寒い寒い春の日です
寒いのでどこかで丸くなっているのでしょう。
思えばずいぶんたくさんの猫とかかわってきました。
最初はアルバートの家で生まれたティコという猫でした。
ティーカップに入るくらい小さかったのでそう呼ばれていました。
でもティコは旅行中に友人の家に預かってもらっている時に行方不明になりました。
それから自分からすすんで猫を飼ってはいません。
その次に家に猫がやってきたのはもう30年くらい前のことです。
娘が拾ってきて泣いて頼んだのですが許しませんでした。
すると弟が「外で買うならいいだろう?庭にシェルター作ってやるから」
と言って娘と小屋を作ってしまいました。
ティコのことがあってもう悲しい思いをしたくなかったのですが、押し切られました。
それがみーちゃんです。
みーちゃんは19年ほど生きてみんなにみとられて死にました。
子どもたちもかわるがわるそばに付き添って最後を見届けたのです。
ミーちゃんを庭に埋葬してしばらくしてのことです。
上の娘がある猫を連れてきました。あーです。
目の半月板がずれていて
売り物にならないからと
殺処分されるところだったそうです。
最初は本当に小さくてティコを思い出しました。
数年前に胆のうが悪くなり
死にかけたのですが
大手術のあと無事に回復しました。
輸血も受け2か月ほど入院していました。
今は元気ですが太ってしまいました。
目も悪くなって病院通いをしています。
雄猫が来ると子猫をつれて逃げ、
あちこちで餌をもらっていたようですが
1匹は見えなくなりもう1匹は生後2か月ごろに
隣の庭で死んでいました。
最後の1匹は飼い主さがして
引き取ってもらいました。
とても可愛がられています。
子育てが終わってしばらくして
捕獲し避妊手術を受けさせました。
これはマサです。
神主さんの家の庭でやせ細って
死にかけていたのですが
何とか生き残って
うちの庭にも来るようになりました。
当初はガリガリにやせて
歩くのもおぼつかなかったのですが
回復して元気になりました。
でも次にやってきた雄猫クロ1とクロ2の
兄弟とのなわばり争いに負け
今は川向こうで暮らしています。
これがクロ1です。
真黒ですが5,6本白い胸毛があります。
クロ2とはおそらくは兄弟でしょう。
幼いうちは一緒にいましたが
いつかクロ2の姿が見えなくなりました。
クロ1がこのあたりのボスになり
クロ2は彼のなわばりを去ったのかもしれません。
クロ1は怖そうに見えますが
とても優しい猫です。
いつだったかお腹がへって
弱っていた猫を連れてきたこともありました。
この猫は尻尾が長くきれいなので
シッポと呼んでいます。
どこからともなく現れて
クロ1の目を盗んでは餌を食べていました。
つぶらな瞳の可愛い猫でした。
しかし今は目の据わった
怖い人相の猫になっています。
どういうわけかクロ1がいなくなり
いまではわがもの顔です。
この猫の名前はアルゥエンといいます。
フランスにいたときに一時借りていた
アパルとマンの屋根伝いによく訪問してきました。
甘えん坊ですがとても身勝手で
思い通りになりません。
窓をたたいて開けろというときもあれば
呼んでも見向きもせずに
日向ぼっこしている時もありました。
チーは捨て猫でした。
病気がひどく死にかけていたのを保護し
家猫として飼っています。
とても静かな猫で
他の猫と争うこともありません。
生まれつき目が悪いのですが
ちゃんと見えているようです。
プーは気難しい猫です。
自分の行きたい通り道に他の猫がいると
シャーと威嚇します。
こたつに入っている時も
他の猫を入れないよう
待ち構えて入ってくる猫を脅かします。
最終的には入れてあげるのですが
彼女の通過儀礼を受けないと入れないのです。
あわてて飛んできて仲裁に入るのはマックです。
いいお兄さんという感じで
おっとりとしているのですが
グルメな猫です。
自分の食べたい物しか食べません。
他の猫と同じものを食べさせようとした時は
ハンガーストライキをしてすっかり痩せてしまいました。
根負けして今は好きなものを与えています。
家猫はあー、チー、プー、マックの4匹であとは野良ネコです。
世話は娘夫婦の管轄です。
家の周りに来る野良ネコは雌には必ず、雄もできれば捕まえて避妊手術をしています。
漁港に捨てられる猫も多く、漁師さんも雌は捕まえて避妊手術をしています。
野良になった猫は3~5年でほとんどが死んでしまうといいます。
人間の都合で捨てられ怖い思いをしながらもたくましく生きていく猫たち。
すべての猫の面倒を見るわけにはいきませんが、
縁あって立ち寄る猫には食事をしてもらっています。
避妊手術を受けさせ、怖くて痛い思いもさせてしまったのですから、
せめて空腹を満たすくらいはしてあげたいと思っているのです。
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