おしゃれ手紙

2023.06.07
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テーマ: 読書(8637)
カテゴリ: 読書
ようこそ夢屋へ 南蛮おたね夢料理

安政の大地震からふた月。
芝の伊皿子坂に新たなのれんを掛けた見世があった。
名前は夢屋。
おかみのおたねには、震災で悲しい思いをした人たちを料理で元気づけたい願いがあった。
見世の看板は、新鮮な玉子をつかった数々の料理。
そして、蘭学者でもあるおたねの夫が仕入れてくる南蛮わたりの食材だ。
人々の人情と料理のぬくもりに心いやされる新シリーズ誕生。

●読書メモ●  ◎は私のコメント。
●「元は阿蘭陀菜(おらんだな)といって、江戸の中頃には長崎に入っていたようです。
そこから見て楽しむ葉牡丹が生まれたのだとか」

◎キャベツのことである。
私が子どもの頃は、キャベツは甘藍(かんらん)とよばれていた。
●佐久間象山は儒学者だが、万能の人らしく、その足跡は多岐にわたっていた。
自ら造った電気治療器を用い、外科手術までてがけていたから、なまじの医者よりもよほど腕が上だった。
◎佐久間象山は、ショメールの百科事典を読みこんで、外来のものにひけをとらないガラスを造ったそうだ。
その他に電気医療器や地震計を造った。

その抜きんでた長身と風貌にペリーが礼をした唯一の日本人だそうだ。

佐久間象山、恐るべし!!
●玉葱が栽培されるようになるのは存外遅く、明治になってからだ。
●(駕篭)そのうちの一ちょうに、おたねと誠之助は乗り込んだ。

◎一ちょうの駕篭にふたりが乗り込むって・・・。
駕籠かきはたまらんな・・・。( ;∀;)
 ひとりの未来ある若者ををなんとか助けようと、作る料理が興味深かった。

キャベツ、トマトやセロリなど今では、誰でもが食べることができる野菜が、日本で作られるようになったのは、つい100年ほど前のこと。
私もセロリやズッキーニを食べるようになったのは、30年~40年くらい。
「トマトは、赤茄子といっていた」と明治生まれの父は言っていた。

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Last updated  2023.06.07 00:02:44
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