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今日の午前中は「藤沢翔陵高校」にてミニ説明会。中3の男の子を三人連れて参加してきました。3塾合同でしたが、わずか8名の生徒のために、校長先生をはじめとしてたくさんの先生方や在校生が丁寧に学校の紹介をしていただきました。ありがたいことです。心から感謝です。まずは篠原校長先生のご挨拶です。個人的にとっても好きな校長先生です。生徒ひとりひとりをしっかりと見まもっていただける安心感があります。つぎに大和市から翔陵高校に進学した2人の在校生による、「男子校ってこんな感じ」という学校生活の紹介です。さらに留学生の自己紹介と、グルーブに分かれて留学生としゃべろう、です。同年代のネイティブとおしゃべりできる機会をいただいただけでも、今日、ここに来た意味があったはずです。つづけて、高校の授業って、ということで、英語、数学、国語のミニ授業。英語は先ほどの留学生が英文を読んでリスニングの勉強、数学は校長先生自らの授業、国語は小説の読解についてです。その後、高3生の特進クラスの英語、高1生の特進クラスの社会、商業科の情報処理の授業を見学します。どの授業も教えている先生の気迫が感じられ、生徒たちも授業にしっかりと入り込んでいっていました。見学した中3生たちは、自分たちが受けている中学校の授業との違いを体感できたのではないでしょうか。生徒たちはその後、部活動見学に向かいました。私たちは校長先生とお話です。最後に、一人の生徒に一人の翔陵高校の先生がついていただき、様々に学校のことなどについて質疑応答をしていただき、今日のミニ説明会は終わりです。充実した2時間半になりました。高校選びをする上で、今日の体験がひとつのおおきな基準になることは間違いありません。高校ってどんなところなんだろう、という具体的なイメージをしっかりと持てたはずです。この機会を与えていただいた藤沢翔陵高校にもういちど感謝です。
2017.09.09
今日は「玉川聖学院中学、高校 http://www.tamasei.ed.jp」の説明会にうかがってきました。今年の春にmiyajukuから進学した生徒が1名います。中央林間からだと、東急田園都市線で「溝の口駅」まで、そこで大井町線に乗り換えて「九品仏駅」で下りて徒歩数分の場所です。中央林間から40分で学校に着きます。正直、その近さにひっくりでした。九品仏には「浄真寺」という浄土宗のお寺があります。ここに九体の阿弥陀様がいらっしゃるので「九品仏」という駅名になっているようです。とてもりっぱなお寺でした。こちらはまた再訪したいと思います。さて、学校の話しです。学校名が示すようにキリスト教系の女子校です。学院長の先生のお話にもありましたが、女子校の共学化が進む中、女子教育に専念する、ということでした。確かに、私立校として、女子校としてのアドバンテージを活かす、という方向性に間違いはないと思います。そんな中、学校の教育方針は以下のようなものです。いいですねぇ。こんな学校で学びたくなってしまいますよね。日本の若者の「自尊感情(自分に対する自己評価の感情)」の低さが問題になりますが、この学校では、学校教育のあらゆる場面で、自己肯定感を高めることをしているようです。今日の説明会でも、そうした取り組みについてかなりの時間が割かれていました。人と人との関わりの重要性、体験の場の提供、開かれた視野の提供。どれもすばらしい取り組みです。また、基礎学力の育成にも力を入れているようです。おっきな学校のように「特進コース」などといった設定はないものの、土曜補習をはじめとして、ひとりひとりの生徒と向き合った指導がなされている様子がうかがえました。授業見学もさせていたたきましたが、どの授業も電子黒板を活用し、ひとりひとりがipadをもっていて、家庭学習も含めて様々に活用している様子でした。大学進学実績は、首都大/1名、早稲田大/1名、慶応大/1名、上智大/6名、国際基督教大/1名、明治大/1名、青山学院大/10名、立教大/1名、法政大/3名、学習院大/2名、成蹊大/6名、成城大/4名、明治学院大/20名、日本女子大/6名、清泉女子大/9名、昭和女子大/6名・・・などというものです。進学の形としては、指定校/44%、一般/18%、AO自己/22%、公募/14%、センター/2%となっています。来春入試での高等部の併願優遇入試の基準は9教科で32/45です。英検、数検、漢検などの3級で+1点(最大3点まで)の加点措置があります。県立高校の併願校としても十分に検討するに値する学校かと思います。
2017.09.08
今日の朝日新聞神奈川版です。県教委が「いのちを大切にするメッセージ」を県内県立高校すべてに出し、各市町村教委宛にも出した、ということです。県内で生徒の自殺と疑われる事案が起きていることからの危機感からのようです。昨日の綾瀬市の件でも、父親は自殺をうかがわせるような兆候は全くなかった、とおっしゃっているようです。とにかく、いろんなチャンネルをあけておいて、子どもたちがいざというときに相談できる「窓」をつくっておきたいです。うちの塾生たちにも今月は積極的に声かけを続けていきます。
2017.09.07
昨日の夜、東名高速に綾瀬市の中3生が飛び降りる、という痛ましい出来事があったようです。どうして死を選んだかの理由はわかりません。こうしたことを防ぐにはどうしたら良いのか。中高生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さんには大切な課題かと思います。昨日「LINEいじめ」について書きました。SNSの世界では、相手の顔を見ないバーチャルな中で、簡単に「死ね」といった言葉が出てしまうこと。そして、それが文字であるが故に、受け取った側は、何度もそれを見返してしまい、より大きな負担になってしまうこと、などということを書きました。子どもたちの世界は狭いです。実際、学校、家庭、SNSの3つの世界をいったりきたりしているだけでしょう。そうして、その「ちっちゃな世界」の中で、人間関係が構築され、LINEのグループで「はぶられた(グループからはずされる)」ことさえも、死にたくなってしまう原因になってしまうのです。大人はそのことをしっかりと知っておくことです。大人にとってみれば、LINEのグルーブでのできごとじゃないか、といったことが、子どもたちにとっては、生き死ににつながりかねない問題だということ。そのギャップが何よりも問題だということです。もうひとつ。LINEを拒否するのでなく、積極的に「親子がつながるツール」として活用してしまうことです。どのぐらいの家庭で「家族グルーブ」をつくっているかわかりませんが、是非ともLINEの中に「△△さんの家」というグルーブを作ってください。そして、積極的に夫婦の間でやりとりをするのです。今日のご飯はこれだよ、といったものを写真付きで。会社の近くにこんなものがあったよ、といったことを・・・・ はじめのうちは子どもたちが無反応でも、そうした下地をつくっておけば、ポツポツとLINEに書き込みがはじまります。そんなことしなくても、実際に話をすれば良いことじゃないか、と思わないことです。今の時代はこうしたソーシュルメディアを使うコミニュケーションと、実際のコミュニュケーションと、ふたつの世界が存在するのだと、親がしっかりと理解することからはじめたいです。確かに、どうしてこんな短文のやりとりをするのだろう、実際に会って話しをすれば良いじゃないか、と思います。でも、そこがLINEの特徴ですし、そこにこそ「LINEいじめ」の根っこの問題があるわけです。だからこそ、親も積極的にこのツールを親子のコミニュケーションに利用してしまいましょう。
2017.09.06
今日も私の乗っていた小田急線が、中央林間駅に到着した時の車内アナウンスで「ただ今、新百合ヶ丘の駅にて人身事故が発生し・・・」とありました。9月のはじめは自殺が最も多いらしいです。中高生も学校がはじまり、夏休み明けのこの時期が、最もいじめが発生しやすい時期とのこと。保護者の方は注意をしてこどもさんを見ておきたいときですね。最近のいじめは目に見えないのも特徴のひとつです。たとえば「LINEいじめ」です。今やSNSは、中高生のコミュニュケーションツールのメインをしめています。私も時々、今時のLINE事情を生徒たちに聞きますが、中学生で10ぐらいのグループに所属しているのが普通です。部活のグルーブ、クラスのグルーブ・・・ そんなLINEでふとしたことからいじめがはじまってしまいます。こんなサイトがあります。http://linelog.jpn.org時間があるときにでものぞいてみてください。のサイトは、いじめ防止啓発の目的で作られたそうですが、今時の中高生の「LINEいじめ」がどんなふうにはじまるのかがリアルにわかります。LINEではちょっとしたことが大きくエスカレートしていきがちです。もともとリアルな世界ではないので、現実世界との区別がつきにくいです。「死になよ」と言っている方は軽い気持ちだとしても、言われた方はズシンと受けとめてしまいます。しかも、文字情報なので何度も読み返せて、その度に気持ちが大きく揺らいでいきます。どうして簡単に死ぬことを選択してしまうのだろう、と親は思うのでしょうが、ソーシャルメディアの中は「仮想現実」なので、死を選択しているといった意識さえも希薄になってしまうのです。信じられないでしょうが、SNSの世界では「ノリで人を死に追いやる」ことができてしまう、ということです。しかも、人を死に追いやるきっかけは、ただの既読スルーだったりするのです。しかし、時代に対して文句を言ってもしかたがありません。子どもたちの世界の中には、ソーシャルメディアが空気と同じように存在しているのです。子どもにスマホを持たせない、といった選択もある程度の年齢までは有効でしょうが、それも限界があります。やはり、どうSNSと付き合うのかを親子でしっかりと考え、親がつねに寄りそっておく必要があります。この稿は続きます。
2017.09.05
昨日、「じんじん 其の2 http://www.jinjin2.jp」という映画を観てきました。困難に立ち向かうことの意味を描き、「一歩を踏み出す勇気」にエールを送る応援歌として紡がれます。と映画紹介にあります。丹沢の森と秦野が舞台になっています。笑って、泣ける映画です。今時のスリルとサスペンスといったストーリーではなく、ブラックバイト、仕事とは、といった今時のテーマを縦糸に、親子の絆、林業を通しての環境保護、というのが横糸のテーマになっています。スローシネマと銘打っているように、ゆっくりと時間をかけて育てていく映画というつくりです。丹沢山麓のあちこちの絵もきれいでした。それだけでもこの映画を観る価値はあると思います。物語は、陳腐といってしまえばそれまでですが、十分に観ているものの心に響くものを持っていました。ぜひとも、親子で観て欲しいな、と思います。この映画に登場してくる人たちのように「良い人」ばかりがいる世の中ではないことも確かです。でも、映画の世界ぐらいはそれで良いのではないでしょうか。間違いなく、見終わったあとには「あったかいなにか」が身体中を満たしてくれるはずです。お薦めの映画です。
