ウンとかスンとか mamatamの日記

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2017.02.25
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カテゴリ: 引越し
そう聞くと、なんだか良い知らせのように思えるけれど、よく考えてみたら、「本決まり」って、「そろそろ」だったり「なりそう」だったりするもんではないのじゃないかと、ハタと思い当たったmamatamです。

一昨日、タイトルみたいな電話が、不動産仲介の担当者さんからあったのです。
まあ、「そろそろ」でも「なりそう」でも、とにかく本決まりが見えてきたということは、御破算という結論にはならないということのようです。
そこまで来たのなら書いてもいいでしょうが、この物件は、建物付借地権というものでした。
借地権の売買なら、普通であれば、先ず、借地権の所有者さんから、借地権を購入し、それが終わると、今度は、土地のオーナーさんと、土地を貸す借りるの関係になって、地代を払うという運びになります。
もともと複雑と言えなくもない取引ですが、元の借地権者と土地のオーナーがきちんと関係を整理してから借地権の売買が実行されれば、取引に関しては面倒は起きないはずです。
ところが今回の話は、元の借地権者というのが30年の契約をして5年ほどたったところで倒産してしまった、そんな曰くの付いた物件だったのです。
そのことは、購入の意思があるので物件の内覧をさせてほしいと申し入れ、中に入るという時になって、不動産会社の担当者さんから知らされました。

工場の移転を考え始めていたmamatam社、それまでにもいくつかの物件を見ていましたが、それは初めての経験でした。
正に夜逃げの状態だったのです。
一階は店舗でしたが、事務所もお店部分も、全てそのまま。
机や棚はもちろん、電話機からエアコンから、在庫品もカタログも、不要なものは全て置きっぱなしです。
この片付けは、債権者もオーナーもする意思がないので、全て現状渡しでというお話でした。
2階3階の住居部分は、別の意味でもっとすごいことになっていました。
本当にいる物だけを持って出て行ったらしく、寝室には布団、クローゼットには衣類、靴、台所には食器、リビングには雑貨、椅子などの家具も数点。
書類などの様々なペーパー類がそこらじゅうの床に散乱して、階段の上り下りも危険な状態でした。
中に入ってみると、思っていたより狭く、工場を移転するのは無理だし、やめたら?と息子とわたしは言いましたが、一部移転して拡張する方向ならいけるというのが夫の考えで、上を事務所や倉庫として使うのが無理でも住むことは出来るし、と。
そうなるともう人の言う事なんかこの人の耳には入りません。
え?住むって誰が?わたしはイヤぁよ、とわたしが言っても、アパート出て、こっちに移る気はないよと息子が言っても、全然聞いていません。

その時に、債権者側に破産管財人という人がいて、この人が債務者の財産をまとめて整理することになってて、それを実行するには裁判所の許可がいるので、手続きには時間がかかりますというような説明がありました。
昨年の4月に自己破産の手続きがされたそうで、わたしたちがその物件を知った時点ですでに7カ月たっていたので、管財人も裁判所も、債権者も、早く片を付けたいと思っているということだったのです。
早い話が、決まらないと競売物件になってしまい、それは債権者にもオーナーにも決して良い話ではないという事らしいのです。
普通の不動産取引なら購入者さえ見つかればすぐにも取引が始まりますが、早く決めたいと言うなら手続きに時間がかかるといっても2か月くらいか、それなら、年内にも決着するのじゃないかと、夫は思っていたようです。
でも、思った以上に話が進まず、債権者サイドもオーナーサイドも取引に乗り気と言う話、あれが実は違ってたんじゃないのかと息子が言い出した頃、出てきたのは、申し込みの受諾ではなく、名義書換え承諾料と、建替え承諾料の話でした。

