ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 6, 2010
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 僕はバイオリン歴はそれなりに長いのですが、ビオラ歴はそれほどでもなくて、せいぜい七、八年ぐらい。


 でもこの数ヶ月、プロの方々からいろいろご助言をいただいたりして、少しずつビオラの弾きかたがつかめてきた感じもします。
 つまるところ、バイオリンとは全く違う楽器と認識したほうがいいのかも、と今さらながら気づきました。楽器の構えかた(顎で支えるのか、左手で支えるのか)、ビブラートのかけかた、弓の使いかた、肩や背中の筋肉をどう使うかとかも。

 そしてもちろん指づかい。気の利いた例が挙げられないけど、下のようなところ、本物のビオラ弾きさんは、0、1、3、3で弾く人が多い。(バイオリン弾きは、強引に0、1、2、3で弾き切ろうとする)


  ベートーベン「合唱幻想曲」のビオラ譜↑

 とにかくバイオリンとビオラの違いはかなり奥深い。ますます面白くなってきたところです。


*****



 僕は第2ビオラ奏者として出演します。第2ビオラってことは、音域としては八人のうちで下から三番め。しかしながら実際は、気分的に第1チェロよりも下。低音域でアンサンブルを支えるという重責をひしひしと感じます。

 今までいろんな曲をビオラで弾いてきたつもりでしたが、ここまで低音楽器として扱われてる曲とは出会ってなかったから、激しく感動ちゅう。
 やっぱりビオラって、不思議で面白くて素晴らしい楽器だと思います。

0424 8tet.jpg先日の練習風景
  (ニューヨーク近郊ではチョー有名な大先生にご指導を仰ぎました)





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最終更新日  May 7, 2010 07:44:22 PM
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