2017.09.04
「読む蔵」の9月の作品の一覧です。今月もよい作品がそろっていますね。「物語とふしぎ/河合隼雄」は、たくさんの子ども文学を河合隼雄さんが紹介しているものです。その解説のひとつひとつが心にしみます。この本をきっかけに、さらにたくさんの読書につながっていけばうれしいですね。同時に、ふしぎに思うことの大切さについて、あっそういうことだったんだ、とも気づかされます。日々の忙しい日常に忙殺されている大人の方も、この本を読むことで心が解放される部分があるのではないでしょうか。「コミュニュケーション力/斎藤孝」は、中学入試、高校入試、大学入試のいずれでも出題の多い作品です。もちろん、コミュニュケーションとはなにか、ということを知ることの出来る一冊です。コミュニュケーションとは、相手と「感情」と「意味」をやりとりすることで、そのためには具体的に何をどうすれば良いのか、といったことについて書かれています。面接やプレゼンなどで、自分の考えを人に伝え、人の意見を的確に聞き取るために大切なことを身につけたい生徒は読んでおきたい一冊です。「読む蔵」を利用して、少しでも読書の幅を広げていきましょう。
2017.09.02
今日は「八雲学園中学校高等学校 http://www.yakumo.ac.jp」の塾向け説明会にうかがってきました。場所は東急東横線の「都立大学駅」を下りて徒歩7分ほどのところにあります。中央林間からですと、田園都市線で「溝ノ口駅」まで行き、大井町線に乗り換えて「自由が丘駅」へ、そこから東横線に乗って、という経路です。だいたい50分ほどで着きます。十分に通学圏です。1学年が3クラス〜4クラスという小さな学校です。いつも書いていますが、私立中学受験をするならば、おっきな学校よりもちっちゃな学校を、というのが私の持論です。小さな学校は、先生と生徒の距離も近いですし、学校と保護者との間も緊密です。なによりも「山椒は小粒でぴりりと辛い」の諺にあるように、ちいさな学校ほど特色のある教育をしています。八雲学園の特色をひと言で言うと、英語教育に特化している、ということです。学校の中でのあらゆる機会をとらえて、英語を使える人材の育成に長いこと取り組んできています。今日の説明会でも、中学生と高校生のプレゼンを聞きましたが、この発音は本当に中学生なの? とびっくりさせられました。また、今後は、英語教育というよりも、グローバル教育というとらえかたで、世界で活躍できる人材育成を目指すそうです。アメリカのカリフォルニアには、自前の施設としての「八雲レジデンス」があり、中学3年生は全員がそこを中心として現地研修を受講するとのこと。また、高校生は夏休みの3週間や、3ヶ月間の長期プログラムもあるとのことでした。とにかく、様々に英語に接し、英語を使い、英語で思考する機会が設けられている、ということです。そんな八雲学園ですが、来春入試から「共学化」することがすでに発表されています。今日も、下の写真のように男子の制服が展示されていました。英語を武器に世界に羽ばたきたい男子小学生は、ここをひとつの目標校としても良いのではないでしょうか。首都圏模試のデータで、合格率80%ラインはSS46〜SS52といったラインです。というより、入試で50%を得点出来れば合格ラインです。しっかりと学習して、当日の入試でその得点をとれば良いのです。来春入試の要項もすでに学校のホームページにでています。なお、高校は女子のみの募集で、推薦の基準が5教科で21以上(特進コース)、英検などの加点措置もあります。
2017.09.01
今日の朝日新聞の記事 http://digital.asahi.com/articles/DA3S13110334.html です。「平成とは」という特集記事の中で、今日は「女性進出」がテーマの記事でした。下の図は、平成学年と平成28年を比較して、女性の社会進出がどのように進んだかを数値データとして示しています。大学進学率が14.7%から48.2%になっているのには驚きです。もちろん平成元年の低さにです。全国平均でしょうから、首都圏などの都心部はもっとおおきくなっているはずです。25歳〜29歳の労働力率も大きく増えています。これらのことから、女性が大学に進学して仕事に就くというのが「普通の流れ」になったことが、平成の時代だったんだな、とわかります。女性の賃金もあがってますね。まだ男性と比べると7割ちょっとですが、この割合もどんどん縮まっていくのでしょう。ただし、男性の賃金がそれほど上がらず、女性の賃金がそれに近づいていく、といった流れの中での差の縮まりになるのでしょうが。保護者の方のもたれている感覚と、このデータは近いものがあるでしょうか? 何度か書いていますが、どうも、中高生のお父さん、お母さんの感覚と、このデータとの間にはギャップがあるように思えます。つまり、保護者の方の感覚は、平成元年のまま、ということです。いろんな意味で「男女共同参画社会」が進んでいってる、ということです。もちろん、まだまだの部分はあるのでしょうが、時代は確実にそっちの方に進んでいっていることは間違いありません。そうした中で、歩が子にどんな進路を進ませていくのか、どんなアドバイスをしていくべきなのか、ということを考えていかねばならないと考えます。いろんな意味で、男だから、女だから、といった前置きは意味を持たない時代になっている、ということです。ひとりの「ひと」としてどう生きていくのか。そのためにはどんなことを身につけなければいけないのか、ということです。もちろん、ライバルは同世代のすべての男女です。
2017.08.31
今日から授業が再開です。塾の9月新学期スタート。小6,中3,高3の受験学年にとっては、ここで「入試までの流れ」をしっかりと確認しておくことがとても重要です。塾の流れを中心にした「受験までの流れ」は、プリントして生徒たちに配ります。各種検定試験、学校の定期試験、模擬試験、面談等での受験校のしぼり込み・・・ まずは、そうした日程をおさえ、それに「自分の日程」を加えていきます。「自分の日程」とは、併願する私立校や志望する県立高校への学校訪問の日程などです。こうして予定表を埋め込んでいき、つぎに、いついつまでにこの学習を終わらせていく、といった学習達成目標を考えていきます。模試の日程をひとつの「小さなゴール」とすれば良いでしょう。とにかく、学校の中間試験、期末試験だけを目標とせず、あくまでも2月の入試をゴールとして、その合格のために必要な「入試得点」をどうとっていくか。そのために「いついつまでに△△を終わらせていく」といった意識を持つことです。新学期の開始にあたり、ここから5ヶ月半の時間を頭の中で思い描きましょう。
2017.08.30
8月26日〜28日と夏期講習が終わったあとのお休みを利用して、南アルブスの仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に登ってきました。北沢峠にテントを張っての登山でした。仙丈ヶ岳は4回目でしたが、今回の晴天が最もすばらしいものでした。中部山岳地帯のほぼすべての山々が見晴るかせ、富士山、北岳、槍ヶ岳・・・と、日本の標高ベスト10の山はほぼすべて見られた、という幸運の天気でした。山の神様に心から感謝でした。仙丈ヶ岳のカールは独特で、その姿は他のどの山にもないもので、さすがに「南アルプスの女王」の名を持つ山の姿でした。甲斐駒ヶ岳も、どーん、とそのでっかい山容はあらためてすごかったです。今回は、一眼レフカメラを持参し忘れての山行でした。大失態です。とくに夜の満天の星空は、天の川をふくめて写真におさめたかったです。とにかく、スマホでパノラマ撮って頑張りました。ここ に写真が少しあります。南アルプスの風を少しでも感じていただければ幸いです(^^)
2017.08.29
夏の講習も今日で最終日です。長いようで短かった夏が終わります。天候不順で雨ばかりの夏でしたが、学習面では、ほぼ当初の予定通りのカリキュラムを消化でき、勉強面での「貯金」はかなりできたはずです。この「貯金」をどう活かしていくかが9月以降の学習のポイントです。中3生は、各教科とも単元で1〜2は、学校の進度より前に進めることができました。9月以降も学習は前に進めていきますが、同時にこの「貯金」を活かして、1、2年生の復習にも手をつけていきましょう。とくに社会と理科は、3年範囲の学習との同時併行です。何度も言いますが、県高校入試は「当日の試験での得点で合否は決まる」ということです。目の前の定期試験ばかりに目を奪われることなく、8:2ぐらいの配分で、2月の入試に向けた学習を進めていきましょう。もちろん8が入試対策です。高3生は、夏の間にセンター過去問を3年分ほど解くことが出来ました。9月以降は、センター試験の予想問題演習と同時併行で、各私大の過去問演習にも入っていきます。また、数学Ⅲや物理、世界史など、まだ「ひとまわり目」の学習が終わっていない教科については、10月までを目途に終わらせるように計画立てていきましょう。1月のセンターまで140日です。いよいよカウントダウンの意識を持って学習を進めていく時期になります。その他の学年の生徒は、漢字検定、英語検定などをひとつの目標として秋の学習を進めていきましょう。高1・2生は、英検の準2級、2級の取得が目標です。これも何度も言っていますが、2年後の入試では、検定試験の結果が大きく大学受験に関わってくるようになります。4技能をしっかりと意識した学習を進める上でも、英語検定試験を上手に利用しましょう。中1、2生、小学生は漢字検定試験です。漢字検定試験は、単純な読み書きだけでなく、漢字の意味などをふくめた総合的な出題になっています。これに向けた学習を進めることは、漢字だけでなくことば全体へのチカラをつけることになります。それと併行して、読む蔵、語彙トレなど、夏の学習から継続して、学力の基礎になる部分をきちんと積み上げていく学習を続けましょう。もちろん作文にもしっかりと取り組むことです。ことばの力が学力の根っこです。塾は土曜日から火曜日までお休みで、30日の水曜日から新学期の再開です。わたしは南アルプスの山をふたつほどやっつけに行ってきます。幸いにも、前線が早くにぬけてくれて数日は好天が続くようです。南アルプスの深い森の中で9月からの英気を養ってきます。
2017.08.25
