今回の調査に立ち会った岐阜大学地域科学部の向井貴彦准教授(魚類生態学)は、「今回の活動で、大きいものは全長約10センチのものが捕獲され、オヤニラミが数年前から生息していたことが裏付けられたと思います。今後も、地道な活動になりますがオヤニラミの生息域が広がらないように捕獲活動を進めていきたい」と話していました。
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