2024年04月22日
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花總まりさん出演の舞台を観劇してきました。
脚本も演出も素晴らしく、幕開きから最後までずっと集中して楽しめる舞台でした。
流れてる音楽も装置も全て舞台に集中させてくれる。







花總まりさんは雪組に組替えしてきてからのファンでずっと舞台を観てきてますが、
ミュージカルよりもストレートプレイの舞台に立ってる時の方が凄いといつも思う。
ミュージカルもいいけど、宝塚時代でも芝居をがっつり見せてくれる作品の方が好きだった。
「雪之丞変化」の浪路、「あかねさす紫の花」の額田女王、「JFK」のジャクリーヌ、
「カステル・ミラージュ」のエヴァマリー、「鳳凰伝」のトゥーランドット、
「BONMAN」のドリー、「ホテルステラマリス」のステイシー、「炎にくちづけを」のレオノーラが、宝塚時代に特に好きだった役と作品。

そして今回のステイシー役もその中に確実に入ると思う。
そっか「ホテルステラマリス」の時と同じ役名だ。
「ホテルステラマリス」は初日に観た時は、それほど好きではなかったのですが、
何回も観るたびにハマっていった作品だった。
水夏希さん演じるアレンと別れ話する場面の花總まりさんが特に最高だった。
父親役の未沙のえるさんとの親子の絡みのセリフのやり取りも凄く好きだった。
ミュージカル作品ではそれほど深く思い入れのある作品は少ないかな。
「エリザベート」は初演の時は本当に感動した。一路真輝さんとのコンビが一番好きでした。
歌が多めな作品なら「鳳凰伝」が良いし、「炎にくちづけを」は作品自体が凄く好きだったし
花總さんの歌うナンバーも好きだった。
「炎にくちづけを」は賛否両論が激しかった印象だけど、それほどにみんなが意識し作品だったと

「ファントム」や「NEVER SAY GOODBYE」は大作で回数も観た作品だったけど、
今になればあまり印象に残っていないし、また観たいとは思わない作品。
「BOXMAN」や額田女王なら今の花總さんで観てみたい。





今日観た「銀行強盗にあって 妻が縮んでしまった事件」はタイトルの通りに
強盗が銀行に押し入った時に中にいた13人にその後、起こるあり得ない現象。

他の12人にもそれぞれにあり得ない現象が起きる。
ファンタジーな空間なんだけど、リアルに時間が進んでいくのでどんどん惹きつけられる。
コロスのダンス振付けも独特で客席に緊張感を感じさせて行き演出の丁寧さにも感動でした。
花總まりさんは文句のつけようのない素晴らしい芝居で、いつも可愛いけど今日の役は
やたらといつも以上に可愛く感じた。本当にいつでも新鮮なまま「ブルボンの封印」で
始めて生で観た花總まりさんと変わらない新鮮さにいつも驚かされる。
実力も技術もあの頃よりも遥かに高くなってるのですが新鮮さに関してはあの頃のまま。
これからも目新しい戯曲をどんどん演じてほしいし和物をやってほしい。
細雪なら幸子役か雪子役をどう演じるのか観てみたい。
新派の舞台に立つ花總まりさんとか想像するだけで鳥肌です。


ステイシーの夫役の谷原章介さんの耳障りの良い聴きやすいセリフ回しや芝居も凄く良かった。
強盗役の平埜生成さんの芝居にも惹きつけられた。
その他にも個性的で魅力的な俳優さんが揃っていて退屈な時間がまったくない作品だった。

終演後は40年近く前によくみんなで飲みに行ってた森ノ宮の居酒屋に久しぶりに行った。
今日、舞台を一緒に観た友人はその店で始めて会った。もう一人、その店でよく飲んだ友人も
呼び出して3人で自分の最終電車ギリギリまで飲んでた。
20代前半の頃に通った居酒屋が今でも残ってるのはうれしい。
店を切り盛りしてた女将さんは亡くなっていますが、その息子さんが店を継いで続けています。
この前は2年前に行ったし、2〜3年に一度は飲みに行ってました。
森ノ宮は80年代中頃、毎晩ウロウロしてた街。飲みに行く店も何軒かあったけど残ってるのは
今日行った店だけ。

街並みは変わったけど昔のままの看板にポツリと灯りがついてるのがうれしい。






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最終更新日  2024年04月22日 08時20分43秒
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