娘の結婚式の際、両親への手紙といったものを彼女がみんなの前で読みました。定番です。もちろん、涙なくして聞いていられませんでしたが、その中身が「・・・歩き始めてすぐにお父さんにひもをつけられてスキーをしたり、泣きながら尾瀬を歩いても誰も助けてくれずに自力で歩くしかなかったり・・・自然の中で育てられてたくましくなりました」なんてくだりがありました。まあ、確かに事実ですが、微苦笑でした。子どもの頃だけではなく、成長してからも、娘とは様々にでかけました。去年も四国を一周しましたし、その前の年は中国地方、その前年は九州地方・・・ 高校入学、大学入学の際は、妻と香港やイタリアなどにも行っています。わたしの仕事が夜の仕事で、なかなか接点を持つことが難しかったこともあり、できる限り時間を共有できる時はそうする努力をしてきました。それも単なる観光旅行ではなく、その地域を知り、接し、感じるような時間にするようにしました。そんなことが娘の成長に寄与したのかな、と思ってもいます。小中学生の地理の学習をしていていつも思うのですが、多くの子たちが遠くにでかけた体験を持っていません。それぞれの家庭にそれぞれの事情があるのでしょうが、できれば、子どもさんを連れていろんなところにでかけてみてはどうでしょうか。確かにお金がかかりますが、それは抑えることも可能です。わたしの家族の旅行は、基本的にビジネスホテルやユースホステル泊まりで、お金がかかる施設などにもほとんど立ち寄りません。移動もレンタカーを使えば、それほどかかるものでもありません。やり方です。大切なのは、みんなでいろんなものを見たり、聞いたりすることではないでしょうか。白川郷の朝の散歩、京都の苔寺での写経、滋賀の安土城跡の散策、奈良飛鳥でのサイクリング、瀬戸内小豆島の夕日、大阪道頓堀のお好み焼き、平泉毛越寺の宿坊宿泊,シーカヤックから見た海の景色・・・ いろんな風景や風や味を娘とは共有してきました。そんな時間が今は宝物です。自分の目で見て、自分の肌で感じて、自分の手でさわって・・・ 情報はなんでもネットで手に入る時代だからこそ、そうした体験が子どもの成長には重要なのだと思います。お父さん、お母さん。子どもさんを外へ連れ出しましょう。できれば自然の風を感じられるところに。ことばが違う場所に。いつも見慣れた景色とは違う風景の広がる場所に。そうした体験が、子どもの積極性やアクティブさに間違いなくつながります。前に進んでいくチカラの源になります。
2017.08.23
部活動のことが世間でも話題になっています。ためしに検索サイトで「ブラック部活動」と入力してみてください。さまざまな意見が飛び交っています。私の部活動に対する基本スタンスです。部活動はすばらしいもの。だからこそ、これからも中学や高校で部活動が、子どもたちのために継続できるような手立てを、オトナたちは真剣に考えなければいけない。ということです。部活動は良いものです。授業や学校行事とはまた違った意味で、子どもたちが人間関係をつくり、教師とも結びつき、その関係は学校を卒業したあともずっと続きます。はるか昔にわたしが教師をしていた頃に顧問をしていた部活動の生徒たちが、いまでもわたしを呑み会などに誘ってくれます。三年間、試合に向けて切磋琢磨した日々は、消えない時間として残り続けるのですね。そんな部活動ですが、私から見ても様々に問題が吹き出しています。何よりも大きいのは「極端な成果至上主義」ではないでしょうか。その最たるものが、連日のように報道される高校野球ではないでしょうか。もう高校野球は部活動ではありません。ショー化してしまい、学校教育の一環としておこなわれているとは言いがたいものになっています。高校野球は部活動はありません。たくさんのお金が動いていることは、どの選手もグローブなど真新しい道具を使っていることからもうかがえますし、上位に残っていくチームは野球留学生ばかりで構成されています。もちろん、高校野球がお金をうむ競技なので特別なのでしょうが、そこに象徴される「勝利至上主義」と「コマーシャリズム」が、少なからず今の部活動を浸食していることは間違いないでしょう。高校野球は決して美しくはないんです。美しいのは、せいぜい、地方大会の1、2回戦までなんです。子どもたちを見ていても、大会などの試合が多すぎます。中学生の部活動では、全国大会は必要ないのではと考えます。県大会までで十分かと思います。まずは、部活動の本来の姿である、学校の教育活動の一環、という立ち位置にもどって、試合に勝つことを目的化した活動を整理することが急務かと思います。
2017.08.22
私事ですが、昨日は娘の Wedding Party でした。式は先月、身内だけで挙げていたので、昨日は会社の上司、同僚、友だち、親族などを招待しての宴でした。二人が今までに出会い、お世話になり、支えていただいた方々に出席いただき、たくさんの愛をいただけた式になりました。宴そのものも、友人たちが手作りでウェルカムボードなどを作ってくれたり、会社の方からの温かいメッセージがあったり、私の弟の子たち、娘のいとこのタップのパフォーマンスあり、と二人が様々に支えられている様子がよくわかるものでした。先月の結婚式で娘とバージンロードを歩き、感極まってしまっていたので、昨日は涙はないだろうと思っていたのですが・・・ 最後の「父と母への感謝の挨拶」では、やっぱり涙があふれ出してしまいました。娘と過ごした二十数年間が頭の中をぐるぐるとかけめぐりました。保護者の皆さまも、こどもさんとの毎日を大切にお過ごしください。いつかくるだろう「良き日」の際に、どんな思い出が浮かんでくるのか・・・ わたしは、本当に大切な毎日だったんだな、とあらためて感じています。幸せな1日を与えてくれたことに心から感謝の1日でした。
2017.08.21
以下は、最新版(2017年版)の「子どもに習わせたい習い事ランキング」です。1位:水泳2位:ピアノ3位:英語・英会話4位:学習塾5位:サッカー・野球6位:書道7位:空手・剣道8位:プログラミング教室9位:ダンス・バレエ10位:そろばんつぎの指導要領の改定で小中学校の授業の中に導入されるという「プログラミング」教育。すでに子どもに習わせたい習い事の上位に来ています。親はどんなことを期待してわが子にプログラミングを学ばせるのでしょう。また、そうすることにどんな意味があるのでしょうか。これからの時代、ITがますます私たちの日常の中に入り込んできます。と同時に、今の子どもたちは「デジタルネイティブ」の世代です。生まれたときからITに囲まれて、日常的にITを利用する中で過ごしています。言い換えれば、日本語で意思を伝え合うのと同じレベルで、ITを使って毎日を過ごしているわけです。であれば、ただITを使わされる側にいるだけでなく、その仕組みを理解し、そのなかみを少しでも知ることはいろいろなことに役に立つはずです。何もプログラミングを学んだからといってプログラマーになることもないのです。と同時に、試行錯誤してプログラミングをすることは、どんな仕事にもつなげていけるはずです。日本語を話すのと同じように英語を話すことがこれからの時代では重要になるのでしょう。それと同じぐらい、プログラングコードを学び、使いこなすことが求められる時代が来るのかもしれません。9月10日(日)に大和駅そばの「大和商工会議所」にて、「ロボ・レイブ」の大会をおこないます。まったくのプログラミング初心者でも参加可能です。この機会にプログラミングにふれてみたい、とお考えのかたがいらっしゃいましたら、是非ともお子さんと一緒にご参加ください。まずは「なるほどこういうものなのか」といった感覚を持っていただくことがスタートラインです。ロボレイブにいてのページhttp://kokucheese.com/event/index/482061/
2017.08.19
神奈川県の公立高校入試では、2次選考枠というのがあります。定員の10%に対して、学校成績を選考に用いず、当日の入試得点、面接得点、特色検査の得点で合否を決めます。面接点で差をつけず、特色検査がない学校では、当日の入試の得点だけで合否が決まることとなります。以下の得点は、「カナガク」さんが公表した「今春入試での各高校ごとの2次選考のボーダー得点」です。川和 426点大和 390点鎌倉 379点希望ヶ丘 378点市が尾 367点横浜平沼 358点松陽 348点座間 346点元石川 330点湘南台 318点瀬谷 300点大和西 279点荏田 209点座間総合 173点藤沢清流 187点ここにあげなかった高校については https://kanagaku.com/archives/19543?wt=2 をご覧になってください。入試得点は開示されていますので、模試会社にはたくさんの「正しいデータ」が集まっています。ここにあげられた数字は「ほぼ間違いない数字」といえるはずです。この得点をとれれば、今春入試では、学校成績がどんなに悪くとも志望校に合格できた、ということです。もちろん、来春入試では、それぞれの高校の志願者倍率などによって、この2次選考のボーダーは大きく動きます。それでも、どこを志望校とするかの大きな基準にはなるでしょう。どちらかというと、学校成績でのボーダーを見るよりも、この2次選考の得点ボーダーを参考にして志望校は決めていくべきでしょう。何といっても、この得点をこえられれば合格できる得点、ということなのですから。また、それぞれの学校の難易度も、この2次選考のボーダーで考えるのが正しいとも思います。あれ、意外とこの学校はやさしいな、とか、逆に難しいな、といった判断ができるはずです。いずれにしても、あまりに学校の成績にしばられた志望校選択はするべきではない、ということです。
2017.08.18
今度の山行では、思っていた以上に高山植物に出会えました。今年は梅雨に雨が降らず、雪が遅くまで残ったので、花の開花が遅かったようです。山の花々は、雪渓が溶けた周辺に咲いていきます。花って名前を知るとよりいっそう興味がわいてくるものです。コイワカガミチングルマ(花)チングルマ(花ノ終わった後)ハッポウウスユキソウコマクサキバナノコマノツメオトギリソウこれら以外にもたくさんの花が咲いていました。山の写真と高山植物にご興味のある方は ここ に写真があります。
2017.08.17
夏らしくない毎日が続きますね。日照時間が少ないので、秋以降の野菜の値段が高騰するんじゃないかな、なんて思ったりしています。塾は金曜日から再開です。今回の山行は天気に恵まれませんでしたが、日の出直後の数十分は山々が姿を現してくれました。雲立ち上る不帰(かえらず)キレット雲海につつまれる剣岳ここ に写真があるのでご覧になって下さい。
2017.08.16
8月12日〜14日で、北アルプスの唐松岳、五竜岳という山を登ってきました。本当は剣岳、立山に登る予定だったのですが、天候が安定しないのでより登るのに簡単な山にしました。案の定、登りも下りも小雨のぱらつく中での山歩きでした。それでも、たくさんの高山植物が咲いていて楽しかったです。しかも、オコジョという動物にはじめて出会いました。唐松岳に登る登山道にある「扇沢雪渓」という夏でも雪の残る場所で休憩しているときでした。昨年、四国の「剣山」を登った時に出会ったのは、オコジョでなくイタチでしたが、今回は間違いな「オコジョ」でした。ちょこまかと岩や雪渓の上を走り回る姿は本当にかわいかったです。オコジョの写真は ここ にあります。
2017.08.15