名義書換え承諾料は、前の借地権者が、建替え承諾料は、建て替えをする人が払うもので、mamatam社に関わるのは後者です。
どちらも法律で決まっているものではありませんので、払わないからと言って、罰されるわけではありませんが、払わないと名義書換えの同意書がもらえないとか、建替え費用のローンを組んだり担保に入れる時に建替え同意書がないと出来ない場合もあるとか、そういうお金です。
土地評価額の3~5%がそれぞれの相場とのことで、まあ、結構な金額です。
そんな事、とっくに話し合い済みと思っていましたので、今更?感が半端なくて、どうなってるの?と思ったら、先日書いた、オーナーさんの成年後見人やその監督人の事を知らされ、オーナーサイドでも取引に裁判所の許可が必要だと分かったのです。
「2か月後には決まる」どころか、1か月半経って、ようやくその承諾料の話になり、債権者側もオーナーと交渉しているとのこと。
mamatam社側では、その間に見積りをとり、膨大なゴミ類は産業廃棄物になるので、処理費と運送料がかなりの金額になることがわかりました。
建物はその後雨漏りが見つかり、ガス湯沸かし器とおふろ、トイレを交換しないと使えないこともわかって、使える状態にする工事だけでも相当の見積り額になりました。
そうした費用をオーナーさんでなくこちらが負担する現状渡しを受け入れたのは、借地権料と地代がその金額を加えても適正だと思ったからです。思ったのは夫ですが。
でも、その上に大規模リフォームとして承諾料が必要だと言うなら、話しは違います。
かかるお金はもちろんですが、それ以上に、これから何十年も、もしかしたら息子一人が残ってからも付き合う相手としても考え直した方がいいのじゃないかということで、夫、息子、わたし3人の意見が一致し、その旨相手側に伝えました。
それが昨年末のこと。
結果、入居時の建替え承諾料は不要となりましたが、多分債権者とオーナーサイドとの承諾料の話し合いもあったのでしょう、この件に監督人、裁判所のOKが出るのに1か月。
契約の申込書を送りました。
そしたら今度は、債権者側、これはおそらくどこかの都市銀行ですが、その社内で、最終決定をする会議をしたところ、よくいるヤツですが、条件だか何だかもう決まっていることをなんだかんだと言いたてるのがいて。。。と、どうやらこれは銀行と不動産仲介業者の担当者同士の愚痴みたいなもののようですが、そんな事情で、また何週間か。
そこを通過して、お銀行様の社内稟議も通り、債権者サイドの裁判所の許可も出て、これから契約書の作成にかかるというのが、冒頭の「そろそろ本決まりになりそうです」の中身なわけでした。
やっぱりなんだかんだ3月一杯くらいかかるのかなあ。
あちら様としてはなんと1年がかりの債権回収になるわけですね。
銀行さんは、借地権を売ったお金から、オーナーさんにその1年分の地代を払うらしいですよ。
オーナーさんも、一年ぶりに地代が入ってくるわけで、これを頼りに生活している人だったらどうなってだろう、何か救済措置があるのかしらなんて余計な心配もしてしまいます。
こういう特殊な取引なので、普通なら必要な、申し込み時の手付金などの金銭の動きは一切なく、もし万が一支払いの直前にmamatam社が、やっぱりやめますと言ったとしても違約金など支払う必要はないんですって。
mamatam社としては、仕事場が全部移転するわけではなく、mamatam家も今引っ越さなくてはならないわけではなく、しかも、「本決まり」までは一円のお金の動きもないという訳で、mamatam社というか、mamatam一家は暢気に構えているわけです。
もっとも、これ、仲介会社の担当者が一手にこのメンドクサイ話を引き受けて、中間報告をしてくれるのを聞くだけだから、嫌気も差さずにここまで来たのでしょう。

これで、動き出すとどうなのか、そこは未知の世界で、未知だからこその暢気でもあるわけです。
きっと一気にいろいろ押し寄せてくるのでしょうね。
本当はわたしとしては、今だって思うこと山盛りな筈なのですけど、言っても聞かないからなあ、誰かさん。
解決の見込みもないのに思い悩めば疲れるばかりです。
前もって心配するのはやめておきます。
いずれ必要になる時のために体力は無駄遣いしないようにしないとね。





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最終更新日  2017.02.25 17:53:14
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