尾瀬自然探勝ハイク 8月10日(木)朝の5時に起床。山の朝は早いです。尾瀬ヶ原には朝霧が立ちこめ、その向こうには至仏山がくっきりと見えます。今日は晴天です。うれしいなぁ。6時に朝食。たっぷりとご飯を食べます。今日は20キロ近くを歩きます。6時40分に尾瀬小屋を出発。記念撮影です。尾瀬小屋のスタッフの皆さん。お世話になりました。今日は樹林帯の中を尾瀬沼の方に向かって登っていきます。トウヒ、ダケカンバ、シラカバ、モミの木・・・ 豊かな樹相です。8時10分。白砂田代湿原に。ここには、食虫植物のナガバモウセンゴケが群生しています。ねばねばの液でトンボも補食してしまいます。水の中にはアカハライモリがいました。泳ぐ姿がかわいいです。環境省レッドリストでも準絶滅危惧種になっています。8時40分。沼尻着。尾瀬沼がきれいな姿を見せました。燧ヶ岳もきれいに山の姿を見せています。良い天気です。うれしいなぁ。子どもたちもちょっとハイテンションでにこにこ顔です。尾瀬沼を半周して尾瀬沼ビジターセンターに9時40分着。良いペースです。みんな足取りが軽やかです。20分ほど休憩して、ビジターセンターでスライドを見ながら、尾瀬の自然、環境保護への取り組みなどのレクチャーを受けます。みんなメモをとりながらしっかりと学習しました。尾瀬は本州最大の湿原。冬は雪に埋もれ、年間の平均気温は4度。その厳しい自然環境から、植物の枯れ葉などが腐らず積み重なった泥炭層。栄養が少ないので植物や樹木が育ちにくい。それでも昆虫類1100種など豊かな自然が広がる。木道は1メートルあたり10万円ほどかかる。それでも、尾瀬の自然を守るために木道は必要。昭和30年代に尾瀬の自然は危機的な状況にあった。そこから植生回復やゴミの持ち帰り運動などで自然環境は改善した。シカ対策、熊対策について。学習を終えて、尾瀬沼を見ながらお弁当タイム。尾瀬小屋で作っていただいたおにぎりです。11時に尾瀬沼を出発。三平峠に12時着。石清水の冷たい湧き水でノドをうるおしたのが12時半。一ノ瀬着13時。みんな頑張ります。そこから長い林道を歩いて13時50分に大清水着。2日間で30キロ。本当によく歩きました。えらいです(^^)/この2日間。尾瀬の風に吹かれながら、たくさんの花たちに出会い、尾瀬ヶ原、尾瀬沼と豊かな自然の中を歩いたことは、君たちの五感を刺激したはずです。バーチャルなものに囲まれている中で、こうして自然の息吹をリアルに感じる体験は、子どもたちの成長をしっかりと後押ししてくれるはずです。この夏休み。ゲームに興じている君。自然の中に飛び込まなければダメだよ。↓ に写真があります。 アルバムの URLhttp://30d.jp/tomoki77/129
2017.08.12
尾瀬自然探勝ハイク 8月9日(水)朝の6時に中央林間をマイクロバスで出発。厚木ICから高速に乗り、圏央道→中央道の沼田ICで下り、大清水の駐車場に11時着。予約していた関越交通のジャンボタクシーで鳩待峠に。雨がぼつぼつと降り始める中、お昼のお弁当を食べて12時20分に鳩待峠を出発。尾瀬の在来種を守るため、靴底に付着した種子をよく落としてから入山。しばらくは沢沿いの道を下っていく。雨で木道が濡れて滑りやすい。途中、熊よけの鐘を鳴らしたり、おっきな荷物を50kg以上も背負った歩荷さん会ったりと、びっくり体験をしながら13時20分に「山の鼻ビジターセンター」に到着。すぐに、2グループに分かれて、尾瀬保護財団の職員の方にレクチャーを受けながら「自然散策」に。まずは、尾瀬の自然を守るための取り組みとして、トイレの屎尿処理をどうしているかについてレクチャーをうける。基本的に「バクテリア」を利用して水と汚泥に分け、汚泥はヘリコプターで運んでいるとのこと。その後、湿原を歩きながら、咲いている植物たちを観察。コオニユリオゼミズギクコバキボウシマルバダブキミヤマワレネコウタカネアオヤギソウ花の少ない時期でもたくさんの花々が咲いている。ミズバショウの花(白い花の部分は本当は葉)が終わったあとの円柱状の「花序」と呼ばれる部分(こっちが本当は鼻の部分)が、熊の好物で、かじられたあとがたくさんあったのにもびっくり。1時間ほどの自然観察会でした。保護財団のなつ美さん、ありがとうございました。さて、14時30分に山の鼻を出発。木道をどんどん歩いて行く。途中できれいな二次に遭遇。山はガスっていて見られないが、気持ちよい尾瀬ヶ原横断を楽しむ。池糖には浮島が浮かび、午後2時頃(未の刻)に咲くという「ひつじ草」もきれいに咲いていた。竜宮を通過して、16時20分に見晴らしに到着。今日の泊まりは「尾瀬小屋」です。すぐにお風呂。といっても、山の中なので、石けんやシャンプーは使えません。17時30分から夕食。歩荷さんが運んできた食材です。残さないように食べました。夕食後は、自由時間。20時30分には消灯。山の夜は早いんです。↓ に写真があります。アルバムの URLhttp://30d.jp/tomoki77/129
2017.08.11
夏講習の前半は今日で終わりです。最終日は中学生の模擬試験です。中3生は県入試形式でのテスト。中1生とと中2生は、それぞれの1学期既習範囲まででの学力診断テストです。中3生の数学は「二乗に比例する関数」英語は「分詞、関係代名詞などの後置修飾」を、中2生の数学は「一次関数」英語は「不定詞」を、中1生の数学は「一次方程式」英語は「be動詞と一般動詞の使い方」をしっかりと学習しました。同時に、毎回のように1学期範囲の学習内容のチェックテストを実施し、弱点対策問題を演習するパターンも繰り返しています。中学生の後半授業は、社会と理科を中心として学習を進めていきます。とくに中3生に繰り返して指導してきたことです。入試に向けて考える「クセ」をつけていこう、ということです。ふだんの学校の予復習のレベルの学習では、それほど考えなくても問題は解けます。それほど、というよりも、条件反射的に解ける問題ばかりをいかにミスなく解くか、というのが通常の学習です。しかし、入試の問題はそれでは全く太刀打ちできません。たとえば、英語の英作文の出題です。入試では「日本語を英語にする作文」ではなく、「自分で状況を判断して何を言うべきかを考えて英作文」する出題です。「ご自由に食べてください」という日本語を英語にするのではなく、「ご自由にに食べてください、という状況だな」と自分で判断して「Help yourself . please」と作っていきます。数学も同じです。問題文に対する図表が与えられてなく、そこから自分で作っていく必要があります。ノートに考える過程をつねに書いていく「クセ」が求められます。この夏の講習では、どの学年にもそうした「思考過程をノートに書いていく」訓練をし続けてきています。あとはひとりひとりの自覚しだいです。明日と明後日は生徒たちを尾瀬に連れて行きます。自然保護について、子どもたちに考えてもらうきっかけとしたいです。それ以上に、あの尾瀬の美しい自然の中で、子どもたちにいろんなことを感じてもらえればいいな、と思っています。尾瀬散策の様子は、またブログで報告します。ここ に2011年に尾瀬に行ったときの様子があります。
2017.08.08
土曜日も私立中学受験をお考えの親子の方の入塾面談をさせていただいたのですが、私立中学受験をするのが良いかどうかの私の考えを書いておきます。まず、私立中学受験の現状です。はっきりいって10年前から比べるとどの中学も入りやすくなっています。これは「わたしの肌感覚」です。毎年、5人前後の生徒の私立中学受験をみてきていますが、このぐらいのチカラならこの中学はちょっと厳しいかな、といった生徒が合格していく例がここ数年の間続いている、ということです。本屋さんに並んでいる受験情報誌や、ネット上の様々な受験情報では必ずしもそうなっていません。これには理由があるのですが、そのことは時間がないので今回は書きません。私立中学受験は「やさしくなっている」ので、皆さんが思っている以上に「どこの中学も入りやすくなっている」現状がある、ということです。とくに中堅校では、すべてを投げ打ってでも、といった受験スタイルをとらなくても合格できる学校は増えています。つぎに、高校受験との違いです。高校受験では「学校成績」が関わってきます。とくに私立高校は「中学校の学校成績だけ(英、数。国の3科or+理、社の5科)」で合否が決まります。当日の試験はないのと一緒です。また、公立高校についても、なにがしかの割合で学校成績がかかわってきます。しかも、こちらは、技能科も含めた9科です。もっというと、いまの学校成績は絶対評価で、定期試験の結果がそのまま評定に結びつくわけでもありません。数字だけではない「不確定な要素」が多い、ということです。要は、不確定な要素が多い中でも、学校の成績を技能科も含めてきっちりととれる生徒は公立中学進学でも良いのかな、ということです。そうでないのなら、私立中学受験もひとつの選択肢かと思います。さらに、15歳の子どもは反抗期とも重なります。12歳の段階では、まだまだ親と一緒に受験する、といった時期です。これも中学受験をするかどうかの判断基準のひとつでしょう。親がどれだけ受験に関われるか、または、関わりたいか、ということです。小6の男の子など、最後は「お母さんのために頑張る」というのが実際のところです。最後に。私立中学受験の問題も様変わりしています。さすがに、小学校の学習で受験するのは不可能ですが、以前のような中学受験用の問題が少なくなっているのも事実です。どちらかというと、思考力や診断力など、考えるチカラを試す問題が多いです。理科や社会などでも、知識を問うのではなく、どうして、なぜ、といった問いかけが多くなっています。こうした出題に対応する学習をすることは、子どもにとってはとてもおっきな成長の手助けになることも忘れてはいけないでしょう。確かに、公立高校が学校改革もあって、大学への進学実績を伸ばしています。旧学区の2番手校までならば、GMARCHには合格できる生徒が増えているのも事実です。そこまでの公立高校に進学できるのならば公立中学への進学でも良いでしょう。その判断はなかなか難しいですが、親としての「肌感覚」に頼るしかない部分でもあります。私立中学の各校はつねに切磋琢磨していて、それぞれに「きらりと光る何か」を持とうと頑張っています。受験生側が「選べる」ことがおっきな利点でもあるでしょう。
2017.08.07
昨日と今日はゆっくりさせてもらいました。さすがに、朝の9時から夜の22時までの講習はこたえます。そんな前半の講習もあと2日です。その後、生徒たちを尾瀬に連れて行きます。台風がちょっと心配ですが・・・江ノ島の龍口寺の竹灯籠です。竹の中でゆらめくロウソクの灯りが幻想的でした。夏らしい風景でした。ここ に写真が少しあります。
2017.08.06
生徒を「お客さん」としてあつかう塾が増えている、といった話しを昨日書きました。どういうことなのか・・・塾が乱立していて、その競争は激しさを増しています。競争というのは、生徒の獲得競争、争奪戦です。こんな書き方をすると、子どもたちの教育に関わっているのに、と眉をひそめる保護者もいらっしゃるでしょう。でも、学習塾も「商売」であることは間違いありません。もちろん、しっかりと子どもたちと向き合って頑張っていらっしゃる塾も数多くあります。ただ・・・なんで塾長が授業を担当しなければいけないんだ。塾長の仕事は、子どもに教えることではないだろ。という塾がたくさんあることも確かです。そして、そうした塾が、生徒をたくさん集めて、保護者の皆さんにとっては認知度も高く、どんどん教室を増やしてもいるのも事実です。今はそうした塾が元気なんです。授業を担当する以上に大切な塾長の業務ってなんなんでしょう。それこそが「営業業務」なんですね。つまり、生徒を獲得するための、電話かけや、自宅訪問や、面談や・・・といった販促業務こそが塾長の最も大事な仕事なんです。それも塾長の仕事ではありますが・・・正直、miyajukuでは、せっかく問い合わせをいただいても、なかなかその後の営業に手がまわりません。どうしても、その日のテストを作ったり、その採点や添削をしたり、といった業務が優先されてしまいます。でも、わたしはそれでいいと思っています。そのことで、入塾見込みの「お客さん」を逃してもしかたがないと考えています。ご縁がなかったのだと考えるようにしています。どちらかというと、そうした営業を後回しにせざる得ない塾長さんが多いことも間違いありません。とくに個人塾には多いです。わたしのまわりはそんな塾長さんばかりです。だからこそ、塾長の業務は営業活動、などという方針の塾が出てくると、わっと生徒数が伸びるのです。保護者の方も、この塾長さん親身に相談にのってくれるし、よく電話もかけてきてくれるし、えらいわね、と思ったときこそ注意です。いつ子どもの指導をしているんだろう、って疑問を持ってみてください。塾選び。難しいですね(^_-)
2017.08.04
夏の講習も終盤に入ってきました。そんな中、こんなメールをいただくことがあります。塾に行くと「わからないことばかり」が増えるのでもう行きたくない。塾では「できない問題」ばかりやらされるのでもういきたくない。お母さん、子どもさんがこんなことを言った時にだう対処しますか?経営優先の塾であれば、せっかく通塾しはじめた生徒を辞めさせないために、夏の講習などでは「わかる問題」ばかりをやらせて気持ちよく勉強させる、といった手立てをとります。子どもも “にこにこ” しているので、お母さんも「一生懸命勉強しているのね」と満足です。でも、これって何の意味もない通塾なんです。勉強っていうのは、わからない問題にぶつかって、うんうんとうなって、アドバイスをもらいながら「自分のチカラ」で解いていくことによってはじめて身につくものなんです。大変なんです。苦しいんです。にこにこしながらやるものではないんです。もしも、苦しまないで伸ばす学習法、なんてものがあったら教えてください。そんなものあるわけないんです。努力しないでできるようになるスポーツなんてものがないのと同じです。苦しみをともなわないダイエット法もないんです。子どもの「わからない」というのは、つぎの一歩につながる「良い言葉」なんです。逆に「だいじょうぶ。全部わかっているから」という言葉が出てきたら要注意。気持ちよい学習ばかりをさせられている、ということを疑った方が良いです。もちろん、できない問題、わからない問題をmiyajukuではほっておきはしません。ただ、すぐに解法を教えることもしません。その子の実力にあわせて、解法の方向性や道筋は示しますが、あくまでも「自分のチカラ」で解かせていきます。だから「何にも教えてくれない」といった子どもの言葉になってしまいます。「何も教えない」のではないんです。わざと「教えない」で、子ども自身のチカラを伸ばすことに注力しているんです。それが「原則的な学習」です。こどもさんが「わからないから行くのがいや」と言った時、お母さんがどう対応するか。「そうね。そんなにわからないなら塾に行ってもしょうがないから、もっとわかる塾に変えましょう」となってしまったら元の木阿弥、ということです。子どもの「わからない」は「良い言葉」なんです。
2017.08.03
テレビで「Light up NIPPON」のCMが流れていました。「Light up NIPPON https://lightupnippon.jp」は、「東北を、日本を、花火で、元気に」と、東日本大震災被災地の太平洋沿岸十数カ所で、8月11日の震災月命日に、鎮魂と復興の祈りをこめた花火を一斉に打ち上げる活動です。2011年から毎年おこなわれています。「Light Up Nippon〜空に花、大地に花〜」という歌がテーマ曲になっています。様々な歌手が協力しています。ぜひ、下のリンクをたどってこの曲を聴いてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=x6Nbv-oj9rw空を見上げよう 皆で今年も夜空に夏の花、咲いた君の笑顔を照らすのは決して諦めなかった誰かの勇気そう 生きることは生き続けることは時々、難しいでも 上を向いて涙を拭いて立ち上がっていくことを忘れられないと嘆くより忘れない強さを誇りに笑おう君の笑顔を照らすのは大丈夫、大丈夫って歌う 花火の音色あれから7年目の夏を迎えます。花火の募金をできる方は東北の元気のためになさってはいかがでしょうか。また、募金をしないまでも、「Light up NIPPON」の歌を聴いて、あの震災のことを忘れずに、震災で亡くなった方々のご冥福を祈るだけでもよいと思います。2013年にボランティアに行ったときの写真をリンクしておきます。http://30d.jp/tomoki77/3目をつむると、閖上中学校の震災の時間で止まった時計や、大川小の津波で壊された教室の跡が浮かんできます。今、町はどう復興したのでしょうか。
2017.08.02
一部の部活動がつらい。とくに高校生の部活動の中には、夏休み中に1日練習が続くものがあり、それも朝から夜までというとんでもないものまである。いったい部活動ってなんなんだろう、と立ち止まって考えることもできない。高校野球の神奈川県大会が終わった。夏の高校野球、というコンテンツは、人々の関心をひき、それなりに商売になる。テレビも新聞もネットも、高校野球というコンテンツを利用して利益を上げている。高校側も、良い宣伝になるので、良い選手を集めて力を入れている。当然、新聞やテレビで見る限り、美談というか、白球を追う高校球児たちの友情や団結なんてことに焦点を合わせた報道ばかりをする。その実際を知らせる記事なんてものは一切ない。今年も神奈川県大会のベスト16に進んだ高校は、公立高校2校をのぞいてすべてが私立校になった。ベスト8はすべて私立校。これらの学校の多くは、部員を百数十人かかえる大所帯。ほとんどの生徒が、スポーツクラスという普通の生徒たちとは別のクラスに所属していて、午前中の授業が終わると、午後からは“部活動”という練習が夜まで続く。そんな毎日を過ごしている。普通の高校生が野球という部活動をやって全国大会を目指して、といったものとはかなりかけ離れたものになっていて、そのことを多くの方が知らずにいるわけだ。メディアもそんなことは伝えはしない。野球、サッカー、柔道、アメフト、水泳、テニス・・・ などなど、ほとんどプロといって良いほどの高校生がいるのは事実だ。わたしはそれを悪い、というつもりはない。いろんな高校生がいて、いろんな毎日があってよい。ただ、高校生の競技スポーツのひとつの側面が“プロ”化していて、普通の高校生はそれを真似てはいけないし、真似るべきでもない。端っから“プロ部活”集団に勝てるわけもない。普通の高校生にとって、部活動というのは、本来、高校生の様々な毎日の「ひとつ」であるはずで、それによって毎日が塗りつぶされるものではないはずだ。一部の“プロ部活”を真似ることは、普通の高校生はするべきではないし、指導者もそんなことをさせるべきではないのではないか。夏休みを朝から晩まで部活で塗りつぶすのは異常としかいいようがない。普通の高校生に、創造的で自由な夏休みを与えて欲しい。
2017.08.01
昨日は三浦半島で「夏」してきました。コアアウトフィターズ http://www.koa-outfitters.comシーカヤックツアー&シュノーケリング久留和海岸から長者が崎、一色海岸と漕ぎました。三浦半島は太陽が照っていました。残念ながら海は台風のうねりが入っていて透明度はいまひとつでしたが、それでも魚たちも元気に泳いでいました。海は良いです。カヤックは海面とほぼ同じ目線で海を感じられます。今年は尾瀬に子どもたちを連れて行きますが、来年は久しぶりに海に連れて行きますか(^_-)ここ http://tanzawa77.tumblr.com/ に写真がもう少しあります。
2017.07.31
夏の前半講習も折り返し点です。高3生も頑張っています。とくに理系の生徒たちは、私と同じように、朝の9時半〜夜の22時まで塾で12時間の学習を続けています。9時半〜12時半 K先生の英語の授業午後 国語が必要な生徒はM先生の現代国語の授業。その後、各自、物理の映像授業+数学や英語の演習19時〜22時 I先生の数学の授業今年の高3理系の生徒は5人。それなりに優秀な生徒たちなので、すでに夏の講習からセンターの過去問演習に入っています。時間を計らずにやれば7割〜9割はとれています。もちろん、5割、なんて△△君もいますが、これからです(^^)この夏の学習が、秋以降のガソリンになっていくはずです。目を転じて、先月分の習字の課題が、日本習字からもどってきました。準4段まできた小6生から10級をいただいたばかりの年長さんまで、こちらも頑張っていますね(^_-)年長さんから高3生までが学ぶ塾。miyajukuはそんな学習塾です。
2017.07.28
夏期講習の合間に、中3生の三者面談を続けています。1学期の成績がでた段階で、高校入試の方向性について話しあう面談になります。中学校でも三者面談が夏休み前に組まれていて、当然、そこでも志望高校についての話が出ています。そこで以下のようなことを頭の中に入れておきましょう。中学校の進路指導は、学校成績に重きを置いた指導になります。これはしかたがないことです。中学校では模擬試験も実施していませんし、生徒の「入試での得点」を予想できる術がありません。学校の成績がそのまま入試の得点に結びつく、という前提のもとでの指導です。しかし、今の高校入試では、必ずしも「学校成績」と「入試得点」にそれほどの相関関係がないのが実際です。つぎの一覧は、今春入試での△△高校の受験者の成績を並べたもののほんの一部です。学校成績が上から「125→115→96→118→123・・・」と並んでいます。右の方に入試得点も「345→367→409→360→348・・・」と並んでいます。この高校は、内申:入試:面接が3:5:2の配分です。ただ、面接は全員に98点がついているので、結果的には内申と入試だけで合否が決まります。1次S1値というのが、それぞれの生徒の換算得点で、順位はこの数字で並んでいます。つまり、内申が123もある生徒は入試で348点。内申が96しかない生徒が409点をとっていて、逆転しているのです。さらにみていくと、2次S2値があります。これは入試と面接だけで合否が決まる2次選考枠での数値です。これも面接が全員同じ得点なので、入試得点だけで数値が決まってしまいます。内申が125もある生徒が748.0で下の方の108の生徒が802.4になっています。このあたりがボーダーだとすると、内申が125の生徒が不合格になって、内申が108の生徒が合格になるわけです。もちろん、学校成績と入試得点には相関性もあります。ただ、2次選考までふくめて考えると、どの高校に受かるのかは、入試得点によるところが大きい、ということです。しかも、現時点では入試で何点とれるかは予測できません。中3範囲が終わっていない中で、現時点での範囲での予想問題から予測ができるだけです。何が言いたいのか・・あまりに学校成績に引っ張られた形で志望校を決めてはダメだ、ということです。これからの学習しだいで、いくらでも上位校をねらっていける、ということ。もちろん「努力」をしなければどうにもなりませんが(^_-)
2017.07.27
何度か書いたことのある内容ですが・・・中3生、高3生の部活動が、最後の大会に敗れて終わりつつあります。そんな部活動を終えた子たちに話していることです。みんな、目標と目的の違いがわかるかい? 目標として、県大会を目指して頑張る、というのは大事なことだけど、試合に勝つことを目的としてしまってはダメなんだよ。部活動は勝つためにやっているわけではないはずだよね。もちろん競技スポーツだから、勝つことを目標にして日々の練習に励むのはあたりまえ。でも、それが目的になってはダメなんだ。この「目標」と「目的」の違いをしっかりとわかれば、自分が今何を優先にすべきかがわかってくるはずだ。これは部活動に限らず受験にも言えること。じっくりと考えてみましょう。受験も全く同じことです。△△高校に合格すること。○○大学に合格すること。それは「目標」です。目標は目印みたいなもので、その先に目的があるはずです。目標は「一里塚」みたいなもので、目的は最終的に到達すべきところ、ということです。高校合格、大学合格は通過点です。その先に「自分なりの到達点」があって、それが目的となるはずです。おっきくいうと、人として豊かな人生をおくること、なんていうのが目的になるのでしょうか。高校合格や大学合格の先には、そうした目的が見えていなければいけないのです。何かを前に進めていく際、目的を明確にしておくことはとても大事です。ここがぶれてしまうと、ひとつひとつの目標もグラグラとしてしまいます。最近の部活動をめぐる問題にしても、目的は「子どもたちの成長」という柱を忘れずにいれば、様々に解決することだと思っています。試合に勝つことを目的化してしまっては絶対にダメです。部活動“も”ふくめて、子どもたちの成長を後押ししていくこと。そうした活動の中での試合であったり、日々の練習であったりする、ということです。学習塾は営利事業です。子どもたちに勉強を教えて収益を上げています。もちろん営業目標もあります。でも、目的は、学習塾という事業を通じて「子どもたちの成長を後押しする」ということです。この目的がぶれてしまったらこの仕事は続けられなくなってしまいます。と同時に、子どもたち、保護者の方々に見捨てられてしまうでしょう。目標と目的というのは全く違うものだと言うことです。
2017.07.26
こんな記事が目にとまった夏休みが忙しい。 小学生の親たちがプランニングに奔走する理由https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00010000-bfj-soci朝はスカイプで英会話、夕方からはタブレット学習。その後、ピアノの訪問レッスン。そして、プログラミング教室、サマーキャンプ・・・ 今時の子どもたちの夏休みの過ごし方だという。確かに、miyajukuで学んでいる小学生たちも、自宅でタブレット学習をしたり、塾で付プログラミングを学んだりしているので、この記事に出てくる小学生たちは想像できる。それにしても「すき間なく予定を詰めるのは、子どもを一人にさせる時間をなるべく減らしたいという、切実な思いから」というお母さんの気持ちを読むと、大変だなぁ、と正直な感想を持たざる得ない。しかも、そうした「時間つぶし」のために10万円からの費用をかけるとなると・・・小学校の授業が、英語やプログラミングの導入、各教科の学習内容の厚みが増す、などといったことから大変になることは間違いない。どこかの自治体がすでにはじめたと聞くが、思い切って夏休みを2週間ぐらいに短縮して、その分を毎日の授業に余裕を持たせる、という使い方にしてはどうだろう。そうすれば「すき間なく予定を詰める」といったお母さんの苦労も軽減するのではなかろうか。とはいっても、都会と地方ではまた違うだろうし・・・ 夏休みも難しいものになってしまった。
2017.07.25
ネット、テレビなど、最近のニュースはそのまま受け取ってしまうと大変なことになってしまう。ひとつの例が、ここのところテレビなどで大きく取り上げられたというニュースだ。http://www.news24.jp/articles/2017/07/17/07367217.html所沢市立山口小学校の40代の男性教師は今月12日、鉛筆削りの貸し借りを巡って言い争っていた小学4年の男子児童に、「今すぐ窓から飛び降りろ」「命が惜しいのか。早く飛び降りろ」などと3階の教室から飛び降りるよう何度も迫ったという。また、男性教師はさらに「このクラスは34人だったがあすからは33人でやっていこう」などと話したほか、以前、この男子児童の背中を蹴るなどの暴行をしていたという。このニュースをそのまま受け取ると、とんでもない教師がいたものだ、と誰もが思ってしまう。だが、実際は前後の脈絡があったようだ。まず、飛び降りろ、についてだ。次の投稿は報道のあったクラスの保護者のもの娘のクラスの事らしい。娘曰く、その児童は頻繁に友達に嫌がらせをしていた。先生は言葉で怒る、暴力はやった事がない。「飛び降りろ」については、その児童が新聞を破り、それを他のクラスの子にやれと言われたからと言ったのを、先生が「やれと言われたら何でもやるのか?飛び降りろと言われたらやるのか?やらないだろ、やったらいけない事をやれと言われてもやらないんだよ」という話らしいです。同じく、33人でやっていこう、についてその児童が後ろの席の子の鉛筆削りをとったらしく、帰りの会で話をしたらしいです。娘曰く、「お友達の物を取らない、それをやめないとクラスの一員になれません。直るまで33人でやっていきます。きちんと直してから、戻ってきてください」とのお話があったそうです。マスコミの「偏向報道」は、先生が「やれと言われたら何でもやるのか?飛び降りろと言われたらやるのか?やらないだろ、やったらいけない事をやれと言われてもやらないんだよ」→「飛び降りろと言われた」となってしまう。ある発言だけを部分的に切り抜いて、一方の主張だけを拡大解釈して垂れ流す、といったものになってる。難しい時代です。大量の情報を受け取ることができるようになっているのに、より真実は見えにくくなってしまっている。私たちは「受け取った情報」に対して、それを鵜呑みにせず、ちょっと立ち止まって判断を保留するクセをつけなければならない。twitterやLINEなどでも、短絡的に「ひどいね」や「困ったやつだ」なんてコメントを即座につけるのは絶対にやめるべき。とくに子どもたちは「生まれながらにツイッターやLINE」に接している世代。そうしたものに対する時の「姿勢」をしっかりと教えるべきだ。どんな情報も「いったん立ち止まって見直す」クセをつけさせたい。これは親の役割です。学校を含めてどこもそれを教えてはくれません。
2017.07.24
夏休みです。ある程度まとまった時間がとれます。4月以来、読み終えていない「読む蔵」の作品をどんどん読んでいってしまいましょう。また、小学生については「語彙トレ」という冊子を使っての「語彙力アップ」もおこなっていきます。文脈の中で「語彙」を理解することが大切なことはいうまでもありません。8月の「読む蔵」の作品紹介です。pdfでのダウンロードは ↓ をhttps://miyajuku.com/wp-content/uploads/2017/07/book_08.pdf一冊だけ紹介しておきます。「自分の木」の下で 大江健三郎この本は「若者の自立」を主題にした本です。「なぜ子供は学校にいかなければならないか」「なぜ人を殺してはいけないのだろう」「自殺してはいけないわけ」などといった問いかけに対して大江さんが答えてくれます。いろいろな意味で「これから」が見えなくなっている今、大江さんがいうように「ひとりひとりが真の意味で自立」することが求められています。この本は大人が読んでも十分に「生きるためのチカラ」を得ることができる内容で、そういった意味では夏休みに親子でよむのに最適なものです。また、子育てにお悩みの方、どんな子どもに育って欲しいのかといったことについてもたくさんのヒントのある本です。お父さん、お母さんも、ぜひともAmazonあたりでポチッとしてみてください。文庫本もあります。わたしも20代前後の時に大江さんの本をたくさん読みました。「飼育」「死者の奢り」・・ 久しぶりに読み返してみます。「読む蔵」をきっかけとして読書体験を広げられたら良いですね。
2017.07.22
夏の講習がスタートしています。一昨日も講習でのテキストの話をしましたが、中学生にはもう一冊、宿題用のテキストがあります。練ゼミnote[+10]の英語と数学です。このテキストの最大の特長は、難易度が10段階で表示されているところです。何度も言いますが、miyajukuの夏講習は先に進めていく講習です。復習については、昨日も書いたように「スーパー学習システムメビウス」で自作したテキストを使います。同時に、この練ゼミnote[+10]を利用して学習の定着のための演習をおこないます。ただ、生徒ひとりひとりが定着度が違っています。各自に的確に課題を出すためにこのテキストが最適なのです。指導方針は、①難し過ぎる問題は後回しにする。②易しい問題は自分の力で解決する。③習えば解る問題は自分の力で解けるようになるまで何度も繰り返し練習する。ということです。そのための10段階です。miyajukuの学習は、当たり前ですが、こんかふうにきちんと計画立てられています。
2017.07.21
今日は九州から来られたSさんと「ロボレイブ大会」についての打ち合わせでした。詳細はもう少ししてからお知らせしますが、日時と場所は以下のチラシの通りです。ロボレイブ神奈川大会大和商工会議所第5、第6会議室9月10日(日) 午前の部 10時〜 午後の部 13時30分〜アメリカ発祥のロボットプログラミングを通した教育プログラムが「RoboRAVE」です。どんな大会なのかについては http://www.roborave-kaga.com/what-roborave/いただくのがよいと思います。11月には「加賀大会」が開催されますが、神奈川県でも初めての試みとして9月に実施する運びとなりました。miyajukuでプログラミングの勉強をしている小学生はもちろんのこと、まったく初めてプログラミングをする小学生も参加できるようにする予定です。もちろん、miyajukuに通っていない小学生も参加可能です。RAVEとはRobots Are Very Educationalの頭字語です。ロボットプログラミングを通して、これからの新しい学力である「問題解決能力」を子どもたちに身につけさせたい、というのが私たちの願いです。柔軟な思考力こそがこれからの子どもたちの「大きな武器」になることは間違いありません。ご期待ください。
2017.07.20
昨日は小学生のテキストについて話しをしました。引き続き、中学生の夏のテキストについてです。下の写真が中1から中3の数学と英語のテキストです。小5と小6も算数は同じものがあります。表紙をみてもしかたがありませんが、スーパー学習システムメビウスを使って自作したものです。中はこんな感じです。中学生は、数学と英語について20分ずつで出来るようなテストになっています。小学生は15分程度のものです。難易度は、それぞれの学年の生徒の様子を思い浮かべながら作ってはいますが、基本的に学校の定期試験レベルのもの、つまり、教科書の問題程度にしてあります。夏の講習では、まず、これらの問題をやらせていきます。したがって、講習の回数分だけ問題は準備してあります。内容は1学期の学習範囲です。きちんと既習の範囲を理解しているかのチェックの問題集になっています。解答用紙は以下のようになっています。いつものようにバーコードがついています。出来なかった問題をこのバーコードで読み取ると、その類題が「弱点対策問題」ということで自動的に作成、印刷されます。できるようになるまで追いかけることは出来るのですが、どこまで追いかけるかは検討中です。2回までかな、とは考えています。ある問題だけを徹底的に追いかけると、他のパターンの問題にはまったく手をふれられなくなってしまうからです。中学生の夏の講習は、基本的に単元を前に進めていく、という方針です。こちらは一斉授業形式の授業です。ただ、既習範囲を無視するのではなく、こうして自作テキストで「個別」に対応するようにしています。「個別」ってこういうことですよね。各自のできない問題を発見し、個々に合わせた問題を演習させる、っていう形です。別に、先生1人に生徒2人まで、というのが「個別」ではありません。先生1人に生徒2人だとしても、その先生がテキストを教えてしまえば、それは「個別」とはいわないとわたしは思います。さて、中1生はすでに定員をこえてしまいました。中3生はあと1人は受け入れられます。中2生はまだまだ余裕があります。
2017.07.19
今年も受験をしない小学生の算数の夏講習では以下のテキストを使用します。これからの学力の中心は「知識よりも思考力」が大切になってくる、と繰り返し聞かされているけれど、どうすれば「思考力」をつけることができるのだろう? そんな疑問に答えてくれるひとつがこのテキストです。そもそも「思考力」というのは、自分の知らない問題を自分の持っている知識で解けるチカラ、と言い直してよいと思います。お子さんのことを思い浮かべて下さい。「この問題習ってないもん」とすぐに言いませんか。そうなんです。この「習ってない」が「思考力」のハードルそのものなんです。どうしてこうなってしまうかというと、学校の学習というのはみごとに体系化されていて、子どもたちもそのことをかなりしっかりと知っています。「5年生ではこの漢字は訓読みだけを習う」といった細かな点までなぜかしっかりと知っているんです。と同時に、習っていないものは出来なくて良い、という習慣づけもかなりなものです。私立中受験をする生徒に対しては、この「習ってない病(ほとんど病気です)」を治療するのに数ヶ月をかけます。徹底的に「習ってない」という言葉を払拭し、習ってない問題にどう取り組むかの姿勢を身につけさせます。実は、受験をしない小学生についても同じことなんですね。だって「思考力」というのは「習っていない問題」に立ち向かうチカラそのものなんですから。この夏休み。非受験の小学生は「算数ラボ」で「思考力」を鍛えます。もたろん「知識」の部分も徹底的に鍛えますよ。こちらは「スーパー学習システム メビウス」があります。ひとりとひとりの弱点にあわせて徹底的な演習をさせることができます。PS 週イチ個別の小学生については「算数ラボ」「スーパー学習システム メビウス」は使用しません。
2017.07.18
北海道に来ています。私事ですが、わたしの娘が結婚式を挙げました。トマムの「水の教会 https://tomamu-wedding.com/waterchapel/」というところです。良い結婚式でした。新郎と新婦の希望でしたが、日常から隔絶された幻想的な雰囲気の中、水、風、光、緑を感じながらの式でした。こうした式を挙げてくれた娘へ、そして、様々な「縁」に感謝の瞬間でした。ありがとう。
2017.07.16
2020年の大学入試改革に関して2つほど新しいニュースです。7/14のNHKニュース大学入試新テストの実施方針公表 英語で民間の検定試験導入http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170713/k10011057371000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_008&movie=true7/13の毎日新聞ニュース文科省・新テスト マーク式で複数正解も 問題例公表https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/053000c2020年の大学入試改革で最も大きな変更となる英語の入試ですが、文科省は「民間の検定試験の導入を正式に決定した」というニュースです。ただし、最初の4年間は従来のセンター試験も継続し、受験生は志願する大学の求めに応じて検定試験かセンター試験のどちらか一方か、両方を受けることになります。ここで注意が必要なのは、2020年まであと数年ある、うちの子には関係ないな、といった感想をもたれた方です。ニュースになっているのは「新しいセンター試験」のことで、このテストを受験するのは「国公立大」を目指す生徒だということです。私大の一部も「センター利用試験」はありますが、私大の入試の中心は一般受験です。そして、この一般受験の私大入試は、すでに来春入試から「民間の検定試験」が大々的に導入され、たぶん、現高2が受験する再来年の春の入試では、ほぼすべての私大の入試で「英語の民間検定試験」がなんらかの形で合否の基準に採り入れられるでしょう。つまり、英語の外部検定試験対策、は現高3をふくめて待ったなしの状況にある、ということです。「読み、書き、話し、聞く」といった4技能への流れはものすごい勢いになっている、という状況なのです。新テストの「マーク式・・・」のニュースについての解説はまた別の機会で。
2017.07.14
この夏の学習「高3を中心に高校生編」です。miyajukuで学習している高3生は、推薦などではなく「センター利用」「一般入試」で大学進学を目指している生徒たちです。この時期、どういった学部、学科を目指していくかまではしっかりと確認できています。そんな高校生の夏の学習へのアドバイスです。とにかく「とんがった教科をひとつもつ」ことを目標としてこの夏の学習をしていきましょう。理系であれば「数学、英語、理科」といった受験科目です。このなかでも「理科」にとくに集中して学習時間をかけていきましょう。同じように文系であれば「社会」です。センターレベルの問題であれば、物理や世界史は満点近い得点ができる、といったレベルまで自分を押し上げていきましょう。できない教科を何とかしよう、ではなく、出来る教科をうんととんがらせる、といった発想でこの夏は学習を進めましょう。とんがった教科ができると、不思議とできなかった教科も引っ張り上げられるものなんです。大学入試をはじめ入試で自分の実力をしっかりと得点に結びつけるのはなかなか難しいです。そんな中でも、特化してできる教科があることは武器になります。それが突破口になるのです。公立の高校であれば、受験科目の理科や社会はまだ学習が終わっていません。それどころか、全体の1/4しか進んでいない、なんてことさえあります。とにかく、夏休みのうちに、ひととおりの学習を終えましょう。物理も世界史も、とにかく最後の単元まで学習を進めることがまず第一の目標です。学習法としては、単元の学習を進める→その単元の基本演習をする、といったサイクルで良いでしょう。王道のパターンです。高1生、高2生も、この夏の学習としては、何か1教科にしぼってとんがった教科をもつ努力をする、というのは高3生と同じです。どの教科にも同じように時間をかける学習は絶対にダメです。また、できない教科をできるように、といった発想よりも、できる教科をよりできるように、といった考えで勉強することも同じです。できない教科に時間をかけようとしても、結果的に息切れして投げ出してしまうのは目に見えています。それなら、自分が好きな教科に徹底的に時間をかけてみるのです。長いようで「あっ」という間に夏は過ぎます。あれもこれもと欲張らず、とにかく「ひとつの教科」にしぼり込んだ学習を薦めます。
2017.07.13
九州北部地域の豪雨災害。今日も雨が降っていて、二次災害が心配です。長いこと学習塾をやっているので、全国にも親しくさせていただいているお仲間がたくさんいらっしゃいます。今回の災害で毎日のように地名が出てくる「大分県日田市」にも、湯浅先生という「秀英館」という学習塾を経営されているお仲間がいらっしゃいます。この春にも、長崎でお目にかかって様々にお話をしたばかりでした。湯浅先生は「日田の祇園祭は日本で一番美しいです。ミヤザキ先生、ぜひ1度日田にいらっしゃってください」とおっしゃっていました。江戸時代は天領で、水の豊かな歴史の町、といったイメージをわたしは勝手にもっていました。そんな美しい町が豪雨災害で苦しんでいます。また、湯浅先生と熊本地震の折、一緒になって支援活動をされたお仲間が、消防団の活動中にお亡くなりになっています。そんな湯浅先生が、災害復興を支援するたるのクラウドファンディングをつくられました。もちろんできる範囲でかまいません。少しでも支援をしていただければありがたいです。とくに、このブログを読まれている学習塾関係者の皆さん。同じ学習塾仲間として、少しでも大分の支援をしていただければ、と心からお願いをいたします。また、twitterやFacebook、LINE、InstagramなどなどのSNSで、このことを拡散していただければありがたいです。なにとぞよろしくお願いいたします。日田市・豪雨災害(7/5)被災者復興支援金【全額寄付】https://faavo.jp/oita/project/2168
2017.07.12
暑い毎日が続きます。くれぐれも熱中症対策など万全になさって下さい。大分、福岡を中心とした豪雨災害の被災者の方々も、雨の後の暑さにぐったりなのではないでしょうか。大分の日田市など、塾のお仲間もいらっしゃる地域です。くれぐれも御安全に過ごされて欲しいです。さて、夏休みが近づいてきました。この夏休みをどのように送るべきか。ちょっと考えておきたいですね。今日は中3生についてです。中3生は、まずは早く「勉強の体制」を整えることです。部活動の大会がいつまで続くのかがわかりませんが、だからこそ、しっかりと切り替えをすることが第一です。きちんと気持ちを区切って、部活から学習へのチェンジをスムーズにしましょう。部活が終わると「ぽっかりと」穴が空いたような状態になりがちです。そうならないようにしてください。つぎに、学習内容についてです。この夏には、明確に来春の入試問題を意識した学習をスタートさせることです。どの教科を学習するにしても、入試にはどんな問題が出ているんだ、といった意識を持って勉強していきましょう。たとえば、県入試の数学には「連立方程式の応用問題」が出題されます。今春入試のものは正答率が39.5パーセントでした。このレベルの問題は、中堅以上の高校を目指す生徒は必ず得点したい問題ですし、ここが出来るかどうかは大きな差になってきます。しっかりと県入試に出題される「連立方程式の応用問題」のレベルを理解し、その同レベルの問題を解ける演習をすることです。つまり、学校の定期試験のレベルではなく、県入試の難易度にあわせた学習を心がけましょう、ということです。もうひとつ。この夏休みには学習を前に進めましょう。9月になると、また中間試験、期末試験と定期試験対策に忙しくなります。学校の学習を気にせずに「思いっきり勉強できる」夏休み中に、5科のすべての教科で「ほぼ3年の範囲は終えた」といったところまで学習を進めておきましょう。それが余裕を持って12月以降に受験勉強に打ち込める最大のポイントです。ただ、予習は自分では出来ません。塾に頼ることになります。ですから、この夏休みに、復習ばかりで前に学習を進めない塾ではなく、きちんと学習を進めてくれる塾を選ぶべきです。この夏の学習が、今年の冬の君たちを支える基礎になること。それを忘れないで勉強していきましょう。
2017.07.11
昨日は神奈川県私塾協同組合主催の「読書作文コンクールの表彰式」でした。170名ほどの生徒さん、保護者の方にお集まりいただき、子どもたちの「がんばり」をみんなでお祝いすることがでは、本当にありがたかったです。足を運んでいただいた皆さん。心から感謝いたします。表彰式のあとには、ヒタカズ先生の「ココロの授業」でした。白石康次郎さんという、海洋冒険家のお話を中心に、みんなにも「こいつのことを応援してやろう」と誰からも思われるような大人になって欲しい、という内容でした。ほんとうは、もっと、もっと書きたいことがたくさんあるのですが、今日も忙しくしていて時間がありません。またの機会に、ヒタカズ先生のお話は書くこととします。昨日の最後は「高校生の夢発表」でした。miyajukuの高2生、東脇さんがたくさんのみんなの前で「夢」を発表しました。彼女は、どちらかというとこうしてみんなの前で話しをするのは不得手です。ある意味では一世一代の大勝負でした。この体験は、彼女の中で「おっきな自信」になったことは間違いないはずです。ひとはひととの出会いでしか変わっていけません。逆に言うと、ひととの出会いが自分の中に「火」をともし、それがどんどん大きな「火」になっていきます。昨日のヒタカズ先生との出会いも、あの場にいたみんなにとっては「おっきな出会い」になったのではないでしょうか。とにかく家にこもってないで、めんどくさがらずに、外に出て「ひとと出会い」ましょう。ヒタカズ先生、VITAさん、帆足先生をはじめとした組合の先生方、お手伝いいただいた皆さん、本当にありがとうございました。子どもたちの笑顔と、その成長を後押しするために、来年もがんばって開催しましょう。
2017.07.10
musioは人工知能を搭載していて、自然な英会話ができるロボットです。でも、それだけではないんです。つぎの動画を見てください。https://youtu.be/eZEBT3DRuSEmusicがおしゃべりをしたシチュエーションにあった場所を指していくゲームです。何よりもmusioのおしゃべりがネイティブそのものです。これからもこんな本がどんどん増えていくそうです。楽しみですねぇ。musioが塾の中で活躍する場を増やしていきます。
2017.07.08
今日は、日曜日の「読書作文コンクール表彰式」の表彰状づくりです。このコンクールは神奈川県私塾協同組合が主催していて、miyajukuがその事務局なので、こうした仕事はわたしのところでやることになります。けっこう大変な仕事です。習字のK先生が名前書きに汗をかいています。それでも、子どもたちにキラキラと輝いて欲しい、といった思いは強いです。この「読書作文コンクール」も5回目になりました。当初から、子どもたちに文章を読んでもらい、その文章を書いていただいた作者の方に選考をしていただき、表彰までしてもらう、というコンセプトです。自分が読んで作文を書いた著者の方に会い、しかも、講評までもらえる、なんて体験はなかなかできるものではありません。しかも、今回は、その著者の方(ヒタカズ先生)の講演「こころの授業」を聞くチャンスも設けています。自分が読んだ作品のあの部分はこういった意味だったんだ、などという気づきも講演を聞く中でたくさんあるはずです。こうした会に足を運ぶのは面倒かもしれません。でも、だからこそ、一歩を踏み出して欲しいです。その場にくれば、絶対に得るものがあるはずです。また、今回は高校生の夢発表会も同時におこないます。miyajukuのTさんが、自分の夢を百数十人の前で発表します。昨晩も彼女の発表の内容を練習で聞きました。とってもよいものです。この夢発表会も、今の高校生に「夢」をもって欲しい、といった私たちの願いもこめられています。日曜日のイベントの詳細は → http://kokucheese.com/event/index/464331/ にあります。miyajukuの生徒、美家族の方は入場は無料です。また、一般の方の入場も可能です。お問い合わせください。
2017.07.07
昨日の岡野課長(県教育委員会の高校教育課長)さんのお話を聞いて感じたことです。神奈川県は、限りある人材とお金を、選択と集中して使っていくという意思が強いのだな、と。たとえば、従来の進学重点校というのは「名ばかり」のものでしかありませんでした。驚くべきことに、年間数万円の予算が進学重点校に配られただけでした。人的にもそうした学校にたくさんの教員が配置されたわけでもありません。しかも、手をあげればほとんどの高校が進学重点校に指定されました。これでは何の意味もないですよね。今年度中に発表されることになっている「進学重点校」は違うようです。指定された重点校にはお金と資産が投下されるようです。いろんな意味で「選択と集中」ですね。そうであれば今までとは違ったものになりそうです。現在、進学重点校にエントリーしているのはつぎの17校です。横浜翠嵐 川和 多摩 希望ヶ丘 横浜平沼 光陵 柏陽 横浜緑が丘 横須賀 鎌倉 湘南 茅ヶ崎北陵 平塚江南 小田原 厚木 大和 相模原ここから10校程度が選ばれる、といわれていたのでどこなのかなぁ、と思っていたところです。それが、昨日の話では、とりあえずは数校でも良いのではないか、ということでした。そして、その数校の進学実績をこえる学校が出てくれば新たに指定すれば良いのでは、ともおっしゃっていました。2校だとすると 横浜翠嵐、湘南3校だとすると 横浜翠嵐、湘南、柏陽4校だとすると 横浜翠嵐、湘南、柏陽、+1この+1が難しい。厚木、川和はほとんど実績的に違いがありません。この2校の両方を入れて5校とするか、3校のままとするか、といった判断なのでしょうか・・・ 残った学校はこれらの5校とはちょっと差がついてしまっています。進学重点校は、横浜翠嵐、湘南、柏陽として、この3校に集中してお金と人をかけていく、という方向で落ち着きそうですね。あくまでもわたしの予想ですが。
2017.07.06
今日の午前中は、神奈川民間教育協会主催の「教育シンポジウム」でした。神奈川県教委の高校教育課長兼県立高校改革担当部長の方に出席いただき、学習塾側からの「高校入試制度」「高校入試改革」などについての質問に様々と答えていただきました。お答えいただいた岡野課長さんには、本当にきちんと対応していただき、県教委側の考えがかなりしっかりと私たちに伝わってきました。ありがとうございました。心から感謝いたします。今日の質疑の内容を、こうしたところで文章にして書いてしまうと、違った方向に解釈されてしまう可能性もあるのでやめておきます。言葉というのはとても難しいです。とくに、ネット社会の中では、全体の流れではなく、ある一部分だけを取り出して情報がひとり歩きしてしまうこともままあります。ひとつだけ。来春初めて実施されるインフルエンザなどでの追試験についてです。追試験は藤沢市の善行にある「教育センター」を会場として実施すること。つまり、追試験を受験する生徒は2月20日に全員が善行に集まることになります。また、特色検査と面接については追試験を実施しないとのこと。これについては、自分が受験する高校で受験をする必要がある、ということです。なお、追試験希望者は、所属する中学校の校長の承諾書と医師の診断書の提出が必要で、インフルエンザ以外のノロウィルスなどでの申し出も受け付けるとのこと。昨日、県教委からは来春入試の募集要項が発表になっています。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/ 中3生には学校で配布されるでしょうから、きちんと読んでおきましょう。今日、わたしが聞いたこと、感じた空気感、については、miyajukuの保護者の方には、保護者会や面接でお伝えしていきます。また、ブログの中でも、さらりとふれていくこともあるでしょう。最後に、県内の学習塾の皆さま。神奈川民間教育協会、神奈川県私塾協同組合、神奈川学習塾連絡会、のいずれかの組織には加盟しましょう。ひとつの業界としての横連携は必要です。そんな組織に所属して何のメリットがあるの、ではなく、神奈川県で学習塾を運営している中で共有できることはあると思います。よろしくお願いします。
2017.07.